JP3052958U - 貼紙防止反射材 - Google Patents

貼紙防止反射材

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JP3052958U JP1998000376U JP37698U JP3052958U JP 3052958 U JP3052958 U JP 3052958U JP 1998000376 U JP1998000376 U JP 1998000376U JP 37698 U JP37698 U JP 37698U JP 3052958 U JP3052958 U JP 3052958U
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毅 西川
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Izumi Cosmo Co Ltd
Maruyama Kogyo KK
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Izumi Cosmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貼紙防止機能と反射機能とを有する貼紙防止反
射材に、確実な効果が期待できるようにするとともに、
取扱いを容易にする。 【解決手段】貼紙を阻止するシリコーン樹脂(離型性樹
脂3)を、ガラス織物からなる基布5上に塗布するとと
もに、このシリコーン樹脂3の表面からガラスビーズ2
…の一部が露出するように多数のガラスビーズ2…を散
布し固定した貼紙防止反射材1。 【効果】シリコーン樹脂の化学的性質とガラスビーズに
より出来た凹凸の物理的性質により貼紙を完全に防止す
る。また、ガラスビーズの存在により表面が滑りやすく
なって、取扱いが容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば電柱や壁などに対する貼紙を防止するとともに、反射機能 を付与して交通安全を図ることができるような貼紙防止反射材に関する。
【0002】
【従来の技術】
電柱等への貼紙を防止するため従来から、表面に無数の凹凸を有する樹脂シー トが用いられてきた。しかし、凹凸は粘着材の接触面積を小さくするためのもの で、例えば層が厚く粘着力が強い粘着材を用いた貼紙には効力がなかった。
【0003】 また、上記貼紙防止の樹脂シートには、付加価値を付けるべく、車等の安全な 運行を助けるための反射テープを表面に取付けるものがあったが、このようにし たものでは、反射テープ部分に貼紙をされる蓋然性が高く、貼紙防止効果はより 薄いものとなってしまっていた。
【0004】 貼紙防止を、表面の凹凸によるのではなく、その化学的性質により行なうもの として、シリコーン樹脂を表面に有したものが案出された。しかし、全面をシリ コーン樹脂にすると、シリコーン樹脂特有のベタ付き感により滑りが悪く、取扱 いがしにくいという難点があった。
【0005】
【解決すべき課題及びそのための手段】
そこでこの考案は、シリコーン樹脂等の化学的性質による貼紙防止効果を利用 しつつも、取扱いに不便がないうえ、反射機能も有するような貼紙防止反射材の 提供を課題とする。
【0006】 そのための手段は、基布上に、シリコーン樹脂またはフッ素樹脂を塗布すると ともに、当該ガラスビーズの一部が上記樹脂表面から露出するように、多数のガ ラスビーズを固定した貼紙防止反射材であることを特徴とする。
【0007】 また、基布に、シリコーン樹脂またはフッ素樹脂を含浸するとともに、当該ガ ラスビーズの一部が上記樹脂表面から露出するように、多数のガラスビーズを固 定した貼紙防止反射材であることを特徴とする。
【0008】 さらに、金属製の基板の表面に、フッ素樹脂の微粒子粉末とガラスビーズを吹 付けて上記フッ素樹脂を加熱溶融させ、上記多数のガラスビーズを含む塗膜を形 成し、上記ガラスビーズの一部を上記塗膜の表面から露出させた貼紙防止反射材 であることを特徴とする。
【0009】 また、前記ガラスビーズに大きさの異なるものを用いるとともに、それらの配 列で適宜の図柄や文字等を形成するもよい。
【0010】 さらに、前記基布または基板の裏面側に、粘着剤層を形成するもよい。
【0011】
【作用及び効果】
