JPH0762936B2 - 磁気ヘツド支持装置 - Google Patents
磁気ヘツド支持装置Info
- Publication number
- JPH0762936B2 JPH0762936B2 JP61007238A JP723886A JPH0762936B2 JP H0762936 B2 JPH0762936 B2 JP H0762936B2 JP 61007238 A JP61007238 A JP 61007238A JP 723886 A JP723886 A JP 723886A JP H0762936 B2 JPH0762936 B2 JP H0762936B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- magnetic
- gimbal spring
- rotation
- supporting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばフロツピーデイスク装置において、
フレキシブル・デイスクに磁気記録を行う磁気ヘツドを
支持する磁気ヘツド支持装置に関するものである。
フレキシブル・デイスクに磁気記録を行う磁気ヘツドを
支持する磁気ヘツド支持装置に関するものである。
〔従来の技術〕 第4図は従来の磁気ヘツド支持装置の構成を示す概念図
である。図において、1は磁気ヘツド、2は磁気デイス
ケツト、3は磁気デイスケツト2を保護するジヤケツ
ト、6は磁気ヘツド1を柔軟的に支持する平面ジンバル
ばね、5は平面ジンバルばね6を支持するジンバルばね
支持部材、7は平面ジンバルばね6とジンバルばね支持
部材5にそれぞれ接着されたダンパゴム、Bは磁気ヘツ
ド1が回転する時の回転中心である。
である。図において、1は磁気ヘツド、2は磁気デイス
ケツト、3は磁気デイスケツト2を保護するジヤケツ
ト、6は磁気ヘツド1を柔軟的に支持する平面ジンバル
ばね、5は平面ジンバルばね6を支持するジンバルばね
支持部材、7は平面ジンバルばね6とジンバルばね支持
部材5にそれぞれ接着されたダンパゴム、Bは磁気ヘツ
ド1が回転する時の回転中心である。
第5図は、第4図の磁気ヘツド支持装置における磁気ヘ
ツドの回転の態様を示す概念図、第6図は、第4図の磁
気ヘツド支持装置における要部の構成を示す斜視図であ
る。
ツドの回転の態様を示す概念図、第6図は、第4図の磁
気ヘツド支持装置における要部の構成を示す斜視図であ
る。
次に、上記第4図に示す従来の磁気ヘツド支持装置の動
作について、第5図及び第6図を参照して説明する。磁
気ヘツド1はジヤケツト3のすき間から下方向に突出
し、磁気デイスケツト2の面と接触しながら記録再生を
行う。磁気ヘツド1は磁気デイスケツト2にたわみやう
ねりが存在していても、これに追従して移動しなければ
ならない。この場合に、このような磁気デイスケツト2
に存在するたわみやうねりを平面ジンバルばね6により
弾性的に吸収する。ジンバルばね支持部材5は上記平面
ジンバルばね6を両持ち式の形態で支持し、ダンパゴム
7によつて平面ジンバルばね6の振動を減衰させる。磁
気ヘツド1は、偶力に対して回転中心Bの周りに回転す
るように平面ジンバルばね6によつて柔軟的に支持され
ており、磁気ヘツド1と磁気デイスケツト2との接触に
よる摩擦力の変化に対して、磁気ヘツド1は、第4図に
示すような位置から第5図に示すような位置に、平面ジ
ンバルばね6の弾性変形によつて回転中心Bの周りに回
転する。平面ジンバルばね6は、第6図に示すように平
板形状をしているので、磁気ヘツド1は、第6図中に鎖
線で示すような平面ジンバルばね6の面内の軸周りに回
転する。
作について、第5図及び第6図を参照して説明する。磁
気ヘツド1はジヤケツト3のすき間から下方向に突出
し、磁気デイスケツト2の面と接触しながら記録再生を
行う。磁気ヘツド1は磁気デイスケツト2にたわみやう
ねりが存在していても、これに追従して移動しなければ
