JPH0532812A - 防カビ・坑菌性架橋ポリオレフイン発泡体とその製造方法 - Google Patents
防カビ・坑菌性架橋ポリオレフイン発泡体とその製造方法Info
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- JPH0532812A JPH0532812A JP21155191A JP21155191A JPH0532812A JP H0532812 A JPH0532812 A JP H0532812A JP 21155191 A JP21155191 A JP 21155191A JP 21155191 A JP21155191 A JP 21155191A JP H0532812 A JPH0532812 A JP H0532812A
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防カビ性と抗菌性を合わせ持ち,安全で,か
つその製造における架橋・発泡工程に悪影響を及ぼさな
い架橋ポリオレフィン発泡体、およびその製造方法を提
供する. 【構成】 オレフィン系樹脂100重量部に対して、防
カビ剤としてメチルベンズイミダゾ─ル−2−イルカル
バメ─ト0.05〜2.0重量部と抗菌剤として銀イオ
ン及亜鉛イオンが担持された無機系微粒子0.05〜
2.0重量部を含有する架橋ポリオレフィン発泡体。ま
たオレフィン系樹脂100重量部に対して、防カビ剤と
してメチルベンズイミダゾ─ル−2−イルカルバメ─ト
0.05〜2.0重量部と抗菌剤として銀イオン及亜鉛
イオンが担持された無機系微粒子0.05〜2.0重量
部を配合する架橋ポリオレフィン発泡体の製造方法。
つその製造における架橋・発泡工程に悪影響を及ぼさな
い架橋ポリオレフィン発泡体、およびその製造方法を提
供する. 【構成】 オレフィン系樹脂100重量部に対して、防
カビ剤としてメチルベンズイミダゾ─ル−2−イルカル
バメ─ト0.05〜2.0重量部と抗菌剤として銀イオ
ン及亜鉛イオンが担持された無機系微粒子0.05〜
2.0重量部を含有する架橋ポリオレフィン発泡体。ま
たオレフィン系樹脂100重量部に対して、防カビ剤と
してメチルベンズイミダゾ─ル−2−イルカルバメ─ト
0.05〜2.0重量部と抗菌剤として銀イオン及亜鉛
イオンが担持された無機系微粒子0.05〜2.0重量
部を配合する架橋ポリオレフィン発泡体の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防カビ性と抗菌性を合
わせ持つ架橋ポリオレフィン発泡体に関する。
わせ持つ架橋ポリオレフィン発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、架橋ポリエチレン発泡体は耐熱
性、耐水性、断熱性、クッション性等の優れた特性を有
しているため、バスマット材料や配管用断熱材等に広く
使用されている。しかし風呂場や湿気の多い場所あるい
は換気の悪い場所で使用した場合、各種の汚れが付着
し、その汚れにバクテリアやカビ菌等が繁殖して衛生的
に好ましくない状態となる。従って、このバクテリアや
カビの発生や繁殖を防止するために、発泡シートの表面
に防カビ塗料を塗布したり、実開昭61ー158422 号や特開
平1-108230号に開示されているように発泡体製造時に発
泡体組成物に防カビ剤を配合する方法が試みられてい
る。
性、耐水性、断熱性、クッション性等の優れた特性を有
しているため、バスマット材料や配管用断熱材等に広く
使用されている。しかし風呂場や湿気の多い場所あるい
は換気の悪い場所で使用した場合、各種の汚れが付着
し、その汚れにバクテリアやカビ菌等が繁殖して衛生的
に好ましくない状態となる。従って、このバクテリアや
カビの発生や繁殖を防止するために、発泡シートの表面
に防カビ塗料を塗布したり、実開昭61ー158422 号や特開
平1-108230号に開示されているように発泡体製造時に発
泡体組成物に防カビ剤を配合する方法が試みられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法ではカビの対策として防カビ剤だけの使用で作成し
た発泡シートのためにカビ菌には効果があるが例えば、
悪臭の原因とされるバクテリアへの効果は殆どなかっ
た。また実開昭61ー158422 号で示されている殺菌剤1
0,10’−オキシビスフェノキシアルシンはカビとバ
クテリアの両方に効果があることが知られている。しか
しこの殺菌剤はAs化合物ということから、一般に直接
人間の肌に接触する風呂マットのような製品では敬遠さ
れることが多い。また取り扱い上も注意を要するといっ
た問題がある。また特開平1ー108230号に開示されている
防カビ剤を使用する場合、防カビ剤単体では樹脂の架橋
・発泡工程に悪影響を与えるだけでなく、発泡体の製造
工程中の加熱によって防カビ剤が分解・飛散するため表
面処理して使用しなければならないという問題点があっ
た。
方法ではカビの対策として防カビ剤だけの使用で作成し
た発泡シートのためにカビ菌には効果があるが例えば、
悪臭の原因とされるバクテリアへの効果は殆どなかっ
た。また実開昭61ー158422 号で示されている殺菌剤1
0,10’−オキシビスフェノキシアルシンはカビとバ
クテリアの両方に効果があることが知られている。しか
しこの殺菌剤はAs化合物ということから、一般に直接
人間の肌に接触する風呂マットのような製品では敬遠さ
れることが多い。また取り扱い上も注意を要するといっ
た問題がある。また特開平1ー108230号に開示されている
防カビ剤を使用する場合、防カビ剤単体では樹脂の架橋
・発泡工程に悪影響を与えるだけでなく、発泡体の製造
工程中の加熱によって防カビ剤が分解・飛散するため表
面処理して使用しなければならないという問題点があっ
た。
【0004】本発明は、かかる問題点を解決し、防カビ
性と抗菌性を合わせ持ち、安全で、かつその製造におけ
る架橋・発泡工程に悪影響を及ぼさない架橋ポリオレフ
ィン発泡体を提供することを目的とする。
性と抗菌性を合わせ持ち、安全で、かつその製造におけ
る架橋・発泡工程に悪影響を及ぼさない架橋ポリオレフ
ィン発泡体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、オレフィン系樹脂100重量部に対して
メチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメート0.
1〜2.0重量部と銀イオン及び亜鉛イオンが担持され
た無機系微粒子0.1〜2.0重量部を含有してなるこ
とを特徴とする防カビ・抗菌性架橋ポリオレフィン発泡
体、及び防カビ・抗菌性架橋ポリオレフィン発泡体の製
造方法が提供される。
成するために、オレフィン系樹脂100重量部に対して
メチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメート0.
1〜2.0重量部と銀イオン及び亜鉛イオンが担持され
た無機系微粒子0.1〜2.0重量部を含有してなるこ
とを特徴とする防カビ・抗菌性架橋ポリオレフィン発泡
体、及び防カビ・抗菌性架橋ポリオレフィン発泡体の製
造方法が提供される。
【0006】本発明におけるオレフィン系樹脂とは、M
Iが0.1〜15g /10分、好ましくは0.5〜10g
/10分の範囲内にある低密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリオレフィン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エ
チレンーアクリル酸エチレル共重合体等の単独あるいは
これらの2種以上の混合物である。さらにポリプロピレ
ン、エチレンープロピレン共重合体、高密度ポリエチレ
ン等を発泡を阻害させない範囲内で添加したものであっ
てもよい。本発明におけるメチルベンズイミダゾール−
2−イルカルバメートは、オレフィン系樹脂100重量
部に対して0.05〜2.0重量部、好ましくは0.1
〜1.0重量部の割合で含有される。含有量が0.05
重量部未満では、防カビ効果が少なく、また含有量が
2.0重量部を越えると架橋・発泡阻害が現れてくるだ
けでなく、コストも非常に高くなり経済的メリットが失
われる。
Iが0.1〜15g /10分、好ましくは0.5〜10g
/10分の範囲内にある低密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリオレフィン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エ
チレンーアクリル酸エチレル共重合体等の単独あるいは
これらの2種以上の混合物である。さらにポリプロピレ
ン、エチレンープロピレン共重合体、高密度ポリエチレ
ン等を発泡を阻害させない範囲内で添加したものであっ
てもよい。本発明におけるメチルベンズイミダゾール−
2−イルカルバメートは、オレフィン系樹脂100重量
部に対して0.05〜2.0重量部、好ましくは0.1
〜1.0重量部の割合で含有される。含有量が0.05
重量部未満では、防カビ効果が少なく、また含有量が
2.0重量部を越えると架橋・発泡阻害が現れてくるだ
けでなく、コストも非常に高くなり経済的メリットが失
われる。
【0007】本発明における銀イオン及び亜鉛イオンが
担持された無機系微粒子は、オレフィン系樹脂100重
量部に対して0.05〜2.0重量部である。含有量が
0.05重量部未満では、抗菌性の効果が少なく、また
含有量が2.0重量部を越えるとコストが高くなり経済
的メリットが失われる。上記無機系微粒子としては通常
ゼオライトが好適に使用される。
