JPH05328982A - クレゾール異性体混合物から異性体を分離する方法 - Google Patents
クレゾール異性体混合物から異性体を分離する方法Info
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- JPH05328982A JPH05328982A JP14424192A JP14424192A JPH05328982A JP H05328982 A JPH05328982 A JP H05328982A JP 14424192 A JP14424192 A JP 14424192A JP 14424192 A JP14424192 A JP 14424192A JP H05328982 A JPH05328982 A JP H05328982A
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- mixture
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の多段蒸留や、圧力晶析法によって分離し
ていたo−,m−,p−クレゾール異性体の分離を、省
エネルギー的な微生物を用いた方法により、安価に分離
する方法。 【構成】微生物を用いて、o−,m−,p−クレゾール
各異性体の混合物からp−クレゾールをp−ヒドロキシ
安息香酸にして、o−,m−クレゾール異性体を分離す
るクレゾール異性体混合物から異性体を分離する方法。
例えば、シュードモナス属細菌および/またはエンテロ
バクター属細菌を用いて、前記微生物の菌体を培養して
増殖させた後、前記各異性体の混合物を添加して培養を
継続するか、増殖後、菌体を回収し、前記各異性体の混
合物を添加した培地に移植し、あるいはさらにその後、
間欠的にまたは連続的に混合物を添加して、o−,m−
クレゾール異性体を分離する方法。
ていたo−,m−,p−クレゾール異性体の分離を、省
エネルギー的な微生物を用いた方法により、安価に分離
する方法。 【構成】微生物を用いて、o−,m−,p−クレゾール
各異性体の混合物からp−クレゾールをp−ヒドロキシ
安息香酸にして、o−,m−クレゾール異性体を分離す
るクレゾール異性体混合物から異性体を分離する方法。
例えば、シュードモナス属細菌および/またはエンテロ
バクター属細菌を用いて、前記微生物の菌体を培養して
増殖させた後、前記各異性体の混合物を添加して培養を
継続するか、増殖後、菌体を回収し、前記各異性体の混
合物を添加した培地に移植し、あるいはさらにその後、
間欠的にまたは連続的に混合物を添加して、o−,m−
クレゾール異性体を分離する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、o−,m−,p−クレ
ゾール異性体混合物から微生物学的方法によりo−,m
−,p−クレゾール各異性体を分離する方法に関する。
さらに詳しく述べると、本発明は、o−,m−,p−ク
レゾール異性体混合物に、シュードモナス属またはエン
テロバクター属に属する細菌あるいはその混合物を作用
させて、p−クレゾールをp−ヒドロキシ安息香酸に選
択的に変換して、p−クレゾールのみを沸点の離れたp
−ヒドロキシ安息香酸とし、o−,m−クレゾールを分
離する異性体混合物から異性体を分離する方法に関す
る。
ゾール異性体混合物から微生物学的方法によりo−,m
−,p−クレゾール各異性体を分離する方法に関する。
さらに詳しく述べると、本発明は、o−,m−,p−ク
レゾール異性体混合物に、シュードモナス属またはエン
テロバクター属に属する細菌あるいはその混合物を作用
させて、p−クレゾールをp−ヒドロキシ安息香酸に選
択的に変換して、p−クレゾールのみを沸点の離れたp
−ヒドロキシ安息香酸とし、o−,m−クレゾールを分
離する異性体混合物から異性体を分離する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、クレゾールのo−,m−,p−各
異性体をそれらの混合物から分離する方法として、蒸留
法を用いると、各異性体の間で沸点が非常に近いため
(o−クレゾール 191.0℃、m−クレゾール 2
02.2℃、p−クレゾール 201.9℃)、分離が
難しく、多くのエネルギーを消費してきた。特に、m−
クレゾールとp−クレゾールの蒸留による分離は極めて
困難で、o−クレゾールを低沸点で初留として分離して
も、さらに高段数による精密な蒸留分離が必要であった
り、あるいはm−クレゾール、p−クレゾールをスルホ
ン化した後、水蒸気分解により、まず分離しやすいm−
クレゾールを分離し、最後にp−クレゾールを得る方法
や、または、m−クレゾールとp−クレゾール混合物を
約1,000kg/cm2 の高圧で加圧する圧力晶析法
によって分離する方法などが行われてきた。しかし、い
