JPS634826Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS634826Y2 JPS634826Y2 JP15483784U JP15483784U JPS634826Y2 JP S634826 Y2 JPS634826 Y2 JP S634826Y2 JP 15483784 U JP15483784 U JP 15483784U JP 15483784 U JP15483784 U JP 15483784U JP S634826 Y2 JPS634826 Y2 JP S634826Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- armature
- rotating shaft
- coil spring
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 description 1
- 238000001764 infiltration Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本案は同一線上において駆動側と被動側の両回
転軸の各一端を突き合せて配置するとともに、こ
れ等両者の突き合せ部分に亘つて一連のコイルス
プリングを嵌め合せ、このスプリングを、これ等
両回転軸に巻き締めさせ或は開放させることによ
つて両回転軸を動力的に結合或は解放させ、かつ
これ等両回転軸に対するコイルスプリングの巻き
締めと開放の制御を電磁力を利用して行せる電磁
スプリングクラツチに関する。
転軸の各一端を突き合せて配置するとともに、こ
れ等両者の突き合せ部分に亘つて一連のコイルス
プリングを嵌め合せ、このスプリングを、これ等
両回転軸に巻き締めさせ或は開放させることによ
つて両回転軸を動力的に結合或は解放させ、かつ
これ等両回転軸に対するコイルスプリングの巻き
締めと開放の制御を電磁力を利用して行せる電磁
スプリングクラツチに関する。
従来のこの種電磁スプリングクラツチについて
第3図を参照して説明するに同図において1は入
力軸、2は入力軸1に嵌着されたロータ、3は断
面コ字状のフイールドヨークで軸受4を介してロ
ータ2のハブ上に支持される。5はフイールドヨ
ーク3の凹所内に収納されたコイル、6はフイー
ルドヨーク3の背面に取り付けられた当板で図示
しないが一部分に突起が形成され、この突起部
を、当該電磁スプリングクラツチの使用機器の適
所に設けられた係合部に係合させることにより、
フイールドヨーク3部分の回転を防止している。
7はアーマチユア8に磁束を迂回させるためにロ
ータ2のフランジ部に、円周方向に複数個透設さ
れた弧状の長孔、アーマチユア8はリング状に形
成され、段付円筒状部材9の大径円筒状部の内周
面で外周部を支持され、その円筒状部材に対して
摺動自在となつている。円筒状部材9は一端にお
いて出力側回転軸10に固着される。回転軸10
は中空状に形成され軸受11を介して入力軸1上
に支持され、一端をロータ2の回転軸部2aの端
面に突き合せている。12はロータ2の回転軸部
2aと出力側回転軸10の外周上に亘つて嵌め込
まれたコイルスプリングで一端は外周側へ屈曲さ
れ、この屈曲部をアーマチユア8の内周に形成さ
れた凹所に係合させ、また他端は内周側へ屈曲さ
れ、この屈曲部を出力側回転軸10の外周部に形
成された凹所に係合させている。13は一端にお
いて当板6に取り付けられた保護カバーでクラツ
チ全体を覆つている。14,15は夫々シールで
シール14は出力側回転軸10の外周面上に圧入
され、一部分を保護カバー13の端部内側面に圧
接させており、またシール15は部材16内に収
納され、一端部を当板6の内方端部の外側面に圧
接させている。部材16はロータ2のボス部外周
上に圧入固着される。
第3図を参照して説明するに同図において1は入
力軸、2は入力軸1に嵌着されたロータ、3は断
面コ字状のフイールドヨークで軸受4を介してロ
ータ2のハブ上に支持される。5はフイールドヨ
ーク3の凹所内に収納されたコイル、6はフイー
ルドヨーク3の背面に取り付けられた当板で図示
しないが一部分に突起が形成され、この突起部
を、当該電磁スプリングクラツチの使用機器の適
所に設けられた係合部に係合させることにより、
フイールドヨーク3部分の回転を防止している。
7はアーマチユア8に磁束を迂回させるためにロ
ータ2のフランジ部に、円周方向に複数個透設さ
れた弧状の長孔、アーマチユア8はリング状に形
成され、段付円筒状部材9の大径円筒状部の内周
面で外周部を支持され、その円筒状部材に対して
摺動自在となつている。円筒状部材9は一端にお