担持された無機系微粒子は、オレフィン系樹脂100重
量部に対して0.05〜2.0重量部である。含有量が
0.05重量部未満では、抗菌性の効果が少なく、また
含有量が2.0重量部を越えるとコストが高くなり経済
的メリットが失われる。上記無機系微粒子としては通常
ゼオライトが好適に使用される。
【0008】本発明の防カビ・抗菌性発泡体は従来公知
の架橋、発泡方法により製造することができる。例え
ば、ポリオレフィン系樹脂とメチルベンズイミダゾール
−2−イルカルバメート、銀イオン及び亜鉛イオンが担
持された無機系微粒子、発泡剤、架橋剤を混練した樹脂
組成物を押出成形体とし、しかる後加熱架橋発泡する方
法、或は、ポリオレフィン系樹脂とメチルベンズイミダ
ゾール−2−イルカルバメート、銀イオン及び亜鉛イオ
ンを有する無機系微粒子、発泡剤を混練した組成物を押
出成形体とし、しかる後放射線照射により架橋せしめ、
次いで加熱発泡する方法を挙げることができる。
の架橋、発泡方法により製造することができる。例え
ば、ポリオレフィン系樹脂とメチルベンズイミダゾール
−2−イルカルバメート、銀イオン及び亜鉛イオンが担
持された無機系微粒子、発泡剤、架橋剤を混練した樹脂
組成物を押出成形体とし、しかる後加熱架橋発泡する方
法、或は、ポリオレフィン系樹脂とメチルベンズイミダ
ゾール−2−イルカルバメート、銀イオン及び亜鉛イオ
ンを有する無機系微粒子、発泡剤を混練した組成物を押
出成形体とし、しかる後放射線照射により架橋せしめ、
次いで加熱発泡する方法を挙げることができる。
【0009】本発明による防カビ・抗菌性発泡体は、風
呂マットやパイプカバーにさらに2次加工されて使用す
ることが出来る。この2次加工において防カビ・抗菌性
能が失われることは全くなく、効果は半永久的に持続さ
れる。
呂マットやパイプカバーにさらに2次加工されて使用す
ることが出来る。この2次加工において防カビ・抗菌性
能が失われることは全くなく、効果は半永久的に持続さ
れる。
【0010】
【作用】本発明において、メチルベンズイミダゾール−
2−イルカルバメートと銀イオン及び亜鉛イオンが担持
された無機系微粒子を併用することが必須である。本発
明において用いられるメチルベンズイミダゾール−2−
イルカルバメートは
2−イルカルバメートと銀イオン及び亜鉛イオンが担持
された無機系微粒子を併用することが必須である。本発
明において用いられるメチルベンズイミダゾール−2−
イルカルバメートは
【化1】
の構造を有し防カビ剤として作用し、銀イオン及び亜鉛
イオンが担持された無機系微粒子は抗菌剤として作用す
る。メチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメート
は、架橋ポリオレフィン発泡シートに用いた場合、単体
ではカビには効果を示すがバクテリアには抗菌作用がな
いためバクテリアの繁殖をおさえることができない。ま
たカビに対する防カビ効果を与えるには添加量を増加す
る必要があった。しかし添加量を増加することにより、
架橋・発泡が阻害されるようになり良好な発泡シートが
得れられない。メチルベンズイミダゾール−2−イルカ
ルバメートと銀イオン及び亜鉛イオンが担持された無機
系微粒子を併用することにより、少ない添加量でかつ架
橋・発泡性になんら悪影響を与えることなく、良好な発
泡シートが得られる。無機系の抗菌剤としては、銀イオ
及びン亜鉛イオンが担持された無機系微粒子以外には、
銀イオンと銅イオンが担持されたものや、銀イオンのみ
が担持されたもの、銅イオンのみが担持されたもの等が
知られている。しかし本発明において用いられる銀イオ
ン及び亜鉛イオンが担持された無機系抗菌剤のみが架橋
・発泡性に悪影響を及ぼさず非常に優れた抗菌性を与え
る。特に、化学架橋方法により製造する場合にはその効
果が顕著である。
イオンが担持された無機系微粒子は抗菌剤として作用す
る。メチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメート
は、架橋ポリオレフィン発泡シートに用いた場合、単体
ではカビには効果を示すがバクテリアには抗菌作用がな
いためバクテリアの繁殖をおさえることができない。ま
たカビに対する防カビ効果を与えるには添加量を増加す
る必要があった。しかし添加量を増加することにより、
架橋・発泡が阻害されるようになり良好な発泡シートが
得れられない。メチルベンズイミダゾール−2−イルカ
ルバメートと銀イオン及び亜鉛イオンが担持された無機
系微粒子を併用することにより、少ない添加量でかつ架
橋・発泡性になんら悪影響を与えることなく、良好な発
泡シートが得られる。無機系の抗菌剤としては、銀イオ
及びン亜鉛イオンが担持された無機系微粒子以外には、
銀イオンと銅イオンが担持されたものや、銀イオンのみ
が担持されたもの、銅イオンのみが担持されたもの等が
