JP3144935B2 - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

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JP3144935B2
JP3144935B2 JP811193A JP811193A JP3144935B2 JP 3144935 B2 JP3144935 B2 JP 3144935B2 JP 811193 A JP811193 A JP 811193A JP 811193 A JP811193 A JP 811193A JP 3144935 B2 JP3144935 B2 JP 3144935B2
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博志 辻田
和雄 嶋原
芳朗 室野
純一 中田
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質ウレタンフォーム
などの発泡断熱材を用いる冷蔵庫、冷凍庫、ショーケー
スなどの断熱箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に冷蔵庫などの断熱箱体は、内箱と
外箱とを結合させて形成した両箱間の空間に、硬質ウレ
タンフォームなどの発泡断熱材の原料を注入し、一体発
泡することにより形成している。発泡断熱材の発泡剤で
あるCFC11(トリクロロフルオロメタン)は、塩素
をふくんでいること、分解速度が遅いことからオゾン層
破壊の原因物質として全世界でその使用が制限され、フ
ロン規制の対象となっており、国際的な削減努力をしな
ければならない。そこで、代替の新規発泡剤としてHC
FC123(1・1−ジクロロ2・2・2−フルオロエ
タン)またはHCFC141b(1,1−ジクロロ−1
−フルオロエタン)を用いた発泡断熱材(以下HCFC
123断熱材またはHCFC141b断熱材と呼ぶ)を
適用せざるを得なくなっている。
【0003】断熱箱体の内箱に要求される特性として
は、剛性と耐衝撃性の高い物性バランス、容易な成型加
工性、優れた光沢の外観、硬質ウレタンフォームの発泡
剤であるHCFC141b(1・1−ジクロロ1−フル
オロエタン)やHCFC123(1・1−ジクロロ2・
2・2−トリフルオロエタン)に対して耐ストレスクラ
ック性があること、および硬質ウレタンフォームなどの
発泡断熱材に対して高い接着性があることなどがある。
さらに、押し出し成形したシートを真空成形して製造す
るので、シート押し出し成形の容易さと真空成形での高
い金型再現性が要求される。
【0004】一方、硬質ウレタンフォームなどの断熱材
に対しては、断熱性能はもちろんのこと充填性や内箱に
対する接着性などに優れた性能が必要である。
【0005】以下、上述したHCFC123またはHC
FC141b断熱材で一体発泡した断熱箱体について説
明する。
【0006】断熱箱体は、内箱と外箱を結合して形成し
た空間に一体発泡したHCFC123断熱材またはHC
FC141b断熱材から構成される。
【0007】特開昭62−228860号では、前記内
箱を多量のアクリロニトリルと少量の他の単量体成分を
共役ジエン系合成ゴムの存在化で共重合させた、不飽和
ニトリル分が50重量%以上の樹脂で構成しており、基
本構成としては、前記の構成を示している。
【0008】ここで、発泡剤のHCFC123またはH
CFC141bの挙動を説明すると、HCFC123ま
たはHCFC141b断熱材の気泡中にあるHCFC1
23またはHCFC141bは、沸点が27.5及び3
2℃であるため、通常の冷蔵庫使用状態では、庫外側で
はガス状態で存在し、庫内側では液状態で存在し、中間
域では気液2相で存在するが、いずれの状態であって
も、分子構造的に水素原子があるため極性が強く、非常
に樹脂を溶解しやすい性質がある。つまりHCFC12
3あるいはHCFC141b分子は内箱の樹脂へ膨潤
し、分子鎖を切断するため、微小なクレ−ズを生じさせ
る。この状態で、冷蔵庫の庫外と庫内の温度差により、
断熱箱体がバイメタル状に反ったりすることが原因で、
内箱に僅かな(1%以下程度)の歪が生じると、前記の
微小なクレ−ズが拡大していき、最後には約1mm以上
の割れが無数に発生することになる。
【0009】内箱を多量のアクリロニトリルと少量の他
の単量体成分を共役ジエン系合成ゴムの存在化で共重合
させた、不飽和ニトリル分が50重量%以上の樹脂で構
成することにより、HCFC123あるいはHCFC1
41bに対してほとんど不溶となり上記のクレーズまた
は割れは発生しない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
に構成された断熱箱体は、内箱がHCFC123あるい
はHCFC141bに対して余りにも溶解性がないた
め、HCFC123あるいはHCFC141bを発泡剤
として用いる硬質ウレタンフォームなどの断熱材に対し
て接着性がないという問題点があった。
【0011】また、内箱を構成する樹脂が、熱によって
解重合を起こし著しく着色してくる不飽和ニトリル分が
50重量%以上であるため、シート押し出し成形や真空
成形する際の熱により内箱が黄色から褐色に変色し商品
価値を低くするという問題点があった。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑み、前記HCF
C123断熱材4やHCFC141b断熱材に対して内
箱が強固に接着し、シート押し出しや真空成形の際の熱
によって内箱が変色せず高い商品価値を維持し、しかも
HCFC123やHCFC141bの強いケミカルアタ
ック性に対してもクレーズや割れの発生のない断熱箱体
を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本課題を解決するため、
本発明の断熱箱体は、樹脂製内箱と金属製外箱との両箱
間に一体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタ
ン断熱材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてH
CFC123またはHCFC141bおよびその混合
物、イソシアネート成分としてポリメリックMDIまた
はそのプレポリマー化物が40〜90重量%であり残り
をTDI−80、クルードTDIおよびそのプレポリマ
ー化物とする有機ポリイソシアネートからなり、前記樹
脂製内箱が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52
重量%のシアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳
香族ビニル化合物との単量体混合物を重合させて得たグ
ラフト共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重
量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体
と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビ
ニル化合物48〜65重量%の共重合体をコーティング
したポリn−ブチルアクリレートとを混合した樹脂組成
物とした構成を備えたものである。
【0014】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレートとs
ec−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂
組成物とした構成を備えたものである。
【0015】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレートとt
ert−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹
脂組成物とした構成を備えたものである。
【0016】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレートとイ
ソブチルアクリレートとの共重合物とを混合した樹脂組
成物とした構成を備えたものである。
【0017】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレートとエ
チルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組成物と
した構成を備えたものである。
【0018】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレートとn
−プロピルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組
成物とした構成を備えたものである。
【0019】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
sec−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹
脂組成物とした構成を備えたものである。
【0020】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
tert−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した
樹脂組成物とした構成を備えたものである。
【0021】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
イソブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組
成物とした構成を備えたものである。
【0022】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
エチルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組成物
とした構成を備えたものである。
【0023】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
n−ブチルアクリレートとsec−ブチルアクリレート
との共重合物を混合した樹脂組成物とした構成を備えた
ものである。
【0024】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
n−ブチルアクリレートとtert−ブチルアクリレー
トとの共重合物を混合した樹脂組成物とした構成を備え
たものである。
【0025】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
n−ブチルアクリレートとイソブチルアクリレートとの
共重合物を混合した樹脂組成物とした構成を備えたもの
である。
【0026】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
n−ブチルアクリレートとエチルアクリレートとの共重
合物を混合した樹脂組成物とした構成を備えたものであ
る。
【0027】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたポリn−プロピルアクリレー
トを混合した樹脂組成物とした構成を備えたものであ
る。
【0028】
【作用】本発明は、上記した構成によって、内箱を構成
する樹脂組成物中のポリn−ブチルアクリレートが、発
泡剤のHCFC123及びHCFC141bを吸収し樹
脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及び
HCFC141bの強いケミカルアタック性で、樹脂の
分子鎖が切断されることがない。また、樹脂中の不飽和
ニトリル分が50重量%未満であるため、シート押し出
し成形や真空成形する際の熱により内箱が黄色から褐色
に変色しない。さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対し
て強い接着力があり、内箱の樹脂中のポリn−ブチルア
クリレートも接着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥が
れが起こらない。ウレタン断熱材は優れた流動性があ
り、内箱と外箱との両箱間を均一に充填することができ
る。
【0029】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
ブチルアクリレートとsec−ブチルアクリレートとの
共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC14
1bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHC
FC123及びHCFC141bの強いケミカルアタッ
ク性で、樹脂の分子鎖が切断されることがない。内箱の
樹脂中のn−ブチルアクリレートとsec−ブチルアク
リレートとの共重合物も接着力が強いため、断熱箱体の
内箱の剥がれが起こらない。
【0030】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
ブチルアクリレートとtert−ブチルアクリレートと
の共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC1
41bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでH
CFC123及びHCFC141bの強いケミカルアタ
ック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがない。さら
に、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレートとtert
−ブチルアクリレートとの共重合物も接着力が強いた
め、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらない。
【0031】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
ブチルアクリレートとイソブチルアクリレートとの共重
合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC141b
を吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC
123及びHCFC141bの強いケミカルアタック性
で、樹脂の分子鎖が切断されることがない。さらに、内
箱の樹脂中のn−ブチルアクリレートとイソブチルアク
リレートとの共重合物も接着力が強いため、断熱箱体の
内箱の剥がれが起こらない。
【0032】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
ブチルアクリレートとエチルアクリレートとの共重合物
が、発泡剤のHCFC123及びHCFC141bを吸
収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC12
3及びHCFC141bの強いケミカルアタック性で、
樹脂の分子鎖が切断されることがない。
【0033】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
ブチルアクリレートとn−プロピルアクリレートとの共
重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC141
bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCF
C123及びHCFC141bの強いケミカルアタック
性で、樹脂の分子鎖が切断されることがない。さらに、
ウレタン断熱材は、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとn−プロピルアクリレートとの共重合物も接着力
が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらない。
