JPH05326930A - ゲートターンオフサイリスタ - Google Patents

ゲートターンオフサイリスタ

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JPH05326930A
JPH05326930A JP4122392A JP12239292A JPH05326930A JP H05326930 A JPH05326930 A JP H05326930A JP 4122392 A JP4122392 A JP 4122392A JP 12239292 A JP12239292 A JP 12239292A JP H05326930 A JPH05326930 A JP H05326930A
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JP
Japan
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gate
type
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layer
type base
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JP4122392A
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Mitsuru Hanakura
満 花倉
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲート電極部を構成するゲート拡散層を設け
ることなく、所望の性能を得ることができ、しかも微細
化に有効なゲートターンオフサイリスタを得る。 【構成】 P型ベース層(3)と、このP型ベース層
(3)に設けられたN型エミッタ領域(4)の表面濃度
を調整するとともに、ゲート電極幅,絶縁膜(11)の
ゲート電極用コンタクトホールの幅,N型エミッタ領域
(4)と上記コンタクトホールとの重ね合わせ精度から
要求される余裕分,およびゲート・カソード間に耐電圧
を印加したときに拡がる空乏層の幅の関係を調整してP
型ゲート拡散層を省略できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自己消弧型スイッチング
素子であるゲートターンオフサイリスタに関する。
【0002】
【従来の技術】ゲートターンオフサイリスタ(以下GT
Oと略記する)は、電力用自己消弧素子として、大電流
制御分野でますます特徴を発揮しつつあり、現在では4
500Aのアノード電流をターンオフできるものが開発
されている。特に最近では、Si半導体部分のアノード
領域に電極としてタングステンなどの熱緩衝板をロー付
けしない、いわゆるアロイフリー構造が性能とコストの
面から注目されている。アロイフリー構造のGTOの特
徴の1つに、微細化に有利であるという点がある。これ
は熱緩衝板をロー付けしないのでICやLSIのウェハ
ープロセスで用いられている高精度の微細化装置が利用
できることによる。しかしながら、GTOではゲート電
極を形成するために半導体表面をエッチングしてやる必
要があり、このエッチングにより発生する不活性領域が
微細化を阻止していた。そこで、図5に示すような、よ
り微細化が可能なアロイフリーGTOに適したゲート構
造のゲートターンオフサイリスタが提案されている。
【0003】図5に示すゲートターンオフサイリスタ
は、P型ゲート拡散層9a,9b上にカソード電極6よ
りも厚みの小さいゲート電極10a,10bを設け、さ
らに電極取り出しの圧接の際にカソード電極6とゲート
電極10a,10bとが短絡しないように、ゲート電極
10a,10b上にポリイミド等の絶縁膜8を設け、こ
れらのゲート電極10a,10bと絶縁膜8との厚みの
和がカソード電極6の厚みを越えないようにしたもの
で、エッチングを用いないゲート構造である。
【0004】また、図5に示すものは、ハイブリット・
ゲート構造のゲートターンオフサイリスタにおいて、P
型ゲートターンオフサイリスタ拡散層9aの表面にカソ
ード電極6よりも厚みの薄い第1の金属ゲート電極10
aと第2の金属ゲート電極10bを設けるとともに、精
密なパターン状に絶縁薄膜であるSiO2膜11を設け
たものである。
【0005】図5のゲートターンオフサイリスタは次の
ようにして作られる。
