JPH0531338Y2 - - Google Patents

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JPH0531338Y2
JPH0531338Y2 JP4901887U JP4901887U JPH0531338Y2 JP H0531338 Y2 JPH0531338 Y2 JP H0531338Y2 JP 4901887 U JP4901887 U JP 4901887U JP 4901887 U JP4901887 U JP 4901887U JP H0531338 Y2 JPH0531338 Y2 JP H0531338Y2
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valve
movable arm
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valve opening
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両の荷台、ステツプ等の車体に搭
載され、例えば水道本管、ガス本管等の管路に配
設される弁の開閉に用いられる弁開閉装置に関す
る。
[従来の技術] 道路下の地中に埋設される水道本管、ガス本管
等は、マンホール内に配置される弁の開閉によ
り、その管路の開閉が行われ、これにより上下水
またはガスの流量調整が行われる。
従来、この種の弁の開閉操作には、例えば第1
8図に示す弁開閉用工具が用いられていた。第1
8図において、10は道路下に埋設される上水道
管、11はマンホール、12は弁、13は弁12
の開閉操作を行うための栓である。弁開閉用工具
15は全体T字形状をなし、操作ハンドル16の
略中央に作動軸17を結合して形成される。作動
軸17の下端部には、全体略角柱形状の操作ヘツ
ド18が一体結合され、該操作ヘツド18は栓1
3に挿着可能とされる。
弁12の開閉は、先ずマンホール11の蓋を開
けた状態で弁開閉用工具15の操作ヘツド18を
栓13に挿着し、次いで2〜3人の作業員が操作
ハンドル16を矢印A方向に回転させて栓13の
開閉を行うこととしていた。この結果、水道管1
0の弁12の開閉操作が可能となり、管路の開閉
および上水の流量調整が行えることとなる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の弁開閉用工具15に
あつては、2〜3人の作業員で操作ハンドル16
を回転操作しなければならず、該作業はかなりの
重労働とされた。
このため、従来例えば特許第93091号(特公昭
6−2452号)に記載される弁開閉装置が提案され
ている。この装置は、自動車のステツプ等に支持
され、下端部に操作ヘツドを備えた作動軸を自動
車のエンジンにより回転駆動するようにしてい
る。本装置によれば、人力を介して弁の開閉操作
を行うことがないので、作業員の労働条件を改善
できる他、作業員の数も削減することができる。
しかしながら、この装置によれば作動軸と弁の栓
とを鉛直方向に対応位置決めしなければならず、
この位置決め作業は自動車を微妙に移動して行わ
なければならないので熟練を要するものとされ
た。したがつて、現在この種の弁開閉装置はあま
り用いられていない。
さらに最近では、自動車の荷台に積載される弁
開閉装置が提案されている。この装置は、荷台に
固定される小型エンジンと荷台から降ろされマン
ホール上に仮設される回転操作部とから構成され
る。回転操作部には、マンホール上に設置した状
態で、マンホール内に垂下される作動軸が回転可
能に支持される。該作動軸の下端部には、弁の栓
に係着される操作ヘツドが備えられる。作動軸の
上端部には、エンジンの出力軸に連結される可撓
軸が連結される。この結果、エンジンの回転力が
可撓軸を介して作動軸に伝達され、操作ヘツドに
より弁の開閉操作を行うことができる。しかしな
がら、この装置は、弁の開閉操作の度に荷台から
回転操作部を降ろしてマンホール上に仮設しなけ
ればならず、作業性が悪いものとされた。また可
撓軸の連結作業も面倒とされた。
本考案は、弁開閉装置を車両から揚げ降ろしす
ることなく、弁の開閉操作を行う操作ヘツドと弁
の栓とを軽作業により容易に位置決めすることを
可能とし、かつ人手を介することなく弁の開閉を
自動的に行うことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係る弁開
閉装置は、車体に固定される基台と、基台に対し
スライド自在とされ、先端部を車体外方へ進退動
可能とするとともに、基台に対し先端部を旋回自
在に支持する移動アームと、車体外方の所定位置
にスライドされ、かつ所定の旋回角度位置に移動
された移動アームの先端部を固定位置決めする手
段と、移動アームの先端部に鉛直方向で配設さ
れ、該移動アームに対し昇降可能でかつ回転可能
に支持される作動軸と、移動アームに支持され、
作動軸に軸まわりの回転力を伝達する原動機と、
作動軸の下端部に配設され、車体外方の下方位置
に配置される弁の栓に対し係着されて、作動軸の
回転により弁の開閉操作を行う操作ヘツドとを備
えるようにしたものである。
[作用] 本考案によれば、車体に固定される基台に対
し、移動アームの先端部をスライドさせ、さらに
旋回移動させることが可能となり、該移動アーム
の先端部に支持される作動軸を車体外方の所定位
置に移動することができる。また、固定位置決め
する手段により、車体外方の所定位置に移動され
た作動軸を固定位置決めすることが可能となり、
作動軸に連結される操作ヘツドと弁の栓とを鉛直
方向で対応位置決めすることができる。この状態
で作動軸を移動アームに対し下降移動し、操作ヘ
ツドを弁の栓に対して係着することができる。さ
らに、この状態で移動アーム上の原動機を駆動す
ることで該駆動力が作動軸に回転力となつて伝達
され、これにより弁の開閉操作を行うことができ
る。
したがつて、従来のように弁開閉装置を例えば
車両の荷台から揚げ降ろしすることもなく、移動
アームのスライドおよび旋回、作動軸の昇降とい
う軽作業のみで操作ヘツドを弁の栓に対し対応さ
せ、係着することができ、さらに原動機の駆動力
を作動軸に伝達することで人手を介することなく
弁の開閉を自動的に行うことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る弁開閉装置を
搭載した軽自動車の平面図、第2図は弁開閉装置
の作動状態を示す側面図、第3図は弁開閉装置の
平面図、第4図は第3図の−線に沿う矢視
図、第5図は第3図の−線に沿う矢視図、第
6図は第3図の−線に沿う矢視図、第7図は
操作ヘツドを弁の栓に係着する状態を示す斜視
図、第8図は第2図の−線に沿う平面図、第
9図は第8図の−線に沿う断面図、第10図
は移動アームを車体外方へスライドさせた状態を
示す平面図、第11図は第10図の−線
に沿う断面図、第12図は第10図の−
線に沿う断面図、第13図は第12図の−
線に沿う矢視図、第14図は第10図の−
線に沿う断面図、第15図は第5図の−
線に沿う断面図、第16図は第15図の
−線に沿う断面図である。
軽自動車20に搭載される弁開閉装置21は、
第2図に示すように荷台22上に支持され、例え
ば道路23下に埋設される上水道管24の管路中
に配設される弁25を開閉するものである。弁2
5は、マンホール26内に配設され、該弁25は
栓27を有する。弁25の栓27はマンホール2
6の略中央位置に配設される(第2図参照)。
弁開閉装置21は基台29を備え、該基台29
は荷台22に溶着される支持板30にボルト結合
される。基台29には、基台29に対して車両前
後方向(矢印方向)にスライドされ、かつ矢印
θ方向に旋回移動可能な移動アーム31が支持さ
れる(第1図および第2図参照)。移動アーム3
1は、基台29に対し矢印θ方向に回転可能な回
転架台32と、回転架台32に対し矢印方向に
スライド可能に支持されるスライド架台33とか
ら構成される(第12図〜第14図参照)。円筒
形の基台29の上方周縁部にはピン挿通孔35
が、また回転架台32の周縁部にはピン挿通孔3
4が、それぞれ周方向(矢印θ方向)に沿つて所
定ピツチPをもつて穿設される(第12図〜第1
4図参照)。基台27に対し回転架台32を旋回
され、各ピン挿通孔34および35が上下に対応
位置された状態において、上下のピン挿通孔3
4,35には位置決めピン36(回転ストツパ手
段)が挿入される。位置決めピン36はチエーン
37により、支持板30上の保持部38に係着さ
れる。位置決めピン36は、基台29の周縁対向
位置にそれぞれ一本ずつ配設される。各ピン36
がそれぞれ各ピン挿通孔34,35に挿入される
と、所定の旋回位置に旋回移動された回転架台3
2を該位置に固定位置決めすることができる。
スライド架台33は、一対のチヤンネル材39
と一対の連結材40とをフレーム状に接続して形
成される(第8図及び第9図参照)。回転架台3
2の上面には一対のローラ支持部41Aおよび4
1Bが固着され、各ローラ支持部41A,41B
は対応するチヤンネル材39の内側を保持するロ
ーラ42が回転可能に支持される(第9図および
第14図参照)。これより、スライド架台33は
ローラ42に保持される状態で矢印方向にスラ
イド可能とされる。
スライド架台33のうち、一対のチヤンネル材
39の間には回転軸43が配設される。回転軸4
3は、両端部が連結材40に対して回転可能に保
持され、移動アーム31の先端部(車両後方側)
の回転軸43には回動レバー44が連結される。
回転軸43の上部に形成されるキー溝にはキー4
5が装着され、回転架台32の略中央の回転軸4
3まわりには間にキー44を介装する状態で偏心
軸46が外装される(第12図および第13図参
照)。偏心軸46のX方向両端部には、回転架台
32の上面に固着される位置決め体47が配設さ
れる。位置決め体47は、偏心軸46を回転架台
32の略中央に位置決め可能とし、該偏心軸46
に対しては回転軸43が矢印X方向にスライド可
能とされる。すなわち、スライド架台33は、回
転軸43に装着されるキー45が軸43の上端部
位置に回転軸された状態(第12図実線に示す状
態)で矢印X方向にスライド可能とされる。
偏心軸46を中心とする回転架台32の両側部
にはそれぞれ固定軸48を中心に矢印B方向に揺
動可能な揺動片49Aおよび49Bが配設され
る。揺動片49Aおよび49Bを支持する固定軸
48は、回転架台32の上面にボルト結合される
軸支持体50に固定される(第13図参照)。各
揺動片49A,49Bの先端部にはチヤンネル材
39の内側に当接可能な当接ストツパ51(スラ
イドストツパ手段)が装着され、さらに各揺動片
49A,49Bと回転架台32との間には、当接
ストツパ51を常時チヤンネル材39に対する離
隔方向に付勢する圧縮スプリング52が介装され
る(第12図参照)。所定のスライド位置にスラ
イドされるスライド架台33は、回動レバー44
を回動操作することで該スライド位置に固定位置
決めされる。すなわち、回動レバー44が第5図
に示す倒立位置から矢印方向に回動されると回転
軸43が回転される。これにより回転軸43に装
着されるキー45が上端部位置から回動され、偏
心軸46が2点鎖線に示す状態となる(第12図
参照)。これにより各揺動片49A,49Bの基
端部が偏心軸46に押動される状態で揺動され、
各揺動片49A,49Bの先端部に装着される当
接ストツパ51がチヤンネル材39に当接されて
スライド架台33に固定する(第12図2点鎖線
参照)。
上記のような構成に係る移動アーム31は、弁
開閉装置21の荷台22に対する格納状態で車体
前方(矢印C方向)へスライドされ(第8図およ
び第9図参照)、この状態でスライド架台33の
基端部は、保持フレーム53に保持される。保持
フレーム53は、荷台22の車両前方側に固定さ
れ、スライド移動されるスライド架台33を衝合
保持可能とする。保持フレーム53およびこれに
衝合されるスライド架台33の連結材40には、
前記回転架台32および基台29と同様にピン挿
通孔が形成され、両ピン挿通孔はスライド架台3
3が格納位置(第8図および第9図に示す位置)
にある状態で上下に対応する。この状態で両ピン
挿通孔には位置決めピン54が挿入され、移動ア
ーム31を格納位置に位置決めすることができ
る。なお位置決めピン54はチエーン55により
保持フレーム53に係着される。
こうして形成される移動アーム31の先端部
を、荷台22後方の車体外方位置(第10図およ
び第11図に示す位置にスライドさせる場合に
は、位置決めピン54を各ピン挿通孔から抜き、
次いでスライド架台33を基板29に対してスラ
イドさせて行う。さらに先端部が車体外方にスラ
イドされた移動アーム31は、前述した状態で基
台29に対する回転架台32の回転により矢印θ
方向に旋回移動可能となる(第10図参照)。移
動アーム31のスライドおよび旋回移動は、作業
者がスライド架台33の先端部に取着される取手
56を把持する状態で行う。
弁開閉装置21は、スライド架台33の基端部
上面に、小型ガソリンエンジン57を固着してな
る(第3図〜第6図参照)。エンジン57の出力
軸58は、スライド架台33の上面に支持される
トルクリミツタ59に連結され、さらにトルクリ
ミツタ59には、スライド架台33に固着される
第1ギヤボツクス60が連結される。またスライ
ド架台33の先端部には、第2ギヤボツクス61
が支持される。第1ギヤボツクス60と第2ギヤ
ボツクス61の間には、軸線をスライド架台33
の長手方向と略平行配置してなる可撓軸62が介
装される。
トルクリミツタ59は、許容範囲内の従動トル
クを第1ギヤボツクス60側へ伝達可能とする。
第1ギヤボツクス60は、エンジン57の出力軸
58から伝達される回転力を所定のギヤ比をもつ
て従動側、すなわち可撓軸62側へ伝達可能とす
る。第1ギヤボツクス60には可撓軸62を高速
または低速回転に切換える各ギヤおよび可撓軸6
2を正転または逆転可能に切換える各ギヤが内蔵
され、さらに第1ギヤボツクス60の上部には、
高速−低速切換レバー63および正転−逆転切換
レバー64が備えられる(第3図〜第5図参照)。
被覆カバーに被覆される可撓軸62の従動側に
は、第2ギヤボツクス61内に配設されるウオー
ム軸65が連結される(第15図及び第16図参
照)。ウオーム軸65の移動アーム31の先端側
には手動ハンドル66が装着される。
第2ギヤボツクス61の上部中心位置には、筒
孔67が穿設され、該筒孔67には筒状の回転体
68が矢印D方向に回転可能に支持される。第2
ギヤボツクス61内に挿入される回転体68の外
周部には、ウオーム軸65の歯車部に噛合う平歯
車69が装着される。この結果、可撓軸62のウ
オーム軸65に伝達される回転力が平歯車69を
介して回転体68に伝達され、回転体68が矢印
D方向に正逆回転可能となる。筒状の回転体68
の中心部には軸線を矢印Z方向に配置してなる作
動軸70が内装保持される。内装保持される作動
軸70は角柱形状とされ、作動軸70の一外周面
部には上下方向に延設されるラツク71が形成さ
れる。回転体68の上面には保持体72が支持さ
れ、該保持体72には昇降ギヤボツクス73が保
持される(第15図及び第16図参照)。また、
回転体68の上部周縁の第2ギヤボツクス61上
には、該第2ギヤボツクス61に固着される状態
で被覆カバー74が備えられる。昇降ギヤボツク
ス73の内部には、ラツク71と噛合う第1歯車
75、第1歯車75と噛合う第2歯車76、第2
歯車76と噛合ウオーム歯車77が配設される。
ウオーム歯車77にはハンドル装着部78は連結
され、該ハンドル装着部78には、ハンドル79
が矢印E方向に示す状態で装着可能とされる(第
15図参照)。ハンドル79は、被覆カバー74
の外周縁に形成される長孔80を挿通する状態で
被覆カバー74の外側から装着される。ハンドル
装着部78に装着されるハンドル79を矢印F方
向に回転すると該回転力がウオーム歯車77→第
2歯車76→第1歯車75へと伝達され、これに
より作動軸70が回転体68に対して矢印Z方向
に昇降可能となる。なお、第15図において、8
1は回転体68の内周部に保持されるブツシユ、
82は回転体68に軸支される従動ギヤである。
こうして、移動アーム31の先端側に支持され
る作動軸70は、移動アーム31に対して昇降可
能とされ、かつエンジン57の駆動および各切換
レバー63、64の切換操作により、正転高速、
逆転高速、正転低速、逆転低速の各モードで回転
可能とされる。第2ギヤボツクス61には、前記
高速−低速切換レバー63と連結ロツド83を介
して連結される第1従動切換レバー84が支持さ
れる。また、第2ギヤボツクス61には、前記正
転−逆転切換レバー64と連結ロツド85を介し
て連結される第2従動切換レバー86が支持され
る(第3図〜第5図参照)。すなわち、第1およ
び第2の各従動切換レバー84,86は、移動ア
ーム31の先端側で第1ギヤボツクス60に備え
られる各対応する切換レバー63,64を切換操
作可能とするものである。また、第2ギヤボツク
ス61にはエンジン57のアクセルレバー87が
支持される(第6図参照)。
作動軸70の下端部には、ユニバーサルジヨイ
ント88が備えられ、該ユニバーサルジヨイント
88には操作ヘツド89がボルトおよびナツトを
用いて固着される(第4図参照)。
次に上記構成に係る弁開閉装置21を用いて上
水道管24の弁25を開閉操作する順序を説明す
る。
先ず、軽自動車20を第2図に示すように、車
両後方にマンホール26が位置するように駐車す
る。続いて移動アーム31の先端部が蓋を開いた
状態のマンホール26の上方に位置するようにス
ライド架台33を車体外方に前進移動する。さら
に基台29に対し回転架台32を回転させなが
ら、移動アーム31の先端部を矢印θ方向に旋回
する。移動アーム31のスライドおよび旋回移動
は、取手56を把持する状態で行う。こうして、
移動アーム31の先端部を基台29に対して移動
させ、アーム31に支持される作動軸70と弁2
5の栓27とが鉛直方向で対応されるよう位置決
め作業を行う。作動軸70の位置決めが完了され
ると、回動レバー44の回動操作によりスライド
架台33が固定され、さらに位置決めピン36を
第14図に示すように各ピン挿通孔34,35に
挿通することで回転架台32が所定の旋回位置に
固定位置決めされる。
次に、第4図に示すようにユニバーサルジヨイ
ント88に固着される操作ヘツド89を取外し、
該ユニバーサルジヨイント88に中間軸90を固
着する(第5図参照)。また中間軸90の先端部
に操作ヘツド89を固着する。ユニバーサルジヨ
イント88に対する中間軸90の固着および中間
軸90に対する操作ヘツド89の固着は、ボルト
およびナツトを用いて行われる。
次に、ハンドル装着部78にハンドル79を装
着し、該ハンドル79を回転操作して第7図に示
すように、操作ヘツド89に形成された角穴28
が栓27に装着されるように作動軸70を下降す
る。この際角穴28と角柱状の栓27とが対応す
るように手動ハンドル66が回動操作される。
栓27に角穴28が挿着されると、次にエンジ
ン57が駆動される。エンジン57の駆動により
作動軸70が回転されると、操作ヘツド89によ
り栓27を矢印D方向に回転操作することが可能
となり、これにより弁25の間閉を行うことがで
きる。この際、操作ヘツド89は、各レバー8
4,86の切換操作により、正転高速、逆転高
速、正転低速、逆転低速の各モードで回転可能と
なる。また、作動軸70を回転する際、ハンドル
79はハンドル装着部78から取外される。
弁25の開閉作業が終了すると作動軸70が再
びハンドル装着部78に装着されるハンドル79
の操作により上昇され、続いてユニバーサルジヨ
イント88から中間軸90が取外される。さら
に、第1図および第2図に示すようにスライド架
台33を車体内方へ後退移動させて移動アーム3
1を荷台22上に格納する。
次に上記実施例の作用を説明する。
上記実施例によれば、荷台22に固定される基
台29に対し、移動アーム31の先端部をスライ
ドさせ、さらに旋回移動することが可能となり、
該アーム31の先端部に支持される作動軸70を
車体外方の所定位置(弁25の栓27の上方対応
位置)に対応移動することができる。また、回動
レバー44を回動操作し、さらに各ピン挿通孔3
4,35に位置決めピン36を挿通して移動アー
ム31を該位置に固定位置決めすることができ
る。さらに、位置決めされた作動軸70を下降移
動して操作ヘツド89を栓27に係着し、エンジ
ン57の駆動により操作ヘツド89を回転するこ
とで弁25の開閉を行うことができる。
したがつて、従来のように弁開閉装置を車両の
荷台から揚げ降ろしする必要もなく、移動アーム
31のスライドおよび旋回、作動軸70の昇降と
いう軽作業のみで操作ヘツド89を弁25の栓2
7に対応させ、係着することができ、さらにエン
ジン57の駆動力を作動軸70に伝達することで
人手を介することなく弁25の開閉を自動的に行
うことができる。
また、上記実施例に係る弁開閉装置21は、荷
台22に格納された状態で大きなスペースをとる
ことがなく、軽自動車20の荷台22上において
余剰スペースをとることができる(第1図参照)。
したがつて、該余剰スペースは、工具、工作台、
管等を載置するスペースとして利用することがで
きる。
さらに、弁開閉装置21は軽自動車20に搭載
できるので、例えば、車重規制のある道幅の狭い
道路、路地裏等に配設されるマンホール内の弁開
閉に用いることができる。この点従来、この種の
場所において第18図に示す弁開閉用工具を用い
ていたのに比べ大きく異なる。
またエンジン57のアクセルレバー87、各切
換レバー84,86は、移動アーム31の先端部
に配設され、これら各レバー84,86,87の
操作を作業者がマンホール26内部の弁開閉状態
を視認しながら行うことができ、弁開閉作業の安
全性が図られる。
また、弁開閉装置21は、あらゆる車種の荷台
上に設置可能とされ、専用車両を用いることな
く、汎用車両に搭載することができる。
さらに、操作ヘツド89は、ユニバーサルジヨ
イント88に着脱自在とされ、弁の栓の種類に応
じて様々な種類の操作ヘツドをユニバーサルジヨ
イント88に連結することであらゆる弁の開閉作
業に対応することができる。
また、上記実施例によれば、エンジン57の出
力軸58の軸線に対し、交差状態で配設される作
動軸70に、ウオーム機構により回転力を伝達す
ることができる。したがつて、車体外方側に移動
された作動軸70に対し荷台22側に支持される
エンジン57の回転力を安定して伝達することが
できる。
第17図は本考案の他の実施例に係る弁開閉操
作を示す側面図である。この弁開閉装置91は、
移動アーム31上にバツテリー92、バツテリー
92により駆動可能なモータ93を支持部材して
なる。モータ93の出力軸94には移動アーム3
1上に支持される第1ギヤボツクス59が連結さ
れ、さらに移動アーム31の先端側には第2ギヤ
ボツクス61が支持される。また、第1ギヤボツ
クス59と第2ギヤボツクス61との間には伝動
軸95が介装され、該伝動軸95によりモータ9
3の駆動力が第1ギヤボツクス59から第2ギヤ
ボツクス61へと伝動可能とされる。移動アーム
31の先端側には、モータ93の駆動および第1
ギヤボツクス59内のギヤ切換を行うリモコンス
イツチ96が備えられ、該スイツチ96の操作に
より操作ヘツド89の回転調整を行うようにして
いる。その他の構成および作用は前記実施例と同
様である。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、従来のように
弁開閉装置を例えば車両の荷台から揚げ降ろしす
ることもなく、移動アームのスライドおよび旋
回、作動軸の昇降という軽作業のみで操作ヘツド
を弁の栓に対し対応させ、係着することができ、
さらに原動機の駆動力を作動軸に伝達することで
人手を介することなく弁の開閉を自動的に行うこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る弁開閉装置を
搭載した軽自動車の平面図、第2図は弁開閉装置
の作動状態を示す側面図、第3図は弁開閉装置の
平面図、第4図は第3図の−線に沿う矢視
図、第5図は第3図の−線に沿う矢視図、第
6図は第3図の−線に沿う矢視図、第7図は
操作ヘツドを弁の栓に係着する状態を示す斜視
図、第8図は第2図の−線に沿う平面図、第
9図は第8図の−線に沿う断面図、第10図
は移動アームを車体外方へスライドさせた状態を
示す平面図、第11図は第10図の−線
に沿う断面図、第2図は第10図の−
線に沿う断面図、第13図は第12図の−
線に沿う矢視図、第14図は第10図の−
線に沿う断面図、第15図は第5図の−
線に沿う断面図、第16図は第15図の
−線に沿う断面図、第17図は本考案の他の
実施例に係る弁開閉装置を示す側面図、第18図
は従来の弁開閉用工具により弁開閉を行う状態を
示す正面図である。 20……軽自動車、21,91……弁開閉装
置、22……荷台(車体)、25……弁、27…
…栓、29……基台、31……移動アーム、32
……回転架台、33……スライド架台、36……
位置決めピン(固定位置決め手段)、51……当
接ストツパ(固定位置決め手段)57……エンジ
ン(原動機)、70……作動軸、89……操作ヘ
ツド、93……モータ(原動機)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体に固定される基台と、 基台に対しスライド自在とされ、先端部を車
    体外方へ進退動可能とするとともに、基台に対
    し先端部を旋回自在に支持する移動アームと、 車体外方の所定位置にスライドされ、かつ所
    定の旋回角度位置に移動された移動アームの先
    端部を固定位置決めする手段と、 移動アームの先端部に鉛直方向で配設され、
    該移動アームに対し昇降可能でかつ回転可能に
    支持される作動軸と、 移動アームに支持され、作動軸に軸まわりの
    回転力を伝達する原動機と、 作動軸の下端部に配設され、車体外方の下方
    位置に配置される弁の栓に対し係着されて、作
    動軸の回転により弁の開閉操作を行う操作ヘツ
    ドと、 を備えてなる弁開閉装置。 (2) 原動機はガソリンエンジンとされ、軸線方向
    を移動アームのスライド方向と同一方向に配置
    してなるエンジン出力軸の回転力を、ウオーム
    機構を介して作動軸に伝達する実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の弁開閉装置。 (3) 移動アームは、基台に対し旋回可能に支持さ
    れる回転架台と、該回転架台に対しスライド可
    能に支持されるスライド架台により構成される
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の弁開閉
    装置。 (4) 移動アームの先端部を固定位置決めする手段
    が、基台に対し所定の旋回角度位置に旋回移動
    された回転架台を、基台に対し固定位置決めす
    るストツパ手段と、回転架台に対し所定のスラ
    イド位置にスライド移動されたスライド架台
    を、回転架台に対し固定位置決めするストツパ
    手段とにより構成される実用新案登録請求の範
    囲第3項に記載の弁開閉装置。
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