JPH06139723A - ディスク駆動機構の限界停止具及び回転ディスク記憶システム - Google Patents

ディスク駆動機構の限界停止具及び回転ディスク記憶システム

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JPH06139723A
JPH06139723A JP5134915A JP13491593A JPH06139723A JP H06139723 A JPH06139723 A JP H06139723A JP 5134915 A JP5134915 A JP 5134915A JP 13491593 A JP13491593 A JP 13491593A JP H06139723 A JPH06139723 A JP H06139723A
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    • G—PHYSICS
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    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00—Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02—Driving or moving of heads
    • G11B21/12—Raising and lowering; Back-spacing or forward-spacing along track; Returning to starting position otherwise than during transducing operation

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ディスク記憶システムおよびそれと協働
する限界停止具であってアクチュエータキャリッジを正
確に設定された位置で停止させ、それにより変換器をデ
ィスクパーキングゾーンに相対して正確に位置決めする
ものを提供する。 【構成】 アクチュエータと、変換器を支持する腕と、
アクチュエータモータを支持するフォークとを有する回
転ディスク記憶システムに限界停止具が設置される。限
界停止具は、ベースハウジングに取付けられる固定部分
即ちベース支持体（２０４）と、延長部分即ち片持ビー
ム（２００）とを有する。固定部分と延長部分は薄い可
撓の結合部分即ち結合ネック（２０２）によって結合さ
れる。固定部分と、延長部分と、結合部分は、ギャップ
（２１０）を画成された本質的にＵ形の要素を構成す
る。ギャップは限界停止具の可撓性の量を限定する。固
定部分には穴（２０６）が形成され、延長部分には突起
（２４０）が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にディスク記憶シ
ステムに係りそして特にアクチュエータキャリッジが各
運動方向において規定停止位置を越えて運動するのを防
止するための限界停止具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ハー
ドまたはフロッピーディスク駆動機構においては、読取
り書込みヘッドまたは変換器は、データが記録されそし
て、または、再生される多数の実質的に円形、同心のト
ラックの選択された一つの上に位置されるようにデータ
記憶トラックを横切って運動される。変換器はアクチュ
エータに伝達される制御信号に応答して位置されるよう
にアクチュエータに取付けられる。本発明と一緒に使用
されるアクチュエータキャリッジは、典型的に、変換器
を半径方向にディスク表面を横切って最内側トラックか
ら最外側トラックまで動かすために回転する態様で運動
する。
【０００３】ほとんどのハードディスク駆動機構におい
て、複数のディスクはスピンドル上に積重ねられ、そし
て対応する複数の磁気ヘッドがディスクの各表面上のデ
ータを読取るそして、または、書込むのに使用される。
磁気ヘッドはディスク自体の急速回転によって発生され
る空気クッションに支えられてディスクの表面上方を浮
動する。動力が切られるとき、ディスクは次第に回転速
度を落として停止し、そしてアクチュエータキャリッジ
は無情報パーキングゾーン即ちランディングゾーンへ磁
気ヘッドを移動するように駆動され、または、機械的に
