JPH05327Y2 - - Google Patents

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JPH05327Y2
JPH05327Y2 JP1985035938U JP3593885U JPH05327Y2 JP H05327 Y2 JPH05327 Y2 JP H05327Y2 JP 1985035938 U JP1985035938 U JP 1985035938U JP 3593885 U JP3593885 U JP 3593885U JP H05327 Y2 JPH05327 Y2 JP H05327Y2
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JP
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parison
recess
center
container
biaxially oriented
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JP1985035938U
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JPS61152409U (ja
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は射出延伸吹込成形により二軸配向さ
れた容器などを製造する場合に用いられるパリソ
ンに関するものである。
(従来の技術) 各種の包装用容器やびんとして広く使用されて
いる二軸配向容器は、射出または押出成形された
パリソンを、軸方向と半径方向とに延伸及び膨脹
させて製造される。
また二軸配向容器では、延伸倍率が膨脹倍率に
比べて小さく、またパリソン底部が金型により冷
却を受け易いなどのことから、胴部ほど延伸され
ず厚肉となり易い。
そこでパリソン底部を胴部との境から中央部に
かけて順次薄肉に形成し、容器底部の不要な肉厚
を除去することが試みられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、延伸ロツドにより内底面を押圧
してパリソンを金型底面まで延伸する場合におい
て、加熱軟化したパリソンの底部肉厚を薄肉に形
成することは、延伸ロツドによる底部の破損を招
き、また薄肉になると熱容量が小さくなつて伸び
難くなり、反対にその部分が他の部分よりも厚肉
に残るなどして、底部を薄肉に形成しただけで
は、不要な肉厚を除去することは困難であつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記従来の問題点を解決するために
考えられたものであつて、その目的とするところ
は、容器底部として、厚肉に形成することが必要
とされる部分を除いて、容器底部の肉厚を適度の
厚さに形成することができ、またその厚肉範囲も
容器の用途や大きさに応じて任意に定めることが
できる二軸配向容器用パリソンを提供することに
ある。
上記目的によるこの考案は、射出成形された有
底パリソンの内底面中央を、パリソンの軸線上を
中心点とするなだらかな凹球面の凹所に形成し、
その凹所により底部中央部を部分的に薄肉に形成
してなり、その凹球面の凹所の大きさによつて、
容器底部として必要な厚肉範囲を調整できるよう
にしてなるものである。
更にこの考案を図示の実施例により具体的に説
明する。
(実施例) 図示の有底パリソン1は広口びん2を形成する
ためのものであつて、射出成形により成形され
る。
この有底パリソン1の底部10は、胴部12と
の接続部分から、外底面にスプル11が突出した
中央にかけて、順次肉厚が僅かづつ減らしてあ
り、かつ中央は内底面側に形成した凹球面の凹所
13によつて他の部分よりも部分的に薄肉に形成
してある。
この凹所13の曲率R及び深さtは、凹所13
を形成する前の底面中央部の肉厚Tによつて定め
られるが、パリソンの軸線上を中心点Oとして設
定される凹所13の曲率Rは、上記肉厚Tが1.5
〜3.0mmで5〜15mm、深さtは0.5〜1.0mmの範囲が
好ましい。
しかして上記有底パリソン1を、その内部に挿
入した延伸ロツドにより、底部10が金型の底部
に接するまで軸方向に延伸しつつまたは延伸後
に、有底パリソン1内に空気を吹込んで、上記広
口びん2の成形を行うと、底部10では最も厚肉
の部分、即ち胴壁12に接続した部分が先に延伸
する。
底部延伸は更に中央部へと進行するが、凹所1
3によつて薄肉化された部分は、熱容量の差から
最も延伸し難く、第3図に示すように、そこに成
形された広口びん2の底部20の中央部のみが厚
肉となり底部20における厚肉部分Aは、第4図
に示す従来の容器3の底部30における厚肉部分
Bよりも小さく形成される。
(考案の効果) この考案は上述のように、有底パリソンの底部
中央部を内底面中央に形成したなだらかな凹球面
の凹所により部分的に薄肉に形成し、その凹所を
もつて成形された二軸配向容器の底部の肉厚を減
少してなるものであるから、容器における底部重
量を減少して、容器を軽量化することができる。
また中央部が薄肉であつても、延伸ロツド先端と
の接触面積は凹所よりも大きいので、延伸時に底
部が破損するようなこともない。更にまた容器底
部の肉厚は、凹所の大きさによつて異なるので、
容器底部の肉厚をパリソンによつて予め定めるこ
とができるなどの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る二軸配向容器用パリソン
を例示するもので、第1図は有底パリソンの縦断
面図、第2図は凹球面の凹所の形成状態を示す底
部中央の断面図、第3図はびん底部の縦断面図、
第4図は従来のびん底部の縦断面図である。 1……有底パリソン、2……広口びん、10…
…底部、13……凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 射出成形された有底パリソンの内底面中央を、
    パリソンの軸線上を中心点とするなだらかな凹球
    面の凹所に形成し、その凹所により底部中央部を
    部分的に薄肉に形成してなることを特徴とする二
    軸配向容器用パリソン。
JP1985035938U 1985-03-13 1985-03-13 Expired - Lifetime JPH05327Y2 (ja)

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JP1985035938U JPH05327Y2 (ja) 1985-03-13 1985-03-13

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JPS61152409U JPS61152409U (ja) 1986-09-20
JPH05327Y2 true JPH05327Y2 (ja) 1993-01-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001029433A (ja) * 1999-07-15 2001-02-06 Taisei Kako Co Ltd Pes製インジェクションブロー成形ほ乳瓶、並びに、その製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5866919U (ja) * 1981-10-30 1983-05-07 株式会社吉野工業所 壜成形用管状中間素材

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JPS61152409U (ja) 1986-09-20

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