ならない。この場合に、このような磁気デイスケツト2
に存在するたわみやうねりを平面ジンバルばね6により
弾性的に吸収する。ジンバルばね支持部材5は上記平面
ジンバルばね6を両持ち式の形態で支持し、ダンパゴム
7によつて平面ジンバルばね6の振動を減衰させる。磁
気ヘツド1は、偶力に対して回転中心Bの周りに回転す
るように平面ジンバルばね6によつて柔軟的に支持され
ており、磁気ヘツド1と磁気デイスケツト2との接触に
よる摩擦力の変化に対して、磁気ヘツド1は、第4図に
示すような位置から第5図に示すような位置に、平面ジ
ンバルばね6の弾性変形によつて回転中心Bの周りに回
転する。平面ジンバルばね6は、第6図に示すように平
板形状をしているので、磁気ヘツド1は、第6図中に鎖
線で示すような平面ジンバルばね6の面内の軸周りに回
転する。
上記した従来の磁気ヘツド支持装置は以上のように構成
されているので、記録再生中の磁気ヘツド1の回転中心
Bが、磁気デイスケツト2の面に対してジヤケツト3の
上面よりも遠くに位置(上方向の位置)しており、この
ために、記録再生時の磁気ヘツド1が自励振動して騒音
や記録再生の不良を生じることがあり、また、このよう
な自励振動を低減させるためにダンパゴム7等の振動減
衰要素を付加しなければならないなどの問題点があつ
た。
されているので、記録再生中の磁気ヘツド1の回転中心
Bが、磁気デイスケツト2の面に対してジヤケツト3の
上面よりも遠くに位置(上方向の位置)しており、この
ために、記録再生時の磁気ヘツド1が自励振動して騒音
や記録再生の不良を生じることがあり、また、このよう
な自励振動を低減させるためにダンパゴム7等の振動減
衰要素を付加しなければならないなどの問題点があつ
た。
また、この種の従来の磁気ヘッド支持装置としては、特
開昭58−64668号公報に開示されたものが提案されてい
るが、このものは、磁気ヘッドが取り付けられた支持腕
を板バネの中央部に取り付けた構造を備え、媒体(磁気
ディスケット)と垂直方向の支持腕を付加することで磁
気ヘッドの押し付け圧力の均一化を図っている。しか
し、磁気ヘッドの回転中心は依然として板バネにあるた
めに、媒体の摺動面との距離は大きくなり、上記のよう
な磁気ヘッドの自励振動が発生しやすくなる欠点があ
る。
開昭58−64668号公報に開示されたものが提案されてい
るが、このものは、磁気ヘッドが取り付けられた支持腕
を板バネの中央部に取り付けた構造を備え、媒体(磁気
ディスケット)と垂直方向の支持腕を付加することで磁
気ヘッドの押し付け圧力の均一化を図っている。しか
し、磁気ヘッドの回転中心は依然として板バネにあるた
めに、媒体の摺動面との距離は大きくなり、上記のよう
な磁気ヘッドの自励振動が発生しやすくなる欠点があ
る。
また、本願発明の先願である特開昭62−145580号公報に
開示されているように、ジンバルばねを山形に整形して
媒体の垂直方向の支持弾性を増加し、媒体のうねりに対
する追従性能の向上を図るものがあるが、このものは、
磁気ヘッドに対する回転剛性の低下により、上記のよう
な磁気ヘッドの自励振動が発生しやすくなる欠点があ
る。さらに、同じく本願発明の先願である特開昭62−46
474号公報に開示されているものは、その明細書の第1
図に示されているように、磁気ヘッドの回転中心は媒体
のカートリッジ(磁気ディスケットを含むジャケット)
よりも外側に位置しており、そのために、上記第5図に
示される従来例のものと同様に磁気ヘッドの自励振動を
発生する欠点がある。
開示されているように、ジンバルばねを山形に整形して
媒体の垂直方向の支持弾性を増加し、媒体のうねりに対
する追従性能の向上を図るものがあるが、このものは、
磁気ヘッドに対する回転剛性の低下により、上記のよう
な磁気ヘッドの自励振動が発生しやすくなる欠点があ
る。さらに、同じく本願発明の先願である特開昭62−46
474号公報に開示されているものは、その明細書の第1
図に示されているように、磁気ヘッドの回転中心は媒体
