JPH05325465A - ハードディスク装置のヘッドアンロード機構 - Google Patents

ハードディスク装置のヘッドアンロード機構

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Publication number
JPH05325465A
JPH05325465A JP12909092A JP12909092A JPH05325465A JP H05325465 A JPH05325465 A JP H05325465A JP 12909092 A JP12909092 A JP 12909092A JP 12909092 A JP12909092 A JP 12909092A JP H05325465 A JPH05325465 A JP H05325465A
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JP
Japan
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head
disk
head actuator
leaf spring
hard disk
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Withdrawn
Application number
JP12909092A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Yamada
朋良 山田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は装置の停止時において、ヘッドをデ
ィスクからアンロードするハードディスク装置のヘッド
アンロード機構に関し、ヘッドがアンロードされる位置
がばらつかず、装置の薄型化を可能とすることを目的と
する。 【構成】 ヘッドアクチュエータ本体14の上面に面内
変形部材19の一端を固定する。面内変形部材19の他
方の端部は折り返して開口部15aに挿入する。長穴部
19aにはガイドピン18を挿入し、長穴部19bと固
定端の間に板ばね部19aを設ける。固定棒20を、ヘ
ッドアクチュエータ13が回動したとき板ばね部19a
の長穴部19b側の側面に当たる位置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハードディスク装置のヘ
ッドアンロード機構に係り、特に装置の停止時におい
て、ヘッドをディスクからアンロードするハードディス
ク装置のヘッドアンロード機構に関する。
【0002】近年、ハードディスク装置は、ノートブッ
ク・パソコンに代表される携帯用コンピュータの普及に
伴い、停止時における耐衝撃性が要求されている。そこ
で、以前より、ハードディスク装置のヘッドアンロード
機構が知られている。この機構は、装置の停止時にヘッ
ドをディスクからアンロードして、ディスク及びヘッド
が衝撃により損傷するのを防ぐ機構である。このような
機構には、構造が簡単で、且つ、ヘッドをディスクから
アンロードするときの位置精度がよいことが要求され
る。
【0003】
【従来の技術】図9は、従来のハードディスク装置のヘ
ッドアンロード機構の図を示す。同図(A)は、従来の
ハードディスク装置の平面図を示し、同図におけるB矢
視拡大図を同図(B)に示す。また、同図中の実線は、
ヘッドをアンロードした状態を示し、同図(B)中の二
点鎖線は、記録または再生中におけるヘッドを示してい
る。
【0004】同図において、1はハードディスク装置
で、磁気記録媒体であるディスク2及び、データの記録
再生を行うヘッドアクチュエータ3を備えている。ヘッ
ドアクチュエータ3は、ディスク2の両面でデータの記
録再生を行うため、同図(B)に示すように、ディスク
2の両面に対して対称な構成である。
【0005】ヘッドアクチュエータ3は、ヘッドアクチ
ュエータ本体4a、4bの端部に支持板ばね5a、5b
を備え、更に、支持板ばね5a、5bの先端部のディス
ク2に対向する面に、ヘッドスライダ6a、6bを備え
ている。ヘッドスライダ6a、6bは、ディスク2に磁
界を印加してデータを記録し、または、ディスク2から
磁界を検出してデータを再生する機能部材である。
【0006】ヘッド3は、軸7でハードディスク装置の
本体に取付けられており、ヘッドスライダ6a、6b
が、ディスク2の記録領域全面とデータのやり取りがで
きるように、回動することができる。
【0007】また、ディスク2の端部には、固定ガイド
8が設けられている。固定ガイド8は、先端部に傾斜部
8a、8bを有するコの字形の部材で、同図(B)に示
