JP2811942B2 - ヘッド支持装置 - Google Patents
ヘッド支持装置Info
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- JP2811942B2 JP2811942B2 JP24429790A JP24429790A JP2811942B2 JP 2811942 B2 JP2811942 B2 JP 2811942B2 JP 24429790 A JP24429790 A JP 24429790A JP 24429790 A JP24429790 A JP 24429790A JP 2811942 B2 JP2811942 B2 JP 2811942B2
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- Japan
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- head
- flexure
- arm
- holding
- arm portion
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- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディスクドライブ装置等に用いられるヘッ
ド支持装置に関する。
ド支持装置に関する。
従来の技術 従来、ハードディスクドライブ装置等に用いられてい
たヘッド支持装置は、磁気ヘッドが設けられたスライダ
ーを、回転する磁気ディスク面上に僅かに浮上させて情
報の読み書きが行われる。磁気ディスク面上にはそれぞ
れ半径の異なった多数の同心円状のトラックに情報信号
が書き込まれている。磁気ヘッドは、まず目標のトラッ
クへ移動し、そのトラック上を正確に追従しながらトラ
ック上の情報を読み出したり書き込んだりするのであ
る。ハードディスクドライブ装置は、コンピューターの
外部記憶装置であり、情報信号の書き込み読み出しのた
めに要する時間は、直接コンピューターの計算処理時間
に影響するため、磁気ヘッドを高速で移動させること
が、ハードディスクドライブ装置の最も必要とされる機
能の1つとなっている。従来、磁気ヘッドを移動させる
駆動部は、磁気ヘッドを支持する金属薄板からなるフレ
クシャ部と、フレクシャを支持するアーム部を有するキ
ャリッジ部とから成っており、キャリッジ部もアーム部
と本体部の2つ以上の構造物から組み立てられているも
のが殆んどであった。
たヘッド支持装置は、磁気ヘッドが設けられたスライダ
ーを、回転する磁気ディスク面上に僅かに浮上させて情
報の読み書きが行われる。磁気ディスク面上にはそれぞ
れ半径の異なった多数の同心円状のトラックに情報信号
が書き込まれている。磁気ヘッドは、まず目標のトラッ
クへ移動し、そのトラック上を正確に追従しながらトラ
ック上の情報を読み出したり書き込んだりするのであ
る。ハードディスクドライブ装置は、コンピューターの
外部記憶装置であり、情報信号の書き込み読み出しのた
めに要する時間は、直接コンピューターの計算処理時間
に影響するため、磁気ヘッドを高速で移動させること
が、ハードディスクドライブ装置の最も必要とされる機
能の1つとなっている。従来、磁気ヘッドを移動させる
駆動部は、磁気ヘッドを支持する金属薄板からなるフレ
クシャ部と、フレクシャを支持するアーム部を有するキ
ャリッジ部とから成っており、キャリッジ部もアーム部
と本体部の2つ以上の構造物から組み立てられているも
のが殆んどであった。
第3図を用いて従来例を説明する。磁気ヘッド32は、
金属の薄板からなるフレクシャ33に支持されており、フ
レクシャ33はアームキャリッジ34へ2つのビス36で固定
されている。さらに、アームキャリッジ34は、磁気ディ
スク31の反対側の面の磁気ヘッド及びフレクシャを支持
するアームキャリッジ35と3つのビス37により締結され
ている。
金属の薄板からなるフレクシャ33に支持されており、フ
レクシャ33はアームキャリッジ34へ2つのビス36で固定
されている。さらに、アームキャリッジ34は、磁気ディ
スク31の反対側の面の磁気ヘッド及びフレクシャを支持
するアームキャリッジ35と3つのビス37により締結され
ている。
発明が解決しようとする課題 しかしこのような構成では、構成部品の結合部,ネジ
締結部で十分なスペースおよび強度が必要となるため、
磁気ヘッドの移動高速化に必要な駆動部の軽量化が図り
にくく限界があった。駆動部の軽量化は構成部品の結合
部以外の肉を削ることとなり、駆動部構造体の強度を部
分的に弱くしてしまい、このため、駆動中に振動を生じ
易く、当然磁気ヘッドも振動してしまうので回転中の磁
気ディスク面の情報信号トラック上を正確に追従するこ
とが困難となり、信号の読み書きができなくなるのであ
る。強度的なバランスを保ったまま軽量化することが必
要であり、構成部品が多いと結合部も多くなり、従って
軽量化が困難となるのである。
締結部で十分なスペースおよび強度が必要となるため、
磁気ヘッドの移動高速化に必要な駆動部の軽量化が図り
にくく限界があった。駆動部の軽量化は構成部品の結合
部以外の肉を削ることとなり、駆動部構造体の強度を部
分的に弱くしてしまい、このため、駆動中に振動を生じ
易く、当然磁気ヘッドも振動してしまうので回転中の磁
気ディスク面の情報信号トラック上を正確に追従するこ
とが困難となり、信号の読み書きができなくなるのであ
る。強度的なバランスを保ったまま軽量化することが必
要であり、構成部品が多いと結合部も多くなり、従って
軽量化が困難となるのである。
又、近年ハードディスクドライブ装置の小型化が進み
3.5インチ,2.5インチ,2インチへとますます小さく薄く
なってきている。このため、磁気ヘッド駆動部も小型化
する必要があり、部品結合部が多いと当然小型化が困難
となり、すぐに限界に達してしまうのである。
3.5インチ,2.5インチ,2インチへとますます小さく薄く
なってきている。このため、磁気ヘッド駆動部も小型化
する必要があり、部品結合部が多いと当然小型化が困難
となり、すぐに限界に達してしまうのである。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、特に
ハードディスクに代表されるディスクドライブ装置にお
いて実用上極めて有効な小型軽量で高速駆動が実現でき
るヘッド支持装置を提供するものである。
ハードディスクに代表されるディスクドライブ装置にお
いて実用上極めて有効な小型軽量で高速駆動が実現でき
るヘッド支持装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明はヘッドを保持するフレクシャ部と、フレクシ
ャ部を保持するアーム部とを一体部材で構成した。
ャ部を保持するアーム部とを一体部材で構成した。
作用 以上の様に構成する事によりフレクシャ部とアーム部
との結合構造部がなくなり、その結果、駆動部は剛性を
落とすことなく容易に軽量化できる。
との結合構造部がなくなり、その結果、駆動部は剛性を
落とすことなく容易に軽量化できる。
実 施 例 以下、図面に基づいて本発明をハードディスクドライ
ブ装置に用いる磁気ヘッド支持装置に応用した一実施例
について説明する。第1図に於て、金属の薄板に強度を
持たせるための曲げ加工を施した磁気ヘッド支持板13の
中央部には円筒状のリング14がはめ込まれており、さら
に、リング14の内側には回転ベアリングがはめ込まれ
て、外部に固定されたシャフト部15を中心として回転で
きるので、磁気ヘッド支持板(キャリッジ)13の一方端
に接着剤16で固定されたボイスコイルモーター用巻線コ
イル17によって回転方向に力が加わると、反対端に取り
付けられた磁気ヘッド12は、磁気ディスク11の面上をほ
ぼ径方向に動き、目標トラック上まで移動して、情報の
読み書きができるようになっている。
ブ装置に用いる磁気ヘッド支持装置に応用した一実施例
について説明する。第1図に於て、金属の薄板に強度を
持たせるための曲げ加工を施した磁気ヘッド支持板13の
中央部には円筒状のリング14がはめ込まれており、さら
に、リング14の内側には回転ベアリングがはめ込まれ
て、外部に固定されたシャフト部15を中心として回転で
きるので、磁気ヘッド支持板(キャリッジ)13の一方端
に接着剤16で固定されたボイスコイルモーター用巻線コ
イル17によって回転方向に力が加わると、反対端に取り
付けられた磁気ヘッド12は、磁気ディスク11の面上をほ
ぼ径方向に動き、目標トラック上まで移動して、情報の
読み書きができるようになっている。
第2図の断面図を使って構造をさらに詳細に説明す
る。外部に固定されたシャフト26と円筒形のリング14と
の間には、上下2つのベアリング25,25′が組み込ま
れ、2つの皿バネ28,29と1つのビス27とによって、ス
ラスト予圧がかかっており、リング14は安定した高精度
で抵抗の少ない回転運動ができるようになっている。ま
た、上下2枚の支持板13,13′は面と垂直方向にリング1
4をはめ込めるように、絞り加工によって面と垂直な円
筒形状が絞り出されている。2枚の支持板13,13′は上
下対称になるように重ね合わされて、絞り加工部にリン
グ14が圧入されている。2枚の支持板13,13′は強度を
確保するために縁に部分的な曲げ加工が施されており、
磁気ヘッド12,12′が高速移動する際に、振動を起こさ
ないような強度に保たれている。
る。外部に固定されたシャフト26と円筒形のリング14と
の間には、上下2つのベアリング25,25′が組み込ま
れ、2つの皿バネ28,29と1つのビス27とによって、ス
ラスト予圧がかかっており、リング14は安定した高精度
で抵抗の少ない回転運動ができるようになっている。ま
た、上下2枚の支持板13,13′は面と垂直方向にリング1
4をはめ込めるように、絞り加工によって面と垂直な円
筒形状が絞り出されている。2枚の支持板13,13′は上
下対称になるように重ね合わされて、絞り加工部にリン
グ14が圧入されている。2枚の支持板13,13′は強度を
確保するために縁に部分的な曲げ加工が施されており、
磁気ヘッド12,12′が高速移動する際に、振動を起こさ
ないような強度に保たれている。
第2の実施例として、薄板の替わりに樹脂を使ったも
のを第4図を用いて説明する。第4図に於て、43は上下
のフレクシャ部と上下のアーム部とキャリッジ部とをす
べて樹脂により一体成型したもので、駆動のためのボイ
スコイルモーター用の巻線コイルをも中に固め込んであ
る。樹脂成型品は金属鋳造品よりも寸法精度がよいた
め、ベアリング挿入穴も後加工を施す必要もなく、軽量
化とともに組立易く、低コストなヘッド支持駆動体が実
現できるのである。
のを第4図を用いて説明する。第4図に於て、43は上下
のフレクシャ部と上下のアーム部とキャリッジ部とをす
べて樹脂により一体成型したもので、駆動のためのボイ
スコイルモーター用の巻線コイルをも中に固め込んであ
る。樹脂成型品は金属鋳造品よりも寸法精度がよいた
め、ベアリング挿入穴も後加工を施す必要もなく、軽量
化とともに組立易く、低コストなヘッド支持駆動体が実
現できるのである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、磁気ヘッドを支持する
フレクシャ部とフレクシャを支持するアーム部とを一体
構造としたことにより、部品締結部や強度の偏りを無く
