JPH103757A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH103757A JPH103757A JP15057596A JP15057596A JPH103757A JP H103757 A JPH103757 A JP H103757A JP 15057596 A JP15057596 A JP 15057596A JP 15057596 A JP15057596 A JP 15057596A JP H103757 A JPH103757 A JP H103757A
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Abstract
減すると共に面内モードの共振周波数を上げることが可
能な磁気ディスク装置であって、磁気ヘッド支持体の製
造が容易で且つロード状態において磁気ヘッド支持体に
安定な押圧力を発生させることができる磁気ディスク装
置を実現することを目的とする。 【解決手段】 磁気ヘッド支持体20として、リブ形成
部22に隣接するばね部23に、スライダ40をディス
クに押し付けるための曲げ加工が施されていないものを
用いる。磁気ヘッド支持体20は、フリー状態では、ス
ライダ40がディスク側に傾斜した姿勢を保ち、ロード
状態では、リブ形成部22がスペーサ30と押圧し合
い、ばね部23が湾曲して、スライダ40をディスク側
に押圧する。
Description
ディスクに対してデータのリード/ライトを行う磁気ヘ
ッドと、この磁気ヘッドが搭載されたスライダと、この
スライダを支持する磁気ヘッド支持体と、この磁気ヘッ
ド支持体を移動させるアクチュエータとを備えた磁気デ
ィスク装置に関する。
信頼性化に伴い、磁気ヘッドを搭載したスライダの小型
化が推し進められてきた。スライダを小型化すること
で、磁気ヘッド組立体のイナーシャを低減でき、その結
果、磁気ヘッド組立体をより速くシークさせることが可
能となり、高速なデータアクセスも実現可能となる。
は、スライダの小型化だけでなく、磁気ヘッドが搭載さ
れたスライダを支持する磁気ヘッド支持体(スプリング
アーム)として、シーク方向の共振周波数が高い構造の
ものを用いることが要求される。
回転時に、スライダとディスクとの微小な隙間を略一定
に保たねばならず、ばね荷重(スライダをディスク側に
押圧する力)の変動が小さいことも要求される。
ヘッド支持体が、図23及び図24に示すものである。
これらの図において、磁気ヘッド支持体1は、磁気ヘッ
ドを搭載したスライダ2を支持するスライダ支持部11
と、剛性を高めるためにリブ12aが形成されたリブ形
成部(図24の長さL1部分)12と、このリブ形成部
12に隣接したばね部(図24の長さL2部分)13
と、このばね部13に隣接し、スペーサ3へ固定された
固着部14とを有している。ばね部13には、スライダ
2をディスクに押し付けるための曲げ加工が加えられて
いるため、湾曲部分13aが形成されている。
から押圧されないフリー状態では、磁気ヘッド支持体1
は、図24に示すように、スライダ2がディスク側に傾
斜した姿勢を保ち、スライダ2がディスク側から押圧さ
れたロード状態では、図25に示すように、リブ形成部
12が略水平となる位置に押し戻される。
イダ2をディスク側に押圧する弾性力が生じることにな
る。従って、ばね部13(湾曲部分13a)の曲げ加工
の度合いによって、ばね荷重がコントロールされること
になる。
11は、磁気ヘッド支持体1の先端部に設けられ、上記
構成例では、磁気ヘッド支持体1と一体成形された低剛
性のジンバルばね11aを介して、磁気ヘッド支持体1
の本体側に接続されている。又、磁気ヘッド支持体1の
固着部14は、スポット溶接により、スペーサ3に固定
され、このスペーサ3がアクチュエータのヘッドアーム
に固定される。
を施して湾曲部分13aを形成した場合、ロード状態に
なると、図25に示したように、ばね部13の湾曲部分
13aが下方に張り出してしまう。これは、フリー状態
からロード状態にした時、湾曲部分13aはあまり変形
せず、非湾曲部分の変形が支配的になるためである。
部14との間に存在すると、シーク方向に加振した際、
一次捩じれのゲインの増加を招き、更にシーク方向の共
振周波数(面内モード)を低下させてしまう。
ゲインを低減すると共に面内モードの共振周波数を上げ
るためには、ロード状態における湾曲部分13aの張り
出し量をできる限り小さくして、ばね部13をできる限
りフラットにする必要がある。
る曲げ加工は面倒であり、特に、安定した一定の押圧力