請求項1の構成によれば、基布上のシリコーン樹脂またはフッ素樹脂の表面か らは、多数のガラスビーズがその一部を露出した状態で固定されている。つまり 、表面には多数の凹凸が出来ていることになり、その凹凸による物理的性質によ り貼紙が防止されるとともに、凹凸をなす凹部は化学的性質により貼紙を拒絶す る離型性の樹脂で出来ているので、物理的および化学的な相乗作用により、貼紙 を完全に防止する。
【0012】 このように、高い貼紙防止効果を有するとともに、反射機能も有し、その上、 樹脂の表面からは多数のガラスビーズが突出しているので、手など他の物と接触 するのはまずガラスビーズである。このため、従来のようにシリコーン樹脂を全 面に有した貼紙防止材のようにベタ付いたりすることはなく、取扱いが容易であ るという効果も有する。。
【0013】 請求項2および請求項3の構成によっても、上述と同様の作用効果を有すると ともに、接着性の悪い化学的特性を有するシリコーン樹脂やフッ素樹脂でも、製 造が容易である。
【0014】 請求項4の構成によれば、大きさの異なるガラスビーズの配列によって、図柄 や文字等が形成されているので、安全運転を喚起したりする効果や美観、意匠の 効果を発揮できる。
【0015】 請求項5のように、裏面側に粘着剤層を形成すると、他の取付け手段を必要と せず、電柱などに対する取付けが容易である。また、上記他の取付け手段の表面 などに貼紙がされることはなく、完全なる貼紙防止効果が期待できる。
【0016】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図1から図3は、それぞれ構造の異なる貼紙防止反射材1の構成を示す断面図 である。
【0017】 図1の貼紙防止反射材1は、多数のガラスビーズ2…をそれらの一部が離型性 樹脂3の表面から露出するように固定した作用面層4を、基布5の表面に設ける とともに、該基布5の裏面には、補強層6と、粘着剤層7と、離型紙8とを順に 配設して構成している。
【0018】 上記離型性樹脂3には、シリコーン樹脂またはフッ素樹脂を使用する。上記作 用面層4の形成は、まず適宜の粘着シート(図示せず)上にガラスビーズ2…を 、所定の配列で粘着させ、その上に上記離型性樹脂3を塗布する。次に、離型性 樹脂3が固まってから上記粘着シートを離型性樹脂3から剥がして行なう。つま り、粘着シートに接触していた部分が離型性樹脂3の表面から露出することにな る。
【0019】 離型性樹脂3と基布5の重合は、離型性樹脂3がシリコーン樹脂の場合には、 シリコーン系接着剤を用いるなどして行なう。
【0020】 また上記基布5には、ガラス織物やポリエステル織物のような寸法安定性のよ いものがよい。ガラス織物を用いれば、防炎性も有することになる。
【0021】 そしてこの基布5の裏面には、補強層6を形成するわけであるが、例えば熱可 塑性エラストマーなどからなるシート状体を、例えばラミネートやカレンダーに て貼り付ける。使用する接着剤には、例えば界面特性を有するウレタン系、アク リル系、エポキシ系等がよい。厚みについては、80μ〜400μなど、必要に 応じて適宜設定すればよい。この補強層6を形成することで適宜の腰が得られ、 電柱等への貼り付け作業が容易になる。すなわち施工性が向上する。また軟質の シート状体で厚く成形すれば、緩衝機能も得られる。
【0022】 前記粘着剤層7は、電柱等への取付けを行なうためのもので、粘着剤を適宜厚 に塗布して形成し、離型紙8を剥ぐだけで取付けが行なえるようにしている。
【0023】 図2の貼紙防止反射材1は、多数のガラスビーズ2…をそれらの一部が離型性 樹脂3の表面から露出するように固定した作用面層4を設けるとともに、該作用 面層4の裏面に、補強層6と、粘着剤層7と、離型紙8とを順に配設して構成し ている。
【0024】 上記作用面層の形成は、上述例のような寸法安定性のよい基布5に、離型性樹 脂3を含浸するとともに、その表面にガラスビーズ2…を散布して固定している 。
【0025】 上記補強層6、粘着剤層7、離型紙8は、上述例と同様で、補強層6は、ウレ タン系、アクリル系、エポキシ系、シリコーン系等の接着剤を用いて貼り付けれ ばよい。
【0026】 図3の貼紙防止反射材1は、多数のガラスビーズ2…をそれらの一部が離型性 樹脂3の表面から露出するように固定した作用面層4を、金属製の基板9上に形 成したものである。すなわち、取付け部位の形状に合わせて、例えば電柱ならば 断面半円形等に形成した基板9上に、離型性樹脂3の微粒子粉末とガラスビーズ 2…を吹付けて上記離型性樹脂3を熱溶融させている。ガラスビーズ2…よりも 融点の低い離型性樹脂3のみが溶けて、ガラスビーズ2…を含む塗膜を基板9の 表面に形成する。この場合の離型性樹脂3には、フッ素樹脂を用いるとよい。