すように、ディスク2の周縁部を挟むように配置してあ
る。
【0008】一方、ハードディスク装置が動作状態にあ
るときは、同図(B)の二点鎖線で示すように、ヘッド
スライダ6a、6bはディスク2の表面にほぼ接した状
態である。
【0009】ヘッド3をこの状態から、ディスク2の中
心方向から周縁方向に回動させると、支持板ばね5a、
5bは、それぞれ固定ガイドの傾斜部8a、8bに接し
たあと、この傾斜部8a、8bに案内されて、固定ガイ
ド8に乗り上げる。更にヘッド3の回転を続けると、ヘ
ッドスライダ6a、6bは、ディスク2の表面から離れ
て、固定ガイド8に乗り上げた状態で保持される。
【0010】このように、このヘッドアンロード機構
は、固定ガイド8を設けて、ヘッド3をディスク2の中
心方向から周縁方向に回動させるだけで、ヘッド3をア
ンロードすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の機
構を用いた場合、ヘッド3がディスク2からアンロード
される(ヘッドスライダ6a、6bがディスク2から離
れる)位置は、固定ガイド8の傾斜部8a、8bに、支
持板ばね5a、5bが乗り上げる位置で決まる。
【0012】すなわち、ディスク2に対する固定ガイド
8の設置位置がずれているような装置では、支持板ばね
5a、5bが固定ガイド8の傾斜部8a、8bに乗り上
げる位置にずれが生じ、ヘッドスライダ6a、6bがデ
ィスク2から離れる位置がばらつくことになる。これ
は、面内での位置ずれはもとより、特に面外(高さ方
向)の位置ずれが大きな影響を与えることになる。
【0013】このため、従来、この機構を備えた装置に
おいては、ディスク2と傾斜部8a、8bの相対位置の
ばらつきを小さく抑えるために、固定ガイド8やその組
み付け部位を高精度に加工する必要があった。また、ヘ
ッド3がアンロードされる位置がばらついた場合でも、
データの記録再生に影響がでないように、ディスク2の
記録領域を予め小さく設定していた。
【0014】更に、近年ではコンピュータの携帯化が進
み、ハードディスク装置に対して薄型化が要求されてお
り、ディスク2とヘッド3の支持板ばね5a、5bとの
クリアランスが狭くなる傾向にある。このため固定ガイ
ド8も薄くする必要があり、十分な強度を得ることがで
きなくなっている。
【0015】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ヘッドがアンロードされる位置がばらつかず、
且つ、ディスクとヘッドのクリアランスによらず容易に
実現できるハードディスク装置のヘッドアンロード機構
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明は、ハードディスク装置本体と、該装置本
体に取付けてあり高速回転するディスクと、該装置本体
に設けてあり、ヘッドアクチュエータ本体を軸を中心に
回転させるヘッドアクチュエータと、該ヘッドアクチュ
エータ本体に支持板ばねを介して設けられ、上記ディス
クに対向するヘッドスライダとを有するハードディスク
装置において、前記ヘッドアクチュエータ本体のうち、
前記ディスクに対向する面とは反対側の面上に、その面
内で変形し得る面内変形部材を、一端をヘッドアクチュ
エータ本体に固定し、且つ他端を、これが前記ヘッドア
クチュエータの前記軸に向かって変位したときに、前記
支持板ばねを、前記ヘッドスライダをディスクより離間
させる方向に撓ませるべく上記支持板ばねに作用するよ
うに設けると共に、前記ハードディスク装置本体のう
ち、前記ヘッドアクチュエータが前記ヘッドスライダを
ディスク外周部に移動させるように回動したときに、前
記面内変形部材が当接する位置に、固定棒を設けてな
り、前記ヘッドアクチュエータが前記回動をしたとき
に、前記面内変形部材が前記固定棒により相対的に押さ
れて、前記ヘッドアクチュエータ本体の面内で変形し、
前記他端が前記ヘッドアクチュエータの前記軸に向かっ
て変位し、前記支持板ばねを撓ませ、前記ヘッドスライ
ダをディスクより離間させる構成としている。
【0017】
【作用】上記の構成によれば、前記ヘッドアクチュエー
タが所定の回動をして、前記固定棒により前記面内変形
部材が相対的に押されると、該面内変形部材の前記他端
は、前記軸方向に変位する。該他端は、これが前記軸方
向に変位すると、前記支持板ばねを撓ませ、前記ヘッド
スライダを前記ディスクから離間させるように作用す
る。
【0018】従って、前記ヘッドアクチュエータに所定
の回動が与えられると、前記ヘッドスライダは前記ディ
スクから離間し、ヘッドがアンロードされた状態とな
