JPH0532960U - 電気温風機の安全装置 - Google Patents

電気温風機の安全装置

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JPH0532960U
JPH0532960U JP8811791U JP8811791U JPH0532960U JP H0532960 U JPH0532960 U JP H0532960U JP 8811791 U JP8811791 U JP 8811791U JP 8811791 U JP8811791 U JP 8811791U JP H0532960 U JPH0532960 U JP H0532960U
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JP
Japan
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heater
warm air
air
chamber
blower
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Application number
JP8811791U
Other languages
English (en)
Inventor
聖治 山田
Original Assignee
株式会社トヨトミ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気温風機の温風出口を塞ぐなどの障害物の
存在を敏感に温度過昇防止装置に伝える安全装置に関す
る。 【構成】 電気温風機のヒータホルダ4の外側適所に前
部通気孔4aと後部通気孔4bとを設けた室6を設け、
この室6内に温度過昇防止装置9を収容する。該室6の
前部通気口4aを電気温風機の温風出口1側に開口し、
後部通気口8を送風機3の給気口3aに連なる温風機枠
体10内に開口することにより、通常は温風の流れに巻
き込まれて空気が後部通気孔8から前部通気孔7に向か
って流れ、温度過昇防止装置9をこの空気流によって常
に冷却する。また障害物が温風出口1を邪魔した時は、
温風がスムーズ室内へ流入できず、前部通気孔7から室
6内を通って後部通気孔8に流れ、温度過昇防止装置9
を素早く作動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、正特性サーミスタなどのヒータを発熱体として用いる電気温風機 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放熱板を備えた導電体により、セラミックを素材とする正特性サーミスタの両 側を挟着し、該放熱板に電極を取り付けて発熱体を構成したヒータは、電気温風 機に用いられて大衆商品として普及してきている。
【0003】 この種の電気温風機は正特性サーミスタの特性から、過熱時は高抵抗になって 通電量が減少する安全性が高いものであるが、電気温風機の温風出口を障害物( 家具、布団、タオル等)で塞いだり、温風出口を下にして転倒したような、ヒー タに空気流がある状態では通電量が下がらず、温風機の内部温度が上がり、火災 等の危険がある。
【0004】 正特性サーミスタで構成したヒータは完全に空気流が止まれば、温度上昇がな いので安全性が高いが、上記のように少しでも隙間があって空気流があると発熱 を続けるので、そのため温度上昇を感知して機器をOFFする温度過昇防止装置 を付設する構造が一般的で、二重の安全装置を備えている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ヒータ付近に取り付ける温度過昇防止装置は、感知温度を低くして敏 感にするとヒータの発熱を直接受けて誤作動が多いのであまり低く出来ず、結局 枠体内部で、摂氏120度位の異常温度を感知して電源をカットする温度ヒュー ズによって異常事態に備えることが行なわれている。このためコストが高くつく 欠点があり、また異常温度で温度ヒューズが切れるとこの温度ヒューズを交換し ないと再使用できない不便さがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、障害物の存在によってこの異常をを敏感に温度過昇防止装置に伝え る構造としたものである。即ち、電気温風機の温風出口1に連なる風路2を設け 、該風路2内には、送風機3と、ヒータホルダ4で保持したヒータ5とを設け、 該ヒータ5を保持するヒータホルダ4の外側適所に、前部通気口7と後部通気口 8を前後に有する室6を設け、該室6内に温度過昇防止装置9を装置すると共に 、室6の前部通気口7を温風出口1側に開口し、後部通気口9を送風機3の給気 口3aに連なる温風機枠体10内に開口したものである。
【0007】 また、ヒータ3を保持するヒータホルダ4は、温度過昇防止装置5を狭持する べく前部ヒータホルダ4aと後部ヒータホルダ4bに分割し、かつ前部ヒータホ ルダ4aの先端を温風出口1まで伸ばし、この延長部の途中に前部通気口7を穿 ったものである。
【0008】
【作用】
次に、本考案に係る電気温風機の作用について説明すると、送風機3を回転し てヒータ5に通電すると、送風機3により作られる風は風路2を経て発熱したヒ ータ5を通過し、ヒータ5の熱を奪って温風に変え温風出口1を経て温風機の枠 体10外へ送り出され、暖房、乾燥などに供されるものである。
【0009】 そして、温度過昇防止装置9を収容する室6には前部通気口7と後部通気孔8 を設けており、前部通気孔7はヒータ5の温風出口1側に開口しているので温風 の流れに巻き込まれて空気は後部通気孔8から前部通気孔7に向かって流れ、温 度過昇防止装置9はこの空気流によって常に冷却されている。
【0010】 また、万一電気温風機の全面に家具などの障害物が位置したり、布団・タオル などがかかって温風の進路を邪魔した時は、温風がスムーズに前部通気口1から 室内へ流入できず、前部通気孔7から後部通気孔8に流れ、送風機3の給気孔3 aに吸い込まれるので室6内の温度が上昇し、温度過昇防止装置9が所定の温度 を感知して安全作動をするものである。
【0011】 また、ヒータ3を保持するヒータホルダ4は、前部ヒータホルダ4aと後部ヒ ータホルダ4bとで構成して温度過昇防止装置9を狭持する室6を形成し、かつ 、前部ヒータホルダ4aの先端を温風出口1まで伸ばすと共に、この延長部の途 中に前部通気口7を穿ったから、前部通気孔7・室6・後部通気孔8が夫々一体 に形成できたものである。
【0012】
【実施例】
以下実施例を示す本考案品の全体図により構成を説明すると、1は電気温風機 の正面に設けた温風出口、2は温風出口1に連絡する風路、3は風路2の端に取 り付けたモータ付き送風機で、送風機3の吸入孔3aは電気温風機の枠体10内 に開口してある。5は正特性サーミスタで形成したヒータ、4はヒータ5の外周 を挟着保持するヒータホルダで、該ヒータホルダ4は前部ヒータホルダ4aと後 部ヒータホルダ4bとで分割形成し、間に前記ヒータ5を挟着している。
【0013】 6はヒータホルダ4の外側の適所に設けた室、7は温風出口1側に開口した室 6の前部通気口、8は送風機3の給気口3aに連なる温風機枠体10内に開口し た後部通気口9であり、前部ヒータホルダ4aの先端を温風出口1まで伸ばし、 この延長部の途中に前部通気口7が開口している。
【0014】 9は異常を感じた時に安全作動を行なう温度過昇防止装置で、この温度過昇防 止装置9は摂氏100度前後の一定温度以上を感知したときヒータ5の通電を停 止し、温度が低下すれば再び運転が可能な自動復帰形を用いている。
【0015】 11は電気温風機の操作スイッチ、12は枠体1の側壁に開けた空気供給孔で あり、この空気供給孔11から入った空気が送風機3の給気孔3aに吸い込まれ る。
【0016】
【考案の効果】
以上の構成・作用よりなる本考案は、温度過昇防止装置9を収容した室6が常 に空気流によって冷却されており、万一電気温風機の全面に家具などの障害物が 位置したり、布団・タオルなどがかかって温風の進路を邪魔した時は、温風が逆 流して室6内の温度が上昇するものであり、正常時と異常時の温度差を大きくと ることができ、温度過昇防止装置9が所定の温度を素早く感知して確実に安全作 動ができるようになったものである。
【0017】 また、通常は空気流によって温度過昇防止装置9が冷却されているから、ヒー タホルダなどの高温を伝熱により感知する従来のものより、感知温度を低くでき るようになり、素早く異常を感知して安全性を向上させたものである。
【0018】 また、ヒータ3を保持するヒータホルダ4は、夫々一体に形成できたから、ヒ ータホルダ4が簡単に製造できるようになり、コストダウンにつながるものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の全体構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 温風出口 2 風路 3 送風機 3a 送風機の給気孔 4 ヒータホルダ 4a 前部ヒータホルダ 4b 後部ヒータホルダ 5 ヒータ 6 室 7 前部通気口 8 後部通気口 9 温度過昇防止装置 10 枠体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気温風機の温風出口1に連なる風路2
    を設け、該風路2内には、送風機3と、ヒータホルダ4
    で保持したヒータ5とを設け、該ヒータ5を保持するヒ
    ータホルダ4の外側適所に、前部通気口7と後部通気口
    8を前後に有する室6を設け、該室6内に温度過昇防止
    装置9を装置すると共に、室6の前部通気口7を温風出
    口1側に開口し、後部通気口9を送風機3の給気口3a
    に連なる温風機枠体10内に開口してなる電気温風機の
    安全装置。
  2. 【請求項2】 ヒータ3を保持するヒータホルダ4は、
    温度過昇防止装置5を狭持するべく前部ヒータホルダ4
    aと後部ヒータホルダ4bに分割し、かつ前部ヒータホ
    ルダ4aの先端を温風出口1まで伸ばし、この延長部の
    途中に前部通気口7を穿ってなる請求項1記載の電気温
    風機の安全装置。
JP8811791U 1991-09-30 1991-09-30 電気温風機の安全装置 Pending JPH0532960U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047602A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Rinnai Corp 温風暖房機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219157B2 (ja) * 1972-06-01 1977-05-26
JPS607560B2 (ja) * 1980-06-26 1985-02-25 三菱重工業株式会社 廃水の処理方法

Patent Citations (2)

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