JPH053270U - バンチ処理用の紙管位置割り出し装置 - Google Patents

バンチ処理用の紙管位置割り出し装置

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JPH053270U
JPH053270U JP5061891U JP5061891U JPH053270U JP H053270 U JPH053270 U JP H053270U JP 5061891 U JP5061891 U JP 5061891U JP 5061891 U JP5061891 U JP 5061891U JP H053270 U JPH053270 U JP H053270U
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JP
Japan
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paper tube
bunch
paper
groove
bunch winding
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Pending
Application number
JP5061891U
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English (en)
Inventor
泰典 畠山
健一 上田
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙管のバンチ巻を解除するにあたり、その紙
管の回転位置の割り出しを正確に検出することができる
バンチ処理用の紙管位置割り出し装置を提供すること。 【構成】 紙管1のバンチ巻2を解除するにあたり、そ
の紙管位置の割り出しを行う装置において、バンチ巻2
を施す紙管1の端部にその軸方向に沿って形成された溝
9と、上記紙管1の外周面に当接し、紙管1の回転によ
って上記溝9と係合することで紙管1の回転位置を検出
する凸状の回転位置センサ18とを備えたことを特徴と
するバンチ処理用の紙管位置割り出し装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、紙管のバンチ巻を解除するにあたり、その紙管の位置の割り出しを 的確に検出することができるバンチ処理用の紙管位置割り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紡糸取機において、連続的に紡出される糸を巻き取り満巻になったパッケージ は、所望の次工程に送られるか或いは製品として出荷される。このパッケージは 、図6および図7に示すように、紙管1の端部に糸の始端をバンチ巻2した後、 紙管1の中央部に本巻3を行ってパッケージとし、さらにそのパッケージの外周 に糸を所定長さ棒巻4した後、製品として出荷している。
【0003】 ところで、紙管1にバンチ巻2を施すには、紙管1の周方向にスリットを形成 し、そのスリットに糸の始端を掛け止めた後、その糸をボビンの端部に巻き付け てバンチ巻2を行うようにしている。このバンチ巻2の始端を、他のパッケージ の糸と糸結びを行うべく取り出そうとしても、上述のように糸の始端はバンチ巻 2の最下層に位置しているため、その始端を容易に取り出すことができない。
【0004】 そこで、本出願人は実願平1-14050 号「紙管の構造」にて、バンチ巻2を容易 に解除できる紙管構造を提案した。この紙管構造は、図8に示すように、バンチ 巻2を施す紙管1の端部に、その円周方向に沿って糸の始端を掛け止めるための スリット部を形成すると共に無スリット部を形成し、その無スリット部に、紙管 1の軸方向に沿ったバンチ巻取出溝5を形成して構成されている。この紙管構造 によれば、図9に示すように、上記バンチ巻取出溝5に爪状の治具6を挿入し、 バンチ巻糸2を引っ掛けた状態で引き抜けば、容易にバンチ巻2を解除でき、糸 の始端を容易に取り出すことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、上記紙管構造にあっては、バンチ巻2を糸端処理機によって自動的 解除するためには紙管1のバンチ巻取出溝5に爪状治具6を正確に符合・挿入さ せる必要がある。もし、爪状治具6が紙管1のバンチ巻取出溝6を外れた状態で バンチ巻2を解除しようとすると、爪状治具6がバンチ巻糸2の表層部に引っ掛 かった状態で引き抜かれることになり、バンチ巻2の解除が不完全になってしま う。また、この場合、上記爪状治具6が紙管1のスリット部に引っ掛かって紙管 表面が傷付く虞もある。
【0006】 以上の事情を考慮して創案された本考案の目的は、紙管のバンチ巻を糸端処理 機によって自動的に解除するにあたり、その紙管の回転位置の割り出しを正確に 検出することができるバンチ処理用の紙管位置割り出し装置を提供することにあ る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第一の考案は、紙管のバンチ巻を解除するにあたり 、その紙管位置の割り出しを行う装置において、バンチ巻を施す紙管の端部にそ の軸方向に沿って形成された溝と、上記紙管の外周面に当接し、紙管の回転によ って上記溝と係合することで紙管の回転位置を検出する凸状の回転位置センサと を備えたことから構成されている。
【0008】 また、第二の考案は紙管のバンチ巻を解除するにあたり、その紙管位置の割り 出しを行う装置において、バンチ巻を施す紙管の端部にその軸方向に沿って塗装 されたカラーマークと、上記紙管に近接して設けられ、紙管の回転によって上記 カラーマーク位置を検出することで紙管の回転位置を検出するカラーセンサとを 備えたことから構成されている。
【0009】
【作用】
第一の考案によれば、紙管の外周面に凸状の回転位置センサを当接させた状態 で紙管を回転させ、紙管の溝に凸状回転位置センサが係合することで、紙管の回 転位置を正確に検出することができる。
【0010】 第二の考案によれば、紙管にカラーセンサを近接させた状態で紙管を回転させ 、カラーセンサが紙管のカラーマークを検出することで、紙管の回転位置を正確 に検出することができる。
【0011】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0012】 第一の考案の一実施例を図1〜図3を用いて説明する。図2に示すように、バ ンチ巻を施す紙管1の端部に、その円周方向に沿ってスリット7が形成されてい る。このスリット7は、紙管1の全周ではなく一定幅の無スリット部8が残るよ うに形成される。この無スリット部8には、紙管1の軸方向に沿った溝9が形成 されている。この溝9は、紙管1の端面から本巻部3(パッケージ部)まで延び て形成されている。上記構成の紙管1は、スリット7に糸の始端を掛け止めた後 、図8に示すように、その糸をボビンの端部に巻き付けてバンチ巻2が施される ことになる。そして、ニップ点10より本巻3が施されてパッケージが形成され る。
【0013】 上記紙管1は、図3に示す回転装置11により回転されるようになっている。 図示するようにこの回転装置11は、紙管1の内筒部に挿入されるチャッカー1 2と、そのチャッカー12を回転させるためのモータ13を有している。そして 、紙管1の内筒部にチャッカー12を挿入し、チャッカー12を拡径して紙管1 に固定した後、モータ13を運転させる。すると、モータ13の回転力がスプロ ケット14,チェーン15を介してチャッカー12を回転させ、チャッカー12 に固定された紙管1が回転するようになっている。
【0014】 このように回転装置11にセットされた紙管1には、図1に示す溝位置検出装 置16が当接するようになっている。図示するようにこの装置16は、紙管1の 外周面を転がる二個の回転ローラ17と、紙管1の外周面に当接する凸状の回転 位置センサ18とを備えている。そして、紙管1の外周面に接触・離間すべく、 支点19を中心としてエアシリンダ(図示せず)によって回動自在に構成されて いる。装置16が紙管1外周面に接触した時には、図1に示すように、装置16 の回転ローラ17が紙管1の外周面を転がると共に、装置16の凸状回転位置セ ンサ18が紙管1の外周面に所定の付勢力で押し付けられる。上記凸状回転位置 センサ18は、その凸部18aが紙管1外周面に形成された溝9に係合するとオ ンになるリミットスイッチ20を有している。
【0015】 以上の構成からなる本実施例の作用を述べる。
【0016】 紙管1のバンチ巻2を糸端処理機(図示せず)によって自動的に解除する際に は、紙管1を図3に示す回転装置11にセットして、その紙管1の外周面に、図 1に示すように溝位置検出装置16の凸状回転位置センサ18を当接させた状態 で紙管1を回転させる。ここで、紙管1の回転中、紙管1の溝9に凸状回転位置 センサ18の凸部18aが係合するとセンサ18のリミットスイッチ20がオン になる。これにより、紙管1の溝9位置を正確に検出することができる。よって 、図9に示すように、バンチ巻2が施された紙管1の溝9部に爪状治具6を自動 的に正確に符合・挿入することができ、バンチ巻糸2を引き出すことによりバン チ巻2を容易に的確に解除することができる。
【0017】 ここで、上記溝9は、バンチ巻2を引き出すための引出溝としての機能と、溝 9位置を知らせるための目印としての機能との、両機能を兼用することになる。 バンチ巻2を解除した後は、そのバンチ巻2の糸はニップ点10(図8に示す) より所定長だけ残して切断され、その残った糸で糸継が行われる。
【0018】 次に、第二の考案の一実施例を図4,図5を用いて説明する。図示するように この紙管位置割り出し装置は、前実施例と略同様の構成となっており、紙管1に 溝9を形成する代わりにバー状のカラーマーク21を塗装する点と、溝位置検出 装置16に凸状回転位置センサ18を設ける代わりに上記カラーマーク21位置 を検出するカラーセンサ22を設けた点のみが異なっている。
