JP2002260356A - ヘッド支持装置及びディスク装置 - Google Patents

ヘッド支持装置及びディスク装置

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JP2002260356A
JP2002260356A JP2001061300A JP2001061300A JP2002260356A JP 2002260356 A JP2002260356 A JP 2002260356A JP 2001061300 A JP2001061300 A JP 2001061300A JP 2001061300 A JP2001061300 A JP 2001061300A JP 2002260356 A JP2002260356 A JP 2002260356A
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紘一 篠原
Kaoru Matsuoka
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Kenichi Sakamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性に優れ、かつ厚みを薄く形成できる
ヘッド支持装置及びディスク装置を提供する。 【解決手段】 支持アーム2と、支持アーム2の一端下
面に取り付けられたヘッドとを備え、支持アーム2はピ
ボット軸受11を回動中心として、記録媒体12の半径
方向及び記録面に対して垂直方向に回動可能に設けら
れ、支持アーム2に、記録媒体12と接近する方向の付
勢力を付与する板バネ部4と、支持アーム2を記録媒体
12の記録面から離反する方向に回動させるための弾性
手段17とを設け、記録媒体12の回転停止時には、支
持アーム2を記録媒体12の記録面から離反する方向に
回動させることによって、ヘッドと記録媒体12とが離
間されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッド、光ヘ
ッド、または光磁気ヘッド等の浮上形ヘッドのヘッド支
持装置、及びそれを用いたディスク装置、特にメモリカ
ードサイズのディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメモリカードサイズのディスク装
置について、磁気ディスク装置を例として図面を用いて
説明する。
【0003】従来から、パソコン等の情報機器間のデー
タ移動手段としては、主としてフロッピー(登録商標)
ディスクが用いられてきた。
【0004】しかし、近年、デジタルカメラ、携帯型情
報機器(PDAや携帯電話)の様に、小型の携帯機器間
で、画像等の大容量のデータを移動するために、小型で
可搬性に富み、かつ大容量のデータを格納できるメモリ
カード、例えばコンパクトフラッシュ、スマートメディ
ア、メモリースティック、SDメモリーカード(いずれ
も登録商標)といった記録媒体が実用化されてきた。
【0005】このようなメモリカードにおいては、記録
媒体として、フラッシュメモリを用いているために、そ
の記憶容量を大容量化するにあたっては、自ずと限界が
あった。
【0006】この限界を突破するために、メモリカード
のサイズに大容量の磁気ディスク装置を構成する技術が
提案されており、また一部実用化もされてきた。
【0007】このような従来の磁気ディスク装置の構成
を示す平面図を図8に示す。
【0008】図8において、ヘッド支持装置108は、
比較的剛性の低いサスペンション102、板バネ部10
3、及び比較的剛性の高い支持アーム104からなり、
サスペンション102の一端の下面には磁気ヘッド(図
示せず)を搭載したスライダ101が設けられた構成で
あった。
【0009】また、磁気記録媒体107はスピンドルモ
ータ109によって回転するように設けられており、磁
気ディスク装置の記録再生時には、磁気記録媒体107
の回転によって発生する空気流による浮揚力と、スライ
ダ101を磁気記録媒体107側へ付勢するヘッド支持
装置108による付勢力との関係により、スライダ10
1に搭載された磁気ヘッドは磁気記録媒体107に対し
て一定の浮上量を得ていた。
【0010】ヘッド支持装置108は、記録、再生時に
は、支持アーム104に設けられたボイスコイル106
の作用によって、回転軸105を中心として回動するこ
とにより、スライダ101に搭載された磁気ヘッドが磁
気記録媒体107の希望するトラックに対して位置決め
され、記録再生が行われる構成となっていた。
【0011】また、図8に示した磁気ディスク装置にお
いては、筐体の外形寸法が、コンパクトフラッシュカー
ド(タイプ2)の外形寸法(43mm×36mm×5m
m)と互換性を有するように形成されている。
【0012】このようなメモリカードサイズの磁気ディ
スク装置においては、可搬性を有する必要があるため
に、高い耐衝撃性を有することが必須条件となってい
た。
【0013】このため、ヘッド支持装置108の方式と
しては、いわゆる、ロード・アンロード方式(以下L/
UL方式と記す)が用いられてきた。図8において、ヘ
ッド支持装置108は、ディスク装置の停止時には、ヘ
ッド支持装置108が回転軸105を中心に回動して、
磁気記録媒体107の外側に移動する。この時、磁気記
録媒体107の外側には、テーパ部110を有するヘッ
ド保持部111が設けられており、サスペンション10
2の先端に形成されたガイド部100がヘッド保持部1
11に形成されたテーパ部110に乗り上げることによ
り、スライダ101に搭載された磁気ヘッドと磁気記録
媒体107との吸着を防ぐ構成になっていた。
【0014】このようなヘッド支持装置108の方式に
することにより、磁気ディスク装置の停止時には、磁気
ヘッドと、磁気記録媒体107とが離れて保持されてい
るために、外部からの衝撃等があった場合にも、磁気ヘ
