JPH05314101A

JPH05314101A - 文書作成装置

Info

Publication number: JPH05314101A
Application number: JP4135755A
Authority: JP
Inventors: Satoru Sasa; 哲佐々; Kyoko Takeda; 京子武田; Koji Hagino; 浩司萩野; Hitoshi Yoshinobu; 仁司吉信
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1992-04-28
Filing date: 1992-04-28
Publication date: 1993-11-26

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】書式に関する知識がなくても、適切な書式の
文書を作成できるようにする。【構成】複数の文書本文を記憶する文書本文記憶領域
４０と、複数の書式を記憶する書式記憶領域４６とが設
けられ、文書本文記憶領域４０に記憶された各文書本文
に書式が定義されている。ＣＰＵ１は、選択された文書
本文を、その内の１つ例えばデフォルト書式に従った形
式で出力する。また、各文書本文に複数の推奨書式も定
義されており、ユーザーが書式を変更するときには、Ｃ
ＰＵ１は、推奨書式のうちユーザーによって選択された
書式に従った形式で文書本文を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば、英文レターの
作成に好適な文書作成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】特願平３‐１７２６３２号には、ユーザ
ーが日本語により作成した文章を英語に変換する文章作
成装置が開示されている。この文章作成装置は、日本語
よりなる複数の文章が予め登録された日本語文章テーブ
ルと、この日本語文章テーブルに対応し、英語よりなる
英語文章テーブルとを備え、日本語文章テーブルの文章
および英語文章テーブルの文章は、語または文単位で部
分的に選択可能とされ、ユーザーが日本語文章テーブル
の文章の語または文を選択することにより、この選択に
応じて択一的に英語文章テーブルの文章の語または文が
選択され、英語の文章が作成される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述の文章作成装置で
作成された英語の文章を正しい英文レターの書式にする
には、英文レター書式に関する正確な知識を持っていな
ければならない。

【０００４】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、書式に関する知識がなくても、適切な書
式の文書を作成できる文書作成装置を提供することを目
的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の文書作
成装置は、複数の文書本文を記憶する文書本文記憶手段
（例えば、実施例の文書本文記憶領域４０）と、複数の
書式を記憶する書式記憶手段（例えば、実施例の書式記
憶領域４６）と、文書本文記憶手段に記憶された複数の
文書本文のうち選択された文書本文を、書式記憶手段に
記憶された複数の書式のうちの１つに従った形式で出力
する処理手段（例えば、実施例のＣＰＵ１）とを備える
ことを特徴とする。

【０００６】請求項２に記載の文書作成装置は、文書本
文記憶手段に記憶された各文書本文にデフォルト書式が
定義されており、処理手段が、選択された文書本文を、
そのデフォルト書式に従った形式で出力することを特徴
とする。

【０００７】請求項３に記載の文書作成装置は、文書本
文記憶手段に記憶された各文書本文に複数の推奨書式が
定義されており、処理手段が、選択された文書本文を、
その文書本文の推奨書式のうち選択された書式に従った
形式で出力することを特徴とする。

【０００８】請求項４に記載の文書作成装置は、文書本
文記憶手段に記憶された各文書本文に、複数の推奨書式
と、推奨不可の書式とが定義されており、複数の推奨書
式だけでなく推奨不可の書式も、表示手段（例えば、実
施例のディスプレイ３）に表示させる表示制御手段（例
えば、実施例のＣＰＵ１）を有することを特徴とする。

【０００９】

【作用】請求項１の構成の文書作成装置においては、処
理手段が、文書本文記憶手段に記憶された複数の文書本
文のうち選択された文書本文を、書式記憶手段に記憶さ
れた複数の書式のうちの１つに従った形式で出力する。
従って、ユーザーが、書式に関する細かな設定を行う必
要がなくなるから、書式に関する知識がなくても、適切
な書式の文書を作成できる

【００１０】請求項２の構成の文書作成装置において
は、処理手段が、選択された文書本文を、その文書本文
に定義されたデフォルト書式に従った形式で出力する。
従って、ユーザーが文書本文を選択した時点で、デフォ
ルト書式が選択され、その書式で文書が作成されるか
ら、ユーザーは、書式に関して何も考慮することなく、
適当な書式の文書を作成できる。

【００１１】請求項３の構成の文書作成装置において
は、処理手段が、選択された文書本文を、その文書本文
の推奨書式のうち選択された書式に従った形式で出力す
る。従って、ユーザーは、書式を推奨書式から選択する
から、書式に関する知識があまりなくても、誤った書式
を選択することがない。

【００１２】請求項４の構成の文書作成装置において
は、複数の推奨書式だけでなく推奨不可の書式も表示さ
れる。従って、ユーザーは、書式に関する知識があまり
なくても、誤った書式を選択することがない。

【００１３】

【実施例】図１は、本発明の文書作成装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。ＣＰＵ１は、バスを介し
て、キーボード２、ディスプレイ３、ＲＡＭ４および磁
気ハードディスク装置５に接続されている。

【００１４】ＲＡＭ４は、文書本文記憶領域４０、書式
記憶領域４６、共通データ記憶領域４７および作成済文
書記憶領域４９を有している。

【００１５】文書本文記憶領域４０は、複数の英文文書
本文を記憶する。各文書本文には、デフォルト書式情報
および推奨書式情報が付加されている。複数の文書本文
は、文書作成装置の起動時に、磁気ハードディスク装置
５から読み出されて、文書本文記憶領域４０にロードさ
れる。

【００１６】書式記憶領域４６は、７種類の英文レター
書式、すなわちＢｌｏｃｋ，ＭｏｄｉｆｉｅｄＢｌｏ
ｃｋ，ＭｏｄｉｆｉｅｄＳｅｍｉｂｌｏｃｋ，Ｅｘｅ
ｃｕｔｉｖｅ，Ｓｉｍｐｌｉｆｉｅｄ，Ｈａｎｇｉｎｇ
ＩｎｔｅｎｄｅｄおよびＭｅｍｏｒａｎｄｕｍを記憶
する。各書式のデータは、書式名、インデント情報、Ｐ
ｕｎｃｔｕａｔｉｏｎ情報、必要な項目および位置情報
（左揃えの右寄せ、センタリング、項目間の改行情報
等）、ならびにオプション指定できる項目および位置情
報を含む。書式データは、例えば図３のような構成がと
られている。図３は、ＭｏｄｉｆｉｅｄＳｅｍｉｂｌ
ｏｃｋの例である。図４は、図３に示された書式データ
構成の説明を示す。７種類の英文レター書式は、文書作
成装置の起動時に、磁気ハードディスク装置５から読み
出されて、書式記憶領域４６にロードされる。

【００１７】共通データ記憶領域４７は、文書本文以外
の項目に関し、各文書に共通に利用できる共通データを
記憶する。共通データは、日付情報、Ｉｎｓｉｄｅａ
ｄｄｒｅｓｓ、Ｓａｌｕｔａｔｉｏｎ、Ｃｏｍｌｉｍ
ｅｎｔａｒｙｃｌｏｓｅ等を含む。共通データは、文
書作成装置の起動時に、磁気ハードディスク装置５から
読み出されて、共通データ記憶領域４４にロードされ
る。

【００１８】作成済文書記憶領域４９は、作成された文
書を記憶する領域である。

【００１９】また、ＲＡＭ４は、文書作成装置の起動時
に、磁気ハードディスク装置５からＣＰＵ１によって読
み出される文書作成プログラムを記憶する所定領域を有
している。

【００２０】図２は、図１の文書作成装置の一実施例の
動作例を示すフローチャートである。文書作成装置が起
動されると、ＣＰＵ１は、磁気ハードディスク装置５か
ら、複数の文書本文、７種類の英文レター書式、共通デ
ータおよび文書作成プログラムを読み出して、ＲＡＭ４
の領域４０、４６および４７ならびに所定領域にロード
する。

【００２１】そして、ＣＰＵ１は、文書本文記憶領域４
０に記憶された複数の文書本文を示すメニューをディス
プレイ３に表示して、ユーザーに、カーソルの配置およ
びキー操作により、所要の文書本文を選択させる（ステ
ップＳ１）。

【００２２】次に、ＣＰＵ１は、ユーザーによって選択
された文書本文のデフォルト書式を指定し（ステップＳ
２）、指定したデフォルト書式の構成、構成情報、およ
び位置情報を、書式記憶領域４６から読み出す（ステッ
プＳ３）。そして、ＣＰＵ１は、処理対象が本文項目で
ある場合には（ステップＳ４のＹＥＳ）、本文データに
インデント処理を行い、指定位置に格納する（ステップ
Ｓ５）。

【００２３】処理対象が本文項目でない場合には（ステ
ップＳ４のＮＯ）、ＣＰＵ１は、共通データ記憶領域４
７に記憶されている共通データから指定項目に関するデ
ータを取り出し、指定位置に格納する（ステップＳ
６）。ＣＰＵ１は、ステップＳ４乃至Ｓ６の処理を最終
項目まで繰り返す（ステップＳ７）。

【００２４】ユーザーが、キー操作によって書式変更を
指示したときには（ステップＳ８）、ＣＰＵ１は、ユー
ザーによって選択された文書本文から推奨書式情報を取
り出す（ステップＳ９）。そして、ＣＰＵ１は、書式記
憶領域４７に記憶されている指定可能書式を、複数の推
奨書式、推奨不可の書式および指定してもよい書式に分
けて、ディスプレイ３に表示する。

【００２５】ユーザーが、カーソルの配置およびキー操
作により書式を指定すると（ステップＳ１１）、ＣＰＵ
１は、指定された書式に関して、前述のステップＳ３乃
至Ｓ７の処理を繰り返し行い、作成した文書を、作成済
文書記憶領域４９に記憶し、ディスプレイ３に表示す
る。そして、ユーザーが印刷コマンドを入力すると、作
成済文書記憶領域４９に記憶された文書を、プリンタ
（図示せず）に印刷させる。

【００２６】図５は、図１の実施例の書式記憶領域４６
に記憶されたＢｌｏｃｋ書式で作成された英文レターの
一例を示し、図６は、図１の実施例の書式記憶領域４６
に記憶されたＭｏｄｉｆｉｅｄＳｅｍｉｂｌｏｃｋ書
式で作成された英文レターの一例を示し、図７は、図１
の実施例の書式記憶領域４６に記憶されたＥｘｅｃｕｔ
ｉｖｅ書式で作成された英文レターの一例を示す。

【００２７】上述した実施例によれば、ユーザーが文書
本文を選択するだけで、その文書本文に付属したデフォ
ルト書式情報から、その文書本文に最適な書式が自動的
に選択される。従って、ユーザーは、書式のことを何も
考えずに、最適な書式で文書を作成できる。

【００２８】また、ユーザーが、書式を変更しようとす
るときには、７種類の書式の中から、現在の文書本文に
好ましい推奨書式および好ましくない推奨不可書式が示
される。従って、ユーザーが、英文レターに関する知識
をあまり持っていなくても、誤った書式を選択するおそ
れがない。

【００２９】また、デフォルト書式またはユーザー選択
書式に従って、必要な項目が正しい位置に配置される。
これにより、ユーザーが、英文レターに関する知識をあ
まり持っていなくても、必要な情報がすべて含まれ且つ
正しい位置に表記されているレターを作成することがで
きる。

【００３０】また、書式を選択するだけで自動的に書式
に従った文書を組み立てるため、書式変更を非常に簡単
に行うことができる（左揃えの右寄せ、センタリング、
本文のインデント、各項目の行間の設定等が自動的に行
われる）。

【００３１】なお、上記実施例においては、文書作成プ
ログラムを磁気ハードディスク装置に記憶するものとし
たが、フロッピーディスク装置またはＲＯＭ等に記憶さ
せてもよい。

【００３２】また、上記実施例は英文レターに関するも
のであるが、本発明は、これに限定されず、他の言語の
文書処理にも適用でき、一般に、複数書式のある文書処
理に適用できる。

【００３３】また、書式に埋め込まれているＮｅｘｔＰ
ａｇｅ情報（図３参照）により、複数ページの文書の可
否判断、および複数ページになる場合の自動ヘッダー作
成が可能になる。

【００３４】また、上記実施例の書式の各項目間の改行
情報には、デフォルト値、最大値および最小値が含まれ
ている。これを利用して、文書量により１枚にきれいに
収まるように、また文面が中央に位置するように最適化
処理を行うことができる。

【００３５】

【発明の効果】請求項１の文書作成装置によれば、処理
手段が、文書本文記憶手段に記憶された複数の文書本文
のうち選択された文書本文を、書式記憶手段に記憶され
た複数の書式のうちの１つに従った形式で出力するよう
にしたので、ユーザーが、書式に関する細かな設定を行
う必要がなくなるから、書式に関する知識がなくても、
適切な書式の文書を作成できる

【００３６】請求項２の文書作成装置によれば、処理手
段が、選択された文書本文を、その文書本文に定義され
たデフォルト書式に従った形式で出力するようにしたの
で、ユーザーが文書本文を選択した時点で、デフォルト
書式が選択され、その書式で文書が作成されるから、ユ
ーザーは、書式に関して何も考慮することなく、適当な
書式の文書を作成できる。

【００３７】請求項３の文書作成装置によれば、処理手
段が、選択された文書本文を、その文書本文の推奨書式
のうち選択された書式に従った形式で出力するようにし
たので、ユーザーは、書式を推奨書式から選択するか
ら、書式に関する知識があまりなくても、誤った書式を
選択することがない。

【００３８】請求項４の文書作成装置によれば、複数の
推奨書式だけでなく推奨不可の書式も表示するようにし
たので、ユーザーは、書式に関する知識があまりなくて
も、誤った書式を選択することがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の文書作成装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。

【図２】図１の文書作成装置の一実施例の動作例を示す
フローチャートである。

【図３】図１の実施例の書式記憶領域４６に記憶される
複数の書式のうちのＭｏｄｉｆｉｅｄＳｅｍｉｂｌｏ
ｃｋの書式データサンプルを示す図である。

【図４】図３の書式データサンプルの説明図である。

【図５】図１の実施例の書式記憶領域４６に記憶された
Ｂｌｏｃｋ書式で作成された英文レターの一例を示す図
である。

【図６】図１の実施例の書式記憶領域４６に記憶された
ＭｏｄｉｆｉｅｄＳｅｍｉｂｌｏｃｋ書式で作成され
た英文レターの一例を示す図である。

【図７】図１の実施例の書式記憶領域４６に記憶された
Ｅｘｅｃｕｔｉｖｅ書式で作成された英文レターの一例
を示す図である。

【符号の説明】

１ＣＰＵ２キーボード３ディスプレイ４ＲＡＭ５磁気ハードディスク装置４０文書本文記憶領域４６書式記憶領域４７共通データ記憶領域４９作成済文書記憶領域

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者吉信仁司東京都品川区北品川６丁目７番35号ソニー株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の文書本文を記憶する文書本文記憶
手段と、複数の書式を記憶する書式記憶手段と、前記文書本文記憶手段に記憶された複数の文書本文のう
ち選択された文書本文を、前記書式記憶手段に記憶され
た複数の書式のうちの１つに従った形式で出力する処理
手段とを備えることを特徴とする文書作成装置。
【請求項２】前記文書本文記憶手段に記憶された各文
書本文にデフォルト書式が定義されており、前記処理手段が、選択された文書本文を、そのデフォル
ト書式に従った形式で出力することを特徴とする請求項
１記載の文書作成装置。
【請求項３】前記文書本文記憶手段に記憶された各文
書本文に複数の推奨書式が定義されており、前記処理手段が、選択された文書本文を、その文書本文
の推奨書式のうち選択された書式に従った形式で出力す
ることを特徴とする請求項１記載の文書作成装置。
【請求項４】前記文書本文記憶手段に記憶された各文
書本文に、複数の推奨書式と、推奨不可の書式とが定義
されており、複数の推奨書式だけでなく推奨不可の書式も、表示手段
に表示させる表示制御手段を有することを特徴とする請
求項１記載の文書作成装置。