JPH05318804A - 転写式プリンタ - Google Patents
転写式プリンタInfo
- Publication number
- JPH05318804A JPH05318804A JP13277992A JP13277992A JPH05318804A JP H05318804 A JPH05318804 A JP H05318804A JP 13277992 A JP13277992 A JP 13277992A JP 13277992 A JP13277992 A JP 13277992A JP H05318804 A JPH05318804 A JP H05318804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- thermal head
- heating resistor
- energization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】印字データにおける印字位置での印字密度の差
に対応してサーマルヘッドを通電制御して、印字密度の
差により生じる印字品質の低下を防止する。 【構成】予め印字密度の高い部分を指定領域としてRA
Mに設定し、サーマルヘッドの各発熱抵抗体に対して、
まずそれぞれ2ライン前及び1ライン前の印字における
印字履歴を確認して、両方の印字において印字が行われ
なかったならば通電時間をT1に設定し、どちらか一方
の印字において印字が行われたならば通電時間をT1に
設定する。また、2ライン前及び1ライン前の両方の印
字において印字が行われたならば、その発熱抵抗体が指
定領域に入っているか否かを判断して、指定領域に入っ
ていなければT2を設定し、指定領域に入っていれば通
電時間をT3に設定するものである。
に対応してサーマルヘッドを通電制御して、印字密度の
差により生じる印字品質の低下を防止する。 【構成】予め印字密度の高い部分を指定領域としてRA
Mに設定し、サーマルヘッドの各発熱抵抗体に対して、
まずそれぞれ2ライン前及び1ライン前の印字における
印字履歴を確認して、両方の印字において印字が行われ
なかったならば通電時間をT1に設定し、どちらか一方
の印字において印字が行われたならば通電時間をT1に
設定する。また、2ライン前及び1ライン前の両方の印
字において印字が行われたならば、その発熱抵抗体が指
定領域に入っているか否かを判断して、指定領域に入っ
ていなければT2を設定し、指定領域に入っていれば通
電時間をT3に設定するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サーマルヘッドを設
け、このサーマルヘッドを通電制御して印字を行う転写
式プリンタに関する。
け、このサーマルヘッドを通電制御して印字を行う転写
式プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の転写式プリンタでは、通電制御さ
れたサーマルヘッドにより用紙に印字するものが知られ
ていた。このような転写式プリンタでは、例えば、イン
クリボンを使用せずに感熱紙に印字を行う直接印字か又
はインクリボンを使用して用紙に印字を行う間接印字か
を選択する印字モード、印字スピード、サーマルヘッド
の温度、サーマルヘッドを構成する発熱抵抗体の抵抗値
等の各種印字条件に応じて、サーマルヘッド(発熱抵抗
体)に印加する電圧が設定された温度テーブルがメモリ
に記憶されており、印字時には、その時の温度センサか
ら得られた各種印字条件により、温度テーブルに設定さ
れている最適の印加電圧を読取り、その読取った印加電
圧をサーマルヘッドに印加して印字を行っていた。
れたサーマルヘッドにより用紙に印字するものが知られ
ていた。このような転写式プリンタでは、例えば、イン
クリボンを使用せずに感熱紙に印字を行う直接印字か又
はインクリボンを使用して用紙に印字を行う間接印字か
を選択する印字モード、印字スピード、サーマルヘッド
の温度、サーマルヘッドを構成する発熱抵抗体の抵抗値
等の各種印字条件に応じて、サーマルヘッド(発熱抵抗
体)に印加する電圧が設定された温度テーブルがメモリ
に記憶されており、印字時には、その時の温度センサか
ら得られた各種印字条件により、温度テーブルに設定さ
れている最適の印加電圧を読取り、その読取った印加電
圧をサーマルヘッドに印加して印字を行っていた。
【0003】例えば、サーマルヘッドの温度が低い場合
には、高い電圧がサーマルヘッドに印加され、サーマル
ヘッドの温度が高い場合には、低い電圧がサーマルヘッ
ドに印加されるようになっていた。
には、高い電圧がサーマルヘッドに印加され、サーマル
ヘッドの温度が高い場合には、低い電圧がサーマルヘッ