ッドが磁気記録媒体107と接触して、機械的または磁
気的な損傷を与える可能性を他の方式と比較して低くす
ることができた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、L/UL方式
のヘッド支持装置を用いた磁気ディスク装置において
は、磁気記録媒体、その回転手段であるスピンドルモー
タ、及びヘッド支持装置の厚みに加え、ヘッド保持部の
厚みが必要となる。この厚みが更なる薄形化、例えばコ
ンパクトフラッシュのサイズから更に薄形化を行って、
SDメモリーカードサイズの厚み(2.1mm)を実現
する際に大きな課題となっていた。
【0016】また、薄形を実現するために、L/UL方
式とは別のヘッド支持装置の方式として、磁気記録媒体
の回転が停止した際に、スライダに搭載された磁気ヘッ
ドと磁気記録媒体とを接触させた状態で保持する方式、
いわゆる一般的にコンタクト・スタートアンドストップ
方式(以後CSS方式と記す)と呼ばれる方式を用いた
場合には、ヘッド保持部が必要ないので、薄形化は実現
できるが、磁気ディスク装置の停止時には、磁気ヘッド
と磁気記録媒体とが接触し、かつサスペンション部が剛
性の低い材料で構成されているために、外部からの衝撃
等があった場合、磁気ヘッドが磁気記録媒体に機械的、
磁気的な損傷を与えてしまう可能性があり、耐衝撃性に
課題を有していた。
【0017】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、耐衝撃性に優れ、かつ厚みを薄く形成できるヘッド
支持装置及びディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のヘッド支持装置
は、支持アームと、支持アームの一端下面に取り付けら
れたヘッドとを備え、支持アームは軸受部を回動中心と
して、記録媒体の半径方向及び記録面に対して垂直方向
に回動可能に設けられ、支持アームに、記録媒体と接近
する方向の付勢力を付与する第1の弾性手段と、支持ア
ームを記録媒体の記録面から離反する方向に回動させる
ための第2の弾性手段とを設け、記録媒体の回転停止時
には、支持アームを記録媒体の記録面から離反する方向
に回動させることによって、ヘッドと記録媒体とが離間
されることを特徴とする。
【0019】これにより、剛体を有する部分と弾性を有
する部分とをそれぞれ独立して設けることができるの
で、外部から衝撃が印加された場合、支持アーム部分を
高剛性部材で形成することができると共に、弾性手段の
スライダへの付勢力を任意に設定することができるの
で、非常に耐衝撃性の高い、かつその共振周波数を高く
することができるので、高い応答特性、高速アクセスが
可能なヘッド支持装置を提供することができる。
【0020】また、ヘッド支持装置が上下方向に回動自
在に構成され、記録媒体の停止時には、記録媒体のヘッ
ドを記録媒体から離して保持することができるので、非
常に耐衝撃性に優れたヘッド支持装置を提供することが
できる。
【0021】さらに、本発明のヘッド支持装置によれ
ば、ヘッドを退避させるためのヘッド保持部を形成する
必要がないので、従来に無い、薄く、かつ耐衝撃性に優
れたヘッド支持装置を提供することができる。
【0022】また、本発明のヘッド支持装置を用いたデ
ィスク装置を構成することにより、従来より薄く、耐衝
撃性に優れ、かつ高速アクセスが可能なディスク装置を
提供することができるので、外形寸法がSDメモリーカ
ードと互換性を有する薄くて小型、かつ可搬性に優れた
ディスク装置を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のヘッド支持装置は、支持
アームと、支持アームの一端下面に取り付けられたヘッ
ドとを備え、支持アームは軸受部を回動中心として、記
録媒体の半径方向及び記録面に対して垂直方向に回動可
能に設けられ、支持アームに、記録媒体と接近する方向
の付勢力を付与する第1の弾性手段と、支持アームを記
録媒体の記録面から離反する方向に回動させるための第
2の弾性手段とを設け、記録媒体の回転停止時には、支
持アームを記録媒体の記録面から離反する方向に回動さ
せることによって、ヘッドと記録媒体とが離間されるこ
とを特徴とする。
【0024】これにより、剛体を有する部分と弾性を有
する部分とをそれぞれ独立して設けることができるの
で、外部から衝撃が印加された場合、支持アーム部分を
高剛性部材で形成することができると共に、弾性手段の
スライダへの付勢力を任意に設定することができるの
で、非常に耐衝撃性の高い、かつその共振周波数を高く
することができるので、高い応答特性、高速アクセスが
可能なヘッド支持装置を提供することができる。
【0025】また、ヘッド支持装置が上下方向に回動自
在に構成され、記録媒体の停止時には、記録媒体のヘッ
ドを記録媒体から離して保持することができるので、非
常に耐衝撃性に優れたヘッド支持装置を提供することが
できる。
【0026】さらに、本発明のヘッド支持装置によれ
ば、ヘッドを退避させるためのヘッド保持部を形成する
必要がないので、従来に無い、薄く、かつ耐衝撃性に優
れたヘッド支持装置を提供することができる。
【0027】また、第1の弾性手段が、軸受部と支持ア
ームとの間に設けられた板バネによることにより、記録
媒体に垂直な方向に薄い構成のヘッド支持装置を簡易に
提供することができる。
【0028】また、第2の弾性手段を、支持アームの他
端側を記録媒体方向に圧下する板バネとすることによ
り、記録媒体に垂直な方向に薄い構成のヘッド支持装置
を簡易に提供することができる。
【0029】また、軸受部には、支持アームと接するよ
うに、一対の頂部を有するピボット軸受が設けられ、ピ
ボット軸受の頂部と支持アームとが当接する点を支点と
して、支持アームが記録面に対して垂直方向に回動可能
に設けられることにより、簡易な構成で回転中心を正確
