JPH0227218B2 - - Google Patents
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- JPH0227218B2 JPH0227218B2 JP55185687A JP18568780A JPH0227218B2 JP H0227218 B2 JPH0227218 B2 JP H0227218B2 JP 55185687 A JP55185687 A JP 55185687A JP 18568780 A JP18568780 A JP 18568780A JP H0227218 B2 JPH0227218 B2 JP H0227218B2
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- JP
- Japan
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- distance
- bottle
- surface portion
- tapered
- along
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
- B65D1/0261—Bottom construction
- B65D1/0276—Bottom construction having a continuous contact surface, e.g. Champagne-type bottom
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/08—Biaxial stretching during blow-moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2501/00—Containers having bodies formed in one piece
- B65D2501/0009—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures designed for pouring contents
- B65D2501/0081—Bottles of non-circular cross-section
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、2軸延伸ブロー成形される合成樹
脂、特にポリエチレンテレフタレート樹脂製壜体
の底部構造およびこの底部を成形するのに使用さ
れる底部金型に関するもので、さらに詳言すれ
ば、平面形状が扁平となつた壜体を形成しようと
する際に生ずる底部の延伸量の不均一を無くすこ
とを目的としたものである。
脂、特にポリエチレンテレフタレート樹脂製壜体
の底部構造およびこの底部を成形するのに使用さ
れる底部金型に関するもので、さらに詳言すれ
ば、平面形状が扁平となつた壜体を形成しようと
する際に生ずる底部の延伸量の不均一を無くすこ
とを目的としたものである。
配向性樹脂、特に結晶性樹脂、例えばポリエチ
レンテレフタレート樹脂(以下、略してPETと
称す)により壜体を成形する際には、2軸延伸を
与えることが物性および機械的強度を向上させる
のに有効であることが知られている。
レンテレフタレート樹脂(以下、略してPETと
称す)により壜体を成形する際には、2軸延伸を
与えることが物性および機械的強度を向上させる
のに有効であることが知られている。
この2軸延伸成形により壜体を成形するには、
まず1次成形品としてのパリソンを射出成形によ
り成形し、このパリソンを2軸延伸するブロー成
形により壜体に成形する方法をとるのが一般であ
る。
まず1次成形品としてのパリソンを射出成形によ
り成形し、このパリソンを2軸延伸するブロー成
形により壜体に成形する方法をとるのが一般であ
る。
特に、最近飲料用液体壜体として各種の容器と
して多量に利用されるようになつているPET製
壜体は、上記した通称射出ブロー成形により成形
されるものとなつている。
して多量に利用されるようになつているPET製
壜体は、上記した通称射出ブロー成形により成形
されるものとなつている。
この2軸延伸ブロー成形方法によつて成形され
る壜体は、その延伸量が極めて大きいために、1
次成形品であるパリソンの肉厚は、できる限り均
一であることが要求される。
る壜体は、その延伸量が極めて大きいために、1
次成形品であるパリソンの肉厚は、できる限り均
一であることが要求される。
特に、PETの場合、パリソンの肉厚を周方向
に沿つて意識的に不均一にして成形しようとする
と、樹脂材料および金型そして冷却の温度制御が
極めて難しくなり、均一な優れた物性を得ること
が不可能となり勝ちである。
に沿つて意識的に不均一にして成形しようとする
と、樹脂材料および金型そして冷却の温度制御が
極めて難しくなり、均一な優れた物性を得ること
が不可能となり勝ちである。
また、2軸延伸をかけた際に、肉厚部分よりも
肉薄部分の方が延伸を受け易いという性質をもつ
ているため、2軸延伸をかけることにより肉厚の
不均一はより助長される結果となる。
肉薄部分の方が延伸を受け易いという性質をもつ
ているため、2軸延伸をかけることにより肉厚の
不均一はより助長される結果となる。
このため、パリソンは周方向に沿つて均一な肉
厚で形成される必要があり、かつ2軸延伸ブロー
成形時に、機械的に、具体的には延伸ピンにより
強制的に軸方向に延伸されるため、その平断面形
状は真円とするのが望ましいものとなつている。
厚で形成される必要があり、かつ2軸延伸ブロー
成形時に、機械的に、具体的には延伸ピンにより
強制的に軸方向に延伸されるため、その平断面形
状は真円とするのが望ましいものとなつている。
このように、パリソンは平断面形状が真円とな
りかつ周方向に沿つて均一な肉厚の筒形状とされ
るものであるから、当然のこととして、このパリ
ソンから2軸延伸ブロー成形される壜体は、その
平面形状が円形もしくはほぼ円形のものに限られ
ることになつていた。
りかつ周方向に沿つて均一な肉厚の筒形状とされ
るものであるから、当然のこととして、このパリ
ソンから2軸延伸ブロー成形される壜体は、その
平面形状が円形もしくはほぼ円形のものに限られ
ることになつていた。
所が、多くの実験によると、パリソンから2軸
延伸ブロー成形により成形される壜体の各部は、
例えその延伸量が不均一でも、或る一定量以上の
延伸を受けさえすれば、所定の物性および機械的
強度を得ることができることが解かつた。
延伸ブロー成形により成形される壜体の各部は、
例えその延伸量が不均一でも、或る一定量以上の
延伸を受けさえすれば、所定の物性および機械的
強度を得ることができることが解かつた。
ということは、壜体の平断面形状が円形ではな
くても、この壜体の各部の延伸量が設定された値
以上でありさえすれば、要求される物性および機
械的強度の壜体を得ることができるわけである。
くても、この壜体の各部の延伸量が設定された値
以上でありさえすれば、要求される物性および機
械的強度の壜体を得ることができるわけである。
それゆえ、射出ブロー成形による2軸延伸ブロ
ー成形された壜体では、今まで成形できないと考
えられていた平面形状が扁平な壜体も成形できる
ことになるわけである。
ー成形された壜体では、今まで成形できないと考
えられていた平面形状が扁平な壜体も成形できる
ことになるわけである。
所が、実際に、パリソンから2軸延伸ブロー成
形により平面形状が扁平な壜体を成形してみる
と、もともと充分な2軸延伸を受け易い胴部は、
充分な物性と機械的強度を得ることができたので
あるが、2軸延伸を受け難い壜体の底部は、扁片
となつた平面形状の短軸方向に位置する部分の延
伸量が大幅に不足し、所望の物性および機械的強
度を得ることができないという不都合が発生し
た。
形により平面形状が扁平な壜体を成形してみる
と、もともと充分な2軸延伸を受け易い胴部は、
充分な物性と機械的強度を得ることができたので
あるが、2軸延伸を受け難い壜体の底部は、扁片
となつた平面形状の短軸方向に位置する部分の延
伸量が大幅に不足し、所望の物性および機械的強
度を得ることができないという不都合が発生し
た。
本発明は、上記した従来例における不都合を解
消すべく創案されたもので、射出ブロー成形によ
り2軸延伸成形される壜体において、扁平な平面
形状を有する壜体の底部における延伸量の不足を
無くすべく、延伸量の不足する部分の構造を局部
的に延伸が集中する構造としたものであり、また
この底部を良好に成形するために使用される底部
金型構造に関するものである。
消すべく創案されたもので、射出ブロー成形によ
り2軸延伸成形される壜体において、扁平な平面
形状を有する壜体の底部における延伸量の不足を
無くすべく、延伸量の不足する部分の構造を局部
的に延伸が集中する構造としたものであり、また
この底部を良好に成形するために使用される底部
金型構造に関するものである。
以下、本発明の一実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
本発明は、射出成形されたパリソンを2軸延伸
ブロー成形により壜体に成形した壜体のうち、平
面形状が扁平となつた壜体の底部構造、およびこ
の底部を成形するのに使用される底部金型に関す
るもので、壜体1の胴部2に連らなる底部3の基
本的構造は、第2図に図示した不規則縦断面図か
ら明らかなように、延伸中心部4を囲んで形成さ
れた外輪山状部5の周端からテーパ面状に下降し
ながら拡がるテーパ筒壁部6を連設し、このテー
パ筒壁部6の周端に胴部2の下端に連設した脚部
7を連設した構造となつており、扁平な平面形状
の長軸に沿つた外輪山状部5とテーパ筒壁部6と
の境界線Mから胴部2までの距離Xが短軸に沿つ
た距離Yよりも充分に大きい値に設定して構成さ
れている。
ブロー成形により壜体に成形した壜体のうち、平
面形状が扁平となつた壜体の底部構造、およびこ
の底部を成形するのに使用される底部金型に関す
るもので、壜体1の胴部2に連らなる底部3の基
本的構造は、第2図に図示した不規則縦断面図か
ら明らかなように、延伸中心部4を囲んで形成さ
れた外輪山状部5の周端からテーパ面状に下降し
ながら拡がるテーパ筒壁部6を連設し、このテー
パ筒壁部6の周端に胴部2の下端に連設した脚部
7を連設した構造となつており、扁平な平面形状
の長軸に沿つた外輪山状部5とテーパ筒壁部6と
の境界線Mから胴部2までの距離Xが短軸に沿つ
た距離Yよりも充分に大きい値に設定して構成さ
れている。
すなわち、テーパ筒壁6の高さは、扁平な平面
形状の長軸に沿つた側であれ短軸に沿つた側であ
れ、必ず等しい値であるから、前記した距離Yが
距離Xに比べて充分に短い値であると、その分だ
け、前記テーパ筒壁部6の短軸に沿つた側部分
は、長軸に沿つた側と比べてはるかにその傾斜角
度が急となる。
形状の長軸に沿つた側であれ短軸に沿つた側であ
れ、必ず等しい値であるから、前記した距離Yが
距離Xに比べて充分に短い値であると、その分だ
け、前記テーパ筒壁部6の短軸に沿つた側部分
は、長軸に沿つた側と比べてはるかにその傾斜角
度が急となる。
このように、テーパ筒壁部6の一部の傾斜角度
が急であるということは、この部分の対向する胴
部2との間に形成される角度がより鋭角なものと
なり、それゆえ、この傾斜角度の急となつたテー
パ筒壁6部分から、これにつながる脚部7部分
は、より幅の小さいパリソン部分から延伸成形さ
れることになり、このため上記部分は延伸中心部
4が位置する中心Oから胴部2までの距離が短い
にもかかわらず充分な延伸成形を受けることにな
る。
が急であるということは、この部分の対向する胴
部2との間に形成される角度がより鋭角なものと
なり、それゆえ、この傾斜角度の急となつたテー
パ筒壁6部分から、これにつながる脚部7部分
は、より幅の小さいパリソン部分から延伸成形さ
れることになり、このため上記部分は延伸中心部
4が位置する中心Oから胴部2までの距離が短い
にもかかわらず充分な延伸成形を受けることにな
る。
上記した短軸に沿つた底壁3部分の局部的な延
伸をより顕著にするには、前記した短軸に沿つた
テーパ筒壁部6部分の傾斜角度をより大きくすれ
ば良く、その最も簡単な1つの手段としては、第
3図に示す如く、短軸に沿つた外輪山状部5部分
の幅を大きくする手段がある。
伸をより顕著にするには、前記した短軸に沿つた
テーパ筒壁部6部分の傾斜角度をより大きくすれ
ば良く、その最も簡単な1つの手段としては、第
3図に示す如く、短軸に沿つた外輪山状部5部分
の幅を大きくする手段がある。
この短軸に沿つた外輪山状部5部分の幅を大き
くすることによつて相対的に距離Yが小さくな
り、これによつて距離XとYとの比率はより大き
くなつて底部3の短軸に沿つた延伸が大きくな
る。
くすることによつて相対的に距離Yが小さくな
り、これによつて距離XとYとの比率はより大き
くなつて底部3の短軸に沿つた延伸が大きくな
る。
このような構造となつた底部3を成形するのに
使用されるブロー成形用の底部金型としては種々
の構造のものが考えられるが、第4図および第5
図に、この底部金型の最も好ましい一例を示す。
使用されるブロー成形用の底部金型としては種々
の構造のものが考えられるが、第4図および第5
図に、この底部金型の最も好ましい一例を示す。
第4図および第5図に示した底部金型8は、図
示省略したが、2つの割金型と組合さつてブロー
成形用金型装置を構成するもので、この底部金型
8の成形型面9は、前記した2つの割金型と組合
さつて形成する成形空間の中心軸上に位置する中
央凹部10を囲んで外輪山状型面部11を形成
し、この外輪山状型面部11の周端からテーパ面
状に下降して拡がるテーパ型面部12を形成し、
このテーパ型面部12の周端から脚部型面部13
を形成し、扁平な平面形状を有している。
示省略したが、2つの割金型と組合さつてブロー
成形用金型装置を構成するもので、この底部金型
8の成形型面9は、前記した2つの割金型と組合
さつて形成する成形空間の中心軸上に位置する中
央凹部10を囲んで外輪山状型面部11を形成
し、この外輪山状型面部11の周端からテーパ面
状に下降して拡がるテーパ型面部12を形成し、
このテーパ型面部12の周端から脚部型面部13
を形成し、扁平な平面形状を有している。
そして、第5図から明らかなように、外輪山状
型面部11とテーパ型面部12との境界線M′ま
での中央凹部10中心からの距離は、扁平な平面
形状の長軸に沿つた距離X′よりも短軸に沿つた
距離Y′の方が大きい値に設定されている。
型面部11とテーパ型面部12との境界線M′ま
での中央凹部10中心からの距離は、扁平な平面
形状の長軸に沿つた距離X′よりも短軸に沿つた
距離Y′の方が大きい値に設定されている。
すなわち、境界線M′の形成する平面形状は、
短軸に沿つて細長となつた長円もしくは楕円さら
にはこれに類似した形状を描くことになり、この
境界線M′の形状は底部金型8の平面形状と直接
的な関係をもつものではない。
短軸に沿つて細長となつた長円もしくは楕円さら
にはこれに類似した形状を描くことになり、この
境界線M′の形状は底部金型8の平面形状と直接
的な関係をもつものではない。
上記した両距離X′,Y′の設定は、上記した以
外に特別な制限があるわけではないのであるが、
特に距離Y′の設定に際しては、図示省略したパ
リソンの径と中心Oから胴部2までの距離そして
中心凹部10から脚部型面部13までの高さ距離
の数値と、要求される延伸量との関係において設
定されることは言うまでもない。
外に特別な制限があるわけではないのであるが、
特に距離Y′の設定に際しては、図示省略したパ
リソンの径と中心Oから胴部2までの距離そして
中心凹部10から脚部型面部13までの高さ距離
の数値と、要求される延伸量との関係において設