片寄らされ、磁気ヘッドはディスクのその他の区域にの
み記録されている情報を破壊することなしに前記パーキ
ングゾーンに静止する。典型的に、アクチュエータキャ
リッジはエラーまたは動力損失の場合には磁気ヘッドを
迅速にパーキングゾーンへ移動し、そして一般的にクラ
ッシュストップ即ち急停止具が設けられており、それに
より、いったんアクチュエータキャリッジがその停止位
置に達するならば、アクチュエータキャリッジのさらな
る運動を阻止する。従来、急停止具は予荷重を付与され
る、または、付与されないピンの形式にされている。
【０００４】比較的小さい寸法のディスク駆動機構、例
えば、２．５−インチおよび１．８−インチディスク駆
動機構で読取り書込みを行うとすると、無情報パーキン
グゾーンの面積を最小化するためアクチュエータキャリ
ッジを停止位置に正確に位置決めすることは、ディスク
駆動機構の設計の重要部分である。このゾーンはそこに
情報が記録され得ないから本質的に無駄にされたディス
ク表面空間である。このパーキングゾーンは、通常、デ
ィスク上の最内側データ記録トラックの内側に位置す
る。もう一つの位置決めについての考慮点は、急停止具
が回転アクチュエータの運動路の反対端に位置されなく
てはならないことである。アクチュエータはトラックか
らトラックへと追求するから、それは極めて急速に加速
しそして減速する。変換器がディスクの表面の縁から偶
然に外れて運動することは、おそらく変換器ヘッドに極
度に損傷をもたらすであろう。
【０００５】先行技術形式の急停止具に関するもう一つ
の問題は、急停止具がそれらに対するアクチュヱータ腕
の衝撃を和らげるためにゴムパッドまたはゴムコーティ
ングに依存していることである。しかし、ゴムは衝撃後
アクチュエータ腕を捕捉することがあり得るスティクシ
ョン（ｓｔｉｃｔｉｏｎ）を生じさせ、従ってボイスコ
イルモータはアクチュエータ腕の可動性を回復し得な
い。これはトルクを減少されたボイスコイルモータ（Ｖ
ＣＭ）を有するミニアチュアディスク駆動機構における
主要問題である。
【０００６】いったんアクチュエータキャリッジが急停
止具に当接するその静止位置へ移動され、変換器がディ
スク表面のパーキングゾーン上方に位置されたならば、
ヘッドがパーキングゾーンから移動しないように、例え
ば、ディスク駆動機構が運動されつつあるとき、アクチ
ュエータキャリッジをラッチ留めする即ちそれを適所に
確保することがしばしば望まれる。これが重要とされる
理由は、ヘッドは本質的にパーキングゾーンにおいてデ
ィスクの表面上に静止しておりそしてもしディスクの表
面を横切って摺動させられるならば損傷されるおそれが
あるからである。ラッチそれ自体はディスク駆動機構の
厳格な設計公差内で適合しそして機能しなくてはならな
い。アクチュエータを積極的に保持するようにソレノイ
ドを使用することは望ましくない。それは一定の電流を
必要とし、従って電池またはその他の電源における一定
の消耗を必要とするからである。また、設計はアクチュ
エータキャリッジがラッチに相対して重く、従ってディ
スク駆動装置が運動間に傾斜または振動されるときラッ
チに相当な力を及ぼす事実を考慮に入れなくてはならな
い。
【０００７】本発明の一目的は先行技術の前述し難点を
回避するディスク駆動記憶システムを提供することであ
る。
【０００８】本発明の他の一目的はディスク駆動アクチ
ュエータのための限界停止具であってアクチュエータに
及ぼされる力がアクチュエータそれ自体内に吸収されな
いものを提供することである。
【０００９】本発明のさらに他の一目的は回転ディスク
記憶システムおよびそれと協働する限界停止具であって
アクチュエータキャリッジを正確に設定された位置にお
いて停止させ、それにより変換器をディスクパーキング
ゾーンに相対して正確に位置決めするものを提供するこ
とである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面に従っ
て、回転するディスクに隣接する軸線を中心として運動
するように取付けられた回転アクチュエータを有し、そ
してディスクの表面上方に変換器を支持する腕と、前記
回転支持軸線から前記腕とは反対方向に延びるモータ要
素支持体とを有するディスク記憶システムに限界停止具
が設けられる。モータ要素支持体の運動範囲を限定する
限界停止具はハウジングのベース上に取付けられる。限