ドに印加されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで転写式プリン
タのサーマルヘッドを構成する発熱抵抗体は、印字時に
通電により発熱するが、印字後直ぐに周辺温度まで下が
るわけではなく、その通電による熱量の一部がその発熱
抵抗体(及びその周囲の発熱抵抗体)に蓄積されてしま
う。
タのサーマルヘッドを構成する発熱抵抗体は、印字時に
通電により発熱するが、印字後直ぐに周辺温度まで下が
るわけではなく、その通電による熱量の一部がその発熱
抵抗体(及びその周囲の発熱抵抗体)に蓄積されてしま
う。
【0005】また、サーマルヘッドの温度を検出する温
度センサはサーマルヘッドの所定箇所(一般にサーマル
ヘッドの中央)に設置されており、その所定箇所付近の
温度を検出していて、サーマルヘッドの温度センサの設
置位置から離れた箇所の温度は検出されていなかった。
度センサはサーマルヘッドの所定箇所(一般にサーマル
ヘッドの中央)に設置されており、その所定箇所付近の
温度を検出していて、サーマルヘッドの温度センサの設
置位置から離れた箇所の温度は検出されていなかった。
【0006】従って、例えば図5(a)に示すように、
白抜き数字「1」及び「2」を含んでいる斜線で示され
た黒塗り部分がラベルの左側に設けられていると、温度
センサがサーマルヘッドの中央に設置されているので、
黒塗り部分を印字する発熱抵抗体の温度上昇を検出して
いないため、中央部を印字するのに適切な電圧が温度テ
ーブルから読取られて印加される。この印加電圧は、黒
塗り部分を印字する発熱抵抗体には高すぎるため、白抜
きの数字「1」及び「2」が潰れてしまう等の問題が生
じてしまう。
白抜き数字「1」及び「2」を含んでいる斜線で示され
た黒塗り部分がラベルの左側に設けられていると、温度
センサがサーマルヘッドの中央に設置されているので、
黒塗り部分を印字する発熱抵抗体の温度上昇を検出して
いないため、中央部を印字するのに適切な電圧が温度テ
ーブルから読取られて印加される。この印加電圧は、黒
塗り部分を印字する発熱抵抗体には高すぎるため、白抜
きの数字「1」及び「2」が潰れてしまう等の問題が生
じてしまう。
【0007】また、図5(b)に示すように、白抜き数
字「1」及び「2」を含んでいる斜線で示された黒塗り
部分がラベルの中央に設けられていると、温度センサが
黒塗り部分を印字する発熱抵抗体の温度上昇を検出して
しまうため、この中央部の黒塗り部分を印字するのに適
切な電圧が温度テーブルから読取られて印加される。こ
の印加電圧では、この黒塗り部分の両側の白地部分を印
字する発熱抵抗体には低すぎるため、「A」、「B」、
「C」、…、「L」、「1」、「2」、「3」…、
「b」の文字がかすれてしまう等の問題が生じてしま
う。
字「1」及び「2」を含んでいる斜線で示された黒塗り
部分がラベルの中央に設けられていると、温度センサが
黒塗り部分を印字する発熱抵抗体の温度上昇を検出して
しまうため、この中央部の黒塗り部分を印字するのに適
切な電圧が温度テーブルから読取られて印加される。こ
の印加電圧では、この黒塗り部分の両側の白地部分を印
字する発熱抵抗体には低すぎるため、「A」、「B」、
「C」、…、「L」、「1」、「2」、「3」…、
「b」の文字がかすれてしまう等の問題が生じてしま
う。
【0008】そこでこの発明は、印字位置で印字密度に
大きな差がある印字データに対して、印字密度の差に対
応してサーマルヘッドを通電制御でき、従って印字位置
での印字密度の差により生じる印字品質の低下を防止で
きる転写式プリンタを提供することを目的とする。
大きな差がある印字データに対して、印字密度の差に対
応してサーマルヘッドを通電制御でき、従って印字位置
での印字密度の差により生じる印字品質の低下を防止で
きる転写式プリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の発熱
抵抗体を有するサーマルヘッドを設け、このサーマルヘ
ッドを通電制御して印字情報を印字媒体に印字する転写
式プリンタにおいて、発熱抵抗体に対して予め特定領域
を設定する特定領域設定手段と、特定領域及びこの特定
領域に該当しない領域並びに各発熱抵抗体の印字履歴に
対応して各発熱抵抗体への通電時間をそれぞれ設定する
通電時間設定手段と、この通電時間設定手段により設定
された各発熱抵抗体への通電時間で通電制御する通電制
御手段とを設けたものである。
抵抗体を有するサーマルヘッドを設け、このサーマルヘ
ッドを通電制御して印字情報を印字媒体に印字する転写
式プリンタにおいて、発熱抵抗体に対して予め特定領域
を設定する特定領域設定手段と、特定領域及びこの特定
領域に該当しない領域並びに各発熱抵抗体の印字履歴に
対応して各発熱抵抗体への通電時間をそれぞれ設定する
通電時間設定手段と、この通電時間設定手段により設定
された各発熱抵抗体への通電時間で通電制御する通電制
御手段とを設けたものである。
【0010】
【作用】このような構成の本発明において、特定領域設
定手段により、サーマルヘッドの複数の発熱抵抗体に対
して予め特定領域が設定される。
定手段により、サーマルヘッドの複数の発熱抵抗体に対
して予め特定領域が設定される。
【0011】通電時間設定手段により、この特定領域及
びこの特定領域に該当しない領域並びに各発熱抵抗体の
印字履歴に対応して、各発熱抵抗体への通電時間がそれ
ぞれ設定される。
びこの特定領域に該当しない領域並びに各発熱抵抗体の
印字履歴に対応して、各発熱抵抗体への通電時間がそれ
ぞれ設定される。
【0012】通電制御手段により、各発熱抵抗体はその
設定された通電時間で通電制御される。
設定された通電時間で通電制御される。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。
説明する。
【0014】図1において、1は制御部本体を構成する
CPU(central processing unit)である。このCP
U1が行う処理のプログラムデータが記憶されたROM
(read only memory)2、前記CPU1が処理を行う時
に使用する各種メモリのエリアが形成されたRAM(ra
ndom access memory)3、ホストコンピュータと回線を
介して接続された通信インターフェイス4は、システム
バス5を介して前記CPU1と接続されている。
CPU(central processing unit)である。このCP
U1が行う処理のプログラムデータが記憶されたROM
(read only memory)2、前記CPU1が処理を行う時
に使用する各種メモリのエリアが形成されたRAM(ra
ndom access memory)3、ホストコンピュータと回線を
介して接続された通信インターフェイス4は、システム
バス5を介して前記CPU1と接続されている。
【0015】また、予め指定領域のデータを入力すると
共にその他のデータを入力するためのキーボード6を制
御するキーボードコントローラ7、複数の発熱抵抗体か
ら構成されたサーマルヘッド8を制御するヘッドコント
ローラ9、用紙の搬送等のためのステッピングモータ1
0を制御するモータコントローラ11、前記サーマルヘ
ッド8の温度を検出する温度センサや用紙の有無を検出
する用紙センサ等からなる各種センサ12からの出力信
号を入力するI/O(input/output)ポート13も、前
記システムバス5を介して前記CPU1と接続されてい
る。
共にその他のデータを入力するためのキーボード6を制
御するキーボードコントローラ7、複数の発熱抵抗体か
ら構成されたサーマルヘッド8を制御するヘッドコント
ローラ9、用紙の搬送等のためのステッピングモータ1
0を制御するモータコントローラ11、前記サーマルヘ
ッド8の温度を検出する温度センサや用紙の有無を検出
する用紙センサ等からなる各種センサ12からの出力信
号を入力するI/O(input/output)ポート13も、前
記システムバス5を介して前記CPU1と接続されてい
る。
【0016】なお、前記RAM3には、図2に示すよう
に、印字モード(直接印字か又は間接印字か)、前記サ
ーマルヘッド8の温度、このサーマルヘッド8を構成す
る発熱抵抗体の抵抗値(ランク)に応じて印加電圧が設
定された温度テーブル3aが、各種印字スピード毎(図
示せず)に記憶されており、さらに特定領域設定手段と
してキーボード6により入力された発熱抵抗体の境界値
(Ha、Hb)を指定領域のデータとして記憶するよう
になっている。
に、印字モード(直接印字か又は間接印字か)、前記サ
ーマルヘッド8の温度、このサーマルヘッド8を構成す
る発熱抵抗体の抵抗値(ランク)に応じて印加電圧が設
定された温度テーブル3aが、各種印字スピード毎(図
示せず)に記憶されており、さらに特定領域設定手段と
してキーボード6により入力された発熱抵抗体の境界値
(Ha、Hb)を指定領域のデータとして記憶するよう
になっている。
【0017】図3に、前記キーボード6により、図4に
示すように予め印字データに基づいて、対応する発熱抵
抗体のドット番号の境界値Ha及びHb(Ha<Hb)
が入力された後に、前記CPU1が行う印字処理の流れ
を示す。
示すように予め印字データに基づいて、対応する発熱抵
抗体のドット番号の境界値Ha及びHb(Ha<Hb)
が入力された後に、前記CPU1が行う印字処理の流れ
を示す。
【0018】まず、RAM3に形成されたライン数カウ
ンタIrに1を設定し、次に、ステップ1(ST1)の
処理として、RAM3に形成されたヘッドドット番号カ
ウンタHsに1を設定する。
ンタIrに1を設定し、次に、ステップ1(ST1)の
処理として、RAM3に形成されたヘッドドット番号カ
