JPH05318053A - 連鋳機におけるタンディッシュの熱間再使用設備 - Google Patents

連鋳機におけるタンディッシュの熱間再使用設備

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JPH05318053A
JPH05318053A JP12068592A JP12068592A JPH05318053A JP H05318053 A JPH05318053 A JP H05318053A JP 12068592 A JP12068592 A JP 12068592A JP 12068592 A JP12068592 A JP 12068592A JP H05318053 A JPH05318053 A JP H05318053A
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tundish
rail
traveling
turntable
casting
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JP12068592A
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Hiroshi Sasaki
博史 佐々木
Atsushi Yamamoto
淳 山本
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 タンディッシュ7をタンディッシュ走行台車
6に搭載し鋳造位置1と排滓位置2の間に走行させてな
る連鋳機におけるタンディッシュの熱間再使用設備であ
って、鋳造位置1と排滓位置2の間のタンディッシュ走
行台車6の走行レール4の途中に、上面に前記走行レー
ル4に連結し得るレール4cが敷設されたターンテーブル
3を配設するとともに、さらにこのターンテーブル3の
レール4cと連結可能で且つ前記走行レール4と交差する
方向に退避レール13が敷設されてなる。 【効果】 1台が鋳造中であれば、他の1台は排滓、整
備後加熱して待機させることができるので、2台のタン
ディッシュを鋳造に合わせて交互にタイミングよく使用
できる。またこれにより、生産される鋳片が多品種少ロ
ットであっても連鋳機の稼働率を向上させることがで
き、連鋳機の生産性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連鋳機におけるタンデ
ィッシュの熱間再使用設備に関し、詳細にはタンディッ
シュを、タンディッシュ走行台車に搭載し鋳造位置と排
滓位置の間を走行させて熱間再使用するための設備に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、連続鋳造に使用されるタンディッ
シュは、使用の都度、室温近傍まで冷却した後、タンデ
ィッシュノズルや内張りレンガなどの傷んだ部分を補修
整備し、その後次の鋳造に備えて再加熱される。このよ
うなタンディッシュの冷間整備では、鋳造に支障を来さ
ないようにするため多くのタンディッシュを準備しなけ
ればならない上に、再加熱に時間を要し、また再加熱し
てもタンディッシュ全体を充分な高温には加熱し得ず、
鋳造開始時におけるタンディッシュ内の溶鋼に対する耐
火物による熱吸収が大きく、このため、溶鋼温度が下降
するので、ノズル閉塞や鋳片品質への気配りが必要とな
る。
【0003】一方近年、連続鋳造では、上記の問題点を
解決し、連鋳機の生産性を向上させるとともにタンディ
ッシュの効果的な使用が可能なことから、タンディッシ
ュの熱間再使用が行われつつある。
【0004】このタンディッシュの熱間再使用方法は、
図16に示すように、鋳造後にタンディッシュ内に残る鋼
滓等をタンディッシュを冷却することなく溶融状態のま
ま排滓させるため、排滓位置2を鋳型が設置される鋳造
位置1の近傍に設け、前記排滓位置2と鋳造位置1の間
に走行レール4を敷設する一方、このレール上にタンデ
ィッシュ走行台車6をタンディッシュ7を搭載して走行
させ、鋳造後のタンディッシュ7を鋳造位置1から排滓
位置2に移動させ、タンディッシュ走行台車6に備えた
傾転機構あるいは排滓位置2に備えた台車毎傾転し得る
傾転装置9によりタンディッシュ7を傾転させ、タンデ
ィッシュ7内の溶滓を排出させるとともに、タンディッ
シュノズルや内張りレンガなどの傷んだ部分を熱間状態
で整備し、必要によりタンディッシュ内面を再加熱した
後、鋳造位置1に戻して再使用を図るものである。な
お、図中、Tは鋳造の際鋳造位置1にあるタンディッシ
ュ7へ溶鋼を注湯するための取鍋Lを交換する装置を示
す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のタン
ディッシュの熱間再使用においては、1台のタンディッ
シュ7(タンディッシュ走行台車6)を鋳造位置1から
排滓位置2の間に移動させて熱間再使用するので、排滓
位置2にあって排滓、整備、加熱等の作業を行っている
間連鋳機は鋳造ができない。このため、連鋳機の稼働率
が下がると同時にその分の生産量が低下することにな
る。特に、近年は、用途に適した鋼種が多く開発されて
いることから生産される鋳片が多品種少ロットの傾向に
あり、タンディッシュの排滓、整備の頻度が多くなるこ
とから益々連鋳機の稼働率が下がると同時にその分の生
産量が低下することになる。
【0006】また、交換頻度は少ないが、新たにタンデ
ィッシュを交換する場合には、新旧タンディッシュを交
換する間、やはり連鋳機の稼働率が低下する。その上、
交換に時間がかかる場合には予熱したタンディッシュの
温度が低下し予熱効率も下がる。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたものであって、その目的は、生産される鋳片が
多品種少ロットにもかかわらず連鋳機の稼働率を向上さ
せ、連鋳機の生産性を向上し得るとともに、連鋳機周り
の狭い作業場にコンパクトに設置し得る連鋳機における
タンディッシュの熱間再使用設備を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わる連鋳機におけるタンディッシュの
熱間再使用設備の一つは、タンディッシュをタンディッ
シュ走行台車に搭載し鋳造位置と排滓位置の間に走行さ
せてなる連鋳機におけるタンディッシュの熱間再使用設
備であって、鋳造位置と排滓位置の間のタンディッシュ
走行台車の走行レールの途中に、上面に前記走行レール
に連結し得るレールが敷設されたターンテーブルを配設
するとともに、さらにこのターンテーブルのレールと連
結可能で且つ前記走行レールと交差する方向に退避レー
ルが敷設されてなるものである。
【0009】そして、上記設備においては、排滓位置に
タンディッシュ走行台車ごとタンディッシュを傾転し得
る傾転装置が備えられてあってもよいし、あるいは、タ
ンディッシュを、タンディッシュを横転する機構を備え
るタンディッシュ走行台車に搭載する一方、排滓位置に
前記横転機構に脱着し得る横転駆動装置が配設されてあ
ってもよい。
【0010】また、本発明に係わる連鋳機におけるタン
ディッシュの熱間再使用設備の他の一つは、タンディッ
シュをタンディッシュ走行台車に搭載し鋳造位置と排滓
位置の間に走行させてなる連鋳機におけるタンディッシ
ュの熱間再使用設備であって、鋳造位置と排滓位置の間
にターンテーブルを配設し、このターンテーブルの上面
に、旋回中心を対称に且つ2台のタンディッシュ走行台
車が乗り得る間隔を開けて平行にレールを敷設し、この
ターンテーブルの2組のレールのそれぞれが旋回所定位
置で、一方は鋳造位置側の走行レールと他方が排滓位置
側の走行レールと連結可能とされたものである。
【0011】さらに、本発明に係わる連鋳機におけるタ
ンディッシュの熱間再使用設備の他の一つは、タンディ
ッシュをタンディッシュ走行台車に搭載し鋳造位置と排
滓位置の間に走行させるとともに、排滓位置にタンディ
ッシュ走行台車ごとタンディッシュを傾転させる傾転装
置を備えてなる連鋳機におけるタンディッシュの熱間再
使用設備であって、前記傾転装置を排滓位置に設置され
たターンテーブルに2台設置するとともに、傾転装置上
に敷設されたレールがターンテーブルの旋回所定位置
で、鋳造位置と排滓位置の間に敷設されたタンディッシ
ュ走行台車の走行レールと連結可能とされたものであ
る。
【0012】
【作用】本発明では、鋳造位置と排滓位置の間に2台の
タンディッシュを配備し、この2台のタンディッシュを
交互に鋳造に使用することができる。即ち、1台が鋳造
中であれば、その間に他の1台については排滓、整備な
どの作業が行え、整備後は次の鋳造に備えてタンディッ
シュが大きく降温しない程度に加熱して待機させ得る。
このように、2台のタンディッシュを鋳造に合わせて交
互にタイミングよく使用し得るので、生産される鋳片が