に定めることができるので、ヘッドの位置決め制御をよ
り正確に行うことが可能となる。
【0030】また、ピボット軸受に設けられた一対の頂
部が、軸受部の軸方向及び支持アームの長手方向に垂直
で、軸受部の記録媒体の半径方向の回動中心を通る線上
で支持アームと当接するように設けられることにより、
支持アームの長手方向の重量バランスが良い耐衝撃性に
優れたヘッド支持装置を提供することができる。
【0031】さらに、ピボット軸受の各頂部が、支持ア
ームの長手方向の中心線に対して対称な位置に設けられ
ることにより、支持アームの幅方向の重量バランスが良
い、耐衝撃性に優れたヘッド支持装置を提供することが
できる。
【0032】また、ヘッドが支持アーム上に設けられた
スライダによって保持されたことにより、より正確にヘ
ッドを浮上させることがスライダ設計により可能とな
る。
【0033】また、スライダを、ロール方向及びピッチ
方向に自在に支持するジンバル機構を支持アーム上に設
けたことにより、ディスク装置の記録再生時に、スライ
ダの記録媒体に対するロール、ピッチ方向の不要な傾き
を、ジンバル機構によって吸収することが可能となる。
【0034】さらに、支持アームの、記録媒体の半径方
向の回動が、支持アームに設けられたボイスコイルモー
タによることにより、より高速の回動動作が可能とな
る。
【0035】また、支持アームの、記録媒体に垂直な方
向の回動が、ソレノイドによることにより、より高速な
回動が簡易な構成で可能となる。
【0036】さらにまた、弾性手段に保持された部分の
重心位置が、支持アームの記録媒体の半径方向の回動軸
と記録媒体の記録面に対して垂直方向の回動軸との交点
と同一であるように構成すれば、外部からの衝撃等があ
った場合に、支持アームの不要な振動を最小限に抑える
ことができる。
【0037】次に、本発明のディスク装置は、回転自在
に支持された記録媒体と、本発明のヘッド支持装置と、
記録媒体を回転させる回転手段と、支持アームを記録媒
体の半径方向に回動させる第1の回動手段と、支持アー
ムを記録媒体の記録面に垂直方向に回動させる第2の回
動手段と、ヘッド、回転手段、第1の回動手段、及び第
2の回動手段と電気的に結合され、ヘッドと信号を交換
し、記録媒体の回転を制御し、支持アームの回動を制御
する制御手段とを有し、記録媒体の回転停止時には、支
持アームを記録媒体の記録面から離反する方向に回動さ
せることによって、ヘッドと記録媒体とが離間されるこ
とを特徴とする。
【0038】これにより、従来より薄く、耐衝撃性に優
れ、かつ高速アクセスが可能なディスク装置を提供する
ことができるので、外形寸法がSDメモリーカードと互
換性を有する小型、薄形、かつ可搬性に優れたディスク
装置を提供することができる。
【0039】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。
【0040】(第1の実施の形態)まず、第1の実施の
形態として、本発明のヘッド支持装置の動作原理を磁気
ディスク装置のヘッド支持装置を例として説明する。
【0041】図1は本発明のヘッド支持装置の動作原理
について示すための、ヘッド支持装置の概略構成を示す
側面図である。
【0042】図1において、下面に磁気ヘッド(図示せ
ず)を設けたスライダ1を一端下面に搭載した支持アー
ム2は、他端側において、図示するように板バネ部4の
一端側部分と止着されており、板バネ部4の他端側部分
はバネ固定部材5を介してピボット軸受11と止着され
ている。
【0043】これによって、支持アーム2はピボット軸
受11に板バネ部4を介して弾性的に保持された状態と
なる。
【0044】次にピボット軸受11と支持アーム2との
当接点について、図2を用いて詳細に説明する。図2は
本発明のヘッド支持装置の要部を示す平面図である。
【0045】ピボット軸受11には一対の頂部11a及
び11b(図1には図示せず)が設けられており、その
頂部が支持アーム2に対し、それぞれ図2におけるP
a、Pb点において当接し、板バネ部4の弾性力によっ
て支持アーム2の一端側が磁気記録媒体12方向へ付勢
され、当接点Pa及びPb点には圧縮応力が発生する。
【0046】この場合、磁気ディスク装置の動作時、つ
まり磁気記録媒体12に対してスライダ1が浮上してい
る際のスライダ1へのロード荷重は、ピボット軸受11
の各頂部11a及び11bによる支持アーム2に対する
磁気記録媒体12方向への圧縮応力によって生じること
になる。
【0047】なお、ピボット軸受11の各頂部11a及
び11bは、支持アーム2が磁気記録媒体12の半径方
向に回動する際の回動中心軸方向及び支持アーム2の長
手方向に対して垂直で、その回動中心軸を通る線上にお
いて支持アーム2と当接するように設けられている。
【0048】ヘッド支持装置をこのような構成にするこ
とにより、支持アーム2を剛性の高い材料で形成するこ
とができる。このため、ピボット軸受11から、ピボッ
ト軸受の各頂部11a及び11b、支持アーム2のピボ
ット軸受11に支持された領域からスライダ1が形成さ
れる領域にいたるまでの全領域において、剛性の高い材
料によってヘッド支持装置を形成することができる。
【0049】このように支持アーム2を高剛性な材料で
形成すれば、外部からの衝撃等への耐衝撃性が向上する
だけでなく、支持アーム2の共振周波数を高くすること
ができるので、従来問題となっていた振動モードが発生
せず、セトリング動作が必要ないので、高速な支持アー
ム2の回動及び位置決めが可能となり、磁気ディスク装
置のアクセス速度を向上することが可能となる。
【0050】また弾性手段である板バネ部4が、支持ア
ーム2の構造の中には組み込まれず、支持アーム2とは
独立して設けられているために、板バネ部4の厚み、材
質等を変更することにより、板バネ部4の強度及びバネ
定数を選定することが可能となる。
【0051】また、ヘッド支持装置を使用する際の構成