【0034】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
プロピルアクリレートとsec−ブチルアクリレートと
の共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC1
41bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでH
CFC123及びHCFC141bの強いケミカルアタ
ック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがない。さら
に、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリレートとsec
−ブチルアクリレートとの共重合物も接着力が強いた
め、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらない。
【0035】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
プロピルアクリレートとtert−ブチルアクリレート
との共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC
141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐので
HCFC123及びHCFC141bの強いケミカルア
タック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがない。さ
らに、ウレタン断熱材は、内箱の樹脂中のn−プロピル
アクリレートとtert−ブチルアクリレートとの共重
合物も接着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起
こらない。
【0036】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
プロピルアクリレートとイソブチルアクリレートとの共
重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC141
bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCF
C123及びHCFC141bの強いケミカルアタック
性で、樹脂の分子鎖が切断されることがない。さらに、
ウレタン断熱材は、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとイソブチルアクリレートとの共重合物も接着力
が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらない。
【0037】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
プロピルアクリレートとエチルアクリレートとの共重合
物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC141bを
吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC1
23及びHCFC141bの強いケミカルアタック性
で、樹脂の分子鎖が切断されることがない。さらに、ウ
レタン断熱材は、内箱に対して強い接着力があり、内箱
の樹脂中のn−プロピルアクリレートとエチルアクリレ
ートとの共重合物も接着力が強いため、断熱箱体の内箱
の剥がれが起こらない。
【0038】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
プロピルアクリレートとn−ブチルアクリレートとse
c−ブチルアクリレートとの共重合物が、発泡剤のHC
FC123及びHCFC141bを吸収し樹脂内部への
発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びHCFC1
41bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切
断されることがない。さらに、ウレタン断熱材は、内箱
に対して強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピ
ルアクリレートとn−ブチルアクリレートとsec−ブ
チルアクリレートとの共重合物も接着力が強いため、断
熱箱体の内箱の剥がれが起こらない。
【0039】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
プロピルアクリレートとn−ブチルアクリレートとte
rt−ブチルアクリレートとの共重合物が、発泡剤のH
CFC123及びHCFC141bを吸収し樹脂内部へ
の発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びHCFC
141bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が
切断されることがない。さらに、ウレタン断熱材は、内
箱に対して強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロ
ピルアクリレートとn−ブチルアクリレートとtert
−ブチルアクリレートとの共重合物も接着力が強いた
め、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらない。
【0040】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
プロピルアクリレートとn−ブチルアクリレートとイソ
ブチルアクリレートとの共重合物が、発泡剤のHCFC
123及びHCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡
剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びHCFC141
bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断さ
れることがない。さらに、内箱の樹脂中のn−プロピル
アクリレートとn−ブチルアクリレートとイソブチルア
クリレートとの共重合物も接着力が強いため、断熱箱体
の内箱の剥がれが起こらない。
【0041】また、内箱を構成する樹脂組成物中のn−
プロピルアクリレートとn−ブチルアクリレートとエチ
ルアクリレートとの共重合物が、発泡剤のHCFC12
3及びHCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の
浸透を防ぐのでHCFC123及びHCFC141bの
強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断される
ことがない。さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとエチルアクリレート
との共重合物も接着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥
がれが起こらない。
【0042】また、内箱を構成する樹脂組成物中のポリ
n−プロピルアクリレートが、発泡剤のHCFC123
及びHCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸
透を防ぐのでHCFC123及びHCFC141bの強
いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されるこ
とがない。さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して強
い接着力があり、内箱の樹脂中のポリn−プロピルアク
リレートも接着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれ
が起こらない。
【0043】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明の断熱箱体を説
明する。
【0044】本発明の第1の実施例につき説明する。共
役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム70重量
部の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアクリロニ
トリル50重量%と芳香属ビニル化合物としてスチレン
50重量%との単量体混合物30重量部を混合して得た
グラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリル50
重量%とスチレン50重量%の共重合体70重量部と、
アクリロニトリル50重量%とスチレン50重量%の共
重合体をコーティングしたポリn−ブチルアクリレート
10重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し出し成形
して樹脂シートを作成した。
【0045】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0046】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0047】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0048】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のポリn−ブチルアクリ
レートが、発泡剤のHCFC123及びHCFC141
bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCF
C123及びHCFC141bの強いケミカルアタック
性で、樹脂の分子鎖が切断されることがなく、60℃/
−25℃の冷熱サイクル試験を5サイクル行い熱衝撃を
与えた場合でも、クレーズや割れが発生しなかった。ポ
リn−ブチルアクリレートのガラス転移点はは−55℃
と極めて低く低温での耐衝撃性も実用上十分なものが得
られた。
【0049】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0050】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のポリn−ブチルアク
リレートも接着力が強いため、上記の冷熱サイクル試験
においても断熱箱体の内箱の剥がれが起こらないという
効果があった。ウレタン断熱材は優れた流動性があり、
内箱と外箱との両箱間を均一に充填することができ、高
い断熱性能の断熱箱体を得ることができた。
【0051】次に第2の実施例について説明する。共役
ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム70重量部
の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアクリロニト
リル50重量%と芳香属ビニル化合物としてスチレン5
0重量%との単量体混合物30重量部を混合して得たグ
ラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリル50重
量%とスチレン50重量%の共重合体70重量部と、ア
クリロニトリル50重量%とスチレン50重量%の共重
合体をコーティングしたn−ブチルアクリレート50重
量%とsec−ブチルアクリレート50重量%との共重
合物10重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し出し
成形して樹脂シートを作成した。
【0052】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0053】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0054】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0055】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−ブチルアクリレー
トとsec−ブチルアクリレートの共重合物が、発泡剤
のHCFC123及びHCFC141bを吸収し樹脂内
部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びHC
FC141bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子
鎖が切断されることがなく、60℃/−25℃の冷熱サ
イクル試験を5サイクル行い熱衝撃を与えた場合でも、
クレーズや割れが発生しなかった。n−ブチルアクリレ
ート50重量%とsec−ブチルアクリレート50重量
%の共重合物のガラス転移点は−40℃と極めて低く低
温での耐衝撃性も実用上十分なものが得られた。
【0056】n−ブチルアクリレート50重量%とse
c−ブチルアクリレート50重量%の共重合物は熱安定
性にも優れ、シート押し出し成形時の熱によって発生す
る分解ガスも少なく、ガス発生時に生じる微細気孔が原
因である光沢の低下も発生しなかった。
【0057】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0058】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとsec−ブチルアクリレートの共重合物も接着力
が強いため、上記の冷熱サイクル試験においても断熱箱
体の内箱の剥がれが起こらないという効果があった。ウ
レタン断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との両
箱間を均一に充填することができ、高い断熱性能の断熱
箱体を得ることができた。
【0059】また、本発明の第3の実施例を説明する。
共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム70重
量部の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアクリロ
ニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物としてスチレ
ン50重量%との単量体混合物30重量部を混合して得
たグラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリル5
0重量%とスチレン50重量%の共重合体70重量部
と、アクリロニトリル50重量%とスチレン50重量%
の共重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレート
50重量%とtert−ブチルアクリレート50重量%
との共重合物10重量部とを混合して得た樹脂組成物を
押し出し成形して樹脂シートを作成した。
【0060】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0061】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0062】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0063】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−ブチルアクリレー
トとtert−ブチルアクリレートの共重合物が、発泡
剤のHCFC123及びHCFC141bを吸収し樹脂
内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びH
CFC141bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分
子鎖が切断されることがなく、60℃/−25℃の冷熱
サイクル試験を5サイクル行い熱衝撃を与えた場合で
も、クレーズや割れが発生しなかった。n−ブチルアク
リレート50重量%とtert−ブチルアクリレート5
