JPS6038365Y2 - 釣糸巻き具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、釣糸巻き具に関するものである。

従来、釣糸に釣針等を連結したいわゆる仕掛けを、不使
用時に収納しておく場合に、ドラム状の円形巻き具に釣
糸を巻きつけて収納する方法があるが、終端部分の固定
が簡易に行い難かった。

この考案では、円形巻き具の外周に嵌着しうるスプリン
グ機能を有した半円弧状の固定体の一側端に係止突起を
突設し、同突起を円形巻き具の鍔体に設けた切欠部に係
合せしめて、円形巻き具の外周に固定体を嵌着させ、釣
糸の固定を行うことができるようにした釣糸巻き具を提
供せんとするものである。

この考案の実施例を図面にもとづき詳説すればＡは固定
体を示し、円形巻き具Ｂとは別体に構成しているもので
あり、同固定体Ａは円形巻き具Ｂの巻き溝４よりやや狭
幅の帯状で半円弧状に形成し、材質を合成樹脂でスプリ
ング機能を保持せしめ、円弧内側面方向へのスプリング
付勢機能をもたせている。

しかも、一端の両側には係止突起１．１′を突設してい
る。

円形巻き具Ｂは、ドラム状の本体２の両側に鍔体３，３
′を設けて同鍔体３，３′により、ドラム状の本体２の
外周面に巻き溝４を形成している。

鍔体３，３′には所定数だけ係止突起１，１′が係合す
る切欠部５・・・・・・を設けている。

しかも、係止突起１，１′は切欠部５に係合した際に鍔
体３，３′の外側面から少し突出する長さにし、同突出
部分１−ａ、１’−ａは、円形巻き具Ｂを多数重合した
場合に鍔体３，３′に設けた係止孔６に嵌入されて重合
固定が行えるようにしている。

なお、係止突起は一側に一個設け、切欠部は鍔体の一側
にのみ設けておく場合もできる。

この考案の実施例は上記のように構成されているもので
あり、円形巻き具Ｂにいわゆる仕掛けを巻回していき、
全部を巻き終ると固定体Ａの一側の係止突起１，１′を
、鍔体の切欠部５に係合させて巻き溝４に帯状の固定体
Ａを嵌着させて、固定体Ａのスプリング機能により、巻
回した仕掛けの外周を固定するものであり、他方取外し
時には係止突起１．１′を切欠部５から離脱させて、容
易に固定体Ａを巻き溝４からはずすことができるもので
ある。

この考案によれば、固定体をスプリング機能を介して円
形巻き具に容易に装着して釣糸、仕掛けの固定が行え、
取外し時も係止突起を利用して固定体の離脱操作が行え
、円形巻き具における釣糸等の固定作業が効率よく行え
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案釣糸巻き具の側面図、第２図は固定休の説
明図、第３図は使用状態の正面図。 Ａ：固定体、Ｂ：円形巻き具、 １゜ １′：係止 突起、 ２：本体、 ３：鍔体、 ４：巻き溝、 ５：切 天部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 円形巻き具の巻き溝に嵌着できるべく半円弧状帯体とし
   、かつ円弧内側面方向にスプリング付勢機能を保持せし
   め、端部に係止突起を突設させた固定体と、鍔体の所定
   個所に係止突起を係合するための切欠部を設けた円形巻
   き具との組合せよりなる釣糸巻き具。