JP2583395B2 - 磁気ディスク装置の位置決め機構 - Google Patents
磁気ディスク装置の位置決め機構Info
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- JP2583395B2 JP2583395B2 JP6110845A JP11084594A JP2583395B2 JP 2583395 B2 JP2583395 B2 JP 2583395B2 JP 6110845 A JP6110845 A JP 6110845A JP 11084594 A JP11084594 A JP 11084594A JP 2583395 B2 JP2583395 B2 JP 2583395B2
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- Japan
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- magnetic disk
- positioning mechanism
- positioning
- disk drive
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置の位
置決め機構に関し、特に揺動運動型のキャリッジの位置
決め機構におけるストッパの衝撃吸収機構に関する。
置決め機構に関し、特に揺動運動型のキャリッジの位置
決め機構におけるストッパの衝撃吸収機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置は、図2に示す
ように、磁気ディスク装置筐体内に搭載されたヘッド・
ディスク組立体に設けられており、磁気ディスク装置の
ベース11上には、情報を記録する磁気ディスク媒体1
2を装着して回転駆動する回転機構13と、回転軸16
を有する揺動運動型のキャリッジ15からなる位置決め
機構と、キャリッジ15の動作(揺動)範囲を規制する
ための一対のストッパ19とが取り付けられている。そ
して、磁気ヘッド14は、キャリッジ15の一端に保持
され、磁気ディスク媒体12面上にあらかじめ書き込ま
れた位置決め情報(サーボ情報)を読み出し、他端に設
けられた位置決め駆動部であるコイル18に対し、前記
位置決め情報をもとに駆動電流を印加することにより位
置決めされ、情報の書き込み・読み出しを行う。
ように、磁気ディスク装置筐体内に搭載されたヘッド・
ディスク組立体に設けられており、磁気ディスク装置の
ベース11上には、情報を記録する磁気ディスク媒体1
2を装着して回転駆動する回転機構13と、回転軸16
を有する揺動運動型のキャリッジ15からなる位置決め
機構と、キャリッジ15の動作(揺動)範囲を規制する
ための一対のストッパ19とが取り付けられている。そ
して、磁気ヘッド14は、キャリッジ15の一端に保持
され、磁気ディスク媒体12面上にあらかじめ書き込ま
れた位置決め情報(サーボ情報)を読み出し、他端に設
けられた位置決め駆動部であるコイル18に対し、前記
位置決め情報をもとに駆動電流を印加することにより位
置決めされ、情報の書き込み・読み出しを行う。
【0003】磁気ディスク装置では、位置決め機構が動
作した際の揺動運動の範囲を抑制するには、キャリッジ
15の運動エネルギーを吸収する衝撃吸収機構が必要で
あり、このための衝撃吸収機構として、ストッパ19に
設けられた接触子と周囲には、衝撃の際の緩衝材として
樹脂部材19aが取り付けてある。これにより、キャリ
ッジ15が磁気ヘッド14の位置決めのために揺動(回
動)すると、ストッパ19がコイル18の揺動運動によ
る移動径路方向の両側面に設けられた接触部17に当接
し、樹脂部材19aにより当接の際の衝撃を吸収するこ
とができる。
作した際の揺動運動の範囲を抑制するには、キャリッジ
15の運動エネルギーを吸収する衝撃吸収機構が必要で
あり、このための衝撃吸収機構として、ストッパ19に
設けられた接触子と周囲には、衝撃の際の緩衝材として
樹脂部材19aが取り付けてある。これにより、キャリ
ッジ15が磁気ヘッド14の位置決めのために揺動(回
動)すると、ストッパ19がコイル18の揺動運動によ
る移動径路方向の両側面に設けられた接触部17に当接
し、樹脂部材19aにより当接の際の衝撃を吸収するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置の位置決め機構は、ストッパに設けた衝撃吸
収手段として樹脂部材を使用しているため、樹脂部材が
経年変化して位置決めの際の位置精度が悪化するという
欠点がある。また、部品点数が増加するという問題があ
る。
ィスク装置の位置決め機構は、ストッパに設けた衝撃吸
収手段として樹脂部材を使用しているため、樹脂部材が
経年変化して位置決めの際の位置精度が悪化するという
欠点がある。また、部品点数が増加するという問題があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転する磁気
ディスク媒体面に対向し前記情報の書き込み・読み出し
を行う磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを保持しかつ揺動
運動により前記磁気ディスク媒体面の所定の位置に位置
決めを行うための駆動コイルを含む位置決め駆動部と、
前記位置決め駆動部の移動経路方向の両側面に設けられ