知られている。しかし本発明において用いられる銀イオ
ン及び亜鉛イオンが担持された無機系抗菌剤のみが架橋
・発泡性に悪影響を及ぼさず非常に優れた抗菌性を与え
る。特に、化学架橋方法により製造する場合にはその効
果が顕著である。
【0011】
【実施例】以下に実施例を示す。
実施例1
密度0.921g/cm3 、MI2.0g /10分の低密度ポ
リエチレン(ノバテックF−251三菱化成工業 製)
100重量部にメチルベンズイミダゾール−2−イルカ
ルバメート0.3重量部、銀イオン及び亜鉛イオンが担
持された無機系抗菌剤(商品名AISーNAZ320触
媒化成 製)0.3重量部、発泡剤としてアゾジカルボ
ンアミド20重量部、架橋剤としてジクミルパーオキサ
イド0.8重量部を3リットル加圧ニ─ダ─にて溶融混
合した後、直径40mm押出機(L/D=28)にて、厚
さ2.2mmのシート状に成形し、さらに熱風加熱炉にて
架橋・発泡せしめて架橋発泡シートを得た。
リエチレン(ノバテックF−251三菱化成工業 製)
100重量部にメチルベンズイミダゾール−2−イルカ
ルバメート0.3重量部、銀イオン及び亜鉛イオンが担
持された無機系抗菌剤(商品名AISーNAZ320触
媒化成 製)0.3重量部、発泡剤としてアゾジカルボ
ンアミド20重量部、架橋剤としてジクミルパーオキサ
イド0.8重量部を3リットル加圧ニ─ダ─にて溶融混
合した後、直径40mm押出機(L/D=28)にて、厚
さ2.2mmのシート状に成形し、さらに熱風加熱炉にて
架橋・発泡せしめて架橋発泡シートを得た。
【0012】実施例2,3
実施例1において、メチルベンズイミダゾール−2−イ
ルカルバメート及びAIS−NAZ320の添加量を表
ー1に示す割合に変えた以外は同一条件で発泡シートを
作成した。
ルカルバメート及びAIS−NAZ320の添加量を表
ー1に示す割合に変えた以外は同一条件で発泡シートを
作成した。
【0013】比較例1〜4
実施例1において、2−チアゾール−4−イルベンズイ
ミダゾール、メチルベンズイミダゾール−2−イルカル
バメート,AIS−NAZ320,AIS−NAC41
0(銀イオン及び銅イオンを担持させた無機系抗菌剤の
商品名、触媒化成)を各々単体で使用した場合であり、
その添加量は表1に示した通りである。
ミダゾール、メチルベンズイミダゾール−2−イルカル
バメート,AIS−NAZ320,AIS−NAC41
0(銀イオン及び銅イオンを担持させた無機系抗菌剤の
商品名、触媒化成)を各々単体で使用した場合であり、
その添加量は表1に示した通りである。
【0014】比較例5
2ーチアゾール−4−イルベンズイミダゾールとAIS
−NAZ320を表1に示す添加量で併用した場合であ
り、その他の条件は実施例1と同一の条件で行った。
−NAZ320を表1に示す添加量で併用した場合であ
り、その他の条件は実施例1と同一の条件で行った。
【0015】比較例6
メチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメートとA
IS−NAC410を表1に示す添加量で併用した場合
であり、その他の条件は実施例1と同一条件で行った。
IS−NAC410を表1に示す添加量で併用した場合
であり、その他の条件は実施例1と同一条件で行った。
【0016】以上の実施例の結果を表1に示す。また実
施例1の発泡シートについてはさらに風呂マットに成形
加工し、防カビ、抗菌性を調べた結果、約3ヶ月間使用
後も、全くカビの発生はなく、悪臭もないことが確かめ
られた。
施例1の発泡シートについてはさらに風呂マットに成形
加工し、防カビ、抗菌性を調べた結果、約3ヶ月間使用
後も、全くカビの発生はなく、悪臭もないことが確かめ
られた。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明の発泡体は、防カビ剤及び抗菌剤
として、メチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメ
ートと銀イオン及び亜鉛イオンおが担持されたゼオライ
トを併用しているので、強力な防カビ性と抗菌性を合わ
せ持ち、またAsを含まないため人体に触れる場合にお
いても安全に使用でき、さらにヌメリが生ぜず滑り防止
の効果がある。また本発明の方法によれば上記の防カビ
剤と抗菌剤を併用しているので、架橋・発泡工程に全く
悪影響を及ぼすことがなく、また上記防カビ剤は製造工
程中の加熱により分解・飛散することがない。
として、メチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメ
ートと銀イオン及び亜鉛イオンおが担持されたゼオライ
トを併用しているので、強力な防カビ性と抗菌性を合わ
せ持ち、またAsを含まないため人体に触れる場合にお
いても安全に使用でき、さらにヌメリが生ぜず滑り防止
