JPH0531785Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0531785Y2 JPH0531785Y2 JP1986186251U JP18625186U JPH0531785Y2 JP H0531785 Y2 JPH0531785 Y2 JP H0531785Y2 JP 1986186251 U JP1986186251 U JP 1986186251U JP 18625186 U JP18625186 U JP 18625186U JP H0531785 Y2 JPH0531785 Y2 JP H0531785Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- retardant
- rubber
- coated
- plastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003063 flame retardant Substances 0.000 claims description 35
- RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 2,2,4,4,6,6-hexaphenoxy-1,3,5-triaza-2$l^{5},4$l^{5},6$l^{5}-triphosphacyclohexa-1,3,5-triene Chemical compound N=1P(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP=1(OC=1C=CC=CC=1)OC1=CC=CC=C1 RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 33
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 17
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 17
- 239000004033 plastic Substances 0.000 claims description 15
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 claims description 15
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 9
- ADCOVFLJGNWWNZ-UHFFFAOYSA-N antimony trioxide Chemical compound O=[Sb]O[Sb]=O ADCOVFLJGNWWNZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 229920003020 cross-linked polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004703 cross-linked polyethylene Substances 0.000 description 2
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 2
- -1 metal oxide hydrates Chemical class 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 150000002366 halogen compounds Chemical class 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000006223 plastic coating Substances 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は難燃ケーブルに関するものである。
[従来の技術]
従来、ケーブルに火災時の延焼性を低下させる
ために、ケーブルシースあるいは絶縁体に三酸化
アンチモン、あるいは水和アルミナ等のような金
属酸化水和物の粒状難燃剤を大量に付与して難燃
性を与えて来た。
ために、ケーブルシースあるいは絶縁体に三酸化
アンチモン、あるいは水和アルミナ等のような金
属酸化水和物の粒状難燃剤を大量に付与して難燃
性を与えて来た。
[考案が解決しようとする問題点]
しかるにこれらのケーブルでは、これら難燃剤
は、金属塩であるため、特に水の存在下では、絶
縁抵抗の低下を招いたり、あるいは、ベース材料
としてのゴム・プラスチツクとの相溶性が悪く、
本来期待される物理特性を発揮できない等の問題
点があつた。また逆に、難燃剤の量を減らし、そ
の電気的物理的特性を維持しようとすれば、難燃
性を維持できない悩みがあつた。
は、金属塩であるため、特に水の存在下では、絶
縁抵抗の低下を招いたり、あるいは、ベース材料
としてのゴム・プラスチツクとの相溶性が悪く、
本来期待される物理特性を発揮できない等の問題
点があつた。また逆に、難燃剤の量を減らし、そ
の電気的物理的特性を維持しようとすれば、難燃
性を維持できない悩みがあつた。
こうした欠点はひとえにシースあるいは絶縁体
に難燃性を期待した所に起因している。
に難燃性を期待した所に起因している。
本考案の目的は従来の欠点を解消し、絶縁抵抗
の低下を招くことなく、又シース及び絶縁体の物
理特性を損なうことなく難燃性を向上させた、難
燃性ケーブルを提供することにある。
の低下を招くことなく、又シース及び絶縁体の物
理特性を損なうことなく難燃性を向上させた、難
燃性ケーブルを提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
本発明の目的は、従来見過されて来た介在、ま
たは押えテープあるいは空隙部に着目し、ケーブ
ルトータルとしての難燃性を向上させる点にあ
る。
たは押えテープあるいは空隙部に着目し、ケーブ
ルトータルとしての難燃性を向上させる点にあ
る。
即ち、本考案は、導体に絶縁体を施した絶縁線
芯の複数本を介在と共にその上から押えテープで
押え巻きし、あるいは介在を施さず空隙部を設
け、その外側にシースを施した難燃ケーブルにお
いて、該介在及びまたは該押えテープ、または空
隙部にゴム・プラスチツクで表面を被覆した粒状
難燃剤を施したことを特徴とする難燃ケーブルで
ある。
芯の複数本を介在と共にその上から押えテープで
押え巻きし、あるいは介在を施さず空隙部を設
け、その外側にシースを施した難燃ケーブルにお
いて、該介在及びまたは該押えテープ、または空
隙部にゴム・プラスチツクで表面を被覆した粒状
難燃剤を施したことを特徴とする難燃ケーブルで
ある。
本考案における、粒状難燃剤とは、三酸化アン
チモン、水和アルミナ等のような金属酸化水和物
をいう。
チモン、水和アルミナ等のような金属酸化水和物
をいう。
本考案における粒状難燃剤の表面を被覆するゴ
ム・プラスチツクとはポリエチレン(PE)、架橋
ポリエチレン(XLPE)、シリコンゴム、EPゴ
ム、等ハロゲン化合物を含まないゴム・プラスチ
ツクをいう。
ム・プラスチツクとはポリエチレン(PE)、架橋
ポリエチレン(XLPE)、シリコンゴム、EPゴ
ム、等ハロゲン化合物を含まないゴム・プラスチ
ツクをいう。
又粒状難燃剤の表面を被覆するゴム・プラスチ
ツクの厚さは粒状難燃剤の径の1/2以下であるこ
とが望ましい。この範囲であれば被覆するゴム・
プラスチツク剤としてポリオレフイン系のいわゆ
る酸素指数OI≦21の可燃物質が使用出来る。
ツクの厚さは粒状難燃剤の径の1/2以下であるこ
とが望ましい。この範囲であれば被覆するゴム・
プラスチツク剤としてポリオレフイン系のいわゆ
る酸素指数OI≦21の可燃物質が使用出来る。
粒状難燃剤の表面をゴム・プラスチツクで被覆
する方法としては具体的にはコーテイング方法が
用いられる。
する方法としては具体的にはコーテイング方法が
用いられる。
[作用〕
本考案は導体に絶縁体を施した絶縁線芯の複数
本を、介在と共にその上から押えテープで押え巻
きし、あるいは空隙部を設け、その外側にシース
を施した難燃ケーブルにおいて、該介在及びまた
は押えテープ、または空隙部に、ゴム・プラスチ
ツクで表面を被覆した粒状難燃剤を施したことを
特徴とする難燃ケーブルによつて、粒状難燃剤の
表面をゴム・プラスチツクによつて被覆すること
によつて粒状難燃剤の吸湿性を防ぎ、絶縁抵抗の
低下を招くことなく介在及びまたは押えテープの
難燃性を増大させることが出来るのである。
本を、介在と共にその上から押えテープで押え巻
きし、あるいは空隙部を設け、その外側にシース
を施した難燃ケーブルにおいて、該介在及びまた
は押えテープ、または空隙部に、ゴム・プラスチ
ツクで表面を被覆した粒状難燃剤を施したことを
特徴とする難燃ケーブルによつて、粒状難燃剤の
表面をゴム・プラスチツクによつて被覆すること
によつて粒状難燃剤の吸湿性を防ぎ、絶縁抵抗の
低下を招くことなく介在及びまたは押えテープの
難燃性を増大させることが出来るのである。
本考案は難燃ケーブルを構成する絶縁体及びま
たはシースが、難燃性をもたない場合には勿論の
こと従来の様な方法で難燃性をもたらした場合に
も適用出来、難燃性を一層増大するものである。
たはシースが、難燃性をもたない場合には勿論の
こと従来の様な方法で難燃性をもたらした場合に
も適用出来、難燃性を一層増大するものである。
[実施例]
本考案を図を用いて説明する。
第1図は本考案に係る難燃ケーブルの一実施例
の横断面図である。導体1に絶縁体2を施した絶
縁線芯ケーブルコアを2本まとめてそれを介在3
で囲み、それをゴム・プラスチツクで被覆した粒
状難燃剤を施された押えテープ4で押え巻きしそ
の外部にシース5が施されている。この際粒状難
燃剤を付着させた面は介在側にして用いた方がよ
い。
の横断面図である。導体1に絶縁体2を施した絶
縁線芯ケーブルコアを2本まとめてそれを介在3
で囲み、それをゴム・プラスチツクで被覆した粒
状難燃剤を施された押えテープ4で押え巻きしそ
の外部にシース5が施されている。この際粒状難
燃剤を付着させた面は介在側にして用いた方がよ
い。
第2図は本考案に係る、押えテープの横断面図
であり、押えテープ4の表面に、ポリエチレン樹
脂で表面を覆つた水和アルミナを塗布した例を示
す。
であり、押えテープ4の表面に、ポリエチレン樹
脂で表面を覆つた水和アルミナを塗布した例を示
す。
第3図は本考案に係るゴム・プラスチツクで表
面を被覆した難燃剤の断面図であり、粒状難燃剤
8として粒径20〜100μmの水和アルミナの表面を
ゴム・プラスチツク7としてのポリエチレンで厚
み約1〜10μmで覆つた状態を示す。
面を被覆した難燃剤の断面図であり、粒状難燃剤
8として粒径20〜100μmの水和アルミナの表面を
ゴム・プラスチツク7としてのポリエチレンで厚
み約1〜10μmで覆つた状態を示す。
本考案の押えテープを使用することにより、シ
ースのみに負担させていた難燃性をこのテープで
も分担させることが可能となり酸素指数OI≦21
以下のゴム・プラスチツクを用いても充分その難
燃性が期待出来るようになつた。
ースのみに負担させていた難燃性をこのテープで
も分担させることが可能となり酸素指数OI≦21
以下のゴム・プラスチツクを用いても充分その難
燃性が期待出来るようになつた。
本考案の表面被覆をした粒状難燃剤は、同様の
考えに基いて介在部にまぶすように用いることが
出来る。又空隙部に充填することも出来る。
考えに基いて介在部にまぶすように用いることが
出来る。又空隙部に充填することも出来る。
[考案の効果]
本考案のゴム・プラスチツクで表面を被覆した
粒状難燃剤を介在及びあるいは押えテープ、また
は空隙部に施すことにより、従来の高難燃絶縁体
あるいはシース材料に替わり、絶縁体あるいはシ
ースの材料の固有の特性を生かしつつ、ケーブル
全体としての難燃性を向上することができた。電
線・ケーブルが基本的に要求されるエネルギー伝
達性能を長期に亘つて維持できる。
粒状難燃剤を介在及びあるいは押えテープ、また
は空隙部に施すことにより、従来の高難燃絶縁体
あるいはシース材料に替わり、絶縁体あるいはシ
ースの材料の固有の特性を生かしつつ、ケーブル
全体としての難燃性を向上することができた。電
線・ケーブルが基本的に要求されるエネルギー伝
達性能を長期に亘つて維持できる。
第1図は本考案に係る難燃性ケーブルの一実施
例の断面図、第2図は本考案に係る押えテープの
一実施例の断面図、第3図は本考案の係るプラス
チツクで被覆した粒状難燃剤の一例の断面図を示
す。 1……導体、2……絶縁体、3……介在、4…
…押えテープ、5……シース、6……ゴム・プラ
スチツクで被覆した粒状難燃剤、7……ゴム・プ
ラスチツク、8……粒状難燃剤。
例の断面図、第2図は本考案に係る押えテープの
一実施例の断面図、第3図は本考案の係るプラス
チツクで被覆した粒状難燃剤の一例の断面図を示
す。 1……導体、2……絶縁体、3……介在、4…
…押えテープ、5……シース、6……ゴム・プラ
スチツクで被覆した粒状難燃剤、7……ゴム・プ
ラスチツク、8……粒状難燃剤。
Claims (1)
- 複数本の絶縁線芯の上から押えテープで押え巻
きし、その外側にシースを施した難燃ケーブルに
おいて、押えテープ及び(または)絶縁線芯相互
の谷部に、ゴム・プラスチツクで表面を被覆した
粒状難燃剤を施したことを特徴とする難燃ケーブ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986186251U JPH0531785Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986186251U JPH0531785Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6391119U JPS6391119U (ja) | 1988-06-13 |
JPH0531785Y2 true JPH0531785Y2 (ja) | 1993-08-16 |
Family
ID=31135637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986186251U Expired - Lifetime JPH0531785Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531785Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BRPI0823030A2 (pt) | 2008-08-15 | 2015-07-28 | Otis Elevator Co | Sistema de elevador, e, método para fazer um sistema de elevador. |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5758004A (en) * | 1980-09-26 | 1982-04-07 | Rinnai Corp | Composite combustion equipment |
-
1986
- 1986-12-03 JP JP1986186251U patent/JPH0531785Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5758004A (en) * | 1980-09-26 | 1982-04-07 | Rinnai Corp | Composite combustion equipment |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6391119U (ja) | 1988-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6364218A (ja) | 複合電力ケ−ブル | |
US2718544A (en) | Jacketed multiple conductor cable | |
JPH0531785Y2 (ja) | ||
GB2130785A (en) | Fire-resistant electrical cable | |
JPH08124430A (ja) | 高圧耐火ケーブル | |
JPH067538Y2 (ja) | 平形耐火ケーブル | |
JPS637407B2 (ja) | ||
JPH0126003Y2 (ja) | ||
JPS59194310A (ja) | 電気ケ−ブル | |
GB2030757A (en) | An electric cable | |
JPS63274011A (ja) | 水密ケ−ブル | |
JPH0539536Y2 (ja) | ||
JPS6346982Y2 (ja) | ||
JPS6128332Y2 (ja) | ||
US2056130A (en) | Insulated electrical conductor | |
JPS6131447Y2 (ja) | ||
JP2756248B2 (ja) | 電線・ケーブル | |
JPS6116743Y2 (ja) | ||
JPH046096Y2 (ja) | ||
JPS58175208A (ja) | ケ−ブルシ−ス構造 | |
US1864346A (en) | Electrical cable | |
JP3720065B2 (ja) | 走水防止ケーブル | |
US1840282A (en) | Insulated electrical conductor | |
JPS6228014Y2 (ja) | ||
JPS6014710A (ja) | 延焼防止ケ−ブル |