JPH0532552Y2 - - Google Patents

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JPH0532552Y2
JPH0532552Y2 JP1011190U JP1011190U JPH0532552Y2 JP H0532552 Y2 JPH0532552 Y2 JP H0532552Y2 JP 1011190 U JP1011190 U JP 1011190U JP 1011190 U JP1011190 U JP 1011190U JP H0532552 Y2 JPH0532552 Y2 JP H0532552Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、乾燥や、加熱、養生、品質改良等
の各種の処理を行う処理槽に対して、チーズ等の
繊維製品やその他の被処理物を出し入れする処理
槽への被処理物搬入搬出装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、バツチ式で処理を行う各種の処理槽で
は、特に密閉が必要な処理槽等では、開口部が前
面にしか設けられないため、搬入搬出の機械化が
難しく、被処理物の出し入れを人手で行つている
場合が多い。
例えば、チーズやその他の繊維製品を高周波誘
電加熱で乾燥する処理槽では、真空引きが必要な
ため、開口部を前面のみに設け、開閉蓋で密閉す
るようにしている。チーズ等の被処理物は運搬用
の箱に入れ、箱ごと槽内の載置台に並べて乾燥す
る。運搬用の箱には、作業者による運搬が可能な
重さになる程度の個数だけ被処理物を入れ、この
ような多数の箱を、処理槽内に1個ずつ順次搬入
し、あるいは搬出していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、従来は人手で処理槽への被処理物
の出し入れを行つていたため、非能率でかつ作業
人員を要するという問題点がある。前記の高周波
乾燥機の場合は、被処理物の入つた多数の重量物
の箱を、人手で処理槽に対して出し入れするた
め、非常に能率が悪い。
そのため自動化が望まれるが、処理槽内に搬入
搬出装置を設けるのでは、高価な処理槽が必要と
なる。
また、搬入装置として通常用いられるコンベヤ
や吊下げ式搬送装置の一端を処理槽内に挿入する
構造では、処理槽内の載置台付近にコンベヤの沈
み込み用空間を必要としたり、載置台の上方に吊
下げ搬送用の大きな作業空間を必要としたりする
ため、採用が困難である。
この考案の目的は、多数の被処理物を同時に出
し入れすることができ、かつ処理槽内に搬入搬出
のための大きなスペースを必要とせず、構造も簡
単な処理槽への被処理物搬入搬出挿入を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の被処理物搬入搬出装置は、処理槽の
載置台に隣接可能なテーブルと、このテーブル上
の被処理物を載置台上に押込む装置と、載置台上
の被処理物をフツクにより前記テーブル上に引出
す引出し装置とを備えたものである。
前記引出し装置は、前記テーブルから載置台の
奥部まで進退する進退アームの先端に、被処理物
の載置台奥側面に係合可能なフツクを、係合回避
位置へ移動可能に取付けたものである。
係合回避位置とは、進退アームの進退に係わら
ずに常に係合が回避される位置のことであり、進
退アームの進退方向に対する被処理物の投影範囲
から外れる位置であれば良い。
〔作用〕
処理槽への搬入を行うときは、テーブル上に被
処理物を載せておき、押込み装置で処理槽の載置
台上に押込む。搬出を行うときは、引出し装置の
フツクを係合回避位置に位置させて進退アームを
処理槽内に挿入する。奥部まで搬入されると、フ
ツクを係合可能位置に移動させ、進退アームを引
き戻す。これにより、載置台上の最も奥に搬入さ
れている被処理物がフツクで引つ掛けられ、各被
処理物が同時に引き出される。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第3図に基
づいて説明する。
第1図において、処理槽1は前面に開口2を有
する横型円筒形に形成され、内部に載置台3を設
けてある。処理槽1は、高周波誘電加熱による乾
燥を行うものであり、載置台3は電極板兼用のパ
ンチングプレート等で構成されて、両側部で枠体
(図示せず)に支持されている。載置台3の上方
に離れて、対向電極が配置される。開口2は開閉
扉(図示せず)で密閉され、処理槽1内は真空源
に接続されて真空引きされる。
被処理物搬入搬出装置4は、被処理物Wを載せ
るテーブル5を走行台車6上に設けたものであ
り、被処理物Wの押込み装置7と、被処理物Wを
フツク8で引出す引出し装置9とを備えている。
走行台車6は、床面に敷設したレールに沿つて
処理槽1から被処理物積み降ろし位置まで走行可
能であり、モータおよびチエーン機構からなる自
走装置10を備えている。テーブル5は上面は処
理槽1の載置台3と同一レベルに設定され、テー
