JPH026931Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH026931Y2 JPH026931Y2 JP1984196380U JP19638084U JPH026931Y2 JP H026931 Y2 JPH026931 Y2 JP H026931Y2 JP 1984196380 U JP1984196380 U JP 1984196380U JP 19638084 U JP19638084 U JP 19638084U JP H026931 Y2 JPH026931 Y2 JP H026931Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- thread
- shaft
- winding
- hollow shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 29
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 12
- 230000004323 axial length Effects 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はミシンの下糸用ボビンに関する。
(従来技術)
ミシンにおいてボビンに下糸を巻く場合、従来
では第4図の如く糸駒から引き出した糸の端部を
ボビンのつば部2又は3の穴13に通し、更にボ
ビンの中空軸に予め数回巻きつけてからミシンの
糸巻軸8に装着してミシンを運転して糸巻きを行
うものである。
では第4図の如く糸駒から引き出した糸の端部を
ボビンのつば部2又は3の穴13に通し、更にボ
ビンの中空軸に予め数回巻きつけてからミシンの
糸巻軸8に装着してミシンを運転して糸巻きを行
うものである。
(考案が解決しようとする問題点)
糸巻き作業において、上記の如く巻きつけた糸
が再びつば部2の穴13から抜けない様に糸巻き
の始めには糸端を手で保持して数回から数十回の
糸巻き運転を行つてボビンの中空軸に巻きつけた
糸が重なり合つて手を離しても抜けない様になつ
てから一端糸巻き運転を停止し、つば部から出て
いる余つた糸端を切除して再び糸巻き運転を行う
ものであり糸巻き作業の初期に準備時間がかかる
上、この一連の糸巻き操作についてもある程度の
習熟を必要とされるものである。この点につい
て、実公昭46−19608、実開昭53−155459の如く
巻きつける糸の糸端をボビンに挾持する手段をボ
ビンに設けたものが提案されているが、ボビンが
複雑化したり、挾持圧によつては縫い作業中のボ
ビンから糸端がはずれる時の抵抗が強くかかつて
他の部分に悪影響することもあり、安価で簡単な
操作のものが望まれる。
が再びつば部2の穴13から抜けない様に糸巻き
の始めには糸端を手で保持して数回から数十回の
糸巻き運転を行つてボビンの中空軸に巻きつけた
糸が重なり合つて手を離しても抜けない様になつ
てから一端糸巻き運転を停止し、つば部から出て
いる余つた糸端を切除して再び糸巻き運転を行う
ものであり糸巻き作業の初期に準備時間がかかる
上、この一連の糸巻き操作についてもある程度の
習熟を必要とされるものである。この点につい
て、実公昭46−19608、実開昭53−155459の如く
巻きつける糸の糸端をボビンに挾持する手段をボ
ビンに設けたものが提案されているが、ボビンが
複雑化したり、挾持圧によつては縫い作業中のボ
ビンから糸端がはずれる時の抵抗が強くかかつて
他の部分に悪影響することもあり、安価で簡単な
操作のものが望まれる。
(問題を解決する手段)
本考案ではボビンは上下いずれの向きの使用も
行われることおよびボビンの中空軸の内壁と糸巻
き軸の外周面との間の糸を挾持する範囲をボビン
の中空軸の軸長に対し可能な範囲で長く設けて挾
持を確実にしたいことから、ボビンの中空軸の軸
長のほぼ中央であつてまた糸巻き軸との係着のた
めの溝部を避けた位置に糸通しが可能な寸法の糸
穴を設けた。
行われることおよびボビンの中空軸の内壁と糸巻
き軸の外周面との間の糸を挾持する範囲をボビン
の中空軸の軸長に対し可能な範囲で長く設けて挾
持を確実にしたいことから、ボビンの中空軸の軸
長のほぼ中央であつてまた糸巻き軸との係着のた
めの溝部を避けた位置に糸通しが可能な寸法の糸
穴を設けた。
(作用)
下糸端部をボビンの中空軸に設けた穴を外から
軸内を通してボビンを糸巻き軸に装着することに
より糸巻き軸の外周面とボビンの中空軸の内面と
の間で糸が挾持される。このため糸巻き作業は糸
端をつかむことなく行われる。
軸内を通してボビンを糸巻き軸に装着することに
より糸巻き軸の外周面とボビンの中空軸の内面と
の間で糸が挾持される。このため糸巻き作業は糸
端をつかむことなく行われる。
(実施例)
本考案の実施例を図面により詳細に説明する。
第1図は本考案のボビンであり、第2図の糸巻き
軸8に装着して糸巻きを行う。ボビン1はつば部
2および3との間のボビンの中空軸4の軸内11
に前記糸巻き軸8のボビン回転駆動用のバネ体6
に係合するための溝7を設けており、この溝7と
充分に円周上の距離を離し、かつ軸長のほぼ中央
に穴5が設けられている。
第1図は本考案のボビンであり、第2図の糸巻き
軸8に装着して糸巻きを行う。ボビン1はつば部
2および3との間のボビンの中空軸4の軸内11
に前記糸巻き軸8のボビン回転駆動用のバネ体6
に係合するための溝7を設けており、この溝7と
充分に円周上の距離を離し、かつ軸長のほぼ中央
に穴5が設けられている。
糸巻きは第3図に示す如く前記ボビン1の中空
軸4に設けた穴5に糸駒9から引出した糸10を
前記ボビン1の軸内11を通し前記つば部2の外
まで引出す。次に前記糸巻き軸8に装着する。こ
れにより糸10は前記糸巻き軸8の外径と前記ボ
ビン1の中空軸内11との間に挾持される。この
状態で予め前記つば部2から出ている余り糸を切
除し糸巻きの位置12へ移動して糸巻きを行う。
軸4に設けた穴5に糸駒9から引出した糸10を
前記ボビン1の軸内11を通し前記つば部2の外
まで引出す。次に前記糸巻き軸8に装着する。こ
れにより糸10は前記糸巻き軸8の外径と前記ボ
ビン1の中空軸内11との間に挾持される。この
状態で予め前記つば部2から出ている余り糸を切
除し糸巻きの位置12へ移動して糸巻きを行う。
なお余り糸が少ない時は予め切らずに糸巻き終
了後リセツトして前記ボビン1を前記糸巻き軸8
からとりはずしてから余り糸を切つても良い。
尚、糸巻き後の縫製に対して、ミシンの釜内に装
着すると、一般的なボビンケースと、下糸ボビン
のボビンの中空軸の内周との間には十分なスキマ
を有しており、糸端を保持しない。
了後リセツトして前記ボビン1を前記糸巻き軸8
からとりはずしてから余り糸を切つても良い。
尚、糸巻き後の縫製に対して、ミシンの釜内に装
着すると、一般的なボビンケースと、下糸ボビン
のボビンの中空軸の内周との間には十分なスキマ
を有しており、糸端を保持しない。
これは特に、水平釜に使用した場合に顕著であ
つて、ボビンの中空軸の内周に作用する部材がな
く、糸端を保持する如く作用しない。
つて、ボビンの中空軸の内周に作用する部材がな
く、糸端を保持する如く作用しない。
このため、糸端が下糸ボビンから抵抗を受けず
に抜け出ることができる。
に抜け出ることができる。
(効果)
以上の如く、ボビンの中空軸のほぼ中央にミシ
ンの糸巻き軸との挾持部を長くとれるような寸法
の穴を設けた本考案のボビンを用いることによ
り、従来のようにつばの穴に糸を通してからボビ
ン中空軸に予め巻きつけることや糸巻き始めに糸
端をつかむ必要もなく一度の動作で誰にでも簡単
にしかも確実に糸巻きを行う事が出来る上、縫製
に対しては、ボビンケースと、下糸ボビンのボビ
ンの中空軸の内周との間には十分なスキマを有し
て糸端を保持しないこと、特に水平釜の場合は糸
端を保持する如く作用しないことから、本願考案
では下糸の糸巻き時のみ糸の端を保持し、縫製中
には下糸を保持しないから糸端が下糸ボビンから
抵抗なく抜け出ることが出来ることを、新たに糸
端保持のための部品を付加する必要もなく極めて
安価で効果の大きな考案である。
ンの糸巻き軸との挾持部を長くとれるような寸法
の穴を設けた本考案のボビンを用いることによ
り、従来のようにつばの穴に糸を通してからボビ
ン中空軸に予め巻きつけることや糸巻き始めに糸
端をつかむ必要もなく一度の動作で誰にでも簡単
にしかも確実に糸巻きを行う事が出来る上、縫製
に対しては、ボビンケースと、下糸ボビンのボビ
ンの中空軸の内周との間には十分なスキマを有し
て糸端を保持しないこと、特に水平釜の場合は糸
端を保持する如く作用しないことから、本願考案
では下糸の糸巻き時のみ糸の端を保持し、縫製中
には下糸を保持しないから糸端が下糸ボビンから
抵抗なく抜け出ることが出来ることを、新たに糸
端保持のための部品を付加する必要もなく極めて
安価で効果の大きな考案である。
第1図は本考案のボビンの斜視図、第2図は糸
巻き装置の斜視図、第3図は糸巻きの説明図、第
4図は従来例の説明図であり、1はボビン、4は
中空軸、5は穴、7は溝、8は糸巻き軸である。
巻き装置の斜視図、第3図は糸巻きの説明図、第
4図は従来例の説明図であり、1はボビン、4は
中空軸、5は穴、7は溝、8は糸巻き軸である。
Claims (1)
- 下糸を巻き付ける外周とミシンの糸巻き軸に嵌
合可能な貫通穴である内周と該内周の軸内にバネ
体に係合可能な溝7とを形成するボビンの中空軸
4と、該ボビンの中空軸の両端に一体に形成され
た一対のつば部2及び3とを備えるミシン用下糸
ボビンにおいて、前記ボビンの中空軸の軸長のほ
ぼ中央であつて前記溝から十分円周上に離れた位
置に内周と外周とを連通する少なくとも1箇以上
の穴5が設けられたことを特徴とするミシン用下
糸ボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984196380U JPH026931Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984196380U JPH026931Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61112792U JPS61112792U (ja) | 1986-07-16 |
JPH026931Y2 true JPH026931Y2 (ja) | 1990-02-20 |
Family
ID=30754131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984196380U Expired JPH026931Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH026931Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09313763A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-09 | Brother Ind Ltd | 下糸巻機構 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022023333A (ja) * | 2020-07-27 | 2022-02-08 | 株式会社ジャノメ | ボビン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4824659B1 (ja) * | 1969-09-24 | 1973-07-23 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4824659U (ja) * | 1971-07-29 | 1973-03-23 | ||
JPS5624678Y2 (ja) * | 1975-10-07 | 1981-06-10 | ||
JPS53135763U (ja) * | 1977-03-30 | 1978-10-27 | ||
JPS53155459U (ja) * | 1977-05-11 | 1978-12-06 |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP1984196380U patent/JPH026931Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4824659B1 (ja) * | 1969-09-24 | 1973-07-23 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09313763A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-09 | Brother Ind Ltd | 下糸巻機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61112792U (ja) | 1986-07-16 |
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