ずれもエネルギー消費量が大きく、経費がかかり高価な
分離方法が行われているのが現状である。
異性体をそれらの混合物から分離する方法として、蒸留
法を用いると、各異性体の間で沸点が非常に近いため
(o−クレゾール 191.0℃、m−クレゾール 2
02.2℃、p−クレゾール 201.9℃)、分離が
難しく、多くのエネルギーを消費してきた。特に、m−
クレゾールとp−クレゾールの蒸留による分離は極めて
困難で、o−クレゾールを低沸点で初留として分離して
も、さらに高段数による精密な蒸留分離が必要であった
り、あるいはm−クレゾール、p−クレゾールをスルホ
ン化した後、水蒸気分解により、まず分離しやすいm−
クレゾールを分離し、最後にp−クレゾールを得る方法
や、または、m−クレゾールとp−クレゾール混合物を
約1,000kg/cm2 の高圧で加圧する圧力晶析法
によって分離する方法などが行われてきた。しかし、い
ずれもエネルギー消費量が大きく、経費がかかり高価な
分離方法が行われているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、常温
・常圧で進行する経済的な微生物による物質の変換法を
利用して、o−,m−,p−クレゾール異性体混合物中
のp−クレゾールを高選択的に種々の原料として有用な
p−ヒドロキシ安息香酸に変換することにより、クレゾ
ールの各異性体を省エネルギー的に分離する方法を提供
することにある。
・常圧で進行する経済的な微生物による物質の変換法を
利用して、o−,m−,p−クレゾール異性体混合物中
のp−クレゾールを高選択的に種々の原料として有用な
p−ヒドロキシ安息香酸に変換することにより、クレゾ
ールの各異性体を省エネルギー的に分離する方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、沸点が近
似しているクレゾールの各異性体混合物からo−,m
−,p−クレゾール異性体をそれぞれ分離するために、
微生物による省エネルギー的な方法によって、混合物中
のp−クレゾールのみをp−ヒドロキシ安息香酸に変換
して沸点を変化させ、沸点の近いm−クレゾールとp−
クレゾールを蒸留や圧力晶析法によらないで、効率的で
省エネルギー的に分離する方法を見出だし、本発明を完
成した。
似しているクレゾールの各異性体混合物からo−,m
−,p−クレゾール異性体をそれぞれ分離するために、
微生物による省エネルギー的な方法によって、混合物中
のp−クレゾールのみをp−ヒドロキシ安息香酸に変換
して沸点を変化させ、沸点の近いm−クレゾールとp−
クレゾールを蒸留や圧力晶析法によらないで、効率的で
省エネルギー的に分離する方法を見出だし、本発明を完
成した。
【0005】すなわち、本発明は、微生物を用いて、o
−,m−,p−クレゾール各異性体の混合物からp−ク
レゾールをp−ヒドロキシ安息香酸にして、o−,m−
クレゾール異性体を分離するクレゾール異性体混合物か
ら異性体を分離する方法を提供する。また、前記微生物
がシュードモナス属細菌および/またはエンテロバクタ
ー属細菌である、クレゾール異性体混合物から異性体を
分離する方法を提供する。さらに、前記微生物が、Pseu
domonas aeruginosa(シュードモナス・エルギノーザ)
KS−0181株、Pseudomonas putida(シュードモナ
ス・プチダ)KS−0180株、Pseudomonas putida
(シュードモナス・プチダ)KS−0160株から選ば
れる少なくとも1つである、クレゾール異性体混合物か
ら異性体を分離する方法を提供する。また、前記微生物
の菌体を培養して増殖させた後、前記o−,m−,p−
クレゾール各異性体の混合物を添加して培養を継続し、
p−クレゾール異性体をp−ヒドロキシ安息香酸に選択
的に変換する、クレゾール異性体混合物から異性体を分
離する方法を提供する。また、前記微生物の菌体を培養
して増殖させた後、菌体を回収し、前記o−,m−,p
−クレゾール各異性体の混合物を該菌体の静止菌体反応
によって、クレゾール異性体混合物から異性体を分離す
る方法を提供する。また、前記o−,m−,p−クレゾ
ール各異性体の混合物を間欠的または連続的に、前記微
生物の培地に添加する、クレゾール異性体混合物から異
性体を分離する方法を提供する。
−,m−,p−クレゾール各異性体の混合物からp−ク
レゾールをp−ヒドロキシ安息香酸にして、o−,m−
クレゾール異性体を分離するクレゾール異性体混合物か
ら異性体を分離する方法を提供する。また、前記微生物
がシュードモナス属細菌および/またはエンテロバクタ
ー属細菌である、クレゾール異性体混合物から異性体を
分離する方法を提供する。さらに、前記微生物が、Pseu
domonas aeruginosa(シュードモナス・エルギノーザ)
KS−0181株、Pseudomonas putida(シュードモナ