界停止具はハウジングのベースに取付けられた固定部分
と、モータ要素支持体の運動範囲を限定するように取付
けられた片持部分であってモータ要素による衝撃下で撓
曲する薄い結合ネックによって固定部分に結合されるも
のとを有する。固定取付ベース、薄い結合ネックおよび
延ばされた片持要素は、本質的にＵ形にされた要素であ
って“Ｕ”のベースを横切るギャップを画成されたもの
を形成し、ギャップは限界停止具の可撓性の量を限定
し、可撓性は運動するアクチュエータ腕のエネルギの吸
収を考慮に入れるとともに、アクチュエータ腕を限界停
止具の表面に接して静止させそして変換器をディスクの
表面に静止させるように調整されている。
【００１１】本発明のもう一つの局面に従って、第２の
限界停止具が回転アクチュエータのモータ要素の運動路
の反対端に取付けられ、それによりアクチュエータ腕は
変換器ヘッドがディスクの表面の向こう側へ達するのを
許すくらい遠くまで運動することを防止される。
【００１２】本発明のさらにもう一つの局面において、
限界停止具は片持部分内に穴を画成することと、片持部
分のプラスチックによってモータ要素支持体との直接接
触から防護される磁石を片持部分の穴内に組込むことと
によって磁気ラッチを構成するようにされ得、従ってモ
ータ要素が限界停止具に衝突するとき、それは磁石の力
によって捕捉されて限界停止具に接して確保される。
【００１３】本発明の前記目的および特長は添付図面と
関連して提供されるその好的実施例につき以下詳細に述
べる説明からいっそう明らかになるであろう。
【００１４】
【実施例】初めに添付図面の図１を参照して、本発明は
ロータリヘッドアクチュエータキャリッジを有するハー
ドディスク駆動機構に関連して説明されるであろう。本
発明はいかなる磁石も組込まれない限界停止具としての
その使用に関しそして磁気ラッチとして機能するように
磁石を組込むように修正されたものとして説明されるで
あろう。
【００１５】図１に示されるように、ハードディスク駆
動機構１０は、ディスク１００がそのなかに位置される
上カバー１１１とベースハウジング１０８とから成る外
囲器を有する。ディスク１００を回転させる手段はベー
スハウジング１０８内に組込まれるかまたはその下に配
置される。ディスクはクランプ１０２によって回転手段
を有するスピンドルモータのハブ上の適所に確保され
る。回転するディスク１００の円周方向トラック（図示
されない）上のデータはアクチュエータ１０６を使用し
てアクセスされる。アクチュエータ１０６は典型的には
ベースハウジングによって支持されるピボット１２８を
中心として回転するように取付けられる。アクチュエー
タ１０６はたわみ腕１１４を支持する腕部分１１５を有
し、たわみ腕１１４は変換器１１２を支持する。ピボッ
ト１２８からのアクチュエータ腕の反対部分はコイル１
２４を支持するフォーク１２２を有する。第１の磁石１
２６は典型的にベースハウジング上に支持されそして図
示されない磁極片に接着され、第２の磁極片１２８がこ
の場合はハウジングの上カバー１１１から支持されて設
置される。磁石はコイル１２４と協働してアクチュエー
タ１０６に変換器１１２をトラックからトラックへ選択
的に移動させる。この選択的移動を生じさせる制御信号
はケーブル１３０を介して制御インタフェース１３２か
ら受取られる。
【００１６】ケーブル１３０を介して受取られる制御信
号に応答して、アクチュエータキャリッジ１２６は双頭
矢印“Ｘ”によって示されるように時計回りかまたは逆
時計回りの方向にピボット１２８を中心として枢動可能
である。アクチュエータ１０６が運動するにつれて、変
換器１１２は最外側のデータトラックＴ２から最内側の
データトラックＴ１へ移動される。アクチュエータモー
タ１４０は、変換器１１２がディスク１００の内周また
は外周においてデータが記録されていない無情報ランデ
ィング即ちパーキングゾーン上に位置されるように、エ
ラー状態またはハードディスク駆動機構１０への動力の
終止に応答してアクチュエータキャリッジ１２６を極限
即ち停止位置まで運動させるように駆動されるのが有利
である。前記ゾーンは典型的には最外側データトラック
Ｔ２の外側、または最内側データトラックＴ１の内側に
位置する。図示実施例において、パーキングゾーン１５
０はディスク１００の内周に位置される。
【００１７】ハードディスク駆動機構において従来そう
であるように、通常、変換器１１２はディスク１００の
