JPH045097Y2 - - Google Patents

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JPH045097Y2
JPH045097Y2 JP1881085U JP1881085U JPH045097Y2 JP H045097 Y2 JPH045097 Y2 JP H045097Y2 JP 1881085 U JP1881085 U JP 1881085U JP 1881085 U JP1881085 U JP 1881085U JP H045097 Y2 JPH045097 Y2 JP H045097Y2
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sheet
magnetic head
head
reciprocating
seat
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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転シートの信号面に対しヘツドを
摺接せしめ、シート半径方向に往復駆動すること
によつて信号の記録或は再生を行なうトラツキン
グ装置に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録式の電子カメラの如く、記録担体とし
て極めて薄い磁気シートを用いる信号記録装置に
於いては、高速回転する磁気シートに磁気ヘツド
を押し当てつつ、シート半径方向に移動せしめる
ことによつて信号面のトラツキングが行なわれ
る。この際、信頼性の高い信号記録を行なうに
は、磁気シートに対し磁気ヘツドを安定した摺接
状態に保つ必要がある。
この為、従来より第5図に示す如く回転磁気シ
ート8を磁気ヘツド1とシート押え板2とによつ
て挟圧し、磁気ヘツド1を磁気シート8の信号記
録面に対し平行に往復駆動する装置(例えば実願
昭59−74561)が提案されている。
前記シート押え板2は内側押え部22、外側押
え部23及び一対の側方押え部21,21を具
え、中央に信号面の幅長さに応じた大きさの窓2
0を形成している。
上記装置によれば、第6図aに示す如く前記シ
ート押え板2の窓20がシート逃げ部となり、磁
気シート8は該窓20の内部で僅かに湾曲し、こ
れによつて生じる反力が磁気シートの信号面を磁
気ヘツド1のシート対接面へ所定の面圧で圧接せ
しめるのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが上記装置に於いては、第6図b及びc
に示す如く磁気ヘツド1が磁気シート8の中心8
0側の移動端或は外周縁側の移動端へ移行した
際、ヘツド1のシート対接面が水平であるのに対
し、磁気シートのヘツド1に摺接する部分は湾曲
により水平面に対し傾斜しているから、磁気シー
トと磁気ヘツドとの圧接状態に偏りが生じる。こ
れによつて、信号面の外周部及び内周部に於いて
は信号記録の信頼性が著しく低下する問題があつ
た。この問題は一対のヘツドチツプを併設したダ
ブルトラツク磁気ヘツドに於いては一層深刻であ
る。
上記圧接状態の偏りを軽減するべく、第7図に
示す如く磁気ヘツド移行路に沿つてシート逃し部
となる円弧状凹部24が形成されたシート押え板
2を用いた装置(例えば特開昭57−113459)が提
案されている。しかし該装置に於いても、磁気シ
ートは円板状であるから、磁気ヘツドがシート外
周縁側の移行端にある場合とシート中心側の移行
端にある場合とで磁気シートの変形状態に違いが
あり、信号面に前記同様の傾斜が生じる。
一方、磁気ヘツド1は垂直姿勢を保ちつつ平行
移動するので、磁気ヘツド1のシート対接面に対
する磁気シート8の片当りは完全には解消されな
い。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案は上記問題点を解決するべく、ヘツド1
を回転シートに対して平行移動せしめる往復駆動
部に、首振り駆動部と連動せしめてヘツド駆動装
置を構成した。往復駆動部は、回転シート半径線
に沿つて水平方向に往復移動するものである。首
振り駆動部は、往復駆動部上に、回転シート半径
線を含む垂直面内にて揺動可能に配備されてお
り、揺動端部には、回転シートへ向けて磁気ヘツ
ド1を突設している。
又、連動機構は、往復駆動部の往復移動に連動
して首振り駆動部を前記垂直面内にて揺動せしめ
るものであつて、往復駆動部が往復移動範囲の中
央部から回転シート外周縁側の移動端へ近づくに
