JP2000222838A - アクチュエータのラッチ機構およびこれを備えた記録再生装置 - Google Patents

アクチュエータのラッチ機構およびこれを備えた記録再生装置

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JP2000222838A
JP2000222838A JP11022686A JP2268699A JP2000222838A JP 2000222838 A JP2000222838 A JP 2000222838A JP 11022686 A JP11022686 A JP 11022686A JP 2268699 A JP2268699 A JP 2268699A JP 2000222838 A JP2000222838 A JP 2000222838A
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Yasutaka Sasaki
康貴 佐々木
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大きな衝撃加速度に対しても確実にアクチュエ
ータをラッチできる簡単な構成のラッチ機構、およびこ
れを備えた記録再生装置を提供することにある。 【解決手段】 磁気ヘッド32を支持したヘッドアクチ
ュエータ18は、非作動時、退避位置に移動してランプ
ロード機構50に支持されるとともに、ラッチ機構70
により退避位置に保持される。ラッチ機構は、ヘッドア
クチュエータに取り付けられた磁性部材78と、ケース
側に設けられたマグネット76と、を有し、マグネット
はばね機構74、75により、ヘッドアクチュエータの
移動方向に沿って変位可能に支持されている。そして、
ラッチ機構は、マグネットと磁性部材との間の磁気吸引
作用によりヘッドアクチュエータを退避位置にラッチす
るとともに、ヘッドアクチュエータに外部衝撃が作用し
た際には、ラッチ状態を維持したまま、退避位置から所
定距離だけヘッドアクチュエータの変位を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アクチュエータ
のラッチ機構、およびこれを備えた記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの外部記
録再生装置として、磁気ディスク装置や光ディスク装置
などの記録再生装置が広く用いられている。この種の記
録再生装置、例えば、記録媒体として磁気ディスクを用
いた磁気ディスク装置は、一般に、ケース内に配設され
た磁気ディスクと、磁気ディスクを支持および回転駆動
するスピンドルモータと、磁気ヘッドを支持したロータ
リ式のヘッドアクチュエータと、ヘッドアクチュエータ
を駆動するボイスコイルモータと、基板ユニット等とを
備えて構成されている。
【0003】ヘッドアクチュエータは、ケースに取り付
けられた軸受部と、軸受部から延出した複数のアーム
と、各アームから延出したサスペンションと、を備え、
磁気ヘッドはサスペンションの延出端に取り付けられて
いる。また、ヘッドアクチュエータの磁気ヘッドと反対
側の端部には、ボイスコイルモータを構成するボイスコ
イルが設けられている。
【0004】このような磁気ディスク装置では、装置の
非作動時に磁気ヘッドを所定の退避位置に移動させる方
式として、磁気ディスクの内周縁部上に磁気ヘッドを保
持するいわゆるCSS(コンタクト・スタート・ストッ
プ)方式と、磁気ディスクの外周側に設けられたランプ
により磁気ヘッドを磁気ディスク表面から離間した状態
に保持するランプロード方式とが知られている。
【0005】更に、この種の磁気ディスク装置におい
て、外部衝撃が作用した際、ヘッドアクチュエータが回
動し磁気ヘッドが磁気ディスク上を移動すると、磁気デ
ィスクあるいは磁気ヘッドが損傷し情報の記録再生がで
きなくなる恐れがある。そのため、磁気ディスク装置に
非作動時において、衝撃を受けた場合でも磁気ヘッドを
退避位置に固定保持しておく必要がある。そこで、磁気
ヘッドを退避位置に保持する技術として、アクチュエー
タのラッチ機構が提供されている。現在、アクチュエー
タのラッチ機構としては、磁気力を利用したマグネット
ラッチ機構や、慣性力を利用するイナーシャラッチ機構
等が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】マグネットラッチ機構
は、装置の非作動時、マグネットの磁気吸引力を利用し
てヘッドアクチュエータを退避位置に拘束し、装置の作
動時、ボイスコイルモータによりマグネットの磁気吸引
力以上の力でヘッドアクチュエータが駆動された際にヘ
ッドアクチュエータの拘束を解除し、磁気ヘッドの移動
を許容する。このようなマグネットラッチ機構におい
て、大きな加速度の外部衝撃が作用した場合でもヘッド
アクチュエータの移動を規制できるように大きな保持力
を得ようとすると、これに応じて、ラッチ用のマグネッ
トの吸引力を大きくする必要がある。
【0007】しかしながら、ラッチ用マグネットの吸引
力をあまり大きくすると、ヘッドアクチュエータを非動
作位置から動作位置に移動させる際に必要なボイスコイ
ルモータの駆動力も大きくなり、その結果、ボイスコイ
ルモータに大きな電流を流す必要があり、消費電力の増
