JPH0532630A - ピリジンカルボン酸アミド誘導体 - Google Patents

ピリジンカルボン酸アミド誘導体

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JPH0532630A
JPH0532630A JP3215015A JP21501591A JPH0532630A JP H0532630 A JPH0532630 A JP H0532630A JP 3215015 A JP3215015 A JP 3215015A JP 21501591 A JP21501591 A JP 21501591A JP H0532630 A JPH0532630 A JP H0532630A
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acid
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Katsutoshi Miura
勝利 三浦
Hiroyasu Koyama
裕康 小山
Toshihisa Sugai
利寿 菅井
Hiroaki Yamada
博章 山田
Einosuke Sakurai
英之助 櫻井
Masato Horigome
正人 堀米
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式(I)で表わされるピリジンカルボン酸
アミド誘導体およびその生理学的に許容し得る酸付加
塩。 (R1:水素、C1〜C3のアルキルまたはジフェニル、
Y:−NH(CH2)n−R2、R2:OHまたは−ON
2、l:2または3、n:9〜13) 【効果】一般式(I)で表わされるピリジンカルボン酸
アミド誘導体およびその生理学的に許容し得る塩は、椎
骨動脈、総頸動脈、大腿動脈の血流増加作用および血圧
低下作用を有し、脳循環障害、末梢循環障害、虚血性心
疾患および高血圧症の治療および予防において有効であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なピリジンカルボ
ン酸アミド誘導体、その製造方法および該誘導体を含有
する医薬組成物に関する。
【0002】本発明によって提供されるピリジンカルボ
ン酸アミド誘導体およびその生理学的に許容し得る塩
は、椎骨動脈、総頸動脈、大腿動脈の血流増加作用およ
び血圧低下作用を有し、脳循環障害、末梢循環障害、虚
血性心疾患および高血圧症の治療および予防において有
効である。
【0003】
【従来の技術】循環器疾患治療剤として有用であるニコ
チン酸アミド誘導体は、特開昭62−286968号に開示され
ている。また、血管拡張剤として有用である硝酸エステ
ル誘導体は、特開昭62−205052号に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの化合物は循環
器疾患治療剤としての薬効において必ずしも満足すべき
ものではないところからさらに薬効のすぐれた化合物が
求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは薬理
効果が高くしかも工業的に容易に入手しうる実用上にお
いて充分満足できる化合物を開発すべく鋭意研究を重ね
た結果、下記の新規化合物を見出し本発明を完成したの
である。
【0006】すなわち、本発明によれば、次の一般式
(I)
【化2】 (式中、R1は水素、C1〜C3アルキルまたはジフェニ
ルメチルであり、Yは−NH(CH2)n−R2であり、R2
はOHまたは−ONO2であり、lは2または3であ
り、nは9〜13である)で表されるピリジンカルボン
酸アミド化合物およびその生理学的に許容し得る酸付加
塩が提供される。
【0007】本発明の化合物は次の一般式(II)
【化3】 3は水素またはC1〜C6アルキルである)で表される
化合物と、次の一般式(III) NH2−(CH2)n−R2 (III) (式中、R2およびnは上述したとおりである)で表され
るアミノ化合物とを反応させ、場合によりR2がOHで
ある得られたアミド化反応生成物を硝酸エステル化して
次の一般式(I)
【化4】 (式中、R1、Yおよびlは上述したとおりである)で
表される化合物を得るか、または必要によってこのよう
にして得られた化合物を生理学的に許容しうる酸付加塩
に変換することにより製造することができる。
【0008】別法として、次の一般式(IV)
【化5】 (式中、Xはハロゲンである)で表される化合物と、N
2(CH2)nOH(nは9〜13である)で表される化合
物とを有機溶媒中で反応させて次の一般式
【化6】 (式中、Xおよびnは上述したとおりである)で表され
る化合物を生成させ、さらにこの化合物を酸結合剤の存
在下に次の一般式
【化7】 (式中、R1は上述したとおりである)で表される化合
物と縮合させて一般式(I)においてYが−NH(CH2)n
−OHである化合物を得るかあるいはこのようにして得
られた化合物を硝酸エステル化して一般式(I)において
Yが−NH(CH2)n−ONO2である化合物とすること
により製造することができる。
【0009】一般式(II)で表される化合物と一般式(II
I)で表される化合物との反応は、例えば一般式(II)で表
される化合物がエステル型である場合には過剰量の一般
式(III)で表される化合物と共に触媒例えば2−ヒドロ
キシピリジンの存在下に、または不在下に、有機溶媒中
または有機溶媒なしで行われる。この反応は常温〜15
0℃の温度で数十分〜数十時間にわたって撹拌すること
によって達成される。目的化合物の精製単離は常法によ
り行われる。すなわち、反応終了後有機溶媒例えばジエ
チルエーテル、酢酸エチル、ジクロロメタンなどで抽出
し、抽出液から抽出溶媒を留去し、残留物を再結晶操作
に付すかまたはクロマトグラフィーに付して精製された
縮合生成物を得る。
【0010】得られた縮合生成物でR2がOHである場
