JPH05323955A - 自動駆動型鍵盤装置 - Google Patents
自動駆動型鍵盤装置Info
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- JPH05323955A JPH05323955A JP14839892A JP14839892A JPH05323955A JP H05323955 A JPH05323955 A JP H05323955A JP 14839892 A JP14839892 A JP 14839892A JP 14839892 A JP14839892 A JP 14839892A JP H05323955 A JPH05323955 A JP H05323955A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成部品が比較的に小さく、軽く、小型軽量
な鍵盤楽器を作製するには適し、また、消費電力が少な
く、電池仕様の鍵盤楽器にも、適合した構成とすること
ができる自動駆動型鍵盤装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 楽曲の進行に従って、当該楽曲を構成する一
連の楽音に対応した演奏情報が演奏情報記憶部３からを
順次発生されると、この演奏情報記憶部３から順次発生
する演奏情報に従って、鍵盤シャ−シ１上に回動可能に
取り付けられた複数の鍵２ごとに、アクチュエ−タ−制
御部４から駆動電圧が順次供給される。すると、このア
クチュエ−タ−制御部４から供給された鍵駆動電圧に従
って、当該鍵駆動電圧が供給された鍵２の基端側位置に
設けられた鍵アクチュエ−タ−５が伸縮駆動するので、
当該鍵２を自動的に回動駆動することができる。
な鍵盤楽器を作製するには適し、また、消費電力が少な
く、電池仕様の鍵盤楽器にも、適合した構成とすること
ができる自動駆動型鍵盤装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 楽曲の進行に従って、当該楽曲を構成する一
連の楽音に対応した演奏情報が演奏情報記憶部３からを
順次発生されると、この演奏情報記憶部３から順次発生
する演奏情報に従って、鍵盤シャ−シ１上に回動可能に
取り付けられた複数の鍵２ごとに、アクチュエ−タ−制
御部４から駆動電圧が順次供給される。すると、このア
クチュエ−タ−制御部４から供給された鍵駆動電圧に従
って、当該鍵駆動電圧が供給された鍵２の基端側位置に
設けられた鍵アクチュエ−タ−５が伸縮駆動するので、
当該鍵２を自動的に回動駆動することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電子ピアノなどの電
子鍵盤楽器やアコ−スティックピアノなどの自然鍵盤楽
器に使用される自動駆動型鍵盤装置に関する。
子鍵盤楽器やアコ−スティックピアノなどの自然鍵盤楽
器に使用される自動駆動型鍵盤装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、楽曲の進行に従って、当該楽
曲を構成する一連の楽音に対応した演奏情報を記憶部か
ら順次読みだしその演奏情報に従って、前記各鍵ごとに
設けられたソレノイド型の鍵駆動装置に駆動電圧を順次
供給し、この供給された鍵駆動電圧に従って、ソレノイ
ド型の鍵駆動装置を駆動し、これにより、鍵を回動駆動
するようにした自動駆動型鍵盤装置が知られている。
曲を構成する一連の楽音に対応した演奏情報を記憶部か
ら順次読みだしその演奏情報に従って、前記各鍵ごとに
設けられたソレノイド型の鍵駆動装置に駆動電圧を順次
供給し、この供給された鍵駆動電圧に従って、ソレノイ
ド型の鍵駆動装置を駆動し、これにより、鍵を回動駆動
するようにした自動駆動型鍵盤装置が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の自動駆動型鍵盤装置の場合、その構成部品が比較的
に大きく、重いため、小型軽量な鍵盤楽器を作製するに
は適さなく、また、消費電力が大であり、電池仕様の鍵
盤楽器には、適合しない、といった問題点があった。こ
の発明は、こうした従来の問題点に鑑みてなされたもの
であり、構成部品が比較的に小さく、軽く、小型軽量な