によって、板バネ部4によって保持された部分の重心位
置、たとえばボイスコイルモータによって回動を行う場
合には、ボイスコイルとコイルホルダとを装着した状態
での支持アーム2の重心位置を、支持アーム2の磁気記
録媒体12の半径方向の回動軸と磁気記録媒体12の記
録面に対して垂直方向の回動軸との交点と同一、つまり
支持アーム2とピボット軸受11の頂部11a及び11
bとが当接する点Pa及びPbを結ぶ線上の中点Pと実
質的に同じ位置となる(図2において、P点とPa点と
の距離及びP点とPb点との距離が等しくLとなる)よ
うにヘッド支持装置を設計することにより、外部からの
衝撃等に対して、振動の少ない、安定したヘッド支持装
置を提供することが可能となる。この場合、最も耐衝撃
性の大きいヘッド支持装置を提供することができるが、
多少のずれは実用上問題ない。
【0052】さらに、図1に示すように、スライダ1を
支持アーム2に設けられたジンバル機構13によって支
持アーム2の一端下面に形成したディンプル14を介し
て支持することにより、磁気ディスク装置の動作時にお
けるスライダ1の磁気記録媒体12に対するロール、ピ
ッチ方向の不要な振動等にも追従する柔軟性あるヘッド
支持装置を実現することができる。
【0053】以上のように、本発明のヘッド支持装置に
おいては、スライダ1へのロード荷重を大きく、柔軟性
を高く、さらに構造体の剛性を高くしたい、という相反
する要請を、それぞれ別々の構成要素の作用として独立
して実現することができ、ヘッド支持装置の設計が簡易
になると共に、その設計の自由度を飛躍的に広げること
が可能となる。
【0054】さらにまた、本発明のヘッド支持装置にお
いては、従来のヘッド支持装置のような、非常に精密な
板バネ部のフォーミング加工(曲げ加工)の必要が無い
ので、従来と比較して簡易にヘッド支持装置を製造する
ことができる。
【0055】また、図1において、支持アーム2は、ス
ライダ1を設けた逆側の端部を圧下手段16の一端側に
よって圧下されることによって磁気記録媒体12に対し
て垂直方向に回動可能な構成になっている。
【0056】圧下手段16は、支持アーム2の長手方向
に垂直かつ磁気記録媒体12の記録面に平行な方向に設
けられた軸18によって、磁気記録媒体12に垂直方向
に回動可能に形成されており、他端側に形成されたソレ
ノイド19の作用によりソレノイド軸20が押下され圧
下手段16の他端側を圧下することができる構成となっ
ている。
【0057】また、圧下手段16は、軸18より左側に
おいては、設けられた弾性手段17によって、図中下向
きに牽引され、軸18より右側では、ソレノイド19の
作用によりソレノイド軸20によって図中下向きの押圧
力が印加される。この牽引力と押圧力との関係により、
圧下手段16の方向が決定する。つまりソレノイド19
に対して印加する電流量によって、圧下手段16の磁気
記録媒体12に対する角度が決まり、支持アーム2の磁
気記録媒体12に対する角度が決定するように構成され
ている。
【0058】このような構成にすることにより、ソレノ
イド19の作用によって、支持アーム2を磁気記録媒体
12に対して垂直方向に回動させることができる。
【0059】次に本発明のヘッド支持装置の動作につい
て、図1及び図2を用いて説明する。
【0060】磁気記録媒体12の回転が停止する場合、
ソレノイド19に流れる電流を停止することにより、ソ
レノイド軸20は上下動自在に保持されるので、圧下手
段16は磁気記録媒体12に対して下方向に回動し、図
1中一点鎖線にて示した位置に支持アーム2が位置する
ように保持される。
【0061】また、支持アーム2のスライダ1が形成さ
れた一端側と逆の他端側が押下された場合に、その下部
にストッパ21を設けておくことにより、支持アーム2
はストッパ21に当接された状態で保持されるので、高
い耐衝撃性を実現することができる。
【0062】次に、磁気記録媒体12が記録再生時に回
転開始した場合には、ソレノイド19へ電流を印加する
ことにより、ソレノイド軸20が押下され、圧下手段1
6から支持アーム2への圧力が減圧され、圧下手段16
と支持アーム2とが若干の隙間を有するように保持さ
れ、支持アーム2はピボット軸受11に板バネ部4を介
して弾性的に保持された状態となる。
【0063】これにより、スライダ1にかかる磁気記録
媒体12方向の付勢力と逆向けの浮揚力との関係によ
り、スライダ1が浮上し、板バネ部4が変形し、磁気ヘ
ッドと磁気記録媒体12との間に一定の空隙を保って磁
気記録再生が行われる。
【0064】この場合、板バネ部4の変形に対する反力
が、スライダ1に印加されるロード荷重となる。
【0065】このロード荷重を、板バネ部4の材質、厚
み、ピボット軸受11の頂部11a及び11bの高さ、
または支持アーム2と板バネ部4との継部である図1中
のG点との位置関係によって変化させることができる。
【0066】例えば、板バネ部4を剛性の高い材料で、
厚く形成することにより大きなロード荷重を印加するこ
とができ、またピボット軸受11の頂部11a及び11
bを高くすること、または図1における支持アーム2と
板バネ部4との継部G点の位置をP点に近づけることに
よっても、大きなロード荷重をスライダ1に対して印加
することができる。
【0067】ヘッド支持装置をこのような構成にするこ
とにより、磁気ディスク装置の停止時には磁気ヘッドと
磁気記録媒体12間を離間させておくことができるの
で、外部からの衝撃等が加わった場合にも、磁気ヘッド
やスライダ1が磁気記録媒体12を機械的、磁気的に損
傷させる可能性が極めて低い、極めて耐衝撃性の高い、
ヘッド支持装置を実現することが可能となる。
【0068】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態として、第1の実施の形態に示した動作原理
を実現するための、本発明の磁気ディスク装置のヘッド
支持装置の構成を示す。
