JPH0319061Y2 - - Google Patents

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JPH0319061Y2
JPH0319061Y2 JP4293885U JP4293885U JPH0319061Y2 JP H0319061 Y2 JPH0319061 Y2 JP H0319061Y2 JP 4293885 U JP4293885 U JP 4293885U JP 4293885 U JP4293885 U JP 4293885U JP H0319061 Y2 JPH0319061 Y2 JP H0319061Y2
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JP
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magnetic head
head
pedestal
magnetic
eccentric pin
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、フロツピイデイスクと称される可
撓性のある磁気デイスクを用いる磁気デイスク駆
動装置における磁気ヘツドの調整機構に関し、特
に、磁気ヘツドを磁気デイスクに当接させた状態
で書込み、読み取りを行わせる際に磁気ヘツド
が、磁気デイスクのトラツク上に正確に、かつ、
良好なヘツドタツチで当接するように磁気ヘツド
を調整することのできる磁気デイスク駆動装置に
おける磁気ヘツドの調整機構に関するものであ
る。
〔考案の背景〕
一般に、フロツピイデイスクドライブ等の磁気
デイスク駆動装置において、磁気ヘツドと磁気デ
イスクとの接触を確実にするということは必須の
要件であつて、磁気デイスクの小型化、高密度化
および高速回転化に伴つて、ますます上記の接触
の確実性の向上が望まれている。
このため、たとえば、電子スチルカメラ用フロ
ツピイデイスクのように直径2インチ程度の小
型・高密度の磁気デイスクを用い、かつ、磁気デ
イスクを高速回転させて使用するものにおいて
は、磁気デイスクに対して磁気ヘツドを正確に位
置決めして、磁気デイスクに対する磁気ヘツドの
最適当接状態を確保しなければならない。
特に電子スチルカメラ用のフロツピイデイスク
においては、そのアジマス誤差が0゜±6′という極
めて微細な範囲内でのアジマス許容範囲が規格上
要求され(これに対し、5インチ、3.5インチの
フロツピイデイスクでは0゜±12′程度である)、こ
のアジマス調整は必須である。
また、電子スチルカメラ用のフロツピイデイス
クにおいては、隣接した2本のトラツクを1フレ
ーム記録に用い、フレーム記録を2トラツク1チ
ツプ型の磁気ヘツドで行なう場合には、磁気ヘツ
ド(の両ギヤツプ)が均等に各トラツクに当接し
なければならず、この(シーク方向線分を含む垂
直面内での磁気ヘツドの傾き、換言するならシー
ク方向の磁気ヘツドのたおれ度の)調整・位置決
めも肝要となる。
しかしながら、上記2方向の調整を各々独立し
て、確実・容易に行なうための簡略で小型化可能
な機構の実現は困難なものであつた。
〔考案の目的〕
この考案は、上述した事情に鑑みなされたもの
であつて。アジマス調整および磁気ヘツドの傾き
の調整が容易・確実に行なえ、かつ、機構を簡
略・小型にできる磁気デイスク駆動装置における
磁気ヘツド調整機構を提供することを目的とす
る。
〔考案の概要〕
この考案は、ヘツドキヤリツジの上部に球形継
手を介して台座を配設し、台座の上部に磁気ヘツ
ドを設け、前記台座に水平方向の長孔と、垂直方
向の長孔とを穿設してこの孔内に、前記ヘツドキ
ヤリツジに取付けた偏心ピンをそれぞれ配設し
て、一方の偏心ピンで前記磁気ヘツドのアジマス
調整を可能とし、また、他方の偏心ピンで磁気ヘ
ツドの傾きの調整を可能としたことをその概要と
する。
〔考案の実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
図面にはこの考案による磁気ヘツドの調整機構
が示されていて、1はヘツドキヤリツジであつ
て、このヘツドキヤリツジ1には、それを支持す
