JPH0532284Y2 - - Google Patents

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JPH0532284Y2
JPH0532284Y2 JP13618587U JP13618587U JPH0532284Y2 JP H0532284 Y2 JPH0532284 Y2 JP H0532284Y2 JP 13618587 U JP13618587 U JP 13618587U JP 13618587 U JP13618587 U JP 13618587U JP H0532284 Y2 JPH0532284 Y2 JP H0532284Y2
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fire
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resistant
thin film
adhesive layer
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、主として建築物の鉄骨等の被処理
材の表面に貼り付けて耐火被覆層を形成せしめる
耐火塗料シートに関する。
[従来の技術] 例えば建築物等に使用されている鉄骨等は、火
災時の高熱に晒されて高温になると、その強度や
剛性が低下することにより変形し、ついには建物
の倒壊を招く虞があり、このため建築物等に使用
する鉄骨についてはその必要箇所に耐火被覆処理
を施すことが行われている。
そして、この建築物の鉄骨等の被処理材に耐火
被覆処理を施す手段としては、一般に工事現場で
行われるロツクウール吹付けが行われているが、
この方法には現場工事に起因する種々の問題、例
えば工期が長くなる、耐火性にむらが生じる、作
業者の衛生管理に細心の注意が要求される等の問
題がある。
そこで、このような問題を根本的に解決するた
めに耐火塗料の開発が盛んになり、その一環とし
て塗膜厚さの均一化と塗装作業性の向上さらには
塗装作業の衛生性の向上等を目的にした耐火塗料
シートも開発されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の耐火塗料シートは、ポリ
塩化ビニルシート等の合成樹脂製可撓性フイルム
を芯材とし、その表面側に耐火塗料を塗布して耐
火塗料層を形成すると共にその裏面側には感圧接
着剤を塗布して感圧接着剤層を形成せしめた構造
になつており、芯材に遮熱作用が期待できないこ
とから、耐火塗料として吸熱型のものを使用して
も、また、発泡型のものを使用しても、JIS A
1304に規定された1時間耐火性能を確保するため
には概ね2〜10mm程度という非常に厚い塗膜厚が
要求され、これらの耐火塗料が高価であることか
ら耐火被覆処理に費用がかかり過ぎるという問題
があつた。
従つて、本考案の目的は、耐火性能を損うこと
なく耐火塗料層の塗膜厚を薄くして高価な耐火塗
料の使用量を節約することにより耐火被覆処理の
経済性を改善することができる耐火塗料シートを
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本考案は、輻射熱反射性薄膜材を芯
材とし、その表面側に耐火塗料層を設けると共に
その裏面側には感圧接着剤層を設けた耐火塗料シ
ートである。
本考案において、耐火塗料シートの芯材を構成
する輻射熱反射性薄膜材としては、耐火塗料及び
感圧接着剤に対して優れた接着性と耐薬品性を有
し、ロール状に巻き取ることができるほか鉄骨等
の被処理材の形状に沿つて円滑に折曲げることが
できる可撓性を有し、シート製造時や施工時等に
作用する引張りに対向し得るだけの引張り強度や
不燃性等の性能を有し、さらに、優れた輻射熱反
射性を有するものが使用され、具体的には、例え
ば、アルミ箔や、合成樹脂フイルム、紙、織物、
不織布等のシート状のものにアルミニウム蒸着を
施したり、アルミ箔を接着したもの等を挙げるこ
とができる。この輻射熱反射性薄膜材の膜厚につ
いては、上記種々の性能を発揮し得るものであれ
ば特に制限はなく、また、材質等によつて異なる
が、可撓性、経済性等を考慮すれば、厚さ20μm
程度のアルミ箔にガラスクロスで裏貼補強したも
のが最適である。
この輻射熱反射性薄膜材の表面側に設けられる
耐火塗料層を形成するための耐火塗料としては、
発泡剤としてのアンモニウム塩やアミノ化合物等
を含有し、炭化剤及び結合剤としてビニル樹脂、
エポキシ樹脂等の合成樹脂類を含有し、火災時の
高熱によつて発泡し、断熱層を形成して被処理材
の温度上昇を抑制する発泡型耐火塗料や、吸熱剤
として水酸化アルミニウム等を含有し、結合剤と
してビニル樹脂等の合成樹脂類を含有し、火災時
の高熱によつて水蒸気を発生し、そのときの気化
潜熱によつて被処理材の温度上昇を抑制する吸熱
型耐火塗料等がある。この耐火塗料層の膜厚につ
いては、厚くすればするほど耐火性能は向上する
が、厚くし過ぎると耐火塗料の使用量が増大して
耐火被覆処理に費用がかかり過ぎ、輻射熱反射性
薄膜材を使用するメリツトが減少するので、耐火
性能と経済性とを考慮して決定するのがよく、従
来のこの種の耐火塗料シートにおける耐火塗料層
の膜厚に対してその50〜90%程度、好ましくは60
〜80%程度の厚さに調整するのがよい。
また、上記輻射熱反射性薄膜材の裏面側に設け
られる感圧接着剤層を形成するための感圧接着剤
としては、従来公知の種々のものを使用すること
ができ、例えば耐候性の面からアクリル系のもの
が適当であるが、ゴム系のものも使用可能であ
る。
さらに、上記感圧接着材層について、必要によ
りその表面に剥離紙を貼り付けておき、鉄骨等の
被処理材に耐火被覆処理を施す際にこの剥離紙を
剥して耐火塗料シートを貼り付けるようにしても
よい。この目的で使用する剥離紙については例え
ばアンカーコートされたクラフト紙にシリコンを
塗布したもの等を挙げることができるが、特に紙
製のものに限る必要はなく、接着剤層に剥離可能
に貼り付いてこの接着剤層を保護し得るものであ
ればよい。
[作用] 本考案の耐火塗料シートによれば、その芯材が
輻射熱反射性薄膜材で構成されているので、その
耐火塗料層を形成する耐火塗料については、輻射
熱反射性薄膜材によつて反射される熱量に相当す
る熱量を遮断するのに必要なだけの耐火塗料の使
用量を減少させることができる。
[実施例] 以下、添付図面に示す実施例に基いて、本考案
を具体的に説明する。
第1図にこの考案の実施例に係る耐火塗料シー
ト1が示されている。この耐火塗料シート1は、
ガラスクロスが裏貼された膜厚20μmのアルミ箔
製輻射熱反射性薄膜材2と、この輻射熱反射性薄
膜材2の表面側に発泡型耐火塗料(西独のデソバ
ーグ(DESOWAG)社製商品名:パイロテクト
(PYROTECT))を塗布して形成された塗膜厚
1.8mmの耐火塗料層3と、上記輻射熱反射性薄膜
材2の裏面側にアクリル系接着剤を塗布して形成
された接着剤層4と、この接着剤層4の表面に剥
離可能に貼り付けられた剥離紙5とで構成されて
いる。
このように形成された耐火塗料シート1は、例
えば第2図に示すように、被処理剤である鉄骨6
の表面にその形状に沿つて貼り付け、その耐火被
覆処理に使用される。
そして、このように耐火被覆処理された鉄骨6
は建築物等の建設に使用され、この建築物の火災
時には、鉄骨6の表面に貼り付けられた耐火塗料
シート1による耐火被覆層が高熱に晒されて発泡
し、鉄骨6の表面に断熱層を形成せしめ、これに
よつて鉄骨6の温度上昇を抑制する。
上記アルミ箔製輻射熱反射性薄膜材2を使用す
ることなく、耐火塗料層3に使用した発泡型耐火
塗料のみで耐火被覆処理を行つた場合、この実施
例で得られた耐火塗料シート1と同等の耐火性能
を得るには被処理材の表面に塗膜厚2.2mmの耐火
塗膜層を形成する必要があり、この実施例の耐火
塗料シートによれば耐火塗料約20%の節約ができ
ることが判明した。
[考案の効果] 本考案によれば、その芯材が輻射熱反射性薄膜
材で構成されているので、この輻射熱反射性薄膜
材が熱を反射して断熱する熱量相当分の熱量を遮
断するのに必要なだけの耐火塗料の使用量を減少
させることができ、高価な耐火塗料をそれだけ節
約することができ、鉄骨等の被処理材の耐火被覆
処理をより安価に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る耐火塗料シート
の断面図、第2図は第1図の耐火塗料シートを鉄
骨の耐火被覆処理に適用した状態を示す斜視説明
図である。 符号の説明、1……耐火塗料シート、2……輻
射熱反射性薄膜材、3……耐火塗料層、4……接
着剤層、5……剥離紙、6……鉄骨。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 輻射熱反射性薄膜材を芯材とし、その表面側
    に耐火塗料層を設けると共にその裏面側には感
    圧接着剤層を設けたことを特徴とする耐火塗料
    シート。 (2) 輻射熱反射性薄膜材がアルミ箔である実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の耐火塗料シー
    ト。 (3) 感圧接着剤層がこの感圧接着剤層を保護する
    剥離紙を備えている実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項記載の耐火塗料シート。
JP13618587U 1987-09-08 1987-09-08 Expired - Lifetime JPH0532284Y2 (ja)

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JPS6440623U JPS6440623U (ja) 1989-03-10
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