【0069】図3に本発明のヘッド支持装置の構成を示
す斜視図、図4に分解斜視図、図5に軸受部付近の要部
側面図をそれぞれ示す。
【0070】図3、図4及び図5に示すように、ヘッド
支持装置9は、ほぼ環状の板バネ部4と半円環形状のバ
ネ固定部材5とが接続され、板バネ部4が支持アーム2
に接続されて構成されている。支持アーム2は、ボイス
コイルモータの作用によって磁気記録媒体12の半径方
向に回動可能となるように、ボイスコイル3を取り付け
たコイルホルダ8に接続されている。これらの部材がピ
ボット軸受11及びカラー29と共に、軸受部10とナ
ット6とによって挟持される構成となっている。
【0071】また、図5に示すように、軸受部10にベ
アリングを介して回転自在に設けられた取付ねじ7によ
って、ヘッド支持装置9全体が基板15に軸止されてい
る。
【0072】図5を用いて各部材間の接続をさらに詳細
に説明する。まず、回転軸の紙面に向かって右側の部分
において、板バネ部4の上面と支持アーム2の下面とが
接続され、紙面に向かって左側の部分において板バネ部
4及びバネ固定部材5は、ピボット軸受11のカラー部
11c及び切り欠き部を有するカラー29と共に、軸受
部10とナット6とによって挟持されている。また、支
持アーム2はコイルホルダ8に取り付けられた構成にな
っている。
【0073】このような構成にすることにより、板バネ
部4は、図5に示すように2段階に折れ曲がるように変
形し、支持アーム2が弾性的に保持される構成が実現で
きる。
【0074】また、軸受部10はベアリング(図示せ
ず)を内蔵しており、支持アーム2は磁気記録媒体の半
径方向に回動し、一端下面に設けられた磁気ヘッドを所
定の位置へ移動させることができる。
【0075】ピボット軸受11の頂部11a及び11b
は、軸受部10の軸方向及び支持アーム2の長手方向に
垂直で、軸受部10の磁気記録媒体の半径方向の回動中
心を通る線上で支持アーム2と当接するように設けられ
ている。
【0076】さらに、ピボット軸受11の各頂部11
a、11bは、それぞれ支持アーム2の長手方向の中心
線に対して対称な位置に設けられており、この一対の頂
部11a、11bによって、支持アーム2が押下される
構成になっている。
【0077】また、板バネ部4によって保持された部分
の重心位置、つまりボイスコイル3とコイルホルダ8と
を装着した状態での支持アーム2の重心位置を、支持ア
ーム2とピボット軸受11の頂部11a及び11bとが
当接する点Pa及びPbを結ぶ線上の中点Pと実質的に
同じ位置となる(図3において、P点とPa点との距離
及びP点とPb点との距離が等しくLとなる)ように、
ヘッド支持装置9を設計することにより、外部からの衝
撃等に対して、振動の少ない、安定したヘッド支持装置
を提供することが可能となる。この場合、最も耐衝撃性
の大きいヘッド支持装置を提供することができるが、多
少のずれは実用上問題ない。
【0078】また、スライダ1及びジンバル機構13の
重量も考慮し、ボイスコイル3、コイルホルダ8、スラ
イダ1及びジンバル機構13とを装着した状態での支持
アーム2の重心位置をP点と実質的に同じ位置となるよ
うにヘッド支持装置9を形成してもよい。
【0079】次に、コイルホルダ8の上部には、逃げ穴
22aを有するヨーク22が設けられており、コイルホ
ルダ8に設けられた突起部8aが逃げ穴22a間を回動
するように形成されている。
【0080】また、ヨーク22には、板バネからなる弾
性部材23が逃げ穴22aを覆うように装着され、その
支持アーム2側のみがヨーク22に固定されており、逆
側は別に形成されたソレノイド19の作用によるソレノ
イド軸20の上下動によって磁気記録媒体12に垂直な
方向に上下動が可能に形成されている。
【0081】図5を用いて、支持アーム2の磁気記録媒
体12に垂直な方向の回動機構の動作をさらに詳細に説
明する。
【0082】磁気記録媒体の回転停止時には、ソレノイ
ド19への電流の印加を停止し、ソレノイド軸20が上
下動自在に保持される。よって弾性部材23は図5中一
点鎖線の状態になり、コイルホルダ8に設けられた突起
部8aをストッパ21に当接する位置まで押し下げる。
これによりコイルホルダ8が図5中一点鎖線の状態にな
るように保持されるので、ピボット軸受11の頂部11
a、11bを支点として、支持アーム2のスライダ1搭
載側は持ち上がり、スライダ1に搭載された磁気ヘッド
は磁気記録媒体12から離間した状態で安定して保持さ
れる。
【0083】これにより、磁気記録媒体12の回転が停
止している際にも、安定に磁気ヘッドと磁気記録媒体1
2とを離間させてヘッド支持装置を保持することができ
るので、ヘッド保持部等の厚みを増す要因を付加するこ
と無く、耐衝撃性に優れた磁気ディスク装置を提供する
ことが可能となる。
【0084】ここで各部材について説明する。まず支持
アーム2は金属、例えばステンレス鋼(SUS304)
にて一体に厚さ64μmに形成されている。支持アーム
2の形成にはエッチング法又はプレス加工法を用いるこ
ともできる。
【0085】このような支持アーム2を用いることによ
り、その共振周波数を、従来の2kHz前後から10k
Hz前後へと非常に高周波にすることができるために、
従来よりさらにヘッド支持装置の回動速度及びそのアク
セス速度の速い磁気ディスク装置を得ることができる。
【0086】なお、支持アーム2の先端部の図3中Dに
示した領域に、長手方向の剛性を上げるために、磁気記
録媒体の記録面に垂直な方向に折り曲げ部を設けてもよ
い。
【0087】また、図4に示すように、スライダ1はジ
ンバル機構13によって、ディンプル(図示せず)を介
してロール、ピッチ方向に傾動可能に支持されており、
スライダ1の磁気記録媒体12との対向する面側に、磁
気ヘッドが設けられている。
【0088】さらに、ジンバル機構13は、外側を支持
アーム2に溶接されているので、外部からの衝撃等があ
