JPH05313678A - カラオケ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 希望曲の曲番号に対応した曲名を表示部に表
示することによって使い勝手を向上させることができる
カラオケ装置を得る。 【構成】 親機１０と、複数の子機２０を有するカラオ
ケ装置にいて、子機２０の曲番号入力キー２１より入力
される曲番号を曲名に変換する変換テーブルを親機１０
の制御装置１５内メモリに備えて、その曲番号に対応す
る曲名を子機２０に返送するようにし、子機２０のディ
スプレイ２３の画面に変換された曲名を表示することに
より、選曲者及び周囲に対して的確な情報を与える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数の子機からの要求
に応じて親機よりカラオケの情報提供サービスを行うカ
ラオケ装置に関し、特に希望曲の選曲技術に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来から複数の子機からの要求に応じて
親機より各子機に対してカラオケの情報提供サービスを
行うカラオケ装置がある。このようなカラオケ装置にお
いて、子機から希望曲を入力する場合は、早見表などを
用いて希望曲に相当する曲番号と称する５桁または４桁
の数字等を入力するようになっており、これによって、
表示部には入力した数字等が表示されて希望曲の選曲が
行われ、このような操作を順次行うことによって、表示
部には予約希望曲を示す数字等の一覧が表示される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカラオケ装置において、表示部に表示される予
約希望曲の情報は曲番号などの数字が羅列されるだけで
あって、予約後に表示画面だけを見た状態では何の曲を
予約選曲したのかが分かりにくいものになっていた。

【０００４】本発明は、上述した従来例における問題点
を解消するためになされたもので、曲番号に対応した具
体的曲名を表示部に表示することによって使い勝手を向
上させることができるカラオケ装置を得ることを目的と
するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項１に係るカラオケ装置は、親機と、
複数の子機を有するカラオケ装置において、子機より入
力される曲番号に対応する曲名を子機内部の表示部に表
示するために前記曲番号を曲名に変換する変換部を備え
たことを特徴とするものである。

【０００６】また、請求項２にかかるカラオケ装置は、
請求項１記載のカラオケ装置において、前記親機に曲番
号を曲名に変換する変換部を備えると共に、前記子機に
親機から返送される曲番号に対応する曲名のデータを記
憶する記憶部を備え、記憶した曲名のリクエストに対し
ては親機とのアクセスなしに子機の表示部に表示するこ
とを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】本発明の請求項１においては、変換部により、
入力される曲番号はこれに対応する曲名に変換され、そ
の曲名は子機内部の表示部に表示される。

【０００８】また、請求項２においては、子機より入力
される曲番号は親機に備えられた変換部によって曲名に
変換されて子機に返送される。子機は、親機から返送さ
れる曲番号に対応する曲名のデータを記憶部に記憶し、
記憶した曲名のリクエストに対しては親機とのアクセス
なしに子機の表示部に表示する。

【０００９】

【実施例】以下、本発明のカラオケ装置の一実施例を図
に基づいて説明する。図１は本実施例に係るカラオケ装
置の全体構成図である。図において、このカラオケ装置
は、１台の親機１０に対して、複数の子機２０が同軸ケ
ーブル等データ通信線を介して接続されており、各子機
２０から親機１０に対して希望曲のリクエスト情報等の
アクセスが行われる。

【００１０】親機１０は、図２の詳細な構成図に示すよ
うに、混合動作するミキサ１１と、子機と接続されるデ
ータ通信線上でのデータの変復調を行うためのモデム１
２と、複数のカラオケプレーヤ１３と、各カラオケプレ
ーヤ１３からのカラオケ情報をそれぞれ変調する変調器
１４と、各子機２０からの希望曲のデータをミキサ１１
及びモデム１２を介して入力し希望曲のディスクを収納
するカラオケプレーヤ１３を選択制御する制御装置１５
とを備えている。

【００１１】ここで、前記制御装置１５には、従来より
周知のＣＰＵと、処理プログラム及びデータ等を記憶す
るメモリを備えられている。このメモリ内には図７に示
すような曲番号に対応する曲名コードが記憶された変換
テーブル１５ａが備えられている。子機側から曲番号が
送信されるとＣＰＵは曲番号に応じた曲名コードを変換
テーブル１５ａから求め子機側にモデム１２及びミキサ
１１を介して返送する。更にＣＰＵは曲名コードに応じ
てポート１５ｂを介してカラオケプレーヤ１３を動作さ
せて変調器１４及びミキサ１１を介して前記曲名コード
に応じたカラオケ情報を子機２０側に送信するようにな
っている。なお、前記変換テーブル１５ａにはあらかじ
めこのカラオケ装置が備える曲すべての曲番号と曲名コ
ードが登録されている。

【００１２】他方、子機２０は、曲番号を入力する曲番
号入力キー２１と、端末機２２と、カラオケ情報等を表
示するディスプレイ２３と、音声情報を増幅するための
アンプ２４と、スピーカ２５及びマイク２６を備えてい
る。端末機２２には、図３の詳細な構成図に示すよう
に、従来より周知のＣＰＵと、処理プログラム及びデー
タ等を記憶するメモリを有する制御装置２２ａと、この
制御装置の制御に基づいて曲番号入力キー２１によって
要求される曲番号に応じたカラオケ情報を演奏するため
に親機１０内のカラオケプレーヤ１３及び変調器１４の
選局動作を行うチューナ２２ｂと、親機１０との間でカ
ラオケ情報等データを変復調するモデム２２ｃと、ディ
スプレイ２３にカラオケ情報を表示する表示部２２ｄと
が備えられている。

【００１３】図４は各子機２０の表示部２２ｄ内に備え
られるメモリの構成図である。制御装置２２ｄ内ＣＰＵ
からの曲番号を入力して曲番号に応じた所定のアドレス
をＪＩＳ第１水準ＲＯＭ３２に指定する表示用ＩＣ３１
と、アドレス指定された文字を出力するＪＩＳ第１水準
ＲＯＭ３２と備えていると共に、親機１０から返送され
る曲番号に応じた曲名を記憶する所定容量のエリアを前
記表示用ＩＣ３１に備えていて、親機１０とアクセスす
ることなく各子機でも所定数の曲番号に応じた曲名を保
持し出力することができるようになっている。なお、３
３は画像信号中の黒レベルを常に一定に固定するクラン
プ回路、３４は表示用ＩＣ３１が同期を得るための同期
分割回路、３５は出力増幅回路である。

【００１４】次に、このような構成からなるカラオケ装
置の動作について述べる。まず、カラオケを始める場合
は、図１及び図３に示すディスプレイ２３の画面に図６
（ａ）に示すカラオケ初期画面が表示されて、この状態
で、例えばＶＨＤカラオケの場合は、図５に示すよう
に、２桁の盤番号と１桁の表面か裏面かの識別番号及び
何曲目かを示す２桁の番号の合計５桁の数字からなる曲
番号を曲番号キー２１により入力すると、子機２０内端
末機２２の制御装置２２ａのＣＰＵが曲番号の内容を判
別し、これに応じた曲名をディスプレイ２３の画面に表
示すべく、まず、表示部２２ｄの表示用ＩＣ３１に選択
された曲番号の特定コードを送る。表示用ＩＣ３１はそ
のコードにしたがった数字をＪＩＳ第１水準ＲＯＭ３２
の中から選択し、図６（ｂ）に示すように、ディスプレ
イ２３に表示する。

【００１５】このようにして、曲番号の数字入力が終わ
ると、子機２０の端末機２２は、次に、その曲番号に対
応する曲名が表示用ＩＣ３１に保持されているか否かを
チェックし、保持されていた場合は、親機とアクセスす
ることなく、図６（ｃ）に示すように、前記曲番号の上
に曲名を上書きする。

【００１６】入力された曲番号に対応する曲名を端末機
２２内表示部２２ｄの表示用ＩＣ３１が保持していなか
った場合は、親機１０にその曲番号を送信する。親機１
０は受信した曲番号を図７に示す変換テーブルから捜し
出し、速やかに子機２０に送信する。受信した子機２０
は表示用ＩＣ３１にその曲名コードを保持すると共に前
述したようにディスプレイ２３の画面に表示する。

【００１７】ここで、前記表示用ＩＣ３１は、所定のエ
リアに親機１０から返送された曲名、曲番号の各データ
を記憶し、そのエリア内記憶容量が一定量になると、旧
データの上から新データを上書きし、旧データが順次消
去されるようになっているが、リクエスト頻度に応じ
て、記憶容量が定量になると、リクエスト頻度の少ない
データの上から順次新データを上書きするようにしても
よく、このようにすることにより、記憶した曲名のリク
エストに対しては親機１０とのアクセスなしに子機２０
のディスプレイ２３の画面に曲番号に応じた曲名を迅速
に表示することができる。

【００１８】図８はこのような操作を経た後ディスプレ
イ２３の画面に表示されるカラオケを始める前の初期画
面で、カラオケが始まりディスプレイ２３に絵が出てい
るときどんな曲が予約されているか取り消したい場合
に、図示しない予約一覧ボタンを押すことにより予約曲
の一覧を絵の上にスーパインポーズして表示した画面で
あり、このようにすると使い勝手がさらに向上する。

【００１９】なお、前記実施例においては、親機１台に
対して複数の子機の場合ついて説明したが、親機と子機
の分散型ではなく、一体型のカラオケ装置の場合にも同
様に実施できる。

【００２０】本発明を要約すると、次の態様にしたがっ
て実施できる。 １）．親機と複数の子機より構成されるカラオケ装置に
おいて、その装置内部に曲番号を曲名に変換する変換部
を有し、子機より入力した曲番号を曲名に変換して子機
内部の表示部に表示するようにしたカラオケ装置。 ２）．親機内部に曲番号から曲名へ変換する変換部を有
するようにしたカラオケ装置。 ３）．各子機に曲番号から曲名へ変換する変換部を有す
るようにしたカラオケ装置。 ４）．２）に記載されたカラオケ装置において、子機
に、親機から返送された曲名、曲番号の各データを記憶
するメモリを有するようにしたカラオケ装置。 ５）．４）に記載されたカラオケ装置において、メモリ
容量が一定量になると、旧データの上から新データを上
書きし、旧データが順次消去するようにしたカラオケ装
置。 ６）．４）に記載されたカラオケ装置において、メモリ
容量が定量になると、リクエスト頻度の少ないデータの
上から順次新データを上書きするようにしたカラオケ装
置。 ７）．４）、５）、６）に記載されたカラオケ装置にお
いて、記憶した曲名のリクエストに対しては親機とのア
クセスなしに子機の表示部に表示するようにしたカラオ
ケ装置。 ８）．親機と複数の子機より構成されるカラオケ装置に
おいて、その装置内部に曲番号を曲名に変換する変換部
を有し、曲番号入力部より曲番号を入力すると、表示部
に曲名が表示されるようにしたカラオケ装置。 ９）．１）ないし８）に記載されたカラオケ装置におい
て、曲番号入力部を分割でき、分割した部分に曲番号の
入力により曲名を変更できる変更部を有するようにし、
曲名データを相手に送出するようにしたカラオケ装置。

【００２１】

【発明の効果】以上のように、本発明の請求項１によれ
ば、入力される希望曲の曲番号に対応した曲名を表示す
るようにしたので、選曲者及び周囲に対して的確な情報
を与えることができ、したがって、選曲間違えが少なく
なり、使い勝手が飛躍的に向上する。

【００２２】また、請求項２によれば、子機に、親機か
ら返送される曲番号に対応する曲名のデータを記憶する
記憶部を備えて、記憶した曲名のリクエストに対しては
親機とのアクセスなしに子機の表示部に表示するように
したので、選局した曲番号に対応する曲名を迅速に表示
部に表示することができ、混雑時等における使い勝手が
さらに向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるカラオケ装置の全体構
成図である。

【図２】図１の親機１０内制御装置１５の構成図であ
る。

【図３】図１の子機２０内の端末機２２の構成図であ
る。

【図４】図３の表示部２２ｄの構成図である。

【図５】入力する曲番号の説明図である。

【図６】図１の子機２０内テレビ２３の表示画面の遷移
図である。

【図７】図２の制御装置１５内の変換テーブル１５ａの
内容図である。

【図８】表示画面のスーパインポーズ画面例の説明図で
ある。

【符号の説明】

１０ 親機 １３ カラオケプレーヤ １５ 制御装置 １５ａ 変換テーブル ２０ 子機 ２１ 曲番号入力キー ２２ 端末機 ２３ ディスプレイ ３１ 表示用ＩＣ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 親機と、複数の子機を有するカラオケ装
   置において、子機より入力される曲番号に対応する曲名
   を子機内部の表示部に表示するために前記曲番号を曲名
   に変換する変換部を備えたことを特徴とするカラオケ装
   置。
2. 【請求項２】 請求項１記載のカラオケ装置において、
   前記親機に曲番号を曲名に変換する変換部を備えると共
   に、前記子機に親機から返送される曲番号に対応する曲
   名のデータを記憶する記憶部を備え、記憶した曲名のリ
   クエストに対しては親機とのアクセスなしに子機の表示
   部に表示することを特徴とするカラオケ装置。