JPH0532834Y2 - - Google Patents

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JPH0532834Y2
JPH0532834Y2 JP1984196948U JP19694884U JPH0532834Y2 JP H0532834 Y2 JPH0532834 Y2 JP H0532834Y2 JP 1984196948 U JP1984196948 U JP 1984196948U JP 19694884 U JP19694884 U JP 19694884U JP H0532834 Y2 JPH0532834 Y2 JP H0532834Y2
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film transistor
electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は薄膜トランジスタをスイツチング制
御して表示電極を選択的に表示するようにした液
晶表示素子、特に薄膜トランジスタの半導体層と
してアモルフアスシリコンを用いた液晶表示素子
に関する。
「従来の技術」 従来のこの種の液晶表示素子は例えば第6図に
示すようにカラスのような透明基板11及び12
が近接対向して設けられ、その周縁部にはスペー
サ13が介在され、これら透明基板11,12間
に液晶14が封入されている。一方の透明基板1
1の内面に表示電極15が複数形成され、これら
各表示電極15に接してそれぞれスイツチング素
子として薄膜トランジスタ16が形成され、その
薄膜トランジスタ16のドレインは表示電極15
に接続されている。これら複数の表示電極15と
対向して他方の透明基板12の内面に透明な共通
電極17が形成されている。
表示電極15は例えば画素電極であつて第3図
に示すように、透明基板11上に正方形の表示電
極15が行及び列に近接配列されており、表示電
極15の各行配列と近接し、かつこれに沿つてそ
れぞれゲートバス18が形成され、また表示電極
15の各列配列と近接してそれに沿つてソースバ
ス19がそれぞれ形成されている。これら各ゲー
トバス18及びソースバス19の交差点において
薄膜トランジスタ16が設けられ、各薄膜トラン
ジスタ16のゲートは両バスの交差点位置におい
てゲートバス18に接続され、各ソースはソース
バス19にそれぞれ接続され、更に各ドレインは
表示電極15に接続されている。
これらゲートバス18とソースバス19との各
一つを選択してそれら間に電圧を印加し、その電
圧が印加された薄膜トランジスタ16のみが導通
し、その導通した薄膜トランジスタ16のドレイ
ンに接続された表示電極15に電荷を蓄積して表
示電極15と共通電極17との間の液晶14の部
分においてのみ電圧を印加し、これれによつて表
示電極15の部分のみを光透明或は光遮断とする
ことによつて選択的な表示を行う。この表示電極
15に蓄積した電荷を放電させることによつて表
示を消去させることができる。
薄膜トランジスタ16は従来においては例えば
第4図及び第5図に示すように構成されていた。
即ち透明基板11上に表示電極15とソースバス
19とがITOのような透明導電膜によつて形成さ
れ、表示電極15及びソースバス19の互に平行
近接した部分間にまたがつてアモルフアスシリコ
ンのような半導体層21が形成され、更にその上
に窒化シリコンなどのゲート絶縁膜22が形成さ
れる。このゲート絶縁膜22上において半導体層
21を介して表示電極15及びソースバス19と
それぞれ一部重なつてゲート電極23が形成され
る。ゲート電極23の一端はゲートバス18に接
続される。このようにしてゲート電極23とそれ
ぞれ対向した表示電極15、ソースバス19はそ
れぞれドレイン電極15a、ソース電極19aを
構成し、これら電極15a,19a、半導体層2
1、ゲート絶縁膜22、ゲート電極23によつて
薄膜トランジスタ16が構成される。ゲート電極
23及びゲートバス18は同時に形成され、例え
ば、アルミニユウムにより構成される。
「考案が解決しようとする問題点」 このアモルフアスシリコンを使つた薄膜トラン
ジスタにおいては、半導体層21は光吸収効率及
び光導電効果が比較的大きい、従つて液晶表示素
子の表示用の光或は外来光が半導体層21に入射
されてその抵抗値が下り、スイツチング特性のオ
ン、オフ比が悪いものとなる。このような点によ
り従来において例えば第6図に示すように薄膜ト
ランジスタ17の形成に当つて、その半導体層2
1と対向する部分において透明基板11上に予め
遮光層25を形成し、その遮光層25上にSiO2
などのような透明絶縁膜26を形成し、その上に
表示電極18、ソースバス19や半導体層21を
形成していた。
この場合遮光層25としてはクロームなどの金
属が用いられており、従つてこの遮光層25と表
示電極15、ソースバス19とを絶縁するため絶
縁膜26が設けられており、しかもこれら遮光層
25とドレイン電極18a、ソース電極19aと
の間の静電容量を小さくするために、絶縁膜26
の膜厚を厚くする必要があり、それだけ製造時に
おいて製造行程が長くなり、歩留まりが悪くなる
欠点があつた。
「問題点を解決するための手段」 この考案によれば遮光層としてアモルフアスシ
リコンを含む化合物半導体を用い、この化合物半
導体はアモルフアスシリコンよりもエネルギーバ
ンドギヤツプが狭く、しかも比抵抗が同程度以上
のものとされ、従つてこの遮光層上に、薄膜トラ
ンジスタにおけるアモルフアスシリコンの半導体
層を直接接して形成することができる。つまり従
来における遮光層と薄膜トランジスタとの間にお
ける絶縁膜26を省略することができ、しかもそ
の省略によつてアモルフアスシリコンを含む化合
物半導体を用いるため、遮光層の形成と連続して
薄膜トランジスタのアモルフアスシリコンの半導
体層を形成することもできる。
「実施例」 第1図にこの考案による液晶表示素子の要部で
ある薄膜トランジスタ部分の実施例を示し、第1
図において第6図と対応する部分には同一符号を
付けてある。この考案では遮光層27が設けられ
るが、この遮光層27はアモルフアスシリコンを
含む化合物半導体であつて、その遮光層27上に
薄膜トランジスタのアモルフアスシリコン半導体
層21が直接接して形成されており、更にその上
にゲート絶縁膜22、ゲート電極23が順に形成
されている。またこの例ではドレイン電極18
a、ソース電極19aは遮光層26及び半導体層
21の側面と接触して形成されている。つまり遮
光層26と半導体層21、更に必要に応じてゲー
ト絶縁膜22、ゲート電極23となるべき各材料
層を順次形成した後、フオトエツチングによつて
同一パターンとしてこれら層を蝕刻して遮光層2
6、半導体層21、更にゲート絶縁膜22、ゲー
ト電極23を形成し、その後、表示電極18、ソ
ース電極19を形成した場合である。
この遮光層27はアモルフアスシリコンを含む
化合物半導体であつて、半導体層21のアモルフ
アスシリコンよりもエネルギーバンドギヤツプが
狭く、かつ比抵抗が同程度以上のものとされる。
例えばアモルフアスシリコンゲルマニウム或はア
モルフアスシリコン錫などの化合物半導体が用い
られ、これらのエネルギーバンドギヤツプはE=
1.0乃至1.7エレクトロンボルトであり、アモルフ
アスシリコン半導体層21のエネルギーバンドギ
ヤツプEは1.7乃至2.0エレクトロンボルトであ
り、これらより小さなものとされる。
遮光層27はプラズマ化学的気相成長法(いわ
ゆるプラズマCVD法)により形成することがで
き、そのガス源としてSiH4とGeH4を用いてその
モル比を適当に変えてアモルフアスシリコンゲル
マニウムの二元化合物半導体層を得ることがで
き、その場合シリコンとゲルマニウムとは原子量
0.8:0.2程度とされる。これらは気相成長のモル
比を適当に選ぶことによつて変えることができ、
一般にはこの0.8:0.2よりもゲルマニウムを多く
する。またアモルフアスシリコン錫の場合は
SiH4とSn(CH34をそのモル比を適当に選んで、
つまり、気体流量を制御して二元化合物半導体と
することができる。何れの場合もアモルフアスシ
リコン半導体層21の比抵抗108乃至1012Ω−cm
と同程度のものとすることができる。これらアモ
ルフアスシリコンゲルマニウム或はアモルフアス
シリコン錫などの遮光層となる層を形成し、連続
してアモルフアスシリコン層を、つまり半導体層
21となるべき層を形成することができる。
「考案の効果」 以上述べたこの考案による液晶表示素子におい
ては、薄膜トランジスタとしてアモルフアスシリ
コン半導体層を用いており、安価に薄く構成する
ことができる。しかも遮光層27の存在によつて
半導体層21に向う光は遮光層27により吸収さ
れて半導体層21の光吸収が少くなり、半導体層
21の導電度が大きくなるおそれがなく、このた
め薄膜トランジスタのスイツチのオン、オフ比が
大きなものとなる。また遮光層27は半導体層2
1と同程度の比抵抗を持つており、従つて遮光層
27とドレイン電極18a、ソース電極19aと
の間に絶縁膜を形成する必要がなく、その製造工
程が簡単であり、特にこの遮光層27を形成し、
そのまま連続して半導体層21を形成することが
でき、更にこれらとゲート絶縁膜22やゲート電
極23を共通のマスクでエツチングすることもで
き、製造工程は第6図に示した従来のものと比べ
て頗る簡単なものとすることが可能である。しか
も遮光層27と電極18a,19aとの間の静電
容量の問題もなくなる。またアモルフアスシリコ
ンの化合物半導体によれば光吸収性が強いため遮
光層27の厚さは比較的薄くてもよく、それだけ
製造が容易である。
なお透明基板11の材料によつては、例えばソ
ーダガラスの場合などは透明基板11上にNa+
阻止する絶縁層を形成し、その上に薄膜トランジ
スタ17を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による液晶表示素子に用いら
れる薄膜トランジスタの一例を示す断面図、第2
図は液晶表示素子の一般的構成の一部を示す断面
図、第3図はゲートバス及びソースバスと薄膜ト
ランジスタと表示電極との関係を示す等価回路
図、第4図は第3図の液晶表示素子の平面図、第
5図はそのAA線断面図、第6図は従来の液晶表
示素子に用いられる薄膜トランジスタの断面図で
ある。 11,12……透明電極、14……液晶、15
……表示電極、16……共通電極、15a……ド
レイン電極、19……ソースバス、19a……ソ
ース電極、21……アモルフアスシリコン半導体
層、22……ゲート絶縁膜、23……ゲート電
極、27……遮光層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 2枚の透明基板の間に液晶が封入され、その一
    方の透明基板の内面に複数の表示電極が形成さ
    れ、その表示電極にドレイン電極が接続されて薄
    膜トランジスタがその透明基板に形成された液晶
    表示素子において、 上記薄膜トランジスタのソース電極及びドレイ
    ン電極はそのゲート電極よりもその薄膜トランジ
    スタが形成された透明基板側に形成され、 上記薄膜トランジスタの半導体層はアモルフア
    スシリコンで構成され、 そのアモルフアスシリコン半導体層と上記薄膜
    トランジスタが形成された透明基板との間にアモ
    ルフアスシリコン半導体層と接して、そのアモル
    フアスシリコンのエネルギーバンド幅よりもエネ
    ルギーバンド幅が狭く、且つ比抵抗が上記アモル
    フアスシリコン半導体層と同程度以上のアモルフ
    アスシリコンを含む化合物半導体から成る遮光層
    が形成されていることを特徴とする液晶表示素
    子。
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JPS58159516A (ja) * 1982-03-18 1983-09-21 Seiko Epson Corp 液晶表示パネル

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