JPH05318668A - 貼り紙防止用シート材 - Google Patents

貼り紙防止用シート材

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Publication number
JPH05318668A
JPH05318668A JP15127792A JP15127792A JPH05318668A JP H05318668 A JPH05318668 A JP H05318668A JP 15127792 A JP15127792 A JP 15127792A JP 15127792 A JP15127792 A JP 15127792A JP H05318668 A JPH05318668 A JP H05318668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
preventing
sheet material
pvc
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15127792A
Other languages
English (en)
Inventor
Moritaka Takayama
盛隆 高山
Shoji Takasuka
祥二 高須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ThreeBond Co Ltd
Original Assignee
ThreeBond Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】熱可塑性乃至熱硬化性樹脂を含むシート基材2
上に光重合型のエポキシ変性シリコーン1をコーティン
グし、紫外線等の放射線を用いて硬化せしめて貼り紙防
止用シート材3を形成する。 【効果】表面形状を自由に取ることができるため、安全
性が向上し、かつ一般の接着剤は勿論のこと、ゴム系、
アクリル系等の両面粘着テープに対しても貼り紙防止す
ることができ、また、シート材3の表層はシート基材2
の表面にエポキシ変性シリコーン1を塗布した後、紫外
線等の硬化せしめて形成してあるため、シート基材との
接着性がよく、しかも耐候性、耐久性がよく、したがっ
て長期間に亘って有効に貼り紙防止ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電柱等の構造物の貼
り紙防止に用いて有用な貼り紙防止用シート材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電柱等の構造物の表面の貼り紙は都市の
美観を損なうところから従来種々の貼り紙防止策が提案
されており、その一例としては、実公昭57-41804号公報
(考案の名称:貼り紙防止用シート)に見られるよう
に、表面に貼り紙防止用の高さの異なる多数の突起を設
けた貼り紙防止用シートが提案されている。
【0003】このシートには、表面に設けた高さの異な
る多数の突起により、有効に貼り紙の防止効果を挙げる
ことができるという効果がある。
【0004】一方、特公昭63-78975号公報(発明の名
称:電柱等構造物における貼り紙防止方法)には、貼り
紙防止すべき構造物の表面に一般の接着剤に対して非接
着性であるシリコーン樹脂系塗料を塗布して貼り紙効果
を高める提案がなされている。
【0005】この方法には、美観を損なうことなく塗料
と塗るだけで、一般の接着剤に対して貼り紙防止ができ
るという効果がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の貼り紙防止策のうち、前者の例では一般的
な接着剤や感圧接着剤に対しては有効であるが、ゴム
系、又はアクリル系等の両面粘着テープの貼り紙に対し
ては効果がなく、また表面の突起に通行人が接触して損
傷を負わせる危険性がある等の問題点がある。
【0007】一方、後者の例ではシリコーン系樹脂塗料
が貼り紙を防止すべき構造物の表面に対する密着性が悪
く、したがって長い間には構造物の表面より剥げ落ちる
などして耐久性に問題がある。
【0008】更に、シリコーン系樹脂塗料を塗布した構
造物の表面に貼り紙をすると、塗膜表面が貼り紙側に移
行してしまう等の問題もある。
【0009】そこで、この発明は表面形状を自由に取る
ことができ、耐久性が大で、しかも一般の接着剤は勿論
のこと、ゴム系、アクリル系等両面粘着テープに対して
も、貼り紙防止効果を発揮する貼り紙防止用シート材を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、この発明では熱可塑性乃至熱硬化性樹脂を含むシー
ト基材上に光重合型のエポキシ変性シリコーンをコーテ
ィングし、紫外線等の放射線を用いて硬化せしめてなる
貼り紙防止用シート材を提案するものである。
【0011】ここで、光重合型のエポキシ変性シリコー
ンとしては、光カチオン重合型のものを使用することが
できる。
【0012】また、光カチオン重合型エポキシ変性シリ
コーンにおけるエポキシ基は、グリシジルタイプ、脂環
式タイプの何れでも良いが、硬化性能からすると、脂環
式タイプが好ましい。
【0013】また、この発明で使用する熱可塑性乃至熱
硬化性樹脂を含むシート基材としては、熱可塑性樹脂、
又は熱硬化性樹脂で構成してもよく、或はこれらの樹脂
と合成繊維、無機繊維、不織布等との複合材料によって
構成してもよい。
【0014】更に、この発明に係るシート材は電柱等の
構造物表面に適宜接着層を介して固定することにより、
有効な貼り紙防止ができるが、接着層を設けることがな
くバンド等を使用して構造物の表面に固定してもよい。
【0015】また、接着層を予めシート材の裏面に設け
ておく場合には、この接着層に離型紙を貼着しておき、
使用に際してこれを剥離するようにすればよい。
【0016】
【作用】この発明で使用する光重合型のエポキシ変性シ