ウンタHsに1を設定する。
【0019】次に、ステップ2(ST2)の処理とし
て、このヘッドドット数カウンタHsに設定されたヘッ
ドドット番号について2ライン前の印字において印字ド
ットであったか否か、1ライン前の印字において印字ド
ットであったか否か判断する。
て、このヘッドドット数カウンタHsに設定されたヘッ
ドドット番号について2ライン前の印字において印字ド
ットであったか否か、1ライン前の印字において印字ド
ットであったか否か判断する。
【0020】2ライン前及び1ライン前の両方の印字に
おいて印字ドットでなかったならば、ヘッドドット数カ
ウンタHsに設定されたヘッドドット番号に対して通電
時間TにデータT1を設定し、後述するステップ3(S
T3)の処理に移行するようになっている。
おいて印字ドットでなかったならば、ヘッドドット数カ
ウンタHsに設定されたヘッドドット番号に対して通電
時間TにデータT1を設定し、後述するステップ3(S
T3)の処理に移行するようになっている。
【0021】また、2ライン前又は1ライン前のどちら
か一方の印字において印字ドットであったならば、その
ヘッドドット番号Hsに対して通電時間TにデータT2
(T1>T2)を設定し、ステップ3の処理に移行する
ようになっている。
か一方の印字において印字ドットであったならば、その
ヘッドドット番号Hsに対して通電時間TにデータT2
(T1>T2)を設定し、ステップ3の処理に移行する
ようになっている。
【0022】さらに、2ライン前及び1ライン前の両方
の印字において印字ドットであったならば、そのヘッド
ドット番号Hsが指定領域内(Ha≦Hs≦Hb)にあ
るか否かを判断する。そのヘッドドット番号Hsが指定
領域内になければ、すなわち指定領域外にあれば、その
ヘッドドット番号Hsに対して通電時間TにデータT2
を設定し、また、そのヘッドドット番号Hsが指定領域
内にあれば、そのヘッドドット番号Hsに対して通電時
間TにデータT3(T2>T1)を設定して、ステップ
3の処理に移行するようになっている。
の印字において印字ドットであったならば、そのヘッド
ドット番号Hsが指定領域内(Ha≦Hs≦Hb)にあ
るか否かを判断する。そのヘッドドット番号Hsが指定
領域内になければ、すなわち指定領域外にあれば、その
ヘッドドット番号Hsに対して通電時間TにデータT2
を設定し、また、そのヘッドドット番号Hsが指定領域
内にあれば、そのヘッドドット番号Hsに対して通電時
間TにデータT3(T2>T1)を設定して、ステップ
3の処理に移行するようになっている。
【0023】前述のステップ3(ST3)の処理とし
て、そのヘッドドット番号Hsが、予め設定されている
サーマルヘッド8の最大のヘッドドット番号Hmに等し
いか否か判断する。
て、そのヘッドドット番号Hsが、予め設定されている
サーマルヘッド8の最大のヘッドドット番号Hmに等し
いか否か判断する。
【0024】ここでヘッドドット番号Hsが最大ヘッド
ドット番号Hmに等しくなければ、ヘッドドット番号カ
ウンタHsに対して+1の加算処理を行って、再び前述
のステップ2の処理に戻るようになっており、ヘッドド
ット番号Hsが最大ヘッドドット番号Hmに等しけれ
ば、各ヘッドドット番号に対応する各発熱抵抗体に対し
てそれぞれ設定された通電時間Tで(通電制御手段)、
温度テーブル3aから読取られた電圧を印加して1ライ
ン印字を行う。
ドット番号Hmに等しくなければ、ヘッドドット番号カ
ウンタHsに対して+1の加算処理を行って、再び前述
のステップ2の処理に戻るようになっており、ヘッドド
ット番号Hsが最大ヘッドドット番号Hmに等しけれ
ば、各ヘッドドット番号に対応する各発熱抵抗体に対し
てそれぞれ設定された通電時間Tで(通電制御手段)、
温度テーブル3aから読取られた電圧を印加して1ライ
ン印字を行う。
【0025】この1ライン印字が終了すると、ライン数
カウンタIrが予め設定された印字データの最終ライン
数Inに等しいか否かを判断する。
カウンタIrが予め設定された印字データの最終ライン
数Inに等しいか否かを判断する。
【0026】ここでライン数カウンタIrのカウント値
が、最終ライン数Inに等しくなければ、ライン数カウ
ンタIrに対して+1の加算処理を行って、再び前述の
ステップ1の処理に戻るようになっており、ライン数カ
ウンタIrのカウント値が最終ライン数Inに等しけれ
ば、この印字処理を終了するようになっている。
が、最終ライン数Inに等しくなければ、ライン数カウ
ンタIrに対して+1の加算処理を行って、再び前述の
ステップ1の処理に戻るようになっており、ライン数カ
ウンタIrのカウント値が最終ライン数Inに等しけれ
ば、この印字処理を終了するようになっている。
【0027】このCPU1の印字処理は、例えば図5に
