JPH05328786A - 二相直流ブラシレスモータの駆動回路 - Google Patents

二相直流ブラシレスモータの駆動回路

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JPH05328786A
JPH05328786A JP4156104A JP15610492A JPH05328786A JP H05328786 A JPH05328786 A JP H05328786A JP 4156104 A JP4156104 A JP 4156104A JP 15610492 A JP15610492 A JP 15610492A JP H05328786 A JPH05328786 A JP H05328786A
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JP
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transistor
phase
turned
phase operation
resistor
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JP4156104A
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Yosuke Kawate
陽介 川手
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Nidec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構成で容易に回転数を切り換え
ることができ、効率の高い回転駆動を行なうこと。 【構成】 二相のモータ駆動コイルへ電流を通電し、ロ
ータを回転駆動する二相直流ブラシレスモータの駆動回
路である。前記二相のモータ駆動コイルのうち、一方の
みを通電して駆動する一相運転と、前記二相のモータ駆
動コイルの両方の相を通電して駆動する二相運転と、が
選択的に切り換えることができる。モータ始動時には、
前記二相運転が所定時間行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザプリンタ
ーや光・磁気ディスク駆動装置等の冷却用ファン等に使
用される二相直流ブラシレスモータの駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザプリンターや光・磁気ディ
スク駆動装置等のOA機器が広く使用されているが、こ
れら機器にあっては機器内が過熱しないように冷却用の
ファンを設けているものが多い。このような冷却用のフ
ァンの一例として、取り扱いが容易で、しかも構成の比
較的簡単な二相直流ブラシレスモータがある。
【0003】図5は従来の二相直流ブラシレスモータの
基本構成を示す回路図である。この二相直流ブラシレス
モータでは、モータ駆動用コイルL1,L2に電流を流
すことにより、図示省略のロータを回転させるものであ
る。具体的には、ホール素子HEによってロータの位置
を磁気的に検出し、トランジスタQ1を動作させてコイ
ルL1に流れる電流を制御する。そして前記トランジス
タQ1のコレクタにトランジスタQ2のベースを接続
し、トランジスタQ1のオン、オフに反転するようにト
ランジスタQ2を動作させてコイルL2に流れる電流を
制御するものである。
【0004】ところで、上記のレーザプリンター等のO
A機器に装着される冷却用のファンにあっては、例え
ば、高速・低速回転の二速度切り換えによるファンが多
く用いられている。すなわち、こうしたファンはそれ自
体から発生する風切り音等によるノイズが大きいため、
OA機器の運転時にはそれ程問題が無いものの、動作待
機時には騒音として相対的に大きく感じられるためであ
る。このため、OA機器運転時には高速(或いは通常)
回転行ない、待機時には機器から発生する熱や騒音等を
考慮し必要風量を確保できる程度の低速(最低)回転に
より、ファンが駆動される。
【0005】こうした速度切り換えにより回転駆動され
る回路としては、電源電圧を変化させる方法がある。ま
た或いは、図示しないが図5において、ホール素子HE
を経てコンパレータIC1から出力された信号を積分処
理し、その上で信号のデューティー比を変化させて等価
的に電圧を変化させる方法等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法によれば、回路が複雑になると共に、部品点数が増
えて高価になる。また後者の方法によれば、回路が更に
複雑となるだけでなく、パルス性ノイズによる騒音値が
高くなる等の欠点を有している。本発明は、上記事実に
鑑みなされたものであって、その課題とするところは、
比較的簡単な構成で容易に回転数を切り換えることがで
き、効率の高い回転駆動を行なうことができる二相直流
ブラシレスモータの駆動回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の二相直流ブラシレスモータの駆動回路で
は、二相のモータ駆動コイルへ電流を通電し、ロータを
回転駆動する二相直流ブラシレスモータの駆動回路であ
って、前記二相のモータ駆動コイルのうち、一方の相の
みを通電して駆動する一相運転と、前記二相のモータ駆
動コイルの両方の相を通電して駆動する二相運転と、が
選択的に切り換えられると共に、モータ始動時には、前
記二相運転が所定時間行なわれるものとしている。
【0008】
【作用】高速回転時には、二相運転を行ない、モータ駆
動コイルの二相分を通電させてロータを駆動させるた
め、所要の駆動力により高速回転を得る。そして低速回
転時には、一相運転を行ない、前記モータ駆動コイルの
一相分を通電させる、すなわち、一方のモータ駆動コイ
ルを通電すると共に、他方のモータ駆動コイルは休止さ
せる。このため、前記二相分の通電時に比べ、この一相
分の通電時においては、ロータへの駆動力が低下するの
で、所要の低速回転が得られる。また、モータ始動時に
は、二相運転が所定時間行なわれるので、もし予め一相
運転の選択がなされていた場合でも、ロータは確実に回
転駆動される。
【0009】
【実施例】本発明に従う二相直流ブラシレスモータの駆
動回路の1実施例について、図1乃至図4を参照しなが
ら説明する。なお、図1はこのモータの駆動回路の構成
説明図であり、図2乃至図3は動作タイミングチャート
である。図1において、本発明の二相直流ブラシレスモ
ータの駆動回路は、直流電圧Vccを動作電圧として供
給する電源端子Tvに、抵抗R4及びトランジスタQ3
を介して、モータ駆動用コイルL1,L2がそれぞれ接
続される。このモータ駆動用コイルL1,L2はトラン
ジスタQ1,Q2を介してグランド端子Toに接続され
ている。モータ駆動用コイルL1,L2は、それぞれ一
相分のコイルを示しており、図示しないが例えば略三角
形の空心状コイルとして形成され、そしてロータと軸線
方向に間隙を有するよう配設される。(いわゆるアキシ
ャルエアギャップ型ブラシレスモータ。)
【0010】前記トランジスタQ1,Q2は、モータ駆
動用コイルL1,L2に流れる電流を制御するものであ
る。トランジスタQ1のベースには、磁電変換素子であ
るホール素子HEと、コンパレータIC3とが、抵抗R
3を介して接続されている。このホール素子HEと、コ
ンパレータIC3とは、図示省略のロータに近接して配
置されており、このロータの回転に従い、ハイレベル・
ロウレベルの信号が順次出力される。
【0011】電源端子Tvとモータ駆動コイルL1,L
2との間には、抵抗R4とトランジスタQ3が並列に接
続されている。抵抗R4は回転数設定用であり、この値
の大小により駆動コイルL1,L2に流れる電流を加減
する。トランジスタQ3のエミッタは電源端子Tvへ、
またコレクタは駆動コイルL1,L2へそれぞれ接続さ
れる。更にトランジスタQ3のベースには、バイアス抵
抗R6が接続される。これにより、トランジスタQ3は
(後述する)ベースへの信号電流により、エミッタ・コ
レクタ間をショートまたはオープン状態とさせ、従って
実質上、抵抗R4の「入」(トランジスタQ3のエミッ
タ・コレクタ間がオープン状態),「断」(トランジス
タQ3のエミッタ・コレクタ間がショート状態)を行な
う。
【0012】トランジスタQ2のベースは、抵抗R5を
介してトランジスタQ1のコレクタに接続される。また
トランジスタQ2のベースは、トランジスタQ5を介し
てグランド端子Toに接続される。トランジスタQ5
は、トランジスタQ2の動作を停止(オフ)または作動
(オン)させる制御用トランジスタであり、トランジス
タQ2のベースにトランジスタQ5のコレクタが接続さ
れると共に、トランジスタQ5のエミッタがグランド端
子Toに接続される。
【0013】トランジスタQ5のベースは、トランジス
タQ6を介してグランド端子Toに接続される。トラン
ジスタQ6は、トランジスタQ5の動作を規制する制御
用トランジスタである。即ちトランジスタQ5のベース
に、トランジスタQ6のコレクタが接続され、トランジ
スタQ6のエミッタは、グランド端子Toへ接続され
る。そして、トランジスタQ6のベースは、抵抗R9を
介して制御用入力端子T1に接続される。従って、制御
用入力端子T1に信号が入力されて、トランジスタQ6
がオンされた状態においては、トランジスタQ5のベー
スが0V(見かけ上、グランド端子Toに接続される)
になり、トランジスタQ5はオンしない。
【0014】続いて、トランジスタQ5のベースは、コ
ンパレータIC2の出力側に接続されており、しかも抵
抗R10を介して電源端子Tvへ接続されている。コン
パレータIC2の非反転入力端子(+)は、抵抗R11
を介して電源端子Tvへ接続されると共に、コンデンサ
C1を介してグランド端子Toへも接続される。また、
コンパレータIC2の反転入力端子(ー)には、抵抗R
12を介して電源端子Tvへ接続されると共に、抵抗R
14を介してグランド端子Toへも接続される。
【0015】トランジスタQ3のベースは、トランジス
タQ4を介してグランド端子Toに接続される。トラン
ジスタQ4は、トランジスタQ3の制御用トランジスタ
である。トランジスタQ3のベースは、トランジスタQ
4のコレクタに接続され、そしてトランジスタQ4のエ
ミッタはグランド端子Toに接続される。更にトランジ
スタQ4のベースは、抵抗R8を介して制御用入力端子
T1へ接続される。従って制御用入力端子T1に信号が
入力され、トランジスタQ4がオンされる状態において
は、トランジスタQ3のべースに電流が供給され、トラ
ンジスタQ3がオンする。
【0016】トランジスタQ3のベースは、抵抗R7を
介してコンパレータIC1の出力側に接続される。コン
パレータIC1の非反転入力端子(+)は、抵抗R11
を介して電源端子Tvへ接続されると共に、コンデンサ
C1を介してグランド端子Toへ接続される。またコン
パレータIC1の反転入力端子(ー)には、抵抗R12
を介して電源端子Tvへ接続されると共に、抵抗R14
を介してグランド端子Toへ接続される。なお、図で明
らかなように、抵抗R11,コンデンサC1及び抵抗R
12,R14は、コンパレータIC1,IC2の両方に
共用されている。
【0017】以下に前記構成の二相直流ブラシレスモー
タの駆動回路について、その動作を図2乃至図4のタイ
ミングチャートを参照して詳述する。なお図2は、二相
運転時を示し、図3は、一相運転時を示す。まず、ロー
タの回転駆動の基本的動作(二相運転)について説明す
る。電源をオンしてモータ駆動用コイルL1,L2に電
流が供給されると、図示省略のロータが回転する。する
とロータの磁極の変化に応じて、(ホール素子HEを介
し)コンパレータIC3からはハイ、ロウの信号が出力
される。この信号がハイレベルの時に、(抵抗R3を介
した)トランジスタQ1のベース電圧が高くなり、この
ベースに電流が供給されてトランジスタQ1がオン状態
になる。このためモータ駆動用コイルL1に電流が流
れ、その電磁力によってロータに回転力が付与される。
なお、前記トランジスタQ1がオンしてモータ駆動用コ
イルL1に電流が流れている時は、そのコレクタ電圧は
ロウレベルになるために、トランジスタQ2のベースも
ロウレベルとなり、トランジスタQ2はオフ状態とな
る。このためL2には電流が流れない。
【0018】次にロータが回転してコンパレータIC3
からの出力がロウレベルとなると、トランジスタQ1の
ベースもロウレベルとなるために、トランジスタQ1が
オフしてモータ駆動用コイルL1には電流が流れなくな
る。この時、トランジスタQ1のコレクタ電圧はハイレ
ベルになるために、トランジスタQ2のベースもハイレ
ベルとなってトランジスタQ2がオンする。このためモ
ータ駆動用コイルL2に電流が流れ、その電磁力によっ
てロータに回転力が付与される。こうして、コンパレー
タIC3からの出力信号によるハイレベル・ロウレベル
の信号に従い、モータ駆動用コイルLI,L2に電流が
交互に通電され、二相運転される。
【0019】さらに、上記に説明した二相運転、及び一
相運転の切り換えによる具体的動作について以下に説明
する。制御用入力端子T1は、二相運転と一相運転とを
切り換えるための信号入力端子であり、信号がハイレベ
ルの時に二相運転、ロウレベルの時に一相運転を選択で
きる。制御用入力端子T1にハイレベルの信号が入力さ
れると、まず一方の信号は抵抗R9を経てトランジスタ
Q6のベースに印加される。するとトランジスタQ6の
ベースがハイレベルとなり、トランジスタQ6はオン状
態となる。このためトランジスタQ5のベースは0Vと
なり、トランジスタQ5はオフとなる。従って、トラン
ジスタQ5は、トランジスタQ2へ作用せず、トランジ
スタQ1,Q2による駆動コイルL1,L2の二相運転
が行なわれる。
【0020】制御用入力端子T1に入力されたハイレベ
ルの信号の他方は、抵抗R8を経てトランジスタQ4の
ベースに印加される。トランジスタQ4のベースがハイ
レベルになり、トランジスタQ4がオン状態となる。す
るとトランジスタQ3のベースは実質上0Vとなり、ベ
ース電流が流れてトランジスタQ3がオン状態となる。
このため、トランジスタQ3のエミッタ・コレクタ間が
ショートされるので、並列に接続されていた抵抗R4も
ショートされる。このように、二相運転の場合には、駆
動コイルL1,L2と電源端子Tvとの間に、抵抗R4
が介在されないため、励磁電流の損失がない。従って、
効率の良い、しかも高回転数による回転駆動が実現でき
る。本実施例では、二相運転で、3000rpm乃至4
000rpmの回転数が得られる。
【0021】次に、制御用入力端子T1に、ロウレベル
の信号が入力されると、まず一方の信号は、抵抗R9を
経てトランジスタQ6に印加される。トランジスタQ6
のベースはロウレベルであるため、トランジスタQ6は
オフ状態となる。この時、トランジスタQ5のベースに
は、電源端子Tvからバイアス抵抗R10を経て、所定
の電圧が印加される。するとトランジスタQ5のベース
電流が流れて、トランジスタQ5オン状態となる。この
ため、トランジスタQ2のベースは0Vとなると共に、
トランジスタQ2はオフ状態となり、駆動コイルL2へ
の電流が停止される。従って、コンパレータIC3から
の出力信号がハイ、ロウレベルに従い送出されるが、ハ
イレベルの時だけトランジスタQ1及び駆動コイルL1
に通電される、即ち一相運転が行なわれる。
【0022】制御用入力端子T1に入力されたロウレベ
ルの信号の他方は、抵抗R8を経てトランジスタQ4の
ベースに印加される。トランジスタQ4のベースはロウ
レベルのため電流がながれず、トランジスタQ4はオフ
状態となる。このため、トランジスタQ3はオフ状態と
なる。このため、駆動コイルL1及びトランジスタQ1
には、電流が電源端子Tvから抵抗R4を介して流れ
る。一相運転の場合は、二相運転の場合に比べてロータ
の回転力が低下し、従って低回転数による回転駆動が行
なえる。加えて、抵抗R4の抵抗値を任意に設定するこ
とにより、回転数の変化比をより大きくとることが可能
となる。こうして一相運転と二相運転との自由な選択に
より高速回転と低速回転との二速の回転数が得られると
共に、(回転数設定用)抵抗R4により変化比の大きい
速度設定が実現できる。本実施例での一相運転では、1
000rpm乃至2000rpmの回転数が得られる。
【0023】ところで、もし一相運転のまま駆動を停止
して、再度その状態で始動しようとする場合、或いは始
動時間を短くしようとする場合等、一相運転の状態では
充分な回転駆動力を得られないことがある。ましてや、
駆動コイルL1が接続される回路中に抵抗R4のような
損失物が介在されているのは、始動回転力を得る上でマ
イナス要因である。このため始動が行なわれなかった
り、始動に時間を要することがある。本発明の二相直流
ブラシレスモータの駆動回路によれば、上記一相運転の
選択に関わらず、始動時の所定時間を二相運転を行なう
よう構成されている。この動作について以下に説明す
る。
【0024】コンパレータIC1,IC2は、それぞれ
タイマー手段として動作する。それぞれのコンパレータ
反転入力端子(ー)には、抵抗R12,14による電源
電圧の分圧された電圧が印加されている。また同様にそ
れぞれのコンパレータ非反転入力端子(+)には、抵抗
R11とコンデンサC1とにより決定される時定数の電
圧が印加される。従って、図4に示すように、電源をオ
ンすると、コンパレータ反転入力端子(ー)に印加され
ている分圧電圧に対して、コンパレータ非反転入力端子
(+)における時定数電圧が徐々に上昇する。そしてこ
の時定数電圧が前記分圧電圧に達するまでの時間におい
ては、それぞれのコンパレータIC1,IC2の出力側
は0Vとなる。そして時定数電圧が分圧電圧に達した後
は、ぞれぞれのコンパレータIC1,IC2の出力側に
は、ハイレベルの電圧が出力される。因みに本実施例に
よれば、時定数は、約0.5〜1秒に設定されている。
【0025】こうしてトランジスタQ3のベース電位
は、始動後の上記時定数により決定された時間の間は、
実質上0Vとなり、トランジスタQ3はオン状態とな
る。即ち抵抗R4はショートされる。またトランジスタ
Q5のベース電位も同様に、時定数による時間の間は、
実質上0Vとなるため、トランジスタQ5はオフ状態と
なり、二相運転が実行される。
【0026】以上、本発明に従う二相直流ブラシレスモ
ータの駆動回路についての1実施例について説明した
が、本発明はかかる実施例に限定されるものでなく、本
発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可
能である。例えば、本実施例では、モータ駆動コイルへ
の通電の流れを一方向へとした、いわゆる半波通電方式
を例にとって説明したが、全波通電方式を採用してもよ
い。また、低速回転を得るために、モータ駆動コイルの
一方を通電させる際の切り換え方法として、本実施例で
は制御用トランジスタQ3乃至Q6を用いたが、この他
に継電器等を用いても差しつかえない。
【0027】また本実施例では、二相運転時は回転数設
定用抵抗R4をショートさせて用いているが、例えば二
相運転時において、抵抗R4の挿入とショートとの切り
換えを随時行なうことにより、回転数の変化を多くする
ようにしてもよい。この他に抵抗R4を予め数種類の抵
抗値を用意しておき、任意に切り換えるようにしてもよ
い。更にタイマー手段として、コンパレータIC1,I
C2を用いたが、これに限定されることはない。
【0028】
【発明の効果】本発明の二相直流ブラシレスモータの駆
動回路によれば、二相のモータ駆動コイルのうち、一相
運転と二相運転とを選択的に切り換えられ、モータ始動
時にはこの選択に関わらず二相運転が所定時間行なわれ
る構成とした。従って、比較的簡単な構成で容易に回転
数が切り換えられ、しかも効率の高い回転駆動が実現で
きる二相直流ブラシレスモータの駆動回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う二相直流ブラシレスモータの駆動
回路の1実施例を示す構成説明図である。
【図2】図1に示した二相直流ブラシレスモータの駆動
回路の動作説明をするためのタイミングチャートであ
り、二相運転時を示す。
【図3】図1に示した二相直流ブラシレスモータの駆動
回路の動作説明をするためのタイミングチャートであ
り、一相運転時を示す。
【図4】本実施例の図1に示すタイマー手段のタイミン
グチャートである。
【図5】従来の二相直流ブラシレスモータの駆動回路を
示す構成説明図である。
【符号の説明】
HE ホール素子 IC1,IC2,IC3 コンパレータ Q1,Q2,Q3 トランジスタ Q4,Q5,Q6 トランジスタ L1,L2 モータ駆動コイル R1乃至R10 抵抗 R11,R12,R14 抵抗 C1 コンデンサ Tv 電源端子 To グランド端子 T1 制御用入力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二相のモータ駆動コイルへ電流を通電
    し、ロータを回転駆動する二相直流ブラシレスモータの
    駆動回路であって、 前記二相のモータ駆動コイルのうち、一方の相のみを通
    電して駆動する一相運転と、前記二相のモータ駆動コイ
    ルの両方の相を通電して駆動する二相運転と、が選択的
    に切り換えられると共に、 モータ始動時には、前記二相運転が所定時間行なわれ
    る、ことを特徴とする二相直流ブラシレスモータの駆動
    回路。
JP4156104A 1992-05-22 1992-05-22 二相直流ブラシレスモータの駆動回路 Pending JPH05328786A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7501733B2 (en) 2004-05-18 2009-03-10 Seiko Epson Corporation Electric machine

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7501733B2 (en) 2004-05-18 2009-03-10 Seiko Epson Corporation Electric machine
US7884517B2 (en) 2004-05-18 2011-02-08 Seiko Epson Corporation Electric machine

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Effective date: 20020423