定されることは言うまでもない。
また、中心凹部10から脚部型面部13までの
高さ距離が充分に大きな場合、すなわち成形され
る壜体1の底部3の中心部が大きく壜内部に陥没
している構造の壜体1を成形する場合には、距離
Y′は距離X′に対してほぼ等しい程度にまで小さ
くしても差支えない場合も生ずる。
高さ距離が充分に大きな場合、すなわち成形され
る壜体1の底部3の中心部が大きく壜内部に陥没
している構造の壜体1を成形する場合には、距離
Y′は距離X′に対してほぼ等しい程度にまで小さ
くしても差支えない場合も生ずる。
要するに、本発明は、扁平な平面形状を有する
底部3を成形するに際し、この底部3の構造およ
びこの底部3を成形するための底部金型8の構造
は、短軸に沿つたテーパ筒壁部6部分もしくはテ
ーパ型面部12部分の傾斜角度が充分に大きくな
るように設定することにその要点があるわけであ
る。
底部3を成形するに際し、この底部3の構造およ
びこの底部3を成形するための底部金型8の構造
は、短軸に沿つたテーパ筒壁部6部分もしくはテ
ーパ型面部12部分の傾斜角度が充分に大きくな
るように設定することにその要点があるわけであ
る。
それゆえ、図示した実施例の他にも、例えばテ
ーパ筒壁部6もしくはテーパ型面部12の傾斜角
度を単一なものとするのではなく、途中からその
傾斜角度を変えるような手段も有効なわけであ
る。
ーパ筒壁部6もしくはテーパ型面部12の傾斜角
度を単一なものとするのではなく、途中からその
傾斜角度を変えるような手段も有効なわけであ
る。
このように本発明によると、短軸に沿つた底部
3部分を形成するパリソン部分の径方向の幅は、
充分に小さい値に規制されることになるため、こ
の小さな幅のピース部分がそのまま最終形状まで
延伸されるので、その延伸量はブロー変形距離の
割には極めて大きくならざるを得ず、これによつ
て短軸に沿つた底部3部分に充分な延伸量を与え
ることができるようになるのである。
3部分を形成するパリソン部分の径方向の幅は、
充分に小さい値に規制されることになるため、こ
の小さな幅のピース部分がそのまま最終形状まで
延伸されるので、その延伸量はブロー変形距離の
割には極めて大きくならざるを得ず、これによつ
て短軸に沿つた底部3部分に充分な延伸量を与え
ることができるようになるのである。
以上の説明から明らかな如く、本発明は、射出
ブロー成形により2軸延伸成形される平面形状が
扁平な壜体1の底部3全体を充分に延伸させて成
形することができるので、延伸量の不足による底
部3の局部的な機械的強度不足、物性の悪さ、そ
して扁肉の発生がなく、またその構造も簡単であ
るので容易に実施することができ、さらに成形操
作そのものは従来通りで良く、特別な温度制御と
かブロー操作を必要としない等多くの優れた作用
効果を有するものである。
ブロー成形により2軸延伸成形される平面形状が
扁平な壜体1の底部3全体を充分に延伸させて成
形することができるので、延伸量の不足による底
部3の局部的な機械的強度不足、物性の悪さ、そ
して扁肉の発生がなく、またその構造も簡単であ
るので容易に実施することができ、さらに成形操
作そのものは従来通りで良く、特別な温度制御と
かブロー操作を必要としない等多くの優れた作用
効果を有するものである。
第1図は本発明が実施される壜体の一例を示す
全体斜視図である。第2図、第3図は本発明によ
る底部の構造の具体例を示す不規制縦断面図であ
る。第4図は本発明による底部金型の一例を示す
一部不規則縦断した全体斜視図である。第5図は
第4図に示した底部金型の平面図である。 符号の説明、1……壜体、2……胴部、3……
底部、4……延伸中心部、5……外輪山状部、6
……テーパ筒壁部、7……脚部、8……底部金
型、9……成形型面、10……中央凹部、11…
…外輪山状型面部、12……テーパ型面部、13
……脚部型面部、O……中心軸、M,M′……境
界線、X,X′,Y,Y′……距離。
全体斜視図である。第2図、第3図は本発明によ
る底部の構造の具体例を示す不規制縦断面図であ
る。第4図は本発明による底部金型の一例を示す
一部不規則縦断した全体斜視図である。第5図は
第4図に示した底部金型の平面図である。 符号の説明、1……壜体、2……胴部、3……
底部、4……延伸中心部、5……外輪山状部、6
……テーパ筒壁部、7……脚部、8……底部金
型、9……成形型面、10……中央凹部、11…
…外輪山状型面部、12……テーパ型面部、13
……脚部型面部、O……中心軸、M,M′……境
界線、X,X′,Y,Y′……距離。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 偏平な平面形状を有し、壜体1の中心軸O上
に位置する延伸中心4を囲んで形成された外輪山
状部5周縁からテーパ面状に下降して拡がるテー
パ筒壁部6を形成し、該テーパ筒壁部6の下端に
前記壜体1の胴部2下端につながつた脚部7を連
設して構成され、前記外輪山状部5とテーパ筒壁
部6との境界線Mから前記胴部2までの距離を、
偏平な平面形状の短軸に沿つた距離Yが長軸に沿
つた距離Xよりも、該短軸側に位置するテーパ筒
壁部6部分の傾斜角度を、局部的な充分な延伸を
達成できる値とする程度に充分に小さい値に設定
して成る2軸延伸ブロー成形された合成樹脂製壜
