JPS5835862Y2 - 電磁スプリングクラツチにおける摩耗粉排出装置 - Google Patents
電磁スプリングクラツチにおける摩耗粉排出装置Info
- Publication number
- JPS5835862Y2 JPS5835862Y2 JP9183879U JP9183879U JPS5835862Y2 JP S5835862 Y2 JPS5835862 Y2 JP S5835862Y2 JP 9183879 U JP9183879 U JP 9183879U JP 9183879 U JP9183879 U JP 9183879U JP S5835862 Y2 JPS5835862 Y2 JP S5835862Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- coil spring
- rotating shafts
- spring
- electromagnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は同一線上に配置された駆動側と被動側の両回転軸
に亘って1つのコイルスプリングを嵌め込み、このスプ
リングの巻き締めによる把握力により上記両回転軸を動
力的に結合させるとともに。
に亘って1つのコイルスプリングを嵌め込み、このスプ
リングの巻き締めによる把握力により上記両回転軸を動
力的に結合させるとともに。
その結合とこれを釈放するための制御を電磁石装置を用
いて行なうようにした所謂電磁スプリングクラッチにお
いて摺動面から生じる摩耗粉を外部へ排出させる装置に
関する。
いて行なうようにした所謂電磁スプリングクラッチにお
いて摺動面から生じる摩耗粉を外部へ排出させる装置に
関する。
先づ、従来のこの種電磁スプリングクラッチについて第
1図を参照に説明する。
1図を参照に説明する。
同図において1は中空の駆動側回転軸で被動側回転軸2
の小径部に遊嵌され、この部分で支承される。
の小径部に遊嵌され、この部分で支承される。
3は両回転軸1,2の突き合せ部分の両側面に亘って嵌
め込まれたコイルスプリングで両端は夫々半径方向へ屈
曲4,5され、その一方の屈曲部4は駆動側回転軸1に
設けられた係合孔に、他方の屈曲部5はアーマチュア6
の円筒状部に設けられた係合孔に夫々係合される。
め込まれたコイルスプリングで両端は夫々半径方向へ屈
曲4,5され、その一方の屈曲部4は駆動側回転軸1に
設けられた係合孔に、他方の屈曲部5はアーマチュア6
の円筒状部に設けられた係合孔に夫々係合される。
アーマチュア6は7ランノ部と円筒状部から成り、円筒
状部においてコイルスフリング3の外周に緩く嵌め込ま
れる。
状部においてコイルスフリング3の外周に緩く嵌め込ま
れる。
7は電磁コイル8を有する環状の磁石体で継鉄部分にお
いて被動側回転軸2にこれとの相対回動可能に嵌合させ
られる。
いて被動側回転軸2にこれとの相対回動可能に嵌合させ
られる。
なお、磁石体1は継鉄部に一体に形成された突部9にお
いて適当な図示し々い固定部に固定され回転しないよう
になっている。
いて適当な図示し々い固定部に固定され回転しないよう
になっている。
更に磁石体7の磁極面とこれに対向するアーマチュア6
の円筒状部の端面に、回転軸2に設けられたフランジ部
10の一側面が対向しており、この両者の対向面間には
空隙g2が存在させられ、この空隙g2の空隙長は上記
アーマチュア6と磁石体Iの磁極面間の空隙g1の空隙
長より小さく設定される。
の円筒状部の端面に、回転軸2に設けられたフランジ部
10の一側面が対向しており、この両者の対向面間には
空隙g2が存在させられ、この空隙g2の空隙長は上記
アーマチュア6と磁石体Iの磁極面間の空隙g1の空隙
長より小さく設定される。
上記構成において電磁コイル8に電流が供給されていな
いときにはコイルスプリンググ 由長を保っており、このスプリングと駆動側並びに被動
側の両回転軸1,2間に殆んど摩擦力が働かなく,ため
に両回転軸間に動力的な結合間係が生じなく駆動側回転
軸1、コイルスプリング3、およびアーマチュア6のみ
が共に回転するのみで被動側回転軸2は停止している。
いときにはコイルスプリンググ 由長を保っており、このスプリングと駆動側並びに被動
側の両回転軸1,2間に殆んど摩擦力が働かなく,ため
に両回転軸間に動力的な結合間係が生じなく駆動側回転
軸1、コイルスプリング3、およびアーマチュア6のみ
が共に回転するのみで被動側回転軸2は停止している。
電磁コイル8に電流が供給されるとアーマチュア6が磁
石体γの磁極に向って吸引され、このアーマチュアの筒
状部の端面が被動側回転軸2のフランジ部10の側面に
対接し、この両者の対接に基づく接触摩擦により、その
アーマチュアに負荷がかかりその回転を抑制することと
なり、このためそのアーマチュアと駆動側回転軸1との
間に相対的な速度差を生じ、コイルスプリング3が巻き
締められ、これによって両回転軸を把握する。
石体γの磁極に向って吸引され、このアーマチュアの筒
状部の端面が被動側回転軸2のフランジ部10の側面に
対接し、この両者の対接に基づく接触摩擦により、その
アーマチュアに負荷がかかりその回転を抑制することと
なり、このためそのアーマチュアと駆動側回転軸1との
間に相対的な速度差を生じ、コイルスプリング3が巻き
締められ、これによって両回転軸を把握する。
従って両回転軸は動力的に結合されることとなり、駆動
側の回転はそのスプリングを介して被動側回転軸に伝達
される。
側の回転はそのスプリングを介して被動側回転軸に伝達
される。
このような従来の電磁スプリングクラッチにおいては磁
石部は各回転部と同心を保たせる必要があり、かつ電磁
コイル8に給電が行われでいるとき回転軸2のフランジ
部10とこれに対向する磁石部Iにおける継鉄部の部分
11が磁路となり、この画部分に電磁吸引力が作用し、
両者が密着させられた状態で摺動しながら回転するので
この摺動面の潤滑を良好ならしめる必要がある。
石部は各回転部と同心を保たせる必要があり、かつ電磁
コイル8に給電が行われでいるとき回転軸2のフランジ
部10とこれに対向する磁石部Iにおける継鉄部の部分
11が磁路となり、この画部分に電磁吸引力が作用し、
両者が密着させられた状態で摺動しながら回転するので
