JP3113979B2 - ピラーガーニッシュ成形体 - Google Patents

ピラーガーニッシュ成形体

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JP3113979B2
JP3113979B2 JP10129323A JP12932398A JP3113979B2 JP 3113979 B2 JP3113979 B2 JP 3113979B2 JP 10129323 A JP10129323 A JP 10129323A JP 12932398 A JP12932398 A JP 12932398A JP 3113979 B2 JP3113979 B2 JP 3113979B2
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裕 永井
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博幸 田嶌
文武 小林
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺のベース部
と、該ベース部の一側に沿ってインテグラルヒンジ結合
されたバッグ用扉部とを備え、ベース部の裏面に金属締
結座用ボスを備え、プラスチック材料で金属締結座用ボ
スも含めて一体射出成形されてなるピラーガーニッシュ
成形体に関する。
【0002】ここで金属締結として、ボルト(ねじ)締
結する場合を例にとり説明するがこれにリベット締結等
の他の金属締結する場合にも本発明は適用できる。
【0003】また、ピラーとして、フロントピラーを例
にとり説明するが、リアピラーの場合にも、本発明は適
用できる。
【0004】
【背景技術】自動車における昨今の乗員保護の高まりの
要求から、乗員の頭部を保護するサイドエアバッグ装置
が種々提案されている(特開平9−240409・31
5253号)。そして、それらのサイドエアバッグ装置
の概略は下記の通りである。
【0005】サイドエアバッグ装置は、インフレータと
エアバッグとを備えている。インフレータは、通常、格
納スペースとの関係からシリンダ状であり、フロントピ
ラーの車内側(インナーパネル)のドアベルトライン近
傍に取り付ける。エアバッグは、インフレータを接続す
るその筒状のエア流入口と、展開形状が略平行四辺形の
保護カーテン部とを備えている。そして、エアバッグ
は、保護カーテン部を長尺に折り畳んで、それぞれ車体
(ボディ)を構成部材であるフロントピラーからルーフ
サイドレールに渡って取り付ける。
【0006】そして、ピラーガーニッシュとして、先に
本発明者らは、下記のような概略構成を有するものを提
案した(特願平9−129617号、出願時未公開)。
【0007】ピラーガーニッシュは、通常、プラスチッ
ク材料で一体成形される成形部と、成形部の意匠側面に
被せる表皮部とからなり、成形部は、長尺のベース部
と、該ベース部の一側に沿ってインテグラルヒンジ結合
されたバッグ用扉部とを備えて、更に、ベース部の裏面
の両端にボルト締結座用ボスが形成されて、ねじ締結
(ボルト・ナット)による固着が可能とされている。
【0008】また、成形部(ガーニッシュ成形体)の成
形は、通常、バッグ用扉部の回動端側に複数のピンポイ
ントゲートを介して、プラスチック材料を射出成形金型
キャビティ内へ加圧注入(射出)して成形することが考
えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記ガーニッシュにお
いて、ルーフサイドレール側のボルト締結座用ボスボル
ト・ナットにより固くねじ締結され、エアバッグ装置作
動時に、ガーニッシュ成形体(成形部)に作用するエア
バッグの展開・膨出力を直接的に受け、当該展開・膨出
力に耐える強度を要求される。
【0010】そして、ガーニッシュ成形体(成形部)
は、生産性等の見地からインサートレスとした場合、成
形部を形成するプラスチック材料自体で強度・形態保持
性を担保する必要があるため、相対的に、曲げ・引張弾
性率等の高い材料で形成する必要がある。このため、バ
ッグ用扉部の開き抵抗強さが増大して、ボルト締結座用
ボスに作用する力(荷重)も相対的に増大する。開き抵
抗強さを小さくするためにインテグラルヒンジ部を薄肉
にすることも考えられるが、薄肉にすると成形部の全体
的な形態保持性が低下するとともに、バッグ用扉部が飛
散するおそれが発生する。
【0011】したがって、ボルト締結座用ボスを当該荷
重に耐える強度に増大させる必要がある。この要求に対
しては、ボルト締結座用ボスの径(肉厚)を大きくすれ
ば対応できる。しかし、ピラーガーニッシュ成形体の幅
は決まっているとともに、折り畳んだエアバッグの収納
空間を確保する必要があり、さらには、ワイヤハーネス
等の収納空間も確保するする必要があり、締結座用ボス
の径を大きくするには制限があり、設計の自由度が小さ
かった。
【0012】本発明は、上記にかんがみて、締結座用ボ
スの径を大きくせずに、締結座用ボスの耐力の増大を図
ることができるピラーガーニッシュ成形体を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、鋭意開発に努力をした結果、金属締
結座用ボスの耐力(破壊強度)は、金属締結座用ボスに
おける材料融合部位(ウエルド部)の融合強度に支配さ
れることを見出し、下記構成のピラーガーニッシュ成形
体に想到した。
【0014】長尺のベース部と、該ベース部の一側に沿
ってインテグラルヒンジ結合されたバッグ用扉部とを備
え、ベース部の裏面に金属締結座用ボスを備え、プラス
チック材料で金属締結座用ボスも含めて一体射出成形さ
れてなるピラーガーニッシュ成形体において、金属締結
座用ボスの周面にゲートの一つを位置させて射出成形さ
れてなることを特徴とする。
【0015】
【発明の作用・効果】本発明のピラーガーニッシュ成形
体は、上記の如く、ベース部の裏面に形成された金属締
結座用ボスの周面に射出成形用ゲートを位置させて射出
成形されてなることにより、下記のような作用・効果を
奏する。
【0016】金属締結座用ボスにおけるプラスチック材
料融合部(ウエルド部)の融合強度が、金属締結座用ボ
スの周面にゲートの一つを位置させたため、バッグ用扉
部の先端にゲートを位置させて射出成形をする場合に比
して増大する。即ち、金属締結座用ボスにおける材料融
合部の融合温度が、ゲートに近くて高い(射出材料温度
に近い)ため、該材料融合部の融合状態が良好となるた
めである。
【0017】よって、本発明のピラーガーニッシュ成形
体は、金属締結座用ボスの径を大きくせずに、締結座用
ボスの耐力の増大を図ることができ、当然、ガーニッシ
ュ成形体の設計の自由度も増大する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図例に基づ
いて、説明をする。
【0019】図1はピラーガーニッシュ成形体の装着態
様側面図、図2は同じくピラーガーニッシュ成形体(成
形部)の背面概略斜視図、図3〜5は、それぞれ、図1
・2の3−3線、4−4線、5−5線の各部位における
本実施形態のガーニッシュ成形体の装着態様拡大断面図
である。なお、各図における、図符号「D」は、ドア体
を示す。
【0020】本実施形態を適用するサイドエアバッグ装
置12は、インフレータ14とエアバッグ16とを備え
ている。インフレータ14は、通常、格納スペースとの
関係からシリンダ状であり、フロントピラー18の車内
側(インナーパネル)のドアベルトラインBL近傍に取
り付ける。エアバッグ16は、インフレータ14を接続
するその筒状のエア流入口22と、展開形状が略平行四
辺形の保護カーテン部24とを備えている。そして、エ
アバッグ16は、保護カーテン部24を長尺に折り畳ん
で、それぞれ車体(ボディ)を構成部材であるフロント
ピラー18からルーフサイドレール26に渡って取り付
ける。そして、保護カーテン部24には、表裏結合部2
4aが複数箇所形成されている。エアバッグ16の展開
・膨出時、外力により保護カーテン部24が車幅方向に
逃げないようにするためである。
【0021】ここで、ピラーガーニッシュ28は、本実
施形態では、プラスチック材料で一体成形される成形部
32と、成形部の意匠側面に被せる表皮部34とからな
り、成形部32は、長尺のベース部36と、該ベース部
36の一側に沿ってインテグラルヒンジ37結合された
バッグ用扉部38とを備えて、更に、ベース部36の裏
面には取付手段を備えている。該取付手段は、ドアベル
トラインBL側からルーフサイドレール26側に向かっ
て、3種の異なるそれぞれ一体化された固着手段、即
ち、抜止め金具42、係止クリップ44及びボルト締結
座用ボス46からなるものである。ピラーガーニッシュ
28のフロントピラー18に対する取付作業性を良好と
し、また、エアバッグ作動時における、エアバッグの飛
び出しを迅速・円滑にする見地からバッグ用飛び出し口
の開口量を相対的に増大させるとともに、ピラーガーニ
ッシュ28のフロントピラー18からの離脱(部分離
脱)を確実に防止するためである。
【0022】本実施形態のピラーガーニッシュ28の成
形部(成形体)32は、長尺のベース部36と、該ベー
ス部36の一側に沿ってインテグラルヒンジ37結合さ
れたバッグ用扉部38とを備えている。そして、ベース
部36の裏面に金属締結座用ボス46を備え、プラスチ
ック材料で金属締結座用ボス46も含めて一体射出成形
されてなる。
【0023】金属締結座用ボス46は、図3に示す如
く、ボルト締結座用ボス(以下「締結座用ボス」)であ
る。具体的には、締結座用ボス46は、ねじ締結力を得
るために、成形後、金属製のフランジ50a付のスリー
ブ50が打ち込まれて、ねじ締結力を金属/金属接触で
受け可能となっている。更に、ねじ頭(ボルト頭)53
を、ピラーガーニッシュ28の意匠面から突出させない
ために、締結座用ボス46の元部側はねじ頭収納凹部5
4を備える。そして、ねじ締結後、ボルト頭53を隠蔽
するために、ねじ頭収納凹部54を閉じる、意匠キャッ
プ56が取付可能となっている。
【0024】また、成形部32は、必然的ではないが、
成形後、表皮部34を接着等の手段で被せて、ピラーガ
ーニッシュ28とする。
【0025】ここで、成形部32は、締結座用ボス46
の周面に射出成形用ゲート63の一つを位置させて射出
成形を行う(図6参照)。他のゲートは、前述の如く、
バッグ用扉部38の長手方向に沿う縁部に形成しても良
いが、それぞれ、抜止め金具用ボス48、クリップ用ボ
ス45に形成しても勿論良い。こうした方が、各ボス強
度も担保できて望ましい。
【0026】具体的には、締結座用ボス46を成形する
部位が、図6に示すような断面構造を備えた成形用金型
Mを用いて成形をする。図例では、締結座用ボス46の
中間高さ位置にゲート63を位置させている。のためで
ある。なお、ゲート位置は、図例より、元部側でも、先
端側でも良い。
【0027】固定型58と可動型60とを備え、可動型
60はスライドコア61を備え、ゲート63を切断可能
となっている。また、固定型58側からスリーブ用穴形
成用のポスト58aが突出している。
【0028】そして、該成形用金型Mのキャビティ64
に、ランナ62、ゲート63を介してプラスチック材料
を加圧注入(射出)して、冷却固化ないしは加熱硬化し
たなら、スライドコア61を移動させてゲート部63を
切断した後、可動型60を移動させ、型開きを行い、固
定型58から成形体(成形部)32を離型する。このと
き、締結座用ボス46には、ゲートから直接的に注入さ
れるため、プラスチック材料は、ほとんど冷却固化(又
は加熱硬化)の進行が始まる前に融合し、材料融合状態
が良好である。したがって、締結座用ボスの融合強度
は、他の一般部強度と変わらない。
【0029】上記プラスチックとしては、通常のガーニ
ッシュに要求される形態保持性(剛性)を付与できるポ
リオレフィン系やポリスチレン系の熱可塑性エラストマ
ー(TPO)が望ましいが、ポリウレタン、不飽和ポリ
エステル等の熱硬化性プラスチックであっても良い。ガ
ーニッシュに要求される形態保持性を担保可能な剛性率
の範囲は、曲げ弾性率(ASTM D 790)で400〜110
0MPa、望ましくは、700〜900MPaである。
【0030】上記締結座用ボス46には、前述の如く、
フランジ50a付のスリーブ50を成形後、打ち込む。
【0031】なお、本実施形態では、前述の如く、上記
締結座用ボス46の他に、他の二種の固定手段がガーニ
ツシュ本体32のベース部36の裏面に形成されてい
る。即ち、ドアベルトライン側に向かって、係止クリッ
プ44及び抜止め金具42が形成されている。
【0032】係止クリップ44は、図2・4に示す如く
錨形であり、特に限定されないが、図例では、クリップ
用ボス45から突出して一体射出成形されている。
【0033】抜止め金具42は、図2・5に示す如く、
抜止め金具用ボス48にインサート成形されて一体化さ
れている。抜止め金具42は、大径のインサート板部4
2aと、小径の係止頭部42bと、両者を連結する軸部
42cとからなる。
【0034】本実施形態の成形部32の意匠面側には、
加飾表皮部34を被せてガーニッシュ28とする。ここ
で、加飾表皮部34を形成する加飾シートとしては、特
に限定されないが、車内の他の内装品と調和するもので
あれば、ファブリック、レザー、印刷軟質シート等任意
である。加飾シートの肉厚は、通常、0.5〜5mmとす
る。
【0035】こうして調製したガーニッシュ28は、下
記のようにして車体を構成するフロントピラー18に取
付ける。
【0036】ここで、フロントピラー18は、基本的
に、インナーパネル18aとアウタパネル18b、更に
はリーンフォース18cで形成されている。ピラー18
には、上記抜止め金具42、係止クリップ44及びボル
ト締結座用ボス46に対応させて、金具係止孔64、ク
リップ係止孔66、ナット座用孔68をそれぞれ備えて
いる。金具係止穴64は、図7に示すような下端側に広
幅挿入部64aとされた鍵穴状のものである。クリップ
係止穴66は、クリップが挿入可能でかつアンダーカッ
ト止め可能な丸穴である。更に、ナット座用孔68位置
のインナパネル18aの裏面にウエルドナット70が固
着されている。
【0037】予め、折り畳んだエアバッグ16を、車体
(サイドメンバ)を構成するフロントピラー18からル
ーフサイドレール26に沿って取付ける。具体的には、
エアバッグ16は折畳み後、エアバッグ16はその折り
畳み形状をストラップ72等で仮保持する(図8参
照)。そして、折り畳まれストラップ72で形状保持さ
れたエアバッグ16の上縁に沿って複数箇所で形成され
た取付代16aを介して、フロントピラー18及びルー
フサイドレール26の各インナパネルにねじ止めして取
付ける(図1参照)。
【0038】また、必要に応じて、フロントピラー18
及びルーフサイドレール26の、金具係止穴64、クリ
ップ係止穴66、ナット座用穴68を結ぶ線の上側、即
ち、エアバッグ取付側と反対側には、ワイヤハーネス7
4等を配線しておく。
【0039】この状態で、抜け止め金具42の係止頭部
42bを金具係止穴64の広幅挿入部64aに挿入後、
ルーフサイドレール26側へピラーガーニッシュ28を
引張りながら、係止クリップ44をクリップ係止穴66
に押し込み、更に、ボルト締結座用ボス46をウェルド
ナット70に対応させて、ボルト52をウエルドナット
70にねじ込んで(ねじ締結して)、ピラーガーニッシ
ュ28をフロントピラー18に固定する。そして、取付
を完了する。このときボルト52のボルト頭部53は、
スリーブ50と金属接触可能に下段座部53aを備える
とともに、意匠キャップ56を係止可能に上段座部53
bを備えている。そして、ボルト締結後、意匠キャップ
56を、そのバネ脚部56aを上段座部53bに係止さ
せて、ねじ頭収納凹部54に取付ける。
【0040】最後に、フロントピラー18とピラーガー
ニッシュ28のバッグ用扉部38との隙間を塞ぐための
トリム部79を備えたドアウェザストリップ80をフロ
ントピラー18の板金フランジ部19に取付ける。
【0041】なお、ルーフサイドレール26に取り付け
たエアバッグ16は、天井ボード30の側縁部で被覆さ
れるようになっている。
【0042】こうして、ピラーガーニッシュ28は、折
り畳み状態の長尺のエアバッグ16を、フロントピラー
18のインナパネル18aとの間で収納する結果とな
る。そして、エアバッグ装置12の作動時、インフレー
タ14から流入するガスによりエアバッグ16が展開・
膨出する。このエアバッグ16の展開・膨出力により、
成形部32の扉部が開こうとする。このとき、成形部3
2の曲げ剛性は、相対的に高いため、インテグラルヒン
ジ部37の曲げ抵抗も相対的に大きい。このため、エア
バッグ16の展開・膨出力がピラーガーニッシュ28の
裏面に作用し、係止クリップ44の係止脚部44aのフ
ロントピラー18に対する係止が解除されて、ピラーガ
ーニッシュ28の中央部が両端が固定されたまま浮き上
がり、同時に、バッグ用扉部38も強制回動されて開
き、迅速・円滑にエアバッグは飛び出してカーテン状に
展開・膨出する。このとき、ガーニッシュ28のルーフ
サイドレール26側は、ねじ固定されて動かないため、
ベルトラインBL側の金具係止穴64の小幅係止部64
b側へ移動して、抜止め金具42の係止頭部42bが金
具係止穴64から外れることはない。したがって、ピラ
ーガーニッシュ28は、扉部の強制回動により形成され
るエアバッグ16の飛び出し口の開口量は、バッグ用扉
部38だけが開く場合より大きくなり、エアバッグ16
がより円滑に展開・膨出する。
【0043】このエアバッグ装置の作動時に、締結座用
ボス46に最大の荷重が作用するが、前述の如く、締結
座用ボス46の材料融合部位の融合は材料注入直後の材
料射出温度に近い高温で行われているため良好であり、
融合部の強度は非融合部(一般部)と変わらず、十分な
耐力を有する。
【0044】ここでは、ピラーガーニッシュが、成形体
(成形部)の意匠面が表皮部34で被覆されているもの
を例に採り説明したが、成形体のみ、ないし、絵付け成
形体又は塗装成形体にも本発明は適用可能である。
【0045】なお、本締結座用ボス46は、ピラーガー
ニッシュ成形体の一端に形成してあるが、前述の如く、
両端に形成してもよい。この場合も、勿論、金属締結座
用ボスの周面に射出成形用ゲートを位置させて射出成形
をする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるピラーガーニッシュ
成形体の装着態様側面図
【図2】同じく背面概略斜視図
【図3】図1・2の3−3線部位拡大断面図
【図4】図1・2の4−4線部位拡大断面図
【図5】図1・2の5−5線部位拡大断面図
【図6】本発明の成形部における締結座ボス位における
金型図
【図7】フロントピラーに形成する抜止め金具係止孔の
平面図
【図8】折り畳み後のエアバッグの形状保持の一態様を
示す断面図
【符号の説明】
12 サイドエアバッグ装置 14 インフレータ 16 エアバッグ 18 フロントピラー 26 ルーフサイドレール 28 ピラーガーニッシュ成形体 32 成形部(ガーニッシュ成形体) 34 加飾表皮部 36 ベース部 37 インテグラルヒンジ 40 取付手段 46 ボルト締結座用ボス(金属締結座用ボス) 50 スリーブ 52 ボルト BL ベルトライン
フロントページの続き (72)発明者 戸谷 千春 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 田嶌 博幸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 小林 文武 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 石山 広志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−293850(JP,A) 特開 平5−293851(JP,A) 特開 平5−77278(JP,A) 特開 平11−301400(JP,A) 特開 平9−315253(JP,A) 特開 平9−240409(JP,A) 国際公開98/19893(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/20 B60R 21/16 B60R 21/22 B29C 45/26 B29C 45/16 B29C 45/14 B60R 13/02 B29L 31:30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のベース部と、該ベース部の一側に
    沿ってインテグラルヒンジ結合されたバッグ用扉部とを
    備え、 前記ベース部の裏面に金属締結座用ボスを備え、プラス
    チック材料で金属締結座用ボスも含めて射出成形されて
    なるピラーガーニッシュ成形体において、 前記金属締結座用ボスの周面に射出成形用ゲートの一つ
    を位置させて射出成形されてなることを特徴とするピラ
    ーガーニッシュ成形体。
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JP4666328B2 (ja) * 2001-02-14 2011-04-06 株式会社イノアックコーポレーション カーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造

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