のカートリッジ(磁気ディスケットを含むジャケット)
よりも外側に位置しており、そのために、上記第5図に
示される従来例のものと同様に磁気ヘッドの自励振動を
発生する欠点がある。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、記録再生時の磁気ヘッドの自励振動を低減させる
と供に、付加する振動減衰要素を簡略化あるいは省略す
ることができる磁気ヘツド支持装置を得ることを目的と
する。
ので、記録再生時の磁気ヘッドの自励振動を低減させる
と供に、付加する振動減衰要素を簡略化あるいは省略す
ることができる磁気ヘツド支持装置を得ることを目的と
する。
この発明に係る磁気ヘツド支持装置は、記録再生中の磁
気ヘツドの回転中心が、磁気デイスケツトの面とこの磁
気デイスケツトを包むジヤケツトの上面との間に位置す
るように、磁気ヘツドを立体ジンバルばねによつて支持
する構成としたものである。
気ヘツドの回転中心が、磁気デイスケツトの面とこの磁
気デイスケツトを包むジヤケツトの上面との間に位置す
るように、磁気ヘツドを立体ジンバルばねによつて支持
する構成としたものである。
この発明の磁気ヘツド支持装置においては、磁気ヘッド
を立体ジンバルばねによって支持する構成としたので、
記録再生中の磁気ヘツドの回転中心が、磁気ヘツドによ
つて記録再生される媒体面である磁気デイスケツトの面
に近接する位置に存在するために、磁気ヘツドと磁気デ
イスケツトとの接触による摩擦力に対するねじり剛性が
大きくなり、かつ磁気ヘツドの回転によるこの磁気ヘツ
ドと磁気デイスケツトとの接触面における相対速度の変
化を小さくすることができる。
を立体ジンバルばねによって支持する構成としたので、
記録再生中の磁気ヘツドの回転中心が、磁気ヘツドによ
つて記録再生される媒体面である磁気デイスケツトの面
に近接する位置に存在するために、磁気ヘツドと磁気デ
イスケツトとの接触による摩擦力に対するねじり剛性が
大きくなり、かつ磁気ヘツドの回転によるこの磁気ヘツ
ドと磁気デイスケツトとの接触面における相対速度の変
化を小さくすることができる。
第1図はこの発明の一実施例である磁気ヘツド支持装置
の構成を示す概念図である。図において、1は磁気ヘツ
ド、2は磁気デイスケツト、3は磁気デイスケツト2を
保護するジヤケツト、4は磁気ヘツド1を柔軟的に支持
する立体ジンバルばね、5は立体ジンバルばね4を支持
するジンバルばね支持部材、Aは磁気ヘツド1が回転す
る時の回転中心である。
の構成を示す概念図である。図において、1は磁気ヘツ
ド、2は磁気デイスケツト、3は磁気デイスケツト2を
保護するジヤケツト、4は磁気ヘツド1を柔軟的に支持
する立体ジンバルばね、5は立体ジンバルばね4を支持
するジンバルばね支持部材、Aは磁気ヘツド1が回転す
る時の回転中心である。
第2図は、第1図の磁気ヘツド支持装置における磁気ヘ
ツドの回転の態様を示す概念図、第3図は、第1図の磁
気ヘツド支持装置における要部の構成を示す斜視図であ
る。
ツドの回転の態様を示す概念図、第3図は、第1図の磁
気ヘツド支持装置における要部の構成を示す斜視図であ
る。
次に、上記第1図に示すこの発明の一実施例である磁気
ヘツド支持装置の動作について、第2図及び第3図を参
照して説明する。磁気ヘツド1はジヤケツト3のすき間
から下方向に突出し、磁気デイスケツト2の面と接触し
ながら記録再生を行うことは、上記第4図に示す従来例
の磁気ヘツド1の動作と同様である。磁気ヘツド1は、
偶力に対して回転中心Aの周りに回転するように立体ジ
ンバルばね4によつて柔軟的に支持されており、磁気ヘ
ツド1と磁気デイスケツト2との接触による摩擦力の変
化に対して、磁気ヘツド1は、第1図に示すような位置
から第2図に示すような位置に、立体ジンバルばね4の
弾性変形によつて回転中心Aの周りに回転する。立体ジ
ンバルばね4は、第3図に示すように立体的な構造に形
成されているために、磁気ヘツド1は、第3図中に鎖線