る。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る機構の第1実施例の図
を示す。同図(A)はハードディスク装置の平面図を示
し、同図(B)は本実施例に使用するヘッドの要部の斜
視図を示す。
【0020】11は、本実施例の機構を備えたハードデ
ィスク装置で、ディスク12をデータ記録媒体とし、ヘ
ッドアクチュエータ13を用いてデータの記録再生を行
う。ヘッドアクチュエータ13は、ヘッドアクチュエー
タ本体12の先端に支持板ばね15を備え、更に、支持
板ばね15の先端のディスク12側の面には、ヘッドス
ライダ16を備えている。
【0021】このヘッドスライダ16は、支持板ばね1
5の弾性により、ディスク12の方向に付勢されてお
り、ハードディスク装置11の動作中においては、ディ
スク12にデータ記録用の磁界を印加し、またはディス
ク12から磁界を検出し、磁化信号からデータを再生す
るための部材である。
【0022】19は面内変形部材で、鋼等の弾性材で構
成され、その一端は、本体14のディスク12と対向し
ない面に固定されている。面内変形部材19は、この固
定した端部に連設される板ばね部19a及び長穴部19
bと、他端に設けられた折り返し部19cで構成され
る。
【0023】板ばね部19aは、弾性材で構成され、V
字の頂点がディスク12の中心と反対の方向を指すよう
にV字形に成形されている。また、板ばね部19aは、
ヘッドアクチュエータ本体14の、ディスクと対向しな
い面内で変形することができる。
【0024】このため、面内変形部材19は、ヘッドア
クチュエータ本体14の、ディスクと対向しない面内
で、ヘッドアクチュエータ13の長手方向に対してその
幅を伸縮させるように変形することができる。
【0025】一方、面内変形部材19の他方の端部の折
り返し部19cは、支持板ばね15の開口部15aに挿
入されている。また、長穴部19bには、ヘッド13の
長手方向に長い穴が設けてあり、この長穴には、本体1
4と嵌合するガイドピン18が挿入されている。
【0026】このため、板ばね部19aが伸縮すると、
その変位が長穴部19bを介して折り返し部19cに伝
わり、折り返し部19cは、ヘッドアクチュエータ13
の長手方向に平行な向きに変位する。
【0027】同図に示すように、ヘッドアクチュエータ
13は、軸17でハードディスク装置11に取り付けら
れている。
【0028】また、ハードディスク装置11には、固定
棒20が設けてある。この固定棒20は、ヘッドアクチ
ュエータ13が、ヘッドスライダ16をディスク12の
周縁部に移動させるように回動すると、板ばね部19a
のV字部の、長穴部19b側の側面に当接する位置に設
けてある。
【0029】板ばね部19aが固定棒20に当接した
後、更にヘッドアクチュエータ13を回動させると、板
ばね部19aは潰れたV字形状となる。その結果アーム
19の全長が短くなり、折り返し部19cがガイドピン
18方向に引き寄せられる。
【0030】図2は、本発明に係る機構の第1実施例の
動作を説明するための図を示す。以下、同図に基づい
て、折り返し部19cがガイドピン18方向に引き寄せ
られた場合の各部の動作について説明する。また、同図
において、図1と同一の部分には、同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0031】図2(A)は、板ばね部19aに外力が加
わっていない状態を示し、この場合ヘッドスライダ16
は、ディスク12の表面に接する位置となる。また、こ
のとき、折り返し部19cと開口部15aとの間には、
若干のクリアランスが設けてあり、支持板ばね15は、
アーム19の影響を受けない。このため、ヘッドアクチ
ュエータ13は、ディスク12に対して従来同様の追従
性を有している。
【0032】同図(B)は、板バネ部19aが固定棒2
0に押されて、長さ”L”だけV字が潰れた状態を示
す。このとき、折り返し部19cは、長さ”L”だけガ
イドピン18方向に平行移動している。
【0033】このため、開口部15aと折り返し部19
cとの間のクリアランスはなくなり、折り返し部19c
の傾斜面が、開口部15aの本体14側の側辺をディス
ク12と対向しない面の方向(同図における上方向)に
引っ張り、支持板ばね15を持ち上げている。これによ
り、ヘッドスライダ16は、ディスク12から離れ、ヘ
ッド13がディスク12からアンロードされた状態とな
っている。
【0034】このように、本実施例の機構によれば、ヘ
ッドアクチュエータ13をアンロードするための駆動力
をヘッドアクチュエータ13の駆動力から得ており、従