の効果がある。また本発明の方法によれば上記の防カビ
剤と抗菌剤を併用しているので、架橋・発泡工程に全く
悪影響を及ぼすことがなく、また上記防カビ剤は製造工
程中の加熱により分解・飛散することがない。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
C08L 23:00
(72)発明者 岡田 光範
東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古
河電気工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 オレフィン系樹脂100重量部に対して
メチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメート0.
05〜2.0重量部と銀イオン及び亜鉛イオンが担持さ
れた無機系微粒子0.05〜2.0重量部を含有してな
ることを特徴とする防カビ・抗菌性架橋ポリオレフィン
発泡体。 - 【請求項2】 オレフィン系樹脂100重量部に対して
メチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメート0.
05〜2.0重量部、銀イオン及び亜鉛イオンが担持さ
れた無機系微粒子0.05〜2.0重量部、及び所望量
の化学架橋剤、及び発泡剤を混練した樹脂組成物を押出
成形体とし、しかる後加熱炉にて架橋発泡することを特
徴とする防カビ・抗菌性架橋ポリオレフィン発泡体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21155191A JPH0532812A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 防カビ・坑菌性架橋ポリオレフイン発泡体とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21155191A JPH0532812A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 防カビ・坑菌性架橋ポリオレフイン発泡体とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532812A true JPH0532812A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16607688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21155191A Pending JPH0532812A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 防カビ・坑菌性架橋ポリオレフイン発泡体とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0532812A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019112556A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | Dmノバフォーム株式会社 | オレフィン系発泡体及びその製造方法 |
WO2019189564A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 株式会社カネカ | ポリオレフィン系樹脂発泡粒子、その製造方法及びポリオレフィン系樹脂の発泡成形体 |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP21155191A patent/JPH0532812A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019112556A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | Dmノバフォーム株式会社 | オレフィン系発泡体及びその製造方法 |
WO2019189564A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 株式会社カネカ | ポリオレフィン系樹脂発泡粒子、その製造方法及びポリオレフィン系樹脂の発泡成形体 |
JPWO2019189564A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2021-03-25 | 株式会社カネカ | ポリオレフィン系樹脂発泡粒子、その製造方法及びポリオレフィン系樹脂の発泡成形体 |
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