合には、これを氷冷下に発煙硝酸または発煙硝酸と無水
酢酸の混合物と混合し、1〜8時間撹拌することにより
硝酸エステル化してR2がONO2である一般式(I)の化
合物を得ることができる。
【0011】また、一般式(II)で表される化合物が遊離
酸型である化合物の場合は、この化合物と一般式(III)
で表されるアミノアルコールまたはその硝酸エステルと
を適当なアミド化剤の存在下または不存在下に有機溶媒
中で縮合反応させて、一般式(I)で表される化合物とさ
れる。
【0012】これらの反応において、反応溶媒としては
n−ヘキサン、石油エーテルなどの脂肪族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、シ
クロヘキサンなどの脂環式化合物、四塩化炭素、クロロ
ホルム、ジクロロエタン、トリクロロエタンなどのハロ
ゲン化炭化水素、アセトン、メチルエチルケトンなどの
脂肪族ケトン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシドなどを用いることがで
きる。この場合における目的化合物の精製、単離も常法
により行われる。すなわち、反応終了後溶媒を留去し、
残留物を炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、有機溶媒例
えばジエチルエーテル、酢酸エチル、ジクロロメタンな
どで抽出し抽出液から抽出溶媒を留去し、残留物を再結
晶操作に付すかまたはクロマトグラフィーに付して精製
された目的の縮合生成物を得る。
【0013】このようにして得られた一般式(I)の化合
物は常法によりその酸付加塩に変換することができる。
この酸付加塩としては、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素
酸、硝酸などの無機酸との酸付加塩、酢酸、プロピオン
酸、コハク酸、酪酸、リンゴ酸、クエン酸、フマル酸、
酒石酸などの有機酸との酸付加塩を挙げることができ
る。
【0014】本発明の化合物を合成するための出発原料
の一般式(II)で示される化合物は、次の一般式(V)
【化8】 (式中、Xはハロゲンであり、R3は水素またはC1〜C
6アルキルである)で表される化合物と、次の一般式(V
I)
【化9】 (式中、R1およびlは上述したとおりである)で表され
る化合物とを酸結合剤の存在下に縮合させて得られる。
この縮合反応によって得られる化合物でR1が水素であ
る場合には、さらにこの化合物と式R1−X(式中、R1
およびXは上述のとおりである)で表される化合物とを
酸結合剤の存在下に有機溶媒中で反応させることにより
一般式(II)の化合物とする。さらにまた上記縮合反応に
よって得られる化合物でR1が水素である化合物につい
てはホルムアルデヒド−蟻酸混合物と反応させてR1
メチルである一般式(II)の化合物に変換することができ
る。なお、この反応はOrganic Syntheses vol. 3,723〜
725頁に記載の反応条件で行ないうる。
【0015】本発明の一般式(I)で表される化合物は、
温血動物に対して著しい血流増加作用および血圧低下作
用を有し、循環器疾患の治療および予防のために使用さ
れうる。この循環器疾患には例えば脳循環障害、末梢循
環障害、虚血性心疾患および高血圧症などがある。
【0016】従って本発明はさらに上記疾患の治療およ
び予防のために使用される一般式(I)の化合物またはそ
の生理学的に許容しうる酸付加塩を活性成分として含有
する医薬組成物をも提供するものである。
【0017】この医薬組成物は、通常薬学的製剤の形態
で経口的または非経口的に投与されうる。薬学的製剤の
形態としては、錠剤、カプセル剤、坐剤、トローチ剤、
シロップ剤、クリーム剤、軟膏剤、貼付剤、ハップ剤、
顆粒剤、散剤、注射剤、懸濁剤等がある。また他の薬剤
とともに二重層錠、多層錠とすることができる。さらに
錠剤は、必要に応じて通常の剤皮を施した錠剤、例えば
糖衣錠、腸溶被錠、フィルムコート錠とすることもでき
る。
【0018】固体製剤とする場合は、例えば、乳糖、白
糖、結晶セルロース、トウモロコシデンプン、リン酸カ
ルシウム、ソルビトール、グリシン、カルボキシメチル
セルロース、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、グリセリン、ポリエチレ
ングリコール、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウ
ム、タルク等を添加剤として用いうる。
【0019】半固体製剤とする場合は、植物性または合
成ロウまたは脂肪等が用いられる。液体製剤とする場合
は、例えば、塩化ナトリウム水溶液、ソルビトール、グ
リセリン、オリブ油、アーモンド油、プロピレングリコ
ール、エチルアルコール等を添加剤として用いうる。
【0020】これらの製剤の成分の量は製剤の0.1〜
100重量%であり、適当には経口投与のための製剤の
場合には1〜50重量%であり、そして注射用製剤の場
合には0.1〜10重量%である。
【0021】この薬剤の投与方法および投与量にはとく
に制限はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別、疾患
の程度などにより適宜選択されるが、有効成分の1日あ
たりの投与量は1〜1000mgである。
【0022】本発明の化合物の代表的な例をあげれば次
のとおりである。 1) N−(12−ヒドロキシ−1−ドデカニル)−6
−(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド 2) N−(12−ニトロキシ−1−ドデカニル)−6
−(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド 3) N−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−