が生じるように、ばね部13に均一の曲げ加工を施すこ
とは難しい。
ので、その目的は、磁気ヘッド支持体の一次捩じれのゲ
インを低減すると共に面内モードの共振周波数を上げる
ことが可能な磁気ディスク装置であって、磁気ヘッド支
持体の製造が容易で且つロード状態において磁気ヘッド
支持体に安定な押圧力を発生させることができる磁気デ
ィスク装置を実現することにある。
明は、ディスクと、このディスクに対してデータのリー
ド/ライトを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドが搭載
されたスライダと、このスライダを支持する磁気ヘッド
支持体と、この磁気ヘッド支持体を移動させるアクチュ
エータとを備えた磁気ディスク装置において、前記磁気
ヘッド支持体は、前記スライダを支持するスライダ支持
部と、剛性を高めるためにリブが形成されたリブ形成部
と、このリブ形成部に隣接し、前記スライダを前記ディ
スクに押し付けるための曲げ加工が施されていないばね
部と、このばね部に隣接し、スペーサに固定された固着
部とを有し、フリー状態では、前記磁気ヘッド支持体
は、前記スライダが前記ディスク側に傾斜した姿勢を保
ち、ロード状態では、前記リブ形成部が前記スペーサと
押圧し合い、前記ばね部が湾曲して、前記スライダを前
記ディスク側に押圧する弾性力を生じることを特徴とす
るものである。
ライダがディスク側から押圧されない状態を意味し、ロ
ード状態とは、スライダがディスク側から押圧される状
態を意味する。
ード状態では、剛性の高いリブ形成部とスペーサとが押
圧し合う。このため、磁気ヘッド支持体は、剛性の高い
リブ形成部の動きをスペーサによって直接的に拘束され
ることになり、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振
されても、リブ形成部やスライダ支持部に大きな挙動の
変化は現れない。その結果、高速なシークに追従するこ
とが可能となる。
を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体の製造が
容易になる。更に、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラ
ツキに起因する磁気ヘッド支持体のロード状態での押圧
力の不均一を回避できるため、ロード状態において磁気
ヘッド支持体に安定な押圧力を発生させることができ
る。
に、スライダがディスク側に傾斜した姿勢を保たせる具
体的構成としては、例えば、次の第1〜第3の構成があ
る。第1の構成は、磁気ヘッド支持体の固着部が固定さ
れるスペーサの被固着面をディスクと略平行な平面と
し、スペーサの被固着面又は磁気ヘッド支持体のリブ形
成部の少なくとも一方に突起物を設けるものである。こ
の場合、複数箇所での点接触となるため、接触面(スペ
ーサの被固着面又は磁気ヘッド支持体のリブ形成部)の
平面度が低くても、安定した拘束力が得られる。
が固定されるスペーサの被固着面をディスクに対して傾
斜させるものである。第2の構成は、突起物が必要ない
という利点を有する。
が固定されるスペーサの被固着面をディスクに対して傾
斜させ、且つ、スペーサの被固着面又は磁気ヘッド支持
体のリブ形成部の少なくとも一方に突起物を設けるもの
である。第3の構成は、ロード状態でのばね部の弾性変
形量を大きくでき、大きなばね荷重を得る場合に有効で
ある。
一例としては、次のものがある。 スペーサの被固着面又は磁気ヘッド支持体のリブ形
成部の少なくとも一方に、磁気ヘッド支持体の長手方向
と直交する方向に並んで形成された複数の突起。この場
合、磁気ヘッド支持体のリブ形成部にプレス成形等によ
り一体に突起を設けるようにすれば、突起の形成が容易
になる。
持体のリブ形成部の少なくとも一方に、磁気ヘッド支持
体の長手方向と直交する方向に向けて配置した線材。こ
の場合、線材との接触面の平面度が高ければ、線接触に
よる拘束となるため、確実な拘束力が得られる。
ペーサの被固着面に向けて折り曲げられた折曲部。この
場合、リブ形成部にプレス成形等により容易に折曲部を
形成できる。又、折曲部を長くすることにより、大きな
ばね荷重を得ることができる。更に、プレス成形によれ
ば磁気ヘッド支持体の長手方向における折曲部の位置を
正確に設定することもできる。
支持体の固着部が固定されるスペーサの被固着面の先端
エッジのコーナー部が、ロード状態において磁気ヘッド
支持体のリブ形成部と押圧し合うように、先端エッジの
外縁の形状を選択すれば、接触面の平面度が低くても、
安定した拘束力が得られる。
様なものがあり、スペーサの被固着面の種類(傾斜の有
無)と突起物の種類(突起物の有無を含む)との組み合
わせ等により、種々の変形例が存在する。以下、代表的
なものについて、図面を用いて説明する。
1の実施の形態例を示す図で、図1は第1の実施の形態
例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面
図、図2は第1の実施の形態例における磁気ヘッド支持
体のフリー状態を示す平面図、図3は第1の実施の形態
例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す側面
図、図4は第1の実施の形態例におけるスライダを示す
斜視図、図5は第1の実施の形態例における磁気ディス
ク装置の平面図(カバーを除いた状態)、図6は図5に
おけるA−A断面図である。
体20は、磁気ヘッドを搭載したスライダ40を支持す
るスライダ支持部21と、剛性を高めるために側部にリ
ブ22aが形成されたリブ形成部(図3の長さL1部
分)22と、このリブ形成部22に隣接したばね部(図
3の長さL2部分)23と、このばね部23に隣接し、
スペーサ30へ固定された固着部24とを有している。
20の先端部に設けられ、本形態例では、磁気ヘッド支
持体20と一体成形された低剛性のジンバルばね21a
を介して、磁気ヘッド支持体20の本体側に接続されて
いる。
には、磁気ヘッド支持体20の長手方向と直交する方向
に並び且つスペーサ30に向けて突出した2つの突起
(突起物)22b,22cが設けられている。磁気ヘッ
ド支持体20の長手方向の軸を中心とする捩じりに対す
る拘束力を高めるために、この突起22b,22cの間
隔は可能な限り大きく選ばれている。安定した拘束力を
得るには、本形態例のように、2個の突起を用いること
が好ましい。
0をディスクに押し付けるための曲げ加工は施されてい
ない。磁気ヘッド支持体20の固着部24が固定される
スペーサ30の被固着面30aは、ディスクと略平行な
平面となっている。そして、被固着面30aの先端部は
リブ形成部22まで延びており、この先端部に、突起2
2b,22cの先端部が当接するようになっている。
は、本形態例ではスポット溶接(溶接箇所を図2中に黒
点で示した)により、スペーサ30の被固着面30aに
溶接され、このスペーサ30がアクチュエータのヘッド
アームに固定される。
から押圧されないフリー状態では、磁気ヘッド支持体2
0は、図3に示すように、スライダ40がディスク側に
傾斜した姿勢を保つ。
されたロード状態では、図1に示すように、リブ形成部
22が略水平となる位置に押し戻される。これにより、
ばね部23が曲げられ、スライダ40をディスク側に押
圧する弾性力が生じることになる。従って、突起22
b,22cの高さによって、ばね荷重がコントロールさ
れることになる。
クに対向する面には、ディスクの回転によって生じる空
気流の方向に沿った浮上力発生用レール41,42が設
けられている。このレール41,42の浮上面の空気流
入側部分には、傾斜面41a,42aが形成されてい
る。そして、スライダ40におけるレール42の後端面
に、磁気ヘッド45が設けられている。
形態例では3枚)50は、ベースプレート51上に設け
られたスピンドルモータ52によって回転駆動されるも
のである。ベースプレート51上に回転可能に設けられ
たアクチュエータ53の一方の回転端部には、ディスク
面方向に延出する複数のヘッドアーム54が形成されて
いる。このヘッドアーム54の回転端部に、前述のスペ
ーサ30が取り付けられている。一方、アクチュエータ
53の他方の回転端部には、コイル57が設けられてい
る。
びヨークで構成された磁気回路58が設けられ、この磁
気回路58の磁気ギャップ内に、上記コイル57が配置
されている。そして、磁気回路58とコイル57とでム
ービングコイル型のリニアモータ(VCM:ボイスコイ
ルモータ)が構成されている。ベースプレート51の上
部はカバー59で覆われている。
を説明する。ディスク50が停止している時には、スラ
イダ40はディスク50の退避ゾーンに接触し停止して
いる。この状態で、ディスク50がスピンドルモータ5
2によって、高速で回転駆動されると、このディスク5
0の回転による発生する空気流によって、スライダ40
は微小間隔をもってディスク面から浮上する。
すと、コイル57には推力が発生し、アクチュエータ5
3が揺動するので、磁気ヘッド(スライダ40)をディ
スク50の所望のトラック上に移動させ、データのリー
ド/ライトを行なうことができる。
態において、剛性の高いリブ形成部22の突起22b,
22cとスペーサ30とが押圧し合う。このため、磁気
ヘッド支持体20は、剛性の高いリブ形成部22の動き
をスペーサ30によって直接的に拘束されることにな
り、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、
リブ形成部22やスライダ支持部21に大きな挙動の変
化は現れない。その結果、高速なシークに追従すること
が可能となる。
湾曲部分を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体
20の製造が容易になる。更に、ばね部23に曲げ加工
がないことから、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラツ
キに起因する磁気ヘッド支持体20のロード状態での押
圧力の不均一を回避できる。このため、ロード状態にお
いて磁気ヘッド支持体20に安定な押圧力を発生させる
ことができる。
り、磁気ヘッド支持体20のリブ形成部22に突起22
b,22cを一体に設けるため、突起22b,22cの
形成が容易である。
第2の実施の形態例の主要部を示す図で、図7は第2の
実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を
示す側面図、図8は第2の実施の形態例における磁気ヘ
ッド支持体のロード状態を示す平面図である。
は、突起物をスペーサ30側に設けた点である。即ち、
スペーサ30の被固着面30aの先端部はリブ形成部2
2まで延びており、この先端部に、磁気ヘッド支持体2
0の長手方向と直交する方向に並び且つリブ形成部22
に向けて突出した、2つの突起30b,30cが設けら
れている。そして、この突起30b,30cの先端部が
リブ形成部22に当接するようになっている。
態において、剛性の高いリブ形成部22とスペーサ30
の突起30b,30cとが押圧し合う。このため、磁気
ヘッド支持体20は、剛性の高いリブ形成部22の動き
をスペーサ30によって直接的に拘束されることにな
り、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、
リブ形成部22やスライダ支持部21に大きな挙動の変
化は現れない。その結果、高速なシークに追従すること
が可能となる。
湾曲部分を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体
20の製造が容易になる。更に、ばね部23に曲げ加工
がないことから、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラツ
キに起因する磁気ヘッド支持体20のロード状態での押
圧力の不均一を回避できる。このため、ロード状態にお
いて磁気ヘッド支持体20に安定な押圧力を発生させる
ことができる。
の第3の実施の形態例の主要部を示す図で、図9は第3
の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態
を示す側面図、図10は第3の実施の形態例における磁
気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
は、突起物としてスペーサ30上に線材(断面は円形)
60b,60cを設けた点である。即ち、スペーサ30
の被固着面30aの先端部はリブ形成部22まで延びて
おり、この先端部に、磁気ヘッド支持体20の長手方向
と直交する方向に向けて同軸上に配置した、2つの線材
60b,60cが固定されている。そして、この線材6
0b,60cの外周面がリブ形成部22に当接するよう
になっている。
態において、剛性の高いリブ形成部22とスペーサ30
とが線材60b,60cを介して押圧し合う。このた
め、磁気ヘッド支持体20は、剛性の高いリブ形成部2
2の動きをスペーサ30によって拘束されることにな
り、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、
リブ形成部22やスライダ支持部21に大きな挙動の変
化は現れない。その結果、高速なシークに追従すること
が可能となる。
ッド支持体20のばね部23に湾曲部分を形成する必要
がないため、磁気ヘッド支持体20の製造が容易にな
る。更に、ばね部23に曲げ加工がないことから、湾曲
部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッ
ド支持体20のロード状態での押圧力の不均一を回避で
きる。このため、ロード状態において磁気ヘッド支持体
20に安定な押圧力を発生させることができる。
側の接触面の平面度が高ければ、線接触による拘束とな
るため、確実な拘束力が得られる。ここで、突起物とし
ての線材は、1本であってもよいし、3本以上であって
もよい。又、固定は、リブ形成部22側であってもよ
い。
明の第4の実施の形態例の主要部を示す図で、図11は
第4の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード
状態を示す側面図、図12は第4の実施の形態例におけ
る磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
は、突起物としてリブ形成部22に折曲部22dを設け
た点である。即ち、スペーサ30の被固着面30aのリ
ブ形成部22まで延びた先端部に向けて、且つ磁気ヘッ
ド支持体20の長手方向と直交する位置関係となるよう
に、折曲部22dが設けられている。そして、この折曲
部22dがスペーサ30に当接するようになっている。
態において、剛性の高いリブ形成部22の折曲部22d
とスペーサ30とが押圧し合う。このため、磁気ヘッド
支持体20は、剛性の高いリブ形成部22の動きをスペ
ーサ30によって拘束されることになり、面内の剛性が
上がり、シーク方向に加振されても、リブ形成部22や
スライダ支持部21に大きな挙動の変化は現れない。そ
の結果、高速なシークに追従することが可能となる。
ッド支持体20のばね部23に湾曲部分を形成する必要
がないため、磁気ヘッド支持体20の製造が容易にな
る。更に、ばね部23に曲げ加工がないことから、湾曲
部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッ
ド支持体20のロード状態での押圧力の不均一を回避で
きる。このため、ロード状態において磁気ヘッド支持体
20に安定な押圧力を発生させることができる。
にプレス成形等により容易に折曲部22dを形成でき
る。又、折曲部22dを長くすることにより、大きなば
ね荷重を得ることができる。更に、プレス成形等を用い
れば、磁気ヘッド支持体20の長手方向における折曲部
22dの位置を正確に設定することもできる。尚、強度
が許すならば、折曲部22dを複数設けることも可能で
ある。
の第5の実施の形態例を示す図で、図13は第5の実施
の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す
側面図、図14は第5の実施の形態例における磁気ヘッ
ド支持体のフリー状態を示す平面図、図15は第5の実
施の形態例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示
す側面図である。
は、突起物を有しない点と、スペーサ30の被固着面3
0aをディスクに対して傾斜させ、フリー状態における
磁気ヘッド支持体20の姿勢をスライダ40がディスク
側に傾いた状態にした点である。この構成において、ス
ペーサ30の傾斜した被固着面30aはリブ形成部22
まで延びている。又、スペーサ30の被固着面30aの
先端エッジEGの外縁の形状は、略直線(図14におい
て上下方向の直線)となっている。
のフリー状態では、ばね部23及び固着部24はスペー
サ30の被固着面30aに重なっており、磁気ヘッド支
持体20は、スペーサ30の被固着面30aと略同一の
傾斜角を有している。
されたロード状態では、図13に示すように、リブ形成
部22が略水平となる位置に押し戻される。これによ
り、ばね部23が曲げられ、スライダ40をディスク側
に押圧する弾性力が生じることになる。従って、スペー
サ30の被固着面30aの傾斜角や先端エッジEGの位
置によって、ばね荷重がコントロールされることにな
る。
剛性の高いリブ形成部22とスペーサ30の先端エッジ
EGとが押圧し合う。このため、磁気ヘッド支持体20
は、剛性の高いリブ形成部22の動きをスペーサ30に
よって拘束されることになり、面内の剛性が上がり、シ
ーク方向に加振されても、リブ形成部22やスライダ支
持部21に大きな挙動の変化は現れない。その結果、高
速なシークに追従することが可能となる。
ッド支持体20のばね部23に湾曲部分を形成する必要
がないため、磁気ヘッド支持体20の製造が容易にな
る。更に、ばね部23に曲げ加工がないことから、湾曲
部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッ
ド支持体20のロード状態での押圧力の不均一を回避で
きる。このため、ロード状態において磁気ヘッド支持体
20に安定な押圧力を発生させることができる。しか
も、この構成の場合、突起物を設ける必要がなく、構成
が簡単になる。
の第6の実施の形態例を示す図で、図16は第6の実施
の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す
側面図、図17は第6の実施の形態例における磁気ヘッ
ド支持体のロード状態を示す平面図である。
は、スペーサ30の被固着面30aの先端エッジEGの
外縁の形状が略円弧状(図17において中央部に凹みが
存在)となっている点である。
加え、スペーサ30の被固着面30aの先端エッジEG
のコーナー部30d,30eが、ロード状態において、
磁気ヘッド支持体20のリブ形成部22と押圧し合うた
め、リブ形成部22の接触面の平面度が低くても、安定
した拘束力が得られるという効果を得ることができる。
尚、スペーサ30の被固着面30aの先端エッジEGの
外縁の形状は、図17において中央部に凹みが存在する
ものであればよく、円弧状に限らない。例えば、外縁を
多角形で形成してもよい。
の第7の実施の形態例を示す図で、図18は第7の実施
の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す
側面図、図19は第7の実施の形態例における磁気ヘッ
ド支持体のロード状態を示す平面図である。
被固着面30aをディスクに対して傾斜させ、且つ、リ
ブ形成部22に前述の突起22b,22cを設けるもの
である。従って、本形態例と第1の実施の形態例との相
違点は、スペーサ30の被固着面30aをディスクに対
して傾斜させ、フリー状態における磁気ヘッド支持体2
0の姿勢を、スライダ40がディスク側に一層傾いた状
態にした点である。
変形量を大きくとれるので、第1の形態例の効果に加
え、大きなばね荷重が得られるという効果を得ることが
できる。
2はそれぞれ本発明の第8,第9,第10の実施の形態
例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図
である。
前述の第2,第3,第4の実施の形態例におけるスペー
サ30の被固着面30aをディスクに対して傾斜させ、
フリー状態における磁気ヘッド支持体20の姿勢を、ス
ライダ40がディスク側に一層傾いた状態にしたもので
ある。
状態でのばね部の弾性変形量を大きくとれるので、第
2,第3,第4の形態例の効果に加え、大きなばね荷重
が得られるという効果を得ることができる。
ロード状態では、剛性の高いリブ形成部とスペーサとが
押圧し合うため、磁気ヘッド支持体は、剛性の高いリブ
形成部の動きをスペーサによって直接的に拘束されるこ
とになり、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振され
ても、リブ形成部やスライダ支持部に大きな挙動の変化
は現れない。その結果、高速なシークに追従することが
可能となる。
を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体の製造が
容易になる。更に、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラ
ツキに起因する磁気ヘッド支持体のロード状態での押圧
力の不均一を回避できるため、ロード状態において、磁
気ヘッド支持体に安定な押圧力を発生させることができ
る。
支持体に、スライダがディスク側に傾斜した姿勢を保た
せるために、磁気ヘッド支持体の固着部が固定されるス
ペーサの被固着面をディスクと略平行な平面とし、スペ
ーサの被固着面又は磁気ヘッド支持体のリブ形成部の少
なくとも一方に突起物を設ければ、複数箇所での点接触
となるため、接触面の平面度が低くても、安定した拘束
力が得られる。
体に、スライダがディスク側に傾斜した姿勢を保たせる
ために、磁気ヘッド支持体の固着部が固定されるスペー
サの被固着面をディスクに対して傾斜させた場合は、突
起物が必要ないという効果を得ることができる。
持体に、スライダがディスク側に傾斜した姿勢を保たせ
るために、磁気ヘッド支持体の固着部が固定されるスペ
ーサの被固着面をディスクに対して傾斜させ、且つ、ス
ペーサの被固着面又は磁気ヘッド支持体のリブ形成部の
少なくとも一方に突起物を設けた場合には、ロード状態
でのばね部の弾性変形量を一層大きくでき、大きなばね
荷重が得られるという効果を得ることができる。
物として、磁気ヘッド支持体のリブ形成部にプレス成形
等により一体に突起を設けるようにすれば、突起の形成
が容易である。
は磁気ヘッド支持体のリブ形成部の少なくとも一方に、
磁気ヘッド支持体の長手方向と直交する方向に向けて配
置した線材を用いた場合、接触面の平面度が高ければ、
線接触による拘束となるため、確実な拘束力が得られ
る。
リブ形成部に、スペーサの被固着面に向けて折り曲げら
れた折曲部を用いた場合、リブ形成部にプレス成形等に
より容易に折曲部を形成でき、この折曲部を長くするこ
とにより、大きなばね荷重を得ることができる。更に、
プレス成形等によれば、磁気ヘッド支持体の長手方向に
おける折曲部の位置を正確に設定することもできる。
を保たせ、突起物は用いない構成において、磁気ヘッド
支持体の固着部が固定されるスペーサの被固着面の先端
エッジのコーナー部が、ロード状態において磁気ヘッド
支持体のリブ形成部と押圧し合うように、先端エッジの
外縁の形状を選択すれば、接触面の平面度が低くても、
安定した拘束力が得られる。
のロード状態を示す側面図である。
のフリー状態を示す平面図である。
のフリー状態を示す側面図である。
視図である。
の平面図(カバーを除いた状態)である。
のロード状態を示す側面図である。
のロード状態を示す平面図である。
のロード状態を示す側面図である。
体のロード状態を示す平面図である。
体のロード状態を示す側面図である。
体のロード状態を示す平面図である。
体のロード状態を示す側面図である。
体のフリー状態を示す平面図である。
体のフリー状態を示す側面図である。
体のロード状態を示す側面図である。
体のロード状態を示す平面図である。
体のロード状態を示す側面図である。
体のロード状態を示す平面図である。
ッド支持体のロード状態を示す側面図である。
ッド支持体のロード状態を示す側面図である。
ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
支持体のフリー状態を示す平面図である。
支持体のフリー状態を示す側面図である。
支持体のロード状態を示す側面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 ディスクと、このディスクに対してデー
タのリード/ライトを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッ
ドが搭載されたスライダと、このスライダを支持する磁
気ヘッド支持体と、この磁気ヘッド支持体を移動させる
アクチュエータとを備えた磁気ディスク装置において、 前記磁気ヘッド支持体は、前記スライダを支持するスラ
イダ支持部と、剛性を高めるためにリブが形成されたリ
ブ形成部と、このリブ形成部に隣接し、前記スライダを
前記ディスクに押し付けるための曲げ加工が施されてい
ないばね部と、このばね部に隣接し、スペーサに固定さ
れた固着部とを有し、 フリー状態では、前記磁気ヘッド支持体は、前記スライ
ダが前記ディスク側に傾斜した姿勢を保ち、ロード状態
では、前記リブ形成部が前記スペーサと押圧し合い、前
記ばね部が湾曲して、前記スライダを前記ディスク側に
押圧する弾性力を生じることを特徴とする磁気ディスク
装置。 - 【請求項2】 前記磁気ヘッド支持体の固着部が固定さ
れる前記スペーサの被固着面を前記ディスクと略平行な
平面とし、前記スペーサの被固着面又は前記磁気ヘッド
支持体のリブ形成部の少なくとも一方に突起物を設ける
ことにより、フリー状態における前記磁気ヘッド支持体
の姿勢を前記スライダが前記ディスク側に傾いた状態に
することを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装
置。 - 【請求項3】 前記磁気ヘッド支持体の固着部が固定さ
れる前記スペーサの被固着面を前記ディスクに対して傾
斜させることにより、フリー状態における前記磁気ヘッ
ド支持体の姿勢を前記スライダが前記ディスク側に傾い
た状態にすることを特徴とする請求項1記載の磁気ディ
スク装置。 - 【請求項4】 前記磁気ヘッド支持体の固着部が固定さ
れる前記スペーサの被固着面の先端エッジのコーナー部
が、ロード状態において前記磁気ヘッド支持体のリブ形
成部と押圧し合うように、前記先端エッジの外縁の形状
を選択したことを特徴とする請求項3記載の磁気ディス
ク装置。 - 【請求項5】 前記磁気ヘッド支持体の固着部が固定さ
れる前記スペーサの被固着面を前記ディスクに対して傾
斜させ、且つ、前記スペーサの被固着面又は前記磁気ヘ
