JPH05315951A - 位相同期ループ回路 - Google Patents

位相同期ループ回路

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Publication number
JPH05315951A
JPH05315951A JP4114584A JP11458492A JPH05315951A JP H05315951 A JPH05315951 A JP H05315951A JP 4114584 A JP4114584 A JP 4114584A JP 11458492 A JP11458492 A JP 11458492A JP H05315951 A JPH05315951 A JP H05315951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
filter
signal
vco
filters
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Pending
Application number
JP4114584A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Yamane
大治 山根
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4114584A priority Critical patent/JPH05315951A/ja
Publication of JPH05315951A publication Critical patent/JPH05315951A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 【構成】 位相比較器PC,フィルタF及び電圧制御型
発振器VCOを備えてなる基準クロック発生用PLL回
路において、帯域幅の広い第1フィルタF1とこれより
帯域幅の狭い第2フィルタF2を設ける。データ再生時
に、プリフォーマット領域を表す制御信号をPRによ
り、第2マルチプレクサMUX2で第1フィルタF1を
通過した信号を選択して電圧制御型発振器VCOに入力
し、PLL回路出力を形成する。 【効果】 フィルタを独立に設定することができ、PL
L回路出力の安定化を図ることができる。データ再生時
にデータ領域に比べプリフォーマット領域のフィルタ帯
域を広く設定することができ、引き込み時間の短縮が図
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位相同期ループ(PL
L)回路に関し、特にデータ再生時に使用する基準クロ
ック発生用PLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】PLL回路は周波数負帰還回路で位相比
較器,フィルタ,VCO(電圧制御発振器)よりなり、
基本構成は図1に示すようになっている。
【0003】上記PLL回路を構成している基本要素で
ある位相比較器は、データの再生動作中を表す制御信号
RGにより、マルチプレクサMUXで基準信号frと再
生信号f1のうちいずれか選択した入力信号とVCO出
力信号f2との位相を比較し、2信号の位相差に応じた
差信号電圧を生じる。
【0004】フィルタFの機能は、第1に、高周波成分
を減衰させることにより、妨害信号除去特性を良くする
こと。第2に、PLL回路が何らかの雑音によりロック
から外れた場合、前の電圧を蓄積していることによりす
ぐまた元のロック状態に戻すことである。
【0005】VCOは、フィルタ出力電圧に応じた周波
数の出力信号f2を出力する。
【0006】ところで上記PLL回路はデータ記録再生
装置の基準クロック発生用回路として広く用いられてい
る。このような基準クロック発生回路におけるPLL回
路の自走状態は、マルチプレクサMUXが基準信号fr
(一般的にはデータ記録用のクロックを使用)を選択
し、出力信号f2は基準信号frの位相に同調した状態に
なっている。追従状態はマルチプレクサMUXで再生信
号f1を選択する。また、制御信号RGの変化点では、
VCOの出力信号f2の位相を再生信号f1(自走状態は
基準信号fr)の位相に合わせ直して発振させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】PLL回路の伝達関数
は一般的に次の式で表される。 θo(s)/θi(s)=KodF(s)/(s+KodF(s)) ここで θi:入力信号の位相 θo:出力信号の位相 Kd:位相比較器の変換利得[V/rad] Ko:VCOの変換利得[rad/V・s] F(s):フィルタFの伝達関数
【0008】上記関係を有するPLL回路において、フ
ィルタの帯域幅を狭くした場合、PLL回路の動作に及
ぼす影響は、次のようになる。 引き込み時間が長くなる。 妨害信号除去特性がよくなる。
【0009】光ディスク上のフォーマットの例を図3に
示す。コンピュータ等のコードデータを扱う機器では、
データ処理がまとまった単位で行われるため、これらに
付属する外部メモリもデータの処理単位を合わせる必要
があり、光ディスクでは最小のデータ単位を512バイ
ト,1024バイトとして、このデータ単位を記憶する
部分をセクタと呼んでいる。
【0010】各セクタは、セクタ固有のアドレスを収納
するプリフォーマット領域と、データ領域と、それらを
分けると共に動作の応答時間の確保及びタイミング変動
による時間ずれを吸収するギャップ及びバッファに別れ
ている。光ディスクでは大容量なためアドレスは予めデ
ィスク上にプリフォーマットされている。
【0011】上記セクタに含まれているデータ領域は、
プリフォーマット領域に比べて時間が長く(通常10倍
以上)、ディスクの傷やデータの記録ミス等によりPL
LのVCO入力電圧が大きく振られる(フィルタの出力
電圧範囲)可能性がある。このような問題に対してフィ
ルタFの帯域幅を狭くするとVCO入力電圧の振れは少
なくなり出力信号f2の周波数は安定するが、ギャップ
及びバッファ領域でのリセット動作速度(自走状態での
引き込み動作)が遅くなるとともに、プリフォーマット
領域及びデータ領域での引き込み時間が長くなるという
問題がある。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、帯域幅の異なるフィルタから選択して出力を取り出
すことにより、出力信号の周波数の安定化を図ったPL
L回路を提供する。
【0013】また、光記録再生装置の再生時におけるプ
リフォーマット領域とデータ領域で最適の基準クロック
を発生するためのPLL回路を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、位相比較器,フィルタ及び電圧制御型発
振器を備えてなる基準クロック発生用PLL回路におい
て、上記フィルタは少なくとも2つの異なる帯域幅を有
し、フィルタのそれぞれの帯域幅の出力と選択制御信号
が入力されたマルチプレクサ回路を設け、該マルチプレ
クサ出力を電圧制御型発振器に入力して構成する。
【0015】また前記フィルタの帯域幅選択のための選
択制御信号は、光記録再生装置の動作がプリフォーマッ
ト領域とデータ領域のデータ再生タイミングに対応して
形成される基準クロック発生用PLL回路を提供する。
【0016】
【作用】帯域幅の異なるフィルタから選択して出力を取
り出すことにより、PLL出力信号の周波数の安定化を
図ることができる。またプリフォーマット領域用フィル
タとデータ領域用フィルタを独立に設定することがで
き、プリフォーマット領域での引き込み時間の短縮とデ
ータ領域でのPLL出力信号の周波数の安定化を図るこ
とができる。
【0017】
【実施例】光記録再生装置の基準クロック発生用PLL
回路を実施例に挙げて本発明を詳細に説明する。図1に
おいて、位相比較器PCの入力側には第1マルチプレク
サMUX1が設けられ、位相比較のための基準信号fr
及び再生信号f1が入力され、データの再生動作中を表
す制御信号RGにより一方の信号が選択され、位相比較
器PCに入力が供給される。
【0018】位相比較器PCは、第1マルチプレクサM
UX1により選択された信号と後述するVCOの出力信
号f2との位相を比較し、2信号の位相差に応じた差信
号電圧を生じる。
【0019】上記位相比較器PCの出力側には第1フィ
ルタF1及び第2フィルタF2が設けられ、両フィルタ
の入力として位相比較器PCの出力が供給され、出力信
号は第2マルチプレクサMUX2に与えられる。上記第
1フィルタF1,第2フィルタF2は、帯域幅の異なる
フィルタとして設けられている。両フィルタの出力信号
は第2マルチプレクサMUX2に与えられ、プリフォー
マット領域を表す制御信号PRにより一方のフィルタ出
力が選択される。
【0020】第2マルチプレクサMUX2の出力信号が
フィルタ出力としてVCOに入力され、VCO出力は基
準クロックのための出力信号f2として光記録再生装置
で利用されると共に、位相比較器PCに帰還され位相比
較のための一方の信号を提供する。
【0021】上記フィルタF1,F2は、帯域幅の異な
るフィルタでその出力、プリフォーマットを表す制御信
号PRにより第2マルチプレクサMUX2で1出力が選
択される。プリフォーマット領域で選択されるフィルタ
をフィルタF1とすると、フィルタF1の帯域幅を広
く、フィルタF2の帯域幅を狭く設計する。
【0022】プリフォーマット領域とデータ領域で通過
するフィルタの帯域を上記の関係に設定し、特にプリフ
ォーマット領域でのフィルタの帯域幅を広くしているた
め引き込み時間は短縮され、プリフォーマット領域に含
まれたバッファ領域でのPLL回路のリセット動作速度
は速い。そのためデータ領域の最後部でのVCO入力電
圧が大きく振られていたとしても、プリフォーマット領
域でのデータ再生が始まるまでにPLL回路の出力信号
2は基準信号frにロックしている状態になっているた
め、プリフォーマット領域での再生信号f1に引き込む
動作は問題なく行われる。データ領域を再生する場合
は、直前のプリフォーマット領域を必ず再生することに
なる。プリフォーマット領域再生時のPLL出力周波数
とデータ領域再生時のPLL出力周波数はほぼ等しいの
で、VCO入力電圧の変化はなく、したがって、フィル
タの帯域幅を狭くしても引き込みは問題なく行える。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予め帯域
幅の異なるフィルタを設け、いずれか一方を選択してV
COに供給することにより、妨害信号に影響されること
なくVCO出力として安定した信号を得ることができ、
PLL回路で行う信号処理に適した回路動作を実行させ
ることができる。光記録再生装置の基準クロック発生用
PLL回路としては、プリフォーマット領域での再生時
の引き込み問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すPLL回路のブロッ
ク図。
【図2】 従来のPLL回路のブロック図。
【図3】 光記録再生装置のセクタの構成を示す模型
図。
【符号の説明】
PC 位相比較器 MUX1 第1マルチプレクサ MUX2 第2マルチプレクサ F1 第1フィルタ F2 第2フィルタ VCO 電圧制御型発振器 RG データ再生動作中を表す制御信号 PR プリフォーマット領域を表す制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03L 7/08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相比較器,フィルタ及び電圧制御型発
    振器を備えてなる基準クロック発生用PLL回路におい
    て、上記フィルタは少なくとも2つの異なる帯域幅を有
    し、フィルタのそれぞれの帯域幅の出力と選択制御信号
    が入力されたマルチプレクサ回路を設け、該マルチプレ
    クサ出力を電圧制御型発振器に入力してなることを特徴
    とする位相同期ループ回路。
  2. 【請求項2】 前記フィルタの帯域幅選択のための選択
    制御信号は、光記録再生装置の動作がプリフォーマット
    領域とデータ領域のデータ再生タイミングに対応して形
    成されることを特徴とする請求項1記載の位相同期ルー
    プ回路。
JP4114584A 1992-05-07 1992-05-07 位相同期ループ回路 Pending JPH05315951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4114584A JPH05315951A (ja) 1992-05-07 1992-05-07 位相同期ループ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4114584A JPH05315951A (ja) 1992-05-07 1992-05-07 位相同期ループ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05315951A true JPH05315951A (ja) 1993-11-26

Family

ID=14641512

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4114584A Pending JPH05315951A (ja) 1992-05-07 1992-05-07 位相同期ループ回路

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JP (1) JPH05315951A (ja)

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