った場合にも、スライダ1が磁気記録媒体12に磁気
的、機械的な損傷を与えにくい構造になっている。
【0089】バネ固定部材5は金属、例えばステンレス
鋼(SUS304)にて厚さ0.1mmに形成され、板
バネ部4は金属、例えばステンレス鋼(SUS304)
にて厚さ38μmに形成されている。また弾性部材23
はステンレス鋼(SUS304)にて厚さ0.1mmに
形成され、ヨーク22はパーマロイ等の軟磁性材料にて
厚さ0.2mmに形成されている。これらの形成はエッ
チング法、もしくはプレス加工法を用いて加工、成形を
行うことができる。
【0090】また、コイルホルダ8は金属、例えばA
l、またはPPS(ポリフェニルサルファイド)を用い
て厚さ0.3mmに形成されている。形成にはAlの場
合はダイカスト法またはプレス加工法を用い、PPSの
場合には公知の樹脂成形方法にて行うことができる。
【0091】また、各部材間の接続については、スポッ
ト溶接法、超音波溶接法、レーザ溶接法等の公知の方法
で行うことができる。
【0092】なお、本発明においては、各部材の製造方
法、または各部材間の接続方法について、何ら限定する
ものではない。
【0093】以上のような構成にすることにより、第1
の実施の形態に示したような原理を具現化できるヘッド
支持装置を提供することができる。
【0094】また、このようなヘッド支持装置9の構成
にすることにより、ピボット軸受11の頂部11a及び
11bを支点として支持アーム2が磁気記録媒体の記録
面に垂直な方向に自由に回動することができ、磁気記録
媒体12の回転停止時には、磁気ヘッドを磁気記録媒体
12から離間させて保持することが可能となるので、薄
く、耐衝撃性に優れたヘッド支持装置を提供することが
可能となる。
【0095】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態として、本発明の磁気ディスク装置の構成を説明す
る。
【0096】図6は本発明のディスク装置の構成を示す
平面図であり、図7は図6の線分AAに沿った断面図で
ある。
【0097】本発明の磁気ディスク装置は、第2の実施
の形態に示したヘッド支持装置9を搭載しており、一体
の材料によって形成された支持アーム2は、磁気記録媒
体12に対向する面に磁気ヘッド(図示せず)を設けた
スライダ1を、一端の磁気記録媒体12に対向する面に
搭載し、支持アーム2の他端側に形成されたコイルホル
ダ8にはボイスコイル3が装着されており、基板15に
設けられたマグネット26、ヨーク22との相互作用に
よって、支持アーム2は軸受部10の軸方向を中心とし
て、磁気記録媒体12に対してその半径方向に回動自在
に構成される。
【0098】さらに、磁気ディスク装置の軸受部10が
配置される角部には、ソレノイド19が配置されてお
り、第2の実施の形態に示した機構によって、支持アー
ム2は、磁気記録媒体12の停止時には、スライダ1に
形成された磁気ヘッドと磁気記録媒体12とが離間され
て保持される。
【0099】磁気記録媒体12は、マグネット31、コ
イル30を有する回転手段であるスピンドルモータ28
によって軸支されており、磁気ディスク装置の記録時及
び再生時には、スピンドルモータ28による磁気記録媒
体12の回転により発生する空気流とによる浮揚力と、
スライダ1を磁気記録媒体12側へ付勢するヘッド支持
装置9の付勢力との関係により、スライダ1に搭載され
た磁気ヘッドは磁気記録媒体12に対して一定の浮上量
を得ている。
【0100】また、磁気記録媒体12の回転時には、ソ
レノイド19には、所定の電流が印加され、第2の実施
の形態に示したように、スライダ1には磁気記録媒体1
2方向に所定のロード荷重が印加される。
【0101】なお、磁気記録媒体12の回転、停止、支
持アーム2の回動は全て制御手段24によって制御され
ている。
【0102】さらにまた、その筐体25は、SDメモリ
ーカードの外形寸法と同一寸法になるように形成されて
おり、その寸法は図6中の長さ(L)が32ミリ、幅
(W)が24ミリ、高さ(H)が2.1ミリに形成され
ており、図6において、面取り部Cは4ミリのC面取り
がされた形状になっている。
【0103】なお、筐体25は厚さ0.25mmのステ
ンレス鋼にて、基板15はダイキャスト法にて形成した
アルミにて形成されている。
【0104】また、面取り部Cは支持アーム2の軸受部
10が形成された側と対角反対側の角部(図6中左上)
に設けることができる。
【0105】本発明のヘッド支持装置を用いることによ
り、従来のL/UL方式において従来必要であった、ヘ
ッド保持部が必要ないので、磁気ディスク装置の薄形化
を実現することができる。
【0106】また、薄形化を実現しながらも、磁気ヘッ
ドと、磁気記録媒体とを離間させておくことが可能とな
るために、耐衝撃性に優れた磁気ディスク装置を実現す
ることができる。
【0107】こうして、SDメモリーカードと互換性を
有する外形形状のディスク装置を実現することが可能と
なる。
【0108】さらに、本発明の磁気ディスク装置と外部
機器間との接続端子をSDメモリーカードと互換性を有
するように設計することによって、ユーザは中身の記録
媒体の違いを意識することなく、従来に比較して大容量
のSDメモリーカードとして本発明の磁気ディスク装置
を使用することが可能となる。
【0109】なお、本発明の実施の形態においては、磁
気ヘッドを用いた磁気ディスク装置のヘッド支持装置に
ついて説明したが、本発明のヘッド支持装置は、非接触
型のディスク記録再生装置、たとえば光ディスク装置や
光磁気ディスク装置等のヘッド支持装置として用いた場
合も同様の効果を有する。
【0110】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のヘッド支持
装置を用いれば、ヘッドに十分な荷重を掛けながら、高
い柔軟性を有し、耐衝撃性の高い、高速アクセスが可能
なヘッド支持装置を提供することができる。
【0111】また、本発明のヘッド支持装置を用いれ
ば、支持アームの上下動が可能となるので、記録媒体の
回転停止時には、ヘッドを記録媒体から離して保持する
ことが可能となる。
【0112】さらに、本発明のヘッド支持装置を用いた
磁気ディスク装置を形成すれば、小型で薄い、耐衝撃
性、可搬性に優れたSDメモリーカードサイズの磁気デ
ィスク装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるヘッド支持
装置の動作原理を示す側面図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるヘッド支持
装置の要部を示す平面図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるヘッド支持
装置の構成を示すための斜視図
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるヘッド支持
装置の構成を示す分解斜視図
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるヘッド支持
装置の構成を示す軸受部付近の要部側面図
【図6】本発明の第3の実施の形態における磁気ディス
ク装置の構成を示す平面図
【図7】本発明の第3の実施の形態における磁気ディス
ク装置の構成を示す断面図
【図8】従来の磁気ディスク装置の構成を示す平面図
【符号の説明】
1 スライダ 2 支持アーム 3 ボイスコイル 4 板バネ部 5 バネ固定部材 6 ナット 7 取付ねじ 8 コイルホルダ 8a 突起部 9 ヘッド支持装置 10 軸受部 11 ピボット軸受 11a、11b 頂部 11c カラー部 12 磁気記録媒体 13 ジンバル機構 14 ディンプル 15 基板 16 圧下手段 17 弾性手段 18 軸 19 ソレノイド 20 ソレノイド軸 21 ストッパ 22 ヨーク 22a 逃げ穴 23 弾性部材 24 制御手段 25 筐体 26 マグネット 28 スピンドルモータ 29 カラー 30 コイル 31 マグネット 100 ガイド部 101 スライダ 102 サスペンション 103 板バネ部 104 支持アーム 105 回転軸 106 ボイスコイル 107 磁気記録媒体 108 ヘッド支持装置 109 スピンドルモータ 110 テーパ部 111 ヘッド保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阪本 憲一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D059 AA01 BA01 CA05 CA21 DA11 DA26 EA08 5D076 AA01 BB01 CC05 DD01 DD10 DD13 DD27 GG04

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持アームと、 前記支持アームの一端下面に取り付けられたヘッドとを
    備え、 前記支持アームは軸受部を回動中心として、記録媒体の
    半径方向及び記録面に対して垂直方向に回動可能に設け
    られ、 前記支持アームに、前記記録媒体と接近する方向の付勢
    力を付与する第1の弾性手段と、前記支持アームを前記
    記録媒体の記録面から離反する方向に回動させるための
    第2の弾性手段とを設け、 前記記録媒体の回転停止時には、前記支持アームを前記
    記録媒体の記録面から離反する方向に回動させることに
    よって、前記ヘッドと前記記録媒体とが離間されること
    を特徴とするヘッド支持装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の弾性手段が、前記軸受部と前
    記支持アームとの間に設けられた板バネによることを特
    徴とする請求項1に記載のヘッド支持装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の弾性手段が、前記支持アーム
    の他端側を前記記録媒体方向に圧下する板バネであるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘッド
    支持装置。
  4. 【請求項4】 前記軸受部には、前記支持アームと接す
    るように、一対の頂部を有するピボット軸受が設けら
    れ、前記ピボット軸受の頂部と前記支持アームとが当接
    する点を支点として、前記支持アームが記録面に対して
    垂直方向に回動可能に設けられたことを特徴とする請求
    項1から請求項3までのいずれか1項に記載のヘッド支
    持装置。
  5. 【請求項5】 前記ピボット軸受に設けられた一対の頂
    部が、前記軸受部の軸方向及び前記支持アームの長手方
    向に垂直で、前記軸受部の前記記録媒体の半径方向の回
    動中心を通る線上で前記支持アームと当接するように設
    けられたことを特徴とする請求項4に記載のヘッド支持
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ピボット軸受の各頂部が、前記支持
    アームの長手方向の中心線に対して対称な位置に設けら
    れたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の
    ヘッド支持装置。
  7. 【請求項7】 前記ヘッドが前記支持アーム上に設けら
    れたスライダによって保持されたことを特徴とする請求
    項1から請求項6までのいずれか1項に記載のヘッド支
    持装置。
  8. 【請求項8】 前記スライダをロール方向及びピッチ方
    向に自在に支持するジンバル機構を、前記支持アーム上
    に設けたことを特徴とする請求項1から請求項7までの
    いずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  9. 【請求項9】 前記支持アームの、前記記録媒体の半径
    方向の回動が、前記支持アームに設けられたボイスコイ
    ルモータによることを特徴とする請求項1から請求項8
    までのいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  10. 【請求項10】 前記支持アームの、前記記録媒体に垂
    直な方向の回動が、ソレノイドによることを特徴とする
    請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のヘッ
    ド支持装置。
  11. 【請求項11】 前記弾性手段に保持された部分の重心
    位置が、前記支持アームの前記記録媒体の半径方向の回
    動軸と前記記録媒体の記録面に対して垂直方向の回動軸
    との交点と同一であることを特徴とする請求項1から請
    求項10までのいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  12. 【請求項12】 回転自在に支持された記録媒体と、 支持アームと、前記支持アームの一端下面に取り付けら
    れたヘッドとを備え、前記支持アームは軸受部を回動中
    心として、記録媒体の半径方向及び記録面に対して垂直
    方向に回動可能に設けられ、前記支持アームに、前記記
    録媒体と接近する方向の付勢力を付与する第1の弾性手
    段と、前記支持アームを前記記録媒体の記録面から離反
    する方向に回動させるための第2の弾性手段とを設けた
    ヘッド支持装置と、 前記記録媒体を回転させる回転手段と、 前記支持アームを前記記録媒体の半径方向に回動させる
    第1の回動手段と、 前記支持アームを前記記録媒体の記録面に垂直方向に回
    動させる第2の回動手段と、 前記ヘッド、前記回転手段、前記第1の回動手段、及び
    前記第2の回動手段と電気的に結合され、前記ヘッドと
    信号を交換し、前記記録媒体の回転を制御し、前記支持
    アームの回動を制御する制御手段とを有し、 前記記録媒体の回転停止時には、前記支持アームを前記
    記録媒体の記録面から離反する方向に回動させることに
    よって、前記ヘッドと前記記録媒体とが離間されること
    を特徴とするディスク装置。
  13. 【請求項13】 前記ヘッド支持装置の前記第1の弾性
    手段が前記軸受部と前記支持アームとの間に設けられた
    板バネによることを特徴とする請求項12に記載のディ
    スク装置。
  14. 【請求項14】 前記ヘッド支持装置の前記第2の弾性
    手段が前記支持アームの他端側を前記記録媒体方向に圧
    下する板バネであることを特徴とする請求項12または
    請求項13に記載のディスク装置。
  15. 【請求項15】 前記ヘッド支持装置の前記軸受部に
    は、前記支持アームと接するように、一対の頂部を有す
    るピボット軸受が設けられ、前記ピボット軸受の頂部と
    前記支持アームとが当接する点を支点として、前記支持
    アームが記録面に対して垂直方向に回動可能に設けられ
    たことを特徴とする請求項12から請求項14までのい
    ずれか1項に記載のディスク装置。
  16. 【請求項16】 前記ヘッド支持装置の前記ピボット軸
    受に設けられた一対の頂部が、前記軸受部の軸方向及び
    前記支持アームの長手方向に垂直で、前記軸受部の前記
    記録媒体の半径方向の回動中心を通る線上で前記支持ア
    ームと当接するように設けられたことを特徴とする請求
    項15に記載のディスク装置。
  17. 【請求項17】 前記ヘッド支持装置の前記ピボット軸
    受の各頂部が、前記支持アームの長手方向の中心線に対
    して対称な位置に設けられたことを特徴とする請求項1
    5または請求項16に記載のディスク装置。
  18. 【請求項18】 前記ヘッド支持装置の前記ヘッドが前
    記支持アーム上に設けられたスライダによって保持され
    たことを特徴とする請求項12から請求項17までのい
    ずれか1項に記載のディスク装置。
  19. 【請求項19】 前記ヘッド支持装置の前記スライダを
    ロール方向及びピッチ方向に自在に支持するジンバル機
    構を、前記支持アーム上に設けたことを特徴とする請求
    項12から請求項18までのいずれか1項に記載のディ
    スク装置。
  20. 【請求項20】 前記ヘッド支持装置の前記第1の回動
    手段が、前記支持アームに形成されたボイスコイルモー
    タによることを特徴とする請求項12から請求項19ま
    でのいずれか1項に記載のディスク装置。
  21. 【請求項21】 前記ヘッド支持装置の前記第2の回動
    手段が、ソレノイドによることを特徴とする請求項12
    から請求項20までのいずれか1項に記載のディスク装
    置。
  22. 【請求項22】 前記ヘッド支持装置の前記弾性手段に
    保持された部分の重心位置が、前記支持アームの前記記
    録媒体の半径方向の回動軸と前記記録媒体の記録面に対
    して垂直方向の回動軸との交点と同一であることを特徴
    とする請求項12から請求項21までのいずれか1項に
    記載のディスク装置。
  23. 【請求項23】 前記ディスク装置の外形が、SDメモ
    リーカードと互換性を有する形状であることを特徴とす
    る請求項12から請求項22までのいずれか1項に記載
    のディスク装置。
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