いて出力側回転軸10に固着される。回転軸10
は中空状に形成され軸受11を介して入力軸1上
に支持され、一端をロータ2の回転軸部2aの端
面に突き合せている。12はロータ2の回転軸部
2aと出力側回転軸10の外周上に亘つて嵌め込
まれたコイルスプリングで一端は外周側へ屈曲さ
れ、この屈曲部をアーマチユア8の内周に形成さ
れた凹所に係合させ、また他端は内周側へ屈曲さ
れ、この屈曲部を出力側回転軸10の外周部に形
成された凹所に係合させている。13は一端にお
いて当板6に取り付けられた保護カバーでクラツ
チ全体を覆つている。14,15は夫々シールで
シール14は出力側回転軸10の外周面上に圧入
され、一部分を保護カバー13の端部内側面に圧
接させており、またシール15は部材16内に収
納され、一端部を当板6の内方端部の外側面に圧
接させている。部材16はロータ2のボス部外周
上に圧入固着される。
従来の電磁スプリングクラツチは以上で構成さ
れ、コイル5に電流が供給されていないときに
は、入力軸1、およびこれと一体に結合されたロ
ータ2は共に回転し、この状態ではロータ2とア
ーマチユア8は接触しているとしても両者間の接
触摩擦力は極めて小さく、このアーマチユア側に
は回転が伝わらず、出力側回転軸10側は静止し
ており、クラツチは釈放態勢にある。なおこの態
勢ではコイルスプリング12は弛緩し、このスプ
リングの内周面と、ロータ2の回転軸部2a並び
に出力側回転軸10に対する対向面との間には間
〓が存在している。
れ、コイル5に電流が供給されていないときに
は、入力軸1、およびこれと一体に結合されたロ
ータ2は共に回転し、この状態ではロータ2とア
ーマチユア8は接触しているとしても両者間の接
触摩擦力は極めて小さく、このアーマチユア側に
は回転が伝わらず、出力側回転軸10側は静止し
ており、クラツチは釈放態勢にある。なおこの態
勢ではコイルスプリング12は弛緩し、このスプ
リングの内周面と、ロータ2の回転軸部2a並び
に出力側回転軸10に対する対向面との間には間
〓が存在している。
コイル5に電流が供給されると、フイールドヨ
ーク3からロータ2を介してアーマチユア8を迂
回する磁束が流れ、アーマチユア8に電磁吸引力
が働くので、このアーマチユアがロータ2の対向
面に吸引圧接せられ、そのアーマチユアにロータ
側の回転が伝えられ、このアーマチユアは回転を
始める。
ーク3からロータ2を介してアーマチユア8を迂
回する磁束が流れ、アーマチユア8に電磁吸引力
が働くので、このアーマチユアがロータ2の対向
面に吸引圧接せられ、そのアーマチユアにロータ
側の回転が伝えられ、このアーマチユアは回転を
始める。
このアーマチユアの回転開始当初においては出
力側回転軸10は静止しており、従つてこの回転
軸10に一端を係合させたコイルスプリング12
は、この一端を固定せられたまゝ、アーマチユア
の回転に伴つて巻き込まれることになり、この巻
き込みによつて、このコイルスプリング12の内
径は次第に小さくなり、ロータ2側と出力側回転
軸10の両者は、このコイルスプリングによつて
巻き締められ、この巻き締め効果によつてこれ等
両者は動力的に結合せられ、ロータ2側の回転
は、このコイルスプリングを介して出力側回転軸
10側、従つてこの回転軸に結合された図示しな
い被動体に伝えられる。
力側回転軸10は静止しており、従つてこの回転
軸10に一端を係合させたコイルスプリング12
は、この一端を固定せられたまゝ、アーマチユア
の回転に伴つて巻き込まれることになり、この巻
き込みによつて、このコイルスプリング12の内
径は次第に小さくなり、ロータ2側と出力側回転
軸10の両者は、このコイルスプリングによつて
巻き締められ、この巻き締め効果によつてこれ等
両者は動力的に結合せられ、ロータ2側の回転
は、このコイルスプリングを介して出力側回転軸
10側、従つてこの回転軸に結合された図示しな
い被動体に伝えられる。
またこの連結態勢からコイル5の電流が断たれ
ると、アーマチユア8に対する電磁吸引力がなく
なるのでこのアーマチユアとロータ2間の接触摩
擦力は略零となり、コイルスプリング12は自か
らの反発力で開き、即ちその径を増大させ、ロー
タ2の回転軸部2a並びに出力側回転軸10に対
する対向面間に間〓を生ぜしめ、クラツチは釈放
状態となり、出力側回転軸10に対する回転伝達
作用はなくなる。
ると、アーマチユア8に対する電磁吸引力がなく
なるのでこのアーマチユアとロータ2間の接触摩
擦力は略零となり、コイルスプリング12は自か
らの反発力で開き、即ちその径を増大させ、ロー
タ2の回転軸部2a並びに出力側回転軸10に対
する対向面間に間〓を生ぜしめ、クラツチは釈放
状態となり、出力側回転軸10に対する回転伝達
作用はなくなる。
ところが従来のこのような電磁スプリングクラ
ツチにおいては円筒状部材9の円筒状部に遊合さ
れているがこの部分に塵埃或は当該クラツチが自
動車の機器駆動部の制御用としてエンジンルーム
に搭載せられた場合、泥等が侵入し、そのアーマ
チユアの吸引、釈放時における摺動乃至滑動に支
障を生じ、クラツチ動作不能や、切れ不良の原因
となる。
ツチにおいては円筒状部材9の円筒状部に遊合さ
れているがこの部分に塵埃或は当該クラツチが自
動車の機器駆動部の制御用としてエンジンルーム
に搭載せられた場合、泥等が侵入し、そのアーマ
チユアの吸引、釈放時における摺動乃至滑動に支
障を生じ、クラツチ動作不能や、切れ不良の原因
となる。
保護カバー13はこのような事態を防止するた
めにアーマチユア8の端部の露出部分を外部から
遮断している。
めにアーマチユア8の端部の露出部分を外部から
遮断している。
しかしこのように装置全体を覆う形のカバーの
場合、非常に大きいものを必要とし、その重量が
大きくなり、またこの保護カバーは重量が大きい
ので静止部に支持させる必要上、一端部において
静止部である当板6に固定されている。このた
め、そのカバーの支持点と、このカバーの他方端
に対接するシール14間が遠隔点にあり、ために
運転時の両者間の振動偏心等が大きく拡大され、
そのシール14によるシール効果が十分発揮され
ず、クラツチ作動時にシールが摺動し、その摩耗
が大となる等の欠点がある。
場合、非常に大きいものを必要とし、その重量が
大きくなり、またこの保護カバーは重量が大きい
ので静止部に支持させる必要上、一端部において
静止部である当板6に固定されている。このた
め、そのカバーの支持点と、このカバーの他方端
に対接するシール14間が遠隔点にあり、ために
運転時の両者間の振動偏心等が大きく拡大され、
そのシール14によるシール効果が十分発揮され
ず、クラツチ作動時にシールが摺動し、その摩耗
が大となる等の欠点がある。
本案はこのような従来の問題点を解決するもの
で以下本案を第1図、および第2図に基いて詳細
に説明する。同図において21は入力軸、22は
入力軸21上に嵌着されたロータ、23はフイー
ルドヨークで軸受24を介してロータ22のハブ
上に支持される。25はフイールドヨーク23の
凹所内に収納されたコイル、26はフイールドヨ
ーク23の背面に取り付けられた当板で上記従来
のクラツチの当板と同様、突起等を有し、この突
起部分を、当該クラツチの使用機器の適所に設け
られた係合部に係合することにより、フイールド
ヨーク23部分の回転を防止している。27はア
ーマチユア28に磁束を迂回させるための長孔で
ロータ22のフランジ部に円周方向に複数個配設
される。アーマチユア28は、カバー29の内壁
に軸方向に突設した円筒状部29aの外周部にお
いて、内周部を支持され、その円筒状部29aに
対して摺動自在となつている。カバー29はコイ
ルスプリング30の外周部を覆う小径円筒状部2
9b、およびこの小径円筒状部の一端に垂直壁部
を介して連らなり、かつアーマチユア28とロー
タ22の両周縁部を覆う大径円筒状部29cの部
分から成り、一端において出力側回転軸31に固
着され、この回転軸上に支持される。出力側回転
軸31は軸受32を介して入力軸21上に支持さ
れる。コイルスプリング30はロータ22と一体
の出力側回転軸22aと出力側回転軸31の両外
周部に亘つて嵌め込まれ、一端は第2図に示すよ
うに外周側へ屈曲30aされ、この屈曲部をアー
マチユア28の内周に円筒状部29aの部分と共
に切り欠いた凹所28aに係合せられ、また他方
端は図示しないが内周側へ屈曲せられ、この屈曲
部を出力側回転軸31の外周部に設けられた凹所
に係合せられる。33はロータ22の周縁部に連
なる円筒状部22bの外周に圧入固着されたシー
ルでそのシールリツプをカバー29の大径円筒状
部29cの内周に突設された環状部29dの一側
面に圧接せられる。34は保持部材35内に保持
されたシールでそのシールリツプを当板26の外
側面に対接させ、軸受24部分を外部に対して密
封している。
で以下本案を第1図、および第2図に基いて詳細
に説明する。同図において21は入力軸、22は
入力軸21上に嵌着されたロータ、23はフイー
ルドヨークで軸受24を介してロータ22のハブ
上に支持される。25はフイールドヨーク23の
凹所内に収納されたコイル、26はフイールドヨ
ーク23の背面に取り付けられた当板で上記従来
のクラツチの当板と同様、突起等を有し、この突
起部分を、当該クラツチの使用機器の適所に設け
られた係合部に係合することにより、フイールド
ヨーク23部分の回転を防止している。27はア
ーマチユア28に磁束を迂回させるための長孔で