6−(4−ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)ニコ
チンアミド 4) N−(11−ニトロキシ−1−ウンデカニル)−
6−(4−ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)ニコ
チンアミド 5) N−(9−ヒドロキシ−1−ノニル)−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド 6) N−(9−ニトロキシ−1−ノニル)−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド 7) N−(10−ヒドロキシ−1−デカニル)−6−
(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド 8) N−(10−ニトロキシ−1−デカニル)−6−
(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド 9) N−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−
6−(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド 10) N−(11−ニトロキシ−1−ウンデカニル)
−6−(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミ
ド 11) N−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)
−2−(4−エチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミ
ド 12) N−(11−ニトロキシ−1−ウンデカニル)
−2−(4−エチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミ
ド 13) N−(11−ニトロキシ−1−ウンデカニル)
−6−ピペラジニルニコチンアミド。
【0023】以下に本発明を実施例によりさらに説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0024】実施例1 N−(12−ヒドロキシ−1−ドデカニル)−6−(4
−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製造 6−クロロニコチン酸1.80gに、塩化チオニル1.0
mlおよびジメチルホルムアミド数滴を加え、この混合物
を2時間加熱還流した後、過剰の塩化チオニルを留去し
て6-ニコチン酸クロライドの結晶を得た。この結晶を
テトラヒドロフラン20mlに溶解し、12−アミノドデ
カノール1.39gとトリエチルアミン1.4mlのテトラ
ヒドロフラン25ml溶液中に氷冷下滴下し、室温まで徐
々に昇温しながら一晩撹拌した。溶媒を留去して残留物
に水を加えクロロホルムで抽出、水および飽和食塩水で
洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去
してN−(12−ヒドロキシ−1−ドデカニル)−6−
クロロニコチンアミドを得た。これと1−メチルピペラ
ジン3.15gおよびジイソプロピルアミン6.40gを
p−キシレン15mlに溶解し、触媒量のヨウ化ナトリウ
ムを加えて120〜130℃で5時間撹拌した。この反
応混合物を水にあけ、クロロホルムで抽出、水および飽
和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮し
た。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール=20:1)により精製してN
−(12−ヒドロキシ−1−ドデカニル)−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド2.15g
(45%)を得た。 IR νKBr max(cm-1) 3300, 1615, 16061 H-NMR(CDCl3)δ 8.50(1H,s), 7.89(1H,d,J=8.0Hz),
6.60(1H,d,J=8.0Hz),6.25(1H,m), 3.61(6H,m), 3.38(2
H,m), 2.48(4H,t,J=4.9Hz),2.33(3H,s), 1.76-1.20(2
0H,m)。
【0025】実施例2 N−(12−ニトロキシ−1−ドデカニル)−6−(4
−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製造 N−(12−ヒドロキシ−1−ドデカニル)−6−(4
−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド2.00
gをアセトニトリル40mlに懸濁し、氷冷下、発煙硝酸
0.8mlと無水酢酸1.9mlの混液を滴下し、6時間撹拌
する。これを炭酸水素ナトリウム水溶液にあけ塩化メチ
レンで抽出、水および飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濃縮してN−(12−ニトロキシ−
1−ドデカニル)−6−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)ニコチンアミド1.54g(69%)を得た。 融点74〜76℃ IR νKBr max(cm-1) 3400, 1630, 16001 H-NMR(CDCl3)δ 8.53(1H,d,J=2.9Hz), 7.89(1H,dd,J=
8.6, 2.9Hz), 6.62(1H,d,J=8.6Hz), 5.97(1H,m), 4.43
(2H,t,J=5.7Hz), 3.67(4H,t,J=5.7Hz), 3.44(2H,m), 2.