来同様に構成が簡単である。また、ヘッドアクチュエー
タ13をアンロードするための機構が、全てヘッドアク
チュエータ13のディスク12と対向しない面(同図に
おける上面)に設けられているため、ヘッドとディスク
の間隔が狭い場合にも使用することができる。
【0035】更に、固定棒20は、面内変形部材19と
同一平面に設けているため、相互の位置関係を容易に調
整することができる。このため、本実施例の機構では、
固定棒20の取付け位置を調整することにより、ヘッド
がアンロードされる位置(ヘッドスライダ16がディス
ク12から離間する位置)を容易に調整することがで
き、アンロード位置のばらつきを小さく抑えることがで
きる。
【0036】図3は、本発明に係る機構の第2実施例の
要部の図を示す。また、同図において図1と同一の部分
には、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0037】21は、本実施例のヘッドアンロード機構
を搭載したハードディスク装置で、ヘッドアクチュエー
タ22の面内変形部材23、及び固定棒24を除いて、
上記の第1実施例のハードディスク装置11と同様の構
成である。また、面内変形部材23は、板ばね部23a
を除いて面内変形部材19と同様の構成である。
【0038】板ばね部23aは、V字形に成形した弾性
材の頂点をディスク12の中心方向に向けて配置してあ
り、ヘッドアクチュエータ22の長手方向に対してその
幅を伸縮させることができる。
【0039】また、同図に示すように、固定棒24は、
ヘッドアクチュエータ22が、ディスク12の周縁部向
きに回動すると、板ばね部23aのV字部の頂点の内側
の側面に当接するように配置されている。
【0040】このため、固定棒24が板ばね部23aに
あたり、更にヘッド22をディスク12の周縁方向に移
動させると、板ばね部23aのV字は、縦長のV字にな
り、その幅が狭まる。この結果アーム19の全長が短く
なり、折り返し部19cがガイドピン18方向に引き寄
せられる。
【0041】このため、上記の第1実施例の場合と同様
に、支持板ばね15が持ち上げられ、ヘッドスライダ1
6がディスク12と離れて、ヘッドのアンロードが行わ
れる。
【0042】図4は、本発明に係る機構の第3実施例の
要部の図を示す。また、同図において図1と同一の部分
には、同一の符号を付してその説明を省略する。同図に
おいて31は、本実施例のヘッドアンロード機構を搭載
したハードディスク装置で、面内変形部材33及び固定
棒34の構成を除いて、上記の各実施例と同様の構成で
ある。また、面内変形部材33は、板ばね部33aを除
いてアーム19、23と同様の構成である。
【0043】板ばね部33aは、弾性材をほぼV字形に
成形した形状で、その頂点に相当する部位には、括れを
有する雄型部33bが設けられている。また、この雄型
部33bは、ディスク12の中心と反対の方向に突出し
ている。このため、上記の各実施例と同様に、ヘッドア
クチュエータ32の長手方向に対してその幅を伸縮させ
ることができる。
【0044】一方、固定棒34は、端部が凹型に成形さ
れており、ヘッドアクチュエータ32をディスク12の
周縁部向きに回動させると、面内変形部材33の雄型部
33bがその凹部に挿入される。また、その凹部の内部
には、雄型部33bと嵌合する雌型34bが設けられて
いる。
【0045】このため、更にヘッドアクチュエータ32
を固定棒34の方向に回動させると、雄型部33bと雌
型部34bが嵌合して、以後ヘッドアクチュエータ32
はこの位置でロックされた状態となる。従って、この嵌
合を外す向き(ディスク12の中心向き)に、ヘッドア
クチュエータ32を回転させるまで、ヘッド32はこの
状態を維持する。
【0046】また、板ばね部33bが固定棒34の凹部
に挿入する過程において、板ばね部33bは、凹部の幅
に規制されてV字の幅を狭め、面内変形部材33の全長
が短くなる。このため、上記の各実施例の場合と同様
に、ヘッドはディスク12からアンロードされる。
【0047】このように、本実施例の機構によれば、第
1及び第2実施例における効果に加えて、ヘッドはアン
ロードされた状態で保持することができ、ロック機構を
別に設ける必要が無い。
【0048】図5は、本発明に係る機構の第4実施例の
要部の図を示し、図1と同一の部分には、同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0049】上記の各実施例では、面内変形部材19、
23、33を弾性材で構成したのに対し、本実施例にお
いては、面内変形部材43を線材43a及びピン45で
構成している。