下に位置するスピンドルモータが働いているときディス
クの急速回転によって生じる空気クッションに支えられ
てディスクの表面上方を浮動する。ハードディスク駆動
機構が動力の意図的終止によってまたは探知されたエラ
ー状態に応答して動力を減少されるとき、変換器１１２
は、ディスクの表面上に、典型的にはランディングゾー
ン１５０内に、静止するにいたる。パーキングゾーン１
５０は変換器１１２のヘッドがいかなる情報記録区域を
も損傷することなしにその上に安全に静止し得る区域を
提供するように画成される。しかし、このゾーンの存在
はその上にデータが記録され得るディスク表面上の区域
を本質的に減縮するから、変換器１１２を可能なかぎり
精密に前記ゾーン内に停止させることによってパーキン
グゾーン１５０の面積を最小化することが有利である。
【００１８】エラー状態または動力終止状態に応答して
変換器１１２をパーキングゾーン１５０上に位置させて
アクチュエータキャリッジ１２６を静止させるため制動
回路が設けられ得るが、その他の状態が制動回路の正確
な動作を妨げるまたはアクチュエータ１０６をディスク
１００の最内側または最外側データトラックに対しオー
バシュートさせることが起こり得る。従って、機械的な
急停止具即ちクラッシュストップが、変換器１１２がデ
ィスク１００のための支持スピンドルに接触するまたは
ディスク１００の外縁をオーバシュートするのを防止す
るため、アクチュエータキャリッジ１２６がその目標停
止位置を越えて枢動するのを物理的に阻止するために設
けられる。トラックの内周においてランディングゾーン
に隣接してヘッドを止める急停止具１７０およびアクチ
ュエータ１０６がディスク１００の外縁をオーバシュー
トするのを阻止する急停止具１７２はベースハウジング
の縁に隣接して位置されそして後続図面を参照して詳細
に開示される態様でベースハウジングから支持される。
これら急停止具はアクチュエータ腕の後延長部分のコイ
ル支持フォーク１２２の縁と接触するように位置される
ことが認められ得る。このコイル支持フォーク１２２は
アクチュエータ腕の強い部分であり、そして実際におい
て本発明の急停止具と協働するように設計時に調整され
る。
【００１９】本発明のミニアチュアディスク駆動機構の
ための急停止具即ちクラッシュストップの構造は、急停
止具の上面図である図２の（Ａ）および（Ｂ）と、分解
部品配列図である図２の（Ｃ）と、単に急停止具として
そして磁気ラッチを形成するように修正されたものとし
て使用される急停止具の組立図である図２の（Ｄ）とに
示される。これはそこでコイルが支持されるアクチュエ
ータ腕の後部分を示す図３、およびアクチュエータ腕の
後部と急停止具との間の作動関係を示す図４の（Ａ）、
（Ｂ）および（Ｃ）と関連して検討されるであろう。
【００２０】急停止具１７２、１７０は非弾性急停止具
との突然の衝突による衝撃を生じることなしに徐々にア
クチュエータ１０６の運動を止める手段を提供する。急
停止具要素はエステルをベースとするポリウレタンのご
とき可撓の塑性材料から構成されることが好ましい。し
かし、その他の材料も全く同様に機能し得る。図２の
（Ａ）から図２の（Ｄ）に示されるように、そして特に
図２の（Ａ）を参照すると、急停止具はより薄い結合ネ
ック２０２によってベース支持体２０４と結合された片
持ビーム２００を有する。次ぎに図２の（Ｂ）を参照す
ると、ねじが挿通される穴２０６が明らかに認められ
る。穴２０６をさらに支持しそしてアクチュエータ１０
６による反復衝撃によってベースハウジングに相対する
急停止具のたわみが生じないことを保証するためにベー
ス支持体２０４の穴２０６にスリーブ２０８を挿通する
［図２の（Ｃ）］ことが好ましい。
【００２１】図２の（Ｂ）の図解は片持ビーム２００と
ベース支持体２０４との間のギャップ２１０の幅を示す
ことにおいてまた決定的である。このギャップはベース
ハウジングのベースから上方へ突出する柱２１４として
図２の（Ｂ）に概示される柱の後に急停止具を押し込む
ことによって設定される。この柱はベースハウジングに
組込まれるから極めて精密に据付けられ得、従ってギャ
ップ２１０はこの場合、急停止具を柱の後に押込みそし
てねじ２５０［図４の（Ａ）］を締付けて急停止具を適
所に固定することによって、例えば、０．２２８０ｍｍ
（０．００９インチ） ０．０５０ｍｍ（０．００２イ
ンチ）に設定され得る。この方法を採用することによっ
て、急停止具は後部分即ちフォーク１２２（図３）およ
び特にフォークの頂部２３０が急停止具の片持要素に衝
突するとき効果を生じ始める段階弾性を組込まれる。
【００２２】図４の（Ａ）、（Ｂ）および（Ｃ）を参照
すると、コイル即ちアクチュエータモータ１４０を担持
するコイル支持腕即ちフォーク１２２が急停止具１７０
に接近するとき、ギャップ２１０は予設定された幅であ
ることが認められる。コイル支持腕即ちフォーク１２２
が片持ビーム２００と接触するとき、片持ビーム２００
は、図２の（Ａ）に示されるように片持部分より薄い結
合ネック２０２を曲げ、それにより、片持ビーム２００
の速度を遅くすることによって枢動する。次いで、図４
の（Ｃ）に示されるように、ベース支持体２０４と接触
する。突起２４０が、図４の（Ｃ）に示されるように、
ベース支持体２０４に、図の（Ｂ）に示されるように、
片持ビーム２００のまわりに設けられ、それにより本質
的に塑性材料の圧縮性に対してばね定数を確立し、そし
て片持ビームの運動を急速に遅くして停止させる。この
二段過程は固定された一体急停止具を使用することから
生じ得るアクチュエータ組立体の損傷の可能性を減少さ
せる。典型的には、図４の（Ｃ）に示される最終段階に
続いて、片持ビーム２００はそれに接して静止するアク
チュエータ腕と共に図４の（Ａ）に示される非変形位置
へ戻る。ギャップ２１０はピボット１２８からランディ
ングゾーン１５０に静止するようにされることが望まれ
る変換器１１２までの距離にわたってピボット１２８か
ら接触点即ちねじ２５０［図４の（Ｂ）］までの距離に
よって決定される比に基づいて確立される。釣合いのと
れたアクチュエータ腕の設計を反映するように前記ギャ
ップを精密に設定することによって、ランディングゾー
ン上におけるヘッドの位置決めは、データ面積の損失が
最小限にされるように極めて精密に限定され得る。
【００２３】特にもしアクチュエータ腕が高速で急停止
具に接触する暴走条件が存在するならば、片持ビーム２
００の予荷重付与が極めて重要であることが留意される
べきである。片持ビームが弛緩したギャップ２１０の幅
を小さくするように予荷重を付与されることによって若
干の力が片持ビームに既に加えられている事実は、急速
に運動するアクチュエータ腕の衝撃を迅速に減速しそし
て制御するのにきわめて有益である。急停止具のばね定
数は、特に図４の（Ｂ）において“Ｂ”を以て表される
区域において、喉部分即ち結合ネック２０２の厚さによ
って主として制御される。
【００２４】また、図２の（Ｃ）および図４の（Ａ）、
（Ｂ）および（Ｃ）から明らかなように、突き当たるア
クチュエータ腕に応じる片持ビームのたわみは極めて望
ましいが、ベースに相対する“Ｚ”軸におけるたわみは
極めて望ましくないことに留意することも重要である。
この理由によって、ベース支持体２０４をベースハウジ
ング１０８に結合するねじ２５０がベース支持体そのも
のを形成する材料に対してではなく鋼またはアルミニウ
ムのスリーブ２０８に対して締付けられ得るようにベー
ス支持体２０４の穴２０６内にスリーブ２０８が組込ま
れる。可能な一代替方法はそれに対してねじの頭が締付
けられ得る強化されたプラスチック製のライナを穴２０
６の内部に配置することである。
【００２５】最後に、経路に沿う内側および外側運動範
囲における急停止具は本質的に対称的であることは明ら
かであろう。
【００２６】次ぎに図２の（Ｃ）および（Ｄ）、および
図３の左部分を参照すると、磁気ラッチを組込むための
可能的設計修正が説明される。片持ビームは修正されそ
してその幅は穴２６０を画成するように少し延ばされ
る。次いで、２個の磁極片、即ちまっすぐな磁極片２６
４および曲がった磁極片２６６、によって囲まれた磁石
２６２が組立てられ、穴２６０内に挿入され、そして図
２の（Ｄ）によって示されるように、典型的には接着剤
によって適所に固定される。この磁石組立体はコイル支
持腕即ちフォーク１２２の頂部に組込まれた鉄金属打撃
体２７０（図３）と協働する。フォーク１２２が急停止
具に達し、それに衝突しそして静止させられるとき、鉄
金属打撃体２７０と磁石２６２との間のギャップは閉じ
られ、そしてフォーク１２２は捕捉されて適所に確保さ
れる。
【００２７】磁気ラッチとディスク１００上の変換器荷
重との組合せ、即ち約５．０グラム、は駆動機構が働い
ていない間ディスク表面を横切る変換器１１２の横運動
を減じさせるであろう。
【００２８】本発明のその他の修正は本発明の開示を検
討する当業者の脳裏に浮かぶであろう。従って、本発明
の範囲は初めに記載された諸請求項によってのみ限定さ
るべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のディスク、アクチュエータおよび限界
停止具の相対配置を全般的に例示する本発明のディスク
駆動機構の分解斜視図。
【図２】（Ａ）および（Ｂ）は本発明の限界停止具の斜
視図および上面図；（Ｃ）は磁気ラッチを組込むように
された限界停止具の分解部品配列図；（Ｄ）は図２の
（Ｃ）の限界停止具の上面図。
【図３】本発明の限界停止具と協働するアクチュエータ
腕のモータ要素支持部分の平面図。
【図４】（Ａ）、（Ｂ）および（Ｃ）は図３のモータ要
素支持部分との協働関係を示す本発明の限界停止具の上
面図。
【符号の説明】
１００ ディスク １０６ アクチュエータ １０８ ベースハウジング １１２ 変換器 １１４ たわみ腕 １１５ 腕部分 １２２ フォーク １２４ コイル １３０ ケーブル １４０ アクチュエータモータ １７０ 急停止具 １７２ 急停止具 ２００ 片持ビーム ２０２ 結合ネック ２０４ ベース支持体 ２０８ スリーブ ２１０ ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シャリアー アミン タフレシ アメリカ合衆国カリフォルニア州キャピト ラ，ナンバー 46，フォーティシィクスス アベニュー 1925

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 回転経路上を運動し得る可動のアクチュ
    エータキャリッジを有するディスク駆動機構における限
    界停止具であって、アクチュエータに相対する限界停止
    具の位置を固定するためのベース要素と、結合ネックに
    よってベース要素に結合された片持ビームとを有し、片
    持ビームがアクチュエータ腕と接触してその運動を遅く
    しそして停めるため運動するアクチュエータ腕に面する
    表面を有し、片持ビームがベース要素から離間されてお
    りそしてギャップが閉じられるときアクチュエータ腕の
    運動を停めるためベース要素と接触するようにアクチュ
    エータ腕によって運動され得ることを特徴とする限界停
    止具。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載される限界停止具であっ
    て、前記限界停止具がポリスチレンから形成されること
    を特徴とする限界停止具。
  3. 【請求項３】 請求項１に記載される限界停止具であっ
    て、ベース要素と片持ビームとを結合する結合ネック
    が、片持ビームの運動を抑制するためのばね力を確立す
    るように可撓結合部を設けるため片持ビームより狭い横
    断面を有することを特徴とする限界停止具。
  4. 【請求項４】 請求項１に記載される限界停止具であっ
    て、片持ビームがアクチュエータに面する表面とは反対
    のその表面に突起を有し、前記突起が、片持ビームがア
    クチュエータとの接触によって動かされるとき、ベース
    要素に衝突するようにされており、それにより、限定さ
    れた停止力がアクチュエータに加えられることを特徴と
    する限界停止具。
  5. 【請求項５】 請求項１に記載される限界停止具であっ
    て、ベース要素が片持ビームのアクチュエータに面する
    表面とは反対の片持ビームの表面に面する突起を有し、
    それにより限定された力が結合ネックがアクチュエータ
    と片持ビームとの接触によって撓曲されるときアクチュ
    エータの運動に対し加えられることを特徴とする限界停
    止具。
  6. 【請求項６】 請求項１に記載される限界停止具であっ
    て、さらに、アクチュエータのフォークを片持ビームに
    接触させて保持するため片持ビーム内に組込まれた磁気
    ラッチを有することを特徴とする限界停止具。
  7. 【請求項７】 請求項６に記載される限界停止具であっ
    て、片持ビーム内に画成された穴と前記穴内に組込まれ
    る磁石と磁極片とを有し、そしてさらに、前記アクチュ
    エータの磁力のトラックを介してラッチ止めするため磁
    石の磁場と相互作用するようにアクチュエータ腕に取付
    けられた鉄金属打撃体を有することを特徴とする限界停
    止具。
  8. 【請求項８】 ハウジング内で回転するように取り付け
    られたディスクを有する回転ディスク記憶システムであ
    って、前記ハウジングが上および下部材を有し、前記下
    部材が固定ピボット点を中心として回転運動するように
    アクチュエータ腕を支持し、前記アクチュエータ腕の回
    転がその一端に支持された変換器を前記回転するディス
    クの選択されたデータ位置上に位置決めし、そして前記
    アクチュエータ腕の反対端が前記ハウジング内に支持さ
    れた磁石と相互作用して選択的に付勢されるコイルを支
    持しかくして前記コイルと前記磁石との間の相互作用に
    よって前記変換器が前記ディスク上に選択的に位置さ
    れ、前記ディスク駆動機構がさらに前記アクチュエータ
    腕のコイル支持部分の運動路の端に隣接して取付けられ
    た限界停止具を有し、前記限界停止具がアクチュエータ
    に相対する限界停止具の位置を固定するためのベース要
    素と、結合ネックによってベース要素に結合された片持
    ビームとを有し、前記片持ビームがアクチュエータ腕と
    接触してその運動を遅くしそして停止させるため運動す
    るアクチュエータ腕に面する表面を有し、前記片持ビー
    ムがベース要素から離間されておりそしてアクチュエー
    タ腕の運動を停止させるためベース要素と接触するよう
    にアクチュエータ腕によって動かされ得ることを特徴と
    する回転ディスク記憶システム。
  9. 【請求項９】 請求項８に記載される限界停止具であっ
    て、前記限界停止具がポリスチレンから形成されること
    を特徴とする限界停止具。
  10. 【請求項１０】 請求項８に記載される限界停止具であ
    って、ベース要素と片持ビームとを結合する結合ネック
    が、片持ビームの運動を抑制するためのばね力を確立す
    るように可撓結合部を設けるため片持ビームより狭い横
    断面を有することを特徴とする限界停止具。
  11. 【請求項１１】 請求項８に記載される限界停止具であ
    って、片持ビームがアクチュエータに面する表面とは反
    対のその表面に突起を有し、前記突起が、片持ビームが
    アクチュエータとの接触によって動かされるとき、ベー
    ス要素に衝突するようにされており、それにより、限定
    された停止力がアクチュエータに加えられることを特徴
    とする限界停止具。
  12. 【請求項１２】 請求項８に記載される限界停止具であ
    って、ベース要素が片持ビームのアクチュエータに面す
    る表面とは反対の片持ビームの表面に面する突起を有
    し、それにより限定された力が結合ネックがアクチュエ
    ータと片持ビームとの接触によって撓曲されるときアク
    チュエータの運動に対し加えられることを特徴とする限
    界停止具。
  13. 【請求項１３】 請求項８に記載される限界停止具であ
    って、さらに、アクチュエータのフォークを片持ビーム
    に接触させて保持するため片持ビーム内に組込まれた磁
    気ラッチを有することを特徴とする限界停止具。
  14. 【請求項１４】 請求項８に記載される回転ディスク記
    憶システムであって、前記限界停止具の位置を固定する
    ため前記ハウジング上に配置される手段を有し、前記手
    段が前記限界停止具の前記ベース要素に対向する前記片
    持ビームの外面に圧接する第１のシムを有し、前記シム
    が前記片持ビームと前記ベース要素との間との間にギャ
    ップを画成するために前記第１の要素からの固定取付点
    から離間されており、前記限界停止具の結合ネックが部
    分的に撓曲されそして前記片持ビームと前記ベース要素
    との間のギャップが前記結合ネックが撓曲されていない
    ときのギャップより小さく、それにより前記アクチュエ
    ータの運動に反作用する予決定された力が限定されるこ
    とを特徴とする回転ディスク記憶システム。
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