で示すような磁気ヘツド1の立体ジンバルばね4への取
り付け面内の軸周りに回転する。
ヘツド支持装置の動作について、第2図及び第3図を参
照して説明する。磁気ヘツド1はジヤケツト3のすき間
から下方向に突出し、磁気デイスケツト2の面と接触し
ながら記録再生を行うことは、上記第4図に示す従来例
の磁気ヘツド1の動作と同様である。磁気ヘツド1は、
偶力に対して回転中心Aの周りに回転するように立体ジ
ンバルばね4によつて柔軟的に支持されており、磁気ヘ
ツド1と磁気デイスケツト2との接触による摩擦力の変
化に対して、磁気ヘツド1は、第1図に示すような位置
から第2図に示すような位置に、立体ジンバルばね4の
弾性変形によつて回転中心Aの周りに回転する。立体ジ
ンバルばね4は、第3図に示すように立体的な構造に形
成されているために、磁気ヘツド1は、第3図中に鎖線
で示すような磁気ヘツド1の立体ジンバルばね4への取
り付け面内の軸周りに回転する。
このように、この発明の磁気ヘツド支持装置では、記録
再生中の磁気ヘツド1の回転中心Aが、ジヤケツト3の
上面よりも下方向の位置、すなわち媒体面である磁気デ
イスケツト2の面に近接する位置に存在するように構成
したために、記録再生時の磁気ヘツド1の自励振動であ
るびびり振動を極力低減させることができる。
再生中の磁気ヘツド1の回転中心Aが、ジヤケツト3の
上面よりも下方向の位置、すなわち媒体面である磁気デ
イスケツト2の面に近接する位置に存在するように構成
したために、記録再生時の磁気ヘツド1の自励振動であ
るびびり振動を極力低減させることができる。
次に、この発明の磁気ヘッド支持装置が上述の構成を有
することによって、磁気ヘッド1の自励振動が低減され
るメカニズムについて説明する。
することによって、磁気ヘッド1の自励振動が低減され
るメカニズムについて説明する。
第7図は磁気ヘッドの回転運動及び上下運動に関する力
学モデルを示す図、第8図は、第7図の力学モデルにお
ける磁気ヘッドの回りの幾何学的関係の詳細を示す図で
ある。第7図において、kは立体ジンバルばね4の上下
方向ばね定数、kθは立体ジンバルばね4の回転方向ば
ね定数、kcは磁気ディスケット2の上下方向ばね定数、
kθcは磁気ディスケット2の回転方向ばね定数、xは
回転中心Aの上下方向位置、xcは磁気ヘッド1の磁気デ
ィスケット2の接触点Bの上下方向位置、θは磁気ヘッ
ド1の回転角、Vは磁気ヘッド1と磁気ディスケット2
の摺動速度の直流成分である。
学モデルを示す図、第8図は、第7図の力学モデルにお
ける磁気ヘッドの回りの幾何学的関係の詳細を示す図で
ある。第7図において、kは立体ジンバルばね4の上下
方向ばね定数、kθは立体ジンバルばね4の回転方向ば
ね定数、kcは磁気ディスケット2の上下方向ばね定数、
kθcは磁気ディスケット2の回転方向ばね定数、xは
回転中心Aの上下方向位置、xcは磁気ヘッド1の磁気デ
ィスケット2の接触点Bの上下方向位置、θは磁気ヘッ
ド1の回転角、Vは磁気ヘッド1と磁気ディスケット2
の摺動速度の直流成分である。
また、第8図において、Bは磁気ヘッド1と磁気ディス
ケット2との接触点、lは回転中心Aと接触点Bとの距
離、lvは、磁気ヘッド1の厚さ、lhは接触点Bから磁気
ヘッド1の上面への垂線と磁気ヘッド1の上面との交点
と回転中心Aとの距離、αはlと磁気ヘッド1の下面と
のなす角である。
ケット2との接触点、lは回転中心Aと接触点Bとの距
離、lvは、磁気ヘッド1の厚さ、lhは接触点Bから磁気
ヘッド1の上面への垂線と磁気ヘッド1の上面との交点
と回転中心Aとの距離、αはlと磁気ヘッド1の下面と
のなす角である。
上記第7図と第8図に示した力学モデルの運動方程式
は、次のようになる。
は、次のようになる。
m+kx=−kcxc I+kθθ=−kcxc(lh−lvθ) −μkcxc(lhθ+lv) (1) ここで、mは磁気ヘッド1の質量、Iは磁気ヘッド1の
慣性モーメント、また、 xc=x+lhθ (2) であり、μは接触点Bの動摩擦係数であり、次式で表わ