50(4H,t,J=5.7Hz), 2.33(3H,s), 1.85-1.20(20H,m)。
【0026】実施例3 N−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−6−
(4−ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)ニコチン
アミドの製造 6−クロロニコチン酸1.80gに、塩化チオニル1.0
mlおよびジメチルホルムアミド数滴を加え、この混合物
を2時間加熱還流した後、過剰の塩化チオニルを留去し
て6−ニコチン酸クロライドの結晶を得た。この結晶を
テトラヒドロフラン20mlに溶解し、11−アミノウン
デカノール2.04g、トリエチルアミン1.4mlおよび
テトラヒドロフラン100mlの混合物中に氷冷下滴下
し、室温まで徐々に昇温しながら一晩撹拌した。溶媒を
留去して残留物に水を加えクロロホルムで抽出、水およ
び飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を留去してN−(11−ヒドロキシ−1−ウン
デカニル)−6−クロロニコチンアミドを得た。これと
4−ジフェニルメチルピペラジン2.88gおよびジイ
ソプロピルアミン6.40gをp−キシレン15mlに溶
解し、触媒量のヨウ化ナトリウムを加えて120〜13
0℃で5時間撹拌した。この反応混合物を水にあけ、ク
ロロホルムで抽出、水および飽和食塩水で洗浄、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。濃縮物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール
=20:1)により精製してN−(11−ヒドロキシ−
1−ウンデカニル)−6−(4−ジフェニルメチル−1
−ピペラジニル)ニコチンアミド2.59g(41%)を
得た。 IR νKBr max(cm-1) 3384, 1631, 1605, 14931 H-NMR(CDCl3) δ 8.51(1H,d,J=2.4Hz), 7.88(1H,dd,J=
8.8, 2.4Hz), 7.48-7.12(10H,m), 6.56(1H,d,J=8.8Hz),
6.10-5.98(1H,m), 4.26(1H,s), 3.68-3.54(6H,m), 3.4
6-3.32(2H,m), 2.49(4H,t,J=4.9Hz), 1.76-1.20(18H,
m)。
【0027】実施例4 N−(11−ニトロキシ−1−ウンデカニル)−6−(4
−ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミ
ドの製造 N−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−6−(4
−ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミ
ド0.66gを塩化メチレン15mlに溶解し、氷冷下、
発煙硝酸0.2mlと無水酢酸0.5mlの混液を滴下し、6
時間撹拌する。これを炭酸水素ナトリウム水溶液にあけ
塩化メチレンで抽出、水および飽和食塩水で洗浄、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。濃縮物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=2:1)により精製してN−(11−ニトロキシ−1
−ウンデカニル)−6−(4−ジフェニルメチル−1−
ピペラジニル)ニコチンアミド0.41g(57%)を得
た。 IR νKBr max(cm-1) 3400, 1630, 16001 H-NMR(CDCl3) δ 8.51(1H,J=2.4Hz), 7.88(1H,dd,J=8.
8, 2.4Hz), 7.50-7.14(10H,m), 6.57(1H,d,J=8.8Hz),
5.98-5.85(1H,m), 4.43(2H,t,J=6.6Hz),4.23(1H,s), 3.
62(4H,t,J=4.9Hz), 3.48-3.34(2H,m), 2.49(4H,t,J=4.9
Hz), 1.80-1.20(18H,m)。
【0028】実施例5 N−(9−ヒドロキシ−1−ノニル)−6−(4−メチル
−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製造 6−クロロニコチン酸1.80gに、塩化チオニル1.0
mlおよびジメチルホルムアミド数滴を加え、この混合物
を2時間加熱還流した後、過剰の塩化チオニルを留去し
て6−ニコチン酸クロライドの結晶を得た。この結晶を
テトラヒドロフラン20mlに溶解し、9−アミノノナノ
ール2.55gとトリエチルアミン1.4mlのテトラヒド
ロフラン25ml溶液中に氷冷下滴下し、室温まで徐々に
昇温しながら一晩撹拌した。溶媒を留去して残留物に水
を加えクロロホルムで抽出、水および飽和食塩水で洗
浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去し
てN−(9−ヒドロキシ−1−ノニル)−6−クロロニ
コチンアミドを得た。これと1−メチルピペラジン3.
15gおよびジイソプロピルアミン6.40gをp−キ
シレン15mlに溶解し、触媒量のヨウ化ナトリウムを加
えて120〜130℃で5時間撹拌した。この反応混合
物を水にあけ、クロロホルムで抽出、水および飽和食塩
水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。濃
縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム:メタノール=15:1)により精製してN−(9
−ヒドロキシ−1−ノニル)−6−(4−メチル−1−
ピペラジニル)ニコチンアミド2.48g(60%)を得
た。 IR νKBr max(cm-1) 3400, 2950, 1640, 16001 H-NMR(CDCl3) δ 8.55(1H,d,J=2.5Hz), 7.90(1H,dd,J=
9.2, 2.3Hz), 6.62(1H,d,J=8.7Hz), 6.20(1H,m), 3.66
(6H,m), 3.44(2H,m), 2.50(4H,t,J=5.3Hz), 2.34(3H,
s), 1.80-1.30(14H,m)。
【0029】実施例6 N−(9−ニトロキシ−1−ノニル)−6−(4−メチル
−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製造 N−(9−ヒドロキシ−1−ノニル)−6−(4−メチル−
1−ピペラジニル)ニコチンアミド1.67gをアセト
ニトリル40mlに懸濁し、氷冷下、発煙硝酸0.8mlと
無水酢酸1.9mlの混液を滴下し、6時間撹拌する。こ
れを炭酸水素ナトリウム水溶液にあけ塩化メチレンで抽
出、水および飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮してN−(9−ニトロキシ−1−ノニル)
−6−(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミ
ド1.30g(69%)を得た。 融点 90〜92℃ IR νKBr max(cm-1) 3300, 1630, 16101 H-NMR(CDCl3)δ 8.55(1H,d,J=2.9Hz), 7.90(1H,dd,J=
8.8, 2.4Hz), 6.63(1H,d,J=8.8Hz), 6.01(1H,m), 4.46
(2H,t,J=6.3Hz), 3.67(4H,t,J=4.9Hz), 3.47(2H,m), 2.
50(4H,t,J=5.3Hz), 2.33(3H,s), 1.85-1.40(14H,m)。
【0030】実施例7 N−(10−ヒドロキシ−1−デカニル)−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製造 6−クロロニコチン酸4.68gに、塩化チオニル5.0
mlおよびジメチルホルムアミド数滴を加え、この混合物
を3時間加熱還流した後、過剰の塩化チオニルを留去し
て6−ニコチン酸クロライドの結晶を得た。この結晶を
テトラヒドロフラン30mlに溶解し、10−アミノデカ
ノール5.15gとトリエチルアミン5.0mlのテトラヒ
ドロフラン300ml溶液中に氷冷下滴下し、室温まで徐
々に昇温しながら一晩撹拌した。溶媒を留去して残留物
に水を加えクロロホルムで抽出、水及び飽和食塩水で洗
浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去し
てN−(10−ヒドロキシ−1−デカニル)−6−クロ
ロニコチンアミドを得た。これと1−メチルピペラジン
8.80gをp−キシレン50mlに溶解し、触媒量のヨ
ウ化ナトリウムを加えて130〜140℃で5時間撹拌
した。この反応混合物を濃縮して、残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール
=15:1)により精製してN−(10−ヒドロキシ−
1−デカニル)−6−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)ニコチンアミド8.31g(74%)を得た。 IR νKBr max(cm-1)3398, 3314, 1629, 16111 H-NMR (CDCl3) δ 8.53(1H,d,J=2.4Hz), 7.90(1H,dd,J
=8.7,2.3Hz), 6.63(1H,d,J=8.7Hz), 6.02-5.90(1H,m),
3.74-3.56(6H,m), 3.50-3.36(2H,m), 2.50(4H,t,J=5.1H
z), 2.35(3H,s), 1.76-1.20(16H,m)。
【0031】実施例8 N−(10−ニトロキシ−1−デカニル)−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製造 N−(10−ヒドロキシ−1−デカニル)−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド6.00g
を氷冷下、発煙硝酸20mlに加え、−5℃以下で4時間
撹拌する。これを炭酸水素ナトリウム水溶液にあけ塩化
メチレンで抽出、水および飽和食塩水で洗浄、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、濃縮した。濃縮物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール
=20:1)により精製し、アセトン−ヘキサンから再
結晶してN−(10−ニトロキシ−1−デカニル)−6
−(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド
2.80g(42%)を得た。 融点 62〜64℃ IR νKBr max(cm-1) 3320, 1624, 1604, 1279, 8651 H-NMR (CDCl3) δ 8.53(1H,d,J=2.4Hz), 7.90(1H,dd,J
=8.8,2.4Hz), 6.63(1H,d,J=8.8Hz), 5.98-5.86(1H,m),
4.44(2H,t,J=6.6Hz), 3.66(4H,t,J=5.1Hz), 3.50-3.34
(2H,m), 2.50(4H,t,J=5.1Hz), 2.35(3H,s), 1.80-1.20
(16H,m)。
【0032】実施例9 N−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−6−
(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製
造 6−クロロニコチン酸6.24gに、塩化チオニル6.8
mlおよびジメチルホルムアミド数滴を加え、この混合物
を3時間加熱還流した後、過剰の塩化チオニルを留去し
て6−ニコチン酸クロライドの結晶を得た。この結晶を
テトラヒドロフラン40mlに溶解し、11−アミノウン
デカノール7.41gとトリエチルアミン6.8mlのテト
ラヒドロフラン400ml溶液中に氷冷下滴下し、室温ま
で徐々に昇温しながら一晩撹拌した。溶媒を留去して残
留物に水を加えクロロホルムで抽出、水及び飽和食塩水
で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留
去してN−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−
6−クロロニコチンアミドを得た。これと1−メチルピ
ペラジン11.70gをp−キシレン100mlに溶解
し、触媒量のヨウ化ナトリウムを加えて130〜140
℃で5時間撹拌した。この反応混合物を濃縮して、残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール=15:1)により精製してN−(11
−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−6−(4−メチル
−1−ピペラジニル)ニコチンアミド10.12g(6
5%)を得た。 IR νKBr max(cm-1) 3316, 1629, 1611, 14971 H-NMR (CDCl3) δ 8.53(1H,d,J=2.4Hz), 7.90(1H,dd,J
=8.8,2.4Hz), 6.62(1H,d,J=8.8Hz), 6.04-5.92(1H,m),
3.70-3.65(6H,m), 3.49-3.34(2H,m), 2.50(4H,t,J=5.1H
z), 2.34(3H,s), 1.72-1.20(18H,m)。
【0033】実施例10 N−(11−ニトロキシ−1−ウンデカニル)−6−
(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製
造 N−(11−ヒドロキシ−1−デカニル)−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド6.10g
を氷冷下、発煙硝酸20mlに加え、−5℃以下で4時間
撹拌する。これを炭酸水素ナトリウム水溶液にあけ塩化
メチレンで抽出、水及び飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、濃縮した。濃縮物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=
20:1)により精製し、クロロホルム−ヘキサンから
再結晶してN−(11−ニトロキシ−1−ウンデカニ
ル)−6−(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチン
アミド5.47g(80%)を得た。 融点 95〜96℃ IR νKBr max(cm-1) 3320, 1621, 1607, 1281, 8671 H-NMR (CDCl3) δ 8.53(1H,d,J=2.4Hz), 7.90(1H,dd,J
=8.8,2.4Hz), 6.63(1H,d,J=8.8Hz), 5.98-5.85(1H,m),
4.44(2H,t,J=6.8Hz), 3.66(4H,t,J=5.1Hz), 3.50-3.36
(2H,m), 2.50(4H,t,J=5.1Hz), 2.35(3H,s), 1.78-1.20
(18H,m)。
【0034】実施例11 N−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−2−
(4−エチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製
造 2−ヒドロキシニコチン酸3.15gに、塩化チオニル
4.0mlおよびジメチルホルムアミド数滴を加え、この
混合物を2時間加熱還流した後、過剰の塩化チオニルを
留去して2−ニコチン酸クロライドの結晶を得た。この
結晶をテトラヒドロフラン30mlに溶解し、11−アミ
ノウンデカノール3.75gとトリエチルアミン4.0ml
のテトラヒドロフラン200ml溶液中に氷冷下滴下し、
室温まで徐々に昇温しながら一晩撹拌した。溶媒を留去
して残留物に水を加えクロロホルムで抽出、水及び飽和
食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶
媒を留去してN−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニ
ル)−2−クロロニコチンアミドを得た。これとN−エ
チルピペラジン3.43gをp−キシレン30mlに溶解
し、触媒量のヨウ化ナトリウムを加えて130〜140
℃で6時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール=20:1)により精製してN−(11
−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−2−(4−エチル
−1−ピペラジニル)ニコチンアミド7.08g(87
%)を得た。 IR νfilm max(cm-1) 3300,1645, 15841 H-NMR (CDCl3) δ 8.70-8.58(1H,m), 8.36(1H,dd,J=4.
9,2.0Hz), 8.29(1H,dd,J=7.5,2.0Hz), 7.07(1H,dd,J=7.
8,4.9Hz), 3.63(2H,t,J=6.4Hz), 3.52-3.36(2H,m), 3.2
5(4H,t,J=4.9Hz), 2.61(4H,t,J=4.9Hz), 2.49(2H,q,J=
7.3Hz), 1.72-1.22(18H,m), 1.14(3H,t,J=7.3Hz)。
【0035】実施例12 N−(11−ニトロキシ−1−ウンデカニル)−2−
(4−エチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミドの製
造 N−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−2−
(4−エチル−1−ピペラジニル)ニコチンアミド5.
45gをアセトニトリル100mlに懸濁し、氷冷下、発
煙硝酸2.0mlと無水酢酸5.2mlの混液を滴下し、5時
間撹拌する。これを炭酸水素ナトリウム水溶液にあけ塩
化メチレンで抽出、水及び飽和食塩水で洗浄、無水硫酸
マグネシウムで乾燥、濃縮し、濃縮物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=2
0:1)により精製してN−(11−ニトロキシ−1−
ウンデカニル)−2−(4−エチル−1−ピペラジニ
ル)ニコチンアミド2.52g(42%)を得た。 IR νfilm max(cm-1) 3300,1657, 1631, 12801 H-NMR (CDCl3) δ 8.70-8.56(1H,m), 8.36(1H,dd,J=4.
9,2.0Hz), 8.29(1H,dd,J=7.8,2.0Hz), 7.08(1H,dd,J=7.
8,4.9Hz), 4.443(2H,t,J=6.6Hz), 3.52-3.38(2H,m), 3.
26(4H,t,J=4.9Hz), 2.61(4H,t,J=4.9Hz), 2.49(2H,q,J=
7.3Hz), 1.80-1.20(18H,m), 1.14(3H,t,J=7.3Hz)。
【0036】実施例13 N−(11−ニトロキシ−1−ウンデカニル)−6−ピ
ペラジニルニコチンアミドの製造 N−(11−ヒドロキシ−1−ウンデカニル)−6−ク
ロロニコチンアミド2.36gとピペラジン3.15gを
トルエン50mlに懸濁し、120〜130℃で5時間撹
拌した。この反応混合物を濃縮して残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール
=5:1)により精製してN−(11−ヒドロキシ−1
−ウンデカニル)−6−ピペラジニルニコチンアミドを
定量的に得た。
【0037】これを氷冷下、発煙硝酸10mlに加え、5
℃以下で4時間撹拌する。これを炭酸水素ナトリウム水
溶液にあけ塩化メチレンで抽出、水及び飽和食塩水で洗
浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。濃縮物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール=5:1)により精製して、クロロホル
ム−ヘキサンから再結晶してN−(11−ニトロキシ−
1−ウンデカニル)−6−ピペラジニルニコチンアミド
0.5g(15%)を得た。 融点 78〜80℃1 H-NMR (CDCl3) δ 8.54(1H,d,J=2.0Hz), 7.90(1H,dd,J
=8.8,2.0Hz), 6.64(1H,d,J=8.8Hz), 6.04-5.93(1H,m),
4.44(2H,t,J=6.8Hz), 3.64(4H,t,J=4.9Hz), 3.42(2H,d
d,J=6.3,6.3Hz), 3.00(4H,t,J=4.9Hz), 1.75-1.64(2H,
m), 1.64-1.52(2H,m), 1.44-1.20(14H,m)。
【0038】本発明の代表的な化合物の血流増加作用お
よび血圧低下作用を以下の方法により評価した。
【0039】〔実験方法〕ペントバルビタールで麻酔を
かけたイヌの右椎骨動脈血流および右総頸動脈血流を非
観血的に電磁血流計を用いて測定した。大腿動脈平均血
圧は圧トランスデューサーで測定した。供試化合物はエ
タノール:ポリエチレングリコール400:生理食塩液
=1:1:2に溶解して0.1mg/kgを静脈内へ投与し
た。試験結果は供試化合物投与後の変化を投与前の値に
対する百分率であらわした。その結果を以下の表1に示
す。
【0040】
【表1】
【0041】次に本発明の製剤例を示す。なお、活性成
分としては実施例6の化合物を用いた。
【0042】製剤例1 錠剤(1錠) 各成分を均一に混合し直打用粉末とする。これをロータ
リー式打錠機で直径6mm、重量100mgの錠剤に成型す
る。
【0043】製剤例2 顆粒剤(1分包) 活性成分 10mg 乳 糖 90mg トウモロコシデンプン 50mg 結晶セルロース 50mg ヒドロキシプロピルセルロース 10mg エタノール 90mg
【0044】活性成分、乳糖、トウモロコシデンプンお
よび結晶セルロースを均一に混合した後、ヒドロキシプ
ロピルセルロースおよびエタノールを加えて練合し、押
出造粒法で整粒し、次いで50℃の乾燥機で乾燥する。
乾燥上がり顆粒を粒度297μm〜1460μmにふる
い分けたものを顆粒剤とする。1分包量を200mgとす
る。
【0045】製剤例3 シロップ剤
【0046】白糖、D−ソルビトール、パラオキシ安息
香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピルおよび上記の
活性成分を温水60gに溶解する。冷却後グリセリンお
よびエタノールに溶解した香味料の溶液を加える。次に
この混合物に水を加えて100mlにする。
【0047】製剤例4 注射液 塩化ナトリウムおよび活性成分を蒸留水を加えて溶解
し、全量を1.0mlとする。
【0048】製剤例5 坐剤
【0049】グリセリンを活性成分に加えて溶解する。
そこへ、ポリエチレングリコール4000を加えて加温し溶
解後、坐剤型に注入して冷却固化し、1個当たり1.5
gの坐剤を製造する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 213/81 6701−4C (72)発明者 櫻井 英之助 埼玉県入間郡大井町緑ケ丘2丁目23番16号 (72)発明者 堀米 正人 東京都足立区新田2丁目9番3号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 次の一般式(I) 【化1】 (式中、R1は水素、C1〜C3アルキルまたはジフェニ
    ルメチルであり、 Yは−NH(CH2)n−R2であり、 R2はOHまたは−ONO2であり、 lは2または3であり、 nは9〜13である)で表されるピリジンカルボン酸ア
    ミド誘導体およびその生理学的に許容し得る酸付加塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998022440A1 (fr) * 1996-11-19 1998-05-28 Nisshin Flour Milling Co., Ltd. Derives de pyridinecarboxamide
KR100450317B1 (ko) * 1999-08-27 2004-09-30 르 라보레또레 쎄르비에르 피리딘 화합물, 이들을 제조하는 방법 및 이들을 함유하는약제 조성물

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KR100450317B1 (ko) * 1999-08-27 2004-09-30 르 라보레또레 쎄르비에르 피리딘 화합물, 이들을 제조하는 방법 및 이들을 함유하는약제 조성물

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