鍵盤楽器を作製するには適し、また、消費電力が少な
く、電池仕様の鍵盤楽器にも、適合した構成とすること
ができる自動駆動型鍵盤装置を提供することを目的とす
る。
来の自動駆動型鍵盤装置の場合、その構成部品が比較的
に大きく、重いため、小型軽量な鍵盤楽器を作製するに
は適さなく、また、消費電力が大であり、電池仕様の鍵
盤楽器には、適合しない、といった問題点があった。こ
の発明は、こうした従来の問題点に鑑みてなされたもの
であり、構成部品が比較的に小さく、軽く、小型軽量な
鍵盤楽器を作製するには適し、また、消費電力が少な
く、電池仕様の鍵盤楽器にも、適合した構成とすること
ができる自動駆動型鍵盤装置を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】こうした課題を解決する
ために、この発明は、鍵盤シャ−シ上に回動可能に取り
付けられた複数の鍵と、楽曲の進行に従って、当該楽曲
を構成する一連の楽音に対応した演奏情報を順次発生す
る演奏情報発生手段と、この演奏情報発生手段から順次
発生する演奏情報に従って、前記各鍵ごとに、駆動電圧
を順次供給する鍵駆動電圧供給手段と、この鍵駆動電圧
供給手段から供給された鍵駆動電圧に従って、伸縮駆動
し、鍵駆動電圧が供給された鍵を回動駆動するために、
当該鍵の基端側位置に設けられた鍵駆動手段とを備えて
いる。前記鍵駆動手段は、前記鍵駆動電圧に従って、伸
縮駆動する、たとえば圧電素子である。
ために、この発明は、鍵盤シャ−シ上に回動可能に取り
付けられた複数の鍵と、楽曲の進行に従って、当該楽曲
を構成する一連の楽音に対応した演奏情報を順次発生す
る演奏情報発生手段と、この演奏情報発生手段から順次
発生する演奏情報に従って、前記各鍵ごとに、駆動電圧
を順次供給する鍵駆動電圧供給手段と、この鍵駆動電圧
供給手段から供給された鍵駆動電圧に従って、伸縮駆動
し、鍵駆動電圧が供給された鍵を回動駆動するために、
当該鍵の基端側位置に設けられた鍵駆動手段とを備えて
いる。前記鍵駆動手段は、前記鍵駆動電圧に従って、伸
縮駆動する、たとえば圧電素子である。
【０００５】
【作用】この発明によれば、楽曲の進行に従って、当該
楽曲を構成する一連の楽音に対応した演奏情報が演奏情
報発生手段からを順次発生されると、この演奏情報発生
手段から順次発生する演奏情報に従って、鍵盤シャ−シ
上に回動可能に取り付けられた複数の鍵ごとに、鍵駆動
電圧供給手段から駆動電圧が順次供給される。すると、
この鍵駆動電圧供給手段から供給された鍵駆動電圧に従
って、当該鍵駆動電圧が供給された鍵の基端側位置に設
けられた鍵駆動手段が伸縮駆動するので、当該鍵を自動
的に回動駆動することができる。
楽曲を構成する一連の楽音に対応した演奏情報が演奏情
報発生手段からを順次発生されると、この演奏情報発生
手段から順次発生する演奏情報に従って、鍵盤シャ−シ
上に回動可能に取り付けられた複数の鍵ごとに、鍵駆動
電圧供給手段から駆動電圧が順次供給される。すると、
この鍵駆動電圧供給手段から供給された鍵駆動電圧に従
って、当該鍵駆動電圧が供給された鍵の基端側位置に設
けられた鍵駆動手段が伸縮駆動するので、当該鍵を自動
的に回動駆動することができる。
【０００６】
【実施例】以下、この発明を図示する実施例に基づいて
説明する。図１はこの発明の一実施例に係る自動駆動型
鍵盤装置を示す要部断面図、図２は図１に示す自動駆動
型鍵盤装置に設けられている鍵駆動部示す要部断面図、
図３は図１に示す自動駆動型鍵盤装置に使用される回路
構成を示すブロック図である。
説明する。図１はこの発明の一実施例に係る自動駆動型
鍵盤装置を示す要部断面図、図２は図１に示す自動駆動
型鍵盤装置に設けられている鍵駆動部示す要部断面図、
図３は図１に示す自動駆動型鍵盤装置に使用される回路
構成を示すブロック図である。
【０００７】これら図１〜図３に示すように、この実施
例に係る自動駆動型鍵盤装置では、鍵盤シャ−シ１上に
回動可能に取り付けられた複数の鍵２と、楽曲の進行に
従って、当該楽曲を構成する一連の楽音に対応した演奏
情報を順次発生するための演奏情報発生手段である演奏
情報記憶部３と、この演奏情報記憶部３から順次発生す
る演奏情報に従って、前記各鍵２ごとに、駆動電圧を順
次供給するための鍵駆動電圧供給手段であるアクチュエ