大を招く。これは、携帯情報機器などのように限られた
電力環境で使用される機器においては大きな障害とな
る。従って、上述したようなマグネットラッチ機構を、
大きな衝撃加速度が加わる可能性の高い携帯情報機器に
搭載される磁気ディスク装置に適用することは困難とな
る。
【0008】一方、イナーシャラッチ機構は、通常状態
では全くラッチ動作を行わず、外部から衝撃加速度が作
用した場合のみ動作する。すなわち、外部からの衝撃加
速度によりヘッドアクチュエータが退避位置から移動し
ようとする際、イナーシャラッチ機構が慣性力によって
作動し、ヘッドアクチュエータをラッチしてその移動を
拘束する。しかしながら、イナーシャラッチ機構の場
合、任意の衝撃加速度に対して正確なラッチ動作を保証
することが難しく、また、構造が複雑となるため、設計
が難しいなどの問題がある。
【0009】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、簡単な構成であるにも拘わらず、大き
な衝撃加速度に対しても確実にアクチュエータをラッチ
することのできるアクチュエータのラッチ機構、および
これを備えた記録再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るアクチュエータのラッチ機構は、デ
ィスク状の記録媒体に対してヘッドを移動自在に支持し
ているとともに所定の退避位置と上記記録媒体上の情報
処理位置とへ移動可能なアクチュエータを、上記所定の
退避位置へラッチするアクチュエータのラッチ機構にお
いて、上記退避位置に移動した上記アクチュエータを磁
気吸引力によりラッチするマグネット部を備え、上記マ
グネット部は、上記アクチュエータの移動方向に移動可
能に弾性的に支持され、上記アクチュエータをラッチし
た状態で、所定距離だけ上記記録媒体上の情報処理位置
側へのアクチュエータの変位を許容することを特徴とし
ている。
【0011】また、この発明に係るアクチュエータのラ
ッチ機構によれば、上記マグネット部は、上記アクチュ
エータおよび上記アクチュエータが取り付けられた基台
のいずれか一方に設けられたマグネットと、他方に設け
られた磁性部材と、上記マグネットおよび磁性部材のい
ずれか一方を支持しているとともに上記アクチュエータ
の移動方向に沿って弾性変形可能な弾性部材と、を備
え、上記マグネットと磁性部材との間の磁気吸引力によ
り上記アクチュエータをラッチすることを特徴としてい
る。
【0012】上記構成によれば、作用時間が短く大きな
衝撃加速度がアクチュエータに作用した場合、ラッチ機
構は、アクチュエータをラッチした状態で、アクチュエ
ータが衝撃加速度の作用方向に所定距離移動することを
許容する。これにより、マグネット部に作用する最大離
反力を減少させ、アクチュエータのラッチ力を大幅に強
化することができる。
【0013】また、この発明に係る記録再生装置は、デ
ィスク状の記録媒体と、上記記録媒体を支持および回転
駆動する駆動手段と、上記記録媒体に対して情報処理を
行うヘッドと、基台上に設けられ上記ヘッドを上記記録
媒体に対して移動自在に支持しているとともに、上記記
録媒体の外周側に位置した所定の退避位置と上記記録媒
体上の情報処理位置とへ移動可能なアクチュエータと、
上記アクチュエータが上記退避位置に移動した際、上記
ヘッドを記録媒体から離間した位置に保持するランプロ
ード機構と、上記退避位置に移動した上記アクチュエー
タをラッチするラッチ機構と、を備え、上記ラッチ機構
は、上記退避位置に移動した上記アクチュエータを磁気
吸引力によりラッチするマグネット部を有し、上記マグ
ネット部は、上記アクチュエータの移動方向に移動可能
に弾性的に支持され、上記アクチュエータをラッチした
状態で、所定距離だけ上記記録媒体上の情報処理位置側
へのアクチュエータの変位を許容することを特徴として
いる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明を磁気ディスク装置に適用した実施の形態について詳
細に説明する。
【0015】図1に示すように、磁気ディスク装置は、
上面の開口した矩形箱状のケース10と、複数のねじに
よりケースにねじ止めされてケースの上端開口を閉塞す
る図示しないトップカバーと、を有している。
【0016】ケース10内には、記録媒体としての磁気
ディスク16、この磁気ディスクを支持および回転させ
る駆動手段としてのスピンドルモータ12、磁気ディス
クに対して情報の書き込み、読み出しを行なう複数の磁
気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16に対
して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ18、ヘ
ッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコ
イルモータ(以下VCMと称する)20、磁気ヘッドが
磁気ディスクの最外周の退避位置に移動した際、磁気ヘ
ッドを磁気ディスクから離間した位置に保持するランプ
ロード機構24、ヘッドアクチュエータを退避位置に保
持するラッチ機構70、およびヘッドIC等を有する基
板ユニット60が収納されている。
【0017】磁気ディスク16は、直径65mm(2.