0重量%の共重合物のガラス転移点は−42℃と極めて
低く低温での耐衝撃性も実用上十分なものが得られた。
【0064】n−ブチルアクリレート50重量%とte
rt−ブチルアクリレート50重量%の共重合物は熱安
定性にも優れ、シート押し出し成形時の熱によって発生
する分解ガスも少なく、ガス発生時に生じる微細気孔が
原因である光沢の低下も発生しなかった。
【0065】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0066】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとtert−ブチルアクリレートの共重合物も接着
力が強いため、上記の冷熱サイクル試験においても断熱
箱体の内箱の剥がれが起こらないという効果があった。
ウレタン断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との
両箱間を均一に充填することができ、高い断熱性能の断
熱箱体を得ることができた。
【0067】また、本発明の第4の実施例を説明する。
共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム70重
量部の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアクリロ
ニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物としてスチレ
ン50重量%との単量体混合物30重量部を混合して得
たグラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリル5
0重量%とスチレン50重量%の共重合体70重量部
と、アクリロニトリル50重量%とスチレン50重量%
の共重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレート
50重量%とイソブチルアクリレート50重量%との共
重合物10重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し出
し成形して樹脂シートを作成した。
【0068】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0069】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0070】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0071】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−ブチルアクリレー
トとイソブチルアクリレートの共重合物が、発泡剤のH
CFC123及びHCFC141bを吸収し樹脂内部へ
の発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びHCFC
141bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が
切断されることがなく、60℃/−25℃の冷熱サイク
ル試験を5サイクル行い熱衝撃を与えた場合でも、クレ
ーズや割れが発生しなかった。n−ブチルアクリレート
50重量%とイソブチルアクリレート50重量%の共重
合物のガラス転移点は−44℃と極めて低く低温での耐
衝撃性も実用上十分なものが得られた。
【0072】n−ブチルアクリレート50重量%とイソ
ブチルアクリレート50重量%の共重合物は熱安定性に
も優れ、シート押し出し成形時の熱によって発生する分
解ガスも少なく、ガス発生時に生じる微細気孔が原因で
ある光沢の低下も発生しなかった。
【0073】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0074】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとイソブチルアクリレートの共重合物も接着力が強
いため、上記の冷熱サイクル試験においても断熱箱体の
内箱の剥がれが起こらないという効果があった。ウレタ
ン断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との両箱間
を均一に充填することができ、高い断熱性能の断熱箱体
を得ることができた。
【0075】また、本発明の第5の実施例を説明する。
共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム70重
量部の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアクリロ
ニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物としてスチレ
ン50重量%との単量体混合物30重量部を混合して得
たグラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリル5
0重量%とスチレン50重量%の共重合体70重量部
と、アクリロニトリル50重量%とスチレン50重量%
の共重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレート
50重量%とエチルアクリレート50重量%との共重合
物10重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し出し成
形して樹脂シートを作成した。
【0076】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0077】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0078】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0079】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−ブチルアクリレー
トとエチルアクリレートの共重合物が、発泡剤のHCF
C123及びHCFC141bを吸収し樹脂内部への発
泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びHCFC14
1bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断
されることがなく、60℃/−25℃の冷熱サイクル試
験を5サイクル行い熱衝撃を与えた場合でも、クレーズ
や割れが発生しなかった。n−ブチルアクリレート50
重量%とエチルアクリレート50重量%の共重合物のガ
ラス転移点は−44℃と極めて低く低温での耐衝撃性も
実用上十分なものが得られた。
【0080】n−ブチルアクリレート50重量%とエチ
ルアクリレート50重量%の共重合物は熱安定性にも優
れ、シート押し出し成形時の熱によって発生する分解ガ
スも少なく、ガス発生時に生じる微細気孔が原因である
光沢の低下も発生しなかった。
【0081】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0082】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとエチルアクリレートの共重合物も接着力が強いた
め、上記の冷熱サイクル試験においても断熱箱体の内箱
の剥がれが起こらないという効果があった。ウレタン断
熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との両箱間を均
一に充填することができ、高い断熱性能の断熱箱体を得
ることができた。
【0083】また、本発明の第6の実施例につき説明す
る。共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム7
0重量部の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアク
リロニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物としてス
チレン50重量%との単量体混合物30重量部を混合し
て得たグラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリ
ル50重量%とスチレン50重量%の共重合体70重量
部と、アクリロニトリル50重量%とスチレン50重量
%の共重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレー
ト50重量%とn−プロピルアクリレート50重量%と
の共重合物10重量部とを混合して得た樹脂組成物を押
し出し成形して樹脂シートを作成した。
【0084】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0085】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0086】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0087】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−ブチルアクリレー
トとn−プロピルアクリレートの共重合物が、発泡剤の
HCFC123及びHCFC141bを吸収し樹脂内部
への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びHCF
C141bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖
が切断されることがなく、60℃/−25℃の冷熱サイ
クル試験を5サイクル行い熱衝撃を与えた場合でも、ク
レーズや割れが発生しなかった。n−ブチルアクリレー
ト50重量%とn−プロピルアクリレート50重量%の
共重合物のガラス転移点は−50℃と極めて低く低温で
の耐衝撃性も実用上十分なものが得られた。
【0088】n−ブチルアクリレート50重量%とn−
プロピルアクリレート50重量%の共重合物は熱安定性
にも優れ、シート押し出し成形時の熱によって発生する
分解ガスも少なく、ガス発生時に生じる微細気孔が原因
である光沢の低下も発生しなかった。
【0089】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0090】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとn−プロピルアクリレートの共重合物も接着力が
強いため、上記の冷熱サイクル試験においても断熱箱体
の内箱の剥がれが起こらないという効果があった。ウレ
タン断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との両箱
間を均一に充填することができ、高い断熱性能の断熱箱
体を得ることができた。
【0091】また、本発明の第7の実施例を説明する。
【0092】共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエ
ンゴム70重量部の存在下に、シアン化ビニル化合物と
してアクリロニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物
としてスチレン50重量%との単量体混合物30重量部
を混合して得たグラフト共重合体20重量部と、アクリ
ロニトリル50重量%とスチレン50重量%の共重合体
70重量部と、アクリロニトリル50重量%とスチレン
50重量%の共重合体をコーティングしたn−プロピル
アクリレート50重量%とsec−ブチルアクリレート
50重量%との共重合物10重量部とを混合して得た樹
脂組成物を押し出し成形して樹脂シートを作成した。
【0093】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0094】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0095】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0096】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリレ
ートとsec−ブチルアクリレートの共重合物が、発泡
剤のHCFC123及びHCFC141bを吸収し樹脂
内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びH
CFC141bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分
子鎖が切断されることがなく、60℃/−25℃の冷熱
サイクル試験を5サイクル行い熱衝撃を与えた場合で
も、クレーズや割れが発生しなかった。n−プロピルア
クリレート50重量%とsec−ブチルアクリレート5
0重量%の共重合物のガラス転移点は−34℃と極めて
低く低温での耐衝撃性も実用上十分なものが得られた。
【0097】n−プロピルアクリレート50重量%とs
ec−ブチルアクリレート50重量%の共重合物は熱安
定性にも優れ、シート押し出し成形時の熱によって発生
する分解ガスも少なく、ガス発生時に生じる微細気孔が
原因である光沢の低下も発生しなかった。
【0098】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0099】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとsec−ブチルアクリレートの共重合物も接着
力が強いため、上記の冷熱サイクル試験においても断熱
箱体の内箱の剥がれが起こらないという効果があった。
ウレタン断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との
両箱間を均一に充填することができ、高い断熱性能の断
熱箱体を得ることができた。
【0100】また、本発明の第8の実施例を説明する。
共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム70重
量部の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアクリロ
ニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物としてスチレ
ン50重量%との単量体混合物30重量部を混合して得
たグラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリル5
0重量%とスチレン50重量%の共重合体70重量部
と、アクリロニトリル50重量%とスチレン50重量%
の共重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレー
ト50重量%とtert−ブチルアクリレート50重量
%との共重合物10重量部とを混合して得た樹脂組成物
を押し出し成形して樹脂シートを作成した。
【0101】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0102】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0103】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0104】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリレ
ートとtert−ブチルアクリレートの共重合物が、発
泡剤のHCFC123及びHCFC141bを吸収し樹
脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及び
HCFC141bの強いケミカルアタック性で、樹脂の
分子鎖が切断されることがなく、60℃/−25℃の冷
熱サイクル試験を5サイクル行い熱衝撃を与えた場合で
も、クレーズや割れが発生しなかった。n−プロピルア
クリレート50重量%とtert−ブチルアクリレート
50重量%の共重合物のガラス転移点は−36℃と極め
て低く低温での耐衝撃性も実用上十分なものが得られ
た。
【0105】n−プロピルアクリレート50重量%とt
ert−ブチルアクリレート50重量%の共重合物は熱
安定性にも優れ、シート押し出し成形時の熱によって発
生する分解ガスも少なく、ガス発生時に生じる微細気孔
が原因である光沢の低下も発生しなかった。
【0106】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0107】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとtert−ブチルアクリレートの共重合物も接
着力が強いため、上記の冷熱サイクル試験においても断
熱箱体の内箱の剥がれが起こらないという効果があっ
た。ウレタン断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱
との両箱間を均一に充填することができ、高い断熱性能
の断熱箱体を得ることができた。
【0108】また、本発明の第9の実施例を説明する。
共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム70重
量部の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアクリロ
ニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物としてスチレ
ン50重量%との単量体混合物30重量部を混合して得
たグラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリル5
0重量%とスチレン50重量%の共重合体70重量部
と、アクリロニトリル50重量%とスチレン50重量%
の共重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレー
ト50重量%とイソブチルアクリレート50重量%との
共重合物10重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し
出し成形して樹脂シートを作成した。
【0109】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0110】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0111】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0112】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリレ
ートとイソブチルアクリレートの共重合物が、発泡剤の
HCFC123及びHCFC141bを吸収し樹脂内部
への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びHCF
C141bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖
が切断されることがなく、60℃/−25℃の冷熱サイ
クル試験を5サイクル行い熱衝撃を与えた場合でも、ク
レーズや割れが発生しなかった。n−プロピルアクリレ
ート50重量%とイソブチルアクリレート50重量%の
共重合物のガラス転移点は−38℃と極めて低く低温で
の耐衝撃性も実用上十分なものが得られた。
【0113】n−プロピルアクリレート50重量%とイ
ソブチルアクリレート50重量%の共重合物は熱安定性
にも優れ、シート押し出し成形時の熱によって発生する
分解ガスも少なく、ガス発生時に生じる微細気孔が原因
である光沢の低下も発生しなかった。
【0114】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0115】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとイソブチルアクリレートの共重合物も接着力が
強いため、上記の冷熱サイクル試験においても断熱箱体
の内箱の剥がれが起こらないという効果があった。ウレ
タン断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との両箱
間を均一に充填することができ、高い断熱性能の断熱箱
体を得ることができた。
【0116】また、本発明の第10の実施例を説明す
る。
【0117】共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエ
ンゴム70重量部の存在下に、シアン化ビニル化合物と
してアクリロニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物
としてスチレン50重量%との単量体混合物30重量部
を混合して得たグラフト共重合体20重量部と、アクリ
ロニトリル50重量%とスチレン50重量%の共重合体
70重量部と、アクリロニトリル50重量%とスチレン
50重量%の共重合体をコーティングしたn−プロピル
アクリレート50重量%とエチルアクリレート50重量
%との共重合物10重量部とを混合して得た樹脂組成物
を押し出し成形して樹脂シートを作成した。
【0118】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0119】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0120】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0121】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリレ
ートとエチルアクリレートの共重合物が、発泡剤のHC
FC123及びHCFC141bを吸収し樹脂内部への
発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及びHCFC1
41bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切
断されることがなく、60℃/−25℃の冷熱サイクル
試験を5サイクル行い熱衝撃を与えた場合でも、クレー
ズや割れが発生しなかった。n−プロピルアクリレート
50重量%とエチルアクリレート50重量%の共重合物
のガラス転移点は−30℃と極めて低く低温での耐衝撃
性も実用上十分なものが得られた。
【0122】n−プロピルアクリレート50重量%とエ
チルアクリレート50重量%の共重合物は熱安定性にも
優れ、シート押し出し成形時の熱によって発生する分解
ガスも少なく、ガス発生時に生じる微細気孔が原因であ
る光沢の低下も発生しなかった。
【0123】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0124】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとエチルアクリレートの共重合物も接着力が強い
ため、上記の冷熱サイクル試験においても断熱箱体の内
箱の剥がれが起こらないという効果があった。ウレタン
断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との両箱間を
均一に充填することができ、高い断熱性能の断熱箱体を
得ることができた。
【0125】また、本発明の第11の実施例を説明す
る。共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム7
0重量部の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアク
リロニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物としてス
チレン50重量%との単量体混合物30重量部を混合し
て得たグラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリ
ル50重量%とスチレン50重量%の共重合体70重量
部と、アクリロニトリル50重量%とスチレン50重量
%の共重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレ
ート33重量%とn−ブチルアクリレート33重量%と
sec−ブチルアクリレート33重量%との共重合物1
0重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し出し成形し
て樹脂シートを作成した。
【0126】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0127】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0128】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0129】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリレ
ートとn−ブチルアクリレートとsec−ブチルアクリ
レートとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及びH
CFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防
ぐのでHCFC123及びHCFC141bの強いケミ
カルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがな
く、60℃/−25℃の冷熱サイクル試験を5サイクル
行い熱衝撃を与えた場合でも、クレーズや割れが発生し
なかった。n−プロピルアクリレート33重量%とn−
ブチルアクリレート33重量%とsec−ブチルアクリ
レート33重量%との共重合物のガラス転移点は−40
℃と極めて低く低温での耐衝撃性も実用上十分なものが
得られた。
【0130】n−プロピルアクリレート33重量%とn
−ブチルアクリレート33重量%とsec−ブチルアク
リレート33重量%の共重合物は2成分型の共重合体よ
りもさらに熱安定性に優れ、シート押し出し成形時の熱
によって発生する分解ガスも極めて少なく、ガス発生時
に生じる微細気孔が原因である光沢の低下はまったく発
生しなかった。
【0131】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0132】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとsec−ブチルアク
リレートの共重合物も接着力が強いため、上記の冷熱サ
イクル試験においても断熱箱体の内箱の剥がれが起こら
ないという効果があった。ウレタン断熱材は優れた流動
性があり、内箱と外箱との両箱間を均一に充填すること
ができ、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができた。
【0133】また、本発明の第12の実施例を説明す
る。
【0134】共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエ
ンゴム70重量部の存在下に、シアン化ビニル化合物と
してアクリロニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物
としてスチレン50重量%との単量体混合物30重量部
を混合して得たグラフト共重合体20重量部と、アクリ
ロニトリル50重量%とスチレン50重量%の共重合体
70重量部と、アクリロニトリル50重量%とスチレン
50重量%の共重合体をコーティングしたn−プロピル
アクリレート33重量%とn−ブチルアクリレート33
重量%とtert−ブチルアクリレート33重量%との
共重合物10重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し
出し成形して樹脂シートを作成した。
【0135】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0136】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0137】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0138】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリレ
ートとn−ブチルアクリレートとtert−ブチルアク
リレートとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及び
HCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を
防ぐのでHCFC123及びHCFC141bの強いケ
ミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されることが
なく、60℃/−25℃の冷熱サイクル試験を5サイク
ル行い熱衝撃を与えた場合でも、クレーズや割れが発生
しなかった。n−プロピルアクリレート33重量%とn
−ブチルアクリレート33重量%とtert−ブチルア
クリレート33重量%との共重合物のガラス転移点は−
42℃と極めて低く低温での耐衝撃性も実用上十分なも
のが得られた。
【0139】n−プロピルアクリレート33重量%とn
−ブチルアクリレート33重量%とtert−ブチルア
クリレート33重量%の共重合物は2成分型の共重合体
よりもさらに熱安定性に優れ、シート押し出し成形時の
熱によって発生する分解ガスも極めて少なく、ガス発生
時に生じる微細気孔が原因である光沢の低下はまったく
発生しなかった。
【0140】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0141】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとtert−ブチルア
クリレートの共重合物も接着力が強いため、上記の冷熱
サイクル試験においても断熱箱体の内箱の剥がれが起こ
らないという効果があった。ウレタン断熱材は優れた流
動性があり、内箱と外箱との両箱間を均一に充填するこ
とができ、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができ
た。
【0142】また、本発明の第13の実施例を説明す
る。
【0143】共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエ
ンゴム70重量部の存在下に、シアン化ビニル化合物と
してアクリロニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物
としてスチレン50重量%との単量体混合物30重量部
を混合して得たグラフト共重合体20重量部と、アクリ
ロニトリル50重量%とスチレン50重量%の共重合体
70重量部と、アクリロニトリル50重量%とスチレン
50重量%の共重合体をコーティングしたn−プロピル
アクリレート33重量%とn−ブチルアクリレート33
重量%とイソブチルアクリレート33重量%との共重合
物10重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し出し成
形して樹脂シートを作成した。
【0144】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0145】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0146】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0147】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリレ
ートとn−ブチルアクリレートとイソブチルアクリレー
トとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCF
C141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐの
でHCFC123及びHCFC141bの強いケミカル
アタック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがなく、
60℃/−25℃の冷熱サイクル試験を5サイクル行い
熱衝撃を与えた場合でも、クレーズや割れが発生しなか
った。n−プロピルアクリレート33重量%とn−ブチ
ルアクリレート33重量%とイソブチルアクリレート3
3重量%との共重合物のガラス転移点は−44℃と極め
て低く低温での耐衝撃性も実用上十分なものが得られ
た。
【0148】n−プロピルアクリレート33重量%とn
−ブチルアクリレート33重量%とイソブチルアクリレ
ート33重量%の共重合物は2成分型の共重合体よりも
さらに熱安定性に優れ、シート押し出し成形時の熱によ
って発生する分解ガスも極めて少なく、ガス発生時に生
じる微細気孔が原因である光沢の低下はまったく発生し
なかった。
【0149】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0150】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとイソブチルアクリレ
ートの共重合物も接着力が強いため、上記の冷熱サイク
ル試験においても断熱箱体の内箱の剥がれが起こらない
という効果があった。ウレタン断熱材は優れた流動性が
あり、内箱と外箱との両箱間を均一に充填することがで
き、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができた。
【0151】また、本発明の第14の実施例を説明す
る。
【0152】共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエ
ンゴム70重量部の存在下に、シアン化ビニル化合物と
してアクリロニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物
としてスチレン50重量%との単量体混合物30重量部
を混合して得たグラフト共重合体20重量部と、アクリ
ロニトリル50重量%とスチレン50重量%の共重合体
70重量部と、アクリロニトリル50重量%とスチレン
50重量%の共重合体をコーティングしたn−プロピル
アクリレート33重量%とn−ブチルアクリレート33
重量%とエチルアクリレート33重量%との共重合物1
0重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し出し成形し
て樹脂シートを作成した。
【0153】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0154】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0155】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0156】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリレ
ートとn−ブチルアクリレートとエチルアクリレートと
の共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC1
41bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでH
CFC123及びHCFC141bの強いケミカルアタ
ック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがなく、60
℃/−25℃の冷熱サイクル試験を5サイクル行い熱衝
撃を与えた場合でも、クレーズや割れが発生しなかっ
た。n−プロピルアクリレート33重量%とn−ブチル
アクリレート33重量%とエチルアクリレート33重量
%との共重合物のガラス転移点は−45℃と極めて低く
低温での耐衝撃性も実用上十分なものが得られた。
【0157】n−プロピルアクリレート33重量%とn
−ブチルアクリレート33重量%とエチルアクリレート
33重量%の共重合物は2成分型の共重合体よりもさら
に熱安定性に優れ、シート押し出し成形時の熱によって
発生する分解ガスも極めて少なく、ガス発生時に生じる
微細気孔が原因である光沢の低下はまったく発生しなか
った。
【0158】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0159】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとエチルアクリレート
の共重合物も接着力が強いため、上記の冷熱サイクル試
験においても断熱箱体の内箱の剥がれが起こらないとい
う効果があった。ウレタン断熱材は優れた流動性があ
り、内箱と外箱との両箱間を均一に充填することがで
き、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができた。
【0160】また、本発明の第15の実施例を説明す
る。共役ジエン系合成ゴムとしてポリブタジエンゴム7
0重量部の存在下に、シアン化ビニル化合物としてアク
リロニトリル50重量%と芳香属ビニル化合物としてス
チレン50重量%との単量体混合物30重量部を混合し
て得たグラフト共重合体20重量部と、アクリロニトリ
ル50重量%とスチレン50重量%の共重合体70重量
部と、アクリロニトリル50重量%とスチレン50重量
%の共重合体をコーティングしたポリn−プロピルアク
リレート10重量部とを混合して得た樹脂組成物を押し
出し成形して樹脂シートを作成した。
【0161】このシートを真空成形して形成した内箱
を、鉄板製の外箱と結合し、量箱間にウレタン断熱材を
一体発泡して断熱箱体を作成した。
【0162】ウレタン断熱材は二種類用い、ポリオール
として芳香属アミン系ポリエーテル(OH価440mg
KOH/g)100重量部、整泡剤として信越化学
(株)製F−338を1.5重量部、触媒として花王
(株)製カオライザーNo.1を2重量部、発泡剤とし
てHCFC123を45重量部と、イソシアネート成分
としてプレポリマーTDI(アミン当量150)50重
量%とクルードTDI(アミン当量120)50重量%
の混合物14重量部と、ポリメリックMDI(アミン当
量135)50重量%とプレポリマーMDI(アミン当
量150)50重量%の混合物105重量部からなるH
CFC123断熱材を一種類用いた。
【0163】もう一種類は、ポリオールとして芳香属ア
ミン系ポリエーテル(OH価440mgKOH/g)1
00重量部、整泡剤として信越化学(株)製F−338
を1.5重量部、触媒として花王(株)製カオライザー
No.1を2重量部、発泡剤としてHCFC141bを
38重量部と、イソシアネート成分としてプレポリマー
TDI(アミン当量150)50重量%とクルードTD
I(アミン当量120)50重量%の混合物14重量部
と、ポリメリックMDI(アミン当量135)50重量
%とプレポリマーMDI(アミン当量150)50重量
%の混合物105重量部からなるHCFC141b断熱
材を一種類用いた。
【0164】このようにして作成した本発明の断熱箱体
は、内箱品質として真空成形時の金型再現性がよく、ま
た内箱を構成する樹脂組成物中のポリn−プロピルアク
リレートが、発泡剤のHCFC123及びHCFC14
1bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHC
FC123及びHCFC141bの強いケミカルアタッ
ク性で、樹脂の分子鎖が切断されることがなく、60℃
/−25℃の冷熱サイクル試験を5サイクル行い熱衝撃
を与えた場合でも、クレーズや割れが発生しなかった。
ポリn−プロピルアクリレートのガラス転移点は−48
℃と極めて低く低温での耐衝撃性も実用上十分なものが
得られた。
【0165】また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重
量%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形す
る際の熱により内箱が黄色から褐色に変色することもな
かった。
【0166】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のポリn−プロピルア
クリレートも接着力が強いため、上記の冷熱サイクル試
験においても断熱箱体の内箱の剥がれが起こらないとい
う効果があった。ウレタン断熱材は優れた流動性があ
り、内箱と外箱との両箱間を均一に充填することがで
き、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができた。
【0167】
【発明の効果】以上の説明から明かなように本発明請求
項1の断熱箱体は、樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間
に一体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン
断熱材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHC
FC123またはHCFC141bおよびその混合物、
イソシアネート成分としてポリメリックMDIまたはそ
のプレポリマー化物が40〜90重量%であり残りをT
DI−80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化
物とする有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製
内箱が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量
%のシアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族
ビニル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフ
ト共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%
と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、
シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル
化合物48〜65重量%の共重合体をコーティングした
ポリn−ブチルアクリレートとを混合した樹脂組成物と
した構成であるため、内箱を構成する樹脂組成物中のポ
リn−ブチルアクリレートが、発泡剤のHCFC123
及びHCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸
透を防ぐのでHCFC123及びHCFC141bの強
いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されるこ
とがないので、クレーズや割れが防止できるという効果
がある。また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%
未満であるため、シート押し出し成形や真空成形する際
の熱により内箱が黄色から褐色に変色しないという効果
がある。
【0168】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のポリn−ブチルアク
リレートも接着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれ
が起こらないという効果がある。ウレタン断熱材は優れ
た流動性があり、内箱と外箱との両箱間を均一に充填す
ることができ、高い断熱性能の断熱箱体を得ることがで
きるという効果がある。
【0169】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレートとs
ec−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂
組成物とした構成であるため、内箱を構成する樹脂組成
物中のn−ブチルアクリレートとsec−ブチルアクリ
レートとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及びH
CFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防
ぐのでHCFC123及びHCFC141bの強いケミ
カルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがな
いので、クレーズや割れが防止できるという効果があ
る。また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%未満
であるため、シート押し出し成形や真空成形する際の熱
により内箱が黄色から褐色に変色しないという効果があ
る。
【0170】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとsec−ブチルアクリレートとの共重合物も接着
力が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらないと
いう効果がある。ウレタン断熱材は優れた流動性があ
り、内箱と外箱との両箱間を均一に充填することがで
き、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができるという
効果がある。
【0171】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレートとt
ert−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹
脂組成物とした構成であるため、内箱を構成する樹脂組
成物中のn−ブチルアクリレートとtert−ブチルア
クリレートとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及
びHCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透
を防ぐのでHCFC123及びHCFC141bの強い
ケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されること
がないので、クレーズや割れが防止できるという効果が
ある。また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%未
満であるため、シート押し出し成形や真空成形する際の
熱により内箱が黄色から褐色に変色しないという効果が
ある。
【0172】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとtert−ブチルアクリレートとの共重合物も接
着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらない
という効果がある。ウレタン断熱材は優れた流動性があ
り、内箱と外箱との両箱間を均一に充填することがで
き、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができるという
効果がある。
【0173】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレートとエ
チルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組成物と
した構成であるため、内箱を構成する樹脂組成物中のn
−ブチルアクリレートとエチルアクリレートとの共重合
物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC141bを
吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC1
23及びHCFC141bの強いケミカルアタック性
で、樹脂の分子鎖が切断されることがないので、クレー
ズや割れが防止できるという効果がある。また、樹脂中
の不飽和ニトリル分が50重量%未満であるため、シー
ト押し出し成形や真空成形する際の熱により内箱が黄色
から褐色に変色しないという効果がある。
【0174】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとエチルアクリレートとの共重合物も接着力が強い
ため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらないという効果
がある。ウレタン断熱材は優れた流動性があり、内箱と
外箱との両箱間を均一に充填することができ、高い断熱
性能の断熱箱体を得ることができるという効果がある。
【0175】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−ブチルアクリレートとn
−プロピルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組
成物とした構成であるため、内箱を構成する樹脂組成物
中のn−ブチルアクリレートとn−プロピルアクリレー
トとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCF
C141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐの
でHCFC123及びHCFC141bの強いケミカル
アタック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがないの
で、クレーズや割れが防止できるという効果がある。ま
た、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%未満である
ため、シート押し出し成形や真空成形する際の熱により
内箱が黄色から褐色に変色しないという効果がある。
【0176】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−ブチルアクリレ
ートとn−プロピルアクリレートとの共重合物も接着力
が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらないとい
う効果がある。ウレタン断熱材は優れた流動性があり、
内箱と外箱との両箱間を均一に充填することができ、高
い断熱性能の断熱箱体を得ることができるという効果が
ある。
【0177】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
sec−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹
脂組成物とした構成であるため、内箱を構成する樹脂組
成物中のn−プロピルアクリレートとsec−ブチルア
クリレートとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及
びHCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透
を防ぐのでHCFC123及びHCFC141bの強い
ケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されること
がないので、クレーズや割れが防止できるという効果が
ある。また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%未
満であるため、シート押し出し成形や真空成形する際の
熱により内箱が黄色から褐色に変色しないという効果が
ある。
【0178】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとsec−ブチルアクリレートとの共重合物も接
着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらない
という効果がある。ウレタン断熱材は優れた流動性があ
り、内箱と外箱との両箱間を均一に充填することがで
き、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができるという
効果がある。
【0179】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
tert−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した
樹脂組成物とした構成であるため、内箱を構成する樹脂
組成物中のn−プロピルアクリレートとtert−ブチ
ルアクリレートとの共重合物が、発泡剤のHCFC12
3及びHCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の
浸透を防ぐのでHCFC123及びHCFC141bの
強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断される
ことがないので、クレーズや割れが防止できるという効
果がある。また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量
%未満であるため、シート押し出し成形や真空成形する
際の熱により内箱が黄色から褐色に変色しないという効
果がある。
【0180】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとtert−ブチルアクリレートとの共重合物も
接着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらな
いという効果がある。ウレタン断熱材は優れた流動性が
あり、内箱と外箱との両箱間を均一に充填することがで
き、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができるという
効果がある。
【0181】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
イソブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組
成物とした構成であるため、内箱を構成する樹脂組成物
中のn−プロピルアクリレートとイソブチルアクリレー
トとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCF
C141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐの
でHCFC123及びHCFC141bの強いケミカル
アタック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがないの
で、クレーズや割れが防止できるという効果がある。ま
た、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%未満である
ため、シート押し出し成形や真空成形する際の熱により
内箱が黄色から褐色に変色しないという効果がある。
【0182】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとイソブチルアクリレートとの共重合物も接着力
が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらないとい
う効果がある。ウレタン断熱材は優れた流動性があり、
内箱と外箱との両箱間を均一に充填することができ、高
い断熱性能の断熱箱体を得ることができるという効果が
ある。
【0183】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
エチルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組成物
とした構成であるため、内箱を構成する樹脂組成物中の
n−プロピルアクリレートとエチルアクリレートとの共
重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC141
bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCF
C123及びHCFC141bの強いケミカルアタック
性で、樹脂の分子鎖が切断されることがないので、クレ
ーズや割れが防止できるという効果がある。また、樹脂
中の不飽和ニトリル分が50重量%未満であるため、シ
ート押し出し成形や真空成形する際の熱により内箱が黄
色から褐色に変色しないという効果がある。
【0184】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとエチルアクリレートとの共重合物も接着力が強
いため、断熱箱体の内箱の剥がれが起こらないという効
果がある。ウレタン断熱材は優れた流動性があり、内箱
と外箱との両箱間を均一に充填することができ、高い断
熱性能の断熱箱体を得ることができるという効果があ
る。
【0185】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
n−ブチルアクリレートとsec−ブチルアクリレート
との共重合物を混合した樹脂組成物とした構成であるた
め、内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとsec−ブチルアク
リレートとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及び
HCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を
防ぐのでHCFC123及びHCFC141bの強いケ
ミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されることが
ないので、クレーズや割れが防止できるという効果があ
る。また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%未満
であるため、シート押し出し成形や真空成形する際の熱
により内箱が黄色から褐色に変色しないという効果があ
る。
【0186】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとsec−ブチルアク
リレートとの共重合物も接着力が強いため、断熱箱体の
内箱の剥がれが起こらないという効果がある。ウレタン
断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との両箱間を
均一に充填することができ、高い断熱性能の断熱箱体を
得ることができるという効果がある。
【0187】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
n−ブチルアクリレートとtert−ブチルアクリレー
トとの共重合物を混合した樹脂組成物とした構成である
ため、内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアク
リレートとn−ブチルアクリレートとtert−ブチル
アクリレートとの共重合物が、発泡剤のHCFC123
及びHCFC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸
透を防ぐのでHCFC123及びHCFC141bの強
いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されるこ
とがないので、クレーズや割れが防止できるという効果
がある。また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%
未満であるため、シート押し出し成形や真空成形する際
の熱により内箱が黄色から褐色に変色しないという効果
がある。
【0188】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとtert−ブチルア
クリレートとの共重合物も接着力が強いため、断熱箱体
の内箱の剥がれが起こらないという効果がある。ウレタ
ン断熱材は優れた流動性があり、内箱と外箱との両箱間
を均一に充填することができ、高い断熱性能の断熱箱体
を得ることができるという効果がある。
【0189】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
n−ブチルアクリレートとイソブチルアクリレートとの
共重合物を混合した樹脂組成物としたした構成であるた
め、内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとイソブチルアクリレ
ートとの共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHC
FC141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐ
のでHCFC123及びHCFC141bの強いケミカ
ルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがない
ので、クレーズや割れが防止できるという効果がある。
また、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%未満であ
るため、シート押し出し成形や真空成形する際の熱によ
り内箱が黄色から褐色に変色しないという効果がある。
【0190】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとイソブチルアクリレ
ートとの共重合物も接着力が強いため、断熱箱体の内箱
の剥がれが起こらないという効果がある。ウレタン断熱
材は優れた流動性があり、内箱と外箱との両箱間を均一
に充填することができ、高い断熱性能の断熱箱体を得る
ことができるという効果がある。
【0191】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたn−プロピルアクリレートと
n−ブチルアクリレートとエチルアクリレートとの共重
合物を混合した樹脂組成物とした構成した構成であるた
め、内箱を構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとエチルアクリレート
との共重合物が、発泡剤のHCFC123及びHCFC
141bを吸収し樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐので
HCFC123及びHCFC141bの強いケミカルア
タック性で、樹脂の分子鎖が切断されることがないの
で、クレーズや割れが防止できるという効果がある。ま
た、樹脂中の不飽和ニトリル分が50重量%未満である
ため、シート押し出し成形や真空成形する際の熱により
内箱が黄色から褐色に変色しないという効果がある。
【0192】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートとn−ブチルアクリレートとエチルアクリレート
との共重合物も接着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥
がれが起こらないという効果がある。ウレタン断熱材は
優れた流動性があり、内箱と外箱との両箱間を均一に充
填することができ、高い断熱性能の断熱箱体を得ること
ができるという効果がある。
【0193】また、樹脂製内箱が共役ジエン系合成ゴム
の存在下に35〜52重量%のシアン化ビニル化合物と
48〜65重量%の芳香族ビニル化合物との単量体混合
物を重合させて得たグラフト共重合体と、シアン化ビニ
ル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合物48〜
65重量%の共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜
52重量%と芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共
重合体をコーティングしたポリn−プロピルアクリレー
トを混合した樹脂組成物とした構成であるため、内箱を
構成する樹脂組成物中のn−プロピルアクリレートが、
発泡剤のHCFC123及びHCFC141bを吸収し
樹脂内部への発泡剤の浸透を防ぐのでHCFC123及
びHCFC141bの強いケミカルアタック性で、樹脂
の分子鎖が切断されることがないので、クレーズや割れ
が防止できるという効果がある。また、樹脂中の不飽和
ニトリル分が50重量%未満であるため、シート押し出
し成形や真空成形する際の熱により内箱が黄色から褐色
に変色しないという効果がある。
【0194】さらに、ウレタン断熱材は、内箱に対して
強い接着力があり、内箱の樹脂中のn−プロピルアクリ
レートも接着力が強いため、断熱箱体の内箱の剥がれが
起こらないという効果がある。ウレタン断熱材は優れた
流動性があり、内箱と外箱との両箱間を均一に充填する
ことができ、高い断熱性能の断熱箱体を得ることができ
るという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 純一 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 大橋 伸夫 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−43279(JP,A) 特開 平4−93581(JP,A) 特開 平4−184072(JP,A) 特開 平4−240377(JP,A) 特開 平4−189808(JP,A) 特開 平4−158184(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/06

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に一
    体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断熱
    材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCFC
    123またはHCFC141bおよびその混合物、イソ
    シアネート成分としてポリメリックMDIまたはそのプ
    レポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTDI
    −80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物と
    する有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内箱
    が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%の
    シアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビニ
    ル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト共
    重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳
    香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シア
    ン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合
    物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたポリ
    n−ブチルアクリレートとを混合した樹脂組成物である
    ことを特徴とする断熱箱体。
  2. 【請求項2】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に一
    体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断熱
    材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCFC
    123またはHCFC141bおよびその混合物、イソ
    シアネート成分としてポリメリックMDIまたはそのプ
    レポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTDI
    −80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物と
    する有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内箱
    が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%の
    シアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビニ
    ル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト共
    重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳
    香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シア
    ン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合
    物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn−
    ブチルアクリレートとsec−ブチルアクリレートとの
    共重合物を混合した樹脂組成物であることを特徴とする
    断熱箱体。
  3. 【請求項3】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に一
    体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断熱
    材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCFC
    123またはHCFC141bおよびその混合物、イソ
    シアネート成分としてポリメリックMDIまたはそのプ
    レポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTDI
    −80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物と
    する有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内箱
    が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%の
    シアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビニ
    ル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト共
    重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳
    香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シア
    ン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合
    物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn−
    ブチルアクリレートとtert−ブチルアクリレートと
    の共重合物を混合した樹脂組成物であることを特徴とす
    る断熱箱体。
  4. 【請求項4】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に一
    体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断熱
    材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCFC
    123またはHCFC141bおよびその混合物、イソ
    シアネート成分としてポリメリックMDIまたはそのプ
    レポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTDI
    −80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物と
    する有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内箱
    が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%の
    シアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビニ
    ル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト共
    重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳
    香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シア
    ン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合
    物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn−
    ブチルアクリレートとイソブチルアクリレートとの共重
    合物とを混合した樹脂組成物であることを特徴とする断
    熱箱体。
  5. 【請求項5】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に一
    体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断熱
    材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCFC
    123またはHCFC141bおよびその混合物、イソ
    シアネート成分としてポリメリックMDIまたはそのプ
    レポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTDI
    −80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物と
    する有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内箱
    が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%の
    シアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビニ
    ル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト共
    重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳
    香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シア
    ン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合
    物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn−
    ブチルアクリレートとエチルアクリレートとの共重合物
    を混合した樹脂組成物であることを特徴とする断熱箱
    体。
  6. 【請求項6】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に一
    体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断熱
    材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCFC
    123またはHCFC141bおよびその混合物、イソ
    シアネート成分としてポリメリックMDIまたはそのプ
    レポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTDI
    −80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物と
    する有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内箱
    が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%の
    シアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビニ
    ル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト共
    重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳
    香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シア
    ン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合
    物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn−
    ブチルアクリレートとn−プロピルアクリレートとの共
    重合物を混合した樹脂組成物であることを特徴とする断
    熱箱体。
  7. 【請求項7】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に一
    体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断熱
    材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCFC
    123またはHCFC141bおよびその混合物、イソ
    シアネート成分としてポリメリックMDIまたはそのプ
    レポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTDI
    −80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物と
    する有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内箱
    が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%の
    シアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビニ
    ル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト共
    重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳
    香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シア
    ン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合
    物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn−
    プロピルアクリレートとsec−ブチルアクリレートと
    の共重合物を混合した樹脂組成物であることを特徴とす
    る断熱箱体。
  8. 【請求項8】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に一
    体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断熱
    材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCFC
    123またはHCFC141bおよびその混合物、イソ
    シアネート成分としてポリメリックMDIまたはそのプ
    レポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTDI
    −80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物と
    する有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内箱
    が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%の
    シアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビニ
    ル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト共
    重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳
    香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シア
    ン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合
    物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn−
    プロピルアクリレートとtert−ブチルアクリレート
    との共重合物を混合した樹脂組成物であることを特徴と
    する断熱箱体。
  9. 【請求項9】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に一
    体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断熱
    材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCFC
    123またはHCFC141bおよびその混合物、イソ
    シアネート成分としてポリメリックMDIまたはそのプ
    レポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTDI
    −80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物と
    する有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内箱
    が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%の
    シアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビニ
    ル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト共
    重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と芳
    香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シア
    ン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化合
    物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn−
    プロピルアクリレートとイソブチルアクリレートとの共
    重合物を混合した樹脂組成物であることを特徴とする断
    熱箱体。
  10. 【請求項10】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に
    一体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断
    熱材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCF
    C123またはHCFC141bおよびその混合物、イ
    ソシアネート成分としてポリメリックMDIまたはその
    プレポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTD
    I−80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物
    とする有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内
    箱が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%
    のシアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビ
    ニル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト
    共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と
    芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シ
    アン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化
    合物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn
    −プロピルアクリレートとエチルアクリレートとの共重
    合物を混合した樹脂組成物であることを特徴とする断熱
    箱体。
  11. 【請求項11】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に
    一体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断
    熱材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCF
    C123またはHCFC141bおよびその混合物、イ
    ソシアネート成分としてポリメリックMDIまたはその
    プレポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTD
    I−80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物
    とする有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内
    箱が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%
    のシアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビ
    ニル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト
    共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と
    芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シ
    アン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化
    合物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn
    −プロピルアクリレートとn−ブチルアクリレートとs
    ec−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂
    組成物であることを特徴とする断熱箱体。
  12. 【請求項12】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に
    一体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断
    熱材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCF
    C123またはHCFC141bおよびその混合物、イ
    ソシアネート成分としてポリメリックMDIまたはその
    プレポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTD
    I−80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物
    とする有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内
    箱が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%
    のシアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビ
    ニル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト
    共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と
    芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シ
    アン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化
    合物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn
    −プロピルアクリレートとn−ブチルアクリレートとt
    ert−ブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹
    脂組成物であることを特徴とする断熱箱体。
  13. 【請求項13】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に
    一体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断
    熱材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCF
    C123またはHCFC141bおよびその混合物、イ
    ソシアネート成分としてポリメリックMDIまたはその
    プレポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTD
    I−80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物
    とする有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内
    箱が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%
    のシアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビ
    ニル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト
    共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と
    芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シ
    アン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化
    合物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn
    −プロピルアクリレートとn−ブチルアクリレートとイ
    ソブチルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組成
    物であることを特徴とする断熱箱体。
  14. 【請求項14】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に
    一体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断
    熱材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCF
    C123またはHCFC141bおよびその混合物、イ
    ソシアネート成分としてポリメリックMDIまたはその
    プレポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTD
    I−80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物
    とする有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内
    箱が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%
    のシアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビ
    ニル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト
    共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と
    芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シ
    アン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化
    合物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたn
    −プロピルアクリレートとn−ブチルアクリレートとエ
    チルアクリレートとの共重合物を混合した樹脂組成物で
    あることを特徴とする断熱箱体。
  15. 【請求項15】 樹脂製内箱と金属製外箱との両箱間に
    一体発泡したウレタン断熱材からなり、前記ウレタン断
    熱材がポリオール、整泡剤、触媒、発泡剤としてHCF
    C123またはHCFC141bおよびその混合物、イ
    ソシアネート成分としてポリメリックMDIまたはその
    プレポリマー化物が40〜90重量%であり残りをTD
    I−80、クルードTDIおよびそのプレポリマー化物
    とする有機ポリイソシアネートからなり、前記樹脂製内
    箱が共役ジエン系合成ゴムの存在下に35〜52重量%
    のシアン化ビニル化合物と48〜65重量%の芳香族ビ
    ニル化合物との単量体混合物を重合させて得たグラフト
    共重合体と、シアン化ビニル化合物35〜52重量%と
    芳香族ビニル化合物48〜65重量%の共重合体と、シ
    アン化ビニル化合物35〜52重量%と芳香族ビニル化
    合物48〜65重量%の共重合体をコーティングしたポ
    リn−プロピルアクリレートを混合した樹脂組成物であ
    ることを特徴とする断熱箱体。
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