−タ−制御部４と、このアクチュエ−タ−制御部４から
供給された鍵駆動電圧に従って、伸縮駆動し、鍵駆動電
圧が供給された鍵２を回動駆動するために、当該鍵２の
基端側位置に設けられた鍵駆動手段である鍵アクチュエ
−タ−５とを備えている。前記鍵アクチュエ−タ−５
は、この実施例の場合、鍵２の基端側位置に設けられた
Ｕ字状部２２内に配置されており、この鍵アクチュエ−
タ−５に前記鍵駆動電圧がリード線３を介して印加され
ると、当該鍵駆動電圧に従って、左右方向に伸縮駆動す
るようになっている。
例に係る自動駆動型鍵盤装置では、鍵盤シャ−シ１上に
回動可能に取り付けられた複数の鍵２と、楽曲の進行に
従って、当該楽曲を構成する一連の楽音に対応した演奏
情報を順次発生するための演奏情報発生手段である演奏
情報記憶部３と、この演奏情報記憶部３から順次発生す
る演奏情報に従って、前記各鍵２ごとに、駆動電圧を順
次供給するための鍵駆動電圧供給手段であるアクチュエ
−タ−制御部４と、このアクチュエ−タ−制御部４から
供給された鍵駆動電圧に従って、伸縮駆動し、鍵駆動電
圧が供給された鍵２を回動駆動するために、当該鍵２の
基端側位置に設けられた鍵駆動手段である鍵アクチュエ
−タ−５とを備えている。前記鍵アクチュエ−タ−５
は、この実施例の場合、鍵２の基端側位置に設けられた
Ｕ字状部２２内に配置されており、この鍵アクチュエ−
タ−５に前記鍵駆動電圧がリード線３を介して印加され
ると、当該鍵駆動電圧に従って、左右方向に伸縮駆動す
るようになっている。
【０００８】以下、この実施例の具体的な構成について
説明する。鍵盤シャ−シ１上に回動可能に取り付けられ
た鍵２の下部位置には、前記鍵盤シャ−シ１の上面に固
着されている回路基板６上に設けられている各ゴムスイ
ッチ７、７を押圧するための各ゴムスイッチ押圧部８、
８が一体形成されている。また、前記鍵２の基端側の鍵
盤シャ−シ１上には、当該鍵２を上方向に弾性付勢する
鍵復帰用のスプリング９が配置されている。 さらに、
前記鍵２の基端部は、鍵盤シャ−シ１にねじ１０により
固着されている。この鍵２は、その前部に形成されたＬ
字状のストッパ片１１が鍵盤シャ−シ１の下面に固着さ
れている上限規制ストッパ部材１２に当接することによ
り、その上限方向の位置が位置規制される一方、鍵盤シ
ャ−シ１の上面に固着されている下限規制ストッパ部材
１３に当接することにより、その下限方向の位置が位置
規制されるようになっている。
説明する。鍵盤シャ−シ１上に回動可能に取り付けられ
た鍵２の下部位置には、前記鍵盤シャ−シ１の上面に固
着されている回路基板６上に設けられている各ゴムスイ
ッチ７、７を押圧するための各ゴムスイッチ押圧部８、
８が一体形成されている。また、前記鍵２の基端側の鍵
盤シャ−シ１上には、当該鍵２を上方向に弾性付勢する
鍵復帰用のスプリング９が配置されている。 さらに、
前記鍵２の基端部は、鍵盤シャ−シ１にねじ１０により
固着されている。この鍵２は、その前部に形成されたＬ
字状のストッパ片１１が鍵盤シャ−シ１の下面に固着さ
れている上限規制ストッパ部材１２に当接することによ
り、その上限方向の位置が位置規制される一方、鍵盤シ
ャ−シ１の上面に固着されている下限規制ストッパ部材
１３に当接することにより、その下限方向の位置が位置
規制されるようになっている。
【０００９】次に、図３に従って、この実施例に係る自
動駆動型鍵盤装置に使用される回路構成について説明す
る。先ず、ＣＰＵ１７の制御のもとで、前述したよう
に、演奏情報記憶部３は、楽曲の進行に従って、当該楽
曲を構成する一連の楽音に対応した演奏情報を順次発生
し、この演奏情報記憶部３から順次発生する演奏情報に
従って、前記各鍵２ごとに、アクチュエ−タ−制御部４
から駆動電圧が順次供給される。このアクチュエ−タ−
制御部４から供給された鍵駆動電圧に従って、鍵アクチ
ュエ−タ−５が伸縮駆動し、鍵駆動電圧が供給された鍵
２を回動駆動する。同時に、演奏情報記憶部３から順次
発生する演奏情報に従って、音源制御部１４が制御され
この音源制御部１４に従って、音源１５が駆動されるの
で、当該音源１５にて、対応する楽音信号が生成され
る。このため、この楽音信号に基づいて、サウンドシス
テム１６から楽音が外部に放音されることとなる。
動駆動型鍵盤装置に使用される回路構成について説明す
る。先ず、ＣＰＵ１７の制御のもとで、前述したよう
に、演奏情報記憶部３は、楽曲の進行に従って、当該楽
曲を構成する一連の楽音に対応した演奏情報を順次発生
し、この演奏情報記憶部３から順次発生する演奏情報に
従って、前記各鍵２ごとに、アクチュエ−タ−制御部４
から駆動電圧が順次供給される。このアクチュエ−タ−
制御部４から供給された鍵駆動電圧に従って、鍵アクチ
ュエ−タ−５が伸縮駆動し、鍵駆動電圧が供給された鍵
２を回動駆動する。同時に、演奏情報記憶部３から順次
発生する演奏情報に従って、音源制御部１４が制御され
この音源制御部１４に従って、音源１５が駆動されるの
で、当該音源１５にて、対応する楽音信号が生成され
る。このため、この楽音信号に基づいて、サウンドシス
テム１６から楽音が外部に放音されることとなる。
【００１０】また、ＣＰＵ１７の制御のもとで、演奏情
報記憶部３に記憶されている楽曲の曲名が表示部１８に
て表示される。さらに、操作部１９のうち、記録スイッ
チ２０が操作されているもとで、鍵２が演奏者により押
鍵操作されると、鍵アクチュエ−タ−５が圧縮されるこ
ととなるので、鍵アクチュエ−タ−５から押鍵操作に応
じた電気信号が発生されるので、この電気信号が演奏情
報として、前記演奏情報記憶部３内に記憶されるように
なっている。
報記憶部３に記憶されている楽曲の曲名が表示部１８に
て表示される。さらに、操作部１９のうち、記録スイッ
チ２０が操作されているもとで、鍵２が演奏者により押
鍵操作されると、鍵アクチュエ−タ−５が圧縮されるこ
ととなるので、鍵アクチュエ−タ−５から押鍵操作に応
じた電気信号が発生されるので、この電気信号が演奏情
報として、前記演奏情報記憶部３内に記憶されるように
なっている。
【００１１】次に、このような構成の自動駆動型鍵盤装
置の動作について図４に従って説明する。まず、操作部
１９のうち、デモンストレ−ションスイッチ２１が操作
されると、これに応答して、ＣＰＵ１７の制御のもと
で、演奏情報記憶部３に記憶されている楽曲の曲名が表
示部１８にて表示されるとともに、演奏情報記憶部３か
ら、楽曲の進行に従って、当該楽曲を構成する一連の楽
音に対応した演奏情報が順次読み出される（ステップＳ
１）。すると、この演奏情報記憶部３から順次発生する
演奏情報がアクチュエ−タ−制御部４に入力される（ス
テップＳ２）ので、この演奏情報に従って、その前記各
鍵２ごとに、アクチュエ−タ−制御部４から駆動電圧が
順次供給される（ステップＳ３）。このアクチュエ−タ
−制御部４から供給された鍵駆動電圧に従って、図２
中、破線に示すように、鍵アクチュエ−タ−５が伸長駆
動することとなるので、鍵基端部において、鍵駆動電圧
が供給された鍵２が回動駆動されることとなる。これら
各ステップＳ１〜Ｓ３は、演奏情報の最後まで、すなわ
ち楽曲が終了するまで継続される（ステップＳ４）。
置の動作について図４に従って説明する。まず、操作部
１９のうち、デモンストレ−ションスイッチ２１が操作
されると、これに応答して、ＣＰＵ１７の制御のもと
で、演奏情報記憶部３に記憶されている楽曲の曲名が表
示部１８にて表示されるとともに、演奏情報記憶部３か
ら、楽曲の進行に従って、当該楽曲を構成する一連の楽
音に対応した演奏情報が順次読み出される（ステップＳ
１）。すると、この演奏情報記憶部３から順次発生する
演奏情報がアクチュエ−タ−制御部４に入力される（ス
テップＳ２）ので、この演奏情報に従って、その前記各
鍵２ごとに、アクチュエ−タ−制御部４から駆動電圧が
順次供給される（ステップＳ３）。このアクチュエ−タ
−制御部４から供給された鍵駆動電圧に従って、図２
中、破線に示すように、鍵アクチュエ−タ−５が伸長駆
動することとなるので、鍵基端部において、鍵駆動電圧
が供給された鍵２が回動駆動されることとなる。これら
各ステップＳ１〜Ｓ３は、演奏情報の最後まで、すなわ
ち楽曲が終了するまで継続される（ステップＳ４）。
【００１２】このようにこの実施例によれば、アクチュ
エ−タ−制御部４から、リード線３を介して供給された
鍵駆動電圧に従って、図２中、破線に示すように、鍵ア
クチュエ−タ−５が伸長駆動し、鍵基端部において、鍵
駆動電圧が供給された鍵２が回動駆動されることとなる
ので、あたかも、鍵２が演奏者により実際に押鍵操作さ
れたかのような印象を聴取者に与えることができる。同
時に、演奏情報記憶部３から順次発生する演奏情報に従
って、音源制御部１４が制御され、この音源制御部１４
に従って、音源１５が駆動されるので、当該音源１５に
て、対応する楽音信号を生成し、これにより、この楽音
信号に基づいて、サウンドシステム１６から楽音を外部
に放音させることができる。
エ−タ−制御部４から、リード線３を介して供給された
鍵駆動電圧に従って、図２中、破線に示すように、鍵ア
クチュエ−タ−５が伸長駆動し、鍵基端部において、鍵
駆動電圧が供給された鍵２が回動駆動されることとなる
ので、あたかも、鍵２が演奏者により実際に押鍵操作さ
れたかのような印象を聴取者に与えることができる。同
時に、演奏情報記憶部３から順次発生する演奏情報に従
って、音源制御部１４が制御され、この音源制御部１４
に従って、音源１５が駆動されるので、当該音源１５に
て、対応する楽音信号を生成し、これにより、この楽音
信号に基づいて、サウンドシステム１６から楽音を外部
に放音させることができる。
【００１３】なお、前述した実施例では、鍵アクチュエ
−タ−５は、鍵２の基端側位置に設けられたＵ字状部２
２内に配置されており、この鍵アクチュエ−タ−５に前
記鍵駆動電圧がリ−ド線２３を介して印加されると、当
該鍵駆動電圧に従って、左右方向に伸縮駆動するように
なっているが、このような実施例に限られず、たとえ
ば、図５に示すように、鍵アクチュエ−タ−５のほか
に、別な鍵アクチュエ−タ−２６を設け、同図中、破線
で示すように、鍵２をさらに大きく傾斜させるようにし
てもよい。また、図６に示すように、バイモルフ型圧電
素子２８を鍵２の基端位置に配置し、同図中、破線で示
すように、このバイモルフ型圧電素子２８の働きによ
り、鍵２を傾斜させるようにしてもよい。また、図７に
示すように、鍵２の基端位置に、回動支点部２９、３０
を回動支点として２つの回動部材３２、３３を回動可能
に配置し、鍵アクチュエ−タ−５の上下方向の伸長作用
により、同図中、破線で示すように、回動支点部３４を
回動支点として、鍵２を傾斜させるようにしてもよい。
また、図８に示すように、鍵２の基端位置に、回動支点
部３５、３６を回動支点として、鍵２を回動可能に配置
し、鍵アクチュエ−タ−５の左右方向の伸長作用によ
り、移動部材３７を左方向に移動させ、これにより、同
図中、破線で示すように、スプリング２８の弾性力に抗
して、鍵２を傾斜させるようにしてもよい。また、図９
に示すように、鍵２の基端位置に、突き上げ棒３９を上
下動可能に配置し、鍵盤シャ−シ１に固着されている上
ケ−ス４０に、前記突き上げ棒３９の上端を当接させ、
鍵アクチュエ−タ−５の上下方向の伸長作用により、同
図中、破線で示すように、回動支点部４２を回動中心と
して、鍵２を傾斜させるようにしてもよい。さらに、図
１０に示すように、鍵盤シャ−シ１と鍵２の基端位置と
の間に、コイルスプリング状の形状記憶合金４３を配置
し、この形状記憶合金４３に電圧を与えることにより、
当該形状記憶合金４３を収縮させ、これにより、同図
中、破線で示すように、鍵２を傾斜させるようにしても
よい。
−タ−５は、鍵２の基端側位置に設けられたＵ字状部２
２内に配置されており、この鍵アクチュエ−タ−５に前
記鍵駆動電圧がリ−ド線２３を介して印加されると、当
該鍵駆動電圧に従って、左右方向に伸縮駆動するように
なっているが、このような実施例に限られず、たとえ
ば、図５に示すように、鍵アクチュエ−タ−５のほか
に、別な鍵アクチュエ−タ−２６を設け、同図中、破線
で示すように、鍵２をさらに大きく傾斜させるようにし
てもよい。また、図６に示すように、バイモルフ型圧電
素子２８を鍵２の基端位置に配置し、同図中、破線で示
すように、このバイモルフ型圧電素子２８の働きによ
り、鍵２を傾斜させるようにしてもよい。また、図７に
示すように、鍵２の基端位置に、回動支点部２９、３０
を回動支点として２つの回動部材３２、３３を回動可能
に配置し、鍵アクチュエ−タ−５の上下方向の伸長作用
により、同図中、破線で示すように、回動支点部３４を
回動支点として、鍵２を傾斜させるようにしてもよい。
また、図８に示すように、鍵２の基端位置に、回動支点
部３５、３６を回動支点として、鍵２を回動可能に配置
し、鍵アクチュエ−タ−５の左右方向の伸長作用によ
り、移動部材３７を左方向に移動させ、これにより、同
図中、破線で示すように、スプリング２８の弾性力に抗
して、鍵２を傾斜させるようにしてもよい。また、図９
に示すように、鍵２の基端位置に、突き上げ棒３９を上
下動可能に配置し、鍵盤シャ−シ１に固着されている上
ケ−ス４０に、前記突き上げ棒３９の上端を当接させ、
鍵アクチュエ−タ−５の上下方向の伸長作用により、同
図中、破線で示すように、回動支点部４２を回動中心と
して、鍵２を傾斜させるようにしてもよい。さらに、図
１０に示すように、鍵盤シャ−シ１と鍵２の基端位置と
の間に、コイルスプリング状の形状記憶合金４３を配置
し、この形状記憶合金４３に電圧を与えることにより、
当該形状記憶合金４３を収縮させ、これにより、同図
中、破線で示すように、鍵２を傾斜させるようにしても
よい。
【００１４】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、鍵盤シャ−シ上に回動可能に取り付けられ
た複数の鍵と、楽曲の進行に従って、当該楽曲を構成す
る一連の楽音に対応した演奏情報を順次発生する演奏情
報発生手段と、この演奏情報発生手段から順次発生する
演奏情報に従って、前記各鍵ごとに、駆動電圧を順次供
給する鍵駆動電圧供給手段と、この鍵駆動電圧供給手段
から供給された鍵駆動電圧に従って、伸縮駆動し、鍵駆
動電圧が供給された鍵を回動駆動するために、当該鍵の
基端側位置に設けられた鍵駆動手段とを備えている。こ
のため、構成部品が比較的に小さく、軽く、小型軽量な
鍵盤楽器を作製するには適し、また、消費電力が少な
く、電池仕様の鍵盤楽器にも、適合した構成とすること
ができる。
明によれば、鍵盤シャ−シ上に回動可能に取り付けられ
た複数の鍵と、楽曲の進行に従って、当該楽曲を構成す
る一連の楽音に対応した演奏情報を順次発生する演奏情
報発生手段と、この演奏情報発生手段から順次発生する
演奏情報に従って、前記各鍵ごとに、駆動電圧を順次供
給する鍵駆動電圧供給手段と、この鍵駆動電圧供給手段
から供給された鍵駆動電圧に従って、伸縮駆動し、鍵駆
動電圧が供給された鍵を回動駆動するために、当該鍵の
基端側位置に設けられた鍵駆動手段とを備えている。こ
のため、構成部品が比較的に小さく、軽く、小型軽量な
鍵盤楽器を作製するには適し、また、消費電力が少な
く、電池仕様の鍵盤楽器にも、適合した構成とすること
ができる。
【図１】この発明の一実施例に係る自動駆動型鍵盤装置
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図２】図１に示す自動駆動型鍵盤装置に設けられてい
る鍵駆動部示す要部断面図である。
る鍵駆動部示す要部断面図である。
【図３】図１に示す自動駆動型鍵盤装置に使用される回
路構成を示すブロック図である。
路構成を示すブロック図である。
【図４】演奏情報に基づいて鍵２を駆動するフロ−チャ
−トを示す図である。
−トを示す図である。
【図５】鍵アクチュエ−タ−５の他の実施例を示す要部
断面図である。
断面図である。
【図６】鍵アクチュエ−タ−５のその他の実施例を示す
要部断面図である。
要部断面図である。
【図７】鍵アクチュエ−タ−５のその他の実施例を示す
要部断面図である。
要部断面図である。
【図８】鍵アクチュエ−タ−５のさらに他の実施例を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図９】鍵アクチュエ−タ−５のさらに他の実施例を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図１０】鍵アクチュエ−タ−５のさらに他の実施例を
示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
１ 鍵盤シャ−シ ２ 複数の鍵 ３ 演奏情報記憶部 ４ アクチュエ−タ−制御部 ５ 鍵アクチュエ−タ−
Claims (2)
- 【請求項１】 鍵盤シャ−シ上に回動可能に取り付けら
れた複数の鍵と、楽曲の進行に従って、当該楽曲を構成
する一連の楽音に対応した演奏情報を順次発生する演奏
情報発生手段と、 この演奏情報発生手段から順次発生する演奏情報に従っ
て、前記各鍵ごとに、駆動電圧を順次供給する鍵駆動電
圧供給手段と、 この鍵駆動電圧供給手段から供給された鍵駆動電圧に従
って、伸縮駆動し、鍵駆動電圧が供給された鍵を回動駆
動するように、当該鍵の基端側位置に設けられた鍵駆動
手段と、 を備えていることを特徴とする自動駆動型鍵盤装置。 - 【請求項２】 前記鍵駆動手段は、前記鍵駆動電圧に従
って、伸縮駆動する圧電素子であることを特徴とする請
求項１記載の自動駆動型鍵盤装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14839892A JP3223278B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 自動駆動型鍵盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14839892A JP3223278B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 自動駆動型鍵盤装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05323955A true JPH05323955A (ja) | 1993-12-07 |
| JP3223278B2 JP3223278B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=15451897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14839892A Expired - Fee Related JP3223278B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 自動駆動型鍵盤装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3223278B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007256737A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Yamaha Corp | 鍵駆動装置及び鍵盤楽器 |
| JP2007263992A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Yamaha Corp | 鍵駆動装置及び鍵盤楽器 |
| JP2008064978A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Yamaha Corp | 鍵駆動装置及び鍵駆動制御システム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3536317B2 (ja) | 1992-08-27 | 2004-06-07 | カシオ計算機株式会社 | 自動駆動型鍵盤装置 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP14839892A patent/JP3223278B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007256737A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Yamaha Corp | 鍵駆動装置及び鍵盤楽器 |
| JP2007263992A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Yamaha Corp | 鍵駆動装置及び鍵盤楽器 |
| JP2008064978A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Yamaha Corp | 鍵駆動装置及び鍵駆動制御システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3223278B2 (ja) | 2001-10-29 |
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