ス・プチダ)KS−0180株、Pseudomonas putida
(シュードモナス・プチダ)KS−0160株から選ば
れる少なくとも1つである、クレゾール異性体混合物か
ら異性体を分離する方法を提供する。また、前記微生物
の菌体を培養して増殖させた後、前記o−,m−,p−
クレゾール各異性体の混合物を添加して培養を継続し、
p−クレゾール異性体をp−ヒドロキシ安息香酸に選択
的に変換する、クレゾール異性体混合物から異性体を分
離する方法を提供する。また、前記微生物の菌体を培養
して増殖させた後、菌体を回収し、前記o−,m−,p
−クレゾール各異性体の混合物を該菌体の静止菌体反応
によって、クレゾール異性体混合物から異性体を分離す
る方法を提供する。また、前記o−,m−,p−クレゾ
ール各異性体の混合物を間欠的または連続的に、前記微
生物の培地に添加する、クレゾール異性体混合物から異
性体を分離する方法を提供する。
【0006】o−,m−,p−クレゾール異性体混合物
を分離する方法を以下に詳細に説明する。本発明の方法
に使用する細菌菌株は、シュードモナス属に属する細菌
およびエンテロバクター属に属する細菌の内、p−クレ
ゾールをp−ヒドロキシ安息香酸に微生物学的に変換す
る能力を有する菌体を包含する。前記菌体は、土壌中か
ら通常の菌体分離の方法によって、新たに分離してもよ
いが、下記の菌体を工業技術院微生物工業技術研究所、
特にIFO株については、財団法人発酵研究所(大阪
市)から入手することができる。
を分離する方法を以下に詳細に説明する。本発明の方法
に使用する細菌菌株は、シュードモナス属に属する細菌
およびエンテロバクター属に属する細菌の内、p−クレ
ゾールをp−ヒドロキシ安息香酸に微生物学的に変換す
る能力を有する菌体を包含する。前記菌体は、土壌中か
ら通常の菌体分離の方法によって、新たに分離してもよ
いが、下記の菌体を工業技術院微生物工業技術研究所、
特にIFO株については、財団法人発酵研究所(大阪
市)から入手することができる。
【0007】シュードモナス属としては、平成4年3月
17日付で寄託されたシュードモナス・プチダ(Pseudo
monas pitida) KS−0180株(微工研菌寄第128
80号)、平成4年3月17日付で寄託されたシュード
モナス・プチダ(Pseudomonas pitida) KS−0160
株(微工研菌寄第12879号)および平成4年3月1
7日付で寄託されたシュードモナス・エルギノーザ(Ps
eudomonas aeruginosa) KS−0181株(微工研菌寄
第12881号)が挙げられ、エンテロバクター属とし
ては、エンテロバクター・クロッカエ(Enterobactor c
loacae) IFO 13535株が挙げられる。
17日付で寄託されたシュードモナス・プチダ(Pseudo
monas pitida) KS−0180株(微工研菌寄第128
80号)、平成4年3月17日付で寄託されたシュード
モナス・プチダ(Pseudomonas pitida) KS−0160
株(微工研菌寄第12879号)および平成4年3月1
7日付で寄託されたシュードモナス・エルギノーザ(Ps
eudomonas aeruginosa) KS−0181株(微工研菌寄
第12881号)が挙げられ、エンテロバクター属とし
ては、エンテロバクター・クロッカエ(Enterobactor c
loacae) IFO 13535株が挙げられる。
【0008】本発明の方法で使用する細菌菌株の培養の
ための培地としては、通常の細菌用培地を使用してもよ
い。この時に用いる培地は、培地成分として、適当な炭
素源、窒素源および無機塩などを含有しうる。
ための培地としては、通常の細菌用培地を使用してもよ
い。この時に用いる培地は、培地成分として、適当な炭
素源、窒素源および無機塩などを含有しうる。
【0009】炭素源としては、本発明の菌株が利用でき
る任意の炭素源を使用できる。かかる炭素源として利用
できる有機物には、グリセリンなどの有機化合物、グル
コース、フラクトースなどの炭水化物、オリーブ油、大
豆油などの脂質、メタノール、エタノールなどのアルコ
ール、コーンスティープリカー、廃糖蜜などの農産物抽
出・精製残渣、あるいはマロン酸、クエン酸などの有機
酸が例示できる。さらに、本発明の菌株が利用し得る1
種または2種以上の炭素化合物を任意に炭素源として利
用できる。炭素源の含有量は、炭素源の種類によっても
異なるが、培地中2〜10重量%以上であるのが好まし
い。
る任意の炭素源を使用できる。かかる炭素源として利用
できる有機物には、グリセリンなどの有機化合物、グル
コース、フラクトースなどの炭水化物、オリーブ油、大
豆油などの脂質、メタノール、エタノールなどのアルコ
ール、コーンスティープリカー、廃糖蜜などの農産物抽
出・精製残渣、あるいはマロン酸、クエン酸などの有機
