JPH05252789A - 二相直流ブラシレスモータの駆動回路 - Google Patents

二相直流ブラシレスモータの駆動回路

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JPH05252789A
JPH05252789A JP4083410A JP8341092A JPH05252789A JP H05252789 A JPH05252789 A JP H05252789A JP 4083410 A JP4083410 A JP 4083410A JP 8341092 A JP8341092 A JP 8341092A JP H05252789 A JPH05252789 A JP H05252789A
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JP
Japan
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phase
transistor
rotor
time
motor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4083410A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Kawate
陽介 川手
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構成で容易に二速度の回転数を
切り換えることができ、もって安価に製作できること。 【構成】 二相のモータ駆動コイルへ電流を交互に通電
し、ロータを回転させる二相直流ブラシレスモータの駆
動回路である。高速回転時には、前記二相のモータ駆動
コイルの双方へ交互通電させて駆動を行ない、低速回転
時には、前記二相のモータ駆動コイルの一方のみへ断続
通電させて駆動を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、レーザプリン
ターや光・磁気ディスク駆動装置等の冷却用ファン等に
使用される二相ブラシレスモータの駆動回路に関し、更
に詳しくは二速度の回転数を簡単な構成により、駆動し
得る二相直流ブラシレスモータの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザプリンターや光・磁気ディ
スク駆動装置等の機器が広く使用されているが、これら
機器にあっては機器内が過熱しないように冷却用のファ
ンを設けているものが多い。このような冷却用のファン
の一例として、取り扱いが容易で、しかも構成の比較的
簡単な二相直流ブラシレスモータがある。
【0003】図3は従来の二相直流ブラシレスモータの
構成を示す回路図である。この二相直流ブラシレスモー
タでは、モータ駆動用コイルL1,L2に電流を流すこ
とにより、図示省略のロータを回転させるものである。
具体的にはホール素子HEによってロータの位置を磁気
的に検出し、トランジスタQ1を動作させてコイルL1
に流れる電流を制御する。そして前記トランジスタQ1
のコレクタにトランジスタQ2のベースを接続し、トラ
ンジスタQ1のオン、オフに反転するようにトランジス
タQ2を動作させてコイルL2に流れる電流を制御する
ものである。
【0004】ところで、上記のレーザプリンター等の機
器に装着される冷却用のファンにあっては、高速、低速
回転の二速度切り換えによるファンが多く用いられてい
る。すなわち、このファンは通常動作(高速回転)時と
は別に、機器の動作待機(待ち受け)時において、機器
から発生する熱や騒音等を考慮し、必要風量を確保でき
る最低(低速)回転数にて駆動されるものである。
【0005】こうした二速度切り換えにより回転駆動さ
れる回路としては、高速回転を通常駆動動作とし、低速
回転にあっては、図示しないが図3におけるトランジス
タQ1,Q2のそれぞれのコレクタに接続されるモータ
駆動用コイルL1,L2へ、直流抵抗を介在して付加す
る方法がある。また、同様に低速回転へ切り換えるため
に、図示しないが図3におけるホール素子HEの出力
を、タイマーを用いて遅らせる方法がある。この場合に
は、ホール素子HEを経てコンパレータIC1から出力
された信号を、積分処理し、信号のデューティー比を例
えば50%くらいにするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の方法
によれば、比較的安価に構成できるが、直接に抵抗を介
在させるため、電力損失が大きく効率を低下させる。そ
して、抵抗(器)からの発熱により、隣接して実装され
た電子部品等へ、特性上の影響を与えて信頼性を低下せ
しめる。また、後者の方法によれば、回路が複雑となる
上、高価となる欠点を有している。
【0007】本発明は、上記事実に鑑みなされたもので
あって、その課題とするところは、比較的簡単な構成で
容易に二速度の回転数を切り換えることができ、もって
安価に製作することができる二相直流ブラシレスモータ
の駆動回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の二相直流ブラシレスモータの駆動回路で
は、二相のモータ駆動コイルへ電流を交互に通電し、ロ
ータを回転させる二相直流ブラシレスモータの駆動回路
において、高速回転時には、前記二相のモータ駆動コイ
ルの双方へ交互通電させて駆動を行ない、低速回転時に
は、前記二相のモータ駆動コイルの一方のみへ断続通電
させて駆動を行なうものとしている。
【0009】
【作用】高速回転時には、前記モータ駆動コイルの二相
分を通電させてロータを駆動させるため、所要の駆動力
により高速回転を得る。そして、低速回転時には、前記
モータ駆動コイルの一相分を通電させる、すなわち、一
方のモータ駆動コイルを通電すると共に、他方のモータ
駆動コイルは休止させる。このため、前記二相分の通電
時に比べ、この一相分の通電時においては、ロータへの
駆動力が低下するので、従って低速の回転数を得ること
ができる。
【0010】
【実施例】次に本発明に従う二相直流ブラシレスモータ
の駆動回路の1実施例について、図1及び図2を参照し
ながら説明する。なお、図1はこのモータの駆動回路の
構成説明図であり、図2は動作タイミングチャートであ
る。
【0011】図1において、本発明の二相直流ブラシレ
スモータの駆動回路は、直流電圧Vccを動作電圧とし
て供給する電源端子tvに、モータ駆動用コイルL1,
L2がそれぞれ接続され、このモータ駆動用コイルL
1,L2はトランジスタQ1,Q2を介してグランド端
子Toに接続されている。
【0012】前記トランジスタQ1,Q2はモータ駆動
用コイルL1,L2に流れる電流を制御するものであ
る。トランジスタQ1のベースには、磁電変換素子であ
るホール素子HEと、コンパレータIC1とが、抵抗R
3を介して接続されている。このホール素子HEと、コ
ンパレータIC1とにより、ロータ(図示しない)の回
転に従い、ハイ、ロウの信号を出力する。
【0013】トランジスタQ2のベースは抵抗R4を介
してトランジスタQ1のコレクタに接続されている。ま
た、トランジスタQ2のベースは、トランジスタQ3を
介してグランド端子Toに接続されている。トランジス
タQ3は、トランジスタQ2の制御用トランジスタであ
り、トランジスタQ2のベースにトランジスタQ3のコ
レクタが接続されると共に、トランジスタQ3のエミッ
タがグランド端子Toに接続される。トランジスタQ3
のベースには、制御用信号入力端子T1が接続される。
【0014】また前記トランジスタQ1,Q2のコレク
タ〜エミッタ間にはそれぞれのモータ駆動用コイルL
1,L2による逆起電力によって生ずる高電圧をクラン
プしてトランジスタQ1,Q2を保護するためのツェナ
ーダイオードD1,D2が接続されている。
【0015】次に前記構成の二相直流ブラシレスモータ
の駆動回路について、その動作を図2のタイミングチャ
ートを参照して詳述する。まず起動時及び高速回転時の
動作について説明する。(図2(a)を参照)電源をオ
ンしてモータ駆動用コイルL1,L2に電流が供給さ
れ、図示しないロータが回転すると、ロータの磁極に応
じて、(ホール素子HEを介し)コンパレータIC1か
らはハイ、ロウの信号を出力する。この信号がハイレベ
ルの時にトランジスタQ1のベース電圧が高くなり、こ
のベースに電流が供給されてトランジスタQ1がオン状
態になる。このためモータ駆動用コイルL1に電流が流
れ、その電磁力によってロータに回転力が付与される。
【0016】なお、前記トランジスタQ1がオンしてモ
ータ駆動用コイルL1に電流が流れている時は、そのコ
レクタ電圧はロウレベルになるために、トランジスタQ
2のベースもロウレベルとなり、トランジスタQ2はオ
フ状態となる。このためL2には電流が流れない。
【0017】次にロータが回転してコンパレータIC1
からの出力がロウレベルとなると、トランジスタQ1の
ベースはロウレベルとなるために、トランジスタQ1が
オフしてモータ駆動用コイルL1には電流が流れなくな
る。この時、トランジスタQ1のコレクタ電圧はハイレ
ベルになるために、トランジスタQ2のベースもハイレ
ベルとなってトランジスタQ2がオンする。このためモ
ータ駆動用コイルL2に電流が流れ、その電磁力によっ
てロータに回転力が付与される。
【0018】こうして、コンパレータIC1の出力信号
のハイ、ロウに従い、モータ駆動用コイルLI,L2に
電流が交互に通電され、これにより、ロータは所定の回
転力を得て、高速回転駆動される。通常、ファン等に用
いられる場合には、約2000rpmにて駆動される。
【0019】次に、低速回転に切り換える場合について
説明する。(図2(b)を参照)制御用トランジスタQ
3のべースに接続される制御信号入力端子T1に、ハイ
の信号を入力してやる。すると、トランジスタQ3はオ
ンとなり、トランジスタQ2のベースには、電流が流れ
なくなる。このためトランジスタQ2はオフされる。制
御用信号入力端子T1にハイの信号が入力されている
間、トランジスタQ2はオフ状態となり、作動が休止さ
れる。従って、この状態においては、トランジスタQ1
