JP2022023333A - ボビン - Google Patents

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Abstract

【課題】糸巻軸への装着性を向上する。【解決手段】ボビン10では、複数の溝部17が、一対のフランジ部14における挿通部12Aの開口縁部にそれぞれ形成されている。複数の溝部17は、芯部12の軸方向から見て、フランジ部14の径方向に延在されており、押えピン26の第1押え部と係合可能に構成されると共に、芯部の周方向に並んで配置されている。このため、芯部の周方向において、押えピン26の第1押え部を、複数の溝部17の何れかに容易に合わせることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、ボビンに関する。
下記特許文献1に記載のボビンは、円筒状の中空軸(芯部)と、中空軸の軸方向両端部に設けられた一対の鍔部(フランジ部)と、を含んで構成されている。また、中空軸の内周面には、中空軸の軸方向に延在された溝部が形成されている。そして、ボビンに下糸を巻き付けるときには、下糸巻装置の糸巻軸を中空軸内に挿入させ、糸巻軸に設けられたバネ体(押えピン)が、溝部内に挿入されるようになっている。これにより、ボビンが糸巻軸に装着され、糸巻軸を回転させることで、ボビンに下糸が巻かれる。
実開昭61-112792号公報
ここで、上記特許文献1の記載のボビンでは、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、例えば、バネ体が溝部に中空軸の周方向にずれた状態では、糸巻軸を中空軸内に挿入しづらいばかりではなく、挿入できたとしても、バネ体が弾性変形するため、ボビンが糸巻軸に非正規の状態で装着される。このため、この場合には、ボビンを中空軸の軸回りに回転させて、ボビンを正規の状態に装着させる必要がある。これにより、ボビンの糸巻軸への装着性が低下する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、糸巻軸への装着性を向上することができるボビンを提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、糸巻軸と、前記糸巻軸に設けられ且つ前記糸巻軸の径方向外側へ突出した押え部を有する押えピンと、を含んで構成された下糸巻装置に装着されるボビンであって、前記糸巻軸が挿通する挿通部を有する筒状の芯部と、前記芯部の軸方向両端部から径方向外側へ張り出された一対のフランジ部と、前記挿通部の開口縁部にそれぞれ形成され、前記押え部と係合可能に構成された複数の溝部と、を備え、複数の前記溝部が、前記芯部の周方向に並んで配置されているボビンである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記溝部の底部が、前記芯部の径方向内側へ向かうに従い前記芯部の軸方向内側へ傾斜しており、前記溝部の一端部が、前記挿通部と連通され、前記溝部の他端部が、前記フランジ部の一側面に接続されているボビンである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、複数の前記溝部が、前記芯部の周方向全周に亘って並んで配置されているボビンである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記芯部の周方向に隣接する前記溝部の間の部分が、山部として構成され、前記溝部の傾斜方向から見て、前記山部が、円弧状に形成されているボビンである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記糸巻軸の前記挿通部への挿通状態では、前記芯部の軸方向から見て、前記押え部が前記溝部の他端部よりも前記芯部の径方向内側に配置されるボビンである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、糸巻軸への装着性を向上することができる。