酸が例示できる。さらに、本発明の菌株が利用し得る1
種または2種以上の炭素化合物を任意に炭素源として利
用できる。炭素源の含有量は、炭素源の種類によっても
異なるが、培地中2〜10重量%以上であるのが好まし
い。
【0010】窒素源としては、特に限定されないが、硫
酸アンモニウム、硝酸アンモニウムなどの無機窒素化合
物、およびペプトン、酵母エキスなどの有機窒素源が利
用できる。有機窒素化合物を用いた場合、これには炭素
も含まれているので、別の炭素源は必ずしも必要でな
い。
酸アンモニウム、硝酸アンモニウムなどの無機窒素化合
物、およびペプトン、酵母エキスなどの有機窒素源が利
用できる。有機窒素化合物を用いた場合、これには炭素
も含まれているので、別の炭素源は必ずしも必要でな
い。
【0011】無機塩類としては、各種の硫酸塩、リン酸
塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネ
シウム塩などが使用できる。さらに、微量の重金属類
(例えば、鉄塩、マンガン塩など)を培地に含有させて
もよい。
塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネ
シウム塩などが使用できる。さらに、微量の重金属類
(例えば、鉄塩、マンガン塩など)を培地に含有させて
もよい。
【0012】培養方法としては、振盪培養法、深部通気
攪拌培養法などの方法により行うことができる。培養温
度は、20〜37℃、PHは中性付近、攪拌は80〜4
00rpm、培養日数は反応の進行に応じて決めること
ができるが、通常は1〜2日が適当である。2日を超え
ると、副生物を生じることや若干の変換生成物の分解を
生じる点で好ましくない。
攪拌培養法などの方法により行うことができる。培養温
度は、20〜37℃、PHは中性付近、攪拌は80〜4
00rpm、培養日数は反応の進行に応じて決めること
ができるが、通常は1〜2日が適当である。2日を超え
ると、副生物を生じることや若干の変換生成物の分解を
生じる点で好ましくない。
【0013】これらの細菌菌株は、p−クレゾールをp
−ヒドロキシ安息香酸に変換することができる。o−,
m−,p−クレゾール異性体混合物を、本発明の微生物
菌体と共存させることによって、p−クレゾールのみを
p−ヒドロキシ安息香酸に選択的に変換することができ
る。
−ヒドロキシ安息香酸に変換することができる。o−,
m−,p−クレゾール異性体混合物を、本発明の微生物
菌体と共存させることによって、p−クレゾールのみを
p−ヒドロキシ安息香酸に選択的に変換することができ
る。
【0014】p−クレゾールをp−ヒドロキシ安息香酸
に変換する方法は、上述のようにして得られたシュード
モナス属またはエンテロバクター属に属する細菌あるい
はその混合物の菌体培養物にo−,m−,p−クレゾー
ル異性体混合物を添加するか、または、前記菌体培養物
を遠心分離等により回収して、分離した微生物の生菌体
をグルコース0.1gを含有する0.85%(0.8〜
0.95%)生理食塩水あるいは各種緩衝液に懸濁し、
これにo−,m−,p−クレゾール異性体混合物を添加
することによって行われる。また、o−,m−,p−ク
レゾール異性体混合物の添加は、培養後1度に添加する
か、または2回以上に分けて間欠的に添加してもよい。
さらに、パラクレゾールの含有量が0.1〜0.2重量
%となるように連続して添加してもよい。微生物の菌体
を生理食塩水、各種緩衝液に懸濁する場合、培養時と同
様の界面活性剤および消泡剤を添加してもよい。この変
換反応の条件は、常圧、20〜37℃、PHは中性付近
である。また、変換反応の期間は、1時間〜2日位、特
に12時間程度であるのが好ましい。添加するo−,m
−,p−クレゾール各異性体混合物は、培養液中3重量
%以下、特に1重量%以下であるのが好ましく。さらに
0.2〜0.5重量%であるのが好ましい。3重量%以
上であると、微生物が十分に作用しなくなるので好まし
くない。また、常法により、本発明の微生物菌体を固定
化菌体としてカラムに充填して、クレゾールの異性体の
混合物を流加するリアクター方式でp−クレゾールをp
−ヒドロキシ安息香酸に変換することもできる。
に変換する方法は、上述のようにして得られたシュード
モナス属またはエンテロバクター属に属する細菌あるい
はその混合物の菌体培養物にo−,m−,p−クレゾー
ル異性体混合物を添加するか、または、前記菌体培養物
を遠心分離等により回収して、分離した微生物の生菌体
をグルコース0.1gを含有する0.85%(0.8〜
0.95%)生理食塩水あるいは各種緩衝液に懸濁し、
これにo−,m−,p−クレゾール異性体混合物を添加
することによって行われる。また、o−,m−,p−ク
レゾール異性体混合物の添加は、培養後1度に添加する
か、または2回以上に分けて間欠的に添加してもよい。
