JP2000048467A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents
磁気ヘッド装置Info
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- JP2000048467A JP2000048467A JP10212351A JP21235198A JP2000048467A JP 2000048467 A JP2000048467 A JP 2000048467A JP 10212351 A JP10212351 A JP 10212351A JP 21235198 A JP21235198 A JP 21235198A JP 2000048467 A JP2000048467 A JP 2000048467A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/02—Details
- G11B17/04—Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
- G11B17/041—Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
- G11B17/043—Direct insertion, i.e. without external loading means
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B21/00—Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
- G11B21/02—Driving or moving of heads
- G11B21/12—Raising and lowering; Back-spacing or forward-spacing along track; Returning to starting position otherwise than during transducing operation
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B21/00—Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
- G11B21/16—Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
- G11B21/20—Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の磁気ヘッド装置では、ディスクの高速
な回転に対して磁気ヘッドを不具合なく動作させること
ができず、ディスクの高密度化を図ることが困難であっ
た。 【解決手段】 支持体2には、その上面および下面に板
ばねのアーム3,4を設け、前記アーム3,4の先端に
はそれぞれ磁気ヘッド5,6を設ける。さらにアーム4
の下面には調整部7を設ける。この調整部7は、基端8
aが支持体2側に固定された補強板ばね8からなり、そ
の先端8bはアーム4の下面に当接している。また、調
整ねじ9を補強板ばね8に設け、その先端を支持体2側
に取り付ける。この調整ねじ9を操作して補強板ばね8
の弾性力を変化させることで磁気ヘッド5,6とディス
クDとが摺動する高さ位置を調整することができる。
な回転に対して磁気ヘッドを不具合なく動作させること
ができず、ディスクの高密度化を図ることが困難であっ
た。 【解決手段】 支持体2には、その上面および下面に板
ばねのアーム3,4を設け、前記アーム3,4の先端に
はそれぞれ磁気ヘッド5,6を設ける。さらにアーム4
の下面には調整部7を設ける。この調整部7は、基端8
aが支持体2側に固定された補強板ばね8からなり、そ
の先端8bはアーム4の下面に当接している。また、調
整ねじ9を補強板ばね8に設け、その先端を支持体2側
に取り付ける。この調整ねじ9を操作して補強板ばね8
の弾性力を変化させることで磁気ヘッド5,6とディス
クDとが摺動する高さ位置を調整することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルなデ
ィスクに磁気ヘッドを摺動させてデータの読み書きを行
なう磁気ヘッド装置に係り、特に上下の磁気ヘッドでデ
ィスクを安定して挟持できるようにした磁気ヘッド装置
に関する。
ィスクに磁気ヘッドを摺動させてデータの読み書きを行
なう磁気ヘッド装置に係り、特に上下の磁気ヘッドでデ
ィスクを安定して挟持できるようにした磁気ヘッド装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の磁気ヘッド装置50を示
す側面図である。図7に示す磁気ヘッド装置50は、低
容量タイプのフロッピーディスク装置に使用されている
ものであり、この場合のメディアとしてはフレキシブル
なディスクが使用される。図7に示す前記磁気ヘッド装
置50では、シャーシ51上に支持体52が設けられて
いる。前記支持体52は、ディスクDの半径方向へ向け
て配置された図示しないガイド軸に挿通されてガイドさ
れ、また図示しない駆動部が設けられ、この駆動部の駆
動力により支持体52は前記ガイド軸にガイドされてデ
ィスクDの半径方向へ移動する。