【0050】線材43aは、一方の端部を本体14に固
定し、他方の端部はピン45を介して開口部15aに接
続している。また、固定棒44は、ヘッドアクチュエー
タ42がディスク12の周縁部方向に回動すると、線材
43aの固定端とピン45の間を相対的に押すように配
置してある。
【0051】このため、ヘッド42をディスク12の周
縁方向に回動させると、線材43aにより支持板ばね1
5が引っ張られて、ヘッドスライダ16がディスク12
から離れ、ヘッドのアンロードが行われる。
【0052】このように、本実施例の機構によれば、面
内変形部材43を線材43aで構成するため、弾性材の
成形が不要になり、部品コストの低減が可能となる。
【0053】図6は、本発明に係る機構の第5実施例の
要部の図を示し、図1と同一の部分には、同一の符号を
付してその説明を省略する。また、本実施例の機構で
は、面内変形部材53にヘッドスライダ16の信号線5
3aを用いている。
【0054】信号線53aは、支持板ばね55上で数カ
所固定され、本体14上で1カ所固定されている。ま
た、固定棒54は、ヘッドアクチュエータ52を所定の
方向に回動させると、信号線53の、ヘッドアクチュエ
ータ本体14に固定されている部位と支持板ばね55に
固定されている部位との間があたる位置に、配置されて
いる。
【0055】このため、ヘッド52を所定量回動させる
と、信号線53aにより支持ばね55が持ち上げられ、
ヘッドがディスク12からアンロードされる。
【0056】図7は、本発明に係る機構の第6実施例の
要部の図を示し、図1と同一の部分には、同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0057】本実施例は、支持板ばね15を持ち上げる
面内変形部材63を、線材63a及び棒材63bで構成
し、ヘッドアクチュエータ62を所定方向に回動させた
際に、固定棒64が棒材63bに当接するように配置し
た例である。本実施例の場合も、上記の各実施例と同様
に、ヘッドアクチュエータ62を固定棒64方向に回動
することにより、ヘッドをディスク12からアンロード
することができる。
【0058】図8は、本発明に係る機構の第7実施例の
要部の図を示し、図1と同一の部分には、同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0059】本実施例では、支持板ばね15を持ち上げ
る面内変形部材73を、リンク機構73aとこれに連設
した長穴部73bで構成している。リンク機構73a
は、2つの棒材の端部同志を回転軸を介して連結し、他
方の端部のうち一方をヘッドアクチュエータ本体14
に、もう一方を長穴部73bに連結してなる。このと
き、リンク機構73aはV字形状となり、V字の頂点に
相当する部分は、固定棒74と反対の方向を向いてい
る。
【0060】従って、ヘッドアクチュエータ72を所定
方向に移動させた際に、固定棒74がリンク機構73a
のV字に相当する部分を押すと、リンク機構73aのV
字の幅が狭まる。これにより、支持板ばね15aが持ち
上がり、ヘッド72をディスク12からアンロードする
ことができる。
【0061】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、ヘッドを
アンロードするための駆動力を特別に設ける必要が無
い。また、構成が単純であるため容易に実施することが
できる。更に、本発明に係る機構を構成する部品は、全
てヘッドアクチュエータのディスクと対向しない面に配
置することができ、ヘッドアクチュエータとディスクの
間隔が狭いハードディスク装置にも適用することができ
る。
【0062】一方、本発明に係る機構では、ヘッドをデ
ィスクからアンロードする位置は、面内変形部材が固定
棒から力を受ける位置で決まり高さ方向の位置精度によ
らない。また、面内変形部材と固定棒とを、同一平面に
設けているため、相互の位置関係は容易に調整すること
ができる。
【0063】このため、固定棒の取付け位置を調整する
ことにより、構成部品の加工精度等によらず、ヘッドが
アンロードされる位置のばらつきを容易になくすことが
でき、従来よりディスクの記録領域を広くとることがで
きる。
【0064】このように、本発明に係る機構は、構成が
簡単で容易に実施することができ、特に、耐衝撃性に優
れ、低コストで薄型のハードディスク装置に適するとい
う特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の図である。
【図2】本発明に係る第1実施例の動作を説明するため
の図である。
【図3】本発明に係る第2実施例の図である。
