JPH0278885A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH0278885A
JPH0278885A JP22857888A JP22857888A JPH0278885A JP H0278885 A JPH0278885 A JP H0278885A JP 22857888 A JP22857888 A JP 22857888A JP 22857888 A JP22857888 A JP 22857888A JP H0278885 A JPH0278885 A JP H0278885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
inner box
heat insulating
box
insulating material
Prior art date
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Pending
Application number
JP22857888A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Tanaka
田中 孝介
Reiji Naka
礼司 中
Seiji Shimada
島田 成治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷蔵庫に係り、特に冷蔵庫の断熱箱体の強度向
上に好適な断熱箱体を具備した冷蔵庫に関する。
〔従来の技術〕
冷蔵庫用断熱箱体は、周知のように金属ケースから成る
外箱とプラスチックス成型体から成る内箱とを組合せて
出来る空間部にウレタンフオームを充てんして断熱箱体
としている。かかる断熱箱体の内箱は一般にアクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン樹脂(以下、略してAB
S樹脂という)を使用し、発泡剤として、トリクロロモ
ノフルオロメタン(R11)を用いて発泡したウレタン
フオームとの接着をよくし箱体強度を保持している。
つまり、発泡剤R11はABS樹脂との相性が良く、内
箱の割れが生じないことから専らウレタンフオーム形成
時の発泡剤として使用されて来た。
なお、この種の冷蔵庫の断熱箱体に関連するものには例
えば特開昭58−153074号が挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術で発泡剤として常用されて来たR11は、
難分解性CF C(Chloro Fluoro Ca
rbonの略)のひとつであり、通称フロンとも呼ばれ
ているが、この種の難分解性CFCが大気中に放出され
ると成層圏におけるオゾン層破壊や温室効果による地表
温度上昇が生じるとされ、近年世界的な環境汚染問題と
なり、これらの難分解性CFCの生産及び消費を規制す
る動きが高まっている。このため代替品の選択が進めら
れており、発泡剤としては、易分解性CFCである1、
1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタンCHC
n□CF、 (R123)が最も有望な代替品候補とし
てあげられている。
しかし、発泡剤をR123に代替すると、内箱材のAB
S樹脂がこれに侵食されて割れが発生する点に配慮され
ておらず、冷蔵庫の一体発泡箱体構造には上記のR12
3が使用できないという問題があった。
本発明が解決しようという課題は、正にこの内箱成型体
の割れを防止する点にある。
したがって、本発明の目的は、上記課題を解決すること
にあり、R123を発泡剤とした断熱材を使用しても内
箱材に割れの発生しない改良されたプラスチックス成型
体から成る内箱を具備して成る冷蔵庫を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、外箱と内箱との間に、1.1−ジクロロ−
2,2,2−トリフルオロエタンを発泡剤とした発泡断
熱材を充てんして成る断熱箱体を有するものであって、
前記内箱の少なくとも前記発泡断熱材と接する面がスチ
ロール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂お
よびアクリロニトリル樹脂から成る群から選ばれたいず
れか1種の樹脂層から成ることを特徴とする冷蔵庫によ
り、達成される。つまり、上記内箱はプラスチックス成
型体から構成されるが、その材質として、発泡断熱材と
接する面が上記のような樹脂と接するように構成したこ
とにより、割れの問題が解消する。この内箱の割れは、
発泡剤と内箱成型体を構成するプラスチックスの材質と
の相性の良し悪しによる。したがって5本発明において
は、上記の樹脂で内箱全体を構成してもよいし、あるい
は、これら樹脂の2種以上の複数種の積層板を成型して
複合体層としてもよい。場合によっては、内箱本体を在
来のABS樹脂で構成し、その外周の断熱材と接する面
を上記本発明の樹脂層で被覆した被覆層構造としても良
い。このような被覆層を形成する場合には、内箱全体の
厚さに対し、好ましくは少なくとも10%、より好まし
くは30%以上の厚さを上記被覆層の厚みとすることが
望ましく実用的である。
この種の被覆層構造から成る代表的本発明の具体例をあ
げれば、以下のとおりである。
すなわち、上記発泡断熱材が硬質ポリウレタンフォーム
から成ると共に上記内箱がアクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体樹脂から成る本体とその外周をス
チロール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂
及びアクリロニトリル樹脂から成る群から選ばれたいず
れか1種の樹脂で被覆した被覆層とから成ることを特徴
とする。
〔作  用〕
スチロール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、またはポリアクリロニトリル樹脂はポリウレタンフ
ォームに配合されている発泡剤R123に対する耐溶剤
性に優れているため、R123のケミカルアタックを防
止するように作用し、内箱の割れが発生する事がない。
〔実施例〕
実施例 1 以下本発明の一実施例を第1図、第2図、第3図、第4
図により説明する。第1図は、冷蔵庫箱体の背面からみ
た斜視図であり、外箱は全屈製の側面板1、天井板2、
底板3、背面板4で組立てられ、プラスチックスで成型
された内箱5を挿入して断熱材布てん用前組品として製
作する。そしてその空間に注入口6を介して断熱材とし
てのウレタンフオーム7が充てんされる。本実施例では
第2図のととく内箱5をスチロール樹脂、もしくはポリ
エチレン樹脂、もしくはポリプロピレン樹脂、もしくは
ポリアクリロニトリル樹脂でそれぞれ成型配置し、R1
23を発泡剤としたウレタンフオームを注入し、断熱箱
体を構成した。このようにして、本発明においてはいず
れも内箱材の白化(割れる前に白い筋が成型体に生じる
こと)を生じさせることなく、ウレタンフオームと内箱
を完全に接着することにより負荷時のずれをなくし箱体
強度を向上させることができた。
第3図は、この内箱材料のR123の20℃の飽和蒸気
圧雰囲気中におけるR123の吸収量を測定した結果を
示したものであり、樹脂との対溶剤性の大小の程度を表
わしたもので、比較のためにABS樹脂の例をも示した
。その結果より20℃における吸収量を比較すると、現
状のABS樹脂に比べて1本発明のスチロール樹脂等の
吸収量は57%(スチロール樹脂の場合に相当)以下で
あり、ABS樹脂表面が軟化溶解するのに対し、その現
象も生じない事が確認出来た。なおR123の吸収量が
2mg/ci−h以上であるとケミカルアタックによる
クラックの発生等の危険を伴い冷蔵庫内箱としては実用
化出来ない。また、発泡剤としてR123を用いたウレ
タンフオームと内箱材を一体発泡し一30℃に冷却し、
その内箱材料の表面にクラックが発生する臨界歪量(%
表示)を板厚を2mのもので測定した結果を第4図に示
す。その結果よりABS樹脂の臨界歪量は0.1%でク
ラックが発生するのに対して本発明のスチロール樹脂等
の内箱材料の臨界歪量は1.6%(ポリプロピレンの場
合に相当)以上であり、特にスチロール樹脂、アクリロ
ニトリル樹脂の場合は共に2.6%と従来のABS樹脂
より大幅に大きく、クラックの発生が防止出来る。なお
臨界歪量が0.3%以下では冷蔵庫内箱としては熱歪に
対応できず実用化出来ない。
以上のとおり、この実施例においては、内箱5をそれぞ
れの樹脂板を成型して構成したものであるが、次の実施
例2では従来のABSttf脂で本体を構成し、その外
周をスチロール樹脂で被覆した例を示す。
実施例 2 この例は第2図、の内箱5を製造するのに厚さ3膿のA
BS樹脂に、厚さImのスチロール樹脂板を積層して、
成型し、内側をABS樹脂で、その外周をスチロール樹
脂で被覆した複合体としたものである。その特性は、実
施例1のスチロール樹脂で成型したものと同等であった
。なお、被覆層の厚さが薄くなり過ぎると、十分な割れ
防止効果が得られなくなるので実用上、内箱全体の厚さ
に対し少なくとも10%、より好ましくは30%以上の
厚さが好ましい。
なお、被覆樹脂の種類をその他のポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、アクリロニトリル樹脂に替え同様の
構成の内箱を形成したが、この場合も上記実施例1の場
合のそれに類似した特性が得られ十分に実用性のあるこ
とを確認した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、箱体の割れや強度低下をきたすことな
く、R123を発泡剤として用いる発泡断熱材を用いる
ことが出来、信頼性の高い冷蔵庫が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を備えた冷蔵庫箱体の背面斜視図、第2
図は内箱の背面図、第3図は内箱用材料のR123の吸
収量を測定した結果を示す特性線図、第4図はR123
を発泡剤としたウレタンフオームと内箱材料を一体発泡
し、−30℃に冷却し、内箱材料表面にクラックが発生
する臨界歪量の測定結果を示す特性線図である。 図において、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、外箱と内箱との間に、1、1−ジクロロ−2、2、
    2−トリフルオロエタンを発泡剤とした発泡断熱材を充
    てんして成る断熱箱体を有するものであって、前記内箱
    の少なくとも前記発泡断熱材と接する面がスチロール樹
    脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂およびアク
    リロニトリル樹脂から成る群から選ばれたいずれか1種
    の樹脂層から成ることを特徴とする冷蔵庫。 2、上記発泡断熱材が硬質ポリウレタンフォームから成
    ると共に上記内箱がアクリロニトリル−ブタジエン−ス
    チレン共重合体樹脂から成る本体とその外周をスチロー
    ル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂及びア
    クリロニトリル樹脂から成る群から選ばれたいずれか1
    種の樹脂で被覆した被覆層とから成ることを特徴とする
    請求項1記載の冷蔵庫。
JP22857888A 1988-09-14 1988-09-14 冷蔵庫 Pending JPH0278885A (ja)

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JP22857888A JPH0278885A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 冷蔵庫

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ID=16878562

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JP22857888A Pending JPH0278885A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 冷蔵庫

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JP (1) JPH0278885A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0476370A (ja) * 1990-07-18 1992-03-11 Ube Cycon Ltd 断熱用箱体
JPH0490482A (ja) * 1990-08-03 1992-03-24 Ube Cycon Ltd 断熱用箱体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0476370A (ja) * 1990-07-18 1992-03-11 Ube Cycon Ltd 断熱用箱体
JPH0490482A (ja) * 1990-08-03 1992-03-24 Ube Cycon Ltd 断熱用箱体

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