た一対の接触子と、前記ベース上に固着されかつ前記一
対の接触子に当接し前記位置決め機構の揺動範囲を規制
する一対のストッパとを有する磁気ディスク装置の位置
決め機構において、前記一対の前記接触子が弾性を有す
る腕状部材からなり、かつこの腕状部材と前記駆動コイ
ルの支持部とを一体化形成したことを特徴とする。ま
た、前記腕状部材が樹脂材料からなってもよい。
ディスク媒体面に対向し前記情報の書き込み・読み出し
を行う磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを保持しかつ揺動
運動により前記磁気ディスク媒体面の所定の位置に位置
決めを行うための駆動コイルを含む位置決め駆動部と、
前記位置決め駆動部の移動経路方向の両側面に設けられ
た一対の接触子と、前記ベース上に固着されかつ前記一
対の接触子に当接し前記位置決め機構の揺動範囲を規制
する一対のストッパとを有する磁気ディスク装置の位置
決め機構において、前記一対の前記接触子が弾性を有す
る腕状部材からなり、かつこの腕状部材と前記駆動コイ
ルの支持部とを一体化形成したことを特徴とする。ま
た、前記腕状部材が樹脂材料からなってもよい。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0007】図1は、本発明の一実施例の構成を示す上
面図である。図1において、本実施例の磁気ディスク装
置の基本的な構成は、図2に示す従来例と同様であっ
て、磁気ディスク装置筐体内に搭載されたヘッド・ディ
スク組立体に設けられており、磁気ディスク装置のベー
ス1上には、情報を記録する磁気ディスク媒体2を装着
して回転駆動する回転機構3と、回転軸6を有する揺動
運動型のキャリッジ5からなる位置決め機構と、キャリ
ッジ5の動作(揺動)範囲を規制するための一対のスト
ッパ9とが取り付けられている。そして、磁気ヘッド4
は、キャリッジ5の一端に保持され、磁気ディスク媒体
2面上にあらかじめ書き込まれた位置決め情報(サーボ
情報)を読み出し、他端に設けられた位置決め駆動部で
あるコイル8に対し、前記位置決め情報をもとに駆動電
流を印加することにより位置決めされ、情報の書き込み
・読み出しを行う。
面図である。図1において、本実施例の磁気ディスク装
置の基本的な構成は、図2に示す従来例と同様であっ
て、磁気ディスク装置筐体内に搭載されたヘッド・ディ
スク組立体に設けられており、磁気ディスク装置のベー
ス1上には、情報を記録する磁気ディスク媒体2を装着
して回転駆動する回転機構3と、回転軸6を有する揺動
運動型のキャリッジ5からなる位置決め機構と、キャリ
ッジ5の動作(揺動)範囲を規制するための一対のスト
ッパ9とが取り付けられている。そして、磁気ヘッド4
は、キャリッジ5の一端に保持され、磁気ディスク媒体
2面上にあらかじめ書き込まれた位置決め情報(サーボ
情報)を読み出し、他端に設けられた位置決め駆動部で
あるコイル8に対し、前記位置決め情報をもとに駆動電
流を印加することにより位置決めされ、情報の書き込み
・読み出しを行う。
【0008】また、本発明のキャリッジ5の揺動運動を
規制するための位置決め機構は、キャリッジ5に取り付
けられたコイル8の揺動運動による移動径路方向の両側
面に設けられた一対の接触子7と、この接触子7の移動
範囲を規制するためのストッパ9とから構成されてお
り、接触子7とコイル8とは一体化形成されている。そ
して、この接触子7は、先端部をテーパー状に細くした
腕状をなし、弾性を有するようになっている。
規制するための位置決め機構は、キャリッジ5に取り付
けられたコイル8の揺動運動による移動径路方向の両側
面に設けられた一対の接触子7と、この接触子7の移動
範囲を規制するためのストッパ9とから構成されてお
り、接触子7とコイル8とは一体化形成されている。そ
して、この接触子7は、先端部をテーパー状に細くした
腕状をなし、弾性を有するようになっている。
【0009】これにより、キャリッジ5が磁気ヘッド4
の位置決めのために回転すると、ストッパ9が腕状の接
触部7の先端近傍に当接するとともに、接触部7の有す
る弾性によって当接の際の衝撃を吸収することができ
る。さらに、この接触子7とコイル8を保持する部分と
を樹脂により一体化成形をしてもよく、従来のストッパ
に用いられていた樹脂部材を排除することができる。
の位置決めのために回転すると、ストッパ9が腕状の接
触部7の先端近傍に当接するとともに、接触部7の有す
る弾性によって当接の際の衝撃を吸収することができ
る。さらに、この接触子7とコイル8を保持する部分と
を樹脂により一体化成形をしてもよく、従来のストッパ
に用いられていた樹脂部材を排除することができる。
【0010】
【0011】以下に、本実施例に用いた接触子7の材質
と、そのばね特性の一例を示す。
と、そのばね特性の一例を示す。
【0012】ディスク径3.5インチ,1インチ厚ク
ラスの磁気ディスク装置において、キャリッジの衝撃緩
衝に必要なばね定数:20〜50kgf/cm コイル保持部材「液晶ポリマー」 ヤング率:1800kgf/mm-2 曲げ応力:26.1kgf/mm-2 比重 : 1.8 本実施例の形状による接触子のばね定数:約24kg
f/cm
ラスの磁気ディスク装置において、キャリッジの衝撃緩
衝に必要なばね定数:20〜50kgf/cm コイル保持部材「液晶ポリマー」 ヤング率:1800kgf/mm-2 曲げ応力:26.1kgf/mm-2 比重 : 1.8 本実施例の形状による接触子のばね定数:約24kg