本実施の形態に係るボビンを示す6面図である。 図1に示されるボビンの斜視図である。 (A)は、図1に示されるボビンの中央部における縦断面図(図1の3A-3A線断面図)であり、(B)は、図1に示されるボビンの係合部における縦断面図(図1の3B-3B線断面図)である。 (A)は、図1に示されるボビンに下糸を巻き付けるための下糸巻装置の縦断面図であり、(B)は、ボビンが下糸巻装置に装着された状態を示す縦断面図である。 ボビンが下糸巻装置に装着された状態を示す上側から見た平面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係るミシン用のボビン10について説明する。ボビン10は、ミシンの下糸巻装置20に装着されて、下糸巻装置20によって下糸がボビン10に巻き付けられるようになっている。以下、先に、下糸巻装置20について説明し、次いで、ボビン10について説明する。なお、図面に適宜示される矢印UPは、下糸巻装置20及びボビン10の上側を示している。そして、以下の説明において、上下の方向を用いて説明するときには、下糸巻装置20及びボビン10の上下方向を示すものとする。
(下糸巻装置20について)
図4に示されるように、下糸巻装置20は、糸巻軸24と、三角カム28と、ホルダ30と、ホルダストッパ32と、ホルダ付勢バネ34と、を含んで構成されている。
糸巻軸24は、上下方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。そして、図示しない糸巻モータの出力軸が、糸巻軸24の下端部内に下側から嵌入されて、糸巻軸24が、糸巻モータに一体回転可能に連結されている。糸巻軸24の上端部には、上下方向に延在されたスリット24Aが形成されており、スリット24Aは、糸巻軸24の径方向に貫通すると共に、上側に開放されている。また、糸巻軸24の上端側部分には、円形状の連結孔24Bが貫通形成されており、連結孔24Bは、糸巻軸24の周方向において、スリット24Aに対して180度離間して配置されている。
糸巻軸24の上部内には、押えピン26が挿入されており、押えピン26は、断面円形状の棒バネとして構成されている。押えピン26の長手方向中間部には、屈曲部26Aが形成されており、屈曲部26Aは、側面視で、上側へ開放された略U字形状に屈曲されている。そして、押えピン26の一端部(基端部)が、略直角に屈曲され、連結孔24B内に挿入されて、糸巻軸24に係止されている。一方、押えピン26の他端部(先端部)は、スリット24A内に配置されている。これにより、押えピン26の先端側部分が、屈曲部26Aを起点に、糸巻軸24の径方向に弾性変形可能に構成されている。
押えピン26の先端部には、「押え部」としてのボビン押え部26Bが形成されている。ボビン押え部26Bは、略U字形状に屈曲されて、スリット24Aから糸巻軸24の径方向外側へ突出している。具体的には、ボビン押え部26Bは、押えピン26の先端側部分から上側へ向かうに従い糸巻軸24の径方向外側へ傾斜した方向に延出された第1押え部26B1と、第1押え部26B1の上端部から上側へ向かうに従い糸巻軸24の径方向内側へ傾斜した方向に延出された第2押え部26B2と、第2押え部26B2の上端部から下側へ向かうに従い糸巻軸24の径方向内側へ傾斜した方向に延出された第3押え部26B3と、を含んで構成されている。そして、第1押え部26B1と第2押え部26B2との接続部が、押え先端部26Cとして構成されている。
三角カム28は、上下方向を板厚方向とする略三角形プレート状に形成されている。三角カム28の略中央部には、取付筒部28Aが形成されており、取付筒部28Aは、上下方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。取付筒部28Aは、三角カム28よりも上側へ突出しており、取付筒部28Aの内部が上下方向に貫通している。そして、糸巻軸24の下端部が取付筒部28A内に嵌入されて、三角カム28が糸巻軸24の下端部に一体回転可能に連結されている。
ホルダ30は、上下方向を板厚方向とする略円板状に形成されている。ホルダ30の中央部には、下側へ突出した取付部30Aが形成されており、取付部30Aは、上下方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。そして、糸巻軸24がホルダ30の取付部30A内を挿通して、ホルダ30が、押えピン26のボビン押え部26Bの下側(糸巻軸24の軸方向一方側)で且つ三角カム28の上側に配置されている。また、取付部30Aは、糸巻軸24に一体回転可能に且つ軸方向に相対移動可能に連結されている。具体的には、ホルダ30は、図4(A)に示された初期位置から下側へ移動可能に構成されている。また、取付部30Aの下端部には、フック部30Bが形成されており、フック部30Bが、糸巻軸24に係合して、初期位置におけるホルダ30の上側への移動が制限されている。
ホルダストッパ32は、下側へ開放された略有底円筒状に形成されている。ホルダストッパ32の上壁には、挿通孔32Aが貫通形成されている。そして、糸巻軸24が挿通孔32A内に挿通された状態で、ホルダストッパ32が、ホルダ30の取付部30Aの径方向外側に配置されている。また、ホルダストッパ32の上端部が、ホルダ30の取付部30Aにツメ嵌合によって固定されている。これにより、ホルダ30及びホルダストッパ32が、一体移動可能に連結されている。
ホルダ付勢バネ34は、圧縮コイルスプリングとして構成されている。そして、ホルダ付勢バネ34が、ホルダストッパ32内に収容された状態で、三角カム28の取付筒部28A及びホルダ30の取付部30Aに装着されている。具体的には、ホルダ付勢バネ34の下端部が三角カム28に係止され、ホルダ付勢バネ34の上端部がホルダストッパ32の上壁に係止されている。これにより、ホルダ付勢バネ34の上側への付勢力によって、ホルダストッパ32が初期位置に保持されている。
(ボビン10について)
図1~図3、図4(B)、及び図5に示されるように、ボビン10は、芯部12と、上下一対のフランジ部14と、係合部16と、を含んで構成されている。
芯部12は、上下方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。芯部12の内部は、挿通部12Aとして構成されており、挿通部12Aの内径が、糸巻軸24の直径よりも僅かに大きく設定されている。
フランジ部14は、上下方向を板厚方向とする略円環板状に形成されて、芯部12の軸方向両端部から芯部12の径方向外側へ延出している。これにより、一対のフランジ部14の間には、芯部12の径方向外側へ開放された下糸収容部10Aが形成されており、芯部12に巻き付けられた下糸が、下糸収容部10A内に配置される構成になっている。
ボビン10の軸方向外側面を構成するフランジ部14の一側面14Aは、フランジ部14の径方向外側へ向かうに従い、芯部12の軸方向内側に傾斜している。一方、下糸収容部10Aを構成するフランジ部14の他側面14Bは、フランジ部14の径方向外側へ向かうに従い、芯部12の軸方向外側に傾斜している。すなわち、フランジ部14の板厚が、径方向外側へ向かうに従い薄くなっている。また、一対のフランジ部14の外周側部分には、円形状の糸通し孔14Cが貫通形成されており、上下の糸通し孔14Cは、同軸上に配置されている。
係合部16は、一対のフランジ部14における一側面14Aの内周部にそれぞれ形成されている。すなわち、係合部16が、一対のフランジ部14における挿通部12Aの開口縁部に形成されている。上側のフランジ部14に形成された係合部16と、下側のフランジ部14に形成された係合部16とは、上下対称に構成されている。このため、以下、上側の係合部16について説明し、下側の係合部16の説明については省略する。
係合部16は、複数(本実施の形態では、20箇所)の溝部17と、複数(本実施の形態では、20箇所)の山部18と、を含んで構成されている。複数の溝部17は、上側から見た平面視で、芯部12の径方向に延在されると共に、挿通部12Aから芯部12の径方向外側へ放射状に延出している。より詳しくは、複数の溝部17が、芯部12の周方向全体に亘って、芯部12の周方向に並んで配置されている。
溝部17の溝幅は、芯部12の径方向外側へ向かうに従い広くなるように設定されている。さらに、溝部17の底部は、縦断面視で、芯部12の径方向内側へ向かうに従い芯部12の軸方向内側へ傾斜している。そして、上下方向に対する溝部17の傾斜角度と、押えピン26の第1押え部26B1の傾斜角度と、が略一致している。また、溝部17の一端部は、挿通部12Aと連通しており、溝部17の他端部がフランジ部14の一側面14Aに接続されている。溝部17は、溝部17の傾斜方向から見て、上側へ開放された略円弧状に形成されている。そして、ボビン10の下糸巻装置20への装着状態では、押えピン26の第1押え部26B1が、何れかの溝部17内に嵌め込まれて、第1押え部26B1と溝部17とが係合する構成になっている。また、ボビン10の下糸巻装置20への装着状態では、平面視で、押えピン26の押え先端部26Cが溝部17の他端部よりも芯部12の径方向内側に配置されるようになっている(図5参照)。
山部18は、芯部12の周方向に隣接する溝部17の間の部分として構成されている。山部18は、溝部17の傾斜方向から見て、上側へ凸となる略円弧状に形成されて、隣接する溝部17の開口部を滑らかに接続している。また、山部18の半径が、押えピン26の半径及び溝部17の半径よりも小さく設定されている。
そして、詳細については後述するが、ボビン10の糸巻軸24への装着状態では、ホルダ30が初期位置から下側へ移動すると共に、押えピン26の第1押え部26B1とホルダ30とによって、ボビン10を上下方向に挟み込むようになっている。
(作用効果)
次に、ボビン10を下糸巻装置20に装着するときの手順について説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
ボビン10の下糸巻装置20への装着時には、始めに、使用者によって、ボビン10における一方の糸通し孔14C内に下糸を挿通させると共に、ボビン10を、糸巻軸24の上側において、糸巻軸24と同軸上に配置する。また、この時には、下糸が挿通されたフランジ部14を上側にして配置する。そして、ボビン10を下側へ移動して、糸巻軸24の上端部を、ボビン10の挿通部12A内に下側から挿入する。
糸巻軸24の挿通部12Aへの挿入初期では、挿通部12Aの内周面によって押えピン26の押え先端部26Cが押圧されて、押えピン26の先端側部分が屈曲部26Aを起点として糸巻軸24の径方向内側へ弾性変形する。そして、ボビン10を押し込んで、ボビン10を下側へさらに移動させて、ボビン10の下面を、ホルダ30の上面に当接させる。
この状態で、ボビン10を下側へさらに押し込む。これにより、ボビン10が、ホルダ30を下側へ押圧して、ホルダ30がホルダ付勢バネ34の付勢力に抗して初期位置から下降する。そして、ボビン10の正規の装着位置への到達時には、ボビン10の挿通部12Aから上側へ抜け出たボビン押え部26Bの第1押え部26B1が、ボビン10における上側の溝部17の何れかと係合する。これにより、押えピン26のボビン押え部26Bとホルダ30とによって、ボビン10が、上下方向に挟み込まれた状態に保持される。この状態で、糸巻モータを駆動させることで、糸巻軸24が軸回りに回転する。これにより、下糸が、芯部12に巻き付けられると共に、ボビン10の下糸収容部10A内に配置される。
ここで、本実施の形態のボビン10では、複数の溝部17が、一対のフランジ部14における挿通部12Aの開口縁部にそれぞれ形成されている。複数の溝部17は、芯部12の軸方向から見て、フランジ部14の径方向に延在されており、押えピン26の第1押え部26B1と係合可能に構成されると共に、芯部12の周方向に並んで配置されている。このため、芯部12の周方向において、押えピン26の第1押え部26B1を、複数の溝部17の何れかに容易に合わせることができる。これにより、例えば、溝部17がフランジ部14に1箇所形成されているボビン(以下、このボビンを比較例のボビンという)と比べて、ボビン10を糸巻軸24に容易に装着させることができる。したがって、糸巻軸24への装着性を向上することができる。
また、溝部17の底部が、芯部12の径方向内側へ向かうに従い芯部12の軸方向内側へ傾斜しており、溝部17の一端部が挿通部12Aに連通され、溝部17の他端部が、フランジ部14の一側面14Aに接続されている。これにより、溝部17の他端部をフランジ部14の一側面14Aと滑らかに接続しつつ、溝部17の長さを比較的長く設定することができる。すなわち、溝部17と第1押え部26B1との係合長さを長くすることができる。したがって、ボビン10の意匠性を確保しつつ、ボビン10と押えピン26との係合状態を良好に維持することができる。
また、ボビン10の下糸巻装置20への装着状態では、芯部12の軸方向から見て、押えピン26のボビン押え部26Bが、溝部17の他端部よりも芯部12の径方向内側に配置される。換言すると、芯部12の軸方向から見て、押えピン26の押え先端部26Cが、溝部17の内部に配置される。これにより、ボビン押え部26Bの溝部17への係合状態を容易に確認することができる。したがって、糸巻軸24への装着性を一層向上することができる。
また、複数の溝部17が、芯部12の周方向全周に亘って並んで配置されている。これにより、押えピン26の第1押え部26B1を、何れかの溝部17に確実に係合させることができる。したがって、糸巻軸24への装着性を効果的に向上することができる。また、溝部17が芯部12の周方向全周に亘って配置されることで、ボビン10の係合部16を、芯部12の周方向に並ぶ平目ローレット形状に形成することができる。これにより、ボビン10の意匠性を確保しつつ、糸巻軸24への装着性を向上することができる。
また、ボビン10の係合部16では、隣接する溝部17の間の部分が山部18として構成されており、溝部17の傾斜方向から見て、山部18が円弧状に形成されている。より詳しくは、山部18の半径が、押えピン26の半径よりも小さく設定されている。これにより、仮に、ボビン10の下糸巻装置20への装着時に、押えピン26のボビン押え部26Bが、芯部12の周方向において、山部18と重なる位置に配置されても、山部18によって、ボビン押え部26Bの第1押え部26B1が、山部18に隣接する溝部17内にガイドされて配置される。換言すると、第1押え部26B1が山部18と係合することを抑制できる。したがって、糸巻軸24への装着性を一層効果的に向上することができる。
なお、本実施の形態のボビン10では、複数の溝部17が、挿通部12Aの開口縁部において、芯部12の周方向全体に亘って形成されている。これに代えて、複数の溝部17を、挿通部12Aの開口縁部における所定の領域に形成してもよい。例えば、複数の溝部17を、挿通部12Aの開口縁部における、芯部12の周方向の3/4の領域に形成してもよい。
また、本実施の形態のボビン10の係合部16では、溝部17と山部18とが芯部12の周方向に交互に配置されているが、例えば、係合部16において、山部18を省略して、複数の溝部17を芯部12の周方向に所定の間隔をあけて配置してもよい。また、例えば、係合部16において、山部18を省略して、溝部17の傾斜方向から見て、溝部17の開口部同士を接続してもよい。
10 ボビン
10A 下糸収容部
12 芯部
12A 挿通部
14 フランジ部
14A 一側面
14B 他側面
14C 糸通し孔
16 係合部
17 溝部
18 山部
20 下糸巻装置
24 糸巻軸
24A スリット
24B 連結孔
26 押えピン
26A 屈曲部
26B ボビン押え部(押え部)
26B1 第1押え部
26B2 第2押え部
26B3 第3押え部
26C 押え先端部
28 三角カム
28A 取付筒部
30 ホルダ
30A 取付部
30B フック部
32 ホルダストッパ
32A 挿通孔
34 ホルダ付勢バネ

Claims (5)

  1. 糸巻軸と、前記糸巻軸に設けられ且つ前記糸巻軸の径方向外側へ突出した押え部を有する押えピンと、を含んで構成された下糸巻装置に装着されるボビンであって、
    前記糸巻軸が挿通する挿通部を有する筒状の芯部と、
    前記芯部の軸方向両端部から径方向外側へ張り出された一対のフランジ部と、
    前記挿通部の開口縁部にそれぞれ形成され、前記押え部と係合可能に構成された複数の溝部と、
    を備え、
    複数の前記溝部が、前記芯部の周方向に並んで配置されているボビン。
  2. 前記溝部の底部が、前記芯部の径方向内側へ向かうに従い前記芯部の軸方向内側へ傾斜しており、
    前記溝部の一端部が、前記挿通部と連通され、前記溝部の他端部が、前記フランジ部の一側面に接続されている請求項1に記載のボビン。
  3. 複数の前記溝部が、前記芯部の周方向全周に亘って並んで配置されている請求項2に記載のボビン。
  4. 前記芯部の周方向に隣接する前記溝部の間の部分が、山部として構成され、
    前記溝部の傾斜方向から見て、前記山部が、円弧状に形成されている請求項3に記載のボビン。
  5. 前記糸巻軸の前記挿通部への挿通状態では、前記芯部の軸方向から見て、前記押え部が前記溝部の他端部よりも前記芯部の径方向内側に配置される請求項2~請求項4の何れか1項に記載のボビン。
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