す側面図である。図7に示す磁気ヘッド装置50は、低
容量タイプのフロッピーディスク装置に使用されている
ものであり、この場合のメディアとしてはフレキシブル
なディスクが使用される。図7に示す前記磁気ヘッド装
置50では、シャーシ51上に支持体52が設けられて
いる。前記支持体52は、ディスクDの半径方向へ向け
て配置された図示しないガイド軸に挿通されてガイドさ
れ、また図示しない駆動部が設けられ、この駆動部の駆
動力により支持体52は前記ガイド軸にガイドされてデ
ィスクDの半径方向へ移動する。
【0003】前記支持体52には、底部からディスクD
方向へ延びる固定アーム53が一体に形成され、ディス
クDの下面側を摺動でき、また前記固定アーム53先端
の上面には、サイド0側の磁気ヘッド58が設けられて
いる。また前記支持体52には、前記固定アーム53と
対向する位置に支持アーム54が設けられ、この支持ア
ーム54の基端が板ばね55と連結され、板ばね55の
基端がねじ57によって支持体52に固定されている。
また支持アーム54の先端には、前記磁気ヘッド58と
対向する位置にサイド1側の磁気ヘッド59が設けられ
ている。
方向へ延びる固定アーム53が一体に形成され、ディス
クDの下面側を摺動でき、また前記固定アーム53先端
の上面には、サイド0側の磁気ヘッド58が設けられて
いる。また前記支持体52には、前記固定アーム53と
対向する位置に支持アーム54が設けられ、この支持ア
ーム54の基端が板ばね55と連結され、板ばね55の
基端がねじ57によって支持体52に固定されている。
また支持アーム54の先端には、前記磁気ヘッド58と
対向する位置にサイド1側の磁気ヘッド59が設けられ
ている。
【0004】前記板ばね55には、その上部にねじりコ
イルばね56が設けられ、このねじりコイルばね56に
より前記支持アーム54が常にディスクD方向へ付勢さ
れている。またこの磁気ヘッド装置50には、ディスク
Dが装填されていないときに、磁気ヘッド59をディス
クDの上方へ退避させる退避機構(図示せず)が設けら
れている。
イルばね56が設けられ、このねじりコイルばね56に
より前記支持アーム54が常にディスクD方向へ付勢さ
れている。またこの磁気ヘッド装置50には、ディスク
Dが装填されていないときに、磁気ヘッド59をディス
クDの上方へ退避させる退避機構(図示せず)が設けら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディス
クDの高密度化(大容量化)に伴ってディスクDを従来
よりも速度を上げて回転させなければならず、従来の磁
気ヘッド装置50では、以下に示す問題があった。すな
わち、前記磁気ヘッド装置50では、サイド0側の磁気
ヘッド58の高さ方向の動きが規制されている。そのた
め、ディスクDを高速で回転させた場合にディスクDの
アクセス面と磁気ヘッド58,59との高さ方向の食い
違いが発生していると、慣性によってディスクDに歪み
が発生する。これにより磁気ヘッド58,59がディス
クDの変形に追従することができず、その結果オフトラ
ックが発生してデータの読み込みあるいは書き込みに失
敗したり、あるいはディスクDを傷付けるおそれがあっ
た。そこで、ディスクDの変形に対して磁気ヘッドが追
従できるように、図8に示すような磁気ヘッド装置60
が提案されている。
クDの高密度化(大容量化)に伴ってディスクDを従来
よりも速度を上げて回転させなければならず、従来の磁
気ヘッド装置50では、以下に示す問題があった。すな
わち、前記磁気ヘッド装置50では、サイド0側の磁気
ヘッド58の高さ方向の動きが規制されている。そのた
め、ディスクDを高速で回転させた場合にディスクDの
アクセス面と磁気ヘッド58,59との高さ方向の食い
違いが発生していると、慣性によってディスクDに歪み
が発生する。これにより磁気ヘッド58,59がディス
クDの変形に追従することができず、その結果オフトラ
ックが発生してデータの読み込みあるいは書き込みに失
敗したり、あるいはディスクDを傷付けるおそれがあっ
た。そこで、ディスクDの変形に対して磁気ヘッドが追
従できるように、図8に示すような磁気ヘッド装置60
が提案されている。
【0006】図8の磁気ヘッド装置60では、支持体6
1に対してサイド0とサイド1の上下両方の磁気ヘッド
64,65をそれぞれ板ばね製のアーム62,63で支
持する機構である。図8に示す磁気ヘッド装置60で
は、ディスクDを高速で回転させた場合、ディスクDに
磁気ヘッド64,65を追従させることが可能になる。
しかしその反面、上下の磁気ヘッド64,65が共に板
ばねのアーム62,63で支持されているため、上下の
アーム62,63の付勢力のアンバランスにより、磁気
ヘッド64と65の圧接点がディスクDの配置基準位置
に対して上下いずれかに位置ずれしやすい。上下の磁気
ヘッド64と65の圧接点が、ディスクDに対して上下
にずれると、いずれかの磁気ヘッドがディスクDの記録
面に強く圧接して、ディスクの記録面や磁気ヘッドに過
大な摩擦力が作用し、ディスクの記録面や磁気ヘッドの
摺動面を損傷しやすい。
1に対してサイド0とサイド1の上下両方の磁気ヘッド
64,65をそれぞれ板ばね製のアーム62,63で支
持する機構である。図8に示す磁気ヘッド装置60で
は、ディスクDを高速で回転させた場合、ディスクDに