5インチ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を
有している。磁気ディスク16は、スピンドルモータ1
2の図示しないハブに同軸的に嵌合されているとともに
クランプばね14により保持されている。そして、磁気
ディスク16は、スピンドルモータ12によって所定の
速度で回転駆動される。
【0018】また、ヘッドアクチュエータ18は、基台
として機能するケース10の底壁上に固定された軸受組
立体26と、軸受組立体に取り付けられているとともに
軸受組立体から延出した2本のアーム28(一方のみを
図示する)と、軸受組立体に取り付けられアーム28と
反対方向に延出した支持フレーム34と、を備えてい
る。各アーム28の延出端には、弾性変形可能な細長い
板状のサスペンション30が固定され、サスペンション
の先端には、図示しないジンバル部を介して磁気ヘッド
32が取り付けられている。
【0019】そして、ヘッドアクチュエータ18は、軸
受組立体26を中心として回動自在であり、サスペンシ
ョン32を介して2本のアーム28に支持された一対の
磁気ヘッド32は、アームおよびサスペンションと一体
的に回動し、磁気ディスク16上の任意の情報処理位置
および後述する退避位置へ移動可能となっている。な
お、各磁気ヘッド32は、フレキシブルケーブル62を
介して、基板ユニット60に電気的に接続されている。
【0020】一方、ヘッドクチュエータ18の支持フレ
ーム34には、ボイスコイル36が取り付けられてい
る。このボイスコイル36は、ケース10上に固定され
た一対のヨーク40(一方のみ図示する)間に位置し、
これらのヨーク、および一方のヨークに固定されたマグ
ネット42とともにVCM20を構成している。そし
て、ボイスコイル52に通電することにより、ヘッドア
クチュエータ18が回動し、磁気ヘッド32は磁気ディ
スク16の所望のトラック上に移動および位置決めされ
る。
【0021】ランプロード機構24は、ケース10の底
壁に設けられているとともに磁気ディスク16の外側に
外れて位置したランプ50と、ヘッドアクチュエータ1
8の2つのサスペンション30からそれぞれ突出したタ
ブ52と、を備えている。ランプ50は、係合部として
機能するタブ52をそれぞれガイドおよび支持する2つ
のガイド面(一方のみ図示する)54を有している。こ
れらのガイド面54は、それぞれ対応するサスペンショ
ン30のレベルに合わせて配置され、磁気ディスク16
の半径方向に沿って、磁気ディスクの外周縁近傍まで延
びているとともに、タブ52の移動経路上に配置されて
いる。また、各ガイド面には、タブ52を所定位置に保
持するための複数の傾斜部が形成されている。
【0022】また、ラッチ機構70はマグネット部を備
え、このマグネット部は、ばね機構によりケース10側
に支持されたマグネット76と、ヘッドアクチュエータ
18の支持フレーム34の一端に固定された、例えば鉄
からなる磁性部材78と、を有している。ばね機構は、
ケース10の底壁上に固定されたガイドスリーブ72を
備え、このガイドスリーブ内には、ヘッドアクチュエー
タ18の移動方向に沿って突没自在なピストン75と、
このピストンに接続されたコイルばね74とが配置され
ている。マグネット76はピストン75の先端に固定さ
れ、磁性部材78と対向している。そして、ラッチ機構
70は、マグネット76と磁性部材78との間の磁気吸
引効果により、ヘッドアクチュエータ18を退避位置に
ラッチする。
【0023】上記のように構成された磁気ディスク装置
によれば、通常の動作時、VCM20によってヘッドア
クチュエータ18を回動することにより、磁気ヘッド3
2は磁気ディスク16の所望のトラック上に移動され、
磁気ディスクに対して情報の記録あるいは再生を行う。
【0024】また、図1に示すように、磁気ディスク装
置の非動作状態に移行する時、VCM20によってヘッ
ドアクチュエータ18が作動位置から一点鎖線aで示す
退避に向かって回動されると、磁気ヘッド32は磁気デ
ィスク16の内周側から最外周に向かって移動する。そ
して、磁気ヘッド32が磁気ディスク16の外周縁近傍
まで移動すると、各サスペンション30から延出したタ
ブ52が磁気ディスク16の外周縁から外方へ突出し、
それぞれランプ50の対応するガイド面54上に乗り上
げる。それにより、磁気ヘッド32は、磁気ディスク1