f/cm
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置の位置決め機構は、接触子を位置決め駆動部と
一体化し、弾性を有する腕状に成形し、樹脂部材よりな
るストッパを排除するこにより、位置決め精度が向上す
るとともに、製造原価の低減に寄与するという効果があ
る。
スク装置の位置決め機構は、接触子を位置決め駆動部と
一体化し、弾性を有する腕状に成形し、樹脂部材よりな
るストッパを排除するこにより、位置決め精度が向上す
るとともに、製造原価の低減に寄与するという効果があ
る。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す上面図である。
【図2】従来の磁気ディスク装置の位置決め機構の構成
を示す上面図である。
を示す上面図である。
1,11 ベース 2,12 磁気ディスク媒体 3,13 回転機構 4,14 磁気ヘッド 5,15 キャリッジ 6,16 回転軸 7,17 接触子 8,18 コイル 9,19 ストッパ 19a 樹脂部材
Claims (2)
- 【請求項1】 回転する磁気ディスク媒体面に対向し前
記情報の書き込み・読み出しを行う磁気ヘッドと、前記
磁気ヘッドを保持しかつ揺動運動により前記磁気ディス
ク媒体面の所定の位置に位置決めを行うための駆動コイ
ルを含む位置決め駆動部と、前記位置決め駆動部の移動
経路方向の両側面に設けられた一対の接触子と、前記ベ
ース上に固着されかつ前記一対の接触子に当接し前記位
置決め機構の揺動範囲を規制する一対のストッパとを有
する磁気ディスク装置の位置決め機構において、 前記一対の前記接触子が弾性を有する腕状部材からな
り、かつこの腕状部材と前記駆動コイルの支持部とを一
体化形成したことを特徴とする磁気ディスク装置の位置
決め機構。 - 【請求項2】 前記腕状部材が樹脂材料からなることを
特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置の位置決め
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6110845A JP2583395B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 磁気ディスク装置の位置決め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6110845A JP2583395B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 磁気ディスク装置の位置決め機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07320426A JPH07320426A (ja) | 1995-12-08 |
JP2583395B2 true JP2583395B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=14546130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6110845A Expired - Lifetime JP2583395B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 磁気ディスク装置の位置決め機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583395B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100505583B1 (ko) * | 1997-12-31 | 2005-09-26 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크 드라이브의 자기헤드 액튜에이터 |
KR100505581B1 (ko) * | 1997-12-31 | 2005-10-05 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크 드라이브의 자기헤드 이송장치 |
KR100675002B1 (ko) * | 2006-01-11 | 2007-01-29 | 삼성전자주식회사 | 하드 디스크 드라이브의 액츄에이터 장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2501848Y2 (ja) * | 1987-08-01 | 1996-06-19 | ソニー株式会社 | ピックアップ送り装置 |
JPH02179974A (ja) * | 1989-01-05 | 1990-07-12 | Nec Corp | 磁気ディスク装置 |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP6110845A patent/JP2583395B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07320426A (ja) | 1995-12-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961008 |