JPH05328690A - 中空ファンモータ - Google Patents

中空ファンモータ

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JPH05328690A
JPH05328690A JP4126377A JP12637792A JPH05328690A JP H05328690 A JPH05328690 A JP H05328690A JP 4126377 A JP4126377 A JP 4126377A JP 12637792 A JP12637792 A JP 12637792A JP H05328690 A JPH05328690 A JP H05328690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
fan motor
detector
hollow
magnetic circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4126377A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hirano
雅弘 平野
Satoshi Matsuda
聡 松田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05328690A publication Critical patent/JPH05328690A/ja
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  • Dc Machiner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ回転軸中央部を中空化して検出器やケ
ーブルなどの設置スペースを確保することができ、サー
ボモータ等へ組み込んだ際における小型化,偏平化をは
かり得る中空アキシャルギャップ形ファンモータを提供
すること。 【構成】 サーボモータに取り付けられる冷却用ファン
モータにおいて、磁気回路構成をモータ回転軸中央部鉄
心を含まないアキシャルギャップ形構造にして磁気回路
に寄与しない中心部を中空化し、この中空部11にサー
ボモータの回転速度又は回転位置を検出する検出器を配
置し、固定子フレーム6と検出器ケース12を一体化し
て検出器を内部に組み込んだ形としたことを特徴とする
中空アキシャルギャップ形ファンモータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボモータ等に適用
される冷却用中空ファンモータに係わり、特に磁気回路
構成をモータ回転軸中央部鉄心を含まないアキシャルギ
ャップ形構造とした中空ファンモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーボモータにおいては、その冷
却をはかるために冷却用ファンモータや回転速度又は回
転位置を検出するための検出器などが組み込まれてい
る。図4に、従来のサーボモータへの冷却用ファンモー
タ及び検出器の組み込み方式の一例を示す。
【0003】検出器ケース405は、主モータフレーム
401に固定されている。また、検出器入力軸411に
は、ベアリング403を介して主モータフレーム401
に固定されているロータシャフト402が接続されてい
る。そして、検出器がインクリメンタル式エンコーダの
場合には、ロータシャフト402が回転中心軸408を
中心に回転することで、ロータシャフト402の回転数
に比例した周波数のパルス波が検出器出力信号線412
に出力される。
【0004】ファンモータ固定子フレーム410はファ
ンモータフレーム409に固定されており、またファン
モータフレーム409はカバー404に固定されてい
る。ファンモータ回転子フレーム406が回転中心軸4
08を中心として回転することで、ファンモータ回転子
フレーム406に結合されたファン羽根407が同期し
て回転し、冷却風を起こす。
【0005】ここで、従来のファンモータ構造を具体的
に説明する。図5は従来のファンモータの基本構造であ
る。ファンモータには、(a)に示すインナーロータタ
イプと(b)に示すアウターロータタイプがあるが、共
にラジアルギャップ形で基本的な動作原理は同じで、単
相誘導器を利用したものである。以下で、一度にその構
成を述べていく。
【0006】(a)(b)共に固定子鉄心508中に巻
かれた固定子巻線509に単相交流を印加することによ
り、エアギャップ510中に回転磁界を発生させる。次
に、その磁界により回転子鉄心504中にあるカゴ形巻
線505とエンドリング511に2次電流が誘起され、
その各2次電流を回転磁界によりフレミングの法則から
トルク(回転力)が発生することで、504と505か
ら構成されるモータの回転子側がシャフト503を中心
に回転する。
【0007】なお、このとき固定子側(508と509
より構成)にも反作用力を受けるため、実際のファンモ
ータでは、他固定物へのビス止め回転防止器具により固
定子の固定が施される。また、シャフト503は回転子
側とは直結、固定子側とはベアリング506により結合
されている。
【0008】ここで、図5(a)のインナーロータタイ
プでは、別途シャフト503に直結しているフレーム5
02に取り付けられたファン羽根501がシャフトの回
転に同期して回転することで、冷却風を起こすことにな
る。なお、図5(a)中の固定子フレーム507は固定
子鉄心508に直結されており、回転子鉄心504との
空隙であるエアギャップ510を一定にするため及び固
定子の固定のためにある。
【0009】図5(b)のアウターロータタイプでは、
回転子鉄心504に直結されたファン羽根501が
(a)と同様に回転することで冷却風を起こす。図5
(b)中のフレーム502はシャフト503,エンドリ
ング511に直結されており、これが回転子鉄心504
と固定子鉄心508の空隙であるエアギャップを一定に
保つためにある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のファンモータにあっては、次のような問題があった。
即ち、図4に示すように、従来の組み込み構造では、検
出器ケース405,ファンモータフレーム409が回転
中心軸方向に並んで配置された構造を取る。従って、最
低でも検出器ケース405とファンモータフレーム40
9の幅だけスペースを確保する必要があり、サーボモー
タ全体を小型,軽量,偏平化する場合に問題となる。
【0011】また、従来のラジアルギャップ形ファンモ
ータで、検出器スペース分の中空化を実現することは、
図6に示したラジアル方向に構成された磁気回路のうち
回転子鉄心504の内径肉厚を大幅に削る必要がある。
しかし、これは本削除部分での磁気飽和を招くことか
ら、ファンモータの出力不足につながり、大部分の場合
は実用化が難しい。なお、図6において図5と同一部分
には同一符号を付している。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、モータ回転軸中央部を中
空化して検出器やケーブルなどの設置スペースを確保す
ることができ、サーボモータ等へ組み込んだ際における
小型化,偏平化をはかり得る中空アキシャルギャップ形
ファンモータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を採用している。
【0014】即ち本発明は、サーボモータ等に適用され
る冷却用ファンモータにおいて、磁気回路構成をモータ
回転軸中央部鉄心を含まないアキシャルギャップ形構造
として、磁気回路に不要となったモータ回転軸中央部の
中空化をはかることで、中空スペースへ検出器や配線ケ
ーブルなどの設置スペースを確保したことを特徴として
いる。
【0015】また本発明は、サーボモータに取り付けら
れる冷却用ファンモータにおいて、磁気回路構成をモー
タ回転軸中央部鉄心を含まないアキシャルギャップ形構
造にして磁気回路に寄与しない中心部を中空化し、この
中空部にサーボモータの回転速度又は回転位置を検出す
る検出器を配置し、固定子フレームと検出器ケースを一
体化して検出器を内部に組み込んだ形としたことを特徴
としている。
【0016】
【作用】従来のラジアルギャップ形ファンモータ構造
を、アキシャルギャップ形へ変更することで、磁気回路
を図2に示すようにアキシャル方向とし、これにより回
転中心軸付近へ磁気回路を構成しないスペースを確保す
ることで、その部分の中空化が可能となる。また、モー
タ出力は原理的に回転子のエアギャップ表面積に比例し
て大きくできることが知られていることから、アキシャ
ルギャップ形モータでは、ラジアル方向へ面積を確保で
きる偏平タイプモータ形ファンへ適用した場合、モータ
出力に寄与しないアキシャル方向長をラジアルギャップ
形に比較して相対的に短くでき、偏平化をはかることが
可能となる構造を持つファンモータを実現できる。
【0017】さらに、ファンモータ中空部に検出器を組
み込むことにより、サーボモータへのファンモータ及び
検出器の組み込み時に、省スペース化,偏平化をはかる
ことができる。
【0018】このように本発明では、アキシャルギャッ
プ形モータの採用により、磁気回路に寄与しない回転中
心軸スペースの中空化が可能となり、軽量化がはかられ
る。また、本スペースへ検出器,ケーブルなどの収容が
可能となることで、サーボモータやダイレクトドライブ
モータなどの省スペース化がはかられる。また、従来の
ラジアルギャップ形ファンモータに対して原理的には偏
平化をはかることが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0020】図1は、本発明の一実施例に係わる中空ア
キシャルギャップ形ファンモータの概略構成を示す断面
図である。駆動モータは、アキシャルギャップ形の単層
誘導機であり、固定鉄心7に巻かれた固定子巻線8へ単
相交流電圧を印加することにより、エアギャップ9中に
回転磁界を発生させる。
【0021】次に、その磁界により、固定子鉄心3中に
あるカゴ形巻線4とエンドリング10に2次電流が誘起
され、この2次電流と回転磁界によりフレミングの法則
により回転力が発生することで3と4で構成されるモー
タの回転子側が回転中心軸13を中心に回転する。な
お、このとき、7と8から構成されるモータ固定子側も
反作用を受けるため、実際に使用する際には、固定子側
に直結された固定子フレーム6を他固定物などへのビス
止めを施す必要がある。
【0022】ここで、回転子側は固定子フレーム6とは
ベアリング5を介して接続されている。また、回転子側
が回転中心軸13を中心に回転することで、回転子鉄心
3に直結されたフレーム2及びフレーム2に取り付けら
れたファン羽根1が回転中心軸13を中心に回転するこ
とで、冷却風を起こす。
【0023】このように、従来のラジアルギャップ形フ
ァンモータの構造を、図1のようにアキシャルギャップ
形へ変更することにより、磁気回路を図2のようにアキ
シャル方向とすることができ、これにより回転中心軸付
近へ磁気回路を構成しないスペースを確保することがで
きる。なお、図2において図1と同一部分には同一符号
を付している。
【0024】この中空部11はケーブル配線,検出器の
設置など、ユーザ側で任意に利用活用が可能なスペース
である。本実施例では、サーボモータの回転速度又は回
転位置を検出する検出器は中空部11に配置されてお
り、検出器ケース12は固定子フレーム6に固定されて
いる。
【0025】図3に、図1の実施例によるモータへの組
み込み例を示す。
【0026】図3において、ファンモータ固定子フレー
ム309は、ファンモータフレーム312に固定されて
おり、ファンモータフレーム312は主モータフレーム
301に固定されている。ファンモータ回転子フレーム
306が回転中心軸308を中心として回転すると、フ
ァンモータ回転子フレーム306に結合したファン羽根
307が同期して回転し、冷却風を起こす。
【0027】一方、検出器ケース305はファンモータ
固定子フレーム309の中空部に配置されており、かつ
ファンモータ固定子フレーム309に固定されている。
また検出器入力軸310は、ベアリング303を介して
主モータフレーム301に固定されているロータシャフ
ト302に接続されており、ロータシャフト302が3
08を中心に回転することで、例えば検出器305がイ
ンクリメンタル式エンコーダの場合には、ロータシャフ
ト302の回転数に比例した周波数のパルス波を検出器
出力信号線311に出力する。
【0028】このように本実施例によれば、アキシャル
ギャップ形ファンモータの中空部にエンコーダやレゾル
バなどの検出器を組み込むことで、モータ組み込み時に
必要なスペースはファンモータフレーム又は検出器ケー
スの幅だけ済むようになるので、モータ全体の偏平化,
軽量化,省スペース化をはかることができる。また、サ
ーボモータへのファンモータ及び検出器の組み込み時に
工数の低減をはかることができる。
【0029】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来のラジアルギャップ形ファンモータ構造を、アキシャ
ルギャップ形へと変更することで、磁気回路をアキシャ
ル方向とし、モータ回転軸中央部を中空化して検出器や
ケーブルなどの設置スペースを確保することができ、サ
ーボモータ等へ組み込んだ際における小型化及び偏平化
をはかり得る中空アキシャルギャップ形ファンモータを
実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる中空アキシャルギャ
ップ形ファンモータの概略構成を示す断面図。
【図2】アキシャルギャップ形ファンモータの磁気回路
を説明するための模式図。
【図3】実施例によるサーボモータへの組み込み例を示
す図。
【図4】従来のサーボモータへの冷却用ファンモータ及
び検出器の組み込み方式の一例を示す断面図。
【図5】従来のファンモータの基本構造を示す断面図。
【図6】ラジアルギャップ形ファンモータの磁気回路を
説明するための模式図。
【符号の説明】
1…ファン羽根、 2…フレーム、 3…回転子鉄心、 4…カゴ形巻線、 5…ベアリング、 6…固定子フレーム、 7…固定子鉄心、 8…固定子巻線、 9…エアギャップ、 10…エンドリング、 11…中空部、 12…検出器ケース、 13…回転中心軸、 14…検出器入力軸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーボモータ等に適用される冷却用ファン
    モータにおいて、磁気回路構成をモータ回転軸中央部鉄
    心を含まないアキシャルギャップ形構造とし、磁気回路
    に不要となったモータ回転軸中央部の中空化をはかるこ
    とで、中空スペースへ検出器や配線ケーブルなどの設置
    スペースを確保したことを特徴とする中空ファンモー
    タ。
  2. 【請求項2】サーボモータに取り付けられる冷却用ファ
    ンモータにおいて、磁気回路構成をモータ回転軸中央部
    鉄心を含まないアキシャルギャップ形構造にして磁気回
    路に寄与しない中心部を中空化し、この中空部にサーボ
    モータの回転速度又は回転位置を検出する検出器を配置
    し、固定子フレームと検出器ケースを一体化して検出器
    を内部に組み込んだ形としたことを特徴とする中空ファ
    ンモータ。
JP4126377A 1992-05-19 1992-05-19 中空ファンモータ Withdrawn JPH05328690A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 19990803