される。
慣性モーメント、また、 xc=x+lhθ (2) であり、μは接触点Bの動摩擦係数であり、次式で表わ
される。
μ=μ0+μ1v (3) ここで、vは接触点Bの摺動速度の変動成分であり、次
式で表わされる。
式で表わされる。
v=lsin(θ+α) (4) 上記式(1)〜(4)より、θが微小な範囲でsinθ≒
として線形化すれば、lh=0の時、磁気ヘッド1の回転
方向振動に関する減衰比ζが次式のように得られる。
として線形化すれば、lh=0の時、磁気ヘッド1の回転
方向振動に関する減衰比ζが次式のように得られる。
ここで、Cは正の定数である。
磁気ヘッド1と磁気ディスケット2の動摩擦に関する定
数μ1は一般に負である。すなわち、摺動速度を横軸
に、摺動抵抗を縦軸にとれば右下がりとなる。従って、
回転中心Aと接触点Bとの距離lであるlvが大きいほ
ど、減衰比ζは負方向に増えて、磁気ヘッド1の回転振
動が不安定になる。逆に、lvを小さくすれば、減衰比ζ
が小さくなり、磁気ヘッド1を支持する立体ジンバルば
ね4の構造減衰によって、磁気ヘッド1の回転運動を安
定化でき、その結果として自励振動を防止することがで
きる。
数μ1は一般に負である。すなわち、摺動速度を横軸
に、摺動抵抗を縦軸にとれば右下がりとなる。従って、
回転中心Aと接触点Bとの距離lであるlvが大きいほ
ど、減衰比ζは負方向に増えて、磁気ヘッド1の回転振
動が不安定になる。逆に、lvを小さくすれば、減衰比ζ
が小さくなり、磁気ヘッド1を支持する立体ジンバルば
ね4の構造減衰によって、磁気ヘッド1の回転運動を安
定化でき、その結果として自励振動を防止することがで
きる。
なお、上記実施例では、ダンパゴム7のような振動減衰
要素は省略した場合について説明したが、必要に応じて
ダンパゴム7やその他の振動減衰要素を付加しても良
い。
要素は省略した場合について説明したが、必要に応じて
ダンパゴム7やその他の振動減衰要素を付加しても良
い。
この発明は以上説明したとおり、磁気ヘツド支持装置に
おいて、記録再生中の磁気ヘッドの回転中心が、ジヤケ
ツトの上面よりも下方向の位置である磁気デイスケツト
の面に近接する位置に存在するように磁気ヘッドを立体
ジンバルばねによって支持する構成としたので、記録再
生時の磁気ヘツドの自励振動を有効的に低減させると共
に、低騒音化や記録再生の高信頼化を容易に実現するこ
とができるという優れた効果を奏するものである。
おいて、記録再生中の磁気ヘッドの回転中心が、ジヤケ
ツトの上面よりも下方向の位置である磁気デイスケツト
の面に近接する位置に存在するように磁気ヘッドを立体
ジンバルばねによって支持する構成としたので、記録再
生時の磁気ヘツドの自励振動を有効的に低減させると共
に、低騒音化や記録再生の高信頼化を容易に実現するこ
とができるという優れた効果を奏するものである。
第1図はこの発明の一実施例である磁気ヘツド支持装置
の構成を示す概念図、第2図は、第1図の磁気ヘツド支
持装置における支持ヘツドの回転の態様を示す概念図、
第3図は、第1図の磁気ヘツド支持装置における要部の
構成を示す斜視図、第4図は従来の磁気ヘツド支持装置
の構成を示す概念図、第5図は、第4図の磁気ヘツド支
持装置における磁気ヘツドの回転の態様を示す概念図、
第6図は、第4図の磁気ヘツド支持装置における要部の
構成を示す斜視図、第7図は磁気ヘッドの回転運動及び
上下運動に関する力学モデルを示す図、第8図は第7図
の力学モデルにおける磁気ヘッドの回りの幾何学的関係
の詳細を示す図である。 図において、1……磁気ヘッド、2……磁気デイスケツ
ト、3……ジヤケツト、4……立体ジンバルばね、5…
…ジンバルばね支持部材、6……平面ジンバルばね、7
……ダンパゴム、8……板ばね、9……板ばね支持部
材、A,B……回転中心である。 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
の構成を示す概念図、第2図は、第1図の磁気ヘツド支