ッド支持体のリブ形成部の少なくとも一方に突起物を設
けることにより、フリー状態における前記磁気ヘッド支
持体の姿勢を前記スライダが前記ディスク側に傾いた状
態にすることを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク
装置。 - 【請求項6】 前記突起物として、前記スペーサの被固
着面又は前記磁気ヘッド支持体のリブ形成部の少なくと
も一方に、前記磁気ヘッド支持体の長手方向と直交する
方向に並んだ、複数の突起を形成したことを特徴とする
請求項2又は5記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項7】 前記突起物として、前記スペーサの被固
着面又は前記磁気ヘッド支持体のリブ形成部の少なくと
も一方に、前記磁気ヘッド支持体の長手方向と直交する
方向に向けて、線材を配置したことを特徴とする請求項
2又は5記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項8】 前記突起物として、前記磁気ヘッド支持
体のリブ形成部に、前記スペーサの被固着面に向けて折
り曲げられた折曲部を形成したことを特徴とする請求項
2又は5記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15057596A JP3688807B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15057596A JP3688807B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH103757A true JPH103757A (ja) | 1998-01-06 |
JP3688807B2 JP3688807B2 (ja) | 2005-08-31 |
Family
ID=15499893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15057596A Expired - Fee Related JP3688807B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3688807B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6778362B1 (en) | 2001-08-31 | 2004-08-17 | Hutchinson Technology, Inc. | Hinged load beam with torsional spring |
US7193820B2 (en) | 2002-06-28 | 2007-03-20 | Tdk Corporation | Head actuator having dummy weight used to coincide mass and swing movement centers |
JP2009026452A (ja) * | 2008-09-04 | 2009-02-05 | Suncall Corp | 磁気ヘッドサスペンション |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP15057596A patent/JP3688807B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6778362B1 (en) | 2001-08-31 | 2004-08-17 | Hutchinson Technology, Inc. | Hinged load beam with torsional spring |
US7193820B2 (en) | 2002-06-28 | 2007-03-20 | Tdk Corporation | Head actuator having dummy weight used to coincide mass and swing movement centers |
JP2009026452A (ja) * | 2008-09-04 | 2009-02-05 | Suncall Corp | 磁気ヘッドサスペンション |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3688807B2 (ja) | 2005-08-31 |
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