磁気ヘッド64,65を追従させることが可能になる。
しかしその反面、上下の磁気ヘッド64,65が共に板
ばねのアーム62,63で支持されているため、上下の
アーム62,63の付勢力のアンバランスにより、磁気
ヘッド64と65の圧接点がディスクDの配置基準位置
に対して上下いずれかに位置ずれしやすい。上下の磁気
ヘッド64と65の圧接点が、ディスクDに対して上下
にずれると、いずれかの磁気ヘッドがディスクDの記録
面に強く圧接して、ディスクの記録面や磁気ヘッドに過
大な摩擦力が作用し、ディスクの記録面や磁気ヘッドの
摺動面を損傷しやすい。
【0007】また、ディスクにも変形が生じ、その変形
からの反発力により磁気ヘッド64,65を支持する板
ばねのアーム62,63が一定の周期で変形を受けやす
く、その結果アーム62,63および磁気ヘッド64,
65が振動Sを発生しやすくなる。この振動Sの振幅が
大きい場合には、ディスクDの半径方向(トラック方
向)に対してディスクDと磁気ヘッド64,65との間
でずれが生じ、その結果、オフトラックが発生しやす
い。以上から、前記磁気ヘッド装置60では、磁気ヘッ
ド64,65を支持するアーム62,63の弾性力を個
別に測定し、上下のアーム62,63の弾性力のバラン
スがよくなるように、各アーム62,63を選別して組
み合わせることが必要になり、製造作業が非常に煩雑に
なる。
からの反発力により磁気ヘッド64,65を支持する板
ばねのアーム62,63が一定の周期で変形を受けやす
く、その結果アーム62,63および磁気ヘッド64,
65が振動Sを発生しやすくなる。この振動Sの振幅が
大きい場合には、ディスクDの半径方向(トラック方
向)に対してディスクDと磁気ヘッド64,65との間
でずれが生じ、その結果、オフトラックが発生しやす
い。以上から、前記磁気ヘッド装置60では、磁気ヘッ
ド64,65を支持するアーム62,63の弾性力を個
別に測定し、上下のアーム62,63の弾性力のバラン
スがよくなるように、各アーム62,63を選別して組
み合わせることが必要になり、製造作業が非常に煩雑に
なる。
【0008】本発明は、上記した従来の課題を解決する
ためになされたものであり、上下の磁気ヘッドの高さ方
向のバランスを容易に調整することができ、且つ磁気ヘ
ッドの高さ方向の振動を吸収してオフトラックの発生を
防止することが可能な磁気ヘッド装置を提供することを
目的とする。
ためになされたものであり、上下の磁気ヘッドの高さ方
向のバランスを容易に調整することができ、且つ磁気ヘ
ッドの高さ方向の振動を吸収してオフトラックの発生を
防止することが可能な磁気ヘッド装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、フレキシブル
なディスクと、前記ディスクの両面に配置され、ディス
ク面に対して摺動しながらデータの記録または再生を行
なう磁気ヘッドと、前記それぞれの磁気ヘッドを先端で
支持し且つ前記磁気ヘッドをディスクに弾圧する付勢力
を発揮する上下動可能な一対のアームと、前記アームの
基端部を支持する支持体とを有する磁気ヘッド装置にお
いて、前記アームの少なくとも一方を押圧して、前記ア
ームの上下方向の高さを調整する調整手段が設けられて
いることを特徴とする。
なディスクと、前記ディスクの両面に配置され、ディス
ク面に対して摺動しながらデータの記録または再生を行
なう磁気ヘッドと、前記それぞれの磁気ヘッドを先端で
支持し且つ前記磁気ヘッドをディスクに弾圧する付勢力
を発揮する上下動可能な一対のアームと、前記アームの
基端部を支持する支持体とを有する磁気ヘッド装置にお
いて、前記アームの少なくとも一方を押圧して、前記ア
ームの上下方向の高さを調整する調整手段が設けられて
いることを特徴とする。
【0010】上記調整手段を設けることにより、上下の
磁気ヘッドの圧接点と、ディスクとの相対高さの調整を
容易に行なうことができるようになり、上下のアームを
選別して組み合わせる必要性がなくなり、任意抽出した
部品を組み立てて使用することが可能になり、部品の無
駄を無くすことができ、コストダウンが図れる。また時
間的にも短時間で製造することが可能になり、さらにメ
ディアのバラツキにも対応することができる。
磁気ヘッドの圧接点と、ディスクとの相対高さの調整を
容易に行なうことができるようになり、上下のアームを
選別して組み合わせる必要性がなくなり、任意抽出した
部品を組み立てて使用することが可能になり、部品の無
駄を無くすことができ、コストダウンが図れる。また時
間的にも短時間で製造することが可能になり、さらにメ
ディアのバラツキにも対応することができる。
【0011】なお、前記アームは、それ自体が金属また
は樹脂の板ばねで形成されているもの、アームが剛体で
形成され、その基部が板ばねにより支持されて、この板
ばねの弾性力で磁気ヘッドがディスクに付勢されるも
の、あるいは剛体のアームをその外側に設けられたねじ
りコイルばねなどで付勢するものであり、要は、上下の
アームにより上下の磁気ヘッドがともにディスクに弾圧
させられるものである。また本発明では、前記高さ調整
手段は、基端が前記支持体に支持され、先端が前記アー
ムの一面側に当接する補強板ばねと、この補強板ばねの
弾性力を変化させる調整部材とから成ることが好まし
い。
は樹脂の板ばねで形成されているもの、アームが剛体で
形成され、その基部が板ばねにより支持されて、この板