るための軸が貫通する2つの孔1a,1bと、前
記ヘツドキヤリツジ1を移動させるための駆動軸
(スクリユー軸)2が貫通する溝部1cと、湾曲
部1dとが設けられている。
このヘツドキヤリツジ1の中央部には垂直方向
に貫通孔3が設けられるとともに、この貫通孔3
の上部は小径部3aとなつていて、この貫通孔3
内には下端閉塞部3b(たとえば、ねじ止め等に
よつて取付けられる部材)との間に介在している
押上げばね4によつて上端に押付けられている球
形継手5が配設されていて、この球形継手5の内
部には、前記ヘツドキヤリツジ1の上部に位置す
る台座6の下面中央部に垂下している軸部7が、
所謂、スナツプイン嵌合の状態で連結されてお
り、また、前記台座6の下面と、ヘツドキヤリツ
ジ1の上面との間には所定の間隔が設けられてい
る。
前記台座6の下面には2つの軸6a,6bが垂
下され、このそれぞれの軸6a,6bを巻回して
状態で、前記台座6の下面とヘツドキヤリツジ1
の上面との間にばね8a,8bが介在しており、
前記押上げばね4と、ばね8a,8bとによつて
前記台座6はヘツドキヤリツジ1に対して所定の
状態で保持されている。
また、前記台座6には、その中央部から後端面
(シーク方向、すなわち、駆動軸2の軸方向の一
方端)に向かつて所定の長さで延びる溝6cが設
けられるとともに、この溝6cの一部には磁気ヘ
ツド取付け台9が位置する受容部6eが形成され
ている。そして、前記台座6の両側面の後端側に
は、磁気ヘツド取付け台9を、前記受容部6eに
押圧取付けするために、ばね部材10が設けられ
ている。
すなわち、前記ばね部材10には、磁気ヘツド
取付け台9の後面を前記受容部6eのシーク方向
と直交する垂直壁6e−1に押圧するための後端
押圧片10aと、前記磁気ヘツド取付け台9の上
面を前記受容部6eの底面6e−2に押圧するた
めの上面押圧片10bと、前記磁気ヘツド取付け
台9の側面一方側を押圧してこの側面他方側を、
前記受容部6eのシーク方向と平行な垂直壁6e
−3に押圧するための側面押圧片10cとがそれ
ぞれ設けられている。
前記磁気ヘツド取付け台9の上部には、前記球
形継手5の直上に位置するように磁気ヘツド11
が取付けられている。そして、前記磁気ヘツド1
1、前記台座6の下面に垂下した軸部7および球
形継手5は同一垂直線上に位置している。
また、前記ヘツドキヤリツジ1の前面湾曲部1
dには、前記磁気ヘツド11の垂直軸線と直交す
るシーク方向に、ねじ部13aが位置している偏
心ピン13が設けられ、この偏心ピン13の本体
部13bは前記台座6の前端側の垂下部6dに穿
設された垂直方向の長孔14内に位置し、また、
この偏心ピン13から所定間隔をおく水平方向に
は前記台座6の垂下部6dに穿設された水平方向
の長孔15内に本体部16bが位置するととも
に、先端のねじ部16aが前記磁気ヘツド11の
垂下線方向を向いて前記ヘツドキヤリツジ1の前
面湾曲部1dと螺合している偏心ピン16が設け
られている。
つぎに前記のものの作用について説明する。
まず、磁気ヘツド11の高さ方向、水平シーク
方向、水平シーク直交方向の調整については台座
6を球形継手5に取付ける際に押上げばね4、ば
ね8a,8bによつて、および台座6にばね部材
10によつて磁気ヘツド取付け台9を取付ける際
に、精度出しを行なうのでそれらの調整は完了し
ているとする。
そして、磁気ヘツド11のアジマス調整を行な
う場合には、一方の偏心ピン13を回動しさえす
れば良い。
すなわち、前記台座6の垂下部6dに穿設され
た上下方向の長孔14内に位置している一方の偏
心ピン13を回動させた場合には、前記ヘツドキ
ヤリツジ1の湾曲部1dと螺合しているねじ部1
3aは本体部13bに対して偏心しているので、
本体部13bはヘツドキヤリツジ1に対し偏心し
て回転するが、この偏心回転時における上下(垂
直)方向の移動は長孔14の作用によつて台座6
には伝達されず、水平方向の移動のみが伝達され
るので、前記台座6は前記球形継手5を中心とし
て水平方向(第3図矢印で示した水平方向の駆動
力を受けて回動し、第2図矢印方向)すなわち、
アジマス方向に回転し、したがつて、一方の偏心
ピン13の回転調整によつて磁気ヘツドのアジマ
ス調整を行なうことができるものである。