ロータ22のフランジ部に円周方向に複数個配設
される。アーマチユア28は、カバー29の内壁
に軸方向に突設した円筒状部29aの外周部にお
いて、内周部を支持され、その円筒状部29aに
対して摺動自在となつている。カバー29はコイ
ルスプリング30の外周部を覆う小径円筒状部2
9b、およびこの小径円筒状部の一端に垂直壁部
を介して連らなり、かつアーマチユア28とロー
タ22の両周縁部を覆う大径円筒状部29cの部
分から成り、一端において出力側回転軸31に固
着され、この回転軸上に支持される。出力側回転
軸31は軸受32を介して入力軸21上に支持さ
れる。コイルスプリング30はロータ22と一体
の出力側回転軸22aと出力側回転軸31の両外
周部に亘つて嵌め込まれ、一端は第2図に示すよ
うに外周側へ屈曲30aされ、この屈曲部をアー
マチユア28の内周に円筒状部29aの部分と共
に切り欠いた凹所28aに係合せられ、また他方
端は図示しないが内周側へ屈曲せられ、この屈曲
部を出力側回転軸31の外周部に設けられた凹所
に係合せられる。33はロータ22の周縁部に連
なる円筒状部22bの外周に圧入固着されたシー
ルでそのシールリツプをカバー29の大径円筒状
部29cの内周に突設された環状部29dの一側
面に圧接せられる。34は保持部材35内に保持
されたシールでそのシールリツプを当板26の外
側面に対接させ、軸受24部分を外部に対して密
封している。
本案による電磁スプリングクラツチは以上で構
成され、コイル25に電流が供給されていないと
きにはアーマチユア28とロータ22の摩擦面相
互の摩擦力は零に近く、かつコイルスプリング3
0は弛緩し、その内周面と入力側回転軸22a、
および出力側回転軸31に対する対向面間には空
〓が存在し、入力側回転軸22aの回転が出力側
回転軸31に伝達されずクラツチは解放態勢にあ
る。
成され、コイル25に電流が供給されていないと
きにはアーマチユア28とロータ22の摩擦面相
互の摩擦力は零に近く、かつコイルスプリング3
0は弛緩し、その内周面と入力側回転軸22a、
および出力側回転軸31に対する対向面間には空
〓が存在し、入力側回転軸22aの回転が出力側
回転軸31に伝達されずクラツチは解放態勢にあ
る。
コイル25に電流が供給されるとアーマチユア
28が電磁吸引力を受け、ロータ22の対向摩擦
面に圧接せられ、この両者の摩擦接触によつてア
ーマチユア28がロータ22側の回転力を受け、
このアーマチユアに一端を係合させたコイルスプ
リング30を巻き締め、この巻き締められたコイ
ルスプリングによつて入力側回転軸22aと出力
側回転軸31とが動力的に結合せられ、入力側の
回転は出力側に伝達される。
28が電磁吸引力を受け、ロータ22の対向摩擦
面に圧接せられ、この両者の摩擦接触によつてア
ーマチユア28がロータ22側の回転力を受け、
このアーマチユアに一端を係合させたコイルスプ
リング30を巻き締め、この巻き締められたコイ
ルスプリングによつて入力側回転軸22aと出力
側回転軸31とが動力的に結合せられ、入力側の
回転は出力側に伝達される。
このようなクラツチ本来の基本的な作用につい
ては上記従来のクラツチと差異はないが本案では
特にコイルスプリング30の部分からロータ22
の部分に至る、これ等の外縁部を覆うカバー29
を設け、このカバーの一端を、駆動側と被動側の
回転軸22a,31中の、その一方の回転軸で支
持させるとともに、同カバーの他端は、これとロ
ータとの間にシール33を介在させ、かつコイル
スプリング30にクラツチ結合の際巻締力を付与
させるためのアーマチユア28をカバー29の内
壁に突設させた円筒状部の外周面に遊合支持させ
ると同時に、このアーマチユア28を同カバー2
9内に収納させるようにしたのでこれ等アーマチ
ユア摺動面部分は外部から完全に遮断されること
になり、その部分に対する密封作用が極めて良好
に行われる。
ては上記従来のクラツチと差異はないが本案では
特にコイルスプリング30の部分からロータ22
の部分に至る、これ等の外縁部を覆うカバー29
を設け、このカバーの一端を、駆動側と被動側の
回転軸22a,31中の、その一方の回転軸で支
持させるとともに、同カバーの他端は、これとロ
ータとの間にシール33を介在させ、かつコイル
スプリング30にクラツチ結合の際巻締力を付与
させるためのアーマチユア28をカバー29の内
壁に突設させた円筒状部の外周面に遊合支持させ
ると同時に、このアーマチユア28を同カバー2
9内に収納させるようにしたのでこれ等アーマチ
ユア摺動面部分は外部から完全に遮断されること
になり、その部分に対する密封作用が極めて良好
に行われる。
本案によればクラツチ作用に最も影響力を及ぼ
すアーマチユアの摺動部分への塵埃や泥等の浸入
が上記カバーの密閉作用により完全に防止され、
またカバーはアーマチユア周辺の必要部分のみを
局部的に覆うようにしたので第3図に示す従来の
ように装置全体を覆うカバーに比べその大きさは
格段に小さく、従つて重量を著しく軽量化するこ
とができ、更にアーマチユアは、その内周部で支
持させるようにしたのでこのアーマチユアの摺動
部半径が小さく、従来の外周部で支持されるもの
に比し安定性がよく、なおカバーは一方の回転軸
上に支持されるのでシール33とカバー29との
摺動はクラツチ空転時のみで時間的に最も長いク
ラツチ結合動作中はカバー29とシール33とは
同期状態で回転し、相対回転しないのでそのシー
ルのシールリツプ部の摩耗が殆んどなく長期間密
封効果が保持され、高信頼度が得られる等多くの
効果がある。
すアーマチユアの摺動部分への塵埃や泥等の浸入
が上記カバーの密閉作用により完全に防止され、
またカバーはアーマチユア周辺の必要部分のみを
局部的に覆うようにしたので第3図に示す従来の
ように装置全体を覆うカバーに比べその大きさは
格段に小さく、従つて重量を著しく軽量化するこ
とができ、更にアーマチユアは、その内周部で支
持させるようにしたのでこのアーマチユアの摺動
部半径が小さく、従来の外周部で支持されるもの
に比し安定性がよく、なおカバーは一方の回転軸
上に支持されるのでシール33とカバー29との
摺動はクラツチ空転時のみで時間的に最も長いク
ラツチ結合動作中はカバー29とシール33とは
同期状態で回転し、相対回転しないのでそのシー
ルのシールリツプ部の摩耗が殆んどなく長期間密
封効果が保持され、高信頼度が得られる等多くの
効果がある。
第1図と第2図は本案による電磁スプリングク
ラツチの上半部を断面とした正面図と部分図、第
3図は従来の電磁スプリングクラツチの上半部を
断面とした正面図である。 22……ロータ、22a,31……回転軸、2
8……アーマチユア、29……カバー、29a…
…円筒状部、30……コイルスプリング、33…
…シール。
ラツチの上半部を断面とした正面図と部分図、第
3図は従来の電磁スプリングクラツチの上半部を
断面とした正面図である。 22……ロータ、22a,31……回転軸、2
8……アーマチユア、29……カバー、29a…
…円筒状部、30……コイルスプリング、33…
…シール。
Claims (1)
- 各一端を突き合せた駆動側と被動側の回転軸部
分に亘つて嵌合せられたコイルスプリングの外周
部から上記回転軸部分の、一方の回転軸部分を形
成するロータの外周部に至る部分を覆い、かつ一
端部において上記回転軸部分の他方の回転軸部分
で支持された一連のカバーを設け、このカバーの
他方端部と上記ロータの周辺部間にシールを介在
させるとともに上記コイルスプリングに巻締力を
付与させるためのアーマチユアを、その内周面に
おいて上記カバーの内壁に突設された円筒状部で
摺動自在に支持させたことを特徴とする電磁スプ
リングクラツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15483784U JPS634826Y2 (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15483784U JPS634826Y2 (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169533U JPS6169533U (ja) | 1986-05-13 |
JPS634826Y2 true JPS634826Y2 (ja) | 1988-02-08 |
Family
ID=30712837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15483784U Expired JPS634826Y2 (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS634826Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2649734B2 (ja) * | 1989-10-11 | 1997-09-03 | 三田工業株式会社 | 電磁制御ばねクラッチ機構 |
-
1984
- 1984-10-12 JP JP15483784U patent/JPS634826Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6169533U (ja) | 1986-05-13 |
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