【0006】まず、N型ベース層2となる低不純物濃度
のSiウエハーを用い、このSiウエハーの両面からP
型不純物(例えばアルミニウム,Ga,B)を拡散し、
P型ベース層3とP型エミッタ層1を形成する。次に、
P型ベース層3の表面からP型不純物(例えばB)をき
わめて高濃度に選択的に拡散しP型ゲート拡散層9a,
9bを形成する。さらに、P型ベース層3の表面からN
型不純物(例えばP,Sb)を高濃度に選択的に拡散し
N型エミッタ層4を形成する。次に、Siウエハー表面
に酸化ケイ素膜(SiO2)を形成し、フォトリソグラ
フィの技術を用いて精密なパターン状にSiO2膜11
を残す。
【0007】次いで、アルミニウム蒸着(又はアルミニ
ウムスパッタリング)によりアノード面に約15μm厚
の電極5を形成する。さらにカソード面に約9μm厚の
アルミニウム蒸着を行い、フォトリソグラフィの技術に
より薄いカソード電極6を形成する。さらにまた、カソ
ード面に約2μm厚のアルミニウム蒸着を行い、フォト
リソグラフィの技術により第1の金属ゲート電極10a
と第2の金属ゲート電極10bを形成する。このとき同
時にカソード電極6の上にもアルミニウム蒸着が加えら
れ、この厚みは合計で約11μmとなる。次にカソード
電極6及びゲート電極7の外部端子への取り出し部を除
くカソード側の面を絶縁物8で覆う。これによりカソー
ド電極は溝のない熱緩衝板で圧接が可能で、しかも従来
のハイブリットゲート構造のGTOと同等以上の特性が
得られる。
【0008】なお、拡散ゲート表面に構成する金属ゲー
トは、P型拡散ゲート層9aと第1の金属ゲート層10
a,第2の金属ゲート10bとのコンタクトする面積を
絶縁膜(例えばSiO2膜11)で制御すれば、拡散ゲ
ートによる均一なキャリアの引き出し能力と金属ゲート
の低抵抗能力を同時に生かすことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5に示したものは、
ハイブリット構造のゲートターンオフサイリタの拡散ゲ
ート層表面に第1の金属ゲート薄膜と第2のゲート薄膜
を設け、これらのゲート薄膜をN型エミッタ電極よりも
薄くしたから、カソード電極を溝のない熱緩衝板で均一
に圧接することが可能になり、大きなアノード電流を短
時間でターンオフできる高性能なものであり、エッチン
グによるゲート構造を持つGTOに比べて面積利率(カ
ソード領域の面積つまり有効カソード面が素子のペレッ
ト面積に占める割合)で10〜20%改善されるが、そ
れが微細化の限界であった。この微細化の限界は、次の
ような理由により、主にN型エミッタ領域4とP型ゲー
ト拡散層9a,9bとの間の距離により決められる。
【0010】第1の理由として、上述の距離はカソード
・ゲート間の逆耐電圧を保障するために一定の値以上が
必要である。すなわち逆耐電圧を印加したときにN型エ
ミッタ領域4の近傍のP型ベース層3中に拡がった空乏
層は高濃度のP型ゲート拡散層9a,9bが近接してい
ると、この層9a,9bにぶつかり、いわゆるパンチス
ルー現象が起こり設計耐電圧以下でブレークオーバーし
てしまう。第2の理由としては、N型エミッタ領域4と
P型ゲート拡散層9a,9bを形成する際の重ね合わせ
精度により要求される余裕分を第1の理由による距離に
加えてやらねばならないことである。
【0011】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ゲート電極部を構成するゲート拡散
層を設けることなく、所望の性能を得ることができ、し
かも微細化に有効なゲートターンオフサイリスタを提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、P型エミッタ層と、このP型エミッタ層
に隣接するN型ベース層と、このN型ベース層に隣接す
るP型ベース層と、このP型ベース層の表面層へ部分的
に細分化されて形成された複数のN型エミッタ領域とを
有し、前記P型エミッタ層の表面にアノード金属電極を
設け、前記P型ベース層の表面層に前記N型エミッタ領
域を囲むようにゲート金属電極を設けてなり、前記ゲー
ト金属電極にゲート信号を印加して前記アノード・カソ
ード金属電極間の電流をターンオン又はターンオフさせ
るゲートターンオフサイリスタであって、前記ゲート金
属電極のうち外部電極と直接接続されない部分の厚みは
前記カソード電極の厚みより薄くするとともに、さらに
この薄いゲート金属電極上に絶縁膜を設け、前記薄いゲ
