JPH05322147A - 回転炉 - Google Patents

回転炉

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JPH05322147A
JPH05322147A JP12781792A JP12781792A JPH05322147A JP H05322147 A JPH05322147 A JP H05322147A JP 12781792 A JP12781792 A JP 12781792A JP 12781792 A JP12781792 A JP 12781792A JP H05322147 A JPH05322147 A JP H05322147A
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JP
Japan
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combustion
furnace body
temperature
furnace
supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP12781792A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Ogino
悦生 荻野
Kunio Sasaki
邦夫 佐々木
Hideo Shitaya
英雄 下谷
Tadashi Kono
正 河野
Toyohisa Fujisaki
豊久 藤崎
Michio Ito
道雄 伊藤
Masao Kinoshita
正生 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 炉本体1の入口側および出口側に水噴射口2
1,22 を設け、この炉本体1の入口側に一次空気供給用
の第1供給口6を設けるとともに、炉本体の外周壁部に
二次空気供給用の第2供給口11および炉本体内の温度お
よびガス濃度を検出するセンサー12を所定間隔置きに配
置し、上記各水噴射口に接続された水供給管25,26 途中
にそれぞれ流量制御弁23,24 を設けるとともに、上記各
供給口に接続される空気供給管8,14の途中に流量制御
弁7,13を設け、これら各センサーからの検出信号に基
づき、上記各流量制御弁を制御する制御装置32を具備し
た回転炉である。 【効果】 センサーからの検出信号に基づき、一次およ
び二次空気の供給量を制御するようにしたので、ほぼ全
域に亘って燃焼状態の均一化を図ることができ、また温
度が高い場合には、水噴射を行うことができるので、ク
リンカーの発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ごみ、産業廃棄物
などを焼却するための回転炉に関し、燃焼の均一化を図
った回転炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転炉としては、一段燃
焼式のものと二段燃焼式のものがあるが、一段燃焼式の
ものは、燃焼のコントロールが難しく、燃焼状態をコン
トロールが必要な場合には、二段燃焼式ものが採用され
ている。
【0003】この二段燃焼式の回転炉は、図2に示すよ
うに、円筒状の炉本体51の入口側には第1供給口52
が、また炉本体51の中間部には第2供給口53が設け
られるとともに、これら各供給口52,53には送風機
54からの空気供給管55が接続された構成とされ、そ
して第1供給口52からは一次空気が供給され、また第
2供給口53からは二次空気が供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の回転
炉においては、完全燃焼のために、二次空気が第2供給
口53から炉本体51内に供給されているが、炉本体5
1内の燃焼状態に応じた、二次空気の供給量の制御は特
別に行われておらず、その燃焼域が、図3に示すよう
に、炉本体の長手方向において偏ってしまうという欠点
がある。
【0005】例えば、図3における(A)パターンは炉
本体の入口付近で燃焼域aが形成されている場合を示
し、(B)パターンは炉本体の中央部で燃焼域bが形成
されている場合を示し、(C)パターンは炉本体の出口
付近で燃焼域cが形成される場合を示している。
【0006】このように、炉本体51内においては、
(D)パターンで示すような均一な燃焼状態が得られな
いという問題があった。そこで、本発明は上記問題を解
消し得る回転炉を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の回転炉は、回転自在に支持された炉本体の
入口側および出口側に水噴射口を設け、この炉本体の入
口側に一次空気供給用の第1供給口を設けるとともに、
炉本体の外周壁部にかつ長手方向に亘って二次空気供給
用の第2供給口および炉本体内の温度およびガス濃度を
検出するセンサーを所定間隔置きにそれぞれ配置し、上
記各水噴射口に接続された水供給管途中にそれぞれ流量
制御弁を設けるとともに、上記第1および第2供給口に
接続される空気供給管の途中に流量制御弁を設け、上記
各センサーからの検出信号に基づき、上記各流量制御弁
を制御する制御装置を具備したものである。
【0008】
【作用】上記の構成によると、センサーにより、炉本体
内の温度およびガス濃度を検出するとともに、これらの
検出信号に基づき、一次空気および二次空気の供給量を
制御するようにしているので、ほぼ全域に亘って燃焼温
度を一定に、すなわち燃焼状態の均一化を図ることがで
きる。
【0009】また、炉本体内の温度が高い場合には、水
噴射を行い温度を下げることにより、クリンカーの発生
を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づき説明
する。図1において、1は回転支持ローラ2により回転
自在に支持された円筒状の炉本体で、その入口側端部に
は被燃焼物イの投入用ホッパー3が取り付けられた端板
4が設けられ、また出口側には排出部材5が配置されて
いる。
【0011】上記端板4には、一次空気供給用の第1供
給口6が設けられるとともに、この第1供給口6には、
途中に第1流量制御弁7が介装された第1空気供給管8
を介して、第1送風機9が接続されている。
【0012】また、上記炉本体1の外周壁部1aの周囲
にかつ長手方向に亘って所定間隔置きに複数個の二次空
気供給用の第2供給口11および炉本体1内の燃焼温
度、酸素濃度、一酸化炭素濃度などを測定するためのセ
ンサー12がそれぞれ設けられており、上記第2供給口
11には、途中に第2流量制御弁13が設けられた第2
空気供給管14を介して、第2送風機15が接続されて
いる。なお、上記センサー12は、それぞれ1個づつ図
示していないが、実際には、検出するものに応じて複数
個づつ設けられており、また第2送風機15は2台配置
されている。
【0013】また、入口側の端板4および出口側の排出
部材5には、それぞれ水噴射用の第1および第2水噴射
口21,22が設けられるとともに、それぞれ第3およ
び第4流量制御弁23,24を有する水供給管25,2
6を介して、水ポンプ27,28に接続されている。
【0014】そして、さらに上記各センサー12からの
各検出値(検出信号)を入力してその入力データを分析
する分析部31と、この分析部31からの分析データを
入力して、上記各流量制御弁7,13,23,24を制
御する制御装置(例えば、コンピュータなどにより構成
されている)32が具備されている。
【0015】なお、上記制御装置32が地上側(固定
側)に設けられる場合には、制御装置32に入力され
る、または出力される信号授受のための信号線途中に
は、回転可能なカップリング部材が挿入されている。
【0016】上記構成において、投入用ホッパー3から
炉本体1内に投入された被燃焼物イは、炉本体1の回転
に伴って入口側から出口側に向かって順次移動しながら
燃焼される。
【0017】そして、このときの燃焼は、図3の(D)
で示すように、ほぼ全域に亘って燃焼温度が一定となる
ように制御される。すなわち、炉本体1の全長に亘って
配置された各センサー12により、全域の燃焼温度が検
出され、この検出温度が分析部31に入力されて、温度
が高い地域が検出される。そして、この分析結果が制御
装置32に入力されて、燃焼域全体に亘って燃焼温度が
ほぼ一定となるように、第1および第2空気供給管8,
14途中に設けられた第1および第2流量制御弁7,1
3が制御される。
【0018】例えば、燃焼が図3の(A)のような場合
には、炉本体1の入口付近で燃焼が起こっていることが
考えられ、したがってこれを抑えるために、一次空気の
供給量が抑えられるとともに、この抑えた分だけ二次空
気の供給量が増加させられる。
【0019】また、燃焼が図3の(C)パターンのよう
な場合には、炉本体1の出口付近で燃焼が起こっている
と考えられ、したがってこのことは、被燃焼物イが燃え
にくいものであるか、または入口付近での一次空気の供
給が過剰になって冷却されていることを示している。し
たがって、上記と同様に、入口付近での一次空気の供給
量を抑えて、被焼却物イの温度を上げ、中央付近に向か
って二次空気を徐々に増加させるよう制御する。
【0020】さらに、局所的に温度が上昇した場合に
は、クリンカーの発生が予想されるため、制御装置32
により、水供給管25,26途中の流量制御弁23,2
4が開かれて、炉本体1内に水噴射が行われ、炉本体1
内の温度が下げられる。
【0021】このように、上記の回転炉によると、炉内
全体に亘って安定した燃焼状態が得られるとともに、炉
内での局部的な燃焼を抑えることができ、さらに未燃分
の発生を減少させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、炉
本体内の温度およびガス濃度を検出するセンサーを設け
るとともに、これらの検出信号に基づき、一次空気およ
び二次空気の供給量を制御するようにしたので、ほぼ全
域に亘って燃焼温度を一定に、すなわち燃焼状態の均一
化を図ることができ、また温度が高い場合には、水噴射
を行うことができるので、クリンカーの発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における回転炉の断面図であ
る。
【図2】従来例における回転炉の断面図である。
【図3】炉内の燃焼パターンを示すグラフである。
【符号の説明】
1 炉本体 1a 外周壁部 6 第1供給口 7 第1流量制御弁 8 第1空気供給管 9 第1送風機 11 第2供給口 12 センサー 13 第2流量制御弁 14 第2空気供給管 15 第2送風機 21 第1水噴射口 22 第2水噴射口 23 第3流量制御弁 24 第4流量制御弁 25,26 水供給管 32 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 正 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 藤崎 豊久 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 伊藤 道雄 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 木下 正生 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在に支持された炉本体の入口側およ
    び出口側に水噴射口を設け、この炉本体の入口側に一次
    空気供給用の第1供給口を設けるとともに、炉本体の外
    周壁部にかつ長手方向に亘って二次空気供給用の第2供
    給口および炉本体内の温度およびガス濃度を検出するセ
    ンサーを所定間隔置きにそれぞれ配置し、上記各水噴射
    口に接続された水供給管途中にそれぞれ流量制御弁を設
    けるとともに、上記第1および第2供給口に接続される
    空気供給管の途中に流量制御弁を設け、上記各センサー
    からの検出信号に基づき、上記各流量制御弁を制御する
    制御装置を具備したことを特徴とする回転炉。
JP12781792A 1992-05-21 1992-05-21 回転炉 Pending JPH05322147A (ja)

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