ブル5の先端は、処理槽1の開口2から挿入され
て載置台3に隣接可能なように、走行台車6から
突出させてある。
押込み装置7は、テーブル5上を走行する押込
み台車11に、被処理物Wを押すプツシヤ12を
設けたものである。押込み台車11の進退駆動装
置13は、モータ14で正逆に回動駆動される無
端のチエーン15に、結合部材16で押込み台車
11を結合したものである。チエーン15は、テ
ーブル5内に設けた前後のスプロケツトに掛装さ
れ、結合部材16はテーブル5の天板に設けたガ
イドシリツト(図示せず)内を移動する。
引出し装置9は、押込み台車11の両側縁から
前方に延びた一対の平行な進退アーム17(第2
図参照)と、これら進退アーム17の先端間に取
付けたフツク8と、フツク係脱機構18とで構成
される。フツク8は、各進退アーム17に下端で
起倒回動自在に取付けた一対の回動レバー8a
と、これら回動レバー8aの先端間に連結した水
平な引掛けレバー8bとで門形に形成される。フ
ツク8は、第1図に実線で示すように回動レバー
8aが直立する係合回避位置Pと、前方へ傾斜す
る係合可能位置Qとの間で回動可能であり、係合
回避位置Pでは、引掛けレバー8bがテーブル5
上の被処理物Wよりも上方に位置する。フツク係
脱機構18は、一対の回動レバー8aに両先端を
ピン結合した平面視コ字形の操作伝達部材19
と、この操作伝達部材19に連結した係脱シリン
ダ21とからなる。係脱シリンダ21は、押込み
台車11上にブラケツト20を介して上下回動自
在に設置してある。
両進退アーム17の先端には先端支持ローラ2
3を取付けてあり、押込み台車11の走行ローラ
24と供に、テーブル5上のレール25(第2
図)上を移動する。先端支持ローラ23は、処理
槽1の載置台3に乗り移り可能であり、載置台3
には先端支持ローラ23のガイドレール(図示せ
ず)を設けてある。なお、載置台3の上面を直接
に先端支持ローラ23が走行するようにしても良
い。また、両進退アーム17の先端には、フツク
8の回動レバー8aの倒れ角度を規制するストツ
パ26(第2図)が設けてある。
被処理物Wは、この例では運搬用の箱22にチ
ーズ等の単位被処理物Waを複数個入れたもので
あり、一人の作業者で運搬可能な程度の重さにし
てある。
上記構成の動作を説明する。処理槽1に被処理
物Wを搬入するときは、第1図および第2図のよ
うに走行台車6のテーブル5上に、被処理物Wを
多数並べて載せておく。フツク8は、引掛けバー
8bが被処理物Wに干渉しないように、係脱シリ
ンダ21を短縮させて係合回避位置Pに直立させ
ておく。この状態で、第1図に鎖線で示すよう
に、テーブル5が載置台3に略突き当たるまで走
行台車6を前進させ、その後、押込み台車11を
モータ14で前進させて、プツシヤ12によりテ
ーブル5上の各被処理物Wを同時に載置台3上に
押し込む(第3図A)。押し込み後、押込み台車
11を後退させ、処理槽1の開口2を閉じて乾燥
処理を行う。
搬出するときは、第3図Aのように押込み台車
11を前進端まで前進させた後、引出し装置9の
係脱シリンダ21を伸長させてフツク8を係合可
能位置Q(第1図)まで前方へ傾斜させる。これ
により、フツク8の引掛けバー8bが被処理物W
の上端よりも低くなり、押込み台車11を後退さ
せると、第3図Bのように載置台3上の最も奥に
搬入されている被処理物Wが、引掛けバー8bで
引き寄せられる。そのため、載置台3上の各被処
理物Wが同時にテーブル5上に搬出される。
このように、この被処理物搬入搬出装置4は、
被処理物Wを載せるテーブル5に、押込み装置7
と、フツク8を有する引出し装置9とを設けたた
め、多数の被処理物Wを処理槽1の載置台3に同
時に搬入でき、かつ載置台3上の各被処理物Wを
同時に搬出することができる。そのため、搬入搬
出を能率良く行え、省人化も図れる。
引出し装置9は、係合回避位置Pへ逃がし可能
なフツク8を進退アーム17の先端に設けたもの
であるため、構造が簡単で、余分な場所も取らな
い。そのため、真空引き等のために小容量化が望
まれる高周波乾燥用の処理槽1に対しても、好適
にこの被処理物搬入搬出装置4が適用できる。
この実施例では、押込み台車11に突設した一
対の進退アーム17の先端間に門形のフツク8を
取付け、全体を枠状に構成したため、進退アーム
17やフツク8に無理な方向の荷重が作用せず、
重量物の被処理物Wに対し、簡単な構造で充分な
強度を得ることができる。また、一対の進退アー
ム17は、被処理物Wの押し込みおよび引き出し
時の横方向のガイドを兼用するため、被処理物W
が途中で横側へ脱落したりすることなく、円滑に
搬入搬出が行える。しかも、進退アーム17等は
全て載置台3よりも上方に配置されるため、載置
台3が処理槽1の全幅にわたる平板状のものであ
つても適用することができる。フツク8は係合可
能位置Qに傾斜したときにストツパ26に係合す
るため、係脱シリンダ21には被処理物Wの引き
出し時の荷重が作用せず、係脱シリンダ21対の