示す熱履歴テーブルに置き換えることができる。この熱
履歴テーブルでは、熱履歴(印字履歴)において白まる
は非印字、黒まるは印字(発熱)を示しており、指定領
域内及び指定領域外において、それぞれ熱履歴のパター
ンに対応して通電時間T1、T2、T3のうちの設定さ
れる通電時間が白まるで示されている。
示す熱履歴テーブルに置き換えることができる。この熱
履歴テーブルでは、熱履歴(印字履歴)において白まる
は非印字、黒まるは印字(発熱)を示しており、指定領
域内及び指定領域外において、それぞれ熱履歴のパター
ンに対応して通電時間T1、T2、T3のうちの設定さ
れる通電時間が白まるで示されている。
【0028】このような構成の本実施例においては、図
4に示すように、印字密度が高い部分について指定領域
として、その対応するサーマルヘッド8のドット番号H
a、Hbが、予めキーボード6から入力される。
4に示すように、印字密度が高い部分について指定領域
として、その対応するサーマルヘッド8のドット番号H
a、Hbが、予めキーボード6から入力される。
【0029】サーマルヘッド8を構成する各発熱抵抗体
について2ライン前及び1ライン前の印字でそれぞれ印
字が行われたか否かを判断し、さらに、2ライン前及び
1ライン前の両方の印字において印字が行われた場合に
は、その発熱抵抗体が指定領域内か指定領域外かを判断
して、その印字の履歴及び指定領域内か指定領域外かに
より、印字するラインにおけるこの発熱抵抗体の通電時
間として、T1、T2、T3のうちの1つが設定され
る。
について2ライン前及び1ライン前の印字でそれぞれ印
字が行われたか否かを判断し、さらに、2ライン前及び
1ライン前の両方の印字において印字が行われた場合に
は、その発熱抵抗体が指定領域内か指定領域外かを判断
して、その印字の履歴及び指定領域内か指定領域外かに
より、印字するラインにおけるこの発熱抵抗体の通電時
間として、T1、T2、T3のうちの1つが設定され
る。
【0030】サーマルヘッド8を構成する全ての発熱抵
抗体について印字するラインにおける通電時間が設定さ
れると、温度テーブル3aから読み取られた電圧がサー
マルヘッド8に印加され、各発熱抵抗体には設定された
通電時間で通電が行われて1ラインの印字が行われる。
抗体について印字するラインにおける通電時間が設定さ
れると、温度テーブル3aから読み取られた電圧がサー
マルヘッド8に印加され、各発熱抵抗体には設定された
通電時間で通電が行われて1ラインの印字が行われる。
【0031】このように本実施例によれば、予め印字密
度の高い部分(範囲)を指定領域としてキーボード6で
入力設定し、サーマルヘッド8を構成する各発熱抵抗体
に対して、まずそれぞれ2ライン前及び1ライン前の印
字における印字履歴を確認して、両方の印字において印
字が行われなかったならば通電時間をT1に設定し、ど
ちらか一方の印字において印字が行われたならば通電時
間をT1に設定する。また、2ライン前及び1ライン前
の両方の印字において印字が行われたならば、その発熱
抵抗体が指定領域に入っているか否かを判断して、指定
領域に入っていなければT2を設定し、指定領域に入っ
ていれば通電時間をT3に設定することにより、各発熱
抵抗体の発熱量を通電時間により制御して、印字密度の
高い指定領域の発熱量を低めに制御できる。その結果、
印字位置で印字密度に大きな差がある印字データに対し
て、印字密度の差に対応してサーマルヘッドを通電制御
できる。従って印字位置での印字密度の差により生じる
印字品質の低下を防止できる。
度の高い部分(範囲)を指定領域としてキーボード6で
入力設定し、サーマルヘッド8を構成する各発熱抵抗体
に対して、まずそれぞれ2ライン前及び1ライン前の印
字における印字履歴を確認して、両方の印字において印
字が行われなかったならば通電時間をT1に設定し、ど
ちらか一方の印字において印字が行われたならば通電時
間をT1に設定する。また、2ライン前及び1ライン前
の両方の印字において印字が行われたならば、その発熱
抵抗体が指定領域に入っているか否かを判断して、指定
領域に入っていなければT2を設定し、指定領域に入っ
ていれば通電時間をT3に設定することにより、各発熱
抵抗体の発熱量を通電時間により制御して、印字密度の
高い指定領域の発熱量を低めに制御できる。その結果、
印字位置で印字密度に大きな差がある印字データに対し
て、印字密度の差に対応してサーマルヘッドを通電制御
できる。従って印字位置での印字密度の差により生じる
印字品質の低下を防止できる。
【0032】なお、この実施例においては2ライン前及
び1ライン前の両方の印字で印字が行われた発熱抵抗体
に対して、指定領域(特定領域)か否かを判断して、そ
の判断によりそれぞれ異なる通電時間を設定するように
なっていたが、この発明はこれに限定されるものではな