持装置における支持ヘツドの回転の態様を示す概念図、
第3図は、第1図の磁気ヘツド支持装置における要部の
構成を示す斜視図、第4図は従来の磁気ヘツド支持装置
の構成を示す概念図、第5図は、第4図の磁気ヘツド支
持装置における磁気ヘツドの回転の態様を示す概念図、
第6図は、第4図の磁気ヘツド支持装置における要部の
構成を示す斜視図、第7図は磁気ヘッドの回転運動及び
上下運動に関する力学モデルを示す図、第8図は第7図
の力学モデルにおける磁気ヘッドの回りの幾何学的関係
の詳細を示す図である。 図において、1……磁気ヘッド、2……磁気デイスケツ
ト、3……ジヤケツト、4……立体ジンバルばね、5…
…ジンバルばね支持部材、6……平面ジンバルばね、7
……ダンパゴム、8……板ばね、9……板ばね支持部
材、A,B……回転中心である。 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】フレキシブル・ディスクに磁気記録を行う
磁気ヘッドを支持する磁気ヘッド支持装置において、記
録再生中の前記磁気ヘッドの回転中心が、この磁気ヘッ
ドによって記録再生されている磁気ディスケットの面
と、この磁気ディスケットを包むジャケットの上面との
間に位置するように、前記磁気ヘッドを立体的な構造に
形成された立体ジンバルばねによって支持する構成とし
たことを特徴とする磁気ヘッド支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61007238A JPH0762936B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 磁気ヘツド支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61007238A JPH0762936B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 磁気ヘツド支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62165721A JPS62165721A (ja) | 1987-07-22 |
JPH0762936B2 true JPH0762936B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=11660415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61007238A Expired - Lifetime JPH0762936B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 磁気ヘツド支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762936B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0495263A (ja) * | 1990-08-10 | 1992-03-27 | Teac Corp | ヘッドキャリッジ装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6083254A (ja) * | 1983-10-12 | 1985-05-11 | Hitachi Ltd | 磁気記録装置の磁気ヘツド取付機構 |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP61007238A patent/JPH0762936B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62165721A (ja) | 1987-07-22 |
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