ばねの弾性力で磁気ヘッドがディスクに付勢されるも
の、あるいは剛体のアームをその外側に設けられたねじ
りコイルばねなどで付勢するものであり、要は、上下の
アームにより上下の磁気ヘッドがともにディスクに弾圧
させられるものである。また本発明では、前記高さ調整
手段は、基端が前記支持体に支持され、先端が前記アー
ムの一面側に当接する補強板ばねと、この補強板ばねの
弾性力を変化させる調整部材とから成ることが好まし
い。
【0012】例えば、補強板ばねの基部を支持体の上面
あるいは下面のいずれかに固定し、先部のみをアームと
当接させ、補強板ばねに設けられたねじ等の調整部材を
調整することにより補強板ばねの弾性力を変化させる。
このとき調整部材の調整により補強板ばねの弾性力を変
化できるように、支持体と補強板ばねとの間に間隙が設
けられ、調整部材の調整により補強板ばねが上下に変形
でき、それによって補強板ばねの先端が当接したアーム
の高さ方向の位置を調整することができる。
あるいは下面のいずれかに固定し、先部のみをアームと
当接させ、補強板ばねに設けられたねじ等の調整部材を
調整することにより補強板ばねの弾性力を変化させる。
このとき調整部材の調整により補強板ばねの弾性力を変
化できるように、支持体と補強板ばねとの間に間隙が設
けられ、調整部材の調整により補強板ばねが上下に変形
でき、それによって補強板ばねの先端が当接したアーム
の高さ方向の位置を調整することができる。
【0013】この場合、補強板ばねが取り付けられてい
る側と反対側に設けられているアームによる付勢力の方
が大きくなるように製造時に組み立てることにより、上
下の磁気ヘッドを組合わせた後に、補強板ばねに設けら
れている調整部材を一方向へ調節するだけで、例えば調
整部材として調整ねじを使用した場合には支持体にねじ
込むという一方向の回転のみで、磁気ヘッドの圧接点の
上下方向への位置調整が可能になる。
る側と反対側に設けられているアームによる付勢力の方
が大きくなるように製造時に組み立てることにより、上
下の磁気ヘッドを組合わせた後に、補強板ばねに設けら
れている調整部材を一方向へ調節するだけで、例えば調
整部材として調整ねじを使用した場合には支持体にねじ
込むという一方向の回転のみで、磁気ヘッドの圧接点の
上下方向への位置調整が可能になる。
【0014】さらに前記アームと前記補強板ばねとの当
接部分には、前記当接部分でのスライドが可能な高粘性
の流体またはゲルが設けられていることが好ましい。上
記手段により、ディスクが高速で回転しているときに磁
気ヘッドに上下方向の振動が発生した場合でも、アーム
と補強板ばねとの当接部分に滑りが発生することによ
り、前記振動を減衰させることができ、振動によって発
生するオフトラックを抑制することができる。また、当
接部分に上記のような高粘性の流体またはゲルなどをア
ーム側あるいは補強板ばね側に設けることで、摺動性を
損わずに振動を吸収することができる点で好ましい。
接部分には、前記当接部分でのスライドが可能な高粘性
の流体またはゲルが設けられていることが好ましい。上
記手段により、ディスクが高速で回転しているときに磁
気ヘッドに上下方向の振動が発生した場合でも、アーム
と補強板ばねとの当接部分に滑りが発生することによ
り、前記振動を減衰させることができ、振動によって発
生するオフトラックを抑制することができる。また、当
接部分に上記のような高粘性の流体またはゲルなどをア
ーム側あるいは補強板ばね側に設けることで、摺動性を
損わずに振動を吸収することができる点で好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気ヘッド装置を
図面を参照して説明する。図1は本発明の磁気ヘッド装
置を示す断面図、図2はアームの取付前の形状を示す側
面図、図3は振動吸収効果を説明するための説明図、図
4はアームと補強板ばねとの当接部分を示す拡大断面
図、図5および図6はそれぞれ本発明の磁気ヘッド装置
の変形例を示す断面図である。図1に示す磁気ヘッド装
置1は、支持体2、全体が金属や樹脂の板ばねで形成さ
れたアーム3,4、磁気ヘッド5,6により構成され、
さらに磁気ヘッド5,6の高さを調整する調整手段とし
ての調整部7が設けられている。アーム3,4は、それ
ぞれその基端が支持体2の上面、底面に取り付けられ、
ねじなどで固定されている。アーム3,4は先端がディ
スクD方向へ向き、さらに前記アーム3,4の先端には
対向する面側に磁気ヘッド5,6が設けられている。
図面を参照して説明する。図1は本発明の磁気ヘッド装
置を示す断面図、図2はアームの取付前の形状を示す側
面図、図3は振動吸収効果を説明するための説明図、図
4はアームと補強板ばねとの当接部分を示す拡大断面
図、図5および図6はそれぞれ本発明の磁気ヘッド装置
の変形例を示す断面図である。図1に示す磁気ヘッド装
置1は、支持体2、全体が金属や樹脂の板ばねで形成さ
れたアーム3,4、磁気ヘッド5,6により構成され、
さらに磁気ヘッド5,6の高さを調整する調整手段とし
ての調整部7が設けられている。アーム3,4は、それ
ぞれその基端が支持体2の上面、底面に取り付けられ、
ねじなどで固定されている。アーム3,4は先端がディ
スクD方向へ向き、さらに前記アーム3,4の先端には
対向する面側に磁気ヘッド5,6が設けられている。
【0016】アーム3,4は、図2に示すように、支持
