JP2593719Y2 - フレキシブルディスクドライブ用キャリッジ構造 - Google Patents

フレキシブルディスクドライブ用キャリッジ構造

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JP2593719Y2
JP2593719Y2 JP1991008522U JP852291U JP2593719Y2 JP 2593719 Y2 JP2593719 Y2 JP 2593719Y2 JP 1991008522 U JP1991008522 U JP 1991008522U JP 852291 U JP852291 U JP 852291U JP 2593719 Y2 JP2593719 Y2 JP 2593719Y2
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JP
Japan
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arm
carriage
disk drive
flexible disk
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和男 長谷川
和也 織田
研二 庄司
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はコンピュータの外部記
憶装置として用いられるフレキシブルディスクドライブ
用キャリッジ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば実開平1−90158号公
報に示された従来のフレキシブルディスクドライブ用キ
ャリッジ構造であり、図において1は記録媒体、2はこ
の記録媒体1の上面に接触し、情報の記録再生をする上
ヘッド、3は上記記録媒体1を介して、上記上ヘッド2
と対向する位置に設けられ、上記記録媒体1に接触し、
情報の記録再生をする下ヘッド、4は上記上ヘッドが固
定されたアーム、5は上記下ヘッド3が固定される支持
枠6aを有するキャリッジ、6は上記キャリッジ5を上
記記録媒体1の半径方向に往復直線運動させるための案
内軸、7は上記アーム4から延設されて上記キャリッジ
5に上記アーム4を固定する弾性材としての板ばね、8
は上記板ばね7とほぼ同じ高さに中心を持つ円弧で構成
された保持部、9は上記上ヘッド2に上記アーム4を介
して加圧力を与える加圧ばね、10は上記キャリッジ5
に固定され、上記加圧ばね9を安定に保持する押え板、
11は上記上ヘッド2及び上記下ヘッド3の一部で記録
・再生の機能をもつギャップである。
【0003】次に動作について説明する。フレキシブル
ディスクドライブは記録媒体1を挟み込むように記録媒
体1と上ヘッド2及び下ヘッド3が接触した状態で情報
の記録・再生を行う。ヘッド2,3が記録媒体1を押付
ける力は一般的には、10〜25g程度である。この押
付ける力、すなわち、加圧力を発生させているのが加圧
ばね9である。ヘッド2,3と記録媒体1との相対的な
高さは、静的には記録媒体1、ヘッド2,3、アーム
4、キャリッジ5、案内軸6等の各部品の加工寸法のば
らつき、組立精度によって変動し、動的には、保持部8
と支持台5mとの摺接部分を支点(中心)とする回転に
伴う記録媒体1の面振れによって変動する。この変動が
生じた場合、アーム4が板ばね7を介して基端部8のB
点を中心にして微小角回動するため、上ヘッド2は記録
媒体面1との高さ変動を吸収することができ、その結果
として、ヘッド2,3と記録媒体1の接触面を安定に維
持することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のフレキシブルデ
ィスクドライブ用キャリッジ構造は以上のように、保持
部8と支持台5mとの摺接部分の上下の位置が記録媒体
1の上面の位置よりもαだけ上に位置づれしているの
で、ヘッド2,3と記録媒体1との相対的な高さ変動が
生じる前後で、上ヘッド2のギャップ11の記録媒体1
面上の半径方向位置が大きく変わり、JIS規格等で決
められたトラック位置に対するギャップ11の位置精
度、いわゆる、アライメント精度のマージンが足りない
などの問題点があった。
【0005】この考案は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ヘッド2,3と記録媒体1との
相対的な高さ変動を吸収できるとともに、変動前後にお
いてもギャップ11の記録媒体1面上の半径方向位置が
ほとんど変化しないフレキシブルディスクドライブ用キ
ャリッジ構造を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るフレキシブ
ルディスクドライブ用キャリッジ構造は、記録媒体の上
面に対応する上ヘッドと、この上ヘッドに上記記録媒体
を介して対向する下ヘッドと、この下ヘッドを保持する
支持枠を有し、かつ上記記録媒体の半径方向に移動する
キャリッジと、基端側が上記記録媒体の上面より上側の
位置にて上記キャリッジの基部側に弾性材を介して揺動
可能に取付けられ、かつ先端側にて上記上ヘッドを保持
するアームとを備えたフレキシブルディスクドライブ用
キャリッジ構造において、上記キャリッジは上記基部側
に上記記録媒体の上面の延長面に摺接部を有する支持部
を設けられ、上記アームは上記基端側に上記摺接部に当
接する保持部を設けられ、上記摺接部と上記保持部との
当接点を上記アームの回動中心とし、このアームの回動
中心を上記記録媒体の上面の位置に一致させたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】この考案におけるフレキシブルディスクドライ
ブ用キャリッジ機構造は、キャリッジは基部側に記録媒
体の上面の延長面に摺接部を有する支持部を設けられ、
アームは基端側に摺接部に当接する保持部を設けられ、
摺接部と保持部との当接点をアームの回動中心とし、こ
のアームの回動中心を記録媒体の上面の位置に一致させ
たので、上ヘッドと記録媒体との相対的な高さ変動が生
じる前後で、アームは支持部の摺接部と保持部との当接
点(A点)を中心に微小回動することにより、上ヘッド
のギャップの記録媒体面上の半径方向位置がほとんど変
わらず、トラック位置に対するギャップ位置精度、いわ
ゆるアライメント精度のマージンが十分確保できる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について説明