【0019】 つまり、図5に示すように、バンチ巻を施す紙管1の端部にその円周方向に沿 ってスリット7および無スリット部8を形成し、その無スリット部8に紙管1の 軸方向に沿ったバー状のカラーマーク21が塗装されている。他方、図4に示す ように、溝位置検出装置16には、紙管1の外周面を転がる回転ローラ17、お よび紙管1のカラーマーク21位置を検出するカラーセンサ22が設けられてい る。上記カラーセンサ22は、紙管1の外周面に光を照射し、その反射光量の変 化を検値して紙管1のカラーマーク21位置を検出するようになっている。この カラーセンサ22が紙管1のカラーマーク21位置を検出すると、リミットスイ ッチ(図示せず)がオンになるようになっている。
【0020】 以上の構成からなる本実施例の作用を述べる。
【0021】 紙管1のバンチ巻2を糸端処理機によって自動的に解除する際には、紙管1を 図3に示す回転装置11にセットして、その紙管1の外周面に、図4に示すよう にカラーセンサ22を近接させた状態で紙管1を回転させる。ここで、紙管1の 回転中、カラーセンサ22が紙管1のカラーマーク21位置を検出するとリミッ トスイッチがオンになる。これにより、図5に示す紙管1のカラーマーク21の 位置を正確に検出することができる。よって、バンチ巻2が施された紙管1の無 スリット部8に、爪状治具6を自動的に正確に符合させることができる。つまり 、バンチ巻2の自動解除時に、爪状治具6が紙管1のスリット7に引っ掛かるこ とはなく、正確に無スリット部8に符合させることができるので、バンチ巻2を 容易に的確に解除することができる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、紙管のバンチ巻を解除するにあたり、そ の紙管の回転位置の割り出しを正確に検出することができるという優れた効果を 発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の考案の一実施例を示す紙管位置割り出し
装置の要部概略図である。
【図2】図1に示す紙管の斜視図である。
【図3】図1に示す紙管を回転させる回転装置の側面図
である。
【図4】第二の考案の一実施例を示す紙管位置割り出し
装置の要部概略図である。
【図5】図4に示す紙管の斜視図である。
【図6】パッケージの斜視図である。
【図7】パッケージの側面図である。
【図8】バンチ巻部の拡大図である。
【図9】上記バンチ巻部を爪状治具で解除する様子を示
した図である。
【符号の説明】
1 紙管 2 バンチ巻 9 溝 18 回転位置センサ 21 カラーマーク 22 カラーセンサ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙管のバンチ巻を解除するにあたり、そ
    の紙管位置の割り出しを行う装置において、バンチ巻を
    施す紙管の端部にその軸方向に沿って形成された溝と、
    上記紙管の外周面に当接し、紙管の回転によって上記溝
    と係合することで紙管の回転位置を検出する凸状の回転
    位置センサとを備えたことを特徴とするバンチ処理用の
    紙管位置割り出し装置。
  2. 【請求項2】 紙管のバンチ巻を解除するにあたり、そ
    の紙管位置の割り出しを行う装置において、バンチ巻を
    施す紙管の端部に塗装されたカラーマークと、上記紙管
    に近接して設けられ、紙管の回転によって上記カラーマ
    ーク位置を検出することで紙管の回転位置を検出するカ
    ラーセンサとを備えたことを特徴とするバンチ処理用の
    紙管位置割り出し装置。
JP5061891U 1991-07-01 1991-07-01 バンチ処理用の紙管位置割り出し装置 Pending JPH053270U (ja)

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JP5061891U JPH053270U (ja) 1991-07-01 1991-07-01 バンチ処理用の紙管位置割り出し装置

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JPH053270U true JPH053270U (ja) 1993-01-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01152729U (ja) * 1988-04-07 1989-10-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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