体2に取り付けられる前はくの字状に折れ曲がった形状
をしており、このような形状のアーム3,4が支持体2
に取り付けられた場合、磁気ヘッド5,6の先端でお互
いが押圧された状態となる。また前記アーム3,4は、
ディスクDの回転による変形に対して磁気ヘッド5,6
が追従できるように上下方向へ変形可能に形成されてい
る。なお、アーム3,4は全体が金属等の同一の弾性部
材で形成しなくてもよく、支持体2寄りを弾性部材で形
成し、先端寄りを樹脂等の剛性の高い部材で形成しても
よい。
体2に取り付けられる前はくの字状に折れ曲がった形状
をしており、このような形状のアーム3,4が支持体2
に取り付けられた場合、磁気ヘッド5,6の先端でお互
いが押圧された状態となる。また前記アーム3,4は、
ディスクDの回転による変形に対して磁気ヘッド5,6
が追従できるように上下方向へ変形可能に形成されてい
る。なお、アーム3,4は全体が金属等の同一の弾性部
材で形成しなくてもよく、支持体2寄りを弾性部材で形
成し、先端寄りを樹脂等の剛性の高い部材で形成しても
よい。
【0017】前記下側のアーム4には、磁気ヘッド5,
6の高さを調整することができる調整部7が取り付けら
れている。前記調整部7には、弾性力を有する補強板ば
ね8が設けられ、前記補強板ばね8の基端8aが支持体
2側に取り付けられ、先端8bがアーム4の一面側に当
接している。また基端8aと先端8bを除く部分は、ア
ーム4から距離d離れた形状になっている。また先端8
bでは、補強板ばね8が山型に折り曲げられており、そ
の山型の頂点がアーム4の下面に当接している。前記補
強板ばね8には、調整部材としての調整ねじ9が前記補
強板ばね8を貫通し、支持体2側にねじ込まれて取り付
けられている。
6の高さを調整することができる調整部7が取り付けら
れている。前記調整部7には、弾性力を有する補強板ば
ね8が設けられ、前記補強板ばね8の基端8aが支持体
2側に取り付けられ、先端8bがアーム4の一面側に当
接している。また基端8aと先端8bを除く部分は、ア
ーム4から距離d離れた形状になっている。また先端8
bでは、補強板ばね8が山型に折り曲げられており、そ
の山型の頂点がアーム4の下面に当接している。前記補
強板ばね8には、調整部材としての調整ねじ9が前記補
強板ばね8を貫通し、支持体2側にねじ込まれて取り付
けられている。
【0018】前記調整部7によれば、例えば磁気ヘッド
5,6の圧接点がディスクDの設置基準面に対して下方
へずれている場合には、調整ねじ9を支持体2側へねじ
込むことにより、補強板ばね8の弾性力が変化し、補強
板ばね8の先端8bの当接点がアーム4の下面を押圧す
る。これにより、磁気ヘッド5,6とディスクDとの高
さ位置を調整することができる。
5,6の圧接点がディスクDの設置基準面に対して下方
へずれている場合には、調整ねじ9を支持体2側へねじ
込むことにより、補強板ばね8の弾性力が変化し、補強
板ばね8の先端8bの当接点がアーム4の下面を押圧す
る。これにより、磁気ヘッド5,6とディスクDとの高
さ位置を調整することができる。
【0019】この場合、磁気ヘッド5が設けられている
側のアーム3のばね圧を、アーム4のばね圧よりも強め
に設定してあるものを選択して組立て、常に磁気ヘッド
5,6との圧接点が、ディスクDの設置基準面よりも下
側に位置しているように構成することが好ましい。上記
のようにあらかじめ設定しておくことで、磁気ヘッド
5,6とディスクDとの接触位置を調整する場合に調整
ねじ9を一方向へのみ回すことで調整が可能になる。
側のアーム3のばね圧を、アーム4のばね圧よりも強め
に設定してあるものを選択して組立て、常に磁気ヘッド
5,6との圧接点が、ディスクDの設置基準面よりも下
側に位置しているように構成することが好ましい。上記
のようにあらかじめ設定しておくことで、磁気ヘッド
5,6とディスクDとの接触位置を調整する場合に調整
ねじ9を一方向へのみ回すことで調整が可能になる。
【0020】なお、調整部7は底面(サイド0側)だけ
でなく、上面(サイド1側)に取り付けてもよく、上面
側に取り付ける場合にはサイド0側のアーム4をサイド
1側のアーム3よりもばね圧を強めに設定し、磁気ヘッ
ド5,6の圧接点がディスクDの設置基準面よりも上側
に位置するようにしておくことが望ましい。それによっ
て磁気ヘッド5,6とディスクDとの接触位置を調整す
る場合には、調整ねじ9を上記とは逆の一方向へのみ回
すだけで調整が可能になる。
でなく、上面(サイド1側)に取り付けてもよく、上面
側に取り付ける場合にはサイド0側のアーム4をサイド
1側のアーム3よりもばね圧を強めに設定し、磁気ヘッ
ド5,6の圧接点がディスクDの設置基準面よりも上側
に位置するようにしておくことが望ましい。それによっ
て磁気ヘッド5,6とディスクDとの接触位置を調整す
る場合には、調整ねじ9を上記とは逆の一方向へのみ回
すだけで調整が可能になる。
【0021】上記のように形成された磁気ヘッド装置1
では、磁気ヘッド5と磁気ヘッド6とでディスクDを挟
持してディスクDの両面を摺動するが、このときディス
クDが上下の磁気ヘッドヘッド5,6により上下いずれ
かの方向へ無理に変形させられることがない。
では、磁気ヘッド5と磁気ヘッド6とでディスクDを挟
持してディスクDの両面を摺動するが、このときディス
クDが上下の磁気ヘッドヘッド5,6により上下いずれ
