JPH0531301Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0531301Y2 JPH0531301Y2 JP15142789U JP15142789U JPH0531301Y2 JP H0531301 Y2 JPH0531301 Y2 JP H0531301Y2 JP 15142789 U JP15142789 U JP 15142789U JP 15142789 U JP15142789 U JP 15142789U JP H0531301 Y2 JPH0531301 Y2 JP H0531301Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- brake member
- clutch body
- circumferential wall
- side clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、例えば空気調整機のダンパ開閉など
に使用されるクラツチ付き駆動装置に関する。
に使用されるクラツチ付き駆動装置に関する。
[従来の技術]
この種のクラツチ付き駆動装置として、従来よ
り第4図に示すようなものがある。
り第4図に示すようなものがある。
これは、本体1Aおよび上蓋1Bからなるケー
シング1の底部にモータ2が配置され、このモー
タ2の回転子3の回転が逆回転ストツパ4を備
え、ソレノイド5によつて断接されるクラツチ2
0及び一連の減速ギヤ群6……を介して出力軸7
に伝達されるように構成されているものである。
シング1の底部にモータ2が配置され、このモー
タ2の回転子3の回転が逆回転ストツパ4を備
え、ソレノイド5によつて断接されるクラツチ2
0及び一連の減速ギヤ群6……を介して出力軸7
に伝達されるように構成されているものである。
このクラツチ20は、第5図に示すようにモー
タ回転子3と噛合する大径のギヤ部21Aを備え
た入力側クラツチ体21と、この入力側クラツチ
体21に同軸に対向配置され、初段の減速ギヤ6
と噛合するギヤ部22Aを備えた小径の出力側ク
ラツチ体22とから構成され、両者の対向面に
は、互いに噛合しうるクラツチ歯21B,22B
がそれぞれ形成されている。
タ回転子3と噛合する大径のギヤ部21Aを備え
た入力側クラツチ体21と、この入力側クラツチ
体21に同軸に対向配置され、初段の減速ギヤ6
と噛合するギヤ部22Aを備えた小径の出力側ク
ラツチ体22とから構成され、両者の対向面に
は、互いに噛合しうるクラツチ歯21B,22B
がそれぞれ形成されている。
入力側クラツチ体21はケーシング1Aに直立
した軸23に回転自在に挿通される一方、出力側
クラツチ体22は同じ軸23に回転自在かつ軸方
向移動可能に支持され、これらの間にはスプリン
グ24が介装されて互いに離間する方向に付勢さ
れている。また、出力側クラツチ体22の上端は
クラツチ離接用ソレノイド5の可動体5Aに当接
しており、この可動体5Aがソレノイド5の磁力
で下方に吸い付けられると、それに押されて各ク
ラツチ歯21B,22Bが噛み合うようになつて
いる。
した軸23に回転自在に挿通される一方、出力側
クラツチ体22は同じ軸23に回転自在かつ軸方
向移動可能に支持され、これらの間にはスプリン
グ24が介装されて互いに離間する方向に付勢さ
れている。また、出力側クラツチ体22の上端は
クラツチ離接用ソレノイド5の可動体5Aに当接
しており、この可動体5Aがソレノイド5の磁力
で下方に吸い付けられると、それに押されて各ク
ラツチ歯21B,22Bが噛み合うようになつて
いる。
また、入力側クラツチ体21のギヤ部21Aの
上面には、減速ギヤ6と干渉しない位置に、軸2
3と同心な円筒形の円周壁部25が一体形成され
ている。この円周壁部25の内側には、その内面
に沿う円弧状のブレーキ部材26が円周壁部25
の周方向に摺動可能に配置されている。
上面には、減速ギヤ6と干渉しない位置に、軸2
3と同心な円筒形の円周壁部25が一体形成され
ている。この円周壁部25の内側には、その内面
に沿う円弧状のブレーキ部材26が円周壁部25
の周方向に摺動可能に配置されている。
このブレーキ部材26と出力側クラツチ体22
の対向面には第6図に示すように、相互に対峙し
た、上下方向に形成された溝27と突起28によ
る係止部が設けられており、ブレーキ部材26と
出力側クラツチ体22の周方向の相対移動を阻止
する構造となつている。また、ケーシング1Aに
はブレーキ部材26の抜け落ちを防止するため突
起14が設けられている。
の対向面には第6図に示すように、相互に対峙し
た、上下方向に形成された溝27と突起28によ
る係止部が設けられており、ブレーキ部材26と
出力側クラツチ体22の周方向の相対移動を阻止
する構造となつている。また、ケーシング1Aに
はブレーキ部材26の抜け落ちを防止するため突
起14が設けられている。
一方前記出力軸7には、ケーシング1内におい
てモータ2への通電を断接するスイツチ機構8が
付設されており、このスイツチ機構8は、出力軸
7に固定されたカム板9と、このカム板9の回転
で離接される二つの接点10から構成され、出力
軸7が所定の回転角度に達すると接点10間が
OFFになる。
てモータ2への通電を断接するスイツチ機構8が
付設されており、このスイツチ機構8は、出力軸
7に固定されたカム板9と、このカム板9の回転
で離接される二つの接点10から構成され、出力
軸7が所定の回転角度に達すると接点10間が
OFFになる。
出力軸7にはまた、ケーシング1外においてプ
ーリ11が固定され、その外周にはワイヤ12の
一端が固定されるとともに、プーリ11を引き戻
すスプリング13が連結されている。
ーリ11が固定され、その外周にはワイヤ12の
一端が固定されるとともに、プーリ11を引き戻
すスプリング13が連結されている。
さて、この装置を例えば空調装置のダンパ開閉
に使用する場合には、前記ワイヤ12の先端をダ
ンパの操作端に連結する。そして電源をONにす
るとソレノイド5が通電されてクラツチ20を接
続するとともに、モータ回転子3の回転がクラツ
チ20および減速用ギヤ群6……を経て出力軸7
に伝わる。このため、プーリ11がスプリング1
3の力に抗つてワイヤ12を巻き上げ、ダンパを
開き始める。やがてダンパが全開すると、カム板
9が両接点10を離間させてモータ2への通電を
停止する一方、ソレノイド5への通電は継続され
るから、出力軸7はクラツチ20を介して逆回転
ストツパ4の作用で固定され、ダンパは全開状態
のまま保持される。
に使用する場合には、前記ワイヤ12の先端をダ
ンパの操作端に連結する。そして電源をONにす
るとソレノイド5が通電されてクラツチ20を接
続するとともに、モータ回転子3の回転がクラツ
チ20および減速用ギヤ群6……を経て出力軸7
に伝わる。このため、プーリ11がスプリング1
3の力に抗つてワイヤ12を巻き上げ、ダンパを
開き始める。やがてダンパが全開すると、カム板
9が両接点10を離間させてモータ2への通電を
停止する一方、ソレノイド5への通電は継続され
るから、出力軸7はクラツチ20を介して逆回転
ストツパ4の作用で固定され、ダンパは全開状態
のまま保持される。
次に電源をOFFにしソレノイド5への通電が
停止されると、クラツチ20内のスプリング24
の働きで入力側クラツチ体21と出力側クラツチ
体22の噛合が解かれるため、負荷荷重及びスプ
リング13によつて出力軸7が空転してプーリ1
1は元の位置に戻り、ダンパが閉じる。
停止されると、クラツチ20内のスプリング24
の働きで入力側クラツチ体21と出力側クラツチ
体22の噛合が解かれるため、負荷荷重及びスプ
リング13によつて出力軸7が空転してプーリ1
1は元の位置に戻り、ダンパが閉じる。
この際、出力軸7の空転により出力側クラツチ
体22が回転し始めると、これに係止されたブレ
ーキ部材26も回転を始め、遠心力により径方向
外方に広がり、入力側クラツチ体21の円周壁部
25に圧接する。こうしてブレーキ部材26は出
力側クラツチ体22の回転速度に応じた摩擦力を
受け出力側クラツチ体22の回転速度が抑制され
るから、減速ギヤ6……を介して出力軸7の急激
な空転を防ぐことができる。
体22が回転し始めると、これに係止されたブレ
ーキ部材26も回転を始め、遠心力により径方向
外方に広がり、入力側クラツチ体21の円周壁部
25に圧接する。こうしてブレーキ部材26は出
力側クラツチ体22の回転速度に応じた摩擦力を
受け出力側クラツチ体22の回転速度が抑制され
るから、減速ギヤ6……を介して出力軸7の急激
な空転を防ぐことができる。
このように、この装置では、電源のON・OFF
により、ダンパ等の負荷の位置切換を行なうこと
ができる。また、負荷の復帰の際に生じる騒音や
振動を格段に軽減できるとともに、減速ギヤ6…
…にかかる瞬間的な高荷重を軽減してこれらの損
耗を防ぎ、寿命延長を図ることが可能である。
により、ダンパ等の負荷の位置切換を行なうこと
ができる。また、負荷の復帰の際に生じる騒音や
振動を格段に軽減できるとともに、減速ギヤ6…
…にかかる瞬間的な高荷重を軽減してこれらの損
耗を防ぎ、寿命延長を図ることが可能である。
[考案が解決しようとする課題]
ところが上記装置では、前記ブレーキ部材26
はその空転方向後方でのみ係止されているため、
クラツチを切つた際にこのブレーキ部材26の空
転方向前方部が軸方向へ突出し、減速ギヤ6及び
ケーシング1Aの突起14に接触してしまうとい
う欠点があつた。
はその空転方向後方でのみ係止されているため、
クラツチを切つた際にこのブレーキ部材26の空
転方向前方部が軸方向へ突出し、減速ギヤ6及び
ケーシング1Aの突起14に接触してしまうとい
う欠点があつた。
特に減速ギヤ6のギヤ歯面にブレーキ部材26
が接触すると、両者は互いに逆方向に回転してい
るため、回転途中で急停止してしまうおそれがあ
つた。
が接触すると、両者は互いに逆方向に回転してい
るため、回転途中で急停止してしまうおそれがあ
つた。
[課題を解決するための手段]
本考案は上記課題を解決するためになされたも
ので、前記円周壁部に被着され、前記ブレーキ部
材の固定軸方向への変位を阻止する遮蔽部材を設
けた構成となつている。
ので、前記円周壁部に被着され、前記ブレーキ部
材の固定軸方向への変位を阻止する遮蔽部材を設
けた構成となつている。
[作用]
本考案に係わるクラツチ付き駆動装置では、前
記円周壁部に設けられた遮蔽部材により、前記ブ
レーキ部材の軸方向への動作が制限されるため、
このブレーキ部材の突出による減速ギヤ及びケー
シング突起への接触を防止できる。
記円周壁部に設けられた遮蔽部材により、前記ブ
レーキ部材の軸方向への動作が制限されるため、
このブレーキ部材の突出による減速ギヤ及びケー
シング突起への接触を防止できる。
[実施例]
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す、
クラツチ付き駆動装置の縦断面図及びこの装置の
クラツチ部分の縦断面図であり、前述の第4図及
び第5図と同じ部分には同符号を付して説明を省
略する。
クラツチ付き駆動装置の縦断面図及びこの装置の
クラツチ部分の縦断面図であり、前述の第4図及
び第5図と同じ部分には同符号を付して説明を省
略する。
第1図において、クラツチ体20は第2図に示
すように、モータ回転子3と噛合するギヤ部21
Aを備えた入力側クラツチ体21と、減速ギヤ6
と噛合するギヤ部22Aを備えた出力側クラツチ
体22とで構成される。両クラツチ体は固定軸2
3に回転自在かつ軸方向に移動可能に取り付けら
れており、この間にはスプリング24が介装され
ていて互いに離間される方向に付勢されている。
また両クラツチ体の対向する面には互いに噛合す
るクラツチ歯21B,22Bが設けられている。
すように、モータ回転子3と噛合するギヤ部21
Aを備えた入力側クラツチ体21と、減速ギヤ6
と噛合するギヤ部22Aを備えた出力側クラツチ
体22とで構成される。両クラツチ体は固定軸2
3に回転自在かつ軸方向に移動可能に取り付けら
れており、この間にはスプリング24が介装され
ていて互いに離間される方向に付勢されている。
また両クラツチ体の対向する面には互いに噛合す
るクラツチ歯21B,22Bが設けられている。
さらに入力側クラツチ体21には固定軸23に
同心に円周壁部25が、減速ギヤ6に干渉しない
位置に一体形成されている。この円周壁部25の
内側には周方向に摺動可能なブレーキ部材26が
円弧状に配置されており、このブレーキ部材26
と出力側クラツチ体22は、互いに対向する面に
設けられた、軸方向に形成された溝27と突起2
8によつて周方向の相対移動が不可能なように係
止されている。
同心に円周壁部25が、減速ギヤ6に干渉しない
位置に一体形成されている。この円周壁部25の
内側には周方向に摺動可能なブレーキ部材26が
円弧状に配置されており、このブレーキ部材26
と出力側クラツチ体22は、互いに対向する面に
設けられた、軸方向に形成された溝27と突起2
8によつて周方向の相対移動が不可能なように係
止されている。
そして前記円周壁部25の外壁部に沿つて、中
空円板状の天板部とその外縁部から垂下した円筒
状の側壁部とが一体に成形された形状を有するワ
ツシャ29(遮蔽部材)が、クラツチの離接によ
る出力側クラツチ体22の動作や減速ギヤ6に干
渉しないように嵌装されている。このワツシャ2
9は、金属、プラスチツク等、減速ギヤ6及びケ
ーシングの突起14との接触による摩擦抵抗が少
ない材質より成形される。
空円板状の天板部とその外縁部から垂下した円筒
状の側壁部とが一体に成形された形状を有するワ
ツシャ29(遮蔽部材)が、クラツチの離接によ
る出力側クラツチ体22の動作や減速ギヤ6に干
渉しないように嵌装されている。このワツシャ2
9は、金属、プラスチツク等、減速ギヤ6及びケ
ーシングの突起14との接触による摩擦抵抗が少
ない材質より成形される。
上記構成からなるクラツチ付き駆動装置によれ
ば、ブレーキ部材26が突出して減速ギヤ6およ
びケーシングの突起14に接触することがワツシ
ャ29によつて防がれる。特にブレーキ部材26
と減速ギヤ6は逆方向に回転しているため、減速
ギヤ6のギヤ歯面にブレーキ部材26が接触する
と回転途中で減速ギヤ6が急停止してしまうが、
ワツシャ29を設置することによつてこれを防ぐ
ことができ、急停止の際の瞬間的な高荷重による
減速ギヤ6の破損、損耗を未然に防止することが
できる。
ば、ブレーキ部材26が突出して減速ギヤ6およ
びケーシングの突起14に接触することがワツシ
ャ29によつて防がれる。特にブレーキ部材26
と減速ギヤ6は逆方向に回転しているため、減速
ギヤ6のギヤ歯面にブレーキ部材26が接触する
と回転途中で減速ギヤ6が急停止してしまうが、
ワツシャ29を設置することによつてこれを防ぐ
ことができ、急停止の際の瞬間的な高荷重による
減速ギヤ6の破損、損耗を未然に防止することが
できる。
また、ワツシャ29の設置によりブレーキ部材
26の抜け落ちが防止きるため、ケーシング1A
にブレーキ部材26の抜け落ち防止のための突起
14をもうける必要が無くなり、構造の簡略化が
図られるという利点が発生する。
26の抜け落ちが防止きるため、ケーシング1A
にブレーキ部材26の抜け落ち防止のための突起
14をもうける必要が無くなり、構造の簡略化が
図られるという利点が発生する。
さらにこの例ではワツシャ29は入力側クラツ
チ体21の円周壁部25に環装する構造であるた
めに、円周壁部25と減速ギヤ6との間に適当な
間隙があれば他の部品に加工を施すことなく、容
易に取り付けられる。
チ体21の円周壁部25に環装する構造であるた
めに、円周壁部25と減速ギヤ6との間に適当な
間隙があれば他の部品に加工を施すことなく、容
易に取り付けられる。
第3図は、本考案の他の実施例を示したもので
ある。この例では、出力側クラツチ体22の離接
動作に干渉しない中空円板状のワツシャ29(遮
蔽部材)が、入力側クラツチ体21に形成された
円周壁部25の壁頂部に固着されている。
ある。この例では、出力側クラツチ体22の離接
動作に干渉しない中空円板状のワツシャ29(遮
蔽部材)が、入力側クラツチ体21に形成された
円周壁部25の壁頂部に固着されている。
この例によれば、前記ブレーキ部材26の突出
は円周壁部25に固着されたワツシャ29によつ
て防止され、前記実施例と同様の効果が得られ
る。またこの例では、ワツシャ29は中空円板状
であるため成形が容易であり、円周壁部25と減
速ギヤ6との間で軸方向についてのみ適当な間隙
があれば取り付けが可能である。
は円周壁部25に固着されたワツシャ29によつ
て防止され、前記実施例と同様の効果が得られ
る。またこの例では、ワツシャ29は中空円板状
であるため成形が容易であり、円周壁部25と減
速ギヤ6との間で軸方向についてのみ適当な間隙
があれば取り付けが可能である。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案に係わるクラツチ
付き駆動装置では、ブレーキ部材と減速ギヤとの
間に遮蔽部材を設けることによつてブレーキ部材
の固定軸方向への変位が阻止される。このため、
このブレーキ部材が軸方向に突出して減速ギヤ及
びハウジングの突起に接触することを防ぐことが
できる。
付き駆動装置では、ブレーキ部材と減速ギヤとの
間に遮蔽部材を設けることによつてブレーキ部材
の固定軸方向への変位が阻止される。このため、
このブレーキ部材が軸方向に突出して減速ギヤ及
びハウジングの突起に接触することを防ぐことが
できる。
特に減速ギヤのギヤ歯面にブレーキ部材が接触
すると、両者は互いに逆方向に回転しているため
に回転途中で急停止してしまうおそれがあるが、
本考案によりこれを防止することができ、急停止
で発生する衝撃的高荷重による減速ギヤの破損、
損耗を防ぐことができる。
すると、両者は互いに逆方向に回転しているため
に回転途中で急停止してしまうおそれがあるが、
本考案によりこれを防止することができ、急停止
で発生する衝撃的高荷重による減速ギヤの破損、
損耗を防ぐことができる。
第1図は本考案に係わるクラツチ付き駆動装置
の縦断面図、第2図は同装置のクラツチを示す縦
断面図、第3図は本考案の他の実施例におけるク
ラツチを示す縦断面図である。又、第4図は従来
のクラツチ付き駆動装置を示す縦断面図、第5図
は及び第6図は同装置のクラツチを示す縦断面図
及び平面図である。 3……モータの回転子、5……ソレノイド、6
……減速ギヤ、20……クラツチ、21……入力
側クラツチ体、21A……入力側クラツチ歯、2
2……出力側クラツチ体、22A……出力側クラ
ツチ歯、23……固定軸、24……スプリング、
25……円周壁部、26……ブレーキ部材、29
……ワツシャ(遮蔽部材)。
の縦断面図、第2図は同装置のクラツチを示す縦
断面図、第3図は本考案の他の実施例におけるク
ラツチを示す縦断面図である。又、第4図は従来
のクラツチ付き駆動装置を示す縦断面図、第5図
は及び第6図は同装置のクラツチを示す縦断面図
及び平面図である。 3……モータの回転子、5……ソレノイド、6
……減速ギヤ、20……クラツチ、21……入力
側クラツチ体、21A……入力側クラツチ歯、2
2……出力側クラツチ体、22A……出力側クラ
ツチ歯、23……固定軸、24……スプリング、
25……円周壁部、26……ブレーキ部材、29
……ワツシャ(遮蔽部材)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 固定軸に回転自在かつ軸方向に相対移動可能に
支持された入力側クラツチ体と出力側クラツチ体
と、これらの両クラツチ体を軸方向への相対移動
させて両クラツチ体の互いの対向面に形成された
クラツチ歯の係合を離接させる離接機構と、入力
側クラツチ体の出力側クラツチとに対向する面に
軸心と同心に形成された円周壁部に周方向摺動可
能に配置された円弧状のブレーキ部材と、出力側
クラツチ体とブレーキ部材の対向面に形成されて
両者の周方向の相対移動を阻止する係止部とを備
え、 クラツチを切つた際に出力側のクラツチ体が負
荷荷重によつて空転するとその回転による遠心力
によつてブレーキ部材が径方向外方に広がつて前
記周壁部内面を圧接し、ブレーキ部材と円周壁部
とに働く摩擦力によつて空転速度を抑制し、出力
軸の急激な空転を防止するようにしたクラツチ付
き駆動装置において、 前記円周壁部に被着され、前記ブレーキ部材の
固定軸方向への変位を阻止する遮蔽部材を設けて
なるクラツチ付き駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15142789U JPH0531301Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15142789U JPH0531301Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0389234U JPH0389234U (ja) | 1991-09-11 |
JPH0531301Y2 true JPH0531301Y2 (ja) | 1993-08-11 |
Family
ID=31697728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15142789U Expired - Lifetime JPH0531301Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531301Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006322498A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Mitsubishi Material Cmi Kk | クラッチ付き駆動装置 |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP15142789U patent/JPH0531301Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0389234U (ja) | 1991-09-11 |
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