リコーンは熱可塑性乃至熱硬化性樹脂に対して接着性が
あり、しかも塗布後紫外線等の放射線を用いて硬化させ
ているため、エポキシ変性シリコーンで構成される表層
がシート基材に対して密着形成される。
【0017】そして、シート基材の表層を形成するエポ
キシ変性シリコーンは、一般の接着剤は勿論のこと、両
面粘着テープについても、非粘着性であるため、あらゆ
る種類の接着剤を使用した貼り紙に対しても有効に作用
する。
【0018】また、エポキシ変性シリコーンで構成され
る表層はシート基材に対して密着形成されるため、剥れ
落ちたり、貼り紙側に移行することもなく、しかも耐候
性が良好であるため、長期に亘って非粘着性を発揮し、
有効に貼り紙防止ができる。
【0019】更に、この発明ではシート材の表面形状を
自由に取ることができるため、通行人が接触しても損傷
を負わせることなく、安全な貼り紙防止用シート材を提
供することができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例に基づいて詳
細に説明する。図1は、シート基材として軟質ポリビニ
ルクロライド(PVC)、軟質PVC/ポリエステル複
合シートの各シート基材を使用する場合を示すものであ
る。
【0021】この場合、光カチオン重合型のエポキシ変
性シリコーンとしては東芝シリコーン社製UV9300/UV931
0Cを使用し、このエポキシ変性シリコーン1をPVCシ
ート2にグラビアコーティングし、紫外線(UV)硬化
せしめ、貼り紙防止用シート材3を構成する。
【0022】このシート材3は図2に示すように、接着
層4を介して電柱5の表面に固定して貼り紙防止に使用
するが、このシート材3を使用することにより、何れも
一般接着剤は勿論のこと、両面粘着テープ(例えば、日
東電工社製No.523) に対しても殆ど付着せず、優れた貼
り紙防止効果を発揮した。
【0023】図3は、シート基材としてPVC/ポリエ
ステルクロス複合シート6を使用する例を示すもので、
PVC/ポリエステルクロス複合シート6の表面にエポ
キシ変性シリコーン1をコーティングし、UV硬化せし
め、貼り紙防止用シート材7を得た。これについても、
図1の実施例と同様に貼り紙防止効果を得ることができ
た。
【0024】
【発明の効果】以上要するに、この発明によれば表面形
状を自由に取ることができるため、安全性が向上し、か
つ一般の接着剤は勿論のこと、ゴム系、アクリル系等の
両面粘着テープに対しても貼り紙防止することができ
る。
【0025】また、シートの表層はシート基材の表面に
エポキシ変性シリコーンを塗布した後、紫外線等の硬化
せしめて形成してあるため、シート基材との接着性がよ
く、しかも耐候性、耐久性がよく、したがって長期間に
亘って有効に貼り紙防止ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す貼り紙防止用シート
材の縦断側面図
【図2】図1のシート材を貼着した電柱の一部を拡大し
た横断平面図
【図3】この発明の他の実施例を示す貼り紙防止用シー
ト材の縦断側面図
【符号の説明】
1 エポキシ変性シリコーン層 2 PVCシート基材 3 PVCシート基材より得られた貼り紙防止用シート
材 4 接着層 5 電柱 6 PVC/ポリエステルクロス複合シート基材 7 PVC/ポリエステルクロス複合シート基材より得
られた貼り紙防止用シート材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性乃至熱硬化性樹脂を含むシート
    基材上に光重合型のエポキシ変性シリコーンをコーティ
    ングし、放射線硬化せしめてなることを特徴とする貼り
    紙防止用シート材。
JP15127792A 1992-05-20 1992-05-20 貼り紙防止用シート材 Pending JPH05318668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15127792A JPH05318668A (ja) 1992-05-20 1992-05-20 貼り紙防止用シート材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15127792A JPH05318668A (ja) 1992-05-20 1992-05-20 貼り紙防止用シート材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05318668A true JPH05318668A (ja) 1993-12-03

Family

ID=15515167

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15127792A Pending JPH05318668A (ja) 1992-05-20 1992-05-20 貼り紙防止用シート材

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JP (1) JPH05318668A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011020287A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Taiyo Holdings Co Ltd 樹脂構造体及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011020287A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Taiyo Holdings Co Ltd 樹脂構造体及びその製造方法

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