する。図1は、この考案の一実施例を示す側面図であ
り、従来技術の図5のものと同一または相当個所は同一
符号を付してその重複説明は省略する。この場合、支持
台5mは高さが若干低く設定される。アーム4の基端か
らはクランク状に折曲された板材より成る保持部12が
設けられ、ほぼU字状に成形された先端片12aが支持
台5mの上面の摺接面に当接する。ここで、重要な点
は、保持部12と支持台5mの上面との摺接部分(A
点)が記録媒体1の上面と一致する如く成形されてい
る。従って、ヘッド2,3と記録媒体1との相対的な高
さ変動が生じた場合、アーム4は保持部12の中心であ
るA点(摺接部分)を支点に微小回動し、従来技術同様
にこの変動を吸収することになる。一方、記録媒体1の
半径方向に対するギャップ11位置の変化量について着
目すると、A点が記録媒体1上面とほぼ同一の高さに設
けてあるので、ギャップ11の移動軌跡は変動前のギャ
ップ11位置を垂線との接点とする円弧状となり、実際
に起こる微小な変動に対しては、ギャップ11位置の変
化はほとんどないと言える。
【0009】このことの理解を深めるため、図2によっ
て、従来技術と比較しながら、説明する。図2は、本考
案と従来技術それぞれについて、ヘッド2,3と記録媒
体1との相対的な高さ変動が生じた場合のギャップ11
位置の変化を表した模式図である。例えば、記録媒体1
上面の高さHから上方向に高さがΔH変動した時を考え
てみる。本発明の場合は、A点を中心としてアーム4が
上方向に回動し、ギャップ11がΔH上方向に移動す
る。従って、移動後のギャップ11位置は変動前のギャ
ップ11位置を垂線との接点とする半径Lの円弧上のC
点となり、変動前後のギャップ11位置の記録媒体1面
上半径方向の位置変化はΔLとなる。一方、従来技術の
場合は、B点を中心としてアーム4が上方向に回動し、
ギャップ11がΔH上方向に移動する。従って、移動後
のギャップ11位置は変動前のギャップ11位置を通る
半径Rの円弧上のD点となり、変動前後のギャップ11
位置の記録媒体1面上半径方向の位置変化はΔRとな
る。図から明らかなようにΔL<ΔRとなり、本考案の
方が、変動前後のギャップ11位置の記録媒体1面上半
径方向の位置変化は小さい。しかも、ギャップ11位置
変動は変動前のギャップ11位置を垂線との接点とする
半径Lの円弧状軌跡となり、変動前後のギャップ11位
置の記録媒体1面上半径方向の位置変化はほとんどない
と言える。また、記録媒体1上面の高さHから下方向に
高さがΔH変動した時も同様のことが言える。
【0010】なお、上記実施例では保持部12のキャリ
ッジ5と当接する先端片12aは円弧状のものを示した
が、図3のようにほぼV字状でもよい。また、図4のよ
うに先端片12aを水平に成形し、支持台5mの上に半
円柱状の突出部5aを設けて摺接するようにしてもよ
い。
【0011】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、キャ
リッジは基部側に記録媒体の上面の延長面に摺接部を有
する支持部を設けられ、アームは基端側に摺接部に当接
する保持部を設けられ、摺接部と保持部との当接点をア
ームの回動中心とし、このアームの回動中心を記録媒体
の上面の位置に一致させたので、ヘッドと記録媒体との
相対的な高さ変動が生じる前後で、上ヘッドのギャップ
の記録媒体面上の半径方向位置がほとんど変わらず、ト
ラック位置に対するギャップの位置精度、いわゆる、ア
ライメント精度のマージンが十分確保でき、信頼性の高
いものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるフレキシブルディス
クドライブ用キャリッジ構造を示す側面図である。
【図2】本考案と従来技術それぞれについて、ヘッドと
記録媒体との相対的な高さが変動した場合のギャップ位
置の変化を表した模式図である。
【図3】この考案の他の実施例を示す基端部の側面図で
ある。
【図4】この考案のもう一つの他の実施例を示す基端部
の側面図である。
【図5】従来のフレキシブルディスクドライブ用キャリ
ッジ構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 上ヘッド 3 下ヘッド 4 アーム 5 キャリッジ 5m 支持台 7 板ばね 12 保持部
フロントページの続き (72)考案者 庄司 研二 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 情報電子研究所内 (56)参考文献 実開 平1−90158(JP,U) 実開 昭62−164645(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の上面に対応する上ヘッドと、
    この上ヘッドに上記記録媒体を介して対向する下ヘッド
    と、この下ヘッドを保持する支持枠を有し、かつ上記記
    録媒体の半径方向に移動するキャリッジと、基端側が上
    記記録媒体の上面より上側の位置にて上記キャリッジの
    基部側に弾性材を介して揺動可能に取付けられ、かつ先
    端側にて上記上ヘッドを保持するアームとを備えたフレ
    キシブルディスクドライブ用キャリッジ構造において、
    上記キャリッジは上記基部側に上記記録媒体の上面の延
    長面に摺接部を有する支持部を設けられ、上記アームは
    上記基端側に上記摺接部に当接する保持部を設けられ、
    上記摺接部と上記保持部との当接点を上記アームの回動
    中心とし、このアームの回動中心を上記記録媒体の上面
    の位置に一致させたことを特徴とするフレキシブルディ
    スクドライブ用キャリッジ構造。
JP1991008522U 1991-01-30 1991-01-30 フレキシブルディスクドライブ用キャリッジ構造 Expired - Lifetime JP2593719Y2 (ja)

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JPH04101946U JPH04101946U (ja) 1992-09-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6152954A (ja) * 1984-08-24 1986-03-15 Kaou Kueekaa Kk ガス硬化性鋳型用粘結剤組成物

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