多品種少ロットであっても連鋳機の稼働率を向上させる
ことができ、連鋳機の生産性が高まる。
【0013】また、設備は、鋳造位置と排滓位置の間あ
るいは排滓位置側に、タンディッシュ走行台車を鋳造位
置に入れ換えるためのターンテーブルを配設した構成で
あり、設置面積をさほど大きくとることなく連鋳機周り
の比較的狭い作業場に設置できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】〔実施例1〕図1は、本発明に係わるタン
ディッシュの熱間再使用設備の平面図である。図におい
て、1は鋳造位置、2は排滓位置、3はターンテーブ
ル、4は鋳造位置1と排滓位置2の間に敷設されたレー
ルを示す。なお、Tは鋳造位置1の側方に立設された取
鍋Lの交換装置を示す。
【0016】鋳造位置1には、旋回テーブル5が設置さ
れ、テーブル5の上面には前記走行レール4に連結可能
にタンディッシュ走行台車6が乗り込み可能なようにレ
ール4aが敷設されている。そして、旋回テーブル5は、
タンディッシュ走行台車6に搭載したタンディッシュ7
の、前記取鍋交換装置Lに保持された取鍋Lからの受湯
位置を中心に旋回するように構成され、この旋回によっ
てタンディッシュ7は取鍋Lから受湯しながら鋳型(図
示せず)へ注湯し得る位置に停止して鋳造が行えるよう
になっている。なお、図中、8はタンディッシュ内溶鋼
などを加熱するためのプラズマ加熱装置を示す。
【0017】排滓位置2には、タンディッシュ7を長軸
方向に約90度傾転し得る傾転装置9が設置され、この傾
転装置9の機台上面には前記走行レール4に連結可能に
タンディッシュ走行台車6が乗り込み可能なようにレー
ル4bが敷設されている。なお、図中、10は、傾転状態の
タンディッシュ7の外底面側に進行して、傷んだスライ
ディングバルブを交換するための交換装置を搭載した台
車、11は、排滓、整備が完了した傾転状態のタンディッ
シュ7のタンディッシュ蓋外側に進行して、タンディッ
シュ7内を加熱するための加熱装置を搭載した台車を示
す。
【0018】ターンテーブル3は、下面側に設けられた
駆動装置(図示せず)により回動可能な円形の台盤12で
構成され、その上面には前記走行レール4に連結し得る
レール4cが敷設されている。また、台盤12の、前記走行
レール4と交差する方向には、レール4cと連結し得る退
避レール13が敷設されている。
【0019】上記構成のタンディッシュの熱間再使用設
備による使用手順を、その手順を図示する図2乃至図7
を参照して説明する。
【0020】図2では、一方のタンディッシュ7aとタン
ディッシュ走行台車6aは鋳造位置1にあって旋回テーブ
ル5によって連続鋳造位置に止められ鋳造状態にあり、
他方のタンディッシュ7bとタンディッシュ走行台車6bは
排滓位置2にあって傾転装置9によって傾転状態のまま
整備後の加熱が行われている状態にある。また、ターン
テーブル3はレール4cと走行レール4とが連結した状態
にある。
【0021】タンディッシュ走行台車6aに搭載したタン
ディッシュ7aによる鋳造が終了する直前に、タンディッ
シュ7bの加熱を止めるとともに、傾転装置9を作動して
起こしレール4bと走行レール4が連結したらタンディッ
シュ走行台車6bを自走させてターンテーブル3のレール
4c上に停止する(図3参照)。次いで、ターンテーブル
3を旋回させレール4cと退避レール13とを連結させ、タ
ンディッシュ走行台車6bを退避レール13上に自走させる
とともに、これと並行してタンディッシュ7aによる鋳造
が終了したら旋回テーブル5を旋回してレール4aと走行
レール4とを連結させる(図4参照)。
【0022】この後、ターンテーブル3を旋回させレー
ル4cと走行レール4とが連結する元の位置に戻すととも
に、タンディッシュ走行台車6aを自走させ、ターンテー
ブル3のレール4c上を走行通過させ傾転装置9上まで走
行させる。そして、傾転装置9を傾転させ、タンディッ
シュ7a内の鋼滓等を排滓する(図5参照)。
【0023】次に、再びターンテーブル3を旋回させレ
ール4cと退避レール13とを連結させるとともに、タンデ
ィッシュ走行台車6bをターンテーブル3上に自走させる
(図6参照)。この後再度、ターンテーブル3を旋回さ
せレール4cと走行レール4とが連結する元の位置に戻す
とともに、タンディッシュ走行台車6bを自走させ旋回テ
ーブル5上の所定位置で停止させる(図7参照)。そし
て、旋回テーブル5を旋回してタンディッシュ7bを鋳造
位置にセットし鋳造を行う。一方、傾転装置9上のタン
ディッシュ7aに対しては、排滓、整備を行い、整備後加
熱して次の鋳造に備える(図2参照)。
【0024】上記のような使用手順の繰り返しで2台の
タンディッシュ7a,7bを交互に使用するので、鋳造後の
タンディッシュ7の温度を大きく降温させることなく次
の鋳造に使用し得るとともに、タンディッシュ7の鋳造
位置1への交換が迅速に行え連鋳機の稼働率を向上させ
ることができる。また、上記設備は、鋳造位置1と排滓
位置2の間にターンテーブル3を配設するとともに、タ
ーンテーブル3に連結可能に退避レール13を設けた構成
であり、設置面積をさほど大きく取ることなく設置でき
る。
【0025】〔実施例2〕図8は、本発明の別の実施例
に係わるタンディッシュの熱間再使用設備の平面図であ
る。なお、実施例1と同じ部分は同じ符号で示す。
【0026】この図に示す例は、上記実施例1に示した
タンディッシュの熱間再使用設備におけるターンテーブ
ル3を比較的大きな径の台盤12で構成するとともに、そ
の上面に、旋回中心を対称に且つ2台のタンディッシュ
走行台車6a,6bが乗り得る間隔を開けて平行にレール4
d,4eを敷設し、このターンテーブル3の2組のレール4
d,4eのそれぞれが旋回所定位置で、一方は鋳造位置側
の走行レール4と他方が排滓位置側の走行レール4と連
結可能に構成されている。なお、排滓位置2における前
記以外の諸設備および鋳造位置1における諸設備は上記
実施例1に示した構成のものと同様のものが付帯されて
いる。
【0027】上記構成のタンディッシュの熱間再使用設
備による使用手順を、その手順を図示する図9乃至図11
を参照して説明する。
【0028】図9では、一方のタンディッシュ7aとタン
ディッシュ走行台車6aは鋳造位置1にあって旋回テーブ
ル5によって連続鋳造位置に止められ鋳造状態にあり、
他方のタンディッシュ7bとタンディッシュ走行台車6bは
排滓位置2にあって傾転装置9によって傾転状態のまま
整備後の加熱が行われている状態にある。また一方、タ
ーンテーブル3は、その上面のレール4d,4eを、一方の
レール4dは鋳造位置側の走行レール4と、他方のレール
4eは排滓位置側の走行レール4と連結した状態で待機し
ている。
【0029】タンディッシュ走行台車6aに搭載したタン
ディッシュ7aによる鋳造が終了する直前に、タンディッ
シュ7bの加熱を止めるとともに、傾転装置9を作動して
起こしレール4bと走行レール4が連結したらタンディッ
シュ走行台車6bを自走させてターンテーブル3のレール
4e上に停止する。これと並行してタンディッシュ7aによ
る鋳造が終了したら旋回テーブル5を旋回してレール4a
と走行レール4とを連結させるとともに、連結後にタン
ディッシュ走行台車6aを自走させてターンテーブル3の
レール4d上に停止する(図10参照)。
【0030】次に、ターンテーブル3を 180度旋回さ
せ、レール4dを排滓位置側の走行レール4と、レール4e
を鋳造位置側の走行レール4とそれぞれ連結させる(図
11参照)。この後、タンディッシュ走行台車6bを旋回テ
ーブル5上に自走させ、旋回テーブル5を旋回してタン
ディッシュ7aを連続鋳造位置に止める一方、タンディッ
シュ走行台車6aを傾転装置9上に自走させ、傾転装置9
を傾転させタンディッシュ7aに対し排滓、整備を行い、
整備後加熱して次の鋳造に備える(図9参照)。
【0031】本実施例の構成のタンディッシュの熱間再
使用設備においても、上記実施例1の設備と同様な作用
効果が得られる。
【0032】〔実施例3〕図12は、本発明の別の実施例
に係わるタンディッシュの熱間再使用設備の平面図であ
る。なお、実施例1と同じ部分は同じ符号で示す。
【0033】この図に示す例は、上記実施例1に示した
タンディッシュの熱間再使用設備におけるターンテーブ
ル3を比較的大きな径の台盤12で構成し、その上面に2
台の傾転装置9a,9bを、ターンテーブル3の旋回中心の
対称位置に、且つそれぞれ傾転方向がターンテーブル3
の外方に向かって傾転するとともに、それらの傾転ライ
ンが同一線上に有るように配設し、鋳造位置側に位置す
る傾転装置9a(9b)は、その上に敷設されたレール4f(4g)
が鋳造位置1とターンテーブル3との間の走行レール4
に連結するように設けられている。一方、排滓位置側に
位置する傾転装置9b(9a)はターンテーブル3上で傾転動
作を行い、ターンテーブル3上から直接排滓を行い、ま
た整備、加熱を受ける。
【0034】上記構成のタンディッシュの熱間再使用設
備による使用手順を、その手順を図示する図13乃至図14
を参照して説明する。
【0035】図13では、一方のタンディッシュ7aとタン
ディッシュ走行台車6aは鋳造位置1にあって旋回テーブ
ル5によって連続鋳造位置に止められ鋳造状態にあり、
他方のタンディッシュ7bとタンディッシュ走行台車6bは
排滓位置2側のターンテーブル3上にあって傾転装置9b
によって傾転状態のまま整備後の加熱が行われている状
態にある。また、ターンテーブル3上の傾転装置9aはレ
ール4gが走行レール4に連結され待機状態にある。
【0036】タンディッシュ走行台車6aに搭載したタン
ディッシュ7aによる鋳造が終了したら、旋回テーブル5
を旋回しレール4aと走行レール4とを連結させタンディ
ッシュ走行台車6aを自走させ前記傾転装置9a上に移動す
る一方、タンディッシュ7bの加熱を止め、傾転装置9bを
作動して起こす。(図14参照)。
【0037】次に、ターンテーブル3を、傾転装置9bの
レール4fが走行レール4と連結するように旋回させ、連
結したら傾転装置9b上のタンディッシュ走行台車6bを旋
回テーブル5上に自走させ、旋回テーブル5を旋回して
タンディッシュ7bを連続鋳造位置に止める。一方、上記
ターンテーブル3の旋回によって傾転装置9aが排滓位置
2側に移動することになり、この位置で傾転装置9aを傾
転させタンディッシュ7aに対し排滓、整備を行い、整備
後加熱して次の鋳造に備える(図13参照)。
【0038】本実施例の構成のタンディッシュの熱間再
使用設備においても、上記実施例1の設備と同様な作用
効果が得られる。なお、本実施例では、排滓位置2が走
行レール4の延長線上に位置する場合で、ターンテーブ
ル3上に2台の傾転装置9a,9bを、ターンテーブル3の
旋回中心の対称位置に、且つそれぞれ傾転方向がターン
テーブル3の外方に向かって傾転するとともに、それら
の傾転ラインが同一線上に有るように配設した例を示し
たが、排滓位置2が走行レール4の延長線上から外れる
場合には、2台の傾転装置9a,9bを、ターンテーブル3
の旋回中心の対称位置に、且つそれぞれ傾転方向がター
ンテーブル3の外方に向かって傾転するとともに、それ
らの傾転ラインが平行状態になるように配設してもよい
(図15参照)。
【0039】なお、上記実施例1乃至3は代表的な例を
示して説明したものであって、本発明はこれらの例に限
定されるものではなく、例えば、タンディッシュ走行台
車に横転機構を設け、タンディッシュをその機構に搭載
し排滓位置2、あるいはこの位置2のターンテーブル3
上に設けた横転駆動装置によって横転する構成としても
よい。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係わる
連鋳機におけるタンディッシュの熱間再使用設備によれ
ば、2台のタンディッシュを交互に鋳造に使用すること
ができるので、従来のように1台のタンディッシュを鋳
造後、即排滓、整備して熱間再使用するよりも、連鋳機
の稼働率が大幅に向上し連鋳機の生産性が高まる。ま
た、1台のタンディッシュでは整備などでトラブルが発
生した場合に、予熱されたタンディッシュと交換する間
の時間のロスが大きくなるが、本発明では、1台を鋳造
に使用している間に他の1台について排滓、整備などの
作業を行うことができるので、トラブルがあっても連鋳
機の稼働への影響を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるタンディッシュの熱間再使用設
備の平面図である。
【図2】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図3】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図4】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図5】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図6】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図7】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図8】本発明の別の実施例に係わるタンディッシュの
熱間再使用設備の平面図である。
【図9】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図10】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図11】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図12】本発明の別の実施例に係わるタンディッシュの
熱間再使用設備の平面図である。
【図13】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図14】タンディッシュの熱間再使用設備の使用手順の
説明図である。
【図15】本発明の別の実施例に係わるタンディッシュの
熱間再使用設備の平面概要図である。
【図16】従来のタンディッシュの熱間再使用設備の平面
図である。
【符号の説明】
1:鋳造位置 2:排滓位置 3:ターンテーブル 4,4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g:レール 5:旋回テーブル 6,6a,6b:タン
ディッシュ走行台車 7,7a,7b:タンディッシュ 8:プラズマ加熱
装置 9,9a, 9b:傾転装置 10:スライディン
グバルブ交換装置 11:タンディッシュ加熱装置 12:円形の台盤 13:退避レール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンディッシュをタンディッシュ走行台
    車に搭載し鋳造位置と排滓位置の間に走行させてなる連
    鋳機におけるタンディッシュの熱間再使用設備であっ
    て、鋳造位置と排滓位置の間のタンディッシュ走行台車
    の走行レールの途中に、上面に前記走行レールに連結し
    得るレールが敷設されたターンテーブルを配設するとと
    もに、さらにこのターンテーブルのレールと連結可能で
    且つ前記走行レールと交差する方向に退避レールが敷設
    されてなることを特徴とする連鋳機におけるタンディッ
    シュの熱間再使用設備。
  2. 【請求項2】 排滓位置にタンディッシュ走行台車ごと
    タンディッシュを傾転し得る傾転装置を備えてなる請求
    項1記載の連鋳機におけるタンディッシュの熱間再使用
    設備。
  3. 【請求項3】 タンディッシュを、タンディッシュを横
    転する機構を備えるタンディッシュ走行台車に搭載する
    一方、排滓位置に前記横転機構に脱着し得る横転駆動装
    置を配設してなる請求項1記載の連鋳機におけるタンデ
    ィッシュの熱間再使用設備。
  4. 【請求項4】 タンディッシュをタンディッシュ走行台
    車に搭載し鋳造位置と排滓位置の間に走行させてなる連
    鋳機におけるタンディッシュの熱間再使用設備であっ
    て、鋳造位置と排滓位置の間にターンテーブルを配設
    し、このターンテーブルの上面に、旋回中心を対称に且
    つ2台のタンディッシュ走行台車が乗り得る間隔を開け
    て平行にレールを敷設し、このターンテーブルの2組の
    レールのそれぞれが旋回所定位置で、一方は鋳造位置側
    の走行レールと他方が排滓位置側の走行レールと連結可
    能とされたことを特徴とする連鋳機におけるタンディッ
    シュの熱間再使用設備。
  5. 【請求項5】 タンディッシュをタンディッシュ走行台
    車に搭載し鋳造位置と排滓位置の間に走行させるととも
    に、排滓位置にタンディッシュ走行台車ごとタンディッ
    シュを傾転させる傾転装置を備えてなる連鋳機における
    タンディッシュの熱間再使用設備であって、前記傾転装
    置を排滓位置に設置されたターンテーブルに2台設置す
    るとともに、傾転装置上に敷設されたレールがターンテ
    ーブルの旋回所定位置で、鋳造位置と排滓位置の間に敷
    設されたタンディッシュ走行台車の走行レールと連結可
    能とされたことを特徴とする連鋳機におけるタンディッ
    シュの熱間再使用設備。
JP12068592A 1992-05-13 1992-05-13 連鋳機におけるタンディッシュの熱間再使用設備 Withdrawn JPH05318053A (ja)

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