つれて、磁気ヘツド1のシート対接面をシート押
え板2の外側押え部23へ向けて傾斜せしめ、往
復駆動部が往復移動範囲の中央部から回転シート
中心側の移動端へ近づくにつれて、磁気ヘツド1
のシート対接面をシート押え板2の内側押え部2
2へ向けて傾斜せしめる。
〔作用〕
ヘツド1は、往復駆動部の駆動によつて回転シ
ートに対して平行に1往復する間に、首振り駆動
部の駆動によつて首振り駆動部の揺動中心回りに
一往復の首振り移動を行なう。この結果、ヘツド
1のシート対接面は、ヘツド1がシート中心側の
移行端にあるときは、該中心側へ向き、ヘツド1
がシート外周縁側の移行端にあるときは該外周縁
側へ向く。
一方、ヘツド1が摺接する回転シートは従来装
置の場合と同様、押え板2のシート逃げ部にて湾
曲し、シート中心側の信号面がシート外周縁側を
向き、シート外周縁側の信号面がシート中心側を
向く。
従つて、ヘツド1のシート対接面は回転シートの
湾曲による傾斜に常に対応して傾斜することにな
り、回転シートの信号面に対する圧接状態はシー
ト対接面全域に亘つて常に均一となる(第3図a
〜c参照)。
〔考案の効果〕
ヘツド1のトラツキング位置に拘らず、ヘツド
1の回転シートに対する圧接状態は一定であるか
ら、記録或は再生の信頼性が高い。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案に係るトラツキング
装置の一実施例を示し、シート押え板2は第5図
に示す従来のものと同一である。
磁気シート8はシヤーシ9上に装備されたシー
ト駆動モータ3の出力軸30に一体回転可能に装
着され、トラツキングすべき信号面には後述する
駆動装置に連繋する磁気ヘツド1がシート対接面
を摺接して配設され、該信号面の背面側にはシー
ト押え板2が配備されている。
前記駆動装置は原動部としてステツプモータ4
を具え、出力部には螺軸40が突設されている。
又該螺軸40の上方には案内軸50が螺軸40と
平行に配設されている。案内軸50にはキヤリア
5が摺動可能に嵌まり、該キヤリア5の一端が前
記螺軸40に螺合している。
キヤリア5は第2図に示す如くアーム51,5
1を具えるコ字状の枠体であつて、両アーム5
1,51間には枢軸60が架設されている。
該枢軸60には磁気ヘツド1を突設した揺動板
6が枢支されている。キヤリア5の中央部と、揺
動板6の枢軸60より磁気ヘツド1側の側壁との
間には、バネ61が張架されている。又、揺動板
6の枢軸60より下端側の側壁には、シヤーシ9
上に固定された止めピン62の先端が当接してい
る。
尚、上記止めピン62の突出長さは、磁気ヘツ
ド1がヘツド移行路即ちシート押え板2の窓20
の略中央部に位置する状態にて、揺動板6が磁気
シート8対し垂直となる様に決められている。
ステツプモータ4の駆動によつて螺軸40が回
転すると、キヤリア5はねじ推力により案内軸5
0上を移動する。この際、揺動板6はバネ61の
バネ力と止めピン62からの反力とを同時に受
け、枢軸60を中心として揺動しつつ、磁気シー
ト8に対し平行移動することになる。
上記揺動板6のトラツキング動作を第3図a〜
cを用いて詳述する。
第3図aに示す如く、キヤリア5が螺軸の駆動
による移動範囲の略中央部に移動したとき、揺動
板6は、バネ61による反時計回りの回転付勢力
が止めピン62によつて制止され、磁気シート8
に対し垂直の姿勢となる。このとき磁気ヘツド1
はシート押え板2の窓20の中央部に位置し、水
平となつたシート対接面は磁気シート8の湾曲部
分の中央部に密接する。
第3図bに示す如く、キヤリア5が磁気シート
8の中心80側へ移動したとき、揺動板6は止め
ピン62の相対的な突出によつて時計方向に回転
し、バネ61は伸びた状態となる。このとき磁気
ヘツド1のシート対接面はシート中心80側に低
く傾き、磁気シート8の湾曲部の内側押え部22
側端部に密接する。この際、磁気シート8の該端
部は湾曲によつてシート外周縁側を向くから、シ
ート対接面はトラツク幅の全域に亘り均一な圧接
状態で信号面をトラツキングすることになる。
第3図cに示す如く、キヤリア5が磁気シート
8の周縁側へ移動したとき、揺動板6はバネ61
の付勢力によつて反時計方向に回転し、下端部が
止めピン62につて制止された状態となる。この
とき磁気ヘツド1のシート対接面はシート周縁側
に低く傾き、磁気シート8の湾曲部分の外側押え
部23側端部に密接する。この際、磁気シート8
の該端部は湾曲によつてシート中心80側を向く
から、シート対接面はトラツク幅の全域に亘り均
一な圧接状態で信号面をトラツキングすることに
なる。
電子カメラに用いられる磁気シートのトラツキ