6表面から離間した状態にアンロードされる。
【0025】また、ヘッドアクチュエータ18が退避位
置まで回動すると、支持フレーム34に取り付けられた
磁性部材78がラッチ機構70のマグネット76に吸着
する。これにより、ヘッドアクチュエータ18は、ラッ
チ機構70によって退避位置にラッチされる。
【0026】一方、磁気ディスク装置に非動作状態にお
いて、例えば、ケース10に外部衝撃加速度が作用し、
ヘッドアクチュエータ18が退避位置から磁気ディスク
16側へ回動しようとした場合でも、ヘッドアクチュエ
ータ18はラッチ機構70の作用により、退避位置に保
持される。特に、この場合、ラッチ機構70のマグネッ
ト75は、コイルばね74の弾性変形により、磁性部材
76に吸着したままの状態で、つまり、ヘッドアクチュ
エータ18をラッチした状態で、ヘッドアクチュエータ
18の移動方向に沿って所定距離移動することができ
る。そして、ヘッドアクチュエータ18は、マグネット
75の移動に応じて、ラッチ状態のまま、退避位置aか
らラッチ解除位置bまで角度θ1だけ回動することがで
きる。
【0027】このように、外部衝撃に対してアクチュエ
ータ18を完全に拘束するのではなく、マグネット吸引
力よるラッチ状態を維持したまま、アクチュエータ18
の磁気ディスク16方向の変位を許容したラッチ機構7
0を用いることにより、外部衝撃が作用した際に生じる
エネルギを時間軸方向に分散させて、ラッチ用マグネッ
ト部に作用する最大離反力を低下させ、大きな衝撃加速
度に対しても十分なラッチカを確保することができる。
また、CSS機構の場合は、非動作時に磁気ディスクが
回転していない状態、つまり、磁気ヘッドに浮上力が作
用していない状態で、磁気ヘッドが記録媒体上を情報処
理位置側へ移動すると、磁気ヘッド又は記録媒体に損傷
を与える恐れがあり好ましくないが、本実施の形態のよ
うに、ラッチ機構70をランプロード機構24と組合わ
せて用いた場合、ヘッドアクチュエータ18をラッチ状
態のままランプ50上にて回転方向にある程度の変位が
許容でき、特に有効となる。
【0028】上述した構成のラッチ機構70を用いた場
合、作用する回転方向加速度に対して回転運動する自由
度が生まれるため、動的な問題として扱う必要がある。
ただし、最大離反力を低減するためには、ラッチ状態に
おけるアクチュエータ回転運動系の固有振動が重要とな
り、目標スペックとなる外乱加速度の大きさに対して、
ラッチ機構側のばね定数をある適切な範囲に設定する必
要がある。
【0029】図1に示すラッチ機構70において、コイ
ルばねのばね定数をk、アクチュエータ18の回転中心
からばね力作用位置までの距離をr、アクチュエータ全
体の回転中心周りのイナーシャをI、アクチュエータ周
りに作するトルクをTとして、減衰を考えない場合のア
クチュエータ周りの運動方程式は、以下のようになる。
ただし、マグネット部単体のイナーシャは、アクチュエ
ータのイナーシャに比べて無視できるものとする。
【0030】
【数1】
【0031】上記式(1)は、ラッチ機構の並進ばね剛
性kと、アクチュエータ回転中心とばね力作用位置との
間の距離rと、から求まるアクチュエータ回転中心周り
の回転方向ばね剛性kr(=kr)を用いると、以下
のようになる。
【0032】
【数2】
【0033】この場合、並進ばね機構のばね剛性k、お
よび、アクチュエータ回転中心とばね力作用位置との間
の距離r、の組合せは無限にあり、アクチュエータ回転
系の運動方程式はアクチュエータ回転中心周りのばね剛
性krによって決まるため、krが同じとなるようなk
とrとの組合せであれば、どのような組合せでも同じ働
きをすることができる。また、ラッチ機構の並進ばね剛
性による影響以外に、アクチュエータ回転方向のばね剛
性が存在する場合(例えば、FPC剛性など)、それら
全てのばね剛性を含めた値をkrとして扱えばよい。こ
の系の固有擬動数ωは、以下のようになる。
【0034】
【数3】
【0035】(2)式で表現される系に対し、アクチュ
エータ回転中心周りに回転方向衝撃加速度a(t)が作
用した場合の運動方程式は以下のようになる。
【0036】
【数4】
【0037】衝撃加速度の回転中心がアクチュエータの
回転中心周りでない場合、アクチュエータ回転中心周り
の加速度と、アクチュエータ並進方向の加速度とに分け
て考えればよい。アクチュエータ並進方向の加速度に対
しては、アクチュエータの重心をアクチュエータ回転中
心付近に設定しておけば、アクチュエータを回転させよ
うとするトルクは小さくて済むため、回転方向の加速度
に比べてラッチカ不足という問題は起こりにくい。
【0038】回転衝撃加速度の作用時間がアクチュエー
タ回転系の固有振動数の周期に比べて短い場合、衝撃加
速度によって加わったエネルギEは、アクチェエータの
回転衝撃作用方向の回転運動エネルギに変換された後、
アクチュエータ回転系の回転ばねエネルギに変換される
と考えられ、このエネルギEは以下の式で表される。
【0039】
【数5】
【0040】ここで、θmax は、アクチュエータの衝撃
作用方向の最大変位量であり、(4)式を解くことよっ
て得られる。
【0041】一方、ラッチトルクをTlimit とし、ラッ
チが解除されるときのアクチュエータ変位量をθlimit
とすると、 Tlimit =krθlimit (6) と表される。ここで、ラッチトルクTlimit とは、図1
の場合、マグネット75の吸引力をFlimit とすると、 Tlimit =Flimit r (7) となる。
【0042】通常、このTlimit は、ボイスコイルモー
タ20の最大発生トルクの範囲内でローディング動作が
スムーズに行われるように設定され、ラッチカを強化す
るため可能な限り大きくすることが望ましい。ラッチが
解除されるまでに貯えられるエネルギEは、上記
(5)、(6)式より、以下のようになる。
【0043】
【数6】
【0044】ラッチカを強めるには、このエネルギEを
最大にすればよく、Tlimit をできるだけ大きく、kr
をできるだけ小さくすれば良いことがわかる。ただし、
krを小さくしすぎると、ラッチ状態を解除するために
アクチュエータ変位量を非常に大きくする必要があり、
磁気ヘッドのローディング位置になってもラッチが解除
されないことが考えられる。
【0045】アクチュエータがランプ50上の適当な位
置まで変位したときにラッチが解除されるための条件と
して、例えば、図1に示すラッチ解除限界変位θ1を設
定する。このθ1は、外部衝撃が作用したときにアクチ
ュエータがラッチ状態のまま変位できる限界位置、およ
び、磁気ヘッドローディング時にラッチが解除された
後、アクチュエータか急加速することなく正常なローデ
ィング速度で磁気ヘッドローディングできるように、あ
る程度の余裕を持った限界位置等によって決定される。
このラッチ解除限界θ1に達する前にラッチが解除され
るためには、
【数7】
【0046】を満たす必要がある。よって、エネルギE
を最大化するためには、(9)式を満たす範囲でkrを
最小にすればよく、
【数8】
【0047】とすればよい。
【0048】このとき、アクチュエータ回転系に貯えら
れるエネルギEは、以下のようになる。
【0049】
【数9】
【0050】いま、アクチュエータイナーシャI=10
00(g・mm)、ラッチトルクをTlimit =400
(gf・mm)、ラッチ解除限界変位をθ1=5゜とす
ると、(10)式より、アクチュエータ回転系の回転ば
ね剛性は、kr=4584(gf・mm/rad)、固
有振動数fは34(Hz)となる。
【0051】このとき、図2に示すような磁気ディスク
方向への回転衝撃加速度がアクチェエータの作用した場
合の、アチュエータの磁気ディスク方向変位角θと離反
トルクT(=krθ)の変化をそれぞれ図3、4に示
す。また、マグネットが固定式となっている従来のラッ
チ機構の場合、離反トルクTは、回転衝撃加速度a
(t)とイナーシャIとの単純な積T=I×a(t)で
表され、図4中の一点鎖線Aで示すようになる。
【0052】図4において、曲線Bは本実施の形態に係
るラッチ機構を用いた場合の離反トルクを示すもので、
離反トルクの最大値は、時間軸方向に分散することによ
り、従来のマグネットラッチ機構を用いた場合の離反ト
ルクの最大値に比べて、大きく低減されていることが分
かる。従って、従来と同じラッチトルクの場合でも、本
実施の形態によれば、ラッチ限界を大幅に引き上げるこ
とが可能になる。なお、上述した説明では、減衰項を考
慮せずに計算してあるが、減衰項が存在する系において
も、減衰項を考して同様の設計を行うことができる。
【0053】また、図3、4に示す計算結果では、理解
を容易にするためアクチュエータが磁気ディスク方向と
反対方向(θの−方向)にも変位するものとして計算し
てあるが、ラッチ機構70は磁気ディスク方向に変位で
きればよく、アクチュエータが磁気ディスク方向と反対
側に変位しないように、ストッパ等を設けて拘束しても
よい。この場合、磁気ディスク方向に回転衝撃が作用す
ると、図4と同様の離反トルク低減効果が得られ、磁気
ディスク方向と反対方向の回転衝撃対しては、ストッパ
によって拘束されるためラッチ解除への影響は少ない。
【0054】なお、本実施の形態では、ラッチ機構70
をヘッドアクチュエータ18のボイスコイル側に設けて
いるが、ヘッドアクチュエータの回転運動を拘束できる
位置であれば他の部位へ設けてもよい。また、ラッチ機
構70において、マグネット76をヘッドアクチュエー
タ18側に設け、磁性部材78を、ばね機構を介してケ
ース10側に設ける構成としてもよく、更に、ばね機構
を含めて、磁性部材78をヘッドアクチュエータに取り
付ける構成としてもよい。
【0055】また、ラッチ機構70におけるばね機構
は、コイルばねに限らず、板ばね等の他の弾性部材で構
成されていてもよい。図5に示す他の実施の形態によれ
ば、ラッチ機構70は、ばね機構として板ばね80を備
えている。この板ばね80は、その一端がケース10の
側壁固定され、板ばね80の他端にマグネット75が固
定されている。そして、マグネット75は、板ばね80
の弾性変形により、ヘッドアクチュエータ18の移動方
向に沿って移動可能となっている。他の構成は前述した
実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の参照符
号を付してその説明を省略する。
【0056】このように構成された他の実施の形態にお
いても、前述した実施の形態と同様に、ラッチ用マグネ
ット部に作用する最大離反力を低下させ、大きな衝撃加
速度に対しても十分なラッチカを確保することができ
る。また、板ばねを用いることにより、一層簡単な構成
のラッチ機構70を得ることができる。更に、本ラッチ
機構70によれば、前述した実施の形態のような摺動を
伴う部分がないため、摺動動作に伴う摩耗粉発生などの
心配がなく、信頼性向上の点でも有利となる。
【0057】なお、上記他の実施の形態においても、ラ
ッチ機構70をヘッドアクチュエータ18のボイスコイ
ル側に限らず、ヘッドアクチュエータの回転運動を拘束
できる位置であれば他の部位へ設けてもよい。また、ラ
ッチ機構70において、マグネット76をヘッドアクチ
ュエータ18側に設け、磁性部材78を、板ばね80を
介してケース10側に設ける構成としてもよく、更に、
板ばねを含めて、磁性部材78をヘッドアクチュエータ
に取り付ける構成としてもよい。
【0058】一方、前述した実施の形態において、ラン
プロード機構50のランプ50に設けられたガイド面5
4は、サスペンション30のタブ52を位置決めすため
の傾斜部を備えた構成としたが、図6に示すように、ガ
イド面54の内、ヘッドアクチュエータ18が退避位置
aとラッチ解除位置b(図1参照)との間を移動する間
にタブ52と接触する領域に、傾斜面を持たない平坦部
54aを設ける構成としてもよい。
【0059】上記構成によれば、ラッチ機構70により
ラッチされた状態で、ヘッドアクチュエータ18が退避
位置とラッチ解除位置との間を移動する間、タブ52は
ガイド面54の平坦部54a上を円滑に移動することが
できる。そのため、ヘッドアクチュエータ18に外部衝
撃が作用した際、ラッチ機構70の動作によりヘッドク
チュエータの先端部が退避位置とラッチ解除位置との間
を移動する間、この先端部の上下方向に移動なくなり、
ヘッドアクチュエータの不要な振動をなくすることがで
きる。同時に、ランプ50の形状を簡略化することが可
能となる。その他、上記構成においても、前述した実施
の形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、他
の構成は前述した実施の形態と同一であり、同一の部分
には同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0060】更に、この発明は、上述した実施の形態に
限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能
である。例えば、この発明は、磁気ディスク装置に限ら
ず、光ディスク装置等の他の記録再生装置にも適用可能
である。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡単な構成であるにも拘わらず、大きな衝撃加速度
に対しても確実にアクチュエータをラッチすることので
きるアクチュエータのラッチ機構、およびこれを備えた
記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る磁気ディスク装置
を示す平面図。
【図2】上記磁気ディスク装置に作用する外部衝撃加速
度の一例を示す図。
【図3】上記磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ
に回転衝撃加速度が作用した場合の、アチュエータの磁
気ディスク方向への変位角θを示す図。
【図4】上記磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ
に回転衝撃加速度が作用した場合の離反トルクTの変化
を示す図。
【図5】この発明の他の実施の形態に係る磁気ディスク
装置を示す平面図。
【図6】この発明の更に他の実施の形態に係る磁気ディ
スク装置を示す平面図。
【符号の説明】 10…ケース 12…スピンドルモータ 16…磁気ディスク 18…ヘッドアクチュエータ 20…ボイスコイルモータ 24…ランプロード機構 28…アーム 32…磁気ヘッド 50…ランプ 52…タブ 54…ガイド面 54a…平坦部 70…ラッチ機構 74…コイルばね 76…マグネット 78…磁性部材 80…板ばね

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状の記録媒体に対してヘッドを移
    動自在に支持しているとともに所定の退避位置と上記記
    録媒体上の情報処理位置とへ移動可能なアクチュエータ
    を、上記所定の退避位置へラッチするアクチュエータの
    ラッチ機構において、 上記退避位置に移動した上記アクチュエータを磁気吸引
    力によりラッチするマグネット部を備え、上記マグネッ
    ト部は、上記アクチュエータの移動方向に移動可能に弾
    性的に支持され、上記アクチュエータをラッチした状態
    で、所定距離だけ上記記録媒体上の情報処理位置側への
    アクチュエータの変位を許容することを特徴とするアク
    チュエータのラッチ機構。
  2. 【請求項2】上記マグネット部は、上記アクチュエータ
    および上記アクチュエータが取り付けられた基台のいず
    れか一方に設けられたマグネットと、他方に設けられた
    磁性部材と、上記マグネットおよび磁性部材のいずれか
    一方を支持しているとともに上記アクチュエータの移動
    方向に沿って弾性変形可能な弾性部材と、を備え、上記
    マグネットと磁性部材との間の磁気吸引力により上記ア
    クチュエータをラッチすることを特徴とする請求項1に
    記載のアクチュエータのラッチ機構。
  3. 【請求項3】上記弾性部材は、上記マグネットおよび磁
    性部材のいずれか一方に取り付けられた一端部と、上記
    アクチュエータおよび基台のいずれか一方に取り付けら
    れた他端部と、を有するコイルばねを備えていることを
    特徴とする請求項2に記載のアクチュエータのラッチ機
    構。
  4. 【請求項4】上記弾性部材は、上記マグネットおよび磁
    性部材のいずれか一方に取り付けられた一端部と、上記
    アクチュエータおよび基台のいずれか一方に取り付けら
    れた他端部と、を有する板ばねを備えていることを特徴
    とする請求項2に記載のアクチュエータのラッチ機構。
  5. 【請求項5】ディスク状の記録媒体と、 上記記録媒体を支持および回転駆動する駆動手段と、 上記記録媒体に対して情報処理を行うヘッドと、 基台上に設けられ上記ヘッドを上記記録媒体に対して移
    動自在に支持しているとともに、上記記録媒体の外周側
    に位置した所定の退避位置と上記記録媒体上の情報処理
    位置とへ移動可能なアクチュエータと、 上記アクチュエータが上記退避位置に移動した際、上記
    ヘッドを記録媒体から離間した位置に保持するランプロ
    ード機構と、 上記退避位置に移動した上記アクチュエータをラッチす
    るラッチ機構と、を備え、 上記ラッチ機構は、上記退避位置に移動した上記アクチ
    ュエータを磁気吸引力によりラッチするマグネット部を
    有し、上記マグネット部は、上記アクチュエータの移動
    方向に移動可能に弾性的に支持され、上記アクチュエー
    タをラッチした状態で、所定距離だけ上記記録媒体上の
    情報処理位置側へのアクチュエータの変位を許容するこ
    とを特徴とする記録再生装置。
  6. 【請求項6】上記マグネット部は、上記アクチュエータ
    および上記基台のいずれか一方に設けられたマグネット
    と、他方に設けられた磁性部材と、上記マグネットおよ
    び磁性部材のいずれか一方を支持しているとともに上記
    アクチュエータの移動方向に沿って弾性変形可能な弾性
    部材と、を備え、上記マグネットと磁性部材との間の磁
    気吸引力により上記アクチュエータをラッチすることを
    特徴とする請求項5に記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】上記マグネット部は、上記基台に取り付け
    られているとともに上記アクチュエータの移動方向に沿
    って弾性変形可能な弾性部材と、上記弾性部材および上
    記アクチュエータのいずれか一方に取り付けられたマグ
    ネットと、上記弾性部材および上記アクチュエータの他
    方に取り付けられた磁性部材と、を備え、上記マグネッ
    トと磁性部材との間の磁気吸引力により上記アクチュエ
    ータをラッチすることを特徴とする請求項5に記載の記
    録再生装置。
  8. 【請求項8】上記磁性部材は、上記基台に取り付けられ
    た一端部と、上記マグネットおよび磁性部材のいずれか
    一方を支持した他端部と、を有するコイルばねを備えて
    いることを特徴とする請求項7に記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】上記磁性部材は、上記基台に取り付けられ
    た一端部と、上記マグネットおよび磁性部材のいずれか
    一方を支持した他端部と、を有する板ばねを備えている
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】上記退避位置に位置した上記アクチュエ
    ータの、上記記録媒体から離間する方向への移動を規制
    するストッパを更に備えていることを特徴とする請求項
    5ないし9のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  11. 【請求項11】上記ランプロード機構は、上記アクチュ
    エータに設けられた係合部と、上記基台に設けられてい
    るとともに、上記係合部をガイドおよび支持するガイド
    面を備えたランプと、を有し、上記ガイド面は、上記ア
    クチュエータが上記退避位置から上記記録媒体方向のラ
    ッチ解除位置まで移動する間に上記係合部を保持する平
    坦部を有していることを特徴とする請求項5ないし10
    のいずれか1項に記載の記録再生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7286327B2 (en) 2004-01-12 2007-10-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Actuator latch mechanism for hard disk drive
US7800864B2 (en) 2004-02-17 2010-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Actuator latch apparatus having protrusion insertedly coupled to counterbalance for disk drive
CN113053420A (zh) * 2019-12-27 2021-06-29 昭和电工株式会社 记录再现装置
US11100952B2 (en) 2019-11-28 2021-08-24 Showa Denko K.K. Storage apparatus

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