は小出力のもので足りる。また、進退アーム17
を押込み台車11に設け、進退駆動装置13の押
し込み用の駆動源と引き出し用の駆動源に兼用さ
せたため、駆動源の個数が削減され、このことか
らも構造が簡単である。
テーブル5は走行台車6に設置してあるため、
走行台車6を任意の場所に移動して被処理物Wの
積み降ろしが行え、かつテーブル5を処理槽1の
開口2から載置台3まで挿入する動作が容易に行
える。
第4図は他の実施例を示す。この例は、テーブ
ル5を走行台車6に対して昇降装置27により昇
降可能に設置したものである。昇降装置27は、
パンタグラフ28と、油圧シリンダ29とで構成
される。
このように構成した場合、処理槽1の複数段の
各載置台3に対して、テーブル5を同一レベルに
昇降させて被処理物Wの搬入搬出が行える。その
他の構成効果は前記実施例と同様である。
なお、前記各実施例ではテーブル5を台車6上
に設置したが、テーブル5は固定台の上に、処理
槽1側へ進退自在に設置しても良く、また処理槽
1の構造によつてはテーブル5を固定設置しても
良い。
また、前記各実施例ではフツク8をコ字形の操
作伝達部材19で回動させるようにしたが、操作
伝達部材19を索材で構成し、フツク8を何れか
一方へ復帰ばね等で付勢するようにしても良い。
また、フツク8は前記実施例の構成のものに限
らず、被処理物Wに対する係合可能位置から係合
回避位置へ移動可能なものであれば良い。例え
ば、第5図の構成や、第6図の構成にしても良
い。
第5図の例は、進退アーム31と、その先端に
設けた一対のフツク32とで引出し装置30を構
成したものである。進退アーム31は、第1図の
実施例の押込み台車11に突設したものである。
フツク32は、直立姿勢の係合回避位置から水平
姿勢の係合可能位置まで起倒回動可能であり、前
記押込み台車11に設置した係脱駆動源(図示せ
ず)で回動駆動される。
第6図の例は、載置台3が複数の分割載置台3
aですのこ状に構成されている場合に適用され
る。この例では、分割載置台3a間の隙間に設け
た進退アーム33の先端に、ピン状のフツク34
が上下駆動可能に設置してある。この構成の場
合、フツク34は鎖線のように下降して係合回避
位置に逃げる。
これら第5図および第6図の例の場合も、載置
台1の奥行き方向に並ぶ多数の被処理物Wを同時
に搬入搬出でき、かつ構造が簡単で小スペースに
設置することができる。
なお、前記各実施例は、高周波乾燥を行う処理
槽に適用した場合につき説明したが、この考案
は、ヒータによる加熱や、低温プラズマによる品
質改良、あるいは養生等、各種の処理を行う処理
槽に適用することができる。また、処理槽1の載
置台3は、処理槽1の底からなるものであつても
良い。
〔考案の効果〕
この考案の被処理物搬入搬出装置は、被処理物
を載せるテーブルと、被処理物の押込み装置を設
けると共に、進退アームの先端に係合回避位置へ
移動可能なフツクを取付けてなる引出し装置を設
けたものであるため、多数の被処理物を処理槽の
載置台に同時に搬入でき、かつ載置台上の最も奥
側に搬入されている被処理物をフツクで引つ掛け
ることにより、載置台上の多数の被処理物を同時
に搬出することができる。
また、前記引出し装置は進退アームとその先端
の可動のフツクとで構成したため、構造が簡単
で、場所を取らず、余裕空間の少ない処理槽に対
しても適用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の破断側面図、第
2図はその被処理物搬入搬出装置の平面図、第3
図A,Bは同じくその動作説明図、第4図は他の
実施例の概略側面図、第5図はさらに他の実施例
における引出し装置を示す部分正面図、第6図は
さらに他の実施例における引出し装置を示す破断
正面図である。 1……処理槽、3……載置台、4……被処理物
搬入搬出装置、5……テーブル、6……走行台
車、7……押込み装置、8……フツク、9……引
出し装置、11……押込み台車、12……プツシ
ヤ、13……進退駆動装置、17……進退アー
ム、18……フツク係脱機構、W……被処理物、
P……係合回避位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 処理槽の載置台に隣接可能に設けられて被処理
    物を載せるテーブルと、このテーブル上の被処理
    物を前記載置台上に押込む押込み装置と、前記載
    置台上の被処理物を前記テーブル上に引出す引出
    し装置とを備え、前記引出し装置は、前記テーブ
    ルから前記載置台の奥部まで進退する進退アーム
    の先端に、前記被処理物の載置台奥側面に係合可
    能なフツクを、係合回避位置へ移動可能に取付け
    てなる処理槽への被処理物搬入搬出装置。
JP1011190U 1990-02-02 1990-02-02 Expired - Lifetime JPH0532552Y2 (ja)

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