した小型・軽量でヘッドの高速移動ができるヘッド支持
装置を提供することができる。
フレクシャ部とフレクシャを支持するアーム部とを一体
構造としたことにより、部品締結部や強度の偏りを無く
した小型・軽量でヘッドの高速移動ができるヘッド支持
装置を提供することができる。
第1図は本発明の第1の実施例のヘッドキャリッジ組立
体の斜視図、第2図は第1の実施例のヘッドキャリッジ
組立体の断面図、第3図は従来例のヘッドキャリッジ組
立体の斜視図、第4図は本発明の第2の実施例のヘッド
キャリッジの組立体の斜視図である。 12……磁気ヘッド、13……磁気ヘッド支持板(キャリッ
ジ)、15……回転軸、17……ボイスコイルモーター用巻
線コイル。
体の斜視図、第2図は第1の実施例のヘッドキャリッジ
組立体の断面図、第3図は従来例のヘッドキャリッジ組
立体の斜視図、第4図は本発明の第2の実施例のヘッド
キャリッジの組立体の斜視図である。 12……磁気ヘッド、13……磁気ヘッド支持板(キャリッ
ジ)、15……回転軸、17……ボイスコイルモーター用巻
線コイル。
Claims (5)
- 【請求項1】ヘッドと、前記ヘッドを揺動自在に保持す
るフレクシャ部と、前記フレクシャ部を保持するアーム
部と、前記アーム部を保持するキャリッジ本体部とを備
え、前記フレクシャ部と前記アーム部とが一体構造物で
あるとともに、前記一体構造物が金属板もしくは樹脂で
形成されていることを特徴とするヘッド支持装置。 - 【請求項2】フレクシャ部とアーム部とキャリッジ本体
部とが一体構造物であることを特徴とする請求項1いず
れか1記載のヘッド支持装置。 - 【請求項3】アーム部の一端に磁束発生手段を接合材に
より固定したことを特徴とする請求項1,2いずれか1記
載のヘッド支持装置。 - 【請求項4】ヘッドと、前記ヘッドを揺動自在に保持す
るフレクシャ部と、前記フレクシャ部を一端に保持する
とともに回転軸孔を備えたアーム部と、前記回転軸孔に
配置された回転軸と、磁束発生手段を有し、前記アーム
部を前記回転軸に対して回動自在に駆動するボイスコイ
ルモータとを備え、前記フレクシャ部と前記アーム部と
が、金属板もしくは樹脂で形成された一体構造物である
とともに、前記アーム部の回転軸孔を挟んだ他の一端に
前記磁束発生手段を接合材により固定したことを特徴と
するヘッド支持装置。 - 【請求項5】ヘッドと、前記ヘッドを一端に揺動自在に
保持するフレクシャ部と、樹脂で構成され、前記フレク
シャ部を保持するとともに回動軸孔を備えたアーム部
と、磁束発生手段を有し、前記アーム部を回動自在に駆
動するボイスコイルモータと備え、前記磁束発生手段が
前記アーム部に埋め込まれていることを特徴とするヘッ
ド支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24429790A JP2811942B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | ヘッド支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24429790A JP2811942B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | ヘッド支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123376A JPH04123376A (ja) | 1992-04-23 |
JP2811942B2 true JP2811942B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17116647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24429790A Expired - Fee Related JP2811942B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | ヘッド支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811942B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6507459B1 (en) | 1999-03-17 | 2003-01-14 | Tdk Corporation | Head slider suspension, head assembly, and information recording and reproducing apparatus with improved wiring pattern |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP24429790A patent/JP2811942B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6507459B1 (en) | 1999-03-17 | 2003-01-14 | Tdk Corporation | Head slider suspension, head assembly, and information recording and reproducing apparatus with improved wiring pattern |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04123376A (ja) | 1992-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |