JPH0532602U - 浴室の手摺壁パネル取り付け構造 - Google Patents

浴室の手摺壁パネル取り付け構造

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JPH0532602U
JPH0532602U JP4032892U JP4032892U JPH0532602U JP H0532602 U JPH0532602 U JP H0532602U JP 4032892 U JP4032892 U JP 4032892U JP 4032892 U JP4032892 U JP 4032892U JP H0532602 U JPH0532602 U JP H0532602U
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JP
Japan
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wall panel
handrail wall
peripheral edge
bathtub
fixing piece
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JP4032892U
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English (en)
Inventor
秀男 安芸
英巳 田代
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 断面L字形の開口周縁部12を有する浴槽1
0が設置される浴室において上記開口周縁部12の内周
端部に沿って手摺壁パネル20が配置される。この手摺
壁パネル20の裏面に断面C字形の補強材30が取り付
けられるとともに、この補強材30の下部に上記開口周
縁部12の外周端縁に係止される固定片35が挿入され
る。 【効果】 浴槽を建物から独立させ得、しかも、手摺壁
パネルが大きく湾曲したり浴槽内方へ迫り出したりする
事態を可及的に低減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浴室に設置された浴槽の開口周縁部の内周端部に沿って配置される 手摺壁パネルの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の浴室の手摺壁パネル取り付け構造の一例を図6に示す。図において、浴 室に設置された浴槽10は、縦辺12aと下辺12bとからなる断面L字形の開 口周縁部12を有しており、この開口周縁部12の内周端部に沿うように手摺壁 パネル20が配置される。手摺壁パネル20は、合成樹脂等からなるパネル本体 21と化粧板22とからなり、化粧板22の下端部には断面H形のパネル支持具 25が固定されている。一方、浴槽10の開口周縁部12の縦辺12aには断面 逆7字形のパネル受け金具14がビス16により取り付けられており、このパネ ル受け金具14に上記パネル支持具25の一側辺部が係合せしめられている。な お、手摺壁パネル20の上端側は適宜の手段により浴室の壁部に固定される。
【0003】 上述の如く構成された浴室の手摺壁パネル取り付け構造にあっては、手摺壁パ ネル20がパネル支持具25とパネル受け金具14を介して浴槽10に係合せし められているだけで、それらは固定的に接合はされていないので、浴槽10は建 物からは独立しており、従って、建物に振動等が発生した場合でもそれが浴槽1 0には波及し難く、そのため、浴槽10及びその周辺部に不具合が生じ難くなっ ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如く構成された従来の手摺壁パネル取り付け構造にあっ ては、手摺壁パネル20がパネル支持具25とパネル受け金具14を介して浴槽 10に係合せしめられているだけなので、例えば、手摺壁パネル20の中央部が 外側に向けて押圧されたとき、あるいは、手摺壁パネル20の下端部に内側に引 き込む外力が作用したとき等には、手摺壁パネル20が湾曲してその下端部が浴 槽内方へ迫り出してしまう等の不具合が発生する。
【0005】 かかる点に鑑み本考案は、浴槽を建物から独立させ得、しかも、手摺壁パネル が大きく湾曲したり浴槽内方へ迫り出したりする事態を可及的に低減できるよう にされた浴室の手摺壁パネル取り付け構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべく、本考案に係る浴室の手摺壁パネル取り付け構造は、 断面L字形の開口周縁部を有する浴槽が設置される浴室において上記開口周縁部 の内周端部に沿って手摺壁パネルが配置され、この手摺壁パネルの裏面に断面C 字形の補強材が取り付けられるとともに、この補強材の下部に上記開口周縁部の 外周端縁に係止される固定片が挿入されていることを特徴としている。
【0007】 なお、補強材の断面形状は、矩形や円形等の閉断面形状を有するものの一部( 前面側)が切除されて形成される形状であればいずれの形状でもよく、それらを 総称して断面C字形と呼ぶ。
【0008】
【作用】
上述の如くに構成される本考案に係る浴室の手摺壁パネル取り付け構造におい ては、手摺壁パネルの裏面に断面C字形の補強材が取り付けられるので、手摺壁 パネルの強度(剛性)が増大して曲がり難くなるとともに、補強材の下部に浴槽 の開口周縁部の外周端縁に係止される固定片が挿入されるので、この固定片によ り手摺壁パネルが浴槽の開口周縁部に強固に係止される。そのため、例えば、手 摺壁パネルの中央部が外側に向けて押圧されたとき、あるいは、手摺壁パネルの 下端部に内側に引き込む外力が作用したとき等においても、手摺壁パネルはほと んど湾曲せず、その下端部が浴槽内方へ迫り出すような事態は発生し難くなる。
【0009】 しかも、固定片を補強材の中に挿入するだけで固定片と補強材及び固定片と浴 槽の開口周縁部をそれぞれ確実に係合させることができるので、それらの組み付 け作業が極めて容易に行える。 この場合、固定片と補強材及び固定片と浴槽とは接合されていないので、浴槽 は従来例で示したものと同様に建物から独立している。従って、建物に振動等が 発生した場合でもそれが浴槽には波及し難く、そのため、浴槽及びその周辺部に 不具合が生じ難くなっている。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。 図1及び図2は本考案に係る浴室の手摺壁パネル取り付け構造の一実施例を示 している。図1及び図2において前述した図6に示される従来例の浴室の手摺壁 パネル取り付け構造の各部に対応する部分には同一の符号を付してそれらの重複 説明を省略する。
【0011】 図1及び図2において、浴槽10の開口周縁部12の内周端部に沿って手摺壁 パネル20が配置され、その手摺壁パネル20の裏面に断面C字形の補強材30 が立てられた状態で接着材あるいはビス等により取り付けられている。補強材3 0は、手摺壁パネル20の裏面に当接する平板状の底板部30aとその両端から 折り曲がって立ち上がる断面逆L字形の対向側辺部30bとからなるC形鋼を所 定長に切断したもので、その上端は手摺壁パネル20の上端に一致せしめられ、 その下部は底板部30aが対向側辺部30bの最下端からさらに延長せしめられ て、手摺壁パネル20の下部(化粧板22)に取り付けられたパネル支持具25 の横辺部に当接するようにされ、対向側辺部30bの最下端は浴槽10の開口周 縁部12の縦辺12aより若干上方に位置するようにされている。なお、補強材 30の底板部30aの下端部とパネル支持具25の一側辺部との間にはベニヤ板 等のスペーサ27が挿入されている。
【0012】 そして、上記補強材30内(平板部30aと対向側辺部30bとで囲まれた空 間内)の下部に固定片35が挿入されている。固定片35は、薄鋼板等に打ち抜 き、折り曲げ等の板金加工を施して形成されたもので、上記補強材30の対向側 辺部30b間に挟まれて係止される断面コ字形の挿着部36とこの挿着部36の 中央下端から斜め下方に折り曲がって突出する舌状片部37とからなり、手摺壁 パネル20に取り付けられた補強材30内に挿入される。補強材30内に固定片 35を挿入すると、固定片35は補強材30の内周面に摺接しつつ下方に落下し 、その舌状片部37が図2に詳細に示される如くに、浴槽10の開口周縁部12 の外周端縁に引っ掛かって係止される。なお、補強材30は手摺壁パネル20に 複数本取り付けられ、それらにそれぞれ固定片35が挿入される。
【0013】 かかる構成とされた手摺壁パネル取り付け構造においては、手摺壁パネル20 の裏面に断面C字形の補強材30が取り付けられるので、手摺壁パネル30の強 度(剛性)が増大して曲がり難くなるとともに、補強材30の下部に開口周縁部 12の外周端縁に係止される固定片35が挿入されるので、固定片35により手 摺壁パネル20が浴槽10の開口周縁部12に強固に係止される。そのため、例 えば、手摺壁パネル20の中央部が外側に向けて押圧されたとき、あるいは、手 摺壁パネル20の下端部に内側に引き込む外力が作用したとき等においても、手 摺壁パネル20はほとんど湾曲せず、その下端部が浴槽内方へ迫り出すような事 態は発生し難くなる。
【0014】 しかも、固定片35を補強材30の中に挿入するだけで固定片35と補強材3 0及び固定片35と浴槽10の開口周縁部12をそれぞれ確実に係合させること ができるので、それらの組み付け作業が極めて容易に行える。
【0015】 この場合、固定片35と補強材30及び固定片35と浴槽10とは接合されて いないので、浴槽10は従来例で示したものと同様に建物から独立している。従 って、建物に振動等が発生した場合でもそれが浴槽1には波及し難く、そのため 、浴槽10及びその周辺部に不具合が生じ難くされる。
【0016】 なお、固定片35は上述の例のように必ずしも挿着部35と舌状片部37とを 一体に形成する必要はなく、例えば図3に示される如くに、挿着部35と舌状片 部37とは別体に形成してそれらを溶接等により結合させた構造としてもよい。
【0017】 (他の実施例) 本考案の他の実施例は、補強材および固定片に特徴を有しており、図4は補強 材の下部および固定片を示す要部斜視図であり、図5は補強材に固定片を装着し た状態を示す要部断面図である。
【0018】 本実施例の補強材40は、底板部40aと対向側辺部40bとで形成したコの 字形断面の両縁を外方向に屈折延長させて張出し部40cを形成したハット状断 面を有する通称ハット鋼材を所定長さに切断したものである。
【0019】 本実施例の固定片41は、鋼板を打ち抜き両縁部分を180度折り曲げて補強 材40の張出し部40cに係合する装着部41aを形成し、下部は中央下端部か ら斜め下方に折れ曲がって突出する舌状片部41bが形成してある。
【0020】 次に、取り付け構造について前記実施例の図1をも参照して説明する。
【0021】 複数の補強材40は、手摺壁パネル20の裏面に底板部40aを当接させて取 り付けられ、補強材40の上端は手摺壁パネル20の上端に一致している。補強 材40の下部は、底板部40aが対向側辺部40bの最下端から更に延長して手 摺壁パネル20の下部(化粧板22)に取り付けられたパネル支持具25の横辺 部に当接し、対向側辺部40bの最下端は浴槽10の開口周縁部12の縦辺12 aより若干上方に位置するようになっている。なお、補強材40の底板部40a の下端部とパネル支持具25の一側辺部との間にはベニヤ板等のスペーサ27が 挿入されている。
【0022】 そして、固定片41は、各補強材40の張出し部40cに装着部41aを係合 させ下方に落下させて装着し、舌状片部41bが浴槽10の開口周縁部12の外 周端縁に係止している。
【0023】 上記構成により、前記実施例と同様の効果を有している。更に補強材40が外 方に開いた張出し部40cによって固定片41と係合する断面形状であり底板部 40aが見易い開放状態となっており、複数の補強材40を手摺壁パネル20の 裏面に底板部40aを当接させて取り付ける作業が前実施例よりも容易である。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな如く、本考案に係る浴室の手摺壁パネル取り付け構造 は、手摺壁パネルの強度が増大して曲がり難くなるとともに、固定片により手摺 壁パネルが浴槽の開口周縁部に強固に係止されるので、例えば、手摺壁パネルの 中央部が外側に向けて押圧されたとき、あるいは、手摺壁パネルの下端部に内側 に引き込む外力が作用したとき等においても、手摺壁パネルはほとんど湾曲せず 、その下端部が浴槽内方へ迫り出すような事態は発生し難くなる効果が得られ、 しかも、固定片を補強材の中に挿入するだけで固定片と補強材及び固定片と浴槽 の開口周縁部をそれぞれ確実に係合させることができるので、それらの組み付け 作業が極めて容易に行える。
【0025】 この場合、固定片と補強材及び固定片と浴槽とを接合する必要はないので、浴 槽を建物から独立させ得、建物に振動等が発生した場合でもそれが浴槽には波及 し難く、そのため、浴槽及びその周辺部に不具合が生じ難くされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る浴室の手摺壁パネル取り付け構
造の一実施例を示す斜視図。
【図2】 図1の実施例の断面図。
【図3】 図1の実施例の固定片の変形例を示す斜視
図。
【図4】 他の実施例の要部斜視図。
【図5】 他の実施例の要部断面図。
【図6】 従来の浴室の手摺壁パネル取り付け構造の一
例を示す断面図。
【符号の説明】
10 浴槽 12 開口周縁部 20 手摺壁パネル 30,40 補強材 35,41 固定片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面L字形の開口周縁部を有する浴槽が
    設置される浴室において上記開口周縁部の内周端部に沿
    って手摺壁パネルが配置され、この手摺壁パネルの裏面
    に断面C字形の補強材が取り付けられるとともに、この
    補強材の下部に上記開口周縁部の外周端縁に係止される
    固定片が挿入されていることを特徴とする浴室の手摺壁
    パネル取り付け構造。
  2. 【請求項2】 断面L字形の開口周縁部を有する浴槽が
    設置される浴室において上記開口周縁部の内周端部に沿
    って手摺壁パネルが配置され、この手摺壁パネルの裏面
    にコの字形の両縁を外方向に屈折延長させたハット状断
    面を有する補強材が上下方向に取り付けられるととも
    に、上記補強材の下部に装着した固定片が浴槽の開口周
    縁部の外周端縁に係止していることを特徴とする浴室の
    手摺壁パネル取り付け構造。
JP4032892U 1991-08-21 1992-06-12 浴室の手摺壁パネル取り付け構造 Pending JPH0532602U (ja)

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JP4032892U JPH0532602U (ja) 1991-08-21 1992-06-12 浴室の手摺壁パネル取り付け構造

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JP3-66181 1991-08-21
JP6618191 1991-08-21
JP4032892U JPH0532602U (ja) 1991-08-21 1992-06-12 浴室の手摺壁パネル取り付け構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09144349A (ja) * 1995-11-21 1997-06-03 Toto Ltd 補強部材の取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09144349A (ja) * 1995-11-21 1997-06-03 Toto Ltd 補強部材の取付構造

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