体の底部。 2 特許請求の範囲第1項に示した壜体の底部を
成形するのに使用される底部金型であつて、偏平
な平面形状を有し、成形型面が、中心位置上にあ
る中央凹面10を囲んで形成された外輪山状型面
部11の周縁からテーパ面状に下降して拡がるテ
ーパ型面部12を形成し、第テーパ型面部12の
周縁に脚部型面部13を連設して成り、前記外輪
山状型面部11のテーパ型面部12との境界線
M′から前記中央凹面10の中心までの距離を、
偏平な平面形状の長軸に沿つた距離X′よりも短
実に沿つた距離Y′の方を大きい値に設定して成
る2軸延伸ブロー成形される合成樹脂製壜体成形
用の底部金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18568780A JPS57110425A (en) | 1980-12-29 | 1980-12-29 | Bottom part of bottle body and bottom part metal mold for molding same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18568780A JPS57110425A (en) | 1980-12-29 | 1980-12-29 | Bottom part of bottle body and bottom part metal mold for molding same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57110425A JPS57110425A (en) | 1982-07-09 |
JPH0227218B2 true JPH0227218B2 (ja) | 1990-06-15 |
Family
ID=16175102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18568780A Granted JPS57110425A (en) | 1980-12-29 | 1980-12-29 | Bottom part of bottle body and bottom part metal mold for molding same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57110425A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH054413A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | Sharp Corp | 情報処理装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19647260B4 (de) * | 1996-11-15 | 2007-08-02 | Beiersdorf Ag | Behältnis und Verfahren zu seiner Herstellung |
JP6566604B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2019-08-28 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製扁平ボトルの底部形状 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5490266A (en) * | 1977-12-27 | 1979-07-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | Orientation blowing apparatus and jig therefor |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61183Y2 (ja) * | 1976-06-01 | 1986-01-07 |
-
1980
- 1980-12-29 JP JP18568780A patent/JPS57110425A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5490266A (en) * | 1977-12-27 | 1979-07-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | Orientation blowing apparatus and jig therefor |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH054413A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | Sharp Corp | 情報処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57110425A (en) | 1982-07-09 |
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