く、例えば2ライン前及び1ライン前のどちらか一方の
印字で印字が行われた発熱抵抗体に対しても、指定領域
か否かを判断して、その判断によりそれぞれ異なる通電
時間を設定するようにしても良いものである。
び1ライン前の両方の印字で印字が行われた発熱抵抗体
に対して、指定領域(特定領域)か否かを判断して、そ
の判断によりそれぞれ異なる通電時間を設定するように
なっていたが、この発明はこれに限定されるものではな
く、例えば2ライン前及び1ライン前のどちらか一方の
印字で印字が行われた発熱抵抗体に対しても、指定領域
か否かを判断して、その判断によりそれぞれ異なる通電
時間を設定するようにしても良いものである。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
印字位置で印字密度に大きな差がある印字データに対し
て、印字密度の差に対応してサーマルヘッドを通電制御
でき、従って印字位置での印字密度の差により生じる印
字品質の低下を防止できる転写式プリンタを提供でき
る。
印字位置で印字密度に大きな差がある印字データに対し
て、印字密度の差に対応してサーマルヘッドを通電制御
でき、従って印字位置での印字密度の差により生じる印
字品質の低下を防止できる転写式プリンタを提供でき
る。
【図1】この発明の一実施例の要部回路構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図2】同実施例の温度テーブルの構成を示す図。
【図3】同実施例の印字処理の流れを示す図。
【図4】同実施例の印字するイメージの例を示す図。
【図5】同実施例の履歴テーブルの例を示す図。
【図6】従来例の印字するイメージの例を示す図。
1…CPU、3a…温度テーブル、6…キーボード、8
…サーマルヘッド。
…サーマルヘッド。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の発熱抵抗体を有するサーマルヘッ
ドを設け、このサーマルヘッドを通電制御して印字情報
を印字媒体に印字する転写式プリンタにおいて、前記発
熱抵抗体に対して予め特定領域を設定する特定領域設定
手段と、前記特定領域及びこの特定領域に該当しない領
域並びに前記各発熱抵抗体の印字履歴に対応して前記各
発熱抵抗体への通電時間をそれぞれ設定する通電時間設
定手段と、この通電時間設定手段により設定された各発
熱抵抗体への通電時間で通電制御する通電制御手段とを
設けた事を特徴とする転写式プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13277992A JPH05318804A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 転写式プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13277992A JPH05318804A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 転写式プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05318804A true JPH05318804A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15089357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13277992A Pending JPH05318804A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 転写式プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05318804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017047560A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 東芝テック株式会社 | サーマルプリンタ |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP13277992A patent/JPH05318804A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017047560A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 東芝テック株式会社 | サーマルプリンタ |
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