なお、このアジマス調整時において他方の偏心
ピン16は、前記台座6の垂下部6dに水平方向
に穿設された長孔15内に位置しているので、前
記アジマス調整時に、他方の偏心ピン16によつ
てアジマス調整が妨げられる(影響を受ける)こ
とはないものである。
つぎに、シーク方向線分を含む垂直面内での磁
気ヘツド11の傾き(シーク方向のヘツドのたお
れ度)の調整を行なう場合には、他方の偏心ピン
16を回動するだけの操作で行なうことができる
ものである。
すなわち、他方の偏心ピン16を回動させる
と、この偏心ピン16の偏心回転時における水平
方向への移動は長孔15の作用によつて何等前記
台座6へ伝達されることがなく、垂直方向の移動
量のみ台座6へ伝達されて、台座6は第3図矢印
B方向で示した垂直方向の駆動力を受けて、台座
6はシーク方向線分を含む垂直面内で微少量回動
されて、この方向の調整が行われる。
そして、この磁気ヘツド11のシーク方向のた
おれ度の調整時には、前記一方の偏心ピン13は
垂直方向の長孔14内に位置しているので、他方
の偏心ピン16による台座6の調整は前記一方の
偏心ピン13によつて影響を受けることがないも
のである。
なお、上述した実施例では、アジマス調整とシ
ーク方向線分を含む垂直面内での磁気ヘツド11
の傾きの調整を行う例として示したが、後者の調
整は前述したように2トラツク用或いはマルチト
ラツク型ヘツドにおいて特に有効である。
したがつて、磁気ヘツド11が単トラツク用で
あつて、かつ、読取り/書込みギヤツプに対して
磁気デイスク回転方向下流側に所定量以上離れた
イレースギヤツプを備えたものの場合等、後者の
方向と直交する方向、すなわち、シーク直交水平
成分を含む垂直面内での磁気ヘツド11の傾きの
調整がむしろ必要な場合もある。この場合は、垂
直の長孔13と同一面の水平の長孔15を排し、
垂直の長孔13を設けた面と直交する面に水平の
長孔と同様の調整機構を設ければこれに対処でき
る。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
非常に簡単な構成で、アジマス調整ならびにヘツ
ドの傾きの調整を各々独立して容易・確実に行な
うことができるとともに、全体を小型なものとす
ることができるなどのすぐれた効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は概略
正面図、第2図は概略平面図、第3図は概略背面
図である。 1……ヘツドキヤリツジ、3……貫通孔、4…
…押上げばね、5……球形継手、6……台座、6
a,6b……軸、7……軸部、8a,8b……ば
ね、9……磁気ヘツド取付け台、10……ばね部
材、11……磁気ヘツド、13,16……偏心ピ
ン、14,15……長孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転式磁気記録媒体を用いる磁気デイスク駆動
    装置において、シーク方向に移動可能なヘツドキ
    ヤリツジの上部に、球形継手を介して上部に磁気
    ヘツドを有する台座を、前記磁気ヘツドの中心
    と、前記球形継手の中心とが同一垂直線上となる
    ように配設し、前記台座に垂直方向の長孔と、水
    平方向の長孔とをそれぞれ穿設して、両長孔内
    に、先端部が前記ヘツドキヤリツジに取付けられ
    た偏心ピンをそれぞれ配設し、前記一方の偏心ピ
    ンで前記磁気ヘツドのアジマス調整をし、また、
    前記他方の偏心ピンで、シーク方向線分を含む垂
    直面内もしくはシーク直交水平線分を含む垂直面
    内での磁気ヘツドの傾きを調整するように構成し
    たことを特徴とする磁気デイスク駆動装置におけ
    る磁気ヘツド調整機構。
JP4293885U 1985-03-25 1985-03-25 Expired JPH0319061Y2 (ja)

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JPS61158611U JPS61158611U (ja) 1986-10-01
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