【0027】 基板9の裏面には、前述と同様の粘着剤層7、離型紙8を配設する。なお、粘 着剤層7ではなく、締め付け手段など、他の適宜の取付け手段を取付けるもよい 。
【0028】 なお、前記ガラスビーズ2…は、屈折率の高いものを使用するのがよい。反射 率が高くなるからである。
【0029】 上述のような貼紙防止反射材1では、表面の多数の凹凸による物理的性質によ り貼紙が防止されるとともに、凹凸をなす凹部は化学的性質により貼紙を拒絶す る離型性樹脂3で出来ているので、物理的および化学的な相乗作用により、貼紙 を完全に防止する。
【0030】 このように、高い貼紙防止効果を有するとともに、反射機能も有し、その上、 離型性樹脂3の表面からは多数のガラスビーズ2…が突出しているので、手など 他の物と接触するのはまずガラスビーズ2…である。このため、従来のようにシ リコーン樹脂を全面に有した貼紙防止材のようにベタ付いたりすることはなく、 滑りがよく取扱いが容易であるという効果も有する。。
【0031】 また、図2や図3に示した貼紙防止反射材1のように構成すると、接着性の悪 い化学的特性を有するシリコーン樹脂やフッ素樹脂でも、製造が容易である。
【0032】 図4は、作用面層4をなすガラスビーズ2…に、大きさの異なるものを用い、 例えば電柱に取り付けるのに適した、注意を喚起する図柄を形成した例を示して いる。すなわち、所定形状の貼紙防止反射材1の縦方向に、複数本の縦線が平行 にできるように、大きさの大きいガラスビーズ2a…を配設して、その周りを、 それよりも小さいガラスビーズ2b…で囲んでいる。作用面層4をなす離型性樹 脂3も、ガラスビーズ2…に合わせて黒色と黄色などに色分けするもよい。
【0033】 このように構成すると、安全運転を喚起したりする効果や美観、意匠の効果を 発揮できる。
【0034】 図5の貼紙防止反射材1は、基布5(または基板9)上の図柄10が透視でき るように構成している。すなわち、基布5(または基板9)の表面に所望の図柄 10(安全マーク)や標語等をプリントなどで形成し、この上に、透明の離型性 樹脂3とガラスビーズ2…を用いて、先の図1、図2、図3に示したような構造 の作用面層4を形成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】貼紙防止反射材の断面図。
【図2】貼紙防止反射材の断面図。
【図3】貼紙防止反射材の断面図。
【図4】貼紙防止反射材の平面図。
【図5】貼紙防止反射材の平面図。
【符号の説明】
1…貼紙防止反射材 2…ガラスビーズ 2a…大きいガラスビーズ 2b…小さいガラスビーズ 3…離型性樹脂 4…作用面層 5…基布 6…補強層 7…粘着剤層 8…離型紙 9…基板

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布上に、シリコーン樹脂またはフッ素樹
    脂を塗布するとともに、当該ガラスビーズの一部が上記
    樹脂表面から露出するように、多数のガラスビーズを固
    定した貼紙防止反射材。
  2. 【請求項2】基布に、シリコーン樹脂またはフッ素樹脂
    を含浸するとともに、当該ガラスビーズの一部が上記樹
    脂表面から露出するように、多数のガラスビーズを固定
    した貼紙防止反射材。
  3. 【請求項3】金属製の基板の表面に、フッ素樹脂の微粒
    子粉末とガラスビーズを吹付けて上記フッ素樹脂を加熱
    溶融させ、上記多数のガラスビーズを含む塗膜を形成
    し、上記ガラスビーズの一部を上記塗膜の表面から露出
    させた貼紙防止反射材。
  4. 【請求項4】前記ガラスビーズに大きさの異なるものを
    用いるとともに、それらの配列で適宜の図柄や文字等を
    形成した請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に
    記載の貼紙防止反射材。
  5. 【請求項5】前記基布または基板の裏面側に、粘着剤層
    を形成した請求項1から請求項4のうちのいずれか一項
    に記載の貼紙防止反射材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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