【図4】本発明に係る第3実施例の図である。
【図5】本発明に係る第4実施例の図である。
【図6】本発明に係る第5実施例の図である。
【図7】本発明に係る第6実施例の図である。
【図8】本発明に係る第7実施例の図である。
【図9】従来のハードディスク装置のヘッドアンロード
機構の図である。
【符号の説明】
11、21、31、41、51、61、71 ハードデ
ィスク装置 13 ヘッドアクチュエータ 14 ヘッドアクチュエータ本体 15、55 支持板ばね 15a 開口部 16 ヘッドスライダ 17 軸 18 固定ピン 19、23、33、43、53、63、73 面内変形
部材 19a、23a、33a 板ばね部 19b、73b 長穴部 19c 折り返し部 20、24、34、44、54、64、74 固定棒 33b 雄型部 34b 雌型部 43a、63a 線材 45 ピン 53a 信号線 63b 棒材 73a リンク機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードディスク装置本体(11、21、
    31、41、51、61、71)と、該装置本体(1
    1、21、31、41、51、61、71)に取付けて
    あり高速回転するディスク(12)と、該装置本体(1
    1、21、31、41、51、61、71)に設けてあ
    り、ヘッドアクチュエータ本体(14)を軸(17)を
    中心に回転させるヘッドアクチュエータ(13、22、
    32、42、52、62、72)と、該ヘッドアクチュ
    エータ本体(14)に支持板ばね(15)を介して設け
    られ、上記ディスク(12)に対向するヘッドスライダ
    (16)とを有するハードディスク装置において、 前記ヘッドアクチュエータ本体(14)のうち、前記デ
    ィスクに対向する面とは反対側の面上に、その面内で変
    形し得る面内変形部材(19、23、33、43、5
    3、63、73)を、一端をヘッドアクチュエータ本体
    (14)に固定し、且つ他端を、これが前記ヘッドアク
    チュエータ(14)の前記軸(17)に向かって変位し
    たときに、前記支持板ばね(15)を、前記ヘッドスラ
    イダ(16)をディスク(12)より離間させる方向に
    撓ませるべく上記支持板ばね(15)に作用するように
    設けると共に、 前記ハードディスク装置本体(11、21、31、4
    1、51、61、71)のうち、前記ヘッドアクチュエ
    ータ(13、22、32、42、52、62、72)が
    前記ヘッドスライダ(16)をディスク外周部に移動さ
    せるように回動したときに、前記面内変形部材(19、
    23、33、43、53、63、73)が当接する位置
    に、固定棒(20、24、34、44、54、64、7
    4)を設けてなり、 前記ヘッドアクチュエータ(13、22、32、42、
    52、62、72)が前記回動をしたときに、前記面内
    変形部材(19、23、33、43、53、63、7
    3)が前記固定棒(20、24、34、44、54、6
    4、74)により相対的に押されて、前記ヘッドアクチ
    ュエータ本体(14)の面内で変形し、前記他端が前記
    ヘッドアクチュエータ(13、22、32、42、5
    2、62、72)の前記軸(17)に向かって変位し、
    前記支持板ばね(15)を撓ませ、前記ヘッドスライダ
    (16)をディスクより離間させる構成としたことを特
    長とするハードディスク装置のヘッドアンロード機構。
JP12909092A 1992-05-21 1992-05-21 ハードディスク装置のヘッドアンロード機構 Withdrawn JPH05325465A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468837B1 (ko) * 1999-11-23 2005-01-29 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 액튜에이터 로딩/언로딩장치

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KR100468837B1 (ko) * 1999-11-23 2005-01-29 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 액튜에이터 로딩/언로딩장치

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