JPH05318371A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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Publication number
JPH05318371A
JPH05318371A JP12368192A JP12368192A JPH05318371A JP H05318371 A JPH05318371 A JP H05318371A JP 12368192 A JP12368192 A JP 12368192A JP 12368192 A JP12368192 A JP 12368192A JP H05318371 A JPH05318371 A JP H05318371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
main body
hand
transfer device
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP12368192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kaneda
賢二 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp filed Critical Nippon Chemi Con Corp
Priority to JP12368192A priority Critical patent/JPH05318371A/ja
Publication of JPH05318371A publication Critical patent/JPH05318371A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】異形ワークをハンドによりクランプして所定の
工程間で往復移動する際に、各工程により異なる姿勢を
とる異形ワークに合わせてクランプ装置の把持爪を互い
に直交する2本の回転軸を中心に所定角度回動するよう
構成することにより、構造をコンパクト化し回動角度の
設定を容易にする。 【構成】底部に水平に開閉する一対の把持爪46、46
を備えた本体40を互いに直交する2本の回転軸26、
30に回転自在に軸支すると共に本体40の一端にそれ
ぞれ予め設定された調節ねじ23、42に空圧シリンダ
27、36の作用で進退移動する当接部29、38を当
接させて一対の把持爪46、46を本体40の回動によ
り互いに直交する2軸に対し傾斜する角度に回動させる
ことにより傾斜状態で支持されている異形ワークの姿勢
に合致させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワーク搬送装置に係
り、特に異形ワークをハンドによりクランプしてこのハ
ンドを所定の工程間で往復移動する際に、各工程により
異なる姿勢をとる異形ワークに合せてクランプ装置の把
持爪を互いに直交する2本の回転軸を中心に所定角度回
動するように構成したワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定の工程間においてそれぞ
れの位置において異なる姿勢をとる異形ワークを把持し
て搬送する搬送装置は、それぞれ縦(Y軸)、横(X
軸)、高さ(Z軸)に対しX、ZあるいはX、Yないし
Y、Z等の2軸方向に移動可能なハンドにより把持して
搬送することが可能であったが、搬送ワークの形状が複
雑なってくるとこのハンドの2軸方向の動作のみではワ
ークの姿勢に合せることが困難で確実な把持が出来ない
問題を有し、また、この姿勢をそれぞれの軸に対し制御
可能な多自由度を有するロボットハンドに把持爪を備え
たものが使用されている。すなわち、この種の把持爪は
特定位置におけるワークの姿勢に合せた角度に揺動する
ため、ハンドに備えられた多数の関節部にはそれぞれ駆
動源(パルスモータ等)を有し、これを予め設定された
角度分回動するよう制御部からのプログラムされた指令
によりハンドを駆動制御されるワーク搬送装置が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたワーク搬送装置は、ハンドの各関節部に
それぞれ駆動源を要すると共に多数の部品を必要とする
ため構造が大形化するため狭い空間においては作業が困
難となり、また回動角度を所望に応じて自由に設定でき
る反面このプログラム設定作業が繁雑で経験を有する特
定のオペレータによらなければできず、製造原価を増大
させる要因となっていた。
【0004】そこで、本発明の目的は、異形ワークをハ
ンドによりクランプして所定の工程間で往復移動する際
に、各工程により異なる姿勢をとる異形ワークに合せて
クランプ装置の把持爪を互いに直交する2本の回転軸を
中心に所定角度回動するように構成することにより、個
々の回動角度の設定作業も容易でかつ最少限の部品から
構成されるため単純な構成で、製造原価の低減を実現さ
せることのできるワーク搬送装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、互いに直交する2つの回転軸を有し昇降可能なハン
ドを所定の工程間で往復移動するワーク搬送装置におい
て、前記ハンドは、前記2つの回転軸によりそれぞれ回
動自在に軸支される本体と、この本体の一端に外力を作
用させて前記各回転軸を中心に設定角度内で回動動作さ
せる2つの駆動源と、前記本体の他端に備えられた一対
の把持爪とで構成し、この把持爪を互いに直交する2軸
に対しそれぞれ傾斜する角度に回動させてこれと同一傾
斜状態に位置決めされているワークを把持して次工程に
搬送した際、搬送ワークの姿勢を特定平面に補正するこ
とを特徴とする。
【0006】この場合、前記ハンドは、本体の底部に水
平に開閉する一対の把持爪を備え、前記本体の一端にそ
れぞれ調節ねじを螺合してこの先端を押圧すべく進退移
動する当接部材を備えた駆動源をそれぞれに対接させて
設け、さらに、これら当接部材と前記各調節ねじはそれ
ぞれバネにより常時押圧付勢するよう構成され、前記各
駆動源による押圧作用で前記把持爪を互いに直交する2
軸に対しそれぞれ傾斜する角度に回動させると共に、駆
動源の無付加状態では前記バネの付勢力により前記把持
爪が水平な姿勢をとるようにすれば好適である。
【0007】
【作用】本発明に係るワーク搬送装置によれば、異形ワ
ークをハンドによりクランプしてこのハンドを所定の工
程間で往復移動する際に、各工程により異なる姿勢をと
る異形ワークに合せてクランプ装置の把持爪を互いに直
交する2本の回転軸を中心に所定角度回動するように構
成することにより、個々の回動角度の設定作業も容易と
なり、また最少限の部品から構成されるため構成が単純
で、製造原価の低減を達成することができる。
【0008】
【実施例】次に本発明に係るワーク搬送装置の一実施例
につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1は本発明に係るワーク搬送装置に使用されるハンド
の正面図であり、図2はこのハンドの側面図である。
【0009】図において、参照符号10はハンドを示
し、このハンド10は端部下端に後述する一対の把持爪
を備え、所定区間に架設された梁12の側面に固定され
たガイドレール14にリニアモーションベアリング16
を介して図示しない駆動源により横方向に移動可能に支
持されている。
【0010】さらに、ハンド10を所定区間で搬送すべ
く、図2に示すコ字形に形成されたされた枠体18の側
面にはリニアモーションベアリング16が取付けられ、
この枠体18に平行に固定された2本のガイドレール2
0にリニアモーションベアリング(図示せず)を介して
移動体24が空圧シリンダ22により昇降可能に案内支
持されている。また、この移動体24には後述する本体
40が互いに直交する2つの軸により所定の設定角度内
で回動自在に軸支されている。
【0011】さらに詳しくは、本体40は、移動体24
の頂部より前面に突出したブラケット25に固定された
回転軸(以下軸26と称する)に回動自在に軸支された
逆L字形のブロック28と、このブロック28の下方に
延出した延出部28aの背面より突出するよう螺合さ
れ、移動体24の中間部に設けられた駆動源としての空
圧シリンダ27によりこの出力軸先端の当接部材29に
対接して設けられた調節ねじ23と、同ブロック28の
延出部28aに軸26と直交する回転軸(以下軸30と
称する)に回動自在に軸支されたハウジング32と、こ
のハウジング32の頂部より延出する延出部32aの側
面より突出するよう螺合され、ブロック28の側面に固
定された側板35に設けられた駆動源としての空圧シリ
ンダ36によりこの出力軸の先端の当接部材38に対接
して設けられた調節ねじ42と、ハウジング32の底部
より突出し、図示しないハウジング32内の駆動機構に
より互いに平行な開閉動作を行う一対のアーム44にそ
れぞれ固定され、底部に対向面がワークの外形形状に合
わせて凹部を形成した板状の爪46を水平に固定した台
形のブラケット48と、各駆動源が無付加状態の際は各
調節ねじ23、42との当接により本体40を水平状態
に保持すべくブラケット25の底部と側板35(図2参
照)の上部に植設された一対のピンの間および延出部3
2aの上部と側板35(図1参照)の前面に植設された
ピンとの間にそれぞれ掛止張設された引張りバネ50、
52とで構成される。
【0012】このように構成された、ハンドは次のよう
に動作する。すなわち、前の工程が終了し所定位置に搬
送位置決めされたワークは、X、Y軸に対しそれぞれ所
定角度傾斜状態で保持され、このワークの姿勢に合わせ
るように空圧シリンダ36を作動させて当接部材38を
予め設定された調節ねじ42の先端に当接させると同時
に空圧シリンダ27を作動させて当接部材29を予め設
定された調節ねじ23の先端に当接させ、これにより、
ハウジング32を垂直軸に対しそれぞれαおよびβ傾斜
させて把持爪46をワークの傾斜した姿勢と合致した状
態にする。
【0013】この状態でハンド10をワークの位置まで
下降させてこれを把持し、これを上昇させた後横方向に
移動させ次工程に到達する直前にハンドの各空圧シリン
ダ27、36を無付加状態とすることにより、各バネ5
0、52の作用によりワークを把持している把持爪46
を水平状態にし、次工程のワーク支持部に確実に着座さ
せることができる。
【0014】このようにして、本発明のワーク搬送装置
により各工程により異なる姿勢をとる異形ワークに合せ
てハンドを互いに直交する2軸に対しそれぞれ傾斜した
姿勢に制御することができる。さらに、各調節ねじおよ
びこれにそれぞれ対接する当接部材との間隔を調節する
ことにより、予め設定されたワークの傾斜角度に変更が
生じても容易に角度補正を行うことができる。