さらに、パラクレゾールの含有量が0.1〜0.2重量
%となるように連続して添加してもよい。微生物の菌体
を生理食塩水、各種緩衝液に懸濁する場合、培養時と同
様の界面活性剤および消泡剤を添加してもよい。この変
換反応の条件は、常圧、20〜37℃、PHは中性付近
である。また、変換反応の期間は、1時間〜2日位、特
に12時間程度であるのが好ましい。添加するo−,m
−,p−クレゾール各異性体混合物は、培養液中3重量
%以下、特に1重量%以下であるのが好ましく。さらに
0.2〜0.5重量%であるのが好ましい。3重量%以
上であると、微生物が十分に作用しなくなるので好まし
くない。また、常法により、本発明の微生物菌体を固定
化菌体としてカラムに充填して、クレゾールの異性体の
混合物を流加するリアクター方式でp−クレゾールをp
−ヒドロキシ安息香酸に変換することもできる。
【0015】上記変換反応が終了した後、o−クレゾー
ル、m−クレゾールおよび生成したp−ヒドロキシ安息
香酸を培養液から分離・精製する。この方法は、一般の
有機化合物の分離・精製と同様に、溶媒抽出、カラムク
ロマトグラフィー、中和、濃縮、結晶化などの当業者の
周知の手段を適宜組み合わせることにより行うことがで
きる。まず、反応液を遠心分離することにより、微生物
菌体を培養液から取り除く。次に、残った上清中に含ま
れるo−クレゾール、m−クレゾールおよびp−ヒドロ
キシ安息香酸の混合物を分離する方法は、以下のとおり
である。
ル、m−クレゾールおよび生成したp−ヒドロキシ安息
香酸を培養液から分離・精製する。この方法は、一般の
有機化合物の分離・精製と同様に、溶媒抽出、カラムク
ロマトグラフィー、中和、濃縮、結晶化などの当業者の
周知の手段を適宜組み合わせることにより行うことがで
きる。まず、反応液を遠心分離することにより、微生物
菌体を培養液から取り除く。次に、残った上清中に含ま
れるo−クレゾール、m−クレゾールおよびp−ヒドロ
キシ安息香酸の混合物を分離する方法は、以下のとおり
である。
【0016】先にp−ヒドロキシ安息香酸を分離する。
分離の方法は、たとえば、得られた上清を濃縮し、次い
で酸性化してp−ヒドロキシ安息香酸を沈殿させて固液
分離して、p−ヒドロキシ安息香酸を分離することがで
きる。分離したp−ヒドロキシ安息香酸を再びp−クレ
ゾールに変換してもよい。
分離の方法は、たとえば、得られた上清を濃縮し、次い
で酸性化してp−ヒドロキシ安息香酸を沈殿させて固液
分離して、p−ヒドロキシ安息香酸を分離することがで
きる。分離したp−ヒドロキシ安息香酸を再びp−クレ
ゾールに変換してもよい。
【0017】次に、o−クレゾールとm−クレゾール混
合物の分離は、一般の有機化合物の分離精製と同様の処
理により分離することが出来る。すなわち、p−ヒドロ
キシ安息香酸を析出させて除いた後、o−クレゾールと
m−クレゾール混合物を蒸留し、o−クレゾールとm−
クレゾール異性体混合物とを分離すればよい。
合物の分離は、一般の有機化合物の分離精製と同様の処
理により分離することが出来る。すなわち、p−ヒドロ
キシ安息香酸を析出させて除いた後、o−クレゾールと
m−クレゾール混合物を蒸留し、o−クレゾールとm−
クレゾール異性体混合物とを分離すればよい。
【0018】別の方法として、反応液の蒸留によりo−
クレゾールを分離した後、残ったm−クレゾールとp−
ヒドロキシ安息香酸との混合物を濃縮して、p−ヒドロ
キシ安息香酸を析出させることにより容易に分離するこ
とが出来る。
クレゾールを分離した後、残ったm−クレゾールとp−
ヒドロキシ安息香酸との混合物を濃縮して、p−ヒドロ
キシ安息香酸を析出させることにより容易に分離するこ
とが出来る。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。
説明する。
【0020】(実施例1)本実施例は、本発明の方法に
よるo−,m−,p−クレゾール異性体の混合物からo
−,m−,p−クレゾールの各々を微生物によって分離
する方法を例示する。使用した培地は下記組成のもので
あった。 培地組成 リン酸2ナトリウム 3.0g リン酸1カリウム 2.0g 尿素 2.0g 硫酸マグネシウム・7水塩 0.2g 炭酸ナトリウム 0.1g 塩化カルシウム・2水塩 0.01g 硫酸鉄・7水塩 0.005g グリセリン 2.0g 酵母エキス 1.0g イオン交換水 1.0L PH 6.8 (PH調整後、120℃、1.2kg/cm2 、20分間滅菌して使用)
よるo−,m−,p−クレゾール異性体の混合物からo
−,m−,p−クレゾールの各々を微生物によって分離
する方法を例示する。使用した培地は下記組成のもので