かの方向へ無理に変形させられることがない。
【0022】またディスクDの歪みなどの面振れがある
と、磁気ヘッド5,6に上下方向への振動Sが発生す
る。図3に示すように、アーム4が水平な状態からA状
態まで振れた場合には、アーム4と補強板ばね8との当
接点11Aは水平状態のときの当接点よりもアーム4上
を基端方向(矢印方向)へスライドする。またアーム4
がB状態へ振れた場合には、アーム4と補強板ばね8と
の当接点11Bは水平状態のときの当接点よりアーム4
上を先端方向(矢印方向)へスライドする。上記のよう
なA状態からB状態の繰り返しによる往復運動によっ
て、補強板ばね8とアーム4との間に常に摩擦力が発生
し、この摩擦力により、アーム4の上下振動を減衰させ
る力が働く。
と、磁気ヘッド5,6に上下方向への振動Sが発生す
る。図3に示すように、アーム4が水平な状態からA状
態まで振れた場合には、アーム4と補強板ばね8との当
接点11Aは水平状態のときの当接点よりもアーム4上
を基端方向(矢印方向)へスライドする。またアーム4
がB状態へ振れた場合には、アーム4と補強板ばね8と
の当接点11Bは水平状態のときの当接点よりアーム4
上を先端方向(矢印方向)へスライドする。上記のよう
なA状態からB状態の繰り返しによる往復運動によっ
て、補強板ばね8とアーム4との間に常に摩擦力が発生
し、この摩擦力により、アーム4の上下振動を減衰させ
る力が働く。
【0023】さらに、図4に示すように、アーム4の一
面側(下面)に前記補強板ばね8と摺動する部分に高粘
性の流体またはゲルなどからなる振動吸収層10を設け
ることが好ましい。あるいは摺動する部分に高粘性の流
体またはゲルを塗布してもよい。上記のような高粘性の
流体またはゲルとしては、粘性の高い油(グリスなど)
等が用いられ、この振動吸収層10を設けると、アーム
4と補強板ばね8との摺動性を損わず且つ振動を吸収し
減衰する効果を発揮できるようになる。なお、補強板ば
ね8側にアーム4と摺動性を損わず且つ振動を吸収し減
衰できる振動吸収層10を設けてもよい。または補強板
ばね8自体を摺動可能且つ振動吸収可能な材質で形成し
てもよい。
面側(下面)に前記補強板ばね8と摺動する部分に高粘
性の流体またはゲルなどからなる振動吸収層10を設け
ることが好ましい。あるいは摺動する部分に高粘性の流
体またはゲルを塗布してもよい。上記のような高粘性の
流体またはゲルとしては、粘性の高い油(グリスなど)
等が用いられ、この振動吸収層10を設けると、アーム
4と補強板ばね8との摺動性を損わず且つ振動を吸収し
減衰する効果を発揮できるようになる。なお、補強板ば
ね8側にアーム4と摺動性を損わず且つ振動を吸収し減
衰できる振動吸収層10を設けてもよい。または補強板
ばね8自体を摺動可能且つ振動吸収可能な材質で形成し
てもよい。
【0024】図5は、本発明の磁気ヘッド装置20の変
形例を示す側面図である。この場合の磁気ヘッド装置2
0は支持体2、アーム3,4および磁気ヘッド5,6は
上記した磁気ヘッド装置1と同様に形成されている。図
5に示すように、支持体2の下側には、調整部材27が
設けられ、この調整部材27はアーム4の基端から先端
へ延びる平板状の補強板ばね21が設けられ、アーム4
と補強板ばね21との間には高さ調整用の間隙23が設
けられている。さらに補強板ばね21の先端には調整ね
じ22が取り付けられ、アーム4に当接する状態までね
じ込まれている。
形例を示す側面図である。この場合の磁気ヘッド装置2
0は支持体2、アーム3,4および磁気ヘッド5,6は
上記した磁気ヘッド装置1と同様に形成されている。図
5に示すように、支持体2の下側には、調整部材27が
設けられ、この調整部材27はアーム4の基端から先端
へ延びる平板状の補強板ばね21が設けられ、アーム4
と補強板ばね21との間には高さ調整用の間隙23が設
けられている。さらに補強板ばね21の先端には調整ね
じ22が取り付けられ、アーム4に当接する状態までね
じ込まれている。
【0025】上記のような調整部材27により、磁気ヘ
ッド5,6とディスクDとの圧接点の高さ位置を調節す
ることができる。例えば、磁気ヘッド5,6とディスク
Dとで形成される高さ位置が許容範囲(正常に動作する
範囲)よりも低い場合には、調整ねじ22をねじ込んで
アーム4を上方へ移動させることにより目標とする高さ
に調整することができる。
ッド5,6とディスクDとの圧接点の高さ位置を調節す
ることができる。例えば、磁気ヘッド5,6とディスク
Dとで形成される高さ位置が許容範囲(正常に動作する
範囲)よりも低い場合には、調整ねじ22をねじ込んで
アーム4を上方へ移動させることにより目標とする高さ
に調整することができる。
【0026】また前記磁気ヘッド装置20では、調整ね
じ22の先端あるいはアーム4側に、前記した磁気ヘッ
ド装置1で用いたものと同様な高粘性の流体またはゲル
などからなる振動吸収層を設けることができる。これに
よってアーム4と調整ねじ22とが摺動することによ
り、ディスクDの高速回転によって発生する磁気ヘッド
5,6の高さ方向の振動を吸収することが可能になる。
この場合アーム4と調整ねじ22との滑りを良好にする
ために、調整ねじ22の先端部分を球状に形成してもよ
い。
じ22の先端あるいはアーム4側に、前記した磁気ヘッ
ド装置1で用いたものと同様な高粘性の流体またはゲル
などからなる振動吸収層を設けることができる。これに
よってアーム4と調整ねじ22とが摺動することによ
り、ディスクDの高速回転によって発生する磁気ヘッド
5,6の高さ方向の振動を吸収することが可能になる。
この場合アーム4と調整ねじ22との滑りを良好にする
ために、調整ねじ22の先端部分を球状に形成してもよ
い。
【0027】図6は、本発明の磁気ヘッド装置のさらに
他の変形例を示す断面図である。図6に示す磁気ヘッド
装置30は、支持体2、磁気ヘッド5,6および調整部
7は前記した磁気ヘッド装置1と同様に形成されてい
る。前記磁気ヘッド装置30では、支持体2の上面およ
び下面には板ばね33,34がそれぞれ設けられてい
る。前記板ばね33,34の先端には弾性力を有しない
樹脂などからなる支持アーム37,38が接合され、先
端に磁気ヘッド5,6が設けられている。さらに調整部
7が支持体2の下面側に取り付けられており、調整部7
の補強板ばね8の先端が板ばね34の一面側(下面)に
当接している。なお、板ばね33,34と支持アーム3
7,38との接合は、接着剤等により接合してもよく、
板ばね33,34が挿入可能な溝を支持アーム37,3
8に形成し、板ばね33,34を挿入して固定してもよ
い。
他の変形例を示す断面図である。図6に示す磁気ヘッド
装置30は、支持体2、磁気ヘッド5,6および調整部
7は前記した磁気ヘッド装置1と同様に形成されてい
る。前記磁気ヘッド装置30では、支持体2の上面およ
び下面には板ばね33,34がそれぞれ設けられてい
る。前記板ばね33,34の先端には弾性力を有しない
樹脂などからなる支持アーム37,38が接合され、先
端に磁気ヘッド5,6が設けられている。さらに調整部
7が支持体2の下面側に取り付けられており、調整部7
の補強板ばね8の先端が板ばね34の一面側(下面)に
当接している。なお、板ばね33,34と支持アーム3
7,38との接合は、接着剤等により接合してもよく、
板ばね33,34が挿入可能な溝を支持アーム37,3
8に形成し、板ばね33,34を挿入して固定してもよ
い。
【0028】また板ばね34側または補強板ばね8側に
は、お互いが摺動する部分に前記と同様な高粘性の流体
またはゲルからなる振動吸収層を設けたり、あるいは摺
動部分に高粘性の流体またはゲルを塗布して振動を吸収
させることができる。なお、磁気ヘッド5,6の高さ方
向の調整は、前記磁気ヘッド装置1と同様である。上記
のように形成することにより、ディスクDの回転によっ
て発生する振動を板ばね34と補強板ばね8との摺動と
振動吸収層との働きにより、減衰させることができる。
は、お互いが摺動する部分に前記と同様な高粘性の流体
またはゲルからなる振動吸収層を設けたり、あるいは摺
動部分に高粘性の流体またはゲルを塗布して振動を吸収
させることができる。なお、磁気ヘッド5,6の高さ方
向の調整は、前記磁気ヘッド装置1と同様である。上記
のように形成することにより、ディスクDの回転によっ
て発生する振動を板ばね34と補強板ばね8との摺動と
振動吸収層との働きにより、減衰させることができる。
【0029】なお、上記した磁気ヘッド装置1,20,
30には、図示していないがヘッド退避機構が設けら
れ、ディスクDが挿入されていないときなどは磁気ヘッ
ドをディスクDの上下方向へ退避させることができるよ
うになっている。本発明の磁気ヘッド装置は、上記した
実施の形態に限られるものではなく、補強板ばねの形
状、調整部材の取付位置など本発明の趣旨を変更しない
範囲において種々変更することができる。
30には、図示していないがヘッド退避機構が設けら
れ、ディスクDが挿入されていないときなどは磁気ヘッ
ドをディスクDの上下方向へ退避させることができるよ
うになっている。本発明の磁気ヘッド装置は、上記した
実施の形態に限られるものではなく、補強板ばねの形
状、調整部材の取付位置など本発明の趣旨を変更しない
範囲において種々変更することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッド装置は、高容量用の
フレキシブルな磁気ディスクに使用することができ、磁
気ヘッドとディスクとの高さ方向の位置を容易に調整す
ることができるため、磁気ヘッド装置を選別する必要が
なく、任意抽出した部品で磁気ヘッド装置を組み立てる
ことができ、部品の無駄を無くすことができ、コストダ
ウンを図ることができる。しかも、ディスクを高速で回
転させたときに磁気ヘッドが上下に振動したとしても、
前記振動を減衰させることができるため、前記振動によ
って発生するオフトラックを防止することができる。
フレキシブルな磁気ディスクに使用することができ、磁
気ヘッドとディスクとの高さ方向の位置を容易に調整す
ることができるため、磁気ヘッド装置を選別する必要が
なく、任意抽出した部品で磁気ヘッド装置を組み立てる
ことができ、部品の無駄を無くすことができ、コストダ
ウンを図ることができる。しかも、ディスクを高速で回
転させたときに磁気ヘッドが上下に振動したとしても、
前記振動を減衰させることができるため、前記振動によ
って発生するオフトラックを防止することができる。
【図1】本発明の磁気ヘッド装置を示す断面図、
【図2】アームの取付前の形状を示す側面図、
【図3】振動吸収効果を説明するための説明図、
【図4】アームと補強板ばねとの当接部分を示す拡大断
面図、
面図、
【図5】本発明の他の磁気ヘッド装置を示す側面図、
【図6】本発明のさらに他の磁気ヘッド装置を示す断面
図、
図、
【図7】従来の磁気ヘッド装置を示す側面図、
【図8】従来の他の磁気ヘッド装置を示す側面図、
2 支持体 3,4 アーム 5,6 磁気ヘッド 7 調整部 8 補強板ばね 9 調整ねじ 10 振動吸収層
Claims (3)
- 【請求項1】 フレキシブルなディスクと、前記ディス
クの両面に配置され、ディスク面に対して摺動しながら
データの記録または再生を行なう磁気ヘッドと、前記そ
れぞれの磁気ヘッドを先端で支持し且つ前記磁気ヘッド
をディスクに弾圧する付勢力を発揮する上下動可能な一
対のアームと、前記アームの基端部を支持する支持体と
を有する磁気ヘッド装置において、 前記アームの少なくとも一方を押圧して、前記アームの
上下方向の高さを調整する調整手段が設けられているこ
とを特徴とする磁気ヘッド装置。 - 【請求項2】 前記高さ調整手段は、基端が前記支持体
に支持され、先端が前記アームの一面側に当接する補強
板ばねと、この補強板ばねの弾性力を変化させる調整部
材とから成る請求項1記載の磁気ヘッド装置。 - 【請求項3】 前記アームと前記補強板ばねとの当接部
分には、前記当接部分でのスライドが可能な高粘性の流
体またはゲルが設けられている請求項1または2記載の
磁気ヘッド装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10212351A JP2000048467A (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 磁気ヘッド装置 |
US09/360,818 US6317295B1 (en) | 1998-07-28 | 1999-07-26 | Adjustment apparatus for magnetic head device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10212351A JP2000048467A (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000048467A true JP2000048467A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16621114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10212351A Withdrawn JP2000048467A (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 磁気ヘッド装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6317295B1 (ja) |
JP (1) | JP2000048467A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015225324A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | 株式会社リコー | 転写装置及び画像形成装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3647651B2 (ja) * | 1998-08-20 | 2005-05-18 | 富士通株式会社 | 光磁気記憶装置の調整方法及び光磁気記憶装置 |
JPWO2003012781A1 (ja) * | 2001-07-30 | 2004-11-25 | 富士通株式会社 | 磁気ヘッドの試験装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4605979A (en) | 1984-03-22 | 1986-08-12 | Hitachi, Ltd. | Load/unload suspension device for a magnetic disc apparatus |
US5291361A (en) * | 1990-07-23 | 1994-03-01 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Disk drive with low elevated head unloading mechanism |
-
1998
- 1998-07-28 JP JP10212351A patent/JP2000048467A/ja not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-07-26 US US09/360,818 patent/US6317295B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015225324A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | 株式会社リコー | 転写装置及び画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6317295B1 (en) | 2001-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |