JPH05314714A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH05314714A
JPH05314714A JP14492692A JP14492692A JPH05314714A JP H05314714 A JPH05314714 A JP H05314714A JP 14492692 A JP14492692 A JP 14492692A JP 14492692 A JP14492692 A JP 14492692A JP H05314714 A JPH05314714 A JP H05314714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
front lid
rear end
end part
coil spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP14492692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayumi Furuya
孝由美 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
COLUMBIA MAGUNE PROD KK
Original Assignee
COLUMBIA MAGUNE PROD KK
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Publication date
Application filed by COLUMBIA MAGUNE PROD KK filed Critical COLUMBIA MAGUNE PROD KK
Priority to JP14492692A priority Critical patent/JPH05314714A/ja
Publication of JPH05314714A publication Critical patent/JPH05314714A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前蓋が回動自在に取り付けてあるテープカセ
ットで、前記前蓋の閉蓋状態でロックするようにロック
レバーを有するテープカセットの前蓋開閉によるロック
レバーの回動力変化低減し、ロックレバー回動力を高め
る。 【構成】 捩りコイルばねの後方部を後方側に延長さ
せ、その後端部を曲げ返し、曲げ返した先端をロックレ
バーの上面に当接させると共に、後端部の一部を上ハー
フに当接させる、ばね固定用の突起を上あるいは下ハー
フに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
等の記録再生装置に適用するのに最適なテープカセット
に関し、特に上下ハーフにて構成されて前面に開口が設
けられたカセット筐体の開口を開閉できるように構成し
た前蓋に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、前蓋回動用ばねとロックレバー回
動用ばねを共用したものとして、図6の断面構成図に示
す構造のものが考えられている。この方法は、ばね25
を共用していることで部品点数を減らし組立行程の削減
等の効果があるが、機能面ではばね25の後端部25a
をロックレバー15の上端部に当接させて、ばね25に
初期応力を与えるため、前蓋1の開閉によりロックレバ
ー15の回動力の変化が発生する。そのため本来ロック
レバー回動用ばねは、前蓋1が閉じた状態でロックレバ
ー15の回動力を大きくすることが前蓋1をロックする
機能においては好ましいが、前蓋1の開状態でロックレ
バー回動力規格を満足させるために前蓋1の閉状態で
は、ロックレバー15の回動力を大きくできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、比較的弱い
力でロックレバーがロック解除状態になり、偶発的なこ
とで前蓋が開いて磁気テープにダメージを与える不慮の
事故が発生することがあった。このことは、磁気テープ
にとっては致命的な欠陥となる。本発明の目的は、上述
の欠陥を改良するテープカセットを提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため本発明では、コ
字状をなす前蓋と、この前蓋の相対する両側部の内側に
設けた一対の支点ピンと、上下ハーフにて構成されかつ
前面に開口が設けられたカセット筐体と、この筐体の左
右両側壁に設けた支点ピンを回動自在に取り付ける係合
孔と、少なくとも一方の支点ピンの外周に装着した捩り
コイルばねと、この捩りコイルばねの前後両端部を前蓋
とカセット筐体とに係止させて前蓋を閉蓋方向に回動附
勢させて成るとともに、前蓋の閉蓋状態でロックするロ
ックレバーを有するテープカセットにおいて、捩りコイ
ルばねの後方端部を後方側に延長させ、その後方端部を
曲げ返し、曲げ返した先端をロックレバーの上面に当接
させると共に、後方端部近傍を上ハーフに当接させるた
めのばね係止用の突起を上あるいは下ハーフに設けたこ
とを特徴としたものである。
【0005】
【作用】従って、前蓋を前方より後方に挿入して組立た
後は、コイルばねの外れる心配が無く、ばねの中間部に
ばねを押さえる突起があり、なおかつ後端部を上ハーフ
に当接しているため、前蓋開閉によるロックレバーの回
動力の変化がきわめて少なくなり、ロックレバー回動力
の設定を規格値の上方に設定することができる。
【0006】
【実施例】以下本発明をビデオテープレコーダ用テープ
カセットに適用した一実施例を図面に基づき説明する。
図1の正面図及び図2の側面図に示す如く、前蓋1とカ
セット筐体2を構成する上下ハーフ3,4は、夫々合成
樹脂にして成形されたものである。そして前蓋1は、コ
字状をなしていて、相対する左右両端部1a,1bの内
側には一対の支点ピン5a,5bが同一軸線状態で一体
成形して設けられている。また上下ハーフ3,4は、上
下から嵌合されて複数本のビス(図示せず)によって一
体に結合されていてカセット筐体2を構成するが、その
カセット筐体2内には左右一対のリール6,7と、それ
らに回装させた磁気テープ8等が収納されている。
【0007】また、前蓋1はその左右一対の支点ピン5
a,5bによってカセット筐体2の左右両側壁2a,2
bに設けられた一対のピン係合孔9a,9bに係合され
て回動自在に取り付けられる。そして前蓋1は図2に実
線で示した閉蓋位置と仮想線で示した開蓋位置との間で
ほぼ90゜に矢印a及びa’で示した上下方向に回動自
在に構成されていて、この前蓋1の回動によりカセット
筐体2の前面開口10が開閉されるように構成されてい
る。そして前蓋1の端部1aとカセット筐体2の側壁2
aとの間の隙間11内で支点ピン5aの外周に取り付け
られた捩りコイルばね12の反発力によって、その前蓋
1が図2で矢印a’方向である閉蓋方向に回動附勢され
ている。
【0008】なお捩りコイルばね12は図3の断面構成
図に示す如く、その中央部に形成されたコイル部12a
によって支点ピン5aの外周に挿入され、その前端部1
2bは、前蓋1の端部1aの内側で支点ピン5aの前方
位置に一体成形された、係止部13上に弾性に抗して押
圧されている。さらに支点ピン5aの後部には、後端部
12cが上ハーフ3の上部3bに当接するように、上ハ
ーフ3に一体成形されたばね係止部14上に弾性に抗し
て押圧され、コイルばね12に所定の初期応力が与えら
れて、前蓋1が回動附勢される。
【0009】次に前蓋1の端部1a側の支点ピン5aの
後方側でカセット筐体2の側壁2aにはロックレバー1
5が回動自在に取り付けられている。このロックレバー
15は、その上端部15aの近傍位置の後方側に設けら
れた支点ピン16と、その下端部の前部に設けられたロ
ック爪17と、その下端部の後部に設けられたロック解
除用突起18とを合成樹脂にて互いに一体成形したもの
であって、支点ピン16を側壁2aに設けられたピン係
合孔19に係合されて矢印b及びb’で示した前後方向
に回動自在に構成されている。
【0010】なお捩りコイルばね12の後端部12cを
曲げ返した曲返し部12dがロックレバー15の上端部
15a上に弾性に抗して押圧されている。この結果ロッ
クレバー15は捩りコイルばね12の反発力によって矢
印b’方向である前方側に回動附勢されている。従って
捩りコイルばね12は前部のコイル部12aで前蓋1を
閉蓋方向である矢印a’方向に回動附勢すると共に、後
方曲返し部12dでロックレバー15をロック方向であ
る矢印b’方向に回動附勢している。
【0011】そして図3に実線で示す如く前蓋1の閉蓋
状態で、その前蓋1の端部1aの内側で支点ピン5aの
後部近傍位置に一体成形された突起21にロックレバー
15のロック爪17が下側から係合されて、その前蓋1
が閉蓋状態でロックされるように構成されている。なお
両ピン係合孔9は図4の要部斜視図に示す如く上下ハー
フ3,4の左右両側壁3a、4aの上下結合面部分に設
けられたほぼ半円状をなす凹部23,24にて構成さ
れ、またピン係合孔19は下ハーフ4の側壁4aに設け
られたほぼコ字状をなすレバー収納壁部22部分の上端
縁にU字状をなして一体成形されている。
【0012】そして前蓋1の支点ピン5aをこれらの凹
部23,24内に勘合させ、またロックレバー15の支
点ピン16の左右両端をピン係合孔19内に勘合された
状態で上下ハーフ3,4を上下から結合させることによ
って、これらの支点ピン5a,16が上下ハーフ3,4
間で挟み込まれるがその挟み込みによって捩りコイルば
ね12の曲返し部12dがC方向に曲げられ初期応力が
与えられてロックレバー15が回動附勢される。
【0013】テープカセットは、以上の如く構成されて
いてこれをビデオテープレコーダ(図示せず)に装着す
ると、図3に仮想線で示す如くビデオテープレコーダ側
に設けられたロック解除用部材20にロックレバー15
のロック解除用突起18が押圧されて、このロックレバ
ー15が捩りコイルばね12に抗して矢印b方向に回動
される。この結果ロック爪17が突起21から外れて前
蓋1の閉蓋状態でのロックが解除される。そしてこれと
ほぼ同時にビデオテープレコーダ側に設けられた前蓋用
部材(図示せず)によって前蓋1が捩りコイルばね12
に抗して図2で矢印a方向に回蓋されてカセット筐体2
の前面開口10が開蓋されるように構成されている。
【0014】しかして本発明のテープカセットでは、図
3や図4に示す如く、先ず捩りコイルばね12の後端部
12cを上後方側に充分な長さに延長させ曲げ返し、下
前方側に延長する。そして又曲げ返した一部を上ハーフ
3の一部に下から上に当接させかつ後端部12cのほぼ
中間部を前記曲返し部12dが上ハーフ3に当接させて
固定するための上又は下ハーフ3,4に突起21を設け
る。このことにより捩りコイルばね12に初期応力が与
えられて前蓋1を閉方向に回動附勢する。また捩りコイ
ルばね12の後端部12cは、ロックレバー15の上部
15aに上下ハーフ3,4が勘合するときに当接し図4
のc方向にコイルばね12の後端部12cが曲げられて
初期応力が与えられてロックレバー15をロック方向に
回動附勢する。
【0015】従って前述した如く前蓋1の支点ピン5a
を上下ハーフ3,4間に挟み込むようにしてカセット筐
体2を組み立てる際、図5(a)の如く先ず前蓋1の側
面1a内側の支点ピン5aにコイルばね12のコイル部
12aを挿入し、コイルばね12の前端部12bをばね
係止部13に当接させ、且つ突起21の上部を仮のばね
係止部として作用させて一時的に弾性に抗して押圧す
る。次に図5(b)から(e)の順序でコイルばね12
の曲返し部12dを上ハーフ3側のばね係止部14に当
接するように上ハーフ3の側壁3aに沿って前方から後
方へ滑らせ前蓋1を所定の位置まで挿入する。
【0016】所定の位置まで挿入するとコイルばね12
の曲返し部12dは、ばね係止部14を通り過ぎ係止部
14は後端部12cを固定する事となる。一度ここまで
挿入するとコイルばね12は確実に固定され、特別な手
段を取らない限りコイルばね12が外れる事はない。こ
の後は下ハーフ4側にロックレバー15を所定の位置に
載せて置き、上から下へ上ハーフ3を勘合することで組
立が完了する。このように本発明の手段を用いることに
より組立も非常に容易に行える。以上本発明の一実施例
を述べたが、本発明はビデオテープレコーダ以外の各種
記録再生装置やその他各種の情報処理装置用のテープカ
セットにも適用可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述した如く、捩りコイルばね
の後端部を上後方側に充分な長さに延長させ曲げ返し、
下前方側に延長する。そして、又曲げ返した一部を上ハ
ーフの一部に下から上に当接させ、かつコイルばねのほ
ぼ中間部に上ハーフに当接させて固定するための突起を
設ける事により、前蓋回動用ばねとロックレバー回動用
ばねが1つのばねで済み、ばねの曲返し部を上ハーフに
当接させ、曲返し部までの中間部を突起によって係止す
ることにより、前蓋の開閉によるロックレバーのばね力
変化が極めて少なく、ロックレバー回動力の設定を規格
値の上方に設定しても前蓋開閉による問題は無くなる。
又、前蓋とコイルばねを仮組後、コイルばねの後端部を
ハーフの側壁に沿って前から後へ滑らせ挿入する事で、
組立が容易でしかも確実にコイルばねを固定する事がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の要部断面構成図。
【図4】本発明の要部を示す斜視図。
【図5】(a)〜(e)は本発明の構成による組立時の
説明図。
【図6】従来例を示す断面構成図。
【符号の説明】
1 前蓋 2 カセッ
ト筐体 1a,1b 端部 2a,2b 側壁 3 上ハーフ 4 下ハー
フ 3a 側壁 4a 側壁 3b 上部 5a,5b 支点ピ
ン 6,7 リール 8 磁気テ
ープ 9a,9b ピン係合孔 10 前面開
口 11 隙間 12 捩り
コイルばね 12a コイル部 12b 前端
部 12c 後端部 12d 曲げ
返し部 13,14 ばね係止部 15 ロッ
クレバー 15a 上端部 16 支点
ピン 17 ロック爪 18 ロッ
ク解除用突起 19 ピン係合孔 20 ロッ
ク解除用部材 21 突起 22 レバ
ー収納壁部 23,24 凹部 25 捩り
コイルばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コ字状をなす前蓋と、該前蓋の相対する
    両側部の内側に設けた一対の支点ピンと、上下ハーフに
    て構成されかつ前面に開口が設けられたカセット筐体
    と、該筐体の左右両側壁に設けた前記支点ピンを回動自
    在に取り付ける係合孔と、少なくとも一方の支点ピンの
    外周に装着した捩りコイルばねと、該捩りコイルばねの
    前後両端部を前記前蓋と前記カセット筐体とに係止させ
    て前記前蓋を閉蓋方向に回動附勢させて成るとともに前
    記前蓋の閉蓋状態でロックするロックレバーを有するテ
    ープカセットにおいて、前記捩りコイルばねの後方端部
    を後方側に延長させ、その後方端部を曲げ返し、曲げ返
    した先端を前記ロックレバーの上面に当接させると共に
    前記後方端部近傍を前記上ハーフに当接させるためのば
    ね係止用の突起を上あるいは下ハーフに設けたことを特
    徴とするテープカセット。
JP14492692A 1992-05-11 1992-05-11 テープカセット Pending JPH05314714A (ja)

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JPH05314714A true JPH05314714A (ja) 1993-11-26

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JP14492692A Pending JPH05314714A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 テープカセット

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6179941A (ja) * 1984-09-26 1986-04-23 Mitsubishi Electric Corp 温風形電気やぐらこたつ
JPH0230182B2 (ja) * 1984-03-15 1990-07-04 Nippon Electric Co Handotaisochi
JPH04119578A (ja) * 1990-09-08 1992-04-21 Konica Corp テープカセット

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970225