あった。 培地組成 リン酸2ナトリウム 3.0g リン酸1カリウム 2.0g 尿素 2.0g 硫酸マグネシウム・7水塩 0.2g 炭酸ナトリウム 0.1g 塩化カルシウム・2水塩 0.01g 硫酸鉄・7水塩 0.005g グリセリン 2.0g 酵母エキス 1.0g イオン交換水 1.0L PH 6.8 (PH調整後、120℃、1.2kg/cm2 、20分間滅菌して使用)
【0021】上記培地100mLにシュードモナス・プ
チダ(Pseudomonas putida) KS−0180菌株(微工
研菌寄第12880号)の菌株1白金耳を接種し、30
℃で1夜振盪培養した。得られた培養液の10mLを、
前記と同様の培地100mLを仕込んだ300mL容フ
ラスコに接種して1日間振盪培養を行った。培養条件
は、温度30℃、PH6.8、180rpmであった。
培養終了後、培養液を8,000×Gで20分間、5℃
で遠心分離し、生菌体を分離した。集菌した生菌体を生
理食塩水で洗浄した後、グルコース0.1gを含有する
0.85%生理食塩水50mlに懸濁し、これにクレゾ
ールのo−,m−,p−各異性体の等モル混合物0.1
5gを添加して、30℃で時々弱く攪拌しながら12時
間反応を行った。反応終了後、前述と同じ遠心分離法に
より菌体を分離し、上清に硫酸を加えてPH1とした
後、この酸性溶液をクロロホルム20mlで抽出し、抽
出液を濃縮して油状物を得た。これを減圧濃縮し、18
7〜193℃の画分でo−クレゾール47mgを分取
し、次いで198〜203℃画分としてm−クレゾール
46mgを分取した。蒸留残渣をエタノール:キシレン
の1:1混合溶媒で再結晶することによりp−ヒドロキ
シ安息香酸の白色針状結晶60mgを得た。同定は、常
法によりo−,m−クレゾールおよびp−ヒドロキシ安
息香酸は、ガスクロマトグラフィーと赤外吸収スペクト
ルで確認した。分離した各成分の純度は、ガスクロマト
グラフィーによる分析から、o−クレゾール99.4
%、m−クレゾール99.5%、p−ヒドロキシ安息香
酸99.2%であった。
チダ(Pseudomonas putida) KS−0180菌株(微工
研菌寄第12880号)の菌株1白金耳を接種し、30
℃で1夜振盪培養した。得られた培養液の10mLを、
前記と同様の培地100mLを仕込んだ300mL容フ
ラスコに接種して1日間振盪培養を行った。培養条件
は、温度30℃、PH6.8、180rpmであった。
培養終了後、培養液を8,000×Gで20分間、5℃
で遠心分離し、生菌体を分離した。集菌した生菌体を生
理食塩水で洗浄した後、グルコース0.1gを含有する
0.85%生理食塩水50mlに懸濁し、これにクレゾ
ールのo−,m−,p−各異性体の等モル混合物0.1
5gを添加して、30℃で時々弱く攪拌しながら12時
間反応を行った。反応終了後、前述と同じ遠心分離法に
より菌体を分離し、上清に硫酸を加えてPH1とした
後、この酸性溶液をクロロホルム20mlで抽出し、抽
出液を濃縮して油状物を得た。これを減圧濃縮し、18
7〜193℃の画分でo−クレゾール47mgを分取
し、次いで198〜203℃画分としてm−クレゾール
46mgを分取した。蒸留残渣をエタノール:キシレン
の1:1混合溶媒で再結晶することによりp−ヒドロキ
シ安息香酸の白色針状結晶60mgを得た。同定は、常
法によりo−,m−クレゾールおよびp−ヒドロキシ安
息香酸は、ガスクロマトグラフィーと赤外吸収スペクト
ルで確認した。分離した各成分の純度は、ガスクロマト
グラフィーによる分析から、o−クレゾール99.4
%、m−クレゾール99.5%、p−ヒドロキシ安息香
酸99.2%であった。
【0022】(実施例2)微生物としてシュードモナス
・プチダKS−0160菌株(微工研菌寄第12879
号)を使用した以外、実施例1と同じ条件で反応させ
て、o−クレゾール46mg、m−クレゾール46m
g、p−ヒドロキシ安息香酸58mgを得た。
・プチダKS−0160菌株(微工研菌寄第12879
号)を使用した以外、実施例1と同じ条件で反応させ
て、o−クレゾール46mg、m−クレゾール46m
g、p−ヒドロキシ安息香酸58mgを得た。
【0023】(実施例3)実施例1で使用したものと同
じ組成の培地にp−クレゾール0.2gを添加した培地
100mLを仕込んだ300mL容三角フラスコに実施
例1と同様にシュードモナス・プチダKS−0180の
菌株を1白金耳接種して培養した。この培養液を前培養
液として10mLを、前記と同様のp−クレゾールを
0.2重量%含有した培地90mLに接種して1日間、
実施例1と同じ培養条件で培養を行った。1日後にo
−,m−,p−クレゾール異性体の等モル混合物0.3
gを添加して、さらに1日間培養を続けた。2日後の培
養液中のo−クレゾール、m−クレゾールは各々97m
g、98mgであり、p−クレゾールは検出されず、p
−ヒドロキシ安息香酸376mgを生成した。この反応
液を、実施例1と同じ方法によって各々、o−クレゾー
ル95mg、m−クレゾール94mg、p−ヒドロキシ
安息香酸365mgを取得した。
じ組成の培地にp−クレゾール0.2gを添加した培地
100mLを仕込んだ300mL容三角フラスコに実施
例1と同様にシュードモナス・プチダKS−0180の
菌株を1白金耳接種して培養した。この培養液を前培養
液として10mLを、前記と同様のp−クレゾールを
0.2重量%含有した培地90mLに接種して1日間、
実施例1と同じ培養条件で培養を行った。1日後にo
−,m−,p−クレゾール異性体の等モル混合物0.3
gを添加して、さらに1日間培養を続けた。2日後の培
養液中のo−クレゾール、m−クレゾールは各々97m
g、98mgであり、p−クレゾールは検出されず、p
−ヒドロキシ安息香酸376mgを生成した。この反応
液を、実施例1と同じ方法によって各々、o−クレゾー
ル95mg、m−クレゾール94mg、p−ヒドロキシ
安息香酸365mgを取得した。
【0024】(実施例4)微生物としてシュードモナス
・エルギノーザKS−0181菌株(微工研菌寄第12
881号)を使用した以外、実施例3と同じ条件で反応
させて、o−クレゾール94mg、m−クレゾール94
mg、p−ヒドロキシ安息香酸349mgを取得した。
・エルギノーザKS−0181菌株(微工研菌寄第12
881号)を使用した以外、実施例3と同じ条件で反応
させて、o−クレゾール94mg、m−クレゾール94
mg、p−ヒドロキシ安息香酸349mgを取得した。
【0025】(実施例5)微生物としてエンテロバクタ
ー・クロッカエ(Enterobacter cloacae) IFO1353
5株を使用した以外は、実施例1と同様の条件で反応さ
せて、o−クレゾール47mg、m−クレゾール46m
gおよびp−ヒドロキシ安息香酸57mgを得た。
ー・クロッカエ(Enterobacter cloacae) IFO1353
5株を使用した以外は、実施例1と同様の条件で反応さ
せて、o−クレゾール47mg、m−クレゾール46m
gおよびp−ヒドロキシ安息香酸57mgを得た。
【0026】(実施例6)微生物としてエンテロバクタ
ー・クロッカエ(Enterobacter cloacae) IFO1353
5株を使用した以外は、実施例3と同様の条件で培養を
行った。1日後にo−,m−,p−クレゾール異性体の
等モル混合物0.15gを添加して、さらに1日間培養
を続けた。2日後の培養液中のo−クレゾール、m−ク
レゾールは各々48mg、48mgであり、p−クレゾ
ールは検出されず、p−ヒドロキシ安息香酸295mg
を生成した。この反応液を、実施例1と同様の方法によ
って各々、o−クレゾール46mg、m−クレゾール4
5mg、p−ヒドロキシ安息香酸282mgを取得し
た。
ー・クロッカエ(Enterobacter cloacae) IFO1353
5株を使用した以外は、実施例3と同様の条件で培養を
行った。1日後にo−,m−,p−クレゾール異性体の
等モル混合物0.15gを添加して、さらに1日間培養
を続けた。2日後の培養液中のo−クレゾール、m−ク
レゾールは各々48mg、48mgであり、p−クレゾ
ールは検出されず、p−ヒドロキシ安息香酸295mg
を生成した。この反応液を、実施例1と同様の方法によ
って各々、o−クレゾール46mg、m−クレゾール4
5mg、p−ヒドロキシ安息香酸282mgを取得し
た。
【0027】(実施例7)実施例1で使用したものと同
じ組成の培地100mLを仕込んだ300mL容三角フ
ラスコ3本を使用し、各々のフラスコにシュードモナス
・ブチダKS−0180株を1白金耳接種して、30
℃、180rpmで振盪培養した。得られた培養液30
0mLを母菌として、前記と同じ減菌した3.5Lの培
地を仕込んだ5L容のジャー・ファーメンターに接種し
て2日間培養を行った。培養条件は、温度30℃、pH
7.0、攪拌300rpm、通気量0.5容量/容量/
分であった。培養終了後、10,000×Gで、10分
間の遠心分離によって集菌した。菌体収量は、105
℃、2時間乾燥で5.3g/Lであった。集菌した生菌
体全量をグリセリン0.1%を含有する0.2%の生理
食塩水500mLに懸濁し、これにo−,m−,p−ク
レゾール異性体の等モル混合物1.5gを添加して30
℃で弱く攪拌しながら1時間反応させた。反応収量後の
反応液中のo−クレゾール、m−クレゾールは各々49
3mg、491mgであり、p−クレゾールは検出され
ず、p−ヒドロキシ安息香酸630mgを生成した。こ
の反応液を、実施例1と同じ方法によって各々、o−ク
レゾール476mg、m−クレゾール470mg、p−
ヒドロキシ安息香酸610mgを取得した。
じ組成の培地100mLを仕込んだ300mL容三角フ
ラスコ3本を使用し、各々のフラスコにシュードモナス
・ブチダKS−0180株を1白金耳接種して、30
℃、180rpmで振盪培養した。得られた培養液30
0mLを母菌として、前記と同じ減菌した3.5Lの培
地を仕込んだ5L容のジャー・ファーメンターに接種し
て2日間培養を行った。培養条件は、温度30℃、pH
7.0、攪拌300rpm、通気量0.5容量/容量/
分であった。培養終了後、10,000×Gで、10分
間の遠心分離によって集菌した。菌体収量は、105
℃、2時間乾燥で5.3g/Lであった。集菌した生菌
体全量をグリセリン0.1%を含有する0.2%の生理
食塩水500mLに懸濁し、これにo−,m−,p−ク
レゾール異性体の等モル混合物1.5gを添加して30
℃で弱く攪拌しながら1時間反応させた。反応収量後の
反応液中のo−クレゾール、m−クレゾールは各々49
3mg、491mgであり、p−クレゾールは検出され
ず、p−ヒドロキシ安息香酸630mgを生成した。こ
の反応液を、実施例1と同じ方法によって各々、o−ク
レゾール476mg、m−クレゾール470mg、p−
ヒドロキシ安息香酸610mgを取得した。
【0028】
【発明の効果】本発明の方法により、従来は多段蒸留
や、圧力晶析法によって分離していたo−,m−,p−
クレゾール各異性体の分離を、m−,p−クレゾールの
分離に関してはエネルギーをほとんど要せずに微生物的
な方法により安価に分離することができた。
や、圧力晶析法によって分離していたo−,m−,p−
クレゾール各異性体の分離を、m−,p−クレゾールの
分離に関してはエネルギーをほとんど要せずに微生物的
な方法により安価に分離することができた。
Claims (6)
- 【請求項1】微生物を用いて、o−,m−,p−クレゾ
ール各異性体の混合物からp−クレゾールをp−ヒドロ
キシ安息香酸にし、o−,m−クレゾール異性体を分離
することを特徴とする、クレゾール異性体混合物から異
性体を分離する方法。 - 【請求項2】前記微生物がシュードモナス属細菌および
/またはエンテロバクター属細菌である請求項1に記載
の分離する方法。 - 【請求項3】前記微生物が、Pseudomonas aeruginosa
(シュードモナス・エルギノーザ)KS−0181株、
Pseudomonas putida(シュードモナス・プチダ)KS−
0180株、Pseudomonas putida(シュードモナス・プ
チダ)KS−0160株から選ばれる少なくとも1つで
ある請求項1または2に記載の分離する方法。 - 【請求項4】前記微生物の菌体を培養して増殖させた
後、前記o−,m−,p−クレゾール各異性体の混合物
を添加して培養を継続し、p−クレゾール異性体をp−
ヒドロキシ安息香酸に選択的に変換する請求項1〜3の
いずれかに記載の分離する方法。 - 【請求項5】前記微生物の菌体を培養して増殖させた
後、菌体を回収して、該菌体を用いて前記o−,m−,
p−クレゾール各異性体の混合物からp−クレゾール異
性体をp−ヒドロキシ安息香酸に選択的に変換する請求
項1〜4のいずれかに記載の分離する方法。 - 【請求項6】前記o−,m−,p−クレゾール各異性体
の混合物を間欠的または連続的に、前記微生物の培地に
添加する請求項4または5に記載の分離する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14424192A JPH05328982A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | クレゾール異性体混合物から異性体を分離する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14424192A JPH05328982A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | クレゾール異性体混合物から異性体を分離する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05328982A true JPH05328982A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15357530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14424192A Withdrawn JPH05328982A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | クレゾール異性体混合物から異性体を分離する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05328982A (ja) |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP14424192A patent/JPH05328982A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |