JPH05322438A - 断熱扉 - Google Patents

断熱扉

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Publication number
JPH05322438A
JPH05322438A JP12316692A JP12316692A JPH05322438A JP H05322438 A JPH05322438 A JP H05322438A JP 12316692 A JP12316692 A JP 12316692A JP 12316692 A JP12316692 A JP 12316692A JP H05322438 A JPH05322438 A JP H05322438A
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JP
Japan
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insulating material
heat insulating
cfc
resin
door
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Pending
Application number
JP12316692A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tsujita
博志 辻田
Yoshiro Murono
芳朗 室野
Junichi Nakada
純一 中田
Kazuo Shimabara
和雄 嶋原
Shingo Obata
慎吾 小畑
Kazuhiro Morikiyo
和宏 森清
Takuya Matsumoto
卓也 松本
Nobuo Ohashi
伸夫 大橋
Toshio Kotorii
敏夫 小鳥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Publication of JPH05322438A publication Critical patent/JPH05322438A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、冷蔵庫の断熱扉の断熱材にフロン
123またはフロン141bを発泡剤とするウレタン断
熱材を用いた場合、前記フロン123断熱材の強いケミ
カルアタックで樹脂製扉表が割れる問題を解消するもの
で、樹脂製扉表の材料や表面処理、仕様を変えることに
より、従来の高い意匠性を維持しながら、割れない樹脂
製扉表を有する断熱扉を提供するものである。 【構成】 樹脂製扉表のフロン123断熱材またはフロ
ン141b断熱材に接する面を塗装、メッキした断熱
扉、また樹脂製扉表のフロン123断熱材またはフロン
141b断熱材に接する面にポリアミドとABSのポリ
マーアロイ、ポリアミド、ポリオレフィン、発泡PS、
PVDC、フロン11断熱材を配設した断熱扉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫、ショーケース
などに使用される断熱扉に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫の断熱扉は外観意匠向上の
ため、扉表鉄板を樹脂製扉表とし、樹脂成形品ならでは
の複雑形状を可能とした。冷蔵庫扉は樹脂製扉表と発泡
断熱材から成り立つが、発泡断熱材の発泡剤であるフロ
ン11(トリクロロフルオロメタン)は、塩素をふくん
でいること、分解速度が遅いことからオゾン層破壊の原
因物質として全世界でその使用が制限され、フロン規制
の対象となっており、国際的な削減努力をしなければな
らない。そこで、代替の新規発泡剤としてフロン123
(1,1−ジクロロ2,2,2−フルオロエタン)また
はフロン141b(1,1−ジクロロ−1−フルオロエ
タン)を用いた断熱材(以下フロン123断熱材または
フロン141b断熱材と呼ぶ)を適用せざるを得なくな
っている。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述したフロ
ン123またはフロン141b断熱材で一体発泡した冷
蔵庫の断熱扉について説明する。
【0004】図9〜図12は従来例を示す。まず1は冷
蔵庫であり、2はその断熱扉である(図7参照)。断熱
扉2は、樹脂製扉表3で形成された箱型空間に一体発泡
したフロン123断熱材またはフロン141b断熱材4
から構成される(図8参照)。
【0005】実開昭63−43092号公報では、前記
樹脂製扉表3および扉内板を射出成形品で構成してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、発泡剤のフロ
ン123またはフロン141bの挙動を説明すると、フ
ロン123またはフロン141b断熱材4の気泡5中に
あるフロン123またはフロン141b6は、沸点が2
7.5及び32℃であるため、通常の冷蔵庫使用状態で
は、庫外側ではガス状態で存在し、庫内側では液状態で
存在し、中間域では気液2相で存在するが、いずれの状
態であっても、分子構造的に水素原子があるため極性が
強く、非常に樹脂を溶解しやすい性質がある。つまりフ
ロン123あるいはフロン141b分子6は樹脂製扉表
3の樹脂へ膨潤し、分子鎖を切断するため、微小なクレ
−ズ7が生じる(図11参照)。この状態で、冷蔵庫の
庫外と庫内の温度差により、断熱扉2がバイメタル状に
反ったり、断熱扉2の開閉が原因で、樹脂製扉表3に僅
かな(1%以下程度)の歪が生じると、前記の微小なク
レ−ズ7が拡大していき、最後には約1mm以上の割れ
8が無数に発生するという問題点があった(図12参
照)。
【0007】しかしながら、この様に構成された断熱扉
2は、樹脂製扉表3に無数の割れ8が発生するため商品
価値がなく、適用できないという問題点があった。
【0008】対策として耐フロン123・耐フロン14
1b性に優れるポリプロピレンで射出成形することはで
きるが、結晶性樹脂であり成形収縮率が0.015程度
と大きく、樹脂製扉表の表面に大きなヒケが発生し、意
匠性が極めて低く適用できないという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑み、前記フロン
123またはフロン141bを発泡剤とする断熱材で一
体発泡しても、樹脂製扉表の高い意匠性を維持しつつ、
しかもフロン123・フロン141bの強いケミカルア
タック性に対しても割れない断熱扉を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本課題を解決するため、
断熱扉は、樹脂製扉表で形成される箱型空間と、箱型空
間に一体発泡したフロン123またはフロン141bを
発泡剤として用いたウレタン断熱材とからなり、前記樹
脂製扉表のウレタン断熱材に接する面にアクリルまたは
ウレタン塗装を施した構成を備えたものである。
【0011】また、断熱扉は、樹脂製扉表で形成される
箱型空間と、箱型空間に一体発泡したフロン123また
はフロン141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材
とからなり、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する
面に金属めっきを施した構成を備えたものである。
【0012】また、断熱扉は、樹脂製扉表で形成される
箱型空間と、箱型空間に一体発泡したフロン123また
はフロン141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材
とからなり、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する
面にABSとポリアミドのポリマーアロイまたはポリエ
チレン・ポリプロピレンなどのポリオレフィンの層を設
けた構成を備えたものである。
【0013】また、断熱扉は、樹脂製扉表で形成される
箱型空間と、箱型空間に一体発泡したフロン123また
はフロン141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材
とからなり、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する
面にPVDC(ポリ塩化ビニリデン)の伸張性フィルム
またはポリエステルフィルムまたはポリエチレン・ポリ
プロピレンなどのポリオレフィンフィルムを配設した構
成を備えたものである。
【0014】また、断熱扉は、樹脂製扉表で形成される
箱型空間と、箱型空間に一体発泡したフロン123また
はフロン141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材
とからなり、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する
面に発泡PS(ポリスチレン)またはPVDC(ポリ塩
化ビニリデン)成形品を配設した構成を備えたものであ
る。
【0015】また、断熱扉は、樹脂製扉表で形成される
箱型空間と、箱型空間に一体発泡したフロン123また
はフロン141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材
とからなり、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する
面に予めフロン11断熱材を発泡した構成を備えたもの
である。
【0016】
【作用】本発明は、上記した構成によって、樹脂製扉表
のウレタン断熱材に接する面にアクリルまたはウレタン
塗装を施したため、発泡剤のフロン123及びフロン1
41bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切
断されることがないので、割れが防止できるという効果
がある。
【0017】また、樹脂製扉表のウレタン断熱材に接す
る面に金属めっきを施したため、発泡剤のフロン123
及びフロン141bの強いケミカルアタック性で、樹脂
の分子鎖が切断されることがないので、割れが防止でき
るという効果がある。
【0018】また、樹脂製扉表のウレタン断熱材に接す
る面にABSとポリアミドのポリマーアロイまたはポリ
エチレン・ポリプロピレンなどのポリオレフィンの層を
設けたので、発泡剤のフロン123及びフロン141b
の強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断され
ることがないので、割れが防止できるという効果があ
る。
【0019】また、樹脂製扉表のウレタン断熱材に接す
る面にPVDC(ポリ塩化ビニリデン)の伸張性フィル
ムまたはポリエステルフィルムまたはポリエチレン・ポ
リプロピレンなどのポリオレフィンフィルムを配設した
したので、発泡剤のフロン123及びフロン141bの
強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断される
ことがないので、割れが防止できるという効果がある。
【0020】また、樹脂製扉表のウレタン断熱材に接す
る面に発泡PS(ポリスチレン)またはPVDC(ポリ
塩化ビニリデン)成形品を配設したため、発泡剤のフロ
ン123及びフロン141bの強いケミカルアタック性
で、樹脂の分子鎖が切断されることがないので、割れが
防止できるという効果がある。
【0021】また、樹脂製扉表のウレタン断熱材に接す
る面に予めフロン11断熱材を発泡したため、発泡剤の
フロン123及びフロン141bの強いケミカルアタッ
ク性で、樹脂の分子鎖が切断されることがないので、割
れが防止できるという効果がある。
【0022】
【実施例】
(実施例1)本発明請求項1につき説明すると、図1に
おいて、図9〜図12で説明した従来例と同一構成につ
いては、同一番号を付してその詳細な説明を省略する。
2は、断熱扉であり、3は、フロン123断熱材または
フロン141b断熱材4と接触する面全体に、常乾アク
リル、またはウレタン塗装9を施した樹脂製扉表であ
る。常乾アクリル、またはウレタン塗装9は、いずれも
2液反応タイプであり、発泡剤のフロン123またはフ
ロン141bに対して膨潤しにくく、バリアとして働く
ため、樹脂製扉表3が強いケミカルアタックを受けず、
樹脂の分子鎖が切断されることがないので、割れが防止
できるという効果がある。
【0023】(実施例2)また、図2において、図9〜
図12で説明した従来例と同一構成については、同一番
号を付してその詳細な説明を省略する。3は、フロン1
23断熱材あるいはフロン141b断熱材4と接触する
面全体に、アルミやクロム蒸着、スパッタリング等でメ
ッキ層10を施した樹脂製扉表である。アルミ、クロム
は、フロン123あるいはフロン141bに対して、完
全なバリア性を有し、またフロン123及びフロン14
1bに対して腐食することもないため、樹脂製扉表3を
保護する。
【0024】(実施例3)また、図3において図9〜図
12で説明した従来例と同一構成については、同一番号
を付してその詳細な説明を省略する。
【0025】3は、フロン123断熱材あるいはフロン
141b断熱材4と接触する面全体にABSとポリアミ
ドのポリマーアロイまたはポリエチレン・ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィンの層11を設けた樹脂製扉表で
ある。ポリアミドやポリエチレン・ポリプロピレンなど
のポリオレフィンの層11は、耐薬品性とガスバリア−
性に優れ、発泡剤のフロン123またはフロン141b
に対して、バリアとして働くため、樹脂製扉表3は強い
ケミカルアタックを受けず、樹脂の分子鎖が切断される
ことがないので割れが防止できるという効果がある。
【0026】(実施例4)また、図4〜図6において図
9〜図12で説明した従来例と同一構成については、同
一番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0027】12は、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)
製の伸張性フィルムまたはポリエステルフィルムまたは
ポリエチレン・ポリプロピレンなどのポリオレフィンフ
ィルムで、樹脂製扉表3のフロン123断熱材あるいは
フロン141b断熱材4に接する面にテ−プ等で固定し
た構成である。この状態で、樹脂製扉表3を治具におさ
め、樹脂製扉表3内空間にフロン123またはフロン1
41b断熱材4を注入発泡すると、フロン123または
フロン141b断熱材4の発泡とともに、約60゜Cの発
泡熱と発泡圧でPVDC製の伸張性フィルムまたはポリ
エステルフィルムまたはポリエチレン・ポリプロピレン
などのポリオレフィンフィルム12は、樹脂製扉表3の
型に沿う様に伸び、最後には樹脂製扉表3に密着し、フ
ロン123またはフロン141b断熱材4が直接樹脂製
扉表3に接触するのを防止する。PVDC製の伸張性フ
ィルムまたはポリエステルフィルムまたはポリエチレン
・ポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム12
は、耐薬品性とガスバリア−性に優れ、発泡剤のフロン
123またはフロン141bに対して、バリアとして働
くため、樹脂製扉表3は強いケミカルアタックを受け
ず、樹脂の分子鎖が切断されることがないので割れが防
止できるという効果がある。また、樹脂製扉表3の材質
を変えることなく、現状の仕様に前記フィルム12を追
加するだけで、対応できるため、コストを安くできる。
【0028】(実施例5)また、図7において図9〜図
12で説明した従来例と同一構成については、同一番号
を付してその詳細な説明を省略する。
【0029】13は、樹脂製扉表3のフロン123断熱
材またはフロン141b断熱材4に接する面に配設した
発泡PSまたは、PVDC成形品である。前記成形品1
3を配設後、成形品13と樹脂製扉表3とで構成された
箱型空間にフロン123断熱材またはフロン141b断
熱材4を一体発泡して断熱扉2が構成される。発泡PS
または、PVDC成形品13は、フロン123およびフ
ロン141b断熱材4に対しての、耐薬品性が優れ、樹
脂製扉表3のバリアになるため、樹脂へフロン123お
よびフロン141bが到達せず、分子鎖が切断されるこ
とがないので、割れが防止できるという効果がある。
【0030】(実施例6)また、図8において図9〜図
12で説明した従来例と同一構成については、同一番号
を付してその詳細な説明を省略する。
【0031】14は、樹脂製扉表3のフロン123断熱
材またはフロン141b断熱材4に接する面に配設した
フロン11を発泡剤とする断熱材であり、前記フロン1
1断熱材14と樹脂製扉表3で構成された箱型空間に、
一体発泡したフロン123断熱材またはフロン141b
断熱材4が、前記樹脂製扉表3に接触しないように保護
している。フロン11断熱材14は、樹脂製扉表3に対
し、割れを発生させることはないため、フロン123断
熱材またはフロン141b断熱材4と樹脂製扉表3を隔
離することで、樹脂製扉表3の割れを防止できるという
効果がある。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明かな様に本発明請求項
1の断熱扉は、樹脂製扉表で形成される箱型空間と、箱
型空間に一体発泡したフロン123またはフロン141
bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからなり、前
記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面にアクリルま
たはウレタン塗装を施した構成であるため、アクリル、
またはウレタン塗装が、発泡剤のフロン123またはフ
ロン141bに対して膨潤しにくく、バリアとして働
き、樹脂製扉表が強いケミカルアタックを受けず、樹脂
の分子鎖が切断されることがないので、割れが防止でき
るという効果がある。
【0033】また、樹脂製扉表で形成される箱型空間
と、箱型空間に一体発泡したフロン123またはフロン
141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからな
り、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面に金属
めっきを施した構成を備えたものであるため、金属メッ
キがフロン123あるいはフロン141bに対して、完
全なバリア性を有し、またフロン123及びフロン14
1bに対して腐食することもないため、樹脂製扉表 を
保護し、樹脂製扉表が強いケミカルアタックを受けず、
樹脂の分子鎖が切断されることがないので、割れが防止
できるという効果がある。
【0034】また、樹脂製扉表で形成される箱型空間
と、箱型空間に一体発泡したフロン123またはフロン
141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからな
り、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面にAB
Sとポリアミドのポリマーアロイまたはポリエチレン・
ポリプロピレンなどのポリオレフィンの層を設けた構成
を備えたものであるため、ポリアミドやポリエチレン・
ポリプロピレンなどのポリオレフィンが、耐薬品性とガ
スバリア−性に優れ、発泡剤のフロン123またはフロ
ン141bに対して、バリアとして働くため、樹脂製扉
表 は強いケミカルアタックを受けず、樹脂の分子鎖が
切断されることがないので割れが防止できるという効果
がある。
【0035】また、樹脂製扉表で形成される箱型空間
と、箱型空間に一体発泡したフロン123またはフロン
141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからな
り、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面にPV
DC(ポリ塩化ビニリデン)の伸張性フィルムまたはポ
リエステルフィルムまたはポリエチレン・ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィンフィルムを配設した構成を備え
たものであるため、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)製
の伸張性フィルムまたはポリエステルフィルムまたはポ
リエチレン・ポリプロピレンなどのポリオレフィンフィ
ルムが、耐薬品性とガスバリア−性に優れ、発泡剤のフ
ロン123またはフロン141bに対して、バリアとし
て働き、樹脂製扉表 は強いケミカルアタックを受け
ず、樹脂の分子鎖が切断されることがないので割れが防
止できるという効果がある。
【0036】また、樹脂製扉表で形成される箱型空間
と、箱型空間に一体発泡したフロン123またはフロン
141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからな
り、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面に発泡
PS(ポリスチレン)またはPVDC(ポリ塩化ビニリ
デン)成形品を配設した構成を備えたものであるため、
発泡PSまたは、PVDC成形品が、フロン123およ
びフロン141b断熱材に対しての、耐薬品性が優れ、
樹脂製扉表 のバリアとなり、樹脂へフロン123およ
びフロン141bが到達せず、分子鎖が切断されること
がないので、割れが防止できるという効果がある。
【0037】また、樹脂製扉表で形成される箱型空間
と、箱型空間に一体発泡したフロン123またはフロン
141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからな
り、前記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面に予め
フロン11断熱材を発泡した構成のため、フロン11断
熱材が樹脂製扉表に対し、フロン123断熱材またはフ
ロン141b断熱材と前記樹脂製扉表を隔離すること
で、樹脂製扉表の割れを防止できるという効果がある。
【図面の詳細な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における断熱扉の要部断
面図
【図2】本発明の第2の実施例における断熱扉の要部断
面図
【図3】本発明の第3の実施例における断熱扉の要部断
面図
【図4】本発明の第4の実施例における断熱扉にフィル
ムを配設した所の要部断面図
【図5】本発明の図4の実施例におけるフロン123断
熱材またはフロン141b断熱材の発泡過程の要部断面
【図6】本発明の図4の実施例における断熱扉の要部断
面図
【図7】本発明の第5の実施例における断熱扉の要部断
面図
【図8】本発明の第6の実施例における断熱扉の断面図
【図9】従来の一例の冷蔵庫斜視図
【図10】従来例の断熱扉の一部切り欠き断面斜視図
【図11】従来例の断熱扉にフロン123断熱材または
フロン141b断熱材を発泡した場合のケミカルアタッ
ク模式図
【図12】従来例の断熱扉にフロン123断熱材または
フロン141b断熱材を発泡した場合の断熱扉斜視図
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 断熱扉 3 樹脂製扉表 4 フロン123断熱材またはフロン141b断熱材 9 アクリルまたはウレタン塗装 10 金属めっき 11 ABSとポリアミドのポリマーアロイまたはポリ
エチレン・ポリプロピレンなどのポリオレフィンの層 12 PVDC(ポリ塩化ビニリデン)の伸張性フィル
ムまたはポリエステルフィルムまたはポリエチレン・ポ
リプロピレンなどのポリオレフィンフィルム 13 発泡PS(ポリスチレン)またはPVDC成形品 14 フロン11断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋原 和雄 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 小畑 慎吾 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 森清 和宏 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 松本 卓也 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 大橋 伸夫 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 小鳥井 敏夫 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製扉表で形成される箱型空間と、箱
    型空間に一体発泡したフロン123またはフロン141
    bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからなり、前
    記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面にアクリルま
    たはウレタン塗装を施したことを特徴とする冷蔵庫等の
    断熱扉。
  2. 【請求項2】 樹脂製扉表で形成される箱型空間と、箱
    型空間に一体発泡したフロン123またはフロン141
    bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからなり、前
    記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面に金属めっき
    を施したことを特徴とする冷蔵庫等の断熱扉。
  3. 【請求項3】 樹脂製扉表で形成される箱型空間と、箱
    型空間に一体発泡したフロン123またはフロン141
    bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからなり、前
    記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面にABSとポ
    リアミドのポリマーアロイまたはポリエチレン・ポリプ
    ロピレンなどのポリオレフィンの層を設けたことを特徴
    とする冷蔵庫等の断熱扉。
  4. 【請求項4】 樹脂製扉表で形成される箱型空間と、箱
    型空間に一体発泡したフロン123またはフロン141
    bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからなり、前
    記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面にPVDC
    (ポリ塩化ビニリデン)の伸張性フィルムまたはポリエ
    ステルフィルムまたはポリエチレン・ポリプロピレンな
    どのポリオレフィンフィルムを配設したことを特徴とす
    る冷蔵庫等の断熱扉。
  5. 【請求項5】 樹脂製扉表で形成される箱型空間と、箱
    型空間に一体発泡したフロン123またはフロン141
    bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからなり、前
    記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面に発泡PS
    (ポリスチレン)またはPVDC(ポリ塩化ビニリデ
    ン)成形品を配設したことを特徴とする冷蔵庫等の断熱
    扉。
  6. 【請求項6】 樹脂製扉表で形成される箱型空間と、箱
    型空間に一体発泡したフロン123またはフロン141
    bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とからなり、前
    記樹脂製扉表のウレタン断熱材に接する面に予めフロン
    11断熱材を発泡したことを特徴とする冷蔵庫等の断熱
    扉を特徴とする冷蔵庫等の断熱扉。
JP12316692A 1992-05-15 1992-05-15 断熱扉 Pending JPH05322438A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12316692A JPH05322438A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 断熱扉

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052156A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2015052428A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
EP3244147A4 (en) * 2015-01-05 2017-11-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator and refrigerator door assembly

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