この摺動面の潤滑を良好ならしめる必要がある。
これ等の要求を満足させる目的で磁石部の継鉄部分は鉄
系焼結合金で作製され、その一部分11で回転軸2に対
し相対回動可能に嵌合させられ、かつその継鉄部分に潤
滑油が含浸させられている。
系焼結合金で作製され、その一部分11で回転軸2に対
し相対回動可能に嵌合させられ、かつその継鉄部分に潤
滑油が含浸させられている。
ために回転軸2のフランジ部10と、これに対接する継
鉄の部分の摺動面に焼付きを生じる心配がないがスリッ
プによってその鉄系焼結合金に摩耗を生じ、これによっ
て発生した摩耗粉が含油されている油と混合し、これが
グリース状乃至ペースト状となり、フランジ部10と磁
石部における電磁コイルのコイルボビンとの間の隙間を
径でアーマチュア6の円筒状部の端面と同フランジ部1
0間の空隙内に入り、その粘着性によってクラッチ釈放
時のアーマチュアIの釈放動作に支障を来たさせる原因
となっている。
鉄の部分の摺動面に焼付きを生じる心配がないがスリッ
プによってその鉄系焼結合金に摩耗を生じ、これによっ
て発生した摩耗粉が含油されている油と混合し、これが
グリース状乃至ペースト状となり、フランジ部10と磁
石部における電磁コイルのコイルボビンとの間の隙間を
径でアーマチュア6の円筒状部の端面と同フランジ部1
0間の空隙内に入り、その粘着性によってクラッチ釈放
時のアーマチュアIの釈放動作に支障を来たさせる原因
となっている。
本案はこの問題を解決するもので以下本案の実施例を第
2図、第3図について説明する。
2図、第3図について説明する。
即ち、同図に示すように磁石部1の継鉄部の回転軸2に
対する嵌合部11に複数個の半径方向のスリット12を
、同回転軸2のフランジ部10に対する対接部分から外
方に至る状態に設けたものである。
対する嵌合部11に複数個の半径方向のスリット12を
、同回転軸2のフランジ部10に対する対接部分から外
方に至る状態に設けたものである。
なお、同暉において他の構成部分については、第1図に
示すそれと同一につき該当部分にそれ等と同一符号を付
し、その説明を省略する。
示すそれと同一につき該当部分にそれ等と同一符号を付
し、その説明を省略する。
本案はこのようにスリットを形成したもので、回転軸2
のフランジ部10とこれに対接する継鉄の部分に生じた
摩耗粉は回転軸2の回転に伴って随時それ等のスリット
を経て外部へ排出されることとなり、上記従来の場合の
ようにアーマチュアの釈放動作が摩耗粉によって阻害さ
れることがなく、その動作特性を安定させることができ
る。
のフランジ部10とこれに対接する継鉄の部分に生じた
摩耗粉は回転軸2の回転に伴って随時それ等のスリット
を経て外部へ排出されることとなり、上記従来の場合の
ようにアーマチュアの釈放動作が摩耗粉によって阻害さ
れることがなく、その動作特性を安定させることができ
る。
第1図は従来の電磁スプリングクラッチの上半部を継面
で示した構成国、第2図、第3図は本案の実施例を示す
電磁スプリングクラッチの上半部のみの断面図と、側面
図である。 1.2・・・・・・回転軸、3・・・・・・コイルスプ
リング、6・・・・・・アーマチュア、1・・・・・・
磁石部、12・・・・・・スリット。
で示した構成国、第2図、第3図は本案の実施例を示す
電磁スプリングクラッチの上半部のみの断面図と、側面
図である。 1.2・・・・・・回転軸、3・・・・・・コイルスプ
リング、6・・・・・・アーマチュア、1・・・・・・
磁石部、12・・・・・・スリット。
Claims (1)
- 駆動側と被動側の両回転軸に亘ってこれ等を囲続する状
態に設けられ、かつ一端を上記回転軸中の一方の回転軸
に動力的に連繋されたコイルスプリング、このコイルス
プリングに嵌合せられるとともにこのコイルスプリング
の他方端を動力的に連繋させたアーマチュア、このアー
マチュアに電磁吸引力を附与させる磁石部、および上記
アーマチュアと上記回転軸中の一方の回転軸の相互間に
上記コイルスプリングに初期巻締力を附与させるために
形成された摩擦接触面を夫々有する電磁スプリングクラ
ッチにおいて上記磁石部の継鉄部における上記回転軸中
の一方の回転軸に対する嵌合部に、同回転軸に形成した
フランジ部から外方に至る半径方向のスリットを形成し
たことを特徴とする摩耗粉排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183879U JPS5835862Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | 電磁スプリングクラツチにおける摩耗粉排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183879U JPS5835862Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | 電磁スプリングクラツチにおける摩耗粉排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS568935U JPS568935U (ja) | 1981-01-26 |
JPS5835862Y2 true JPS5835862Y2 (ja) | 1983-08-12 |
Family
ID=29324877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9183879U Expired JPS5835862Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | 電磁スプリングクラツチにおける摩耗粉排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835862Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-07-02 JP JP9183879U patent/JPS5835862Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS568935U (ja) | 1981-01-26 |
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