【0015】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明のワーク搬送装置によれば、いに直交する2つの回
転軸を有し昇降可能なハンドを所定の工程間で往復移動
するワーク搬送装置において、前記ハンドは、前記2つ
の回転軸によりそれぞれ回動自在に軸支される本体と、
この本体の一端に外力を作用させて前記各回転軸を中心
に設定角度内で回動動作させる2つの駆動源と、前記本
体の他端に備えられた一対の把持爪とで構成することに
より、個々の回動角度の設定作業も容易なためメンテナ
ンスが容易となり、また最少限の部品から構成されるた
めコンパクトに構成され、狭い空間でも容易に設置する
ことができ製造原価の低減を実現することができる等の
優れた効果を有する。以上、本発明の好適な実施例につ
いて説明したが、本発明は前記実施例に限定されること
なく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の
設計変更をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク搬送装置の一実施例を示
し、ハンドの正面図である。
【図2】図1に示すハンドの側面図である。
【符号の説明】
10 ハンド 12 梁 14、20 ガイドレール 16 リニアモー
ションベアリング 22、27、36 空圧シリンダ 23、42 調節
ねじ 24 移動体 25、48 ブラ
ケット 26、30 軸(回転軸) 28 ブロック 28a、32a 延出部 29、38 当接
部材 32 ハウジング 35 側板 40 本体 44 アーム 46 爪 50、52 引張
りバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに直交する2つの回転軸を有し昇降可
    能なハンドを所定の工程間で往復移動するワーク搬送装
    置において、 前記ハンドは、前記2つの回転軸によりそれぞれ回動自
    在に軸支される本体と、この本体の一端に外力を作用さ
    せて前記各回転軸を中心に設定角度内で回動動作させる
    2つの駆動源と、前記本体の他端に備えられた一対の把
    持爪とで構成し、この把持爪を互いに直交する2軸に対
    しそれぞれ傾斜する角度に回動させてこれと同一傾斜状
    態に位置決めされているワークを把持して次工程に搬送
    した際、搬送ワークの姿勢を特定平面に補正することを
    特徴とするワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】前記ハンドは、本体の底部に水平に開閉す
    る一対の把持爪を備え、前記本体の一端にそれぞれ調節
    ねじを螺合してこの先端を押圧すべく進退移動する当接
    部材を備えた駆動源をそれぞれに対接させて設け、さら
    に、これら当接部材と前記各調節ねじはそれぞれバネに
    より常時押圧付勢するよう構成され、前記各駆動源によ
    る押圧作用で前記把持爪を互いに直交する2軸に対しそ
    れぞれ傾斜する角度に回動させると共に、駆動源の無付
    加状態では前記バネの付勢力により前記把持爪が水平な
    姿勢をとるようにしてなる請求項1記載のワーク搬送装
    置。
JP12368192A 1992-05-15 1992-05-15 ワーク搬送装置 Pending JPH05318371A (ja)

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JP12368192A JPH05318371A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 ワーク搬送装置

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JP12368192A JPH05318371A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 ワーク搬送装置

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JPH05318371A true JPH05318371A (ja) 1993-12-03

Family

ID=14866682

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JP12368192A Pending JPH05318371A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 ワーク搬送装置

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JP (1) JPH05318371A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010201518A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Daihatsu Motor Co Ltd ワーク支持台及びそれを用いた組付設備

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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