のみが単独で作動することとなり、ロータの回転に従
い、モータ駆動用コイルL1には断続的に通電される。
(すなわち、トランジスタQ1のオン、オフによりモー
タ駆動用コイルL1断続通電される。)
【0020】これにより、前記二相分の通電時に比べ
て、この一相分の通電時においては、ロータへの駆動力
が低下することとなり、従って回転数が低下する。通
常、約1500rpmにて駆動される。
【0021】以上、本発明に従う二相直流ブラシレスモ
ータの駆動回路についての1実施例について説明した
が、本発明はかかる実施例に限定されるものでなく、本
発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可
能である。例えば、本実施例では、モータ駆動コイルへ
の通電の流れを一方向へとした、いわゆる半波通電方式
を例にとって説明したが、全波通電方式を採用してもよ
い。また、低速回転を得るために、モータ駆動コイルの
一方を通電させる際の切り換え方法として、本実施例で
は制御用トランジスタQ3を用いたが、この他に継電器
を用いることや、或いはトランジスタQ2のベースにバ
イアス信号を直接引加させる等、設計自在である。
【0022】
【発明の効果】本発明の二相直流ブラシレスモータの駆
動回路によれば、高速回転時には、二相のモータ駆動コ
イルの双方へ交互通電させてロータを駆動行ない、低速
回転時には、二相のモータ駆動コイルの一方のみへ断続
通電させてロータを駆動を行なう構成とした。
【0023】従って、低速回転時には、モータ駆動コイ
ルの一相分を通電させ、残りの一相分のモータ駆動コイ
ルを休止させることで、容易に低速回転駆動を実現させ
ることができる。すなわち、容易に二速度の回転数を切
り換えることができ、しかも抵抗等の電力損失となるよ
うな部品や、複雑な回路構成を必要としないため、安価
に製作することができる二相直流ブラシレスモータの駆
動回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う二相直流ブラシレスモータの駆動
回路の1実施例を示す構成説明図である。
【図2】図1に示した二相直流ブラシレスモータの駆動
回路の動作説明をするためのタイミングチャードであ
り、図2(a)は高速回転時、図2(b)は低速回転時
を示す。
【図3】従来の二相直流ブラシレスモータの駆動回路を
示す構成説明図である。
【符号の説明】
HE ホール素子 IC1 コンパレータ Q1,Q2 トランジスタ Q3 トランジスタ L1,L2 モータ駆動コイル D1,D2 ツェナーダイオード R1,R2 抵抗 R3,R4 抵抗 Tv,To 端子 T1 端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二相のモータ駆動コイルへ電流を交互に
    通電し、ロータを回転させる二相直流ブラシレスモータ
    の駆動回路において、 高速回転時には、前記二相のモータ駆動コイルの双方へ
    交互通電させて駆動を行ない、 低速回転時には、前記二相のモータ駆動コイルの一方の
    みへ断続通電させて駆動を行なう、ことを特徴とする二
    相直流ブラシレスモータの駆動回路。
JP4083410A 1992-03-05 1992-03-05 二相直流ブラシレスモータの駆動回路 Withdrawn JPH05252789A (ja)

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JPH05252789A true JPH05252789A (ja) 1993-09-28

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JP4083410A Withdrawn JPH05252789A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 二相直流ブラシレスモータの駆動回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7501733B2 (en) 2004-05-18 2009-03-10 Seiko Epson Corporation Electric machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7501733B2 (en) 2004-05-18 2009-03-10 Seiko Epson Corporation Electric machine
US7884517B2 (en) 2004-05-18 2011-02-08 Seiko Epson Corporation Electric machine

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Legal Events

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Effective date: 19990518