ング装置に於ては、第3図b或はcに示す状態
で、揺動板6を同図aの垂直状態から略5°傾ける
ことによつて良好な圧接状態が得られる。
尚、上記装置に於いては揺動板6の揺動によつ
て、磁気ヘツド1が磁気シート8に対し垂直方向
に移動することになるが、例えば枢軸60からシ
ート対接面までの距離を5mm、揺動板6の最大傾
斜角度を前記の如く5°とした場合、磁気ヘツド1
の垂直方向の移動量は略18μmであつて、実用上
問題となるものではない。
第4図は他の実施例であつて、磁気ヘツド1は
バイモルフ等の圧電磁器を用いた電気・機械変換
素子7を介して前述のキヤリア5に支持されてい
る。ステツプモータ4にはロータリエンコーダ
(図示省略)が装備され、該エンコーダの出力信
号Xは位置検出回路70を介して駆動回路71へ
接続されている。位置検出回路70は螺軸40の
回転角度キヤリア5の移動量に変換するものであ
つて、第3図aに示す中間状態を零とする位置信
号Yを出力する。駆動回路71は前記の電気・機
械変換素子7を駆動するべく、位置信号Yに比例
する駆動信号Zを出力する。
電気・機械変換素子7はキヤリア5の位置に応
じた大きさの駆動信号Zにより駆動されて、第4
図紙面に沿う方向に屈曲し、磁気ヘツド1を第3
図a〜cに示す様に首振り駆動する。従つて、第
4図のトラツキング装置に於いても第1図のトラ
ツキング装置と同様の作用効果が得られるのであ
る。
尚、磁気ヘツド1の駆動装置の構成或はシート
押え板2の形状は図示したものに限らず、種々の
変形が可能であるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るトラツキング装置の概略
を示す側面図、第2図は第1図のトラツキング装
置の要部を示す平面図、第3図a〜cはトラツキ
ング装置の動作説明図、第4図は他の実施例を示
す概略図、第5図はシート押え板の斜面図、第6
図a〜cは従来装置の不具合を示す動作説明図、
第7図は従来のシート押え板の斜面図である。 1……磁気ヘツド、2……シート押え板、4…
…ステツプモータ、5……キヤリア、6……揺動
板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トラツキングすべき回転シートの信号面に摺接
    可能に配備されたヘツド1と、該ヘツド1を回転
    シートの半径線に沿つて往復移動せしめる駆動装
    置と、ヘツド1に対向して配設され回転シートを
    前記信号面の背面より押えるシート押え板2とか
    らなり、該シート押え板2は、回転シートの中心
    側に内側押え部22、外周縁側に外側押え部23
    を具え、両押え部22,23間にシート逃げ部が
    形成され、磁気ヘツド1は、両押え部22,23
    間にて往復移動する回転シートのトラツキング装
    置に於て、前記駆動装置は、 回転シート半径線に沿つて水平方向に往復移動
    する往復駆動部と、 該往復駆動部上に、回転シート半径線を含む垂
    直面内にて揺動可能に配備され、揺動端部には、
    回転シートへ向けて磁気ヘツド1を突設した首振
    り駆動部と、 往復駆動部の往復移動に連動して首振り駆動部
    を揺動せしめ、往復駆動部が往復移動範囲の中央
    部から回転シート外周縁側の移動端へ近づくにつ
    れて、磁気ヘツド1のシート対接面をシート押え
    板2の外側押え部23へ向けて傾斜せしめ、往復
    駆動部が往復移動範囲の中央部から回転シート中
    心側の移動端へ近づくにつれて、磁気ヘツド1の
    シート対接面をシート押え板2の内側押え部22
    へ向けて傾斜せしめる連動機構 とを具えていることを特徴とする回転シートのト
    ラツキング装置。
JP1881085U 1985-02-12 1985-02-12 Expired JPH045097Y2 (ja)

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JP1881085U JPH045097Y2 (ja) 1985-02-12 1985-02-12

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JPS61136322U JPS61136322U (ja) 1986-08-25
JPH045097Y2 true JPH045097Y2 (ja) 1992-02-13

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