ート金属電極の厚みに前記絶縁膜の厚みを加えた厚みが
前記カソード金属電極の厚みより薄くしたことを特徴と
し、かつ前記ゲート金属電極下のP型ベース層には選択
的な比較的高濃度のP型ゲート領域を設けないことを特
徴とする。
【0013】
【作用】ゲート拡散層を省略してもカソード・ゲート間
の逆耐電圧を保障するためにP型ベース層の表面に所要
濃度の表面濃度になるような拡散を行うことにより、ゲ
ート・カソード間に逆電圧を印加した場合にN型エミッ
タ領域の近傍に発生する空乏層の端が絶縁膜のゲート電
極用窓開け部に達するまで隣接するN型エミッタ領域を
近づけて微細化できる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1〜図4を参照し
ながら説明する。
【0015】図1および図2は本発明の実施例によるゲ
ートターンオフサイリスタを示すものであって、図1に
おいて、1はP型エミッタ層、2はN型ベース層、3は
P型ベース層、4はN型エミッタ領域、5はアノード電
極、6はカソード電極、8は絶縁層、10は金属ゲート
薄膜であって、外部電極と直接接続されない部分の厚み
はカソード電極6の厚みよりも薄くしてある。11は絶
縁薄膜、12はN型エミッタ領域4の表面を含むP型ベ
ース層3の表面に形成されたP型高不純物層である。さ
らにこの薄いゲート金属電極上に絶縁膜を設け、前記薄
いゲート金属電極の厚みに前記絶縁膜の厚みを加えた厚
みが前記カソード金属電極の厚みより薄くしてある。
【0016】図1に示すゲートターンオフサイリスタの
構造によれば、微細化の限界はなく、ゲート抵抗さえ満
たされればゲート・カソード間の逆電圧を印加した場合
にNエミッタ領域の近傍に発生する空乏層の端が絶縁膜
11のゲート電極のための窓開け部に達するまで隣接す
るN型エミッタ領域4を近づけて微細化できる。
【0017】この微細化のための設計を図2で説明する
と、図2においてaはゲート電極幅またはゲート抵抗の
設計より必要とされる最小ゲート電極幅、bは絶縁膜1
1に設けられたゲート電極のためのコンタクトホールの
幅、cはN型エミッタ領域4と上記コンタクトホールと
の重ね合わせ精度から要求される余裕分、dはゲート・
カソード間に耐電圧を印加したときに拡がる空乏層の幅
である。絶縁膜11のゲート電極用の窓開け部の幅bは
次の式を満たす範囲まで可能な限り小さくできる。
【0018】a>b≧a−2(d+c)…(1) つまり、隣接するN型エミッタ領域間の距離eは、aが
2(d+c)より十分に大きければ、e=aまで狭める
ことができる。
【0019】本実施例によるゲートターンオフサイリス
タの第1の特徴は、図5に示したP型ゲート拡散層9
a,9bを形成しないで、アロイフリーGTOの微細化
をさらに達成できるようにしたものである。
【0020】上記P型ゲート拡散層9a,9bを省略で
きる理由として次の理由(1)と(2)があげられる。
【0021】(1)P型ゲート拡散層のシート抵抗は
0.5〜2Ω/口程度で、金属ゲート薄膜10を4μm
形成したとすると、このシート抵抗が0.67×10-3
Ω/口(金属がアルミニウムの場合)以下である。よっ
てP型ゲート拡散層を省略することによるゲート抵抗の
増加分は1/1000以下で無視できる。
【0022】(2)P型ゲート拡散層を形成する長所と
して、ゲート電流を引き出す部分とN型エミッタ領域と
の距離を精密に一定にできるという点がある。金属ゲー
ト薄膜10のみでは厚みによりP型ゲート拡散層ほど正
確な制御はできない。しかし、これも拡散層と同程度の
制御のできる酸化ケイ素等の絶縁薄膜を介することで解
決できる。
【0023】一方、上記拡散層を省略した場合に生じる
最大の不都合はP型ベース層3と金属ゲート薄膜10と
のオーミックコンタクトが著しく困難になることであ
る。通常、P型ベース層3は30〜90μmと厚いた
め、N型シリコンにP型不純物をデポジションし、それ
を高温長時間の熱処理で再分布させることにより形成し
ている。それでP型ベース層3の不純物プロファイルは
図4のように再分布時の外方拡散で表面不純物濃度が下
がり1×1017cm-3以下になってしまう。一般にシリ
コン結晶表面とアルミニウムとの良好なオーミックコン
タクトを得るには実用的に1×1018cm-3程度は必要
である。
【0024】ところで、このようなP型ベース層での表
面不純物の下がりはP型ベース層3とN型エミッタ領域
4からなるPn接合の逆耐電圧を必要以上に高めてしま
う。このPn接合は片側階段接合のプレーナー接合のた
め、電界は表面に集中するためP型ベース層3の表面濃
度で逆耐電圧が決まる。それで通常、この耐電圧は40
〜150V程度にもなる。こうして作製されたゲート・
カソード間が高耐電圧のGTOを通常の15Vのゲート
ドライブで使用するとゲート電圧の振動やサージ等で素
子が破壊することがある。
【0025】これを防ぐために、Pベース層3の表面に
一様に比較的高濃度のP型不純物を拡散してP型高不純
物濃度層12を形成することにより、耐電圧を16〜1
7V程度に制御することができる。このときのP型高濃
度不純物濃度は1×1018〜5×1019cm-3程度で、
全面に拡散しても1020〜1021cm-3程度の表面不純
物濃度を持つN型エミッタ領域4の表面がP型に反転す
る不都合は生じない。
【0026】本実施例の第2の特徴は、N型エミッタ領
域4の表面を含むP型ベース層3の表面に1×1018
5×1019cm-3の表面濃度になるような拡散を行うこ
とによりP型ゲート拡散層を省略してもP型不純物濃度
層12を介してP型ベース層3と金属ゲート膜10との
良好なオーミックコンタクトが実現できるようにしたこ
とである。
【0027】上記のP型不純物拡散とP型ゲート拡散層
の形成とは次の点で大きく異なる。
【0028】(a)従来のP型ゲート拡散は選択拡散で
あり、フォトリソグラフィの手法を用いて厳密に位置出
しされねばならない。また、選択拡散に用いるマスク酸
化膜にピンホールがあることによりN型エミッタ領域お
よびその近傍に不純物が拡散されてはいけない。それに
比べて本発明のP型拡散は全面の非選択的拡散である。
【0029】(b)本発明のP型拡散はオーミックコン
タクトが目的で、ゲート抵抗を下げることが目的ではな
いので深さは、1μm未満でも良い。一方、従来のP型
拡散はゲート抵抗を下げるため10μm以上の深さが必
要であった。ただし、本発明のP型拡散の深さは浅くて
もよいが、深い場合は10μmを越えないことが望まし
い。これは10μm程度の深さのN型エミッタ領域4の
下にP型拡散層ができてしまうからである。
【0030】一般的なGTOでは、ペレット面積のうち
60%がカソードおよびゲート領域の面積で、他の40
%はペレットのベベルといわれる端面処理やゲート電極
の外部への接続部として用いられている。この能動領域
の半分、つまりペレット全面積の30%が図5の従来の
有効カソード面積であった。残りの30%のうち、さら
に半分の15%弱は金属ゲート薄膜10の部分で、15
%強は従来技術で要求される余裕分である。これを図2
で説明すると隣接するN型エミッタ領域間の距離eは、
従来はe>2aであった。これを(1)式よりe=aま
で、つまり、半分以下に本発明によりすることができ
る。これによりさらに約12%が有効カソード面積とし
て利用できる。
【0031】従って、図1に示す実施例によれば、図5
に示すゲート構造を持つGTOよりさらに微細化が可能
になり、面積利用率で約40%も向上させることができ
る。これにより、図5のものと同様な作用,効果を有す
る上に、より小型で高性能なGTOが実現される。
【0032】図3は本発明の他の実施例によるゲートタ
ーンオフサイリスタを示すものであって、図1のものに
加えて、絶縁層8の上にカソード電極6の上も含めてさ
らに金属薄膜13を形成し、カソード電極を共通化した
ものである。共通化することにより、複数のカソード領
域の均一な動作が期待できるとともに、図1のものと同
様な作用,効果が得られる。
【0033】さらに、その他の実施例としては、特に図
示はしないが、GTOに適用されるゲート構造以外の構
造、例えばアノード・ショート構造,Nバッファ構造
(PINベース構造)と本発明を組み合わせたものも、
本発明から容易に類推できる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上の如くであって、ゲート
拡散層を省略してもカソード・ゲート間の逆耐電圧を保
障するためにP型ベース層の表面に所要濃度の表面濃度
になるような拡散を行うことにより、ゲート・カソード
間に逆電圧を印加した場合にN型エミッタ領域の近傍に
発生する空乏層の端が絶縁膜のゲート電極用窓開け部に
達するまで隣接するN型エミッタ領域を近づけることが
できるようにしたものであるから、微細化に貢献し、小
型化が可能にして高性能なゲートターンオフサイリスタ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるゲートターンオフサイリ
スタの概略断面図。
【図2】本発明の実施例によるゲートターンオフサイリ
スタの部分拡大断面図。
【図3】本発明の他の実施例によるゲートターンオフサ
イリスタの概略断面図。
【図4】P型ベース層の不純物プロファイルを示す説明
図。
【図5】本発明に至る過程のゲートターンオフサイリス
タの概略断面図。
【符号の説明】
1…P型エミッタ層 2…N型ベース層 3…P型ベース層 4…N型エミッタ領域 5…アノード電極 6…カソード電極 8…絶縁層 10…金属ゲート電極 11…絶縁薄膜 12…P型高不純物濃度層 13…カソード電極を共通電極にするための金属薄膜。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P型エミッタ層と、このP型エミッタ層
    に隣接するN型ベース層と、このN型ベース層に隣接す
    るP型ベース層と、このP型ベース層の表面層へ部分的
    に細分化されて形成された複数のN型エミッタ領域とを
    有し、前記P型エミッタ層の表面にアノード金属電極を
    設け、前記P型ベース層の表面層に前記N型エミッタ領
    域を囲むようにゲート金属電極を設けてなり、 前記ゲート金属電極にゲート信号を印加して前記アノー
    ド・カソード金属電極間の電流をターンオン又はターン
    オフさせるゲートターンオフサイリスタであって、 前記ゲート金属電極のうち外部電極と直接接続されない
    部分の厚みは前記カソード電極の厚みより薄くするとと
    もに、さらにこの薄いゲート金属電極上に絶縁膜を設
    け、前記薄いゲート金属電極の厚みに前記絶縁膜の厚み
    を加えた厚みが前記カソード金属電極の厚みより薄くし
    たことを特徴とし、かつ前記ゲート金属電極下のP型ベ
    ース層には選択的な比較的高濃度のP型ゲート領域を設
    けないことを特徴とするゲートオフサイリスタ。
  2. 【請求項2】 請求項第1項のゲートターンオフサイリ
    スタにおいて、N型エミッタ層を設けたP型ベース層の
    主面に、予め1×1018〜5×1019cm-3のピーク値
    濃度で10μm以下のP型不純物層を非選択的に形成
    し、前記ゲート金属電極と前記P型ベース層とのオーミ
    ックコンタクトをとりやすくしたことを特徴とするゲー
    トターンオフサイリスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のゲートターンオフサイ
    リスタにおいて、前記ゲート金属電極と前記P型ベース
    層とのコンタクトは該P型ベース層の表面に形成された
    絶縁薄膜の開口部で行われ、かつ前記絶縁薄膜の開口部
    の幅bは次の式を満たすものであって、 a>b≧a−2(c+d) ここで、aは前記絶縁膜の開口部上に形成された前記ゲ
    ート電極の幅、cは前記N型エミッタ領域と前記絶縁膜
    の開口部との重ね合わせ精度から要求される余裕部、d
    はゲート・カソード間に逆電圧を印加したときに前記N
    型エミッタ領域の近傍の前記P型ベース層中に拡がる空
    乏層の幅であることを特徴とするゲートターンオフサイ
    リスタ。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3のゲートターンオフ
    サイリスタにおいて、前記絶縁膜上にも金属電極を形成
    し、前記細分化された複数のカソード電極を電気的に接
    続して共通電極としたことを特徴とするゲートターンオ
    フサイリスタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010147083A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Kansai Electric Power Co Inc:The ゲートターンオフサイリスタ装置およびバイポーラトランジスタ装置
CN111293113A (zh) * 2020-02-21 2020-06-